JP2001264460A - 太陽電池式時計 - Google Patents
太陽電池式時計Info
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- JP2001264460A JP2001264460A JP2000079314A JP2000079314A JP2001264460A JP 2001264460 A JP2001264460 A JP 2001264460A JP 2000079314 A JP2000079314 A JP 2000079314A JP 2000079314 A JP2000079314 A JP 2000079314A JP 2001264460 A JP2001264460 A JP 2001264460A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
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- Photovoltaic Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ソーラセルの濃紫色による違和感の解消が課
題。 【解決手段】 ケース1の内周面側に嵌着したカバーガ
ラス2の下面に配設された見切りリング22は、透光率
を考慮しカラー着色を施した透光性のリングでその下面
側に平坦なリング状のソーラセル23を配設し、ソーラ
セル23は表面に貴金属メッキを施した表示板21の外
周部に位置し、ソーラセル23と表示板21の表面が略
一致する様に平面的に配置する。見返しリング22は、
その見返し面(採光面)22aを凸面又は凹面形状に形
成して受光面積を大きくし、ソーラセル23と接する下
面を粗面化し光放射面を形成する。見返しリング22
は、下面を除く全ての表面を鏡面化し光反射面を形成
し、見返し面22a及び下面を除く外形鏡面に反射膜を
形成する。濃緑色による違和感が解消でき、十分な発電
量を確保した太陽電池式時計20を提供する。
題。 【解決手段】 ケース1の内周面側に嵌着したカバーガ
ラス2の下面に配設された見切りリング22は、透光率
を考慮しカラー着色を施した透光性のリングでその下面
側に平坦なリング状のソーラセル23を配設し、ソーラ
セル23は表面に貴金属メッキを施した表示板21の外
周部に位置し、ソーラセル23と表示板21の表面が略
一致する様に平面的に配置する。見返しリング22は、
その見返し面(採光面)22aを凸面又は凹面形状に形
成して受光面積を大きくし、ソーラセル23と接する下
面を粗面化し光放射面を形成する。見返しリング22
は、下面を除く全ての表面を鏡面化し光反射面を形成
し、見返し面22a及び下面を除く外形鏡面に反射膜を
形成する。濃緑色による違和感が解消でき、十分な発電
量を確保した太陽電池式時計20を提供する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽電池付機器に
係わり、特に、腕時計の様に表示部と太陽電池とを備え
た太陽電池式時計に関する。
係わり、特に、腕時計の様に表示部と太陽電池とを備え
た太陽電池式時計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、太陽電池(ソーラセル)を内
蔵することによってソーラセルの発電により動作するよ
うに構成された各種の電子機器が用いられている。例え
ば、ソーラセルを内蔵した太陽電池式時計がある。この
腕時計は、ソーラセルの受光面積を十分に確保するため
に、表示板が配置された表面にソーラセルの受光面を配
置したものが多い。
蔵することによってソーラセルの発電により動作するよ
うに構成された各種の電子機器が用いられている。例え
ば、ソーラセルを内蔵した太陽電池式時計がある。この
腕時計は、ソーラセルの受光面積を十分に確保するため
に、表示板が配置された表面にソーラセルの受光面を配
置したものが多い。
【0003】図5は、従来のソーラセルを備えた太陽電
池式時計の要部断面図である。太陽電池式時計11は、
ケース1上面に嵌着されたカバーガラス2と、カバーガ
ラス2の下面に透光性の表示板3と、ケース1の内周面
側でカバーガラス2の下面に斜面形状をした見返し面4
aを有し表示板3の外周部を押さえる見返しリング4
と、前記透光性の表示板3の下面にソーラセル5と、前
記ケース1の内部に保持枠(固定部材)6を介して取り
付けられるムーブメント7と、前記表示板3とカバーガ
ラス2との間でムーブメント7から突出した指針取付軸
8に取着された指針9と裏蓋10から構成されている。
池式時計の要部断面図である。太陽電池式時計11は、
ケース1上面に嵌着されたカバーガラス2と、カバーガ
ラス2の下面に透光性の表示板3と、ケース1の内周面
側でカバーガラス2の下面に斜面形状をした見返し面4
aを有し表示板3の外周部を押さえる見返しリング4
と、前記透光性の表示板3の下面にソーラセル5と、前
記ケース1の内部に保持枠(固定部材)6を介して取り
付けられるムーブメント7と、前記表示板3とカバーガ
ラス2との間でムーブメント7から突出した指針取付軸
8に取着された指針9と裏蓋10から構成されている。
【0004】前記ソーラセル5は、通常の表示板面積で
透過率が30%以上得られれば十分満足する発電量が得
られると言われている。このソーラセル5は濃紫色を呈
しており、この色調は表示板の外観を暗くさせ、時計の
外観イメージを著しく低下させるものとなっている。
透過率が30%以上得られれば十分満足する発電量が得
られると言われている。このソーラセル5は濃紫色を呈
しており、この色調は表示板の外観を暗くさせ、時計の
外観イメージを著しく低下させるものとなっている。
【0005】このため、ソーラセルの濃紫色を押さえる
ために色々な技術が開示されている。例えば、特開平7
−244174号公報に開示されている技術は、文字板
はソーラセルと被覆部材とからなり、被覆部材は裏面に
凹溝を有するセラミックスからなり、凹溝によりソーラ
セルの濃紫色を見えなくしてる。
ために色々な技術が開示されている。例えば、特開平7
−244174号公報に開示されている技術は、文字板
はソーラセルと被覆部材とからなり、被覆部材は裏面に
凹溝を有するセラミックスからなり、凹溝によりソーラ
セルの濃紫色を見えなくしてる。
【0006】また、特開平11−44772号公報に開
示されている技術は、ソーラセルの表面側には、ポリカ
ーボネートからなる白色半透明の表示板が配置され、表
示板の外縁部は見返しリングによって押圧固定されてい
る。表示板の表面上の中央部には、薄い貝殻からなる装
飾板が両面テープによって貼着されている。その装飾板
でソーラセルの濃紫色を見えなくしてる。
示されている技術は、ソーラセルの表面側には、ポリカ
ーボネートからなる白色半透明の表示板が配置され、表
示板の外縁部は見返しリングによって押圧固定されてい
る。表示板の表面上の中央部には、薄い貝殻からなる装
飾板が両面テープによって貼着されている。その装飾板
でソーラセルの濃紫色を見えなくしてる。
【0007】しかしながら、上記したこれらのものは表
示板に金属感が現れず、どうしても貴金属感を有する高
級感が出現できなかった。
示板に金属感が現れず、どうしても貴金属感を有する高
級感が出現できなかった。
【0008】ところが、特開平11−125681号公
報に上記した問題を解決する技術が開示されている。こ
れは、カバーガラスと表示板との隙間に、環状のソーラ
セルをケースに内接して配設したものである。前記ソー
ラセルの受光面は表示部内に臨む周面形状となってい
る。
報に上記した問題を解決する技術が開示されている。こ
れは、カバーガラスと表示板との隙間に、環状のソーラ
セルをケースに内接して配設したものである。前記ソー
ラセルの受光面は表示部内に臨む周面形状となってい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た構造に有っては、表示板に金属板が使用されているの
で貴金属感を出現させることは可能であるが、ソーラセ
ルが露出された状態で配設されるので環状の濃紫色が現
れて全体外観を損ねてしまう問題を有する。また、発電
に十分な環状のセルを配設するとなるとソーラセルの受
光面を広くするためにカバーガラスと表示板との間に一
定の隙間を必要とし、時計自体の厚みを厚くする要因に
なる。また、ソーラセルを内形面側に形成することにな
るから平面形成方法より難しい形成方法が求められる。
た構造に有っては、表示板に金属板が使用されているの
で貴金属感を出現させることは可能であるが、ソーラセ
ルが露出された状態で配設されるので環状の濃紫色が現
れて全体外観を損ねてしまう問題を有する。また、発電
に十分な環状のセルを配設するとなるとソーラセルの受
光面を広くするためにカバーガラスと表示板との間に一
定の隙間を必要とし、時計自体の厚みを厚くする要因に
なる。また、ソーラセルを内形面側に形成することにな
るから平面形成方法より難しい形成方法が求められる。
【0010】そこで、ソーラセルの濃紫色による違和感
を少なくし、ソーラセルの十分な発電量を確保できる太
陽電池式時計の出現が課題になる。
を少なくし、ソーラセルの十分な発電量を確保できる太
陽電池式時計の出現が課題になる。
【0011】本発明は上記従来の課題に鑑みなされたも
のであり、表示板に貴金属感を有し、十分な発電量が確
保でき、ソーラセルの濃紫色が目立たない太陽電池式時
計を提供するものである。
のであり、表示板に貴金属感を有し、十分な発電量が確
保でき、ソーラセルの濃紫色が目立たない太陽電池式時
計を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における太陽電池式時計は、透明なカバーカ
ラスを嵌着したケースと、該ケースに内蔵されたムーブ
メントと、該ムーブメントの上に配設された表示板と、
受光面に外光を受けて発電するソーラセルと、前記ケー
スの内周面側でカバーガラスの下面に配設された見切り
リングを備えた太陽電池式時計において、前記見返しリ
ングは透光性のリングでその下面側に平坦なリング状の
ソーラセルを配設し、該ソーラセルは前記表示板の外周
部に位置し、ソーラセルと表示板の表面が略一致する様
に平面的に配置したことを特徴とするものである。
に、本発明における太陽電池式時計は、透明なカバーカ
ラスを嵌着したケースと、該ケースに内蔵されたムーブ
メントと、該ムーブメントの上に配設された表示板と、
受光面に外光を受けて発電するソーラセルと、前記ケー
スの内周面側でカバーガラスの下面に配設された見切り
リングを備えた太陽電池式時計において、前記見返しリ
ングは透光性のリングでその下面側に平坦なリング状の
ソーラセルを配設し、該ソーラセルは前記表示板の外周
部に位置し、ソーラセルと表示板の表面が略一致する様
に平面的に配置したことを特徴とするものである。
【0013】また、前記見返しリングは、その見返し面
を凸面又は凹面形状に形成し、外光からの受光面積を大
きくしたことを特徴とするものである。
を凸面又は凹面形状に形成し、外光からの受光面積を大
きくしたことを特徴とするものである。
【0014】また、前記見返しリングは、前記ソーラセ
ルと接する下面を粗面化し光放射面を形成したことを特
徴とするものである。
ルと接する下面を粗面化し光放射面を形成したことを特
徴とするものである。
【0015】また、前記見返しリングは、前記下面を除
く全ての表面を鏡面化し光反射面を形成したことを特徴
とするものである。
く全ての表面を鏡面化し光反射面を形成したことを特徴
とするものである。
【0016】また、前記見返しリングは、前記見返し面
及び下面を除く外形鏡面に反射膜を形成したことを特徴
とするものである。
及び下面を除く外形鏡面に反射膜を形成したことを特徴
とするものである。
【0017】また、前記見返しリングは、透過性を確保
した所望のカラー着色を施したことを特徴とするもので
ある。
した所望のカラー着色を施したことを特徴とするもので
ある。
【0018】また、前記表示板とソーラセルの表面が略
面位置になる様に両者の下面を支持板で支持したことを
特徴とするものである。
面位置になる様に両者の下面を支持板で支持したことを
特徴とするものである。
【0019】また、前記表示板の外周部に段部を形成
し、その段部に前記ソーラセルを配設し、ソーラセルと
表示板の表面が略一致するように平面的に配置したこと
を特徴とするものである。
し、その段部に前記ソーラセルを配設し、ソーラセルと
表示板の表面が略一致するように平面的に配置したこと
を特徴とするものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明におけ
る太陽電池式時計について説明する。図1〜図3は本発
明の実施の形態に係わり、図1は、太陽電池式時計の要
部断面図、図2及び図3は、見返しリングの断面図であ
る。従来技術と同一部材は同一符号で示す。
る太陽電池式時計について説明する。図1〜図3は本発
明の実施の形態に係わり、図1は、太陽電池式時計の要
部断面図、図2及び図3は、見返しリングの断面図であ
る。従来技術と同一部材は同一符号で示す。
【0021】図1において、太陽電池式時計20は、時
計ケース1上面に嵌着されたカバーガラス2と、カバー
ガラス2の下面に金属板よりなる表示板21と、ケース
1の内周面側でカバーガラス2の下面に斜面形状をした
見返し面(採光面)22aを有し表示板21の外周部を
押さえる透光性の樹脂からなる見返しリング22と、前
記透光性の見返しリング22の下面に配設した平坦なリ
ング形状のソーラセル23と、前記表示板21とソーラ
セル23を支持する支持板24と、前記ケース1の内部
に保持枠(固定部材)6を介して取り付けられるムーブ
メント7と、前記表示板21とカバーガラス3との間で
ムーブメント7から突出した指針取付軸8に取着された
指針9と裏蓋10とから構成されている。
計ケース1上面に嵌着されたカバーガラス2と、カバー
ガラス2の下面に金属板よりなる表示板21と、ケース
1の内周面側でカバーガラス2の下面に斜面形状をした
見返し面(採光面)22aを有し表示板21の外周部を
押さえる透光性の樹脂からなる見返しリング22と、前
記透光性の見返しリング22の下面に配設した平坦なリ
ング形状のソーラセル23と、前記表示板21とソーラ
セル23を支持する支持板24と、前記ケース1の内部
に保持枠(固定部材)6を介して取り付けられるムーブ
メント7と、前記表示板21とカバーガラス3との間で
ムーブメント7から突出した指針取付軸8に取着された
指針9と裏蓋10とから構成されている。
【0022】上記表示板21は真鍮剤等の金属板の表面
に旭光模様等の装飾模様が施され、ニッケル等の下地メ
ッキを施してその最表面に仕上げメッキとして銀又は金
等の貴金属メッキを施して高級感を出現させてたもので
ある。
に旭光模様等の装飾模様が施され、ニッケル等の下地メ
ッキを施してその最表面に仕上げメッキとして銀又は金
等の貴金属メッキを施して高級感を出現させてたもので
ある。
【0023】前記表示板21の外周部を押圧する見返し
リング22は透光性の有る樹脂で射出成形したプラ成形
品である。この見返しリング22は、透光性及びソーラ
セル23の発電に支障のない範囲で所望のカラー着色を
施してある。このカラー着色はソーラセル23の持つ濃
紫色の調色して見た目に違和感を感じない色調に仕立て
ている。
リング22は透光性の有る樹脂で射出成形したプラ成形
品である。この見返しリング22は、透光性及びソーラ
セル23の発電に支障のない範囲で所望のカラー着色を
施してある。このカラー着色はソーラセル23の持つ濃
紫色の調色して見た目に違和感を感じない色調に仕立て
ている。
【0024】図2及び図3において、前記見返しリング
22の見返し面(採光面)22dは凸面状(図2)又は
22eは凹面状(図3)に形成することにより斜面形状
(図1)に比べて外光からの入光面積を大きくしてい
る。
22の見返し面(採光面)22dは凸面状(図2)又は
22eは凹面状(図3)に形成することにより斜面形状
(図1)に比べて外光からの入光面積を大きくしてい
る。
【0025】また、透光性の見返しリング22の下面2
2bは、ホーニング等を施して粗面に仕上げて、その下
面側にソーラセル23を配設する。
2bは、ホーニング等を施して粗面に仕上げて、その下
面側にソーラセル23を配設する。
【0026】更に、見返しリング22の下面22b以外
の全ての面、即ち、前記見返し面22d、22eと上面
及び外側面22cを鏡面25にする。鏡面化するには、
例えば、見返しリング22を射出成形する際に、鏡面に
相当する金型面を鏡面仕上げすることにより容易に鏡面
仕上げすることができる。
の全ての面、即ち、前記見返し面22d、22eと上面
及び外側面22cを鏡面25にする。鏡面化するには、
例えば、見返しリング22を射出成形する際に、鏡面に
相当する金型面を鏡面仕上げすることにより容易に鏡面
仕上げすることができる。
【0027】また更に、見返しリング22の上面及び外
側面22cの表面にアルミ蒸着等を施して反射膜26を
形成する。
側面22cの表面にアルミ蒸着等を施して反射膜26を
形成する。
【0028】上記した様に見返しリング22を構成する
ことにより、見返し面22d、22eの入光面積が大き
くなり採光量を多くすることができる。また、下面22
bを粗面化することによりそこから光が屈折して放射す
る光が下面側に配設してあるソーラセル23に入射す
る。また、下面22b以外の全ての面を鏡面化すること
により見返しリング22に入光し、リング内を進む光で
一定の入射角をもって外境界面に放射する光は境界面で
反射されて再びリング内を進む。この分境界の外部に放
射する光が少なくなる。更に、見返し面22d、22e
及び下面22b以外に反射膜26を形成すると、この面
からの外部に放射する光を完全になくすことができるの
でリング内に入射した多くの光は粗面化した下面22b
からソーラセル23に放射される。
ことにより、見返し面22d、22eの入光面積が大き
くなり採光量を多くすることができる。また、下面22
bを粗面化することによりそこから光が屈折して放射す
る光が下面側に配設してあるソーラセル23に入射す
る。また、下面22b以外の全ての面を鏡面化すること
により見返しリング22に入光し、リング内を進む光で
一定の入射角をもって外境界面に放射する光は境界面で
反射されて再びリング内を進む。この分境界の外部に放
射する光が少なくなる。更に、見返し面22d、22e
及び下面22b以外に反射膜26を形成すると、この面
からの外部に放射する光を完全になくすことができるの
でリング内に入射した多くの光は粗面化した下面22b
からソーラセル23に放射される。
【0029】前記ソーラセル23は表示板21の外周部
に位置し、ソーラセル23と表示板21の表面が略一致
する様に平面的に配置されている。前記見返しリング2
2の下面22bに略等しい狭い幅のリング状の形状をし
ている。面積的には大きな入光面積が得られ、十分満足
する発電量が確保できる。また、ソーラセル23と表示
板21とが平面配置のため太陽電池式時計20の厚みを
薄くすることができる。また更に、形状が平坦な板状の
リングのため従来例で説明した環状のソーラセルと比べ
て加工は極めて容易である。
に位置し、ソーラセル23と表示板21の表面が略一致
する様に平面的に配置されている。前記見返しリング2
2の下面22bに略等しい狭い幅のリング状の形状をし
ている。面積的には大きな入光面積が得られ、十分満足
する発電量が確保できる。また、ソーラセル23と表示
板21とが平面配置のため太陽電池式時計20の厚みを
薄くすることができる。また更に、形状が平坦な板状の
リングのため従来例で説明した環状のソーラセルと比べ
て加工は極めて容易である。
【0030】前述した様に、支持板24は、ソーラセル
23と表示板21の表面が略一致する様に所定の位置に
支持してケース1内に固定するために設けるものであ
る。この支持板24は金属板等で形成されて保持枠6に
係合し、ケース1内に保持・固定される。
23と表示板21の表面が略一致する様に所定の位置に
支持してケース1内に固定するために設けるものであ
る。この支持板24は金属板等で形成されて保持枠6に
係合し、ケース1内に保持・固定される。
【0031】図4は、ソーラセルを支持する他の構造を
示す断面図である。前記表示板21の外周部に段部21
aを形成し、その段部21aにソーラセル22と表示板
21の表面が略一致するようにソーラセル22を平面的
に配置したものであり、前述した支持板24を使用しな
い構造である。
示す断面図である。前記表示板21の外周部に段部21
aを形成し、その段部21aにソーラセル22と表示板
21の表面が略一致するようにソーラセル22を平面的
に配置したものであり、前述した支持板24を使用しな
い構造である。
【0032】
【発明の効果】以上述べた様に、表示板は高級感の有る
貴金属感を保持し、見返しリングを透光性のリングで、
入光面は外光を十分取り入れ、リング形状を構成する各
表面は、入射光を効率良くソーラセルに放射する機能を
有しているため十分な発電量を確保し、且つ、カラー着
色によりソーラセルの独特の濃紫色による違和感を少な
くしている。
貴金属感を保持し、見返しリングを透光性のリングで、
入光面は外光を十分取り入れ、リング形状を構成する各
表面は、入射光を効率良くソーラセルに放射する機能を
有しているため十分な発電量を確保し、且つ、カラー着
色によりソーラセルの独特の濃紫色による違和感を少な
くしている。
【0033】また、面積の大きい貴金属感を有する表示
板が特に強調されて目立って見えるが、それに比較して
表示板の外周部に配設された幅の狭いリング状のソーラ
セルは目立ち難くなる。
板が特に強調されて目立って見えるが、それに比較して
表示板の外周部に配設された幅の狭いリング状のソーラ
セルは目立ち難くなる。
【0034】また、ソーラセルは表示板の外周部に位置
し平面的に配置する構造のため、機器(時計)自体の厚
みを薄くすることができる。
し平面的に配置する構造のため、機器(時計)自体の厚
みを薄くすることができる。
【0035】また、本発明の主要部品である見返しリン
グは射出成形によるプラ成形品であり、ソーラセルは平
板のリング形状のため加工も容易であり安価に製造する
ことが可能である。
グは射出成形によるプラ成形品であり、ソーラセルは平
板のリング形状のため加工も容易であり安価に製造する
ことが可能である。
【0036】以上述べた様に、ソーラセルの十分な発電
量を確保し、ソーラセルの持つ濃紫色の色調が目立ち難
く、時計外観品質が著しく向上した薄型で安価な太陽電
池式時計を提供することができる。
量を確保し、ソーラセルの持つ濃紫色の色調が目立ち難
く、時計外観品質が著しく向上した薄型で安価な太陽電
池式時計を提供することができる。
【図1】本発明の実施の形態に係わる太陽電池式時計の
断面図である。
断面図である。
【図2】図1の見返しリングの断面図である。
【図3】本発明の他の見返しリングの断面図である。
【図4】本発明のソーラセルを支持する他の構造を示す
断面図である。
断面図である。
【図5】従来の太陽電池式時計の断面図である。
2 カバーカラス 20 太陽電池式時計 21 表示板 21a 段部 22 見返しリング 22a、22d、22e 見返し面(採光面) 22b 下面(粗面) 22c 上面、外側面 23 ソーラセル 24 支持板 25 鏡面 26 反射膜
Claims (8)
- 【請求項1】 透明なカバーカラスを嵌着したケース
と、該ケースに内蔵されたムーブメントと、該ムーブメ
ントの上に配設された表示板と、受光面に外光を受けて
発電するソーラセルと、前記ケースの内周面側でカバー
ガラスの下面に配設された見切りリングを備えた太陽電
池式時計において、前記見返しリングは透光性のリング
でその下面側に平坦なリング状のソーラセルを配設し、
該ソーラセルは前記表示板の外周部に位置し、ソーラセ
ルと表示板の表面が略一致する様に平面的に配置したこ
とを特徴とする太陽電池式時計。 - 【請求項2】 前記見返しリングは、その見返し面を凸
面又は凹面形状に形成し、外光からの受光面積を大きく
したことを特徴とする請求項1記載の太陽電池式時計。 - 【請求項3】 前記見返しリングは、前記ソーラセルと
接する下面を粗面化して光放射面を形成したことを特徴
とする請求項1又は2記載の太陽電池式時計。 - 【請求項4】 前記見返しリングは、前記下面を除く全
ての表面を鏡面化し光反射面を形成したことを特徴とす
る請求項1〜3のいずれか記載の太陽電池式時計。 - 【請求項5】 前記見返しリングは、前記見返し面及び
下面を除く外形鏡面に反射膜を形成したことを特徴とす
る請求項1〜4のいずれか記載の太陽電池式時計。 - 【請求項6】 前記見返しリングは、所望のカラー着色
を施したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか記載
の太陽電池式時計。 - 【請求項7】 前記表示板とソーラセルの表面が略面位
置になる様に両者の下面を支持板で支持したことを特徴
とする請求項1記載の太陽電池式時計。 - 【請求項8】 前記表示板の外周部に段部を形成し、そ
の段部に前記ソーラセルを配設し、ソーラセルと表示板
の表面が略一致するように平面的に配置したことを特徴
とする請求項1記載の太陽電池式時計。
Priority Applications (1)
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2000
- 2000-03-16 JP JP2000079314A patent/JP2001264460A/ja active Pending
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