JP2002227569A - 建築用電動開閉装置 - Google Patents

建築用電動開閉装置

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JP2002227569A JP2001027004A JP2001027004A JP2002227569A JP 2002227569 A JP2002227569 A JP 2002227569A JP 2001027004 A JP2001027004 A JP 2001027004A JP 2001027004 A JP2001027004 A JP 2001027004A JP 2002227569 A JP2002227569 A JP 2002227569A
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孝信 栗林
Kohei Ueno
耕平 上野
Kohei Shukuzawa
幸平 宿沢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建築用電動開閉装置において、駆動装置を小
型化してシャッターケースのコンパクト化を計る。 【解決手段】 駆動装置4を、モータ部Mと、該モータ
部Mのアーマチュア軸11aと直交状に延出する出力軸
15を備えた減速部Dとで構成し、出力軸15の延出方
向をモータ部Mのヨーク9に形成される扁平部9bの対
向方向とし、かつ、扁平部9bを左側ブラケット6に沿
って配設することで、左側ブラケット7に取付けられた
駆動装置4が薄型となるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビルや家屋、ガレ
ージ等の開口部に建付けられて開閉をする建築用電動開
閉装置の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種建築用の開閉装置のなか
には、これが例えばシャッターカーテンを備えたシャッ
ター装置である場合、開口部を開閉するべくシャッター
カーテンを巻取り、巻出しする巻取り軸に、電動モータ
を備えた駆動装置を連結し、電動モータのモータ駆動に
よりシャッターカーテンの巻取り、巻出しをするように
構成した電動式のシャッター装置がある。ところで、こ
のような電動式のシャッター装置において、従来、電動
モータのモータ軸(または開閉機の出力軸)とシャッタ
ーカーテンが巻装される巻取り軸(または巻取りホイー
ル)とは、互いに平行となる関係で配設されるのが一般
であり、これら互いに平行状態となった巻取り軸とモー
タ軸とを、無端チエン等の動力伝動手段(連結手段)に
より連動連結するように構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
モータ軸と巻取り軸とを平行状に(同軸方向に向けて)
配設したものにおいて、駆動装置を巻取り軸が支持され
るシャッターブラケットに支持する場合、電動モータは
巻取り軸の周回り方向に並列状に配設されることになる
が、このものでは、電動モータが軸方向に長い形状をし
ているため、シャッターブラケットに片持ち状に支持さ
れることになって、芯出しが難しいという問題がある。
さらには、電動モータの巻取り軸側に突出する部位が、
巻取り軸に巻取られるシャッターカーテンと対向してし
まうため、該シャッターカーテンの移動軌跡や、巻取ら
れたシャッターカーテンにより大径となった巻取り軸部
と干渉することがないよう、最適な位置に、しかも巻取
り軸とのあいだに所定の間隙を設けて配設する必要があ
って、シャッターケースを、大径となった巻取り軸部の
巻径よりもさらに大きくせざるを得ず、コンパクト化を
損なうという問題がある。一方、モータ軸をウォーム歯
車機構やべベル歯車機構等の動力伝達方向を変更できる
伝達手段を介して連結し、これによってモータ軸が巻取
り軸に対して直行する位置関係となるように配設して、
電動モータがモータ軸方向に長い納まりとならないよう
に構成することも考えられるが、この場合でも、電動モ
ータはモータヨークが円筒形状をしていて筒太状態であ
るため、これをブラケットに沿わせて収容したとして、
シャッターカーテンとの干渉を考慮するとシャッターケ
ースは大型化せざるを得ず、何れにしてもコンパクト化
にいまだ問題が残り、これらに本発明が解決しようとす
る課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創
作されたものであって、開口部を開閉する開閉体が連結
され、駆動装置の開閉駆動に伴い正逆回動する巻取り軸
を、開口部上方の両側に配されるブラケットに支持して
なる建築用電動開閉装置において、前記駆動装置は、対
向する一対の磁石が内筒面に固着されたヨークを有する
電動モータと、延出方向が電動モータのモータ軸に直行
する出力軸と、モータ軸と出力軸とを連動連結する連結
部材とを備えて構成され、かつ、前記ヨークは、出力軸
の延出方向両対向面に面取り状の扁平部が形成されるも
のとして、前記駆動装置を、ヨーク扁平部がブラケット
面に対向するようにブラケットに配設されているもので
ある。そして、このようにすることにより、駆動装置を
巻取り軸方向に薄型にして出力軸の正確な芯出しができ
るとともに、シャッターケースの小型化が計れる。この
ものにおいて、本発明の電動モータのヨークは、扁平部
に隣接する一対の円弧部内周面に一対の磁石がそれぞれ
固着されているものとすることができる。さらにこのも
のにおいて、本発明の巻取り軸と駆動装置の出力軸とは
互いに平行状に配され、ジョイント手段を介して連結さ
れているものとすることができる。またこのものにおい
て、本発明の駆動装置は電動モータと出力軸とで略L字
形に形成されるものとし、該L字形のコーナー部内側部
が巻取り軸の外周面に対向し、かつ、電動モータが前後
方向に傾斜して配されているものとすることができ、こ
れによって、シャッターケースのさらなるコンパクト化
が計れる。さらに、このものにおいて、本発明の開閉装
置はシャッター装置とし、駆動装置は巻取り軸における
シャッターカーテン一端部の巻取り軌跡と、該端側のブ
ラケットとのあいだに配されているものとすることがで
き、これによって、シャッターケースのさらなるコンパ
クト化が計れる。また、このものにおいて、本発明の巻
取り軸と駆動装置の出力軸とは、ジョイント手段を介し
て同軸上に配されているものとすることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図1
〜図10の図面に基づいて説明する。図面において、1
は建築用電動シャッター装置を構成するシャッターカー
テンであって、該シャッターカーテン1は、躯体開口部
天井側に配したシャッターケース2に回動自在に内装さ
れる巻取りホイール(本発明の巻取り軸に相当する)3
に巻装されている。そしてシャッターカーテン1は、巻
取りホイール3に連動連結された駆動装置(開閉機)4
の駆動に基づき、巻取りホイール3が正逆何れかに回動
することに伴い、シャッターカーテン1の両側縁部が開
口部左右両側部に立設されたガイドレール5に案内され
る状態で上下方向に移動し、これによって開口部の開閉
を行うように構成されており、これらの基本構成は何れ
も従来通りとなっている。
【0006】前記巻取りホイール3は、固定軸3aと、
該固定軸3aに軸方向複数箇所に位置して回動自在に外
嵌されるホイール3bと、これら複数のホイール3bの
外周面に一体的に配設されるステー3cとを備えて構成
されている。そして、固定軸3aの一端部、本実施の形
態では図1において図面向かって右側の端部は、シャッ
ターケース2の右側面を構成する右側ブラケット6に固
設された凹溝状の軸支持部6aに回り止め状に固定され
ている。また、固定軸3aの他端部はシャッターケース
2の左側面を構成する左側ブラケット7に固設されたボ
ス状の軸支持部7aに回り止め状に固定されている。
【0007】前記左側ブラケット7は、前記軸支持部7
aが形成され、右側ブラケット6と略同形の本体部7b
と、該本体部7bの前端縁部に前方に延出する状態で形
成される延長部7cとが一体形成されたものに構成され
ている。また、左側ブラケット7に固定の軸支持部7a
の外周面には従動側スプロケットユニット8のボス部8
aが回動自在に外嵌されているが、この従動側スプロケ
ットユニットボス部8aの外周面には右方に突出する大
径筒状部8bと、該大径筒状部8bに隣接して従動側ス
プロケット8cとが一体形成されている。そして、前記
大径筒状部8bに前記巻取りホイール3のステー3cの
左端部を一体的に連結することにより、巻取りホイール
3と従動側スプロケットユニット8とが一体回動するよ
うに設定されている。
【0008】さらに、左側ブラケット7の延長部7cに
は前記駆動装置4支持されるが、該駆動装置4は、本発
明の電動モータに相当するモータ部Mと減速部Dとを備
えて構成されている。前記モータ部Mを構成する有底筒
状のヨーク9は、径方向に対向する一対の内筒面が所定
の径を有した円弧状をした円弧筒部9aに形成されてお
り、該円弧筒部9aに、磁界を形成するための一対の円
弧状の永久磁石10が固着されているが、永久磁石10
が固着されない径方向に対向する部位は面取り状の扁平
部9bに形成されている。そして、このように扁平筒状
に形成されたヨーク9の底面9cには、アーマチュア1
1を構成するアーマチュア軸(本発明のモータ軸に相当
する)11aの一端部11bが回動自在に支持されてい
る。前記アーマチュア軸11aは、ヨーク9の開口端か
ら突出するよう長く形成され、その他端部11cは、後
述するウォームホイール12が収容され、ヨーク9の開
口端を塞ぐように固定支持されるホイールケーシング1
3の軸支部13aに回動自在に支持されている。さら
に、アーマチュア11にはコイル11dが巻装され、該
コイル11dはアーマチュア軸11に配されたコンミテ
ータ11eに接続されている一方、コンミテータ11e
にはヨーク9開口端部に支持されたステー9dに支持さ
れたブラシ14が弾圧状に摺接するように構成されてい
る。そして、前記コイル11dに、ブラシ14、コンミ
テータ11eを介して外部電源を供給することに基づい
て、アーマチュア11がアーマチュア軸11aとともに
正逆回動をするように構成されている。
【0009】一方、前記アーマチュア軸11aのホイー
ルケーシング13側に突出する他端にはウォーム11f
が刻設されており、該ウォーム11fが、ホイールケー
シング13に回動自在に収容されたウォームホイール1
2に噛合するように設定されている。前記ウォームホイ
ール12は本発明の連結部材を構成しており、軸芯部に
一体に配されるホイール軸が本発明の出力軸15とし
て、アーマチュア軸11aと直交する方向となってホイ
ールケーシング13の貫通孔13bから外部に突出して
配されている。このとき、出力軸15の延出方向は、扁
平筒状のヨーク9の扁平部9b(の面)に直行する方向
に設定されており、また出力軸15の軸長さは、アーマ
チュア軸11aの軸長よりも短く、つまりモータ部Mの
ヨーク扁平部9bの対向間長さよりも僅かに長い程度の
長さに設定されており、これによって、駆動装置4は、
ヨーク扁平部9bを正面としたとき外形が略L字形に形
成され、ホイールケーシング13の出力軸15の軸長方
向長さH1が、モータ部Mのヨーク扁平部9bにおける
出力軸15の軸長方向長さH2と略同じに(あるいは小
さく:H1≦H2)なるように寸法設定され、駆動装置
4の出力軸15の軸長方向厚さが薄型となるように構成
されている。さらに、出力軸15の先端部には軸芯方向
とは直行する方向の貫通孔15aが穿設されており、ま
た、ホイールケーシング13の、出力軸15が突出する
側の面には、外径側に位置して周回り方向三箇所に取付
け座13cが突出状に形成されている。
【0010】そして、駆動装置4は、モータ部Mのヨー
ク扁平部9bの一方であって、出力軸15が突出する側
の扁平部9bが左側ブラケット7の板面と対向し、か
つ、平行状に沿うような状態で延長部7cに一体的に取
付け支持されている。つまり、左側ブラケット延長部7
cには、本発明のジョイント手段Jを構成する有底筒状
の第一ジョイント体16が底面16aを螺子止めする状
態で固定されている。この第一ジョイント体底面16a
の中央部には軸受孔16bが開設されており、該軸受孔
16bに、支軸17が先端を筒内側に突出させる状態
で、抜止め状、かつ軸受17aを介して回動自在に挿通
支持されている。前記支軸17の突出先端部には、駆動
側スプロケットユニット18のボス筒部18aが回り止
め状かつ抜止め状となる状態で一体的に外嵌されてお
り、該ボス筒部18aの外周面には、前記従動側スプロ
ケット7cに対向する状態で駆動側スプロケット18b
が形成されている。また、ボス筒部18aの他端部に
は、周回り方向に複数の係合突部18cが一体形成され
ている。そして、駆動側スプロケット18bと前記従動
側スプロケット8cとのあいだには無端チエン19が巻
装されており、これによって、駆動側スプロケット15
bと従動側スプロケット8cとの動力伝動がなされるよ
うに設定されいる。
【0011】一方、駆動装置4側のホイールケーシング
13には、取付け座13cに螺子止めされる状態で有底
筒状の第二ジョイント体20の底面20aが固定され、
該第二ジョイント体底面20aに大径貫通孔20bが開
設されている。そして、駆動装置4の出力軸15は大径
貫通孔20bから筒内側に突出しており、その突出先端
部に筒状のジョイント軸部21の基端部が、出力軸貫通
孔15aを挿通する止めピン21aを介して回り止め、
かつ抜止め状に内嵌状に連結されている。前記ジョイン
ト軸部21の先端部には、前記スプロケットユニット1
8側の係合突部18cに係合するための係合受け部21
bが周回り方向に複数形成されている。
【0012】そして、駆動装置4を、ホイールケーシン
グ13に第二ジョイント体20を、そして出力軸15に
ジョイント軸部21を取付けた状態とし、該取付け状態
の駆動装置4を、第二ジョイント体20の開口部と、左
側ブラケット延長部7cに取付けられた第一ジョイント
体16の開口部とを突き合せるようにして一体化せしめ
るとともに、駆動側スプロケットユニット18の係合突
部18cと、ジョイント軸部20先端の係合受け部21
bとを係合させることで、駆動装置4の左側ブラケット
7への取付けができるように構成されている。この取付
け状態とすることで、駆動装置4の出力軸15は、ジョ
イント軸部21、駆動側スプロケットユニット18(駆
動側スプロケット18b)、チエン19、従動側スプロ
ケットユニット8(従動側スプロケット8c)により構
成されるジョイント手段Jを介して巻取りホイール3に
連動連結され、出力軸15の駆動力が巻取りホイール3
に動力伝達されるように設定されている。尚、第一、第
二ジョイント体16、20同志の一体化は、第二ジョイ
ント体20の開口端側に形成した小径部20cの外周に
内径方向に凹設された受け溝20dを形成し、前記小径
部20cに第一ジョイント体16の開口端部16cを外
嵌せしめ、受け溝20dに対して螺子22を螺合するこ
とで、互いの周回り方向の嵌合位置が自由な状態で固定
できるように構成されている。
【0013】尚、前記取付け状態において、駆動装置4
は、ヨーク扁平部9bが左側ブラケット7に沿うような
状態で取付けられていて駆動装置4の左右方向幅が短い
ものになっており、短い出力軸15が巻取りホイール3
の長さ方向(巻取り軸の軸方向)と平行となるような関
係になっている。さらに、駆動装置4は、L字形の外形
の内側が巻取りホイール3に近接対向し、かつ、モータ
部Mが前後方向に傾斜状となってモータ部Mが巻取りホ
イール3に沿うような姿勢で取付けられ、これによっ
て、モータ部Mを上下方向に向けて配設した状態よりも
上下方向への突出を小さくして、シャッターケース2の
小型化に寄与できるようにしている。因みに、出力軸1
5と駆動側スプロケット18bとの連結構成は、上記構
成に限定されず、回り止め状の連結がなされ、出力軸1
5の駆動力をロスすることなく効率良く駆動側スプロケ
ットユニット18側に動力伝動されるような構成であれ
ば何れの形態でも用いることができる。
【0014】また、左側、右側の各ブラケット7、6に
は、ガイドレール5の上端部が取付けられる部位に位置
して、シャッターカーテン1をガイドレール5上端部か
らシャッターケース2内の巻取りホイール3側へ(巻取
りホイール3からガイドレール5側へ)誘導案内するた
めの前後一対のガイド体23がそれぞれ設けられてい
る。これらガイド体23は、確実なシャッターカーテン
の誘導案内するための案内面23aを形成するため上下
方向に所定のストロークが必要である。このため、ガイ
ド体23の全長がシャッターケース2内に収容されるよ
うな構成にすると、シャッターケース2の上下方向長さ
が大きくなってしまうという問題がある。そこで、本実
施の形態のガイド体23は、下側半部がガイドレール5
内に嵌入されて、上側半部のみがシャッターケース2内
に配される(ブラケット7、6に取付けられる)ように
して、シャッターケース2のさらなるコンパクト化が計
れるようにしている。さらに、シャッターケース2は、
左右のブラケット7、6の上、下縁部を連結する上下側
板と、左側ブラケットの本体部前端部と、右側ブラケッ
ト6の前端部とのあいだを覆蓋する前板2aとを備えて
構成され、左側ブラケット7の延長部7cには駆動装置
4に近接対向する状態でボックス状のカバー2bが別途
覆蓋されるように構成され、もって、シャッターケース
2全体としてのコンパクト化が計れるようになってい
る。
【0015】叙述のごとく構成された本発明の実施の形
態において、シャッターカーテン1は、駆動装置4の正
逆駆動に基づいて、出力時15の駆動力が、ジョイント
軸部21、駆動側スプロケットユニット18の駆動側ス
プロケット18b、従動側スプロケットユニット8の従
動側スプロケット8c、筒状部8bを経由して巻取りホ
イール3に動力伝達され、これによって、巻取りホイー
ル3が正逆回転してシャッターカーテン1の開閉作動が
なされる。この場合に、駆動装置4は左右方向長さが、
ヨーク扁平部9bの対向間距離に相当する薄型であっ
て、ヨーク扁平部9bが左側ブラケット7に沿うように
して設けられているため、該駆動装置4の取付け部位を
薄型にすることができる。しかも、このものでは、該薄
型の駆動装置4取付け部位だけが別途カバー2bにより
覆われる構成となっているので、シャッターケース2全
体としては、巻取りホイール3に巻取られるシャッター
カーテン1の巻径を考慮した大きさにすることができ、
従来の横長の開閉機を設けるもののようにシャッターケ
ース全体を大きくする必要がなくなって、シャッターケ
ース2のコンパクト化が果せる。しかも、巻取りホイー
ル3の軸方向と平行状に配され、芯出しが必要とされる
出力軸15は、アーマチュア軸11aにくらべて短いも
のになるため、片持ち状としたとしても芯出しが容易
で、しかも簡単に行うことができるうえ、より精度の高
いものにできる。
【0016】さらに、本発明が実施されたものにおいて
は、駆動装置4は略L字形の外形に形成されたものを、
L字型の内側部が巻取りホイール3の外周面に対向する
ように配され、しかも、モータ部Mの一端部が後方に位
置するよう傾斜状に配されているので、駆動装置4の上
下方向長さを短く設定でき、従って、シャッターケース
2の小型化に寄与できる。
【0017】また、本実施の形態においては、駆動装置
4は、ウォームホイール12を用いた減速機構付きの電
動モータとなっているので、駆動装置4の停止状態で巻
取りホイール3側の負荷により駆動装置4のアーマチュ
ア軸11aが回動してしまうことがないので、ブレーキ
装置を不要にできて構造の簡略化を果せる。
【0018】さらに、このものにおいて、予め左側ブラ
ケット7に駆動装置4を取付けた状態としたものを工場
生産し、このものを現場で取付けるようにすることで取
付け作業の作業性の改善を計ることができるが、この場
合に、左側ブラケット7は仮令駆動装置4を取付けたと
しても左右方向に薄型なものにすることができるため、
左側ブラケット7を運搬、移動させたりする作業が容易
で、作業性の改善に大きく寄与できる。しかも、駆動装
置4の左側ブラケット7への取付けは、駆動装置4と左
側ブラケット7とに第一、第二ジョイント体16、20
等の必要な部材をそれぞれ取付けてユニット化したもの
を組込む構成となっているので、さらなる作業性の改善
が計れる。
【0019】尚、本発明は前記実施の形態に限定されな
いことは勿論であって、前記実施の形態のものは、駆動
装置と巻取り軸とのあいだに所定の距離が設定されてお
り、しかも、駆動装置と、シャッターカーテンの移動軌
跡の左側端部が駆動装置と対向する構成となっている。
このため、駆動装置を巻取り軸の前方にシフトさせるよ
うにして配設されているが、駆動装置を巻取り軸に近付
けて配設する構成とすることもできる。即ち、一方のブ
ラケットと、巻取りホイールに巻装されるシャッターカ
ーテンの一方の端部とのあいだに、駆動装置とジョイン
ト手段とが配設できるだけのスペースを予め形成し、こ
こに駆動装置を配設する構成とすることもできる。さら
には、前記実施の形態のジョイント手段自体を薄型に形
成することでも前述のような構成とすることができ、こ
のように構成することで駆動装置が内装される部位が前
方に突出することのない、すっきりとしたコンパクトな
シャッターケースとすることができる。
【0020】さらに、前記実施の形態では、巻取り軸の
軸芯と出力軸の軸芯とが互いに平行状となって異軸上に
位置する関係となっているが、駆動装置の出力軸と巻取
り軸とを同軸上に位置する関係として連結することもで
きる。そしてこのように構成した場合、駆動装置は出力
軸方向に薄型のものであるが故に、左右方向に大きなス
ペースを必要とせず、しかもシャッターケースの大きさ
もシャッターカーテンの巻取り軸への巻径を考慮するの
みの小型なものにできる。
【0021】また、本発明は、シャッターカーテンとし
て複数のスラットを連装したもの、複数のパネル体を連
装したもの、シート材を用いたもの等を巻取り軸に巻取
る巻取り式の建築用電動開閉装置に実施できるのは勿
論、一枚状の戸体あるいは複数のパネル体に連結された
索条を巻取る例えばオーバースライダーやパネル式シャ
ッターのような建築用電動開閉装置等にも実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】建築用シャッター装置の概略正面図である。
【図2】左側ブラケットに駆動装置を取付けた状態を示
す内側面図である。
【図3】図3(A)、(B)はそれぞれ右側ブラケット
の背面図、内側面図である。
【図4】図4(A)、(B)はそれぞれ左側ブラケット
に巻取りホイールを組込んだ状態の内側面図、背面図で
ある。
【図5】左側ブラケット部位における概略正面図であ
る。
【図6】駆動装置の一部断面側面図である。
【図7】図7(A)、(B)はそれぞれ図6を正面図と
したときの左側面図、右側面図である。
【図8】ジョイント手段を構成する各部材の連結状態を
説明する正面断面図である。
【図9】図9(A)、(B)、(C)はそれぞれ第一ジ
ョイント体の側面図、断面図、側面図である。
【図10】図10(A)、(B)、(C)、(D)はそ
れぞれ第二ジョイント体の側面図、断面図、側面図、正
面図である。
【符号の説明】
1 シャッターカーテン 2 シャッターケース 3 巻取りホイール 4 駆動装置 5 ガイドレール 7 左側ブラケット 7a 軸支持部 8 従動側スプロケットユニット 8c 従動側スプロケット 9 ヨーク 9a 円弧筒部 9b 扁平部 11a アーマチュア軸 12 ウォームホイール 13 ホイールケーシング 15 出力軸 16 第一ジョイント体 17 支軸 18 駆動側スプロケットユニット 18b 駆動側スプロケット 19 無端チエン 20 第二ジョイント体 21 ジョイント軸部 23 ガイド体 M モータ部 D 減速部 J ジョイント手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上野 耕平 東京都新宿区西新宿2丁目1番1号 三和 シヤッター工業株式会社内 (72)発明者 宿沢 幸平 東京都新宿区西新宿2丁目1番1号 三和 シヤッター工業株式会社内 Fターム(参考) 2E042 AA01 CA01 CB01 CB02 DA01 5H607 AA12 BB01 BB14 BB26 CC03 DD03 DD07 DD09 DD19 EE23 EE32 EE49 EE54 FF11 GG09 JJ05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部を開閉する開閉体が連結され、駆
    動装置の開閉駆動に伴い正逆回動する巻取り軸を、開口
    部上方の両側に配されるブラケットに支持してなる建築
    用電動開閉装置において、前記駆動装置は、対向する一
    対の磁石が内筒面に固着されたヨークを有する電動モー
    タと、延出方向が電動モータのモータ軸に直行する出力
    軸と、モータ軸と出力軸とを連動連結する連結部材とを
    備えて構成され、かつ、前記ヨークは、出力軸の延出方
    向両対向面に面取り状の扁平部が形成されるものとし
    て、前記駆動装置を、ヨーク扁平部がブラケット面に対
    向するようにブラケットに配設されている建築用電動開
    閉装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、電動モータのヨーク
    は、扁平部に隣接する一対の円弧部内周面に一対の磁石
    がそれぞれ固着されている建築用電動開閉装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、巻取り軸と
    駆動装置の出力軸とは互いに平行状に配され、ジョイン
    ト手段を介して連結されている建築用電動開閉装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3において、駆動装
    置は電動モータと出力軸とで略L字形に形成されるもの
    とし、該L字形のコーナー部内側部が巻取り軸の外周面
    に対向し、かつ、電動モータが前後方向に傾斜して配さ
    れている建築用電動開閉装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3または4において、開
    閉装置はシャッター装置とし、駆動装置は巻取り軸にお
    けるシャッターカーテン一端部の巻取り軌跡と、該端側
    のブラケットとのあいだに配されている建築用電動開閉
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項1において、巻取り軸と駆動装置
    の出力軸とは、ジョイント手段を介して同軸上に配され
    ている建築用電動開閉装置。
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