JP2002226773A - 粉体塗料用樹脂組成物 - Google Patents

粉体塗料用樹脂組成物

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた外観、機械的物性、耐候性を兼ね備え
た塗膜を得ることのできる粉体塗料用組成物を提供す
る。 【解決手段】 樹脂を構成する酸成分の50モル%以上
がイソフタル酸及びその誘導体からなり、水酸基を有す
るポリエステル樹脂(A)と、好ましくは結晶化ピーク
温度30〜150℃である結晶性ポリウレタン樹脂
(B)と水酸基と反応性を有する硬化剤、例えばブロッ
ク化ポリイソシアネート化合物(C)を含有することを
特徴とする粉体塗料用樹脂組成物に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建材、金属製品、自動
車などの部品などに用いられる粉体塗料用樹脂組成物に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱硬化性粉体塗料は、従来の溶剤型塗料
と比較して無公害型塗料であること、物性に優れている
こと、比較的安価であることなどが認められ、家電製
品、スチール家具、道路資材、建材、自動車部品の部材
の保護、装飾用塗料として急速に需要が拡大している。
しかしながら、物性に優れたポリエステル樹脂とする
為、塗料の安定性の観点から高Tg化する必要があり、
そのため主たる酸成分にテレフタル酸を使用することが
一般的である。その結果、極めて短期間に白化、チョー
キングを起こし、光沢が著しく低下する等、耐候性が劣
るという問題点があった。
【0003】この問題を解決する方法として、ポリエス
テル樹脂の組成面から耐候性を検討した特開平9−71
738号公報が提案されている。しかし、この方法で
は、酸成分にイソフタル酸を使用することから塗膜の耐
候性が飛躍的に向上するが、物性が低下する為、可とう
性を要求しない特定の用途にしか使用できないという問
題点が指摘されている。
【0004】上述した問題を解決するために、(1)テ
レフタル酸とイソフタル酸の併用や、(2)脂肪族ジカ
ルボン酸や脂肪族グリコールの共重合により、耐候性と
物性を両立する試みが検討されているが、前者において
は、テレフタル酸のイソフタル酸への置換量が増すに従
い可とう性等物性が低下し、置換量の少ない場合イソフ
タル酸の特徴である良好な耐候性が発現せず、また後者
では、実用上十分な塗膜の機械的物性を得ることができ
ないなど、従来技術ではイソフタル酸を主たる酸成分に
用いたポリエステル樹脂粉体塗料では良好な機械的物性
と耐候性を兼ね備えた塗膜を得ることは困難であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、優れた外観、機械的物性、耐候性を兼ね備
えた塗膜を得ることのできる粉体塗料用組成物を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決する為、鋭意研究を重ねた結果、樹脂を構成する酸
成分の50モル%以上がイソフタル酸及びその誘導体を
用いてなる特定のポリエステル樹脂(A)と、結晶性ポ
リウレタン樹脂(B)と、水酸基と反応性を有する硬化
剤(C)とからなる粉体塗料用組成物が優れた外観、機
械的物性、耐候性を兼ね備えた塗膜を得ることのできる
粉体塗料を提供できることを見出し本発明を完成するに
至った。
【0007】即ち、本発明は、樹脂を構成する酸成分の
50モル%以上がイソフタル酸及びその誘導体であり、
水酸基価を有するポリエステル樹脂(A)と、結晶性ポ
リウレタン樹脂、好ましくは結晶化ピーク温度が30〜
150℃である結晶性ポリウレタン樹脂(B)と水酸基
と反応性を有する硬化剤、好ましくはブロック化ポリイ
ソシアネート化合物(C)を含有することを特徴とする
粉体塗料用樹脂組成物を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。まず、本発明の必須成分である水酸基を有するポ
リエステル樹脂(A)について述べる。
【0009】水酸基を有する固形ポリエステル樹脂
(A)としては、樹脂を構成する酸成分の50モル%以
上がイソフタル酸及びその誘導体であり、常温で固形の
ものである。その水酸基価は10〜100mgKOH/
gが好ましい。また、ポリエステル樹脂(A)のTgと
しては貯蔵安定性の面から50℃以上が好ましく、より
好ましくは60℃以上である。
【0010】また、ポリエステル樹脂(A)は、本発明
の組成物からなる硬化塗膜に優れた耐候性を発現させる
ため、主たる酸成分としてイソフタル酸及びその誘導体
を50モル%以上で用いることが必要である。イソフタ
ル酸の誘導体として代表的なものとしては5−ターシャ
リーブチルーイソフタル酸などが挙げられる。イソフタ
ル酸及びその誘導体は、全酸成分中の50モル%以上を
用いるが、好ましくは80モル%以上である。尚、本発
明に於けるイソフタル酸及びその誘導体には、エステル
化物などのアルコール成分と反応するものも包含され
る。
【0011】イソフタル酸以外にも、本発明の効果を損
なわない範囲で、テレフタル酸、ナフタレンジカルボン
酸、(無水)フタル酸などの芳香族ジカルボン酸類;ヘ
キサヒドロイソフタル酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、
ヘキサヒドロフタル酸、その無水物、テトラヒドロフタ
ル酸、その無水物、1,4−シクロヘキサンジカルボン
酸、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸などの脂環式
ジカルボン酸類;シュウ酸、コハク酸、アジピン酸、ア
ゼライン酸、セバシン酸、ドデカン二酸、エイコサン二
酸などの脂肪族二塩基酸類;マレイン酸、フマル酸、イ
タコン酸などの不飽和ジカルボン酸類;トリメリット
酸、ピロメリット酸、トリメシン酸などの三価以上のカ
ルボン酸類等が併用できる。これらの酸成分には、無水
物、エステル化物などのアルコール成分と反応するもの
も包含される。
【0012】アルコール成分としては、種々のポリオー
ル成分を用いることができ、代表的なものとしては、ネ
オペンチルグリコール、エチレングリコール、1,3−
プロピレングリコール、1,2−プロピレングリコー
ル、2−メチル−1,3−プロピレングリコール、1,
4−ブチレングリコール、1,3−ブチレングリコー
ル、1,6−ヘキサンジオール、ジエチレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコー
ル、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ビスフェノ
ールAのエチレンオキサイド付加物、ビスフェノールA
のプロピレンオキサイド付加物、シクロヘキサンジメタ
ノール、水添ビスフェノールA、水添ビスフェノールA
のエチレンオキサイド付加物、水添ビスフェノールAの
プロピレンオキサイド付加物、グリセリン、トリメチロ
ールエタン、トリメチロールプロパン、トリスヒドロキ
シメチルアミノメタン、ペンタエリスリトーエル、ジペ
ンタエリスリトール、ソルビトールなどがあげられ、耐
候性の面からネオペンチルグリコールの使用が好まし
い。
【0013】上記のポリエステル樹脂(A)は、上記し
た酸成分とアルコール成分を原料(エステル形成性誘導
体含む)として、公知慣用の製造法によって調整され、
その反応方法としては、直接エステル化反応またはエス
テル交換反応のいずれも適用可能であり、加圧して反応
温度を高くする方法、減圧法または常圧下で不活性ガス
を流す方法によって重縮合を促進することができる。
【0014】また、上記したエステル化反応、エステル
交換反応、重縮合反応においては、公知慣用の、ジ−n
−ブチル錫オキシド、三酸化アンチモンなどの反応触媒
を用いて、反応を促進することができる。
【0015】つぎに、結晶性ポリウレタン樹脂(B)を
構成する成分について説明する。結晶性ポリウレタン樹
脂(B)は、ポリエステルポリオール成分(D)および
/またはポリエーテルポリオール(E)と必要により鎖
伸長剤(G)とポリイソシアネート化合物(F)との反
応により得られる。
【0016】ポリエステルポリオール(D)としては、
炭素数2〜22のポリカルボン酸(H)と炭素原子数2
〜20のポリオール(I)とを原料として用いて、ポリ
エステル樹脂(A)と同様な方法で調整して得られたも
のが好ましく、ポリエステルポリオール(D)及びポリ
エーテルポリオール(E)は数平均分子量500〜10
000の範囲のものが好ましい。
【0017】また、本組成物の効果を損ねない範囲で、
アクリルポリオール、エポキシポリオール、カーボネー
トポリオール、カプロラクトンポリエステルポリオー
ル、ブタジエンポリオールなどが使用できるが、特に結
晶性のポリエステルポリオールの使用が好ましい。
【0018】炭素原子数2〜22のポリカルボン酸
(H)として代表的なものを例示すると、シュウ酸、コ
ハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデ
カン二酸、エイコサン二酸などの脂肪族二塩基酸類;テ
レフタル酸、イソフタル酸、フタル酸,2,6−ナフタ
レンジカルボン酸などの芳香族ジカルボン酸類;1,4
−シクロヘキサンジカルボン酸、1,3−シクロヘキサ
ンジカルボン酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、テトラヒ
ドロ無水フタル酸などの脂環式ジカルボン酸類;マレイ
ン酸、フマル酸、イタコン酸などの不飽和ジカルボン酸
類などが挙げられる。また、少量のトリメリット酸やピ
ロメリット酸等の3価以上のカルボン酸を併用してもよ
いし、さらに、p−オキシ安息香酸、酒石酸などのヒド
ロキシカルボン酸を少量併用してもよい。なかでも、炭
素数が12以下で、かつ、偶数で直鎖状の脂肪族ジカル
ボン酸類の使用が、低溶融粘度化と結晶性ポリウレタン
樹脂の結晶化ピーク温度をコントロールする上で好まし
い。特に好ましくはシュウ酸、コハク酸、アジピン酸で
ある。これらの酸成分には、無水物、エステル化物など
のアルコール成分と反応するものも包含される。
【0019】炭素原子数2〜20のポリオール成分
(I)として代表的なものを例示すると、エチレングリ
コール、1,3−プロピレングリコール、1,2−プロ
ピレングリコール、2−メチル−1,3−プロピレング
リコール、1,4−ブチレングリコール、1,3−ブチ
レングリコール、1,6−ヘキサンジオール、ジエチレ
ングリコール、ジプロピレングリコール、ネオペンチル
グリコール、トリエチレングリコール、1,4−シクロ
ヘキサンジメタノール、ビスフェノールAのエチレンオ
キサイド付加物、ビスフェノールAのプロピレンオキサ
イド付加物、シクロヘキサンジメタノール、水添ビスフ
ェノールA、水添ビスフェノールAのエチレンオキサイ
ド付加物、水添ビスフェノールAのプロピレンオキサイ
ド付加物、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメ
チロールプロパン、トリスヒドロキシメチルアミノメタ
ン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、
ソルビトールなどがあり、なかでも炭素原子数が偶数で
ある直鎖状脂肪族ジオールが好ましい。特に好ましくは
エチレングリコール、1,4ブチレングリコール、1,
6ヘキサンジオールである。
【0020】次に、ポリイソシアネート化合物(F)に
ついて説明する。ポリイソシアネート化合物(F)のポ
リイソシアネートとして代表的なものを例示すると、ポ
リメチレンポリフェニルイソシアネート、ジフェニルメ
タンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、ト
リフェニルメタントリイソシアネー、テトラメチレンジ
イソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、ト
リメチルヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロン
ジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、リジ
ンイソシアネートなどが挙げられる。また、これらのジ
イソシアネートとポリオールのアダクト物や、ヌレート
化物も使用できる。これらのなかでも、低粘度化の面と
結晶化度の面からジイソシアネート化合物が好ましく、
特にヘキサメチレンジイソシアネートが好ましい。
【0021】ポリイソシアネート化合物(F)と、上記
ポリオール成分(D)および/または(E)との反応は
100〜200℃で行い、通常、ポリオール成分(D)
および/または(E)中の水酸基と、ポリイソシアネー
ト化合物(F)中のイソシアネート基との割合が、水酸
基が過剰になるようにして行われる。その際に錫化合物
などの反応触媒を用いることもできる。また、この反応
時にウレタン基濃度を向上させ、結晶性をコントロール
するために鎖伸張剤(G)を併用することができる。
【0022】鎖伸張剤(G)として代表的なものを挙げ
れば、エチレングリコール、1,3−プロピレングリコ
ール、1,2−プロピレングリコール、2−メチル−
1,3−プロピレングリコール、1,4−ブチレングリ
コール、1,3−ブチレングリコール、1,6−ヘキサ
ンジオール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリ
コール、ネオペンチルグリコール、トリエチレングリコ
ール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ビスフェ
ノールAのエチレンオキサイド付加物、ビスフェノール
Aのプロピレンオキサイド付加物、シクロヘキサンジメ
タノール、水添ビスフェノールA、水添ビスフェノール
Aのエチレンオキサイド付加物、水添ビスフェノールA
のプロピレンオキサイド付加物、グリセリン、トリメチ
ロールエタン、トリメチロールプロパン、トリスヒドロ
キシメチルアミノメタン、ペンタエリスリトーエル、ジ
ペンタエリスリトール、ソルビトール等の低分子量ポリ
オールが挙げられ、なかでも炭素原子数が偶数である直
鎖状脂肪族ジオールの使用が好ましい。また、ポリテト
ラメチレングリコールなどのポリエーテル類、ヘキサメ
チレンジアミンなどのジアミン類が挙げられる。
【0023】結晶性ポリウレタン樹脂(B)へのカルボ
ン酸基の導入方法については、ポリエステルポリオール
樹脂(D)の調整時にカルボン酸基を残しておく方法
や、ウレタン化反応終了後、残存した水酸基と、ポリカ
ルボン酸とのエステル化反応や、カルボン酸無水物を用
いての開環付加反応により導入する方法を用いることが
できる。
【0024】結晶性ウレタン樹脂(B)は、塗膜に優れ
た機械的物性を発現させる成分であるが、結晶化ピーク
温度が30〜150℃であることが好ましい。結晶化ピ
ーク温度が上記範囲であれば粉体塗料の貯蔵安定性や塗
料化時の溶融混練良好であり好ましい。結晶化ピーク温
度はJIS K7121 プラスチックの転移温度測定
方法に記載のDSC(示差走査熱量測定)曲線のピーク
温度により求めることができる。
【0025】また、結晶化ポリウレタン樹脂(B)の溶
融粘度は、良好な平滑性を得るためには硬化温度で低粘
度であることが求められるため、180℃で10Pa・
s以下であることが好ましく、より好ましくは0.00
5〜1Pa・s以下である。
【0026】さらに、結晶性ポリウレタン樹脂(B)は
硬化性官能基を有していることが好ましく、なかでもカ
ルボキシル基および/または水酸基を有することが好ま
しく、その酸価および水酸基価は、硬化剤(C)との反
応性、及び機械的物性向上効果を考慮すると、酸価が5
〜100mgKOH/g、水酸基価が5〜100mgK
OH/gであることが好ましい。より好ましくは酸価と
水酸基価の合計が50mgKOH/g以下である。
【0027】ポリエステル樹脂(A)と結晶性ポリウレ
タン樹脂(B)の配合重量比(A)/(B)は、本発明
の効果を達成する配合比率であればよく、好ましくは9
9/1〜70/30である。
【0028】つぎに水酸基と反応性を有する硬化剤
(C)としては、ポリイソシアネート化合物、アミノ化
合物が有用である。ポリイソシアネート化合物として代
表的なものを例示すれば、ヘキサメチレンジイソシアネ
ート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネートの如
き脂肪族ジイソシアネート類;キシリレンジイソシアネ
ート、イソホロンジイソシアネートの如き環状脂肪族ジ
イソシアネート類;トリレンジイソシアネート、4,
4′−ジフェニルメタンジイソシアネートの如き芳香族
ジイソシアネート類などの有機ジイソシアネート、ある
いは、これらの有機ジイソシアネートと多価アルコー
ル、低分子量ポリエステル樹脂(ポリエステルポリオー
ル)、水などとの付加物、さらには、上掲された如き有
機ジイソシアネート同志の重合体(イソシアヌレート型
ポリイソシアネート化合物をも含む。)やイソシアネー
ト・ビウレット体などの各種のポリイソシアネート化合
物であるが、樹脂組成物の貯蔵安定性及び低温硬化性の
点を考慮すると、ブロック化ポリイソシアネートが好ま
しい。
【0029】ブロック化ポリイソシアネート化合物とし
て特に代表的なものを例示すると、上記ポリイソシアネ
ート化合物を公知慣用のブロック化剤、ラクタム、オキ
シムなどでブロック化せしめて得られるもの等があり、
市販品の例を挙げれば、VESTANAT B1358
/100、VESTAGON B1065、同 B15
30(いずれもドイツ国デグサ−ヒュルス社製のブロッ
クポリイソシアネ−ト)やクレランUI、クレランTP
LS2122(住友バイエルウレタン社製のブロックポ
リイソシアネ−ト)などがある。
【0030】また、ブロック化ポリイソシアネート化合
物として、分子内にウレトジオン結合を有する、いわゆ
るセルフブロックタイプの化合物も使用することができ
る。
【0031】かかるセルフブロックタイプのポリイソシ
アネ−ト類を例示すると、VESTAGON BF15
40、同 EP−BF1300(いずれもドイツ国デグ
サヒュルス社製のウレトジオン結合を有するセルフブロ
ックタイプのブロックポリイソシアネ−ト)や、クレラ
ン TPLS2147(住友バイエルウレタン社製のウ
レトジオン結合を有するセルフブロックタイプのブロッ
クポリイソシアネ−ト)などが挙げられる。硬化時にブ
ロック剤の揮発がないものとして分子内にウレトジオン
結合を有する、いわゆるセルフブロックタイプの化合物
の使用が特に好ましい。
【0032】アミノ化合物としては、例えば、メラミ
ン、尿素、ベンゾグアナミン等のアミノ基含有化合物を
ホルムアルデヒド、グリオキザールの如きアルデヒド系
化合物を公知の方法で反応せしめて得られる縮合物が挙
げられる。あるいは、これらの縮合物をアルコール類で
エーテル化せしめて得られるエーテル化化合物で、代表
的なものを挙げれば、ヘキサメトキシメチルメラミンの
「CYMEL 303」(三井サイテック社)があり、
さらには「POWDERLINK PL−1174」
(アメリカンサイアナミド社)等のグリコウリル類が挙
げられる。
【0033】水酸基と反応性を有する硬化剤(C)の配
合量はポリエステル樹脂(A)および結晶性ポリウレタ
ン樹脂(B)の水酸基に対して当量比[{(A)+
(B)}/(C)]が1.3/1.0〜1.0/1.3
の範囲になることが好ましい。
【0034】ポリエステル樹脂(A)と結晶性ポリウレ
タン樹脂(B)および水酸基と反応性を有する硬化剤
(C)を含んでなる、本発明の粉体塗料用樹脂組成物を
用いて、目的とする粉体塗料を調整するには、たとえば
公知慣用の種々の方法がそのまま利用できる。
【0035】すなわち、一般的には、ポリエステル樹脂
(A)と結晶性ポリウレタン樹脂(B)および水酸基と
反応性を有する硬化剤としてのブロック化ポリイソシア
ネート化合物(C)と、さらに必要に応じて、エポキシ
樹脂、顔料、硬化促進剤、表面調整剤、ブロッキング防
止剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤などのような、種々の
添加剤成分とを混合し、溶融混練せしめたのちに、さら
に微粉砕せしめるという、いわゆる機械的粉砕方式によ
るのが、特に簡便であるので推奨される。
【0036】かくして得られる本発明に係る粉体塗料用
樹脂組成物、そして該粉体塗料用樹脂組成物から得られ
る粉体塗料は、公知慣用の種々の方法によって、被塗物
基材上に塗装され、しかるのち、焼き付けされるという
ことにより、目的とする硬化塗膜が、この被塗物基材上
に形成されるということになる。得られる塗装物品は、
平滑性、機械的物性、耐候性などの物性に優れた塗膜を
有することになる。
【0037】ここにおいて、上記した被塗物基材として
代表的なものを例示するにとどめれば、鉄、アルミニウ
ム、ステンレス・スチール、クロム・メッキ、トタン
板、ブリキ板の如き、各種の金属素材または金属製品
類;瓦類;ガラス類;各種の無機質建材類;耐熱性のあ
るプラスチック、木材などがあり、具体的には、自動車
車体または自動車(用)部品類;二輪車または二輪車
(用)部品類;門扉またはフェンス類の如き、各種の建
材類;アルミサッシ類の如き、各種の建築内外装用資材
類;アルミホイールなどのような種々の鉄ないしは非鉄
金属類の緒素材ないしはプラスチック製品、木工緒製品
類などがある。また、それらに化成処理、リン酸亜鉛処
理、クロメート処理などの表面処理したものや、電着塗
装を施されたものも含まれる。
【0038】本発明の粉体塗料用樹脂組成物は、従来の
ポリエステル粉体塗料組成物に比較して、塗膜の平滑
性、機械的物性、耐候性などが格段に向上し、水酸基と
反応性を有する硬化剤としてブロック化ポリイソシアネ
ート化合物を使用する場合には貯蔵安定性をも向上した
ものとなる。
【0039】
【実施例】次に、本発明を、参考例、実施例および比較
例により、一層、具体的に説明することにするが、本発
明は決してこれらの例示例のみに限定されるものではな
い。なお、以下において、部および%は、特に断りのな
い限り、全て、重量基準であるものとする。また、参考
例の特性値は、以下の方法により測定または評価した。
【0040】・水酸基価:無水酢酸とピリジンとの混合
溶液にポリエステル樹脂および結晶性ポリウレタン樹脂
試料を溶解し、100℃で一時間加熱還流して水酸基を
アセチル化し、ついでイオン交換水を加えてさらに加熱
還流した後に冷却し、0.5規定の水酸化カリウムのト
ルエン/メタノール溶液で逆滴定して求めた。(単位:
mgKOH/g)。
【0041】・酸価:(単位:mgKOH/g) ポリエステル樹脂(A):ベンジルアルコールにポリエ
ステル樹脂試料を溶解して、0.1規定の水酸化カリウ
ム−メタノール溶液で滴定して求めた。 結晶性ポリウレタン樹脂(B):シクロヘキサノンの結
晶性ポリウレタン樹脂試料を溶解して、0.1規定の水
酸化カリウム−メタノール溶液で滴定して求めた。
【0042】・結晶化ピーク温度:DSC−3100型
示差熱走査型熱量計[マックサイエンス社(製)]を用
い、JIS K7121に従って測定した。(単位:
℃) ・ガラス転移温度Tg:示差走査熱量測定法が使用で
き、1分間に10℃の加熱速度で、ガラス転移温度Tg
は最初の屈曲点で得られる。(単位:℃)
【0043】・溶融粘度:コーンプレート型粘度計CV
−1S[東亜工業株式会社(製)]を用い、コーンCP
−5で回転数750rpmに設定して、プレート温度1
80℃での溶融粘度を測定した。(単位:Pa・s)
【0044】・軟化点:環球式自動軟化点試験機〔明峰
社製作所(製)〕を用い、グリセリンの加熱浴で3℃/
分の昇温速度で昇温し、試料が軟化し始め、球が落下し
たときの温度を測定した(単位:℃)
【0045】参考例1〜3[ポリエステル樹脂(A)の
調整例]
【0046】参考例1〔ポリエステル樹脂[A−1]の
調製〕 撹拌機、温度計、精留塔および窒素ガス導入口を備えた
反応容器に、ネオペンチルグリコール415部、トリメ
チロールプロパン40部を仕込んで、窒素雰囲気下に撹
拌を続けながら150℃まで昇温し、イソフタル酸69
5部およびジブチル錫オキサイド0.5部をさらに加
え、240℃まで昇温した。同温度で脱水縮合反応を続
け、水酸基価が30mgKOH/gで、酸価が3mg/
KOH/gで、示差走査熱量測定によるTgが62℃の
ポリエステル樹脂を得た。これをポリエステル樹脂[A
−1]と略記する。
【0047】参考例2(同上) 撹拌機、温度計、精留塔および窒素ガス導入口を備えた
反応容器に、ネオペンチルグリコール429部、トリメ
チロールエタン30部を仕込んで、窒素雰囲気下に撹拌
を続けながら150℃まで昇温し、テレフタル酸276
部、イソフタル酸414部およびジブチル錫オキサイド
0.5部をさらに加え、240℃まで昇温した。同温度
で脱水縮合反応を続け、水酸基価が40mgKOH/g
で、酸価が3mg/KOH/gで、示差走査熱量測定に
よるTgが62℃のポリエステル樹脂を得た。これをポ
リエステル樹脂[A−2]と略記する。
【0048】参考例3(同上) 撹拌機、温度計、精留塔および窒素ガス導入口を備えた
反応容器に、ネオペンチルグリコール167部、1,4
−シクロヘキサンジメタノ−ル231部、トリメチロー
ルプロパン122部を仕込んで、窒素雰囲気下に撹拌を
続けながら150℃まで昇温し、イソフタル酸613部
およびジブチル錫オキサイド0.5部をさらに加え、2
40℃まで昇温した。同温度で脱水縮合反応を続け、水
酸基価が100mgKOH/gで、酸価が2mg/KO
H/gで、示差走査熱量測定によるガラス転移温度(T
g)が55℃のポリエステル樹脂を得た。これをポリエ
ステル樹脂[A−3]と略記する。
【0049】参考例4〔ポリエステル樹脂[A−4]の
調製〕 撹拌機、温度計、精留塔および窒素ガス導入口を備えた
反応容器に、ネオペンチルグリコール431部、トリメ
チロールプロパン25部を仕込んで、窒素雰囲気下に撹
拌を続けながら150℃まで昇温し、テレフタル酸69
3部およびジブチル錫オキサイド0.5部をさらに加
え、240℃まで昇温した。同温度で脱水縮合反応を続
け、水酸基価が30mgKOH/gで、酸価が3mg/
KOH/gで、示差走査熱量測定によるTgが64℃の
ポリエステル樹脂を得た。これをポリエステル樹脂[A
−4]と略記する。
【0050】結晶性ポリウレタン樹脂(B)の調製例
1:ポリエステルポリオール(D)の調製例 参考例4、5[ポリエステル樹脂(D)の調製] 第1表に示した原料化合物中のポリオール成分(I)及
びポリカルボン酸成分(H)を第1表に示した量で、撹
拌機、温度計、精留塔および窒素ガス導入口を備えた反
応容器に仕込んで、窒素雰囲気中で撹拌を続けながら1
50℃にまで昇温した。
【0051】ここへ、ジブチル錫オキサイド0.5部を
加えて、240℃にまで昇温し、同温度で脱水縮合反応
を続行せしめることによって、水酸基含有ポリエステル
樹脂を得た。以下、これらをポリエステル樹脂(D−
1)、(D−2)と略記する。
【0052】
【表1】第1表
【0053】《第1表の脚註》 1)1,4BG:1,4−ブタンジオール 2)EG :エチレングリコール
【0054】参考例6〜10(結晶性ウレタン樹脂
[B]の調製例) ポリオール成分及びポリエステル成分を第2表に示した
量で、撹拌機、温度計、精留塔および窒素ガス導入口を
備えた反応容器に仕込んで、窒素雰囲気中で撹拌を続け
ながら、150℃にまで昇温した。
【0055】ここへ、必要により、鎖伸長剤[G]とウ
レタン化触媒としてジブチル錫ジラウレートを加えた
後、ポリイソシアネート成分[F]を発熱に注意して2
時間で加えて、同温度でウレタン化反応をせしめること
によって、結晶性ウレタン樹脂(B)を得た。さらに、
第2表に示した量のカルボン酸無水物を添加、開環付加
反応することによりカルボン酸基の導入を行った。以
下、これらを結晶性ポリエステルウレタン樹脂[B−
1]〜[B−5]と略記する。
【表2】第2表
【0056】実施例1〜10および比較例1〜5 (粉体塗料組成物および粉体塗料の調製)それぞれ、第
3表および第4表、第5表に示すような割合で、各別
に、粉体塗料用樹脂組成物を配合せしめ、かくして得ら
れる、それぞれの組成物を、「コ・ニーダーPR−46
型」(スイス国ブス社製の一軸混練機)を使用して、9
0℃で溶融混練せしめたのちに、微粉砕し、さらに、2
00メッシュの金網で分級せしめることによって、平均
粒径が30〜40μmなる、各種の粉体塗料を調製し
た。これらの各粉体塗料を[P−1]〜[P−10]、
[p−1]〜[p−6]と略記する。
【表3】第3表
【0057】
【表4】第4表
【0058】
【表5】第5表
【0059】《第3表、第4表、第5表、第6表の脚
註》 1)B1530 :ドイツ国デグサ−ヒュルス社製「V
ESTAGON B1530」で、イソホロンジイソシ
アネートのヌレート体をε−カプロラクタムでブロック
化せしめた形のブロック・ポリイソシアネート化合物。 2)BF1540:同上社製「VESTAGON BF
1540」で、イソホロンジイソシアネートをウレトジ
オン結合で以てセルフ・ブロック化せしめた形のブロッ
ク・ポリイソシアネート化合物。 3)アクロナール 4F :ドイツ国BASF社製表面
調整剤。 4)CR−90 :石原産業(株)製ルチル型酸化チタ
ン「タイペーク CR−90」。
【0060】実施例1〜10および比較例1〜6 次に示すような塗膜形成方法に従って、第6表に示すよ
うな各種の塗膜を作製し、次いで、かくして得られたそ
れぞれの塗膜について塗膜性能試験を行なった。
【0061】すなわち、粉体塗料[P−1]〜[P−1
0]、[p−1]〜[p−6]、を使用して、次に示す
ような塗膜形成方法に従って、各種の塗膜を作製した。
【0062】被塗物として使用する基材としては、0.
8mm厚の「ボンデライト#3030」[日本パーカラ
イジング(株)製の燐酸亜鉛系処理剤で以て処理された
軟鋼板]を用いた。
【0063】粉体塗料[P−1]〜[P−10]、[p
−1]〜[p−6]を、それぞれ上記の基材に焼き付け
後の膜厚が50μmとなるようにして静電粉体塗装せし
めたのち、200℃/20分間なる条件下に焼き付けを
行ない、粉体塗料からなる塗膜(以下、粉体塗膜と略記
する。)を有する被塗物を得た。
【0064】かくして得られた、被塗物上の粉体塗膜に
ついては平滑性、耐衝撃性、耐屈曲性、促進耐候性、の
評価を行った。それらの結果をまとめて第6表及び第7
表、第8表に示した。
【表6】第6表
【0065】
【表7】第7表
【0066】
【表8】第8表
【0067】なお、評価判定の要領は、次の通りであ
る。 ・光沢:光沢計にて60°光沢値を測定した。 ・平滑性:目視により評価判定した。評価判定の基準は
次の通りである。 ○:非常にスムーズなる平滑な塗面。 ×:細かいチリ肌が認められる塗面。
【0068】・耐衝撃性:塗膜面にDu−pont衝撃
試験機で、1/2インチ径のポンチに1Kgの重りを落
下させてワレが発生する高さ(cm)で衝撃性を判定し
た。
【0069】・耐屈曲性:25℃で塗膜面を上にしてを
90°に折り曲げた部分の塗膜のワレを判定した。 ○:まったくワレが認められない。 ×:一部または全面にワレが認められる。
【0070】・促進耐候性:サンシャインウエザオメー
ター1000時間試験後の60°光沢を測定し、初期光
沢の光沢保持率(%)で評価した。
【0071】
【発明の効果】本発明に係る粉体塗料用樹脂組成物は、
塗膜の平滑性、柔軟性、耐候性にも優れる特徴を有し、
従来の粉体塗料組成物に比して柔軟性、耐候性等が格段
に向上する。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂を構成する酸成分の50モル%以上
    がイソフタル酸及びその誘導体からなり、水酸基を有す
    るポリエステル樹脂(A)と、結晶性ポリウレタン樹脂
    (B)と水酸基と反応性を有する硬化剤(C)を含有す
    ることを特徴とする粉体塗料用樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 水酸基と反応性を有する硬化剤(C)が
    ブロック化ポリイソシアネート化合物であることを特徴
    とする請求項1記載の粉体塗料用樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 結晶性ポリウレタン樹脂(B)が結晶化
    ピーク温度30〜150℃であることを特徴とする請求
    項1または2記載の粉体塗料用樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 結晶性ポリウレタン樹脂(B)が、ポリ
    エステルポリオール(D)及び/またはポリエーテルポ
    リオール(E)と、ポリイソシアネート化合物(F)を
    必須成分とし、必要により鎖伸長剤(G)とを反応させ
    て得られる水酸基含有ポリウレタン樹脂、または、この
    水酸基含有のポリウレタン樹脂にポリカルボン酸化合物
    もしくはその酸無水物を反応させて得られるカルボキシ
    ル基含有ポリウレタン樹脂であることを特徴とする請求
    項1〜3のいずれかに記載の粉体塗料用樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 ポリエステルポリオール(D)が、炭素
    原子数2〜22のポリカルボン酸(H)と炭素原子数2
    〜20のポリオール(I)とから得られた水酸基含有ポ
    リエステル樹脂であることを特徴とする請求項4に記載
    の粉体塗料用樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 結晶性ポリウレタン樹脂(B)が酸価5
    〜100mgKOH/gである請求項1〜5のいずれか
    に記載の粉体塗料用樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 結晶性ポリウレタン樹脂(B)が水酸基
    価5〜100mgKOH/gである請求項1〜6のいず
    れかに記載の粉体塗料用樹脂組成物。
  8. 【請求項8】 結晶性ポリウレタン樹脂(B)が、18
    0℃における溶融粘度が10Pa・s以下の結晶性ポリ
    ウレタン樹脂である請求項1〜7のいずれかに記載の粉
    体塗料用樹脂組成物。
  9. 【請求項9】 ブロック化ポリイソシアネート化合物
    が、ウレトジオン結合を有するブロック化ポリイソシア
    ネート化合物である2〜8のいずれかに記載の粉体塗料
    用樹脂組成物。
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