JP2002228771A - 時 計 - Google Patents

時 計

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JP2002228771A
JP2002228771A JP2001112651A JP2001112651A JP2002228771A JP 2002228771 A JP2002228771 A JP 2002228771A JP 2001112651 A JP2001112651 A JP 2001112651A JP 2001112651 A JP2001112651 A JP 2001112651A JP 2002228771 A JP2002228771 A JP 2002228771A
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JP2001112651A
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Yoshihiro Hitai
好広 比田井
Hiroshi Shiobara
弘 塩原
Akira Kutsumi
晃 玖津見
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ケースの平面寸法を大きくせずに、剛性を容易
に向上できる時計を提供することにある。 【解決手段】ケース10の側壁部分となる環状の胴部材11
を備えた時計1に対し、ケース10の内部空間を表面側と
裏面側とに仕切る仕切部40を胴部材11に一体成形する。
これにより、胴部材11の対向する内周面同士が仕切部40
で連結され、仕切部40が胴部材11の剛性を向上させるダ
イヤフラムとなるので、胴部材11の側壁部分の厚さを増
すことなく、胴部材11の剛性が向上されるようになる。
このため、ケース10の平面寸法を大きくせずに、ケース
10の剛性向上が容易に図れるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ムーブメントをケ
ースで覆った構造の時計に係り、詳しくは、ケースとし
てムーブメントの周囲を覆う環状の胴部材を備えている
時計に関する。
【0002】
【背景技術】従来より、懐中時計や腕時計等の携帯する
ためにデザインされた時計が利用されている。このよう
な携帯型の時計としては、時刻等を示す複数の指針を駆
動するムーブメントを有するアナログ式のものや、時刻
を示すディスプレイを駆動する電子回路を有するデジタ
ル式のものがある。これらの時計は、ムーブメントや電
子回路をケースの内部に収納したものが一般的である。
ケースとしては、ムーブメントや電子回路の周囲を覆う
環状の胴部材と、この胴部材の裏側の開口を塞ぐ裏蓋と
が別々に成形されたセパレート型のものと、胴部材と裏
蓋とが一体成形されたワンピース型のものがある。
【0003】ここで、セパレート型のケースの場合、胴
部材に剛性が確保されていないと、ケースの径方向の大
きな外力により、胴部材が大きく変形し、文字板を覆う
ガラスや裏蓋が不意に外れたり、あるいは、胴部材が文
字板、ムーブメントおよび電子回路等を押し潰し、文字
板、ムーブメントおよび電子回路が損傷したりするおそ
れが生じる。そこで、胴部材の厚さを所定寸法よりも大
きくとることにより、胴部材の剛性を充分に確保し、径
方向の大きな外力がケースに加わっても、胴部材が大き
く変形しないようにしている。これにより、ケースに加
わる大きな外力から、文字板を覆うガラスや裏蓋が不意
に外れたり、胴部材の変形によりムーブメントや電子回
路が損傷するのを、未然に防止している。
【0004】ワンピース型のケースは、胴部材と裏蓋と
が一体成形されているので、セパレート型のケースより
も剛性を容易に得ることができるが、胴部材の文字板側
が開口され、大きな外力が加わっても、開口が開かない
ようにする必要がある。このため、ワンピース型のケー
スにおいても、セパレート型のケース程ではないが、胴
部材の厚さを大きくして、胴部材の剛性を確保する必要
がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のような時計で
は、胴部材の側壁部分の厚さで剛性を確保しているの
で、剛性の向上には、側壁部分の厚さを増す必要があ
り、ケースの平面寸法を大きくせずに、剛性を向上する
のが困難であるという問題がある。
【0006】本発明の目的は、ケースの平面寸法を大き
くせずに、剛性を容易に向上できる時計を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る時計は、ケ
ースの側壁部分となる環状の胴部材を備えた時計であっ
て、前記ケースの内部空間を表面側と裏面側とに仕切る
仕切部が当該胴部材に一体成形されていることを特徴と
する。このような本発明では、胴部材の対向する内周面
同士が仕切部で連結され、仕切部が胴部材の剛性を向上
させるダイヤフラムとなるので、胴部材の側壁部分の厚
さを増すことなく、胴部材の剛性が向上されるようにな
る。このため、ケースの平面寸法を大きくせずに、ケー
スの剛性向上が容易に図れるようになる。
【0008】これにより、ケースが合成樹脂製であって
も、ケースの平面寸法を大きくせずに、ケースの剛性を
大幅に向上することが可能となる。この際、胴部材およ
び仕切部の内部に鋼製のインサートを設ける、あるい
は、合成樹脂を繊維補強プラスチックとする等により、
仕切部が大きな張力でも伸張しないようにすれば、仕切
部の厚さが薄くとも、胴部材に大きな剛性が付与される
ようになり、仕切部を設けても、ケース全体の厚さの増
加が抑えられる。なお、デジタル式の場合、仕切部の表
側に液晶ディスプレイを取り付け、裏側に電子回路を取
り付ければ、液晶ディスプレイや電子回路を支持するた
め板状部材をケース内に設ける必要がなくなり、この点
からも、ケース全体の厚さの増加が抑えられるようにな
る。そして、仕切部と胴部材とが一体成形されているこ
とから、仕切部表側の仕上げを、胴部材と同じにするこ
とにより全体としての質感、色調が統一され、しかも、
仕切部表側に凹凸を設ければ、立体感、高級感が付与さ
れ、重厚な仕上がりの時計が得られることになる。
【0009】このような時計において、前記胴部材が形
成する前記側壁の表側端縁同士を連結している仕切部を
採用することができる。このような仕切部を採用すれ
ば、仕切部の表面およびその周囲が平坦となるので、当
該仕切部を文字板として利用するにあたり、その表面に
印刷、彫刻および塗装等を容易に施すことができ、時計
に様々な意匠を施すことができ、その外観を優れたもの
とすることができる。
【0010】あるいは、仕切部としては、胴部材が形成
する前記側壁の中間部分同士を連結するものも採用でき
る。このような仕切部を採用すれば、胴部材が形成する
側壁の中間部分同士が仕切部で連結され、胴部材の側壁
から加わる外力が仕切部により胴部材全体に分散される
ようになり、胴部材の剛性が確実に向上するようになる
うえ、この場合にも、仕切部を文字板として利用できる
ので、時計の部品数を低減できる。
【0011】以上のような時計において、前記仕切部に
指針を駆動する駆動軸を挿通させる孔を設け、前記仕切
部の表側に時刻を表示する表示部を設け、前記仕切部の
裏側に前記駆動軸を駆動するムーブメントを設けること
ができる。このようにすれば、仕切部で文字板を兼用で
きるようになり、これにより、別途文字板を設ける必要
がなくなり、仕切部を設けても、ケース全体の厚さの増
加が抑えられる。しかも、文字板となる仕切部が胴部材
に一体成形されるので、ケースに対して文字板の取付位
置がずれるといった不具合が生じることがなく、また、
文字板の周縁部分と胴部材との間には隙間が形成され
ず、従来の時計に見られる、文字板周縁の見切りすきが
解消されるうえ、文字板および胴部材は、質感や色調が
同じとなるので、時計の外観が向上する。
【0012】さらに、上述のような時計において、前記
仕切部の表側の面には、時刻を表示する凸部が一体成形
されていることが望ましい。このようにすれば、文字板
となる仕切部の厚さが薄くとも、仕切部の表側の面が立
体的になり、文字板に重厚感および高級感が付与される
ので、時計の外観が向上される。
【0013】また、前述のような時計において、前記仕
切部の少なくとも表側の面が湾曲していることが好まし
い。このようにしても、文字板となる仕切部の表側の面
が立体的になり、時刻表示も視認しやすくなり、文字板
に重厚感および高級感が付与されるので、時計の外観が
向上される。
【0014】さらに、前述の時計において、前記仕切部
は、前記ムーブメントに設けられる機械部品を受ける地
板を兼用していることが望ましい。このようにすれば、
地板を別途設ける必要がなくなり、ケースの厚さ寸法が
地板の厚さ分だけ低減されるので、この点からも、時計
全体の厚さ寸法が抑えられるようになる。
【0015】また、前述のような時計において、前記仕
切部には、前記ムーブメントを固定するためのムーブメ
ント固定部が一体成形されていることが好ましい。この
ようにすれば、ムーブメントが胴部材に直接取り付けら
れるようになるので、ムーブメントがケースに強固に固
定されるようになるうえ、ムーブメントのケースへの組
付作業が容易に行えるようになる。
【0016】一方、前述したような時計において、前記
仕切部に、その内部で指針を回転させるための指針用開
口を形成し、前記仕切部の裏側に時刻を表示するための
表示部が形成された文字板と、前記指針を回転駆動する
ムーブメントとを配置することもできる。このように、
仕切部に複数の指針用の開口を設け、仕切部の裏側に設
けた文字板で開口の底側を塞ぎ、凹部が形成されるよう
にすれば、仕切部の表面に凹凸が形成され、仕切部に立
体感を持たせることができ、これにより、時計に様々な
外観を付与でき、意匠のバリエーション増大が図れるよ
うになる。また、それぞれ異なる種類の表示を行う指針
を各指針用開口に設ければ、時刻表示だけでなく、その
他の機能が時計に付与され、当該時計を多機能時計とす
ることが可能となる。さらに、仕切部に位置決めピンを
設ければ、仕切部が胴部材と一体となっていることか
ら、文字板に設けた位置決め孔と嵌合させることによ
り、仕切部と文字板との位置決めが容易に行え、これら
の部材間での位置ずれを最低限に抑えることができる。
【0017】また、前記各指針用開口には、装飾用リン
グが嵌め込まれるようにすることが望ましい。このよう
にするれば、装飾用リングが文字板と、仕切部との境界
を明確にする見切りとなり、時計の顔である文字板にア
クセントがつき、時計の意匠的な外観を優れたものとで
き、仕上げの異なる様々な装飾用リングを用意すれば、
装飾用リングの種類だけ、時計の意匠バリエーションを
増大できる。
【0018】ここで、装飾用リングの内側面には、テー
パ面を形成することが好ましい。このようにすれば、装
飾用リングの上端を仕切部の表面から突出させても、装
飾用リング内側面のテーパにより、内部に配置される指
針や表示部が見にくくなることがなく、そして、装飾用
リングの上端を仕切部の表面から突出させれば、平坦な
仕切部にさらに凹凸が形成され、その立体感および高級
感がさらに向上されるようになる。
【0019】さらに、前述のような時計において、前記
胴部材の表側の表面には、当該胴部材の平面形状に応じ
た枠状の縁部材を着脱可能に設けることが好ましい。こ
のような縁部材を設ければ、前記仕切部を文字板として
使用する場合に、仕切部が平坦であっても、縁部材にガ
ラスをはめ込むことができ、文字板となる仕切部材を胴
部材に一体にしても何ら問題が生じない。しかも、縁部
材を胴部材に対して着脱可能とすれば、縁部材を胴部材
から取り外すことができ、ムーブメントに連結されてい
る指針の取り外しが容易となり、時計のメンテナンスや
修理の上での便宜を図ることができる。
【0020】また、前述のような縁部材の内部に、前記
仕切部の表側の面を覆うガラスが嵌め込まれていること
が望ましい。このようにすれば、仕切部の仕上げとし
て、摩耗により、剥げやすい塗装や、他の物との接触に
より、破損しやすい繊細な彫刻を施しても、ガラスによ
って保護されるので、仕切部の仕上げが長期に維持され
るようになる。また、時計のメンテナンスや修理を行う
ために、ガラスを取り外す必要が生じても、縁部材を胴
部材から取り外すようになり、分解用の工具がガラスに
直接触れることがなく、ガラスの破損が未然に防止され
るようになる。
【0021】また、前記胴部材および前記縁部材に、互
いに凹凸嵌合する凹凸嵌合部を設け、これらの凹凸嵌合
部により、前記縁部材が前記胴部材に着脱自在に取付け
るようにするとよい。このような凹凸嵌合部を備えた縁
部材および胴部材を採用すれば、それぞれの凹凸嵌合部
の間にパッキンを入れることにより、縁部材および胴部
材の隙間から内部に水が進入しなくなり、その防水性を
確保することができる。しかも、前述のように縁部材を
胴部材に取付ければ、裏蓋を胴部材から取外す分解用の
工具等で、縁部材を胴部材から取外せるようになり、分
解作業の作業効率が向上されるようになる。
【0022】また、前記胴部材には、凹凸嵌合部の凹部
として、外周縁近傍に当該外周縁に沿った溝が設けら
れ、前記縁部材には、凹凸嵌合部の凸部として、前記胴
部材に嵌合する突条部が設けられていることが好まし
い。このようにすれば、仕切部に文字板を兼用させる場
合、前述のような縁部材を設けるとともに、この縁部材
に凹凸嵌合用の突条部を設けることにより、仕切部の周
縁部分には、ガラスを嵌め込むため、あるいは、縁部材
を嵌め込むために、立ち上がり部を設ける必要がなくな
り、仕切部の表面から大きく突出するものをなくすこと
ができる。このため、仕切部に大きな突出物がなくなる
ので、仕切部を文字板するために、仕切部に対して行わ
れる装飾加工や仕上げ加工、具体的には、筋目付け加工
や研磨加工等が容易に行えるようになる。
【0023】さらに、前記仕切部の表側の面には、凹凸
模様を形成することができる。このような凹凸模様を仕
切部に設ければ、平坦な仕切部に凹凸が形成され、その
立体感および高級感が向上されるようになるうえ、仕切
部の凹凸模様は、通常は、縁部材およびガラスに覆われ
て保護されるので、通常の使用で摩耗することがなく、
その外観が長期にわたって維持されるようになる。
【0024】また、前述のような時計において、前記仕
切部に、文字を表示するための文字用開口が形成されて
いる場合には、この文字用開口に、レンズが嵌め込まれ
ていることが望ましい。このようにすれば、文字用開口
には、曜日や日付等を表す文字が表れ、この文字用開口
に表れる文字をレンズで拡大することができ、当該文字
の視認性が向上するうえ、レンズは、縁部材およびガラ
スに覆われて保護されるので、レンズとして、屈折率の
高い合成樹脂製のレンズを採用しても、レンズが傷つく
ことがなく、レンズの機能が長期にわたって維持される
ようになる。しかも、レンズがガラスの内部に収納され
るので、レンズの膨らみが外側に突出せず、時計の外観
をすっきりしたスマートな形状とすることができる。
【0025】また、前記胴部材の裏面側には、当該胴部
材の裏側の開口を塞ぐ蓋部材が着脱可能に設けられてい
ることが望ましい。このようにすれば、時計のメンテナ
ンスや修理を行うあたり、蓋部材を取り外すことによ
り、時計のムーブメントに対して清掃や注油等が行える
ようになり、さらに、ケースからムーブメントを取り外
す際にも便宜が図れ、時計のメンテナンスや修理が容易
になる。
【0026】また、前記蓋部材は、中央部分が開口さ
れ、この開口にガラスが嵌め込まれていることが好まし
い。このようにすれば、蓋部材に設けたガラスを通し
て、内部のムーブメントやその動き等が観察できる、い
わゆる裏スケルトン時計が形成され、この点からも、時
計のバリエーションを増大できる。
【0027】また、前述のような時計において、前記胴
部材を金属材料により形成することができる。このよう
に、金属材料で胴部材を形成すれば、ケースの剛性が確
実に得られるとともに、表面を研磨加工すれば、美しい
金属光沢が得られ、他の材料では得られない重厚感や高
級感が得られるようになる。ここで、胴部材を形成する
金属材料としては、チタン合金を採用することができ
る。このようなチタン合金を採用すれば、胴部材の剛性
の確保と、時計の軽量化の両方が達成でき、時計に耐久
性と軽さが要求される、ダイバーウォッチ等のスポーツ
ウォッチに最適なケースを得ることができる。
【0028】さらに、前述のような時計において、前記
胴部材としては、合成樹脂製のものを採用することがで
きる。このように、合成樹脂製の胴部材を採用すれば、
胴部材を製造するにあたり、胴部材が複雑な形状でも、
精度良く量産することができる射出成形法等が利用可能
となるので、略字等の表示が一体成形された文字板とさ
れた仕切部を一体化しても、胴部材を効率よく製造する
ことが可能となる。
【0029】ここで、胴部材として、合成樹脂製のもの
を採用した場合、前記胴部材には、装着用のバンドが一
体成形されていることが望ましい。このように、バンド
を一体成形すれば、部品点数が減るうえ、時計を組み立
てるにあたり、バンドを取り付ける必要がなくなるの
で、時計の製造効率が向上し、時計のコストの低減が図
れる。
【0030】また、前述のような時計において、前記胴
部材としては、透光性を有しているものが採用できる。
このようにすれば、透光性を有する胴部材は、光を通さ
ない材質のものとは、表面の質感や外観の印象が異なる
ものとなるので、ケースの形状を変更しなくとも、時計
の意匠的なバリエーションが増えるうえ、胴部材の側壁
部分や仕切部が光を通すことから、ソーラーセル等の取
付位置が文字板に限定されず、胴部材の側壁部分にも設
定できるようになり、時計の意匠的デザインの自由度が
拡大されるようになる。
【0031】さらに、透光性を有する胴部材は、透明で
あってもよい。このようにすれば、透明な胴部材は、不
透明のものとは、表面の質感や外観の印象が異なるもの
となるので、透光性を有する胴部材と同様に、ケースの
形状を変更しなくとも、時計の意匠的なバリエーション
が増えるうえ、胴部材の側壁部分や仕切部が透明である
ことから、曜日表示位置、日付表示位置、ならびに、ソ
ーラーセルおよび発光素子等の取付位置が文字板に限定
されず、胴部材の側壁部分にも設定できるようになり、
時計の意匠的デザインの自由度が拡大されるようにな
る。
【0032】また、透光性を有する、あるいは、透明と
なっている胴部材は、着色されていてもよい。このよう
にすれば、光を通さない材質のもの、透光性を有するも
の、および、透明のものの各々に色違いが発生し、ケー
スの形状を変更しなくとも、時計の意匠的バリエーショ
ンが大幅に増えるようになる。
【0033】さらに、透光性を有する胴部材を採用した
場合、光を電力に変換するソーラーセルを備え、前記ム
ーブメントは、電子部品を備えた電子式とされるととも
に、前記ソーラーセルが変換した電力を駆動源とするも
のであることが好ましい。このようにすれば、前述した
ように、ソーラーセルの取付位置が文字板に限定されな
いので、時計の意匠的および機能的デザインの自由度が
大幅に拡大されるようになる。
【0034】また、透光性を有する胴部材を採用した場
合、前記ムーブメントは、電子部品を備えた電子式とさ
れるとともに、電力を駆動源とするものであり、前記仕
切部の裏側には、前記表示部を裏側から照らすバックラ
イトとしてEL素子が設けられていることが好ましい。
このようにすれば、前述したように、発光素子であるE
L素子の取付位置が文字板に限定されないので、時計の
意匠的および機能的デザインの自由度が大幅に拡大され
るようになるうえ、従来不可能であったソーラーセルお
よびEL素子の両方を時計に設けることが可能となる。
【0035】さらに、胴部材が合成樹脂製の場合には、
前記胴部材を光造形により形成することができる。この
ような光造形を利用すれば、射出成形法等の金型を利用
する成形法では成形できない、アンダーカットが多い形
状のものでも製造可能となる。このため、ソーラーセル
およびEL素子の両方を時計に設けた等の理由により、
胴部材の内側の形状が複雑となっても、当該胴部材の製
造が可能となり、従来、製造上の理由により実現できな
かった機能や構造等を有する時計の製造が図れるように
なる。
【0036】また、前記ムーブメントとしては、電子部
品を含まず、ゼンマイの位置エネルギーを動力源とする
機械式のものも採用できる。このようにすれば、比較的
平面寸法が大きい機械式ムーブメントを収納するケース
を設計するにあたり、所定の剛性を確保するようにして
も、胴部材の側壁部分の厚さ寸法が低減されるので、大
きな機械式ムーブメントに近い平面寸法のケースが設計
可能となり、時計の平面寸法を抑えることができるよう
になる。そのうえ、内部のメカニズムを見せるために、
ケースの表側の面および裏側の面の両方にガラスが嵌め
込まれるスケルトンタイプとしても、胴部材で剛性が確
保されるので、ケースに嵌め込まれるガラスの種類や厚
さ寸法等を選択、設定するにあたり、その自由度が拡大
されるようになり、様々な意匠の時計がデザインできる
ようになる。
【0037】さらに、時計としては、異なる位置に設け
られた駆動軸に取り付けられた複数の指針を有し、これ
らの指針により多機能時計、例えばクロノグラフとなっ
たものも採用できる。このようにすれば、平面寸法が大
きいクロノグラフ用ムーブメントを収納するケースの設
計を行うにあたり、前述の機械式ムーブメントと同様
に、所定の剛性を確保するようにしても、胴部材の側壁
部分の厚さ寸法が低減されるので、大きなクロノグラフ
用ムーブメントに近い平面寸法のケースが設計可能とな
り、クロノグラフ時計の平面寸法を抑えることができる
ようになる。
【0038】また、以上のような時計において、それぞ
れの回転軌跡が重ならない位置に前記複数の指針を配置
することができる。このようにすれば、異なる表示内容
の指針が複数設けられていても、異なる表示内容の指針
が重なることがなく、それぞれの表示内容が明確に表示
されるようになり、使用者の認識が迅速かつ確実とな
り、異なる表示内容の指針を複数備えた多機能時計の使
い勝手が向上する。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1ないし図3には、本発明の第
1実施形態に係る時計1が示されている。図1におい
て、時計1は、時刻表示機能だけでなく計時機能も有
し、いわゆるストップウォッチとしても利用できるクロ
ノグラフとなっている。このため、時計1の正面には、
表示部として、それぞれ独立した複数の文字盤2,3A〜
3Cと、日付表示窓4とが設けられている。文字盤2は、
時針21、分針22および秒針23で現在時刻を表示する時刻
表示部である。文字盤2の表示時刻は、竜頭30を操作す
ることで修正可能である。
【0040】一方、文字盤3A〜3Cは、スタート/ストッ
プボタン31およびリセットボタン32により操作される計
時装置の経過時間を表示する表示部である。文字盤3A
は、時(hour)を示す時針33と、分(minute)を示す分
針34とを有するものである。ここで、時針33は、12時
間で文字盤3Aを一周するものであり、分針34は、30分
間で文字盤3Aを一周するものとなっている。文字盤3B
は、秒(second)を示す秒針35を有するものである。こ
こで、秒針35は、60秒で文字盤3Bを一周するものとな
っている。文字盤3Cは、1/10秒を示す1/10秒針
36を有するものである。ここで、1/10秒針36は、1
秒で文字盤3Cを一周するものとなっている。
【0041】これらの指針21〜23、指針33, 34、指針35
および指針36は、異なる平面位置に設けられた駆動軸24
〜27に取り付けられている。これらの駆動軸24〜27は、
図2および図3に示されるように、ケース10の内部に収
納されたムーブメント5により駆動されるようになって
いる。ムーブメント5は、図示しない発電機のロータを
ゼンマイで駆動するとともに、発電機のロータの回転速
度を水晶振動子で制御するものである。また、ゼンマイ
は、回転錘6の回動により自動的に巻き上げられるよう
になっている。
【0042】ケース10は、ケース10の側壁部分となる環
状の胴部材11と、この胴部材11の裏側の開口を塞ぐ裏蓋
12と、胴部材11の表側の開口を塞ぐガラス13とを備えた
ものである。ガラス13は、縁部材としてベゼル14の内部
に嵌め込まれている。ベゼル14は、胴部材11の外周形状
に応じた円形枠状のものである。ベゼル14および胴部材
11には、互いに凹凸嵌合する凹凸嵌合部が設けられ、こ
れにより、ベゼル14が胴部材11に着脱可能に設けられて
いる。
【0043】すなわち、ベゼル14の胴部材11側の部分
は、胴部材11側へ延びるとともに、環状に形成された突
条部14A となっている。この突条部14A は、凹凸嵌合部
の凸部となっている。一方、胴部材11の表側の外周縁近
傍には、当該外周縁に沿って円形に形成された溝15が設
けられている。この溝15は、凹凸嵌合部の凹部となって
いる。ベゼル14の突条部14A を溝15に嵌合することによ
り、ベゼル14を介してガラス13が胴部材11に固定されて
いる。なお、上述した胴部材11とベゼル14との凹凸嵌合
部には、パッキン、ゴムパッキン又はプラスチックパッ
キン等のシール材を介在させることが望ましい。
【0044】裏蓋12は、中央部分にガラス16が嵌め込ま
れたものである。これにより、時計1は、裏側から内部
が観察できるスケルトンタイプのものとなっている。裏
蓋12の周縁部分には、胴部材11側へ突出するとともに、
胴部材11の内側面に沿って延びる円形の立ち上がり部12
A が設けられている。この立ち上がり部12Aは、胴部材1
1の裏蓋12側の内側面に嵌合され、これにより、裏蓋12
が胴部材11に固定されている。このような裏蓋12の胴部
材11への固定にはねじ固定やだぼ固定を採用してもよ
い。
【0045】胴部材11の表面側の端部寄りの部分には、
ケース10の内部空間を表面側と裏面側とに仕切る仕切部
40が一体成形されている。仕切部40の表側には、表示部
としての文字盤2,3A〜3Cに応じて凹部41〜44が設けら
れ、また、仕切部40には、日付表示窓4に応じた位置に
貫通孔45が設けられている。なお、仕切部40の表側の面
は、ガラス13に覆われている。ここで、凹部41〜44の底
面の各々が文字盤2,3A〜3Cとなっており、凹部41〜44
の各底面の中央には、駆動軸24〜27の各々を挿通させる
孔46〜49が設けられている。なお、上述した仕切部40
は、胴部材11の内側で中央寄りの部分に設けることもで
きる。
【0046】また、仕切部40の裏側の面には、ムーブメ
ント5を固定するためのムーブメント固定部である固定
用ピン50が複数凸設されている(図2参照)。固定用ピ
ン50の各々は、ムーブメント5を貫通し、ムーブメント
5が回転しないように固定するものとなっている。ムー
ブメント5の図2中左方の端縁には、ラッチ部材51が回
動可能に設けられている。このラッチ部材51は、当該ラ
ッチ部材51を回動操作するための溝が設けられた操作部
52を備えている。一方、胴部材11の内側面には、ムーブ
メント5のラッチ部材51に応じた位置にラッチ溝53が設
けられている。仕切部40の裏側の面に設けられたムーブ
メント5は、固定用ピン50が挿通された状態で、ラッチ
部材51が胴部材11のラッチ溝53に挿入されることによ
り、ケース10に固定されるようになっている。なお、胴
部材11の材質としては、チタンおよびステンレス等の金
属が採用できる。また、胴部材11の製造方法としては、
鍛造法、ダイキャスト法、メタル・インジェクション・
モールド法および切削法等の製造法が採用できる。
【0047】前述のような本第1実施形態によれば、次
のような効果が得られる。すなわち、ケース10の側壁部
分となる胴部材11に、ケース10の内部空間を表面側と裏
面側とに仕切る仕切部40を一体成形したので、胴部材11
の対向する内周面同士が仕切部40で連結され、仕切部40
が胴部材11の剛性を向上させるダイヤフラムとなるの
で、胴部材11の側壁部分の厚さを増すことなく、胴部材
11の剛性を向上することができる。このため、ケース10
の平面寸法を大きくせずに、ケース10の剛性を容易に向
上することができる。
【0048】また、指針21〜23、33〜36を駆動する駆動
軸24〜27の各々を挿通させる孔46〜49を仕切部40に設
け、仕切部40の表側に表示部となる文字盤2, 3A〜3Cを
設け、仕切部40の裏側に駆動軸24〜27を駆動するムーブ
メント5を設け、仕切部40で文字板を兼用するようにし
たので、別途文字板を設ける必要がなくなり、仕切部40
を設けても、ケース10全体の厚さの増加を抑えることが
できる。しかも、文字板となる仕切部40が胴部材11に一
体成形されるので、ケース10に対して文字盤2、3A〜3C
がずれるといった不具合が生じることがなく、しかも、
文字盤2、3A〜3Cの周縁部分と胴部材11との間には隙間
が形成されず、従来の時計に見られる、文字板周縁の見
切りすきが解消されるうえ、文字盤2、3A〜3Cおよび胴
部材11は、質感や色調が同じとなり、時計1の外観を向
上できる。
【0049】さらに、仕切部40にムーブメント5を固定
するための固定用ピン50を一体成形し、ムーブメント5
を胴部材11に直接取り付けられるようにしたので、ムー
ブメント5をケース10に強固に固定できるうえ、ムーブ
メント5のケース10への組付作業を容易に行うことがで
きる。
【0050】また、平面寸法が大きいクロノグラフ用の
ムーブメント5を収納するケース10の胴部材11に仕切部
40を一体成形し、胴部材11の側壁部分の厚さ寸法を低減
可能とし、大きなクロノグラフ用のムーブメント5に近
い平面寸法に設定可能としたので、時計1の平面寸法を
抑えることができる。さらに、文字盤2、3A〜3Cが設け
られる仕切部40を胴部材11に一体成形し、文字板を取り
付ける作業を省略したので、独立した文字盤2、3A〜3C
を複数設けても、従来のような煩雑となる文字板の取付
作業が不要となり、時計1の組立作業を容易に行うこと
ができる。
【0051】また、内部のメカニズムを見せるために、
ケース10の表側の面および裏側の面の両方にガラス13,
16が嵌め込まれるスケルトンタイプとしても、仕切部40
を一体成形することにより、胴部材11で剛性を確保する
ようにしたので、ケース10に嵌め込まれるガラス13,16
の種類や厚さ寸法等を選択・設定するにあたり、その自
由度が拡大されるようになり、様々な意匠にデザインす
ることができる。
【0052】さらに、胴部材11に、当該胴部材11の外周
形状に応じた枠状のベゼル14を着脱可能に設け、このベ
ゼル14の内部にガラス13を嵌め込んだので、時計1の保
守や清掃を行うために、ガラス13を取り外す必要が生じ
ても、分解用の工具がガラス13に直接触れることがなく
なるので、メンテナンス時におけるガラスの破損を未然
に防止することができる。
【0053】また、胴部材11およびベゼル14に、互いに
凹凸嵌合する溝15および突条部14Aを設け、これらの溝1
5および突条部14A の凹凸嵌合により、ベゼル14を胴部
材11に取り付けるようにしたので、裏蓋12を胴部材11か
ら取り外す分解用の工具で、ベゼル14を胴部材11から取
り外せるようになり、分解作業の作業効率を向上するこ
とができる。
【0054】さらに、胴部材11に溝15を設け、ベゼル14
に突条部14A を設けたので、仕切部40の周縁部分には、
ガラス13を嵌め込む、あるいは、ベゼル14を嵌め込むた
めの立ち上がり部を不要とし、仕切部40の表面から大き
く突出するものをなくしたので、仕切部40を文字板する
ために、仕切部40に対して行われる装飾加工や仕上げ加
工、具体的には、筋目付け加工や研磨加工等を行う際
に、その障害物となる突出物が存在せず、前述の加工を
容易に行うことができる。また、仕切部40の表面に金属
シールを貼り付けることにより、仕切部40に存在感を持
たせたり立体感をひき立たせることもできる。
【0055】図4ないし図6には、本発明の第2実施形
態が示されている。本第2実施形態は、前記第1実施形
態における文字盤2, 3A〜3Cが一体成形された仕切部40
を、文字盤2, 3A〜3Cが形成された文字板84が別体とさ
れた仕切部40C を設けたものである。
【0056】すなわち、仕切部40C には、図4ないし図
6に示されるように、指針21〜23、33〜36のそれぞれを
回転させるための指針用開口である開口81, 81A 〜81C
が設けられている。一方、文字板84は、仕切部40C の開
口81, 81A 〜81C の各々と対応する部分に表示部として
の文字盤84A〜84Dが形成されたものとなっている。この
文字板84には、図6の如く、位置決め孔85が設けられて
いる。一方、仕切部40C の裏面側には、位置決めピン85
が設けられている。文字板84は、位置決め孔85に仕切部
40C の位置決めピン85を嵌合させることにより、位置決
めされるものとなっている。これにより、文字板84の文
字盤84A 〜84D は、正確な位置に固定され、仕切部40C
の各開口80, 81A 〜81C と位置がずれずに配置されるよ
うになっている。ここで、仕切部40C に開口80, 81A 〜
81C を設け、これにより、指針21〜23、33〜36のの回転
軌跡が重ならないようになっている。
【0057】仕切部40C の開口80, 81A 〜81C の各々に
は、装飾用リング86A 〜86D が嵌め込まれている。これ
らの装飾用リング86A 〜86D は、図5および図6中の上
端が仕切部40C の表面から突出している。また、装飾用
リング86A 〜86D の内周縁の表面側には、図5および図
6中上方に広がるテーパ面86E が形成されている。そし
て、仕切部40C には、開口80, 81A 〜81C の他に、文字
用開口である日付表示窓82が設けられている。この日付
表示窓82には、図6の如く、拡大用レンズ87が嵌め込ま
れている。この拡大用レンズ87は、透明度および屈折率
が高い合成樹脂製のものである。
【0058】さらに、仕切部40C の表側の面には、図4
の如く、碁盤の目のように溝88が形成され、この溝88が
凹凸模様を形成している。このような凹凸模様は、仕切
部40C の装飾であり、この溝88により、仕切部40C に立
体感が付与されている。また、凹凸模様が形成された仕
切部40C は、表側の面がメタリック塗装されている。
【0059】次に、本実施形態における時計1Cの組立手
順について説明する。まず、図7(A)に示されるよう
に、仕切部40C に形成した開口80, 81A 〜81C に装飾用
リング86A〜86Dを嵌め込むとともに、胴部材11の表側に
ガラス13を嵌め込んだ縁部材であるベゼル14を嵌合し、
ケース10を完成させておく。これと前後して、完成した
ムーブメント5に文字板84および指針21〜23、33〜36を
取り付け、この状態で、ムーブメント5の時計としての
調整作業を完了しておく。これにより、ムーブメント5
は、サブアッセンブリとして完成する。なお、裏蓋12に
は、ガラス16を嵌め込んでおく。
【0060】次に、図7(B)に示されるように、ムー
ブメント5を含むサブアッセンブリを、ケース10の裏面
側から組み込み、ムーブメント5のラッチ部材51を、胴
部材11のラッチ溝53に挿入し、ムーブメント5をケース
10に固定する。この後、図7(C)に示されるように、
胴部材11の裏側を裏蓋12で閉じることにより、時計全体
の組立てが完了する。
【0061】このような第2実施形態においても、前記
第1実施形態と同等の作用効果が得られる他、次のよう
な効果を付加できる。すなわち、仕切部40C に、指針21
〜23、33〜36のそれぞれを回転させるための指針用開口
である開口81, 81A 〜81C を設け、仕切部40C の裏側に
時刻を表示するための表示部である文字盤84A 〜84D を
備えた文字板84を、仕切部40C とは別体に設けたので、
仕切部40C の表面に凹凸が形成され、仕切部40C に立体
感を持たせることができ、これにより、時計1Cに様々な
外観を付与でき、時計1Cの意匠バリエーションを増大す
ることができる。また、仕切部40C に位置決めピン85を
設け、この位置決めピン85を文字板84に設けた位置決め
孔85と嵌合させるようにしたので、仕切部40C が胴部材
14と一体となっていることとあいまって、仕切部40C と
文字板84との位置決めを容易に行うことができ、これら
仕切部40C および文字板84の間の位置ずれを最低限に抑
えることができる。
【0062】また、開口80, 81A 〜81C に装飾用リング
86A 〜86D を嵌め込んだので、装飾用リング86A 〜86D
が、文字板84と仕切部40A との境界を明確にする見切り
となり、時計1Cの顔である文字板84にアクセントがつ
き、時計1Cの意匠的な外観を優れたものとできるうえ、
仕上げの異なる様々な装飾用リング86A 〜86D を用意す
れば、装飾用リング86A 〜86D の種類だけ、時計1Cの意
匠バリエーションを増大することができる。
【0063】そして、装飾用リング86A 〜86D の内側面
にテーパ面86E を形成したので、装飾用リング86A 〜86
D の上端を仕切部40C の表面から突出させても、装飾用
リング86A 〜86D のテーパ面86E により、内部に配置さ
れる指針21〜23、33〜36が見にくくなることがなく、装
飾用リング86A 〜86D の上端を仕切部の表面から突出さ
せたので、平坦な仕切部40C にさらに凹凸が形成され、
その立体感および高級感をさらに向上することができ
る。
【0064】さらに、仕切部40C の表側の面に溝88を設
け、この溝88により凹凸模様を形成したので、平坦な仕
切部40C に凹凸が形成され、その立体感および高級感が
向上されるようになる。しかも、仕切部40C の凹凸模様
をベゼル14およびガラス13で覆って保護し、通常の使用
では、摩耗しないようにしたので、仕切部40C の塗装が
剥げることがなく、その外観を長期にわたって維持する
ことができる。
【0065】また、仕切部40C に、日付用表示窓4を設
け、この日付用表示窓4に透明度および屈折率の高い合
成樹脂製拡大レンズ87を嵌め込んだので、当該日付の視
認性が向上するうえ、レンズ87をベゼル14およびガラス
13で保護したので、レンズ87を合成樹脂製としても、レ
ンズ87に傷がつくことがなく、レンズ87の機能を長期に
わたって維持することができる。しかも、レンズ87をガ
ラス13の内部に収納したので、レンズ87の膨らみが外側
に突出せず、時計1Cの外観をすっきりしたスマートな形
状にできる。
【0066】さらに、仕切部40C に開口80, 81A 〜81C
を設け、指針21〜23、33〜36の回転軌跡が重ならないよ
うにしたので、時刻を表示する指針21〜23と、経過時間
を計時する指針33〜36が重なることがなく、それぞれの
表示内容が明確に表示されるようになり、使用者の認識
が迅速かつ確実となり、異なる表示内容の指針21〜23、
33〜36を複数備えた多機能時計1Cの使い勝手を向上する
ことができる。
【0067】また、文字板84を仕切部40C とは別体に設
け、ムーブメント5に文字板84および指針21〜23、33〜
36を取り付けてから、ムーブメント5をケース10に組み
込むようにした、指針21〜23、33〜36取り付けられた状
態のムーブメント5の調整作業がケース10への組み込み
前に行えるようにしたので、ムーブメント5が露出した
状態で調整作業を行うことができ、ムーブメント5の調
整作業を容易にできるうえ、調整作業が完了したムーブ
メント5から指針21〜23、33〜36を取り外す必要がない
ので、時計1Cの組立作業の効率も向上することができ
る。
【0068】図8には、本発明の第3実施形態が示され
ている。本第3実施形態は、前記第1実施形態における
複数の文字盤2,3A〜3Cを有するクロノグラフとしての
時計1を、時刻表示のみを行う時計1Aとしたものであ
る。すなわち、時計1Aは、図8(A)に示されるよう
に、表示部として、時針21、分針22および秒針23で現在
時刻を表示する文字盤2のみを備えたものとなってい
る。この文字盤2には、時刻を示す略字17,18が設けら
れている。
【0069】このような時計1Aのムーブメント5Aは、図
8(A)には示されていないが、電子部品を含まず、ゼ
ンマイの位置エネルギーを動力源とする機械式のものと
なっている。また、ムーブメント5Aは、図8(A)に示
されるように、ケース10A の内部に収納されている。ケ
ース10A には、ケース10の側壁部分となる環状の胴部材
11A と、この胴部材11A の裏側の開口を塞ぐ裏蓋12B
と、胴部材11A の表側の開口を塞ぐガラス13とを備えた
ものである。
【0070】胴部材11A には、ケース10A の内部空間を
表面側と裏面側とに仕切るとともに、表側の面が湾曲し
ている仕切部40A が一体成形されている。この仕切部40
A の表側の面には、複数の凸部19が一体成形され、これ
らの凸部19が時刻を示す略字17,18となっている。な
お、仕切部40A は、ムーブメント5Aに設けられる歯車等
の機械部品を受ける地板を兼用するものとなっている。
【0071】このような本第3実施形態においても、前
記第1実施形態、第2実施形態と同様の効果が得られる
他、次のような効果を付加できる。さらに、仕切部40の
表側の面に複数の凸部19を一体成形し、これらの凸部19
を時刻表示用の略字17, 18としたので、文字盤2となる
仕切部40の表側の面が立体的になり、文字盤2に重厚感
および高級感が付与され、時計1Aの外観を向上すること
ができる。
【0072】また、仕切部40A の表側の面を湾曲させた
ので、この点からも、文字盤2となる仕切部40A の表側
の面が立体的になり、文字盤2に重厚感および高級感が
付与さ、時計1Aの外観を一層向上することができる。さ
らに、仕切部40A にムーブメント5Aの地板を兼用させた
ので、別途地板を設ける必要がなくなり、この点から
も、仕切部40A を設けても、ケース10全体の厚さの増加
を抑えることができる。
【0073】また、仕切部40A を一体成形することによ
り、胴部材11A の剛性を確保したので、ムーブメントと
して、電子部品を含まず、ゼンマイの位置エネルギーを
動力源とするために、比較的平面寸法が大きい機械式の
ムーブメント5Aを採用しても、胴部材11A の側壁部分の
厚さ寸法が低減され、ムーブメント5Aに近い平面寸法の
ケース10A が設計可能となり、時計1Aの平面寸法を抑え
ることができる。
【0074】図9には、本発明の第4実施形態が示され
ている。本第4実施形態は、前記第3実施形態における
機械式時計1Aを、水晶振動子とパルスモータとを含んで
構成された電子式時計1Bとしたものである。すなわち、
ケース10B の内部には、電力で駆動するムーブメント5B
と、光を電力に変換するソーラーセル61と、バックライ
トとしてEL素子62とが収納されている。このうち、ム
ーブメント5Bは、ソーラーセル61からの電力で駆動する
ものであり、ソーラーセル61からの電力を蓄積するため
に、二次電池あるいはスーパーキャパシタを備えてい
る。
【0075】ここで、ケース10B の胴部材11B は、無色
透明の合成樹脂を射出成形して製作したものであり、腕
に装着するためのバンド63が一体成形されている。そし
て、胴部材11B に一体成形された仕切部40B は、胴部材
11B と同様に無色透明とされている。この仕切部40B 裏
面には、表示部である文字盤2を裏側から照らすため
に、平板状のEL素子62が張り付けられている。また、
仕切部40B 裏側には、EL素子62よりも裏蓋12C 側に配
置されたムーブメント5Bが固定されている。このムーブ
メント5Bの裏蓋12C 側の面には、平板状のソーラーセル
61が張り付けられている。この際、裏蓋12C の内側の面
は、鏡面となっている。これにより、胴部材11Bの側壁
部分を通過した光線αは、裏蓋12C の内側の面に反射し
てソーラーセル61に確実に到達するようになっている。
なお、胴部材11B を形成する無色透明の合成樹脂として
は、ポリカーボネートおよびABS樹脂等の透明度のよ
い合成樹脂が採用できる。
【0076】このような本第4実施形態においても、前
記第1実施形態、第2実施形態と同様の効果が得られる
他、次のような効果を付加できる。すなわち、胴部材11
B の材質として合成樹脂を採用し、射出成形で製作した
ので、時刻を示す略字を設けても、仕切部40B に容易に
一体成形でき、胴部材11Bを効率よく製造することがで
きる。
【0077】また、合成樹脂製の胴部材11B にバンド63
を一体成形したので、時計1Bの部品点数が減り、時計1B
を組み立てるにあたり、バンド63を取り付ける必要がな
くなり、時計1Bの製造効率を向上でき、時計1Bのコスト
を低減できる。
【0078】さらに、胴部材11B および仕切部40B を透
明にし、ソーラーセル61あるいはEL素子62の取付位置
を文字盤2の裏側に限定しないようにしたので、時計1B
の意匠的デザインの自由度を拡大することができるう
え、バックライト用のEL素子62およびソーラーセル61
の両方を時計1Bに設けることができる。
【0079】以上、本発明について好適な実施形態を挙
げて説明したが、本発明は、この実施形態に限られるも
のでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々
の改良並びに設計の変更が可能である。例えば、合成樹
脂製の胴部材としては、表面が磨りガラスのように研磨
され、透明ではないが透光性を有するものでもよく、さ
らに、透光性を有する、あるいは、透明となった胴部材
としては、白色あるいは無色のものに限らず、着色され
ていてもよい。このように、透光性を有する、あるい
は、透明の胴部材は、光を通さない通常の樹脂のものと
は、表面の質感や外観の印象が異なるものとなるので、
通常の樹脂のものとあわせてラインアップすれば、ケー
スの形状を変更しなくとも、時計の意匠的なバリエーシ
ョンを大幅に増やすことができる。ただし、通常の光を
通さない樹脂から製造した胴部材を有する時計には、E
L素子およびソーラーセルのいずれか一方のみが設置可
能であり、両方は設置困難である。
【0080】さらに、合成樹脂製の胴部材の製造方法と
しては、射出成形法に限らず、レーザー光線で光硬化性
樹脂を成形する光造形法も採用できる。このような光造
形法を利用すれば、射出成形法等の金型を利用する成形
法では成形できない、アンダーカットが多い形状のもの
でも製造可能となる。そして、ソーラーセルおよびEL
素子の両方を時計に設けた等の理由により、胴部材の内
側の形状が複雑となっても、光造形法によれば、当該胴
部材の製造が可能となり、従来、製造上の理由により実
現できなかった機能や構造等を有する時計の製造が図れ
るようになる。
【0081】また、時計としては、指針で時刻を示すア
ナログ式のものに限らず、仕切部の表側の面に液晶等の
ディスプレイを設けたデジタル式のものでもよく、さら
に、腕時計に限らず、懐中時計でもよく、要するに携帯
型の時計であればよい。なお、本発明は、電子部品を含
まず、ゼンマイの位置エネルギーを動力源とする機械式
時計、水晶振動子を含んだ電子回路で正確に一秒毎に駆
動パルスを発生し、この駆動パルスでステップモータを
駆動するアナログクォーツ式時計、および、ゼンマイで
発電機を駆動し、この発電機が発生する電力を、当該発
電機の回転速度制御を行う電子回路に供給する電子制御
式機械時計のいずれにも適用することができる。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る時計に
よれば、ケースの平面寸法を大きくせずに、剛性を容易
に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す平面図である。
【図2】図1のII-II線における断面図である。
【図3】図1のIII-III線における断面図である。
【図4】本発明の第2実施形態を示す平面図である。
【図5】図4のV−V線における断面図である。
【図6】図4のVI−VI線における断面図である。
【図7】前記第2実施形態に係る時計の組立手順を説明
するための図である。
【図8】本発明の第3実施形態を示す平面図および断面
図である。
【図9】本発明の第4実施形態を示す断面図である。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C 時計 2,84A 〜84D 表示部としての文字盤 5,5A,5B ムーブメント 10,10A,10B ケース 11,11A,11B 胴部材 14 縁部材としてのベゼル 14A 凹凸嵌合用の凸部としての突条部 15 凹凸嵌合用の凹部としての溝 19 凸部 21〜23,33〜36 指針 24〜27 駆動軸 40,40A,40B,40C 仕切部 46〜49 駆動軸を挿通させる孔 50 ムーブメント固定部としての固定用ピン 61 ソーラーセル 62 EL素子 63 バンド 80, 81A 〜81C 指針用開口 82 文字用開口である日付表示窓 84 文字板 85 位置決めピン 86A 〜86D 装飾用リング 87 レンズ 88 凹凸模様を形成する溝

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースの側壁となる環状の胴部材を備え
    た時計であって、前記ケースの内部空間を表面側と裏面
    側とに仕切る仕切部が当該胴部材に一体成形されている
    ことを特徴とする時計。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の時計において、前記仕
    切部は、前記胴部材が形成する前記側壁の表側端縁同士
    を連結していることを特徴とする時計。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の時計において、前記仕
    切部は、前記胴部材が形成する前記側壁の中間部分同士
    を連結していることを特徴とする時計。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の時計において、前記仕切部には、指針を駆動する駆
    動軸を挿通させる孔が設けられ、前記仕切部の表側に時
    刻を表示する表示部が設けられ、前記仕切部の裏側に前
    記駆動軸を駆動するムーブメントが設けられていること
    を特徴とする時計。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の時計において、前記仕
    切部の表側の面には、時刻を表示する凸部が一体成形さ
    れていることを特徴とする時計。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5に記載の時計に
    おいて、前記仕切部の少なくとも表側の面が湾曲してい
    ることを特徴とする時計。
  7. 【請求項7】 請求項4ないし請求項6のいずれかに記
    載の時計において、前記仕切部は、前記ムーブメントに
    設けられる機械部品を受ける地板を兼用していることを
    特徴とする時計。
  8. 【請求項8】 請求項4ないし請求項7のいずれかに記
    載の時計において、前記仕切部には、前記ムーブメント
    を固定するためのムーブメント固定部が一体成形されて
    いることを特徴とする時計。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の時計において、前記仕切部には、その内部で指針を
    回転させるための指針用開口が形成され、前記仕切部の
    裏側には、時刻を表示するための表示部が形成された文
    字板と、前記指針を回転駆動するムーブメントとが配置
    されていることを特徴とする時計。
  10. 【請求項10】請求項9に記載の時計において、前記指
    針用開口には、装飾用リングが嵌め込まれることを特徴
    とする時計。
  11. 【請求項11】請求項10に記載の時計において、前記
    装飾用リングの内周面は、表側に広がるテーパー面とな
    っていることを特徴とする時計。
  12. 【請求項12】請求項1ないし請求項11のいずれかに
    記載の時計において、前記胴部材の表側の面には、当該
    胴部材の平面形状に応じた枠状の縁部材が着脱可能に設
    けられていることを特徴とする時計。
  13. 【請求項13】請求項12に記載の時計において、前記
    縁部材の内部に前記仕切部の表側の面を覆うガラスが嵌
    め込まれていることを特徴とする時計。
  14. 【請求項14】請求項12または請求項13に記載の時
    計において、前記胴部材および前記縁部材には、互いに
    凹凸嵌合する凹凸嵌合部が設けられ、これらの凹凸嵌合
    部により、前記縁部材が前記胴部材に着脱可能に取付け
    られていることを特徴とする時計。
  15. 【請求項15】請求項14に記載の時計において、前記
    胴部材には、凹凸嵌合部の凹部として、外周縁近傍に当
    該外周縁に沿った溝が設けられ、前記縁部材には、凹凸
    嵌合部の凸部として、前記胴部材に嵌合する突条部が設
    けられていることを特徴とする時計。
  16. 【請求項16】請求項12ないし請求項15のいずれか
    に記載の時計において、前記仕切部の表側の面に、凹凸
    模様が形成されていることを特徴とする時計。
  17. 【請求項17】請求項12ないし請求項16のいずれか
    に記載の時計において、前記仕切部には、文字を表示す
    るための文字用開口が形成され、この文字用開口には、
    レンズが嵌め込まれていることを特徴とする時計。
  18. 【請求項18】請求項1ないし請求項17のいずれかに
    記載の時計において、前記胴部材の裏面側には、当該胴
    部材の裏側の開口を塞ぐ蓋部材が着脱可能に設けられて
    いることを特徴とする時計。
  19. 【請求項19】請求項18に記載の時計において、前記
    蓋部材は、中央部分が開口され、この開口にガラスが嵌
    め込まれていることを特徴とする時計。
  20. 【請求項20】請求項1ないし請求項19のいずれかに
    記載の時計において、前記胴部材は、金属材料から形成
    されていることを特徴とする時計。
  21. 【請求項21】請求項20に記載の時計において、前記
    金属材料がチタン合金であることを特徴とする時計。
  22. 【請求項22】請求項1ないし請求項19のいずれかに
    記載の時計において、前記胴部材は、合成樹脂製である
    ことを特徴とする時計。
  23. 【請求項23】請求項22に記載の時計において、前記
    胴部材には、装着用のバンドが一体成形されていること
    を特徴とする時計。
  24. 【請求項24】請求項22または請求項23に記載の時
    計において、前記胴部材は、透光性を有していることを
    特徴とする時計。
  25. 【請求項25】請求項24に記載の時計において、前記
    胴部材は、透明であることを特徴とする時計。
  26. 【請求項26】請求項24または請求項25に記載の時
    計において、前記胴部材は、着色されていることを特徴
    とする時計。
  27. 【請求項27】請求項24ないし請求項26のいずれか
    に記載の時計において、当該時計は、光を電力に変換す
    るソーラーセルおよび電子部品を備えた電子式とされる
    とともに、前記ソーラーセルが変換した電力を駆動源と
    するものであることを特徴とする時計。
  28. 【請求項28】請求項24ないし請求項27のいずれか
    に記載の時計において、当該時計は、電子部品を備えた
    電子式とされるとともに、電力を駆動源とするものであ
    り、前記仕切部の裏側には、前記表示部を裏側から照ら
    すバックライトとしてEL素子が設けられていることを
    特徴とする時計。
  29. 【請求項29】請求項22ないし請求項28のいずれか
    に記載の時計において、前記胴部材が光造形により形成
    されたものであることを特徴とする時計。
  30. 【請求項30】請求項1ないし請求項26のいずれかに
    記載の時計において、当該時計は、電子部品を含まず、
    ゼンマイの位置エネルギーを動力源とする機械式のもの
    であることを特徴とする時計。
  31. 【請求項31】請求項1ないし請求項30のいずれかに
    記載の時計において、異なる位置に設けられた駆動軸に
    取り付けられた複数の指針を有し、これらの指針により
    多機能時計となっていることを特徴とする時計。
  32. 【請求項32】請求項31記載の時計において、前記複
    数の指針は、それぞれの回転軌跡が重ならない位置に配
    置されていることを特徴とする時計。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2485099B1 (en) 2011-02-02 2020-09-02 Richemont International S.A. Method for producing a watch case middle of reduced weight

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