JP2002227703A - ディーゼル・エンジンシステム - Google Patents

ディーゼル・エンジンシステム

Info

Publication number
JP2002227703A
JP2002227703A JP2001023378A JP2001023378A JP2002227703A JP 2002227703 A JP2002227703 A JP 2002227703A JP 2001023378 A JP2001023378 A JP 2001023378A JP 2001023378 A JP2001023378 A JP 2001023378A JP 2002227703 A JP2002227703 A JP 2002227703A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
fuel
water
diesel engine
amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001023378A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4072613B2 (ja
Inventor
Shinichiro Sakurai
櫻井眞一郎
Tomohiro Shinoda
篠田智博
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
S & S Engineering Kk
S&S Engineering Corp
Original Assignee
S & S Engineering Kk
S&S Engineering Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by S & S Engineering Kk, S&S Engineering Corp filed Critical S & S Engineering Kk
Priority to JP2001023378A priority Critical patent/JP4072613B2/ja
Publication of JP2002227703A publication Critical patent/JP2002227703A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4072613B2 publication Critical patent/JP4072613B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B47/00Methods of operating engines involving adding non-fuel substances or anti-knock agents to combustion air, fuel, or fuel-air mixtures of engines
    • F02B47/02Methods of operating engines involving adding non-fuel substances or anti-knock agents to combustion air, fuel, or fuel-air mixtures of engines the substances being water or steam
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M25/00Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture
    • F02M25/022Adding fuel and water emulsion, water or steam
    • F02M25/0227Control aspects; Arrangement of sensors; Diagnostics; Actuators
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M25/00Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture
    • F02M25/022Adding fuel and water emulsion, water or steam
    • F02M25/0228Adding fuel and water emulsion
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Processes For Solid Components From Exhaust (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 エンジン動力性能と排気ガス浄化性能とを両
立させることができるようにしたディーゼルエンジン・
システムを提供する。 【解決手段】 NOx低減のため、軽油タンク4、水タ
ンク5、乳化剤カートリッジ6からそれぞれ供給される
軽油、水、乳化剤が、流量可変制御バルブ11〜13で
水比率を調節されエマルション燃料として燃焼室41へ
供給可能としてある。また、PM低減のため、DPF3
4の電気ヒーター43が温度センサ36に応じて制御可
能である。中間負荷域にある場合、DPF34の温度が
PMを燃焼させる設定温度より低いときは、ヒーター4
3を加熱状態にするとともに燃料供給量に対する水供給
量の比率を可変に制御する。一方、温度が設定温度以上
のときは、設定温度より低いときに比べて水比率を高い
方へ可変に制御するとともにヒーター43の温度がフィ
ルタの損傷する温度より高くなったらヒーター43の加
熱を停止するように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排気ガス中のパー
ティキュレート・マター(PM)や窒素酸化物(NO
x)を低減できるようにしたディーゼルエンジン・シス
テムに関する。
【0002】
【従来技術】ディーゼルエンジン等の燃焼室で発生する
PMとNOxとは、一方を低減すると他方が増加すると
いった相反する関係にあり、その対策が難しい。PMを
除去するものとしては、ディーゼル・パーティキュレー
ト・フィルタ(DPF)が知られている。DPFは、エ
ンジンの燃焼室から排出された排気ガス中の煤をフィル
タで補足し、これを酸化触媒やヒーター等を利用して燃
焼するようにしている。これらの例としては、1997
年7月10日 株式会社 朝倉書店 発行の 自動車技
術会編集による「自動車技術シリーズ1 自動車原動機
の環境対応技術」の第139ページ〜第148ページに
記載のものが挙げられる。一方、NOxを低減するに
は、ゼオライトに銅イオンを担時させたSCR(セレク
ティブ・カタリティック・リダクション)方式等のNO
x還元触媒を用いることが検討されている。NOx還元
触媒の例としては、同上の第149ページ〜第153ペ
ージに記載のもの、また平成6年1月10日 株式会社
山海堂 発行の 宮下直也、黒木秀雄 著の「自動車
用デイーゼルエンジン」の第52ページに記載のものな
どが挙げられる。したがって、PMとNOxを低減する
には、上記DPFとNOx還元触媒とを組み合わせるこ
とになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術にあっては、DPFとNOx還元触媒とが総合し
て制御されるようにはなっていなかったため、絶えず変
動するエンジンの幅広い稼働域にわたってエンジンの排
気ガス浄化性能と動力性能とを両立させることができな
かった。また、NOx還元触媒は、N0x変換効率が低
かったり、また硫黄分や水分等により被毒し変換効率が
短期間で低下してしまうといった問題があった。
【0004】
【発明の目的】本発明の目的は、エンジン稼働状態が変
化しても排気浄化性能と動力性能とを両立可能とするデ
ィーゼルエンジン・システムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
ディーゼルエンジン・システムにあっては、燃料噴射バ
ルブを備えたディーゼルエンジンと、ディーゼルエンジ
ンの燃料噴射バルブへ水入り燃料、水無し燃料のいずれ
かを選択的に供給可能な燃料供給装置と、燃料噴射バル
ブへ供給する燃料供給量あるいは燃料噴射バルブから噴
射した分の燃料供給量を計測可能な流量センサと、エン
ジンの排気側に設けられ、ディーゼルエンジンから排出
されたパーティキュレート・マターを補足するフィルタ
及びパーティキュレート・マターを燃焼させるヒーター
を備えたディーゼル・パーティキュレート・フィルタ
と、ディーゼル・パーティキュレート・フィルタ内の温
度を検出可能な温度センサと、温度センサの温度がパー
ティキュレート・マターを燃焼させる設定温度より低い
ときは、ヒーターを加熱状態にするとともに燃料供給量
に応じて燃料供給量に対する水供給量の比率を可変に制
御する一方、温度が前記設定温度以上のときは、設定温
度より低いときに比べて水比率を高い方へ燃料供給量に
応じて可変に制御するとともに前記ヒーターの温度が前
記フィルタの損傷する温度より高くなったらヒーターの
加熱を停止するように制御するコントローラとを有する
構成とされている。
【0006】上記燃料への水供給制御は、請求項2に記
載のように、燃料供給量がアイドル域とフル負荷域の中
間域にあるとき燃料供給量が多いほど水比率が小さくな
るようにするのが望ましい。
【0007】上記コントローラは、請求項3に記載のよ
うに、温度センサの温度がパーティキュレート・マター
を燃焼させる設定温度より低いときの水比率を、エンジ
ンが冷機状態にあるとき最小となるように制御させるこ
とが望ましい。
【0008】上記水入り燃料は、請求項4に記載のよう
に、乳化剤にて水の周りを燃料で包んだエマルション燃
料とすることが乳化剤にて水の周りを燃料で包んだエマ
ルション燃料である望ましい。
【0009】上記フィルタは、請求項5に記載のよう
に、酸化触媒を備えているようにすることもできる。
【0010】請求項6に記載の本発明のディーゼルエン
ジン・システムは、燃料噴射バルブを備えたディーゼル
エンジンと、ディーゼルエンジンの前記燃料噴射バルブ
へ水入り燃料、水無し燃料のいずれかを選択的に供給可
能な燃料供給装置と、アクセルペダルの踏み込み量に相
当する量を検出可能なアクセルペダル踏み込み相当量検
出センサと、エンジンの排気側に設けられ、ディーゼル
エンジンから排出されたパーティキュレート・マターを
補足するフィルタ及びパーティキュレート・マターを燃
焼させるヒーターを備えたディーゼル・パーティキュレ
ート・フィルタと、ディーゼル・パーティキュレート・
フィルタ内の温度を検出可能な温度センサと、温度セン
サの温度が前記パーティキュレート・マターを燃焼させ
る設定温度より低いときは、ヒーターを加熱状態にする
とともにアクセルペダル踏み込み相当量に応じて燃料供
給量に対する水供給量の比率を可変に制御する一方、温
度が設定温度以上のときは、設定温度より低いときに比
べて水比率を高い方へアクセルペダル踏み込み相当量に
応じて可変に制御するとともにヒーターの温度が前記フ
ィルタの損傷する温度より高くなったらヒーターの加熱
を停止するように制御するコントローラと、を有する構
成とする。
【0011】上記水入り燃料は、請求項7に記載のよう
に、乳化剤にて水の周りを燃料で包んだエマルション燃
料とすることが望ましい。
【0012】上記コントローラは、請求項8に記載のよ
うに、温度センサの温度がパーティキュレート・マター
を燃焼させる設定温度より低いときの水比率を、エンジ
ンが冷機状態にあるとき最小となるように制御させるこ
とが望ましい。
【0013】上記フィルタは、請求項9に記載のよう
に、酸化触媒を備えているようにしてもよい。
【0014】上記燃料への水供給制御は、請求項10に
記載のように、前記アクセルペダル踏み込み相当量がア
イドル域とフル負荷域の中間域にあるとき前記アクセル
ペダル踏み込み相当量が大きいほど水比率が小さくなる
ようにすることが望ましい。
【0015】
【発明の作用・効果】請求項1のディーゼルエンジン・
システムにあっては、温度センサの温度により検出した
ディーゼル・パーティキュレート・フィルタ内の温度が
パーティキュレート・マターを燃焼させる設定温度より
低いときは、ヒーターを加熱状態にするとともに燃料供
給量に応じて燃料供給量に対する水供給量の比率を可変
に制御する。また、上記温度が設定温度以上のときは、
設定温度より低いときに比べて水比率を高い方へ燃料供
給量に応じて可変に制御するとともにヒーターの温度が
フィルタの損傷する温度より高くなったらヒーターの加
熱を停止する。したがって、ディーゼル・パーティキュ
レート・フィルタ内の温度状態に応じて、ヒーターと水
比率を調節・制御することで、排気浄化性能と動力性能
を両立させることが可能となる。すなわち、ディーゼル
・パーティキュレート・フィルタの温度がパーティキュ
レート・マターを燃焼させる設定温度より低いときは、
ヒーターを加熱状態にして温度上昇させるとともに、水
比率を設定温度以上のときより小さく設定することで排
気ガスの温度を高め、ディーゼル・パーティキュレート
・フィルタの温度上昇を促進する。またNOxは、水の
存在により発生が抑えられる。
【0016】請求項2のディーゼルエンジン・システム
にあっては、燃料供給量がアイドル域とフル負荷域の中
間域にあるとき前記燃料供給量が多いほど水比率が小さ
くなるようにした。したがって、よりトルクが必要な登
坂時等における運転域で水比率を小さくして動力性能を
向上させることができる。この場合、エンジンの回転数
が低いので燃焼はより緩慢となり、NOxの発生量が少
なくなるので、水比率を減らしてもNOxはさほど増加
しない。一方、PMは、増える傾向にあるが、DPFの
フィルタで補足してヒーターで燃焼すれば良い。この場
合、燃料供給量がある程度確保されているので、DPF
の温度が高温に保たれ易くPMを確実に燃焼させる。ま
た、降坂時などでは、トルクが小さくて済み、かつエン
ジンが高回転で回転するので、少ない燃料供給量に対し
水比率を高めてNOxを大幅に低減してもエンジンは安定
して運転できる。
【0017】請求項3のディーゼルエンジン・システム
にあっては、温度センサの温度がパーティキュレート・
マターを燃焼させる設定温度より低いときの水比率を、
エンジンが冷機状態にあるとき最小となるように制御さ
せるので、排気ガスの温度を高温に保ちDPFの温度上
昇を促進することが可能である。このとき、エンジンが
冷えているので燃焼温度が抑えられる結果、水比率が少
なくてもNOxを十分低減できる。
【0018】請求項4のディーゼルエンジン・システム
にあっては、水入り燃料を乳化剤にて水の周りを燃料で
包んだエマルション燃料としたので、エンジン始動時の
始動性の確保やエンジン停止時の水による錆びの発生防
止のため、燃料だけの供給としても、水噴射等のように
水が漏れてくるといった心配がない。また、燃焼性も向
上させることができる。
【0019】請求項5のディーゼルエンジン・システム
にあっては、フィルタが酸化触媒を有するようにしたの
で、DPFのヒーターをより低温にしても確実にPMを
燃焼できる。このことはヒーターに供給する電力等が少
なくてすむことになる。
【0020】請求項6のディーゼルエンジン・システム
にあっては、温度センサの温度がパーティキュレート・
マターを燃焼させる設定温度より低いときは、ヒーター
を加熱状態にするとともにアクセルペダル踏み込み相当
量に応じて燃料供給量に対する水供給量の比率を可変に
制御する。一方、温度が設定温度以上のときは、設定温
度より低いときに比べて水比率を高い方へアクセルペダ
ル踏み込み相当量に応じて可変に制御するとともにヒー
ターの温度がフィルタの損傷する温度より高くなったら
ヒーターの加熱を停止するように制御する。したがっ
て、ディーゼル・パーティキュレート・フィルタ内の温
度状態に応じて、ヒーターと水比率を調節することで、
排気浄化性能と動力性能を両立させることが可能とな
る。すなわち、ディーゼル・パーティキュレート・フィ
ルタの温度がパーティキュレート・マターを燃焼させる
設定温度より低いときは、ヒーターを加熱状態にして温
度上昇させるとともに、水比率を設定温度以上のときよ
り小さく設定することで排気ガスの温度を高め、ディー
ゼル・パーティキュレート・フィルタの温度上昇を促進
する。またNOxは、水の存在により発生が抑えられ
る。
【0021】請求項7のディーゼルエンジン・システム
にあっては、燃料供給量がアイドル域とフル負荷域の中
間域にあるとき前記燃料供給量が多いほど水比率が小さ
くなるようにした。したがって、よりトルクが必要な運
転域で水比率を小さくして動力性能を向上させることが
できる。この場合、エンジンの回転数が低いので燃焼は
より緩慢となり、NOxの発生量が少なくなるので、水
比率を減らしてもNOxはさほど増加しない。一方、P
Mは、増える傾向にあるが、DPFのフィルタで補足し
てヒーターで燃焼すれば良い。この場合、燃料供給量が
ある程度確保されているので、DPFの温度が高温に保
たれ易くPMを確実に燃焼させる。また、降坂時などで
は、トルクが小さくて済み、かつエンジンが高回転で回
転するので、少ない燃料供給量に対し水比率を高めてNO
xを大幅に低減してもエンジンは安定して運転できる。
【0022】請求項9のディーゼルエンジン・システム
にあっては、水入り燃料を乳化剤にて水の周りを燃料で
包んだエマルション燃料としたので、エンジン始動時の
始動性の確保やエンジン停止時の水による錆びの発生防
止のため、燃料だけの供給としても、水噴射等のように
水が漏れてくるといった心配がない。また、燃焼性も向
上させることができる。
【0023】請求項10のディーゼルエンジン・システ
ムにあっては、フィルタが酸化触媒を有するようにした
ので、DPFのヒーターをより低温にしても確実にPM
を燃焼できる。このことはヒーターに供給する電力等が
少なくてすむことになる。
【0024】
【実施態様】本実施態様によるディーゼルエンジン・シ
ステムは、図1に示すように、大きく分けて、燃料、
水、乳化剤を混合してエマルション燃料を作り出すエマ
ルション燃料供給システム1と、この燃料供給システム
1で作ったエマルション燃料を燃焼することで駆動出力
を得るディーゼルエンジン2と、ディーゼルエンジン2
から排出された排気ガスを浄化する排気ガス浄化装置シ
ステム3とを有する。以下、これらにつき、より詳細に
説明していく。
【0025】燃料供給システム1は、燃料油としての軽
油を蓄える軽油タンク(燃料タンク)4、水を蓄える水
タンク5、及び乳化剤を蓄える乳化剤カートリッジ(乳
化剤タンク)6を有する。軽油タンク(燃料タンク)4
には、燃料油通路49及びこの通路をバイパスする燃料
バイパス油路53が並列に設けられて、これらを介して
ミキサ15に接続される。燃料供給通路49中には、電
気モータで駆動される燃料ポンプ7とこの下流で流量を
可変に調節可能な流量可変制御バルブ(燃料用流量可変
バルブ)11が設けられる。また、燃料油バイパス通路
53には、この通路を開閉する開閉バルブ(燃料用開閉
バルブ)54が設けられる。
【0026】水タンク5は、水供給通路52を介してミ
キサ15へ接続される。この水供給通路52中には、電
気モータで駆動される水ポンプ8とこの下流で流量を可
変に調節する流量可変制御バルブ(水用流量可変バル
ブ)12が設けられている。
【0027】同様に、乳化剤カートリッジ6は、乳化剤
供給通路50を介してミキサ15に接続される。この乳
化剤供給通路50中には、電気モータで駆動される乳化
剤ポンプ9とこの下流で流量を可変に調節する流量可変
制御バルブ(乳化剤用流量可変バルブ)13が設けられ
る。これらのポンプ7〜9、流量可変制御バルブ11〜
13、開閉バルブ54は、エマルション・コントローラ
16により各々独立して制御される。なお、乳化剤供給
通路50から供給される乳化剤は、水供給通路52から
供給される水よりも上流側で、燃料供給通路49あるい
は燃料バイパス路53から供給される軽油(燃料)と混
合されるようにしてある。
【0028】これらの燃料、乳化剤、水は、ミキサ15
で混合されてエマルション燃料とされる。なお、ミキサ
15としては、ここでは静止型ミキサ15を用いるが、
これに限る必要はない。ミキサ15の出口は、エマルシ
ョン燃料供給通路46を介して噴射ポンプ23の吸込み
口に接続される。このエマルション燃料供給路46中に
は、供給流量センサ20が設けられ、噴射ポンプ23へ
供給されるエマルション燃料の流量が絶えず検出され、
この流量信号がエマルション・コントローラ16へ送ら
れる。なお、エマルション燃料供給通路46は燃料供給
通路の一部を構成している。
【0029】31はリターンリザーバであり、燃焼室へ
噴射されずに燃料噴射バルブ22から排出された上記エ
マルション燃料の残り分、すなわち戻りエマルション燃
料がリターン燃料通路47を介して導かれて、ここに蓄
えられる。このリターン燃料通路47中には、戻りエマ
ルション燃料の流量を検出する戻り流量センサ21と戻
り燃料温度センサ45が設けられ、これらで検出した戻
りエマルション燃料の流量と温度のそれぞれの検出信号
がエマルション・コントローラ16へ送られる。なお、
戻り燃料温度センサ45の方は、できるだけ燃料噴射バ
ルブ22の近くのリターン燃料通路47中に配置するこ
とが望ましい。
【0030】リターンリザーバ31には、電気モータ駆
動によるリターンポンプ10の吸込み口が接続され、リ
ターンリザーバ31内の戻りエマルション燃料を再利用
するため吸い出し可能である。リターンポンプ10は、
この吐出し口がリターン燃料供給通路48を介してミキ
サ15の入口へ接続されている。リターン燃料供給通路
48中には流量可変制御バルブ(リターン燃料用流量可
変バルブ)14が設けられて、エマルション・コントロ
ーラ16により制御されて、供給するリターン燃料量を
調節するようにしてある。したがって、リターンリザー
バ31内の戻りエマルション燃料は、再度、ミキサ15
へ戻るが、このとき、エマルション・コントローラ16
が、ポンプ7〜10、流量可変制御バルブ11〜14、
開閉バルブ54をそれぞれエンジンの運転状況に応じて
制御することで、軽油タンク4からの軽油、水タンク5
からの水、乳化剤カートリッジ6からの乳化剤の少なく
ともいずれかが一緒にミキサ15に供給可能とされ、そ
の都度、最適な水比率(軽油に対する水の比率)となる
ようにしてある。また、高速巡航を続けるときなどのよ
うに水比率が実質的に変化しない場合は、戻りエマルシ
ョン燃料だけを供給燃料としてミキサ15に供給可能す
るだけで十分なときもある。
【0031】リターンリザーバ31には、この中の戻り
エマルション燃料の水比率を測定する液比重測定センサ
32が設けられて、ここで検出した水比重信号をエマル
ション・コントローラ16へ入力するようにしてある。
なお、水比率を測定するには、この液比重測定センサに
よる他、液の視覚的濃さを光学的に測定するセンサを用
いるなどしてもよい。また、リターンリザーバ31に
は、この中の戻りエマルション燃料を撹拌可能な撹拌器
44が取付られて、この撹拌器44の駆動がエマルショ
ン・コントローラ16で制御される。なお、軽油タンク
4、水タンク5、乳化剤カートリッジ6、リターンリザ
ーバ31には、それぞれ残量センサ17、18、19、
33が設けられて、各残量信号がエマルション・コント
ローラ16に送られて、残量警告を発するようにしてあ
る。
【0032】噴射ポンプ23の吐出し口は、エマルショ
ン燃料供給通路46を介して燃料噴射バルブ22に接続
される。燃料噴射バルブ22は、エマルション燃料の噴
射時期、噴射期間等につきエンジン・コントロール・ユ
ニット38で制御される。燃料噴射バルブ22は、シリ
ンダヘッド42に取付られて、その噴射口がディーゼル
エンジンのシリンダ25とピストン24とで形成される
燃焼室41に臨まさせ、エマルション燃料を噴射可能で
ある。シリンダヘッド42には吸入空気導入のための吸
入ポート27と排気ガス排出のための排気ポート28が
設けられ、それぞれ吸気バルブ29と排気バルブ30と
で燃焼室41と各ポート27、28間を開閉するように
なっている。シリンダ25には冷却水通路が設けられて
おり、この冷却水路の水温を検出する冷却水温度センサ
26が取付られて、冷却水温度信号をエンジン・コント
ロール・ユニット38へ送るようになっている。エンジ
ン・コントロール・ユニット38には、また、アクセル
開度センサ39、エンジン回転数センサ40等からそれ
ぞれアクセル開度信号(エンジン負荷に相当)、エンジ
ン回転数信号(エンジン回転速度に相当)等が入力さ
れ、ディーゼルエンジンの運転に必要な噴射時期、噴射
期間等を決定するようにしてある。なお、エンジン・コ
ントロール・ユニット38は、燃料供給のための要求燃
料情報信号(噴射量、噴射時期等に関する信号)をエマ
ルション・コントローラ16へ伝える。
【0033】排気ガス浄化装置システム3では、ディー
ゼルエンジンの排出ポート28がエクゾーストパイプを
介して排気ガス浄化装置としてのディーゼル・パーティ
キュレート・フィルタ(DPF)34に接続されてい
る。なお、排気ポート28には燃焼温度センサ35が設
けられ、ディゼルエンジンから排出された排気ガスの温
度を検出して、この温度信号をエマルション・コントロ
ーラ16へ送るようにしてある。上記DPFは、上流側
の酸化触媒反応室34aと下流側の灰分蓄積室34bか
ら構成されている。酸化触媒反応室34aは、排気ガス
中の粒子状物質(主に炭素C)を酸化させるニッケルな
どの酸化触媒を付着させたフィルタ(発泡石骨粒などか
ら構成)を有し、内部に配置した電気ヒータ43にて酸
化触媒反応室34a内を加熱可能である。この電気ヒー
タ43は、プレヒータ・コントローラ37により制御さ
れる。酸化触媒反応室34aには、さらにこの室内温度
を検出する反応室温度センサ36が設けられ、これで検
出した反応室温度信号がプレヒータ・コントローラ37
とエマルション・コントローラ16へ送られるようにし
てある。
【0034】次に、上記構成になるディーゼルエンジン
・システムの作用につき、図2〜図4のフローチャート
とともに説明する。まず、エンジンを始動するには、図
外のスタータスイッチをONにして図示しないスタータ
を回転し、ディーゼルエンジンに回転力を作用する。フ
ローチャートでは、ステップS1のスタートであり、プ
ログラムが作動し始め、初期設定が行われる。続いて、
ステップS2エマルション・コントローラ16は、供給
流量センサ20と戻り流量センサ21からそれぞれ送ら
れてきた流量からこれらの流量差を求める。この流量差
は、燃料噴射バルブ22から噴射した量(供給量Qとす
る)に等しい。ステップS3で、供給量Qが実質的にゼ
ロであるか否かを判断する。エンジンをスタートさせた
ばかりであるから、流量、すなわち供給量Qは実質的に
ゼロである。そこで、ステップS4にて燃料開閉バルブ
54を開き、燃料ポンプ7の駆動による負圧で燃料バイ
パス通路53から燃料が吸い込まれ供給され始める。ス
テップS5に進み、リターン燃料の流量可変バルブ14
を閉じ、次いでステップS6で燃料用流量可変バルブ1
1、水用流量可変バルブ12の双方を閉じる。したがっ
て、ポンプ7〜10は、すべて停止されたままにされて
いる。この結果、燃料ポンプへは、燃料バイパス通路か
らのみ水無しの燃料が供給される。ステップS6からス
テップS2へ戻り、再度供給量Qが検出され、ステップ
S3でQが実質的にゼロか否かが判断される。
【0035】今回は、エマルション燃料供給通路46を
燃料が流れているので、NOと判断され、ステップS7
へ進む。ステップS7では、DPFの反応室温度センサ
35で検出した温度が105℃より低いか否か判断され
る。ここで、105℃としたのは、これより低い温度で
の測定値が不安定になるような特性を上記温度センサ3
5が有しているからである。温度センサ35としては、
この安定した測定範囲がDPF34の電気ヒーター43
をON・OFFする温度範囲(たとえば、400℃〜5
00℃)及びこの近辺をカバーすればよく、実際の温度
をすべて安定して精度よく測定する必要はない。長時間
の駐車後でのエンジンスタートでは、DPF34も冷え
ているので、105℃より低い温度が検出され、ステッ
プS8に進む。ステップS8では、電気ヒーター43が
ONとされ、通電により加熱され始める。続いて、ステ
ップS4〜ステップS6を実行して燃料バイパス通路5
3からのみ燃料を燃料ポンプ7へ供給する。したがっ
て、水無し燃料が供給される結果、エンジンの始動性は
良好である。DPF34の温度が105℃になるまで
は、上記ステップS2〜ステップS8が繰り返されるこ
ととなり、エンジンの暖機が促進されるとともに、電気
ヒーター43が加熱され続け、排気ガス中の煤分を燃焼
できる温度までできるだけ早く上げていく。したがっ
て、エンジン始動後、しばらくはNOx、PMが発生す
るものの、アクセルペダルを踏み込んでいないので、そ
の絶対量が少ない上、エンジンが冷えていることからN
Oxの発生量は抑えられる。また発生したPMはDPF
34のフィルタで補足され、電気ヒーター43が高温に
なった段階で燃焼されて灰となり、灰分蓄積室内に溜め
られる。
【0036】その後、DPF34の温度が105℃以上
になると、ステップS7からステップS9へ進み、ステ
ップS2で検出した供給量Qが少量のQiより少ないか
否か判断される。Qiより少ないときは、現在アイドル
域にあると判断され、ステップ10に進みDPF34の
電気ヒーター43がONになっているか否かを判断す
る。ONになっていたらステップS11へ進み、DPF
34の温度が500℃より高温になっているか否かを判
断する。500℃以下であれば、NOでありステップ1
2へ進んで燃料開閉バルブ54を開き、燃料バイパス通
路53から燃料を燃料ポンプ7へ供給する。次いで、ス
テップS13でリターン燃料用流量可変バルブ14を開
きリターン燃料供給通路48から戻りエマルション燃料
を供給し始め、ステップS14で燃料用流量可変バルブ
11と水用流量可変バルブ12を閉じる。この状態で
は、エンジンが暖機されているので、水を含む戻りエマ
ルション燃料を供給することで、ディーゼルエンジンで
の燃焼温度が抑えられ、NOxの発生が抑えられる。P
Mは、DPF34のフィルタで捉えられ、電気ヒーター
43の加熱より灰とされる。なお、戻りエマルション燃
料中の水比率が液比重測定センサ32で検出されてお
り、エマルション・コントローラ16は、この水比率と
供給量Qに基づき、ディーゼルエンジンへ供給する燃料
の最適水比率を決定し、この水比率となるように燃料供
給量に対する戻りエマルション燃料の供給量をリターン
燃料用流量可変バルブ14で調節制御する。ステップS
14からステップS2へ戻り、上記各ステップを繰り返
す。ステップS11でDPF34の温度が500℃を越
したら、ステップS15へ進み、電気ヒーター43をO
FFにして加熱を停止する。この結果、電気ヒーター4
3による加熱が抑えられ、酸化触媒であるニッケルの損
傷を防ぐことが可能となる。次いで、ステップS12〜
ステップS14に進み水の存在によりNOxの発生を抑
える一方、DPF34がPMを燃焼可能な温度に保たれ
ており、PMを燃焼することが可能である。
【0037】一方、ステップS10でDPF34の電気
ヒーター43がOFFで加熱停止状態にあるときは、ス
テップS16へ進み、DPF34の温度が400℃より
高いか否かを判断する。ここで、400℃というのは、
ニッケルといった酸化触媒が存在することで、PMが燃
焼可能となる温度である。400℃以上あれば、PMを
十分燃焼できるから、電気ヒーター43をOFFとした
ままステップS12〜ステップS14へ進み水の存在に
よりディーゼルエンジンでのNOxの発生を抑える。しか
しながら、DPF34の温度が400℃以下であれば、
もはやPMを確実に燃焼できる温度ではないので、ステ
ップS17で電気ヒーター43をONとして加熱し、4
00℃以上になるようにする。ステップS17からは同
じくステップS12〜ステップS14へ進み、水により
NOxの発生を抑える。
【0038】ステップS9へ戻り、アクセルペダルが踏
み込まれ、供給量Qが流量Qi以上となると、ステップ
S18へ進み、供給量Qが流量Qfより多量か否かを判
断する。アクセルペダルをフル負荷域まで踏み込んでい
る状態では、QがQiより多量となってステップS10
へ進み、上記で述べたようにDPF34を400℃〜5
00℃の範囲でONとなるようにするとともに、燃料バ
イパス通路53から燃料を、またリターン燃料通路47
から戻りエマルション燃料をそれぞれ供給する。リター
ン燃料用流量可変バルブ14が制御され、水比率を最適
に保つ。このときの水比率としては、燃料:水が95:
5になるようにする。
【0039】ステップS18にて供給量QがQfより少
ないときはアイドル域とフル負荷域の中間域にあること
になり、ステップS19へ進む。ステップS19では、
燃料開閉バルブ54を閉じて燃料バイパス通路53から
の燃料供給を停止する。次いで、ステップS20へ進
み、リターン燃料用流量可変バルブ14を開き、リター
ン燃料供給通路48から燃料ポンプ7へ供給する戻りエ
マルション燃料の量を調節する。この供給はリターンポ
ンプ10を駆動させることで行われ、この供給量の制御
は液比重測定センサ32及び供給量Qに基づき実行され
る。次いで、ステップ21へ進み、DPF34の温度が
400℃以上であるか否かが判断される。400℃より
低ければ、図3のフローチャートへ進み、400℃以上
であれば図4のフローチャートへ進む。
【0040】ステップS21で400℃より低いと判断
されたら、図3のステップS22へ進みDPF34の電
気ヒーター43をONとし加熱状態にする。この結果、
電気ヒーター43の温度が上昇しフィルタで補足してい
たPMを燃焼できるようになる。次いで、ステップS2
3で戻り燃料温度センサ45で検出した戻りエマルショ
ン燃料の温度Trが10℃より高温であるか否かを判断
する。10℃以下であればエンジンが暖機されていない
と判断し、ステップS24へ進み、燃料用流量可変バル
ブ11と水用流量可変バルブ12を開いてそれぞれの供
給量をエマルション・コントローラ16で制御する。こ
こでは、水比率を燃料:水が95:5となるように制御
する。この結果、水量が少なく排気温度が上昇すること
でDPFの温度を早く上昇させることが可能となる。ま
た、戻りエマルション燃料を利用することで、作り出し
たエマルション燃料の長期放置による分離を避けること
ができる。なお、ここで戻りエマルション燃料の温度T
rを測定するのは、ディーゼルエンジンの燃焼室41内
へ向けて燃料噴射バルブ22が設けられているので、戻
りエマルション燃料の温度が直接エンジン燃焼室41の
温度状態を表し、エンジン水温等による間接的な検出よ
り早くエンジンの暖機状態を把握できるからである。次
いで、ステップS25で最初に戻りステップS2から始
める。
【0041】一方、ステップS23で戻りエマルション
燃料の温度Trが10℃より高温となったらエンジンが
暖機状態にあると判断し、ステップS26へ進んで供給
量Qが多量のQ1より多いか否かを判断する。Q1より
多ければアクセルペダルの踏み込み量が大きい(急な傾
斜での登坂走行である)と判断して、ステップS24へ
進み、上記同様に燃料用流量可変バルブ11と水用流量
可変バルブ12を開いて、水比率を燃料:水が95:5
となるように制御する。Q1より少なければ、ステップ
S27へ進み、供給量Qが中程度の流量であるQ2より
多いか否かを判断する。Q2より多ければアクセルペダ
ルの踏見込み量が中程度(緩傾斜での登坂走行あるいは
通常走行である)と判断してステップS28へ進み、燃
料用流量可変バルブ11と水用流量可変バルブ12を開
いて、水比率を燃料:水が90:10となるように制御
する。次いで、ステップS25へ進み、リターンする。
一方、Q2以下でありアクセルペダルの踏み込み量が小
さい(一般走行あるいは市街地走行である)と判断した
ら、ステップS29へ進み、燃料用流量可変バルブ11
と水用流量可変バルブ12を開いて、水比率を燃料:水
が85:15となるように制御する。次いで、ステップ
S25へ進み、リターンする。
【0042】このように中間域でDPFの温度が400
℃より低いときは、暖機か冷機かに応じ、また供給量Q
に応じて、水比率を調節する。この水比率は後述する中
間域でDPFの温度が400℃以上のときよりも同じ供
給量Qに対して少なくなるように設定され、エンジンで
の燃焼温度をより上昇させることでDPFの温度上昇を
促進する。また、この場合、エンジンが冷機状態にあっ
ても、アクセルペダルが踏み込まれておりアイドル時よ
り多量の燃料が燃焼されるので、アイドル域での冷機時
とは異なり水入り燃料を供給してもエンジンの稼働が不
安定となるおそれはない。排気ガス量はアイドル時より
増えるものの、エンジンが冷えているので、NOxの発
生量が少なく、さらに水の存在によりNOxの発生が抑
えられることになる。
【0043】一方、ステップS21でDPF34の温度
TDPFが400℃以上であると判断されたら、図4の
フローチャートのステップS30へ進み、さらにDPF
34の温度TDPFが500℃より高温であるか否か判
断される。500℃以下であると判断されたら、ステッ
プS31へ進み、電気ヒーター43をONにして加熱状
態にする。この結果、フィルタで補足されたPMの燃焼
が確実に行われる。次いで、ステップS32へ進み、こ
こで供給量Qが多量のQaより多いか否かが判断され
る。Qaより多い(急傾斜での登坂走行である)と判断
されたらステップS37へ進み、燃料用流量可変バルブ
11と水用流量可変バルブ12を開いて、水比率を燃
料:水が90:10となるように制御する。ステップS
33からステップS34へ進み、リターンする。
【0044】一方、ステップS35で500℃より高温
であると判断したら、酸化触媒等の損傷を避けるため、
電気ヒーター43をOFFとして加熱を停止し、DPF
34の温度が上昇しすぎるのを防止する。次いで、上記
ステップS32へ進む。ステップS32でQがQa以下
である(一般走行あるいは高速巡航中である)と判断さ
れたら、ステップS36へ進み供給量Qが中程度の流量
Qbより多いか否かが判断される。多いと判断されたら
ステップS37へ進み、燃料用流量可変バルブ11と水
用流量可変バルブ12を開いて、水比率を燃料:水が8
0:20となるように制御する。次いで、ステップS3
4へ進み、リターンする。
【0045】ステップS36でQがQb以下であると判
断されたら、ステップS38へ進み、供給量Qが少量の
Qcより多量であるか否か判断される。Qcより多量で
ある(市街地走行あるいは渋滞走行である)と判断され
たら、ステップS39へ進み、燃料用流量可変バルブ1
1と水用流量可変バルブ12を開いて、水比率を燃料:
水が75:25となるように制御する。次いで、ステッ
プS34へ進み、リターンする。ステップS38でQc
以下である(長い降坂走行である)と判断されたら、燃
料用流量可変バルブ11と水用流量可変バルブ12を開
いて、水比率を燃料:水が70:30となるように制御
する。次いで、ステップS34へ進み、リターンする。
【0046】この中間域でかつDPF温度が400℃以
上である場合には、燃料供給量がフル負荷時のように多
くはないので、燃料用開閉バルブ53は閉じて燃料バイ
パス通路53からの燃料供給を停止する。他方で、エン
ジンが安定して稼働することができる状態にあるので、
水入りのエマルション燃料を供給することで、NOxを
抑えることが可能となる。この場合、前述の中間域でか
つDPF温度が400℃より低温である場合に比べ、同
じ供給量Qに対し水比率を増やすように設定してある。
たとえば、Qa=Q1、Qb=Q2と設定してもよい。
このようにすれば、DPFの温度を排気ガスの温度で促
進する必要がないのでその分、水比率を増やしNOxを
より多量に低減できるようになる。また、DPFの温度
がPMの燃焼可能温度に保たれているため、PMを確実
に燃焼させ灰にすることが可能となる。
【0047】また、リターンリザーバ31内の戻りエマ
ルション燃料を基本的には優先して混合液供給通路51
へ供給するようにしている。このとき、不足分を軽油タ
ンク4、水タンク5、乳化剤カートリッジ6から新たに
供給することで、戻りエマルション燃料と合流させて下
流側のミキサ15Bで混合して、新たなエマルション燃
料を作り出して、噴射ポンプ23へ供給する。これによ
り、一度エマルション化した燃料が時間経過により分離
して不安定になる前に再利用できるので、エマルション
燃料を安定して供給できるだけでなく、分離した戻りエ
マルション燃料を撹拌することも不要となる。なお、燃
料噴射バルブ22からドレインされてリターンリザーバ
31へ導かれる戻りエマルション燃料の量は、多いもの
では燃料噴射バルブ22で噴射されるエマルション燃料
の2倍〜4倍程度にもなるので、できるだけ早く再利用
することが望ましい。
【0048】この場合、リターンリザーバ31内の戻り
エマルション燃料の水比率を、液比重測定センサ32で
検出してエマルション・コントローラ16へ送り、ここ
で得たこの水比率の情報及び戻りエマルション燃料の再
供給量を考慮して、戻りエマルション燃料の量、軽油タ
ンク4・水タンク5・乳化剤カートリッジ6からそれぞ
れ供給する軽油・水・乳化剤の量を決定して、ポンプ7
〜10と流量可変制御バルブ11〜14を制御して最適
な水比率のエマルション燃料を作り出せるようにする。
また、燃料タンクから燃料ポンプへの軽油(燃料)の供
給を、燃料供給通路と燃料バイパス通路とから供給可能
としているので、燃料供給通路に用いる燃料ポンプの最
大吐出量を大きくしなくても、エマルション燃料を作り
出すのに十分な量の燃料を供給でき、エンジンの駆動性
能と排気浄化性能とをエンジンの幅広い運転領域で両立
させることが可能となる。したがって、安価で効率の良
いシステムとなる。
【0049】なお、上記実施態様にあっては、乳化剤ポ
ンプ10を設けているが、必ずしも必要ではなく、吸引
による供給とすることも可能である。また、軽油タンク
4へ乳化剤を軽油とともに入れておいても良く、この場
合には、乳化剤カートリッジ6、乳化剤ポンプ10、流
量可変制御バルブ14は不要となる。また、供給量Qに
は、燃料噴射バルブへの燃料供給量と燃料噴射バルブか
らの戻り燃料量の差を用いたが、場合によっては燃料噴
射バルブへの燃料供給量だけを用いることも可能であ
る。あるいは、供給量Qに代えてアクセルペダルの踏み
込み量をポテンショメータ等で検出してQ1、Qaの代
わりに大踏み込み量、Q2、Qbの代わりに中踏み込み
量、Qcの代わりに小踏み込み量を用いても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のディーゼルエンジン・システムを表
す図である。
【図2】 図1のディーゼルエンジン・システムに利用
される、エマルション燃料供給とDPFとの総合制御の
フローチャートの前半部分を表す図である。
【図3】 図1のフローチャートの続きでDPFの温度
が400℃より低温であるときのフローチャートを表す
図である。
【図4】 図1のフローチャートの続きでDPFの温度
が400℃以上の高温であるときのフローチャートを表
す図である。
【符号の説明】
1 燃料供給システム 2 ディーゼルエンジン 3 排気ガス浄化装置システム 4 軽油タンク(燃料タンク) 5 水タンク(水タンク) 6 乳化剤カートリッジ(乳化剤タンク) 7 燃料ポンプ 8 水ポンプ 9 乳化剤ポンプ 10 リターンポンプ 11 流量可変制御バルブ(燃料油用流量可変バル
ブ) 12 流量可変制御バルブ(水用流量可変バルブ) 13 流量可変制御バルブ(乳化剤用流量可変バル
ブ) 14 流量可変制御バルブ(リターン燃料用流量可
変バルブ) 15 ミキサ 16 エマルション・コントローラ 20 供給流量センサ 21 戻り流量センサ 22 燃料噴射バルブ 23 噴射ポンプ 26 冷却水温度センサ 31 リターンリザーバ 34 DPF 35 燃焼温度センサ 36 反応室温度センサ 37 プレヒータ・コントロール 38 エンジン・コントロール・ユニット 41 燃焼室 43 電気ヒータ(ヒータ) 45 戻り燃料温度センサ 46 エマルション燃料供給通路 47 リターン燃料通路 48 リターン燃料供給通路 49 燃料供給通路 50 乳化剤供給通路 52 水供給通路 53 燃料バイパス通路 54 開閉バルブ(燃料用開閉バルブ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F01N 3/24 F01N 3/24 E 3G301 L 4D058 R F02B 47/02 F02B 47/02 F02D 19/12 F02D 19/12 A 41/04 380 41/04 380A 380C 41/20 380 41/20 380 45/00 360 45/00 360C 364 364N 364Z F02M 25/022 F02M 37/00 341H 37/00 341 341F 43/00 43/00 B01D 46/42 B // B01D 46/42 F02M 25/02 D H T R P (72)発明者 篠田智博 神奈川県横浜市港北区新吉田町3219番5号 株式会社エス・アンド・エスエンジニア リング内 Fターム(参考) 3G066 AA07 AB02 AB06 AB08 AD12 BA16 BA24 BA25 BA26 CC01 CD25 CD26 DA01 DB06 DC04 DC09 DC11 DC13 DC14 DC15 DC25 3G084 AA01 BA11 BA13 BA24 CA00 DA01 DA10 EA04 EB12 EC03 FA00 FA10 FA13 FA14 FA18 FA20 FA27 FA33 3G090 AA01 BA04 CA00 CA01 CA04 CB12 CB13 DA09 DA12 DA13 DA14 DA18 DA20 DB01 DB02 EA01 EA04 3G091 AA02 AA18 AB02 AB13 BA00 BA03 BA04 BA08 BA14 BA15 CA04 CB02 CB08 DA01 DA02 DB10 DC01 EA00 EA01 EA03 EA07 EA15 EA16 EA17 EA18 FA02 FA04 FA11 FC04 FC06 FC07 GB01W GB17X HA14 HA44 HB00 3G092 AA02 AA06 AB03 AB17 BB20 DE03S DE05S DE06S DE11S DE12S DE13S DE15S DF06 DG07 FA17 FA18 GA01 GA04 GA06 GB04 GB06 HB01Z HC03Z HD02Z HE08Z HF08Z 3G301 HA02 HA24 JA01 JA25 JA26 KA06 LB11 MA11 NA08 ND01 ND03 NE06 PB01Z PB02A PB02Z PB03A PB03Z PD11A PD11Z PD12A PD12Z PE01Z PE08Z PF03Z 4D058 JA32 JB06 MA41 MA44 SA08

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料噴射バルブを備えたディーゼルエンジ
    ンと、 該ディーゼルエンジンの前記燃料噴射バルブへ水入り燃
    料、水無し燃料のいずれかを選択的に供給可能な燃料供
    給装置と、 前記燃料噴射バルブへ供給する燃料供給量あるいは該燃
    料噴射バルブから噴射した分の燃料供給量を計測可能な
    流量センサと、 前記エンジンの排気側に設けられ、前記ディーゼルエン
    ジンから排出されたパーティキュレート・マターを補足
    するフィルタ及び該パーティキュレート・マターを燃焼
    させるヒーターを備えたディーゼル・パーティキュレー
    ト・フィルタと、 該ディーゼル・パーティキュレート・フィルタ内の温度
    を検出可能な温度センサと、 前記燃料供給量がアイドル域とフル負荷域の中間域にあ
    る場合、前記温度センサの温度が前記パーティキュレー
    ト・マターを燃焼させる設定温度より低いときは、前記
    ヒーターを加熱状態にするとともに前記燃料供給量に応
    じて燃料供給量に対する水供給量の比率を可変に制御す
    る一方、前記温度が前記設定温度以上のときは、前記設
    定温度より低いときに比べて前記水比率を高い方へ前記
    燃料供給量に応じて可変に制御するとともに前記ヒータ
    ーの温度が前記フィルタの損傷する温度より高くなった
    らヒーターの加熱を停止するように制御するコントロー
    ラと、を備えたこと、を特徴とするディーゼルエンジン
    ・システム。
  2. 【請求項2】前記燃料への水供給制御は、前記燃料供給
    量が多いほど水比率が小さくなるようにしたこと、を特
    徴とする請求項1に記載のディーゼルエンジン・システ
    ム。
  3. 【請求項3】前記コントローラは、前記温度センサの温
    度が前記パーティキュレート・マターを燃焼させる設定
    温度より低いときの水比率を、エンジンが冷機状態にあ
    るとき最小となるように制御すること、を特徴とする請
    求項1又は2に記載のディーゼルエンジン・システム。
  4. 【請求項4】前記水入り燃料は、乳化剤にて水の周りを
    燃料で包んだエマルション燃料であること、を特徴とす
    る請求項1から3のいずれかに記載のディーゼルエンジ
    ン・システム。
  5. 【請求項5】前記フィルタは、酸化触媒を備えているこ
    と、を特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のデ
    ィーゼルエンジン・システム。
  6. 【請求項6】燃料噴射バルブを備えたディーゼルエンジ
    ンと、 該ディーゼルエンジンの前記燃料噴射バルブへ水入り燃
    料、水無し燃料のいずれかを選択的に供給可能な燃料供
    給装置と、 アクセルペダルの踏み込み量に相当する量を検出可能な
    アクセルペダル踏み込み相当量検出センサと、 前記エンジンの排気側に設けられ、前記ディーゼルエン
    ジンから排出されたパーティキュレート・マターを補足
    するフィルタ及び該パーティキュレート・マターを燃焼
    させるヒーターを備えたディーゼル・パーティキュレー
    ト・フィルタと、 該ディーゼル・パーティキュレート・フィルタ内の温度
    を検出可能な温度センサと、 前記温度センサの温度が前記パーティキュレート・マタ
    ーを燃焼させる設定温度より低いときは、前記ヒーター
    を加熱状態にするとともに前記アクセルペダル踏み込み
    相当量に応じて燃料供給量に対する水供給量の比率を可
    変に制御する一方、前記温度が前記設定温度以上のとき
    は、前記設定温度より低いときに比べて前記水比率を高
    い方へ前記アクセルペダル踏み込み相当量に応じて可変
    に制御するとともに前記ヒーターの温度が前記フィルタ
    の損傷する温度より高くなったらヒーターの加熱を停止
    するように制御するコントローラと、を備えたこと、を
    特徴とするディーゼルエンジン・システム。
  7. 【請求項7】前記燃料への水供給制御は、前記アクセル
    ペダル踏み込み相当量がアイドル域とフル負荷域の中間
    域にあるとき前記アクセルペダル踏み込み相当量が大き
    いほど水比率が小さくなるようにしたこと、を特徴とす
    る請求項6に記載のディーゼルエンジン・システム。
  8. 【請求項8】前記コントローラは、前記温度センサの温
    度が前記パーティキュレート・マターを燃焼させる設定
    温度より低いときの水比率を、エンジンが冷機状態にあ
    るとき最小となるように制御すること、を特徴とする請
    求項6又は7のいずれかに記載のディーゼルエンジン・
    システム。
  9. 【請求項9】前記水入り燃料は、乳化剤にて水の周りを
    燃料で包んだエマルション燃料であること、を特徴とす
    る請求項6から8のいずれかに記載のディーゼルエンジ
    ン・システム。
  10. 【請求項10】前記フィルタは、酸化触媒を備えている
    こと、を特徴とする請求項6から9のいずれかに記載の
    ディーゼルエンジン・システム。
JP2001023378A 2001-01-31 2001-01-31 ディーゼル・エンジンシステム Expired - Fee Related JP4072613B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001023378A JP4072613B2 (ja) 2001-01-31 2001-01-31 ディーゼル・エンジンシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001023378A JP4072613B2 (ja) 2001-01-31 2001-01-31 ディーゼル・エンジンシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002227703A true JP2002227703A (ja) 2002-08-14
JP4072613B2 JP4072613B2 (ja) 2008-04-09

Family

ID=18888675

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001023378A Expired - Fee Related JP4072613B2 (ja) 2001-01-31 2001-01-31 ディーゼル・エンジンシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4072613B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1294352C (zh) * 2004-04-02 2007-01-10 北京航空航天大学 涡轮喷气发动机的燃油调节器
JP2008115842A (ja) * 2006-11-01 2008-05-22 Nihon Kankyo Denso:Kk 水素,酸素によるlpg、lng用高速加熱触媒器の燃焼触媒補助装置
EP2602547A4 (en) * 2010-08-05 2017-12-20 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Specific gravity monitoring control device and fuel supply apparatus provided with same

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014238071A (ja) * 2013-06-10 2014-12-18 いすゞ自動車株式会社 内燃機関の混合燃料供給システム、車両、及び内燃機関の混合燃料供給方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1294352C (zh) * 2004-04-02 2007-01-10 北京航空航天大学 涡轮喷气发动机的燃油调节器
JP2008115842A (ja) * 2006-11-01 2008-05-22 Nihon Kankyo Denso:Kk 水素,酸素によるlpg、lng用高速加熱触媒器の燃焼触媒補助装置
EP2602547A4 (en) * 2010-08-05 2017-12-20 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Specific gravity monitoring control device and fuel supply apparatus provided with same

Also Published As

Publication number Publication date
JP4072613B2 (ja) 2008-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102032087B (zh) 为微粒过滤器再生而控制点火的方法
CN102052179B (zh) 用于在再生微粒过滤器的同时控制火花点火发动机的燃料的方法
CN102032026B (zh) 用于具有微粒过滤器系统的火花点火发动机的燃料控制
CN100510354C (zh) 车辆用内燃机的运行停止控制方法
US6969413B2 (en) Exhaust gas filtering system having particulate filter for internal combustion engine
CN102251837B (zh) 混合催化剂对流预加热系统
US11306635B2 (en) Method and device for regenerating a particulate filter in a motor vehicle with a hybrid drive
CN101184914A (zh) 用于车辆的控制设备和包括该控制设备的车辆
JP2008038821A (ja) 排気浄化装置の過昇温防止装置
JP2003201828A (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP2006241978A (ja) パティキュレートフィルタ再生機能を有する排ガス浄化装置及びその排ガス浄化装置を備えた内燃機関並びにパティキュレートフィルタ再生方法
CN103047072A (zh) 电热塞加热器控制
JP2002227703A (ja) ディーゼル・エンジンシステム
JP2005042604A (ja) 内燃機関の排気浄化システム
JP2006274979A (ja) 排気浄化装置
JP2001303980A (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP2002227677A (ja) ディーゼル・エンジンシステム
JP4400843B2 (ja) エマルション燃料供給システム
JP4164595B2 (ja) エマルション燃料供給システム
JP2003106137A (ja) 内燃機関の排気ガス浄化装置
JP4117595B2 (ja) エマルション燃料供給システム
JP2002242662A (ja) ディーゼルエンジン・システム
JP2003293749A (ja) 多気筒ディーゼルエンジンの排気浄化装置
WO2003052252A1 (en) Diesel engine exhaust purifier
JP2003254107A (ja) ディーゼル・エンジンの排気浄化装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041008

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20050831

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20050831

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20051222

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20060427

A072 Dismissal of procedure [no reply to invitation to correct request for examination]

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A072

Effective date: 20060605

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070814

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20070928

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071009

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071227

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110201

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110201

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120201

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130201

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140201

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees