JP2002228362A - 内熱式ロータリーキルン - Google Patents

内熱式ロータリーキルン

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JP2002228362A
JP2002228362A JP2001067784A JP2001067784A JP2002228362A JP 2002228362 A JP2002228362 A JP 2002228362A JP 2001067784 A JP2001067784 A JP 2001067784A JP 2001067784 A JP2001067784 A JP 2001067784A JP 2002228362 A JP2002228362 A JP 2002228362A
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kiln
combustion
air
outlet
hood
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Shigeru Yoshida
茂 吉田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外熱式であると、キルンの外側を耐火物製の
燃焼室にするか、又は別置きの耐火物製の燃焼室を設け
なければならず、プラント全体が大掛かりとなり、非常
に荷重が重く、設置面積が広く、高価なものとなる。 【解決手段】 そこで本発明では、連続式ロータリーキ
ルンでは処理品充填率を10%程度にしかできないの
で、回転する外筒キルンの中の余分な空間に、処理品に
接触しない位置に、外筒キルンの70%くらいの直径
で、前後が架台上に固定された円筒形の燃焼内筒を設置
する。外面をセラミックフアィバー等で保温した、外筒
キルンの前後にフードを設け、その中を燃焼筒が貫通し
た構造となり、乾留用では回転する外筒キルンと、架台
に固定されたフードとは、シールパッキンにて外部から
の空気の進入を防ぐ構造とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は粉粒体の加熱、乾留
用ロータリーキルンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来粉粒体用の間接加熱、乾留には、主
に外熱式のロータリーキルンが用いられている。
【0003】
【発明の解決しようとする課題】しかし外熱式である
と、キルンの外側を耐火物製の燃焼室にするか、又は別
置きの耐火物製の燃焼室を設けなければならず、プラン
ト全体が大掛かりとなり、非常に荷重が重く、設置面積
が広く、高価なものとなる。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明では、連続
式ロータリーキルンでは処理品充填率を10%程度にし
かできないので、回転する外筒キルンの中の余分な空間
に、処理品に接触しない位置に、外筒キルンの70%く
らいの直径で、前後が架台上に固定された円筒形の燃焼
内筒を設置する。以下乾留用について述べる。
【0005】外面をセラミックフアィバー等で保温し
た、外筒キルンの前後にフードを設け、その中を燃焼筒
が貫通した構造となり、回転する外筒キルンと、架台に
固定されたフードとは、シールパッキンにて外部からの
空気の進入を防ぐ構造とする。
【0006】入り口フードの外側より貫通して処理品投
入用のスクリューフィーダーを設け、その入り口には空
気が入らないようにロータリーバルブを設置する。
【0007】出口フードの処理品落ち口には炭化した処
理品冷却用の冷却フィーダーを設置し、その出口にやは
り空気が入らないようにロータリーバルブを設ける。
【0008】燃焼内筒の処理品出口側にバーナーを設
け、燃焼空気フアンよりの空気調整弁を介した空気をそ
の中に投入する。
【0009】燃焼内筒の処理品出口側の側面に、複数個
の乾留ガス吸い込み穴を設け、その先排気側方向に再着
火用の数多く穴のあいた混合壁を設ける。
【0010】その先排気側先端には排気ダクトを介し排
気耐熱フアンを設置し、燃焼内筒内を負圧にしておき、
乾留ガスをその中に吸い込む構造とする。
【0011】尚回転構造は周知のロータリーキルンと同
じで、架台の上に取り付けられた4個の受けローラーの
上に、外筒キルンの前後に設けた2個のタイヤを乗せ、
ストッパーローラーでスライドを押え、減速機でローラ
ーチエンを介し回転するものとし、水平据え付け面上に
出口側を下にして傾斜して据え付けるものとする。
【0012】燃焼内筒の中に温度センサー、酸素センサ
ーを設け、処理温度を燃焼空気フアンからの空気量を空
気調整弁にて行うものとする。処理品のない状態でバー
ナーを燃焼し、温度が所定の温度、800℃くらいにな
ると、ロータリーバルブ、スクリューフィーダーより処
理品は回転する外筒キルン内に送られ、燃焼内筒外面よ
りの輻射熱により処理品は加熱され、発生した乾留ガス
は、排気耐熱フアンにより負圧になっている燃焼内筒に
複数個の乾留ガス吸い込み穴より吸い込まれ、燃焼空気
フアンより送られた空気により燃焼し、混合壁で再点火
し2次燃焼して排気耐熱フアン側へ移動する。乾留ガス
の燃焼量が増えてきたらバーナーを消す。処理品の投入
量を一定にしておき、温度センサーにより2次燃焼温度
を800℃で温度制御するには、この800℃より高い
温度では、酸素センサーにて、酸素過剰でも、不足でも
空気調整弁で燃焼空気を多く送り込み、冷たい空気で温
度を下げる。つまり燃焼空気フアンの容量を十分大きく
しておき、酸素不足でも空気を多く送り、一旦温度が上
がっても、過剰な空気で再び温度を下げる。800℃よ
り低い温度では、酸素センサーにて酸素がなければ、燃
焼空気を多く送り込み、酸素があれば燃焼空気量を少な
くし、それでも温度が上がらなければバーナーを燃焼に
する。
【0013】又この乾留用内熱式ロータリーキルンを、
乾留用機器、つまり排気耐熱フアン、酸素センサー、乾
留ガス吸い込み穴、混合壁、燃焼空気ライン、冷却フィ
ーダーなどを省き、粉粒体の加熱用内熱式ロータリーキ
ルンとしてもよい。
【発明の実施の形態】本発明を図面に基づいて説明す
る。以下乾留用として述べると、図1、図2において、
回転する耐熱鋼1製の外筒キルン22の中の余分な空間
に、処理品8に接触しない位置に、外筒キルン22の7
0%くらいの直径で、前後が架台26上に固定された円
筒形で耐熱鋼1製の燃焼内筒34を設置する。
【0014】外面をセラミックフアィバー2で保温し
た、外筒キルン22の前端に入り口フード23を、後端
に出口フード24を設け、その中を燃焼内筒34が貫通
した構造となり、回転する外筒キルン22と、架台に固
定された入り口フード23、出口フード24とは、シー
ルパッキン25にて外部からの空気の進入を防ぐ構造と
する。
【0016】入り口フード23の外側より貫通して処理
品投入用のスクリューフィーダー12を設ける。燃焼内
筒34に貫通パイプ20を設け、その中をスクリューフ
ィーダー12への投入パイプを通し、その入り口には空
気が入らないようにロータリーバルブ13を設置する。
【0017】出口フード24の処理品落ち口には炭化し
た処理品8の冷却用の水冷構造の冷却フィーダー15を
設置し、その出口にやはり空気が入らないようにロータ
リーバルブ13を設ける。
【0018】燃焼内筒34の処理品出口側にバーナー9
を設け、燃焼空気フアン10よりの空気調整弁33を介
した空気を、図3のように複数個の空気噴出しパイプ2
7よりその中に投入する。
【0019】燃焼内筒34の処理品8の出口側の側面
に、複数個の乾留ガス吸い込み穴6を設け、その先排気
側方向に耐熱パイプ18製の混合壁19を設ける。この
混合壁19とバーナー9との空間を一次燃焼室16と
し、その先入り口フード23あたりまでを二次燃焼室3
7とする。
【0020】その先排気側先端には、排気ダクト30を
介し排気耐熱フアン11を設置し、燃焼内筒34内を負
圧にしておき、乾留ガスをその中に吸い込む構造とす
る。尚この燃焼内筒34の入り口フード23の近くで
は、内面には耐火セメント7を構築し、外部があまり熱
くならないようにする。又入り口フード23の外にシー
スカップルタイプの温度センサー32を二次燃焼室37
の中まで伸ばして設置し、その近くに酸素センサー36
を取り付ける。
【0021】尚回転構造は周知のロータリーキルンと同
じで、架台26の上に取り付けられた4個の受けローラ
ー4の上に、外筒キルン22の前後に設けた2個のタイ
ヤ3を乗せ、ストッパーローラー5でスライドを押え、
減速機14でローラーチエン35を介し回転するものと
し、水平据え付け面31上に出口側を下にして傾斜して
据え付けるものとする。
【0022】次に加熱用として図4は、この乾留用内熱
式ロータリーキルンの乾留に必要な機器、つまり排気耐
熱フアン11、酸素センサー36、二次燃焼室37、混
合壁19、乾留ガス吸い込み穴6、燃焼空気フアン1
0、燃焼空気パイプ17、空気調整弁33、空気噴出し
パイプ27、冷却フィーダー15、出口部のロータリー
バルブ13を省いて、単なる粉粒加熱用内熱式ロータリ
ーキルンとして利用した場合である。
【0023】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されているの
で以下のような効果を奏する。
【0024】周知のロータリーキルンの内部の90%く
らいの無駄な空間を、燃焼室として利用するので、コン
パクトなプラントになる。
【0025】一次燃焼室、二次燃焼室にほとんど耐火煉
瓦や耐火セメントを用いないので、全体重量が非常に軽
いものとなり、その分安価なものとなる。
【0026】処理品に乾燥工程があれば、二次燃焼室か
らの燃焼排気ガスを利用できる。このように省エネルギ
ーの面でも優れた構造である。
【0027】又、粉粒体加熱用内熱式ロータリーキルン
として用いた場合も上記と同様の効果を発する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 乾留用内熱式ロータリーキルンの側面断面図
である。
【図2】 乾留用内熱式ロータリーキルンのA−Aを表
す拡大断面図である。
【図3】 乾留用内熱式ロータリーキルンのB−Bを表
す拡大断面図である。
【図4】 加熱用内熱式ロータリーキルンの側面断面図
である。
【符号の説明】
1 耐熱鋼 2 セラミックフアィバー 3 タイヤ 4 受けローラー 5 ストッパーローラー 6 乾留ガス吸い込み穴 7 耐火セメント 8 処理品 9 バーナー 10 燃焼空気フアン 11 排気耐熱フアン 12 スクリューフィーダー 13 ロータリーバルブ 14 減速機 15 冷却フィーダー 16 一次燃焼室 17 燃焼空気パイプ 18 耐熱パイプ 19 混合壁 20 貫通パイプ 21 スプロケット 22 外筒キルン 23 入り口フード 24 出口フード 25 シールパッキン 26 架台 27 空気噴出しパイプ 28 給水口 29 排水口 30 排気ダクト 31 水平据え付け面 32 温度センサー 33 空気調整弁 34 燃焼内筒 35 ローラーチエン 36 酸素センサー 37 二次燃焼室

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周知のロータリーキルン構造にて、図
    1、図2において、回転する外筒キルン22の中の余分
    な空間に、処理品8に接触しない位置に、外筒キルン2
    2の外側前後で固定された、円筒形で耐熱鋼製の燃焼内
    筒34を貫通して設置する。外筒キルン22の前端に入
    り口フード23を、後端に出口フード24を設け、その
    中を燃焼内筒34が貫通した構造となり、回転する外筒
    キルン22と、架台26に固定された入り口フード2
    3、出口フード24とは、シールパッキン25にて外部
    からの空気の進入を防ぐ構造とする。入り口フード23
    を貫通してロータリーバルブ13などで外気と遮断し
    て、処理品投入用のスクリューフィーダー12や投入用
    パイプを設ける。出口フード24の処理品落ち口には炭
    化した処理品8の冷却用の冷却フィーダー15を設置
    し、その出口にやはり空気が入らないようにロータリー
    バルブ13等で外気と遮断した構造とする。燃焼内筒3
    4の処理品出口側にバーナー9を設け、外部より燃焼空
    気その中に投入する。燃焼内筒34のバーナー側側面
    に、複数個の乾留ガス吸い込み穴6を設け、その排気側
    方向先端には、排気ダクト30を介し排気耐熱フアン1
    1を設置し、燃焼内筒34内を負圧にしておき、乾留ガ
    スをその中に吸い込む構造とした粉粒体乾留用の内熱式
    ロータリーキルン。
  2. 【請求項2】 図4において、内熱式乾留ロータリーキ
    ルンの乾留に必要な機器、つまり排気耐熱フアン11、
    酸素センサー36、二次燃焼室37、混合壁19、乾留
    ガス吸い込み穴6、燃焼空気フアン10、燃焼空気パイ
    プ17、空気調整弁33、空気噴出しパイプ27、冷却
    フィーダー15、出口部のロータリーバルブ13等を省
    いて、単なる粉粒体用加熱キルンとして利用した粉粒体
    加熱用の内熱式ロータリーキルン。
JP2001067784A 2001-02-01 2001-02-01 内熱式ロータリーキルン Pending JP2002228362A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107324326A (zh) * 2017-08-24 2017-11-07 湖南诺铂特高温设备有限公司 氧化炉
KR102073885B1 (ko) * 2019-02-20 2020-03-11 (주)태광에코 에너지 사용량을 절감하고 건조효율이 향상된 로터리 킬른장치

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