JP2002226504A - 天然ゴムの加硫速度の調整方法 - Google Patents

天然ゴムの加硫速度の調整方法

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JP2002226504A
JP2002226504A JP2001028610A JP2001028610A JP2002226504A JP 2002226504 A JP2002226504 A JP 2002226504A JP 2001028610 A JP2001028610 A JP 2001028610A JP 2001028610 A JP2001028610 A JP 2001028610A JP 2002226504 A JP2002226504 A JP 2002226504A
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hydrazide
natural rubber
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adjusting
acid
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JP2001028610A
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Seiichiro Iwafune
盛一郎 岩船
Hiromi Maeda
弘実 前田
Hirotoshi Toratani
博歳 虎谷
Ken Kishima
研 貴島
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Bridgestone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 任意の加硫速度を有する天然ゴムを得る天然
ゴムの加硫速度の調整方法を提供する。 【解決手段】 本発明の天然ゴムの加硫速度の調整方
法は、乾燥前の天然ゴム中のラテックスの奨液の量を変
えることを特徴とするものであり、好ましくは、更に、
恒粘度剤を添加する工程を含むことを特徴し、更にま
た、恒粘度剤を添加した後、ドラムドライヤー、または
コンベア式ドライヤーで乾燥工程を有することを特徴と
するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天然ゴムの加硫速
度の調整方法に関し、更に詳しくは、任意の加硫速度を
有する天然ゴムを得るための天然ゴムの加硫速度の調整
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、天然ゴムは、タッピング後、採
取された天然ゴムラテックスを酸等により凝固せしめ
て、洗浄(水洗い)、脱水、乾燥、パッキングの順で製
造されている。採取された天然ゴムラテックスには、ゴ
ム成分の他、非ゴム成分となる漿液成分などが含まれて
いる。この漿液成分には、イノシトール、炭水化物、タ
ンパク質、糖類、ミネラル、核酸、加硫促進効果を有す
る成分などが存在することが古くから知られている。
【0003】しかしながら、一般の技術的格付けゴム
(TSR)の製造プロセスでは、タッピング後、天然ゴ
ムラテックスを自然凝固(CL)せしめて、この凝固せ
しめたゴムを水洗し、脱水後、このゴムを110℃〜1
40℃で数時間の熱風乾燥を行なっているので、天然ゴ
ムラテックスの含まれる加硫促進成分等は、上記水洗工
程で流出するものであり、しかも、水洗工程が多く、長
いほど天然ゴムの加硫速度は遅くなるものである。ま
た、水洗工程プロセスが少ないリブド・スモーク・シー
ト(RSS)天然ゴムの製造プロセスにおいても、酸や
アルカリなどによりラテックスを凝固した後に、水を絞
る工程で大部分の加硫促進成分等は流出してしまってい
るのが現状である。
【0004】また、上記漿液成分は、富栄養であり、ラ
テックス凝固中でも発酵し、さらに凝固残液には凝固に
使用するギ酸などの酸、安定剤として加えたアンモニア
が塩として混在し、一般的な天然ゴム製造工程から直接
有効成分を使用することは難しいという課題がある。
【0005】一方、上記従来のTSR製造プロセス又は
RSS天然ゴムの製造プロセスにより得られる天然ゴム
では、加硫速度が調整されていないため、この天然ゴム
を原料としてゴム組成物を製造する際に、近年、加硫促
進剤を増量することにより加硫速度を速くして生産性を
向上させることが行われているが、加硫促進剤を増量等
すると、一般に、熱老化後の物性変化が大きくなる点に
課題があり、任意の加硫速度を有する天然ゴムが望まれ
ているのが現状である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の課題及び現状等について、これを解消しようとする
ものであり、天然ゴムの漿液成分に含まれる加硫促進成
分を活用することにより、任意の加硫速度を有する天然
ゴムを得ることができる天然ゴムの加硫速度の調整方法
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記従来
技術の課題等を解決するため、鋭意検討した結果、天然
ゴムの漿液に含まれる加硫促進成分が水溶性であること
を確認した後、ゴム成分を濃縮し、相対的に水成分を減
らすことで、全乾燥ラテックスに比べて、加硫速度を遅
くすることができ、また、漿液成分を加えることで逆に
加硫速度を速くすることが可能となることを見出し、本
発明を完成するに至ったのである。すなわち、本発明
は、次の(1)〜(14)に存する。 (1) 乾燥前の天然ゴム中のラテックスの奨液の量を変え
ることを特徴とする天然ゴムの加硫速度の調整方法。 (2) 更に、恒粘度剤を添加する工程を含むことを特徴と
する上記(1)に記載の天然ゴムの加硫速度の調整方法。 (3) 前記恒粘度剤が下記一般式(I)で表されるヒドラ
ジド化合物であることを特徴とする上記(2)に記載の天
然ゴムの加硫速度の調整方法。 R−CONHNH2 ………(I) (ただし、式(I)中のRは、炭素数3〜30のアルキ
ル基、炭素数3〜30のシクロアルキル基、アリール基
を示す。) (4) 前記ヒドラジド化合物が、アセトヒドラジド、プロ
ピオン酸ヒドラジド、ブチルヒドラジド、ラウリン酸ヒ
ドラジド、パルミチン酸ヒドラジド、ステアリン酸ヒド
ラジド、シクロプロピルヒドラジド、シクロヘキシルヒ
ドラジド、シクロブチルヒドラジド、フェニルヒドラジ
ド(C66−CONHNH2)、o−,m−,p−トリ
ルオクタン酸ヒドラジド、安息香酸ヒドラジド、乳酸ヒ
ドラジド、フタル酸ヒドラジド、サルチル酸ヒドラジ
ド、ヒドラジド、p−メトキシフェニルヒドラジド、
3,5−キシリルヒドラジド、3−ヒドロキシ−2−ナ
フトエ酸ヒドラジド、1−ナフチルヒドラジドからなる
群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする
上記(3)に記載の天然ゴムの加硫速度の調整方法。 (5) ヒドラジド化合物の添加量が、天然ゴム100重量
部に対して、0.02重量部以上であることを特徴とす
る上記(3)又は(4)に記載の天然ゴムの加硫速度の調整方
法。 (6) ヒドラジド化合物が炭素数12以上のアルキル酸ヒ
ドラジドであることを特徴とする上記(3)〜(5)のいずれ
か1項に記載の天然ゴムの加硫速度の調整方法。 (7) ヒドラジド化合物がその分子中に水酸基を有するこ
とを特徴とする上記(3)〜(5)のいずれか1項に記載の天
然ゴムの加硫速度の調整方法。 (8) ヒドラジド化合物が乳酸ヒドラジド、フタル酸ヒド
ラジド、安息香酸ヒドラジド、オクタン酸ヒドラジドか
ら選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする上記
(7)に記載の天然ゴムの加硫速度の調整方法。 (9) ヒドラジド化合物が炭素数2〜5のアルキル酸ヒド
ラジドであることを特徴とする上記(3)〜(5)のいずれか
1項に記載の天然ゴムの加硫速度の調整方法。 (10) ヒドラジド化合物がプロピオン酸ヒドラジド、ア
セトヒドラジド、ブチルヒドラジドから選ばれる少なく
とも一種であることを特徴とする上記(9)に記載の天然
ゴムの加硫速度の調整方法。 (11) ヒドラジド化合物が炭素数12以上のアルキル酸
ヒドラジドであることを特徴とする上記(3)〜(5)のいず
れか1項に記載の天然ゴムの加硫速度の調整方法。 (12) ヒドラジド化合物がラウリン酸ヒドラジド、パル
ミチン酸ヒドラジドから選ばれる少なくとも一種である
ことを特徴とする上記(11)に記載の天然ゴムの加硫速度
の調整方法。 (13) ヒドラジド化合物を天然ゴムのラテックスに添加
することを特徴とする上記(2)〜(12)のいずれか1項に
記載の天然ゴムの加硫速度の調整方法。 (14) ドラムドライヤー、またはコンベア式ドライヤー
で乾燥することを特徴とする上記(1)〜(13)のいずれか
1項に記載の天然ゴムの加硫速度の調整方法。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を詳
しく説明する。本発明の天然ゴムの加硫速度の調整方法
は、乾燥前の天然ゴム中のラテックスの奨液の量を変え
ることを特徴とするものであり、好ましくは、更に、恒
粘度剤を添加する工程を含むことを特徴し、更にまた、
恒粘度剤を添加した後、ドラムドライヤー、またはコン
ベア式ドライヤーで乾燥工程を有することを特徴とする
ものである。
【0009】本発明では、天然ゴムの漿液に含まれる加
硫促進成分は、タンパク質であり、水によって抽出可能
な成分である。この天然ゴムの漿液に含まれる加硫促進
成分は水溶性であるので、この加硫促進成分を活用する
ためには、例えば、後述する〜に記載される夫々の
態様等により乾燥前の天然ゴム中のラテックスの奨液の
量を変えることができる。これにより、天然ゴムラテッ
クスの漿液成分に含まれる加硫促進成分を減らし、また
は、増加させて、任意の加硫速度となる天然ゴムが得ら
れるものとなる。本発明において、天然ゴム中のラテッ
クスの奨液の量を変える方法としては、天然ゴムラテ
ックスを遠心分離し濃縮されたラテックスとする態様、
または、分離された漿液を天然ゴムラテックスに混入す
る態様、天然ゴムラテックスを遠心分離し、漿液の量
を変える態様、TSR製造プロセス、USS製造プロ
セスなどの水洗工程後に天然ゴムラテックスを遠心分離
し漿液部が濃縮されたラテックスとする態様、または、
分離された漿液を噴霧する、あるいはラテックスを遠心
分離し、または、分離された漿液に天然ゴムを浸漬する
態様などが挙げられる。なお、これらの天然ゴムラテッ
クスのゴム濃度(DRC:Dryed Rubber Contennt)
は、乾燥ゴム重量として5重量%以上、好ましくは、1
5〜70重量%であることが望ましい。天然ゴムラテッ
クスのゴム濃度は、乾燥ゴム重量として5重量%未満で
あると、ゴム量が減り、ゴム自体が水を多く含むように
なり、後工程での水分の乾燥が必要となり生産性の低下
及び追加工程が必要となり、好ましくない。なお、この
製造法で製造された天然ゴムは後工程で水洗プロセスを
もちいれば、加硫速度の調整も可能である。
【0010】本発明において、上記天然ゴム中のラテッ
クスの奨液の量を変えた後、更に、恒粘度剤を添加する
工程を含むことが好ましい。この恒粘度剤を添加する工
程を含むことにより、任意の加硫速度を有する天然ゴム
が得られると共に、長期保管でも粘度が安定な天然ゴム
を得ることができる。天然ゴムラテックスには、上記加
硫促進成分が含有される他、ゲル化を促進するアミノ酸
などの成分が含まれているので、採取した天然ゴムラテ
ックスに恒粘度剤を含有せしめることにより、天然ゴム
に優れた恒粘度効果を付与し、ゲル化抑制を発揮せしめ
ることができるものとなる。
【0011】本発明に用いる恒粘度剤としては、例え
ば、セミカルバジド、ジメドン(1,1−ジメチルシク
ロヘキサン−3,5−ジオン)、下記一般式(I)で表
されるヒドラジド化合物が挙げられる。本発明に用いる
ヒドラジド化合物は、下記一般式(I)で表されるヒドラ
ジド化合物から選ばれるものが挙げられる。 R−CONHNH2 …………(I) 〔ただし、式(I)中、Rは炭素数1から30のアルキ
ル基、炭素数3〜30のシクロアルキル基、アリール基
を示す。〕 上記一般式(I)で表されるヒドラジド化合物としては、
例えば、アセトヒドラジド、プロピオン酸ヒドラジド、
ブチルヒドラジド、ラウリン酸ヒドラジド、パルミチン
酸ヒドラジド、ステアリン酸ヒドラジド、シクロプロピ
ルヒドラジド、シクロヘキシルヒドラジド、シクロブチ
ルヒドラジド、フェニルヒドラジド(C66−CONH
NH2)、o−,m−,p−トリルオクタン酸ヒドラジ
ド、安息香酸ヒドラジド、乳酸ヒドラジト、フタル酸ヒ
ドラジド、サルチル酸ヒドラジド、ヒドラジド、p−メ
トキシフェニルヒドラジド、3,5−キシリルヒドラジ
ド、3−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸ヒドラジド、1−
ナフチルヒドラジドからなる群から選ばれる少なくとも
1種が挙げられる。
【0012】また、本発明に用いることができる恒粘度
剤としては、下記一般式(II)で表される芳香族ポリカ
ルボン酸誘導体の中から選択される少なくとも1種から
なるものであってもよい。
【化1】
【0013】本発明に使用できる前記一般式(II)で表
される恒粘度剤となる芳香族ポリカルボン酸誘導体とし
ては、例えば、フタル酸、トリメリット酸、ピロメリッ
ト酸又はその無水物のいずれかの誘導体が好ましい。ま
た、前記一般式(II)で表される芳香族ポリカルボン酸
誘導体において、R 1が炭素数1から22までのアルキ
ル基、XがO(酸素原子、以下同様)又は(R4O)q
であることが好ましく、特に、XはOであることが好ま
しい。更に、前記一般式(II)で表される芳香族ポリカ
ルボン酸誘導体としては、フタル酸、トリメリット酸、
ピロメリット酸又はその無水物のいずれかの一つの誘導
体であり、かつ、前記一般式(II)式中のR1が炭素数
1から22までのアルキル基、XがO又は(R4O)q
であることが好ましく、特に、XはOであることが好ま
しい。具体的には、フタル酸モノステアリル、フタル酸
モノデシル、フタル酸モノオクチルアミド、トリメリッ
ト酸モノデシル、トリメリット酸モノステアリル、ピロ
メリット酸モノステアリル、ピロメリット酸ジステアリ
ルなどが挙げられる。これらの中でも目的の効果である
ゲル量低減効果、可塑化効果及び低コストの点でフタル
酸モノアルキルエステルが好ましく、更に好ましくは、
フタル酸モノステアリルが望ましい。
【0014】更に、本発明に用いることができる恒粘度
剤としては、芳香環に結合するカルボキシル基を少なく
とも一つ有する、芳香族多価カルボン酸と(ポリ)オキ
シアルキレン誘導体とのエステルであってもよい。この
エステルは、芳香族多価カルボン酸と(ポリ)オキシア
ルキレン誘導体とにより得られるものであり、分子中に
芳香環に結合するカルボキシル基を少なくとも一つ有す
るものであれば、特に限定されないが、好ましくは、下
記一般式(III)で表わされる化合物が望ましい。
【化2】
【0015】前記一般式(III)において、より好まし
くは、a+xが2又は3であり、R5が炭素数2〜4の
アルキレン基、R6が炭素数2〜28のアルキル基又は
アルケニル基であり、更に好ましくは、a=1、x=
1、R5がエチレン基、R6が炭素数2〜28のアルキル
基又はアルケニル基であり、特に好ましくは、bが1〜
10、a=1、x=1、R5がエチレン基、R6が炭素数
8〜18のアルキル基又はアルケニル基であることが望
ましい。
【0016】本発明に用いることができる上記エステル
は、(i)2価以上の芳香族カルボン酸またはその無水
物と、(ii)(ポリ)オキシアルキレン誘導体とを反応
させることにより得ることができる。上記(i)の2価
以上の芳香族カルボン酸としては、例えば、フタル酸、
無水フタル酸、ナフタレンジカルボン酸などの2価の芳
香族カルボン酸またはその無水物、トリメリット酸、無
水トリメリット酸などの3価の芳香族カルボン酸または
その無水物、ピロメリット酸、無水ピロメリット酸など
の4価の芳香族カルボン酸またはその無水物が挙げられ
るが、コストの面から2価または3価の芳香族カルボン
酸またはその無水物が好ましく、特に、無水フタル酸で
あることが好ましい。上記(ii)の(ポリ)オキシアル
キレン誘導体としては、例えば、1以上の水酸基を持っ
た平均重合度1以上の(ポリ)オキシアルキレン基を有
する誘導体であり、好ましくは、1〜2の水酸基を持っ
た(ポリ)オキシアルキレン基を有する誘導体であり、
特に好ましくは1ヶの水酸基を持った(ポリ)オキシア
ルキレン基を有する誘導体である。(ポリ)オキシアル
キレン誘導体としては、例えば、(ポリ)オキシアルキ
レンアルキルエーテルなどのエーテル型;(ポリ)オキ
シアルキレン脂肪酸モノエステルなどのエステル型;
(ポリ)オキシアルキレングリセリン脂肪酸エステルな
どのエーテルエステル型;(ポリ)オキシアルキレン脂
肪酸アミド、(ポリ)オキシアルキレンアルキルアミン
など含窒素型などが挙げられるが、本発明の(ポリ)オ
キシアルキレン誘導体としてはエーテル型とエステル型
が好ましく、エーテル型が特に好ましい。
【0017】エーテル型の(ポリ)オキシアルキレン誘
導体としては、例えば、ポリオキシエチレンラウリルエ
ーテル、ポリオキシエチレンデシルエーテル、ポリオキ
シエチレンオクチルエーテル、ポリオキシエチレンレン
2−エチルヘキシルエーテル、ポリオキシエチレンポリ
オキシプロピレンラウリルエーテル、ポリオキシプロピ
レンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイル
エーテルなどのポリオキシアルキレン、不飽和を含むポ
リオキシアルキレン脂肪族エーテル、ポリオキシエチレ
ンベンジルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェ
ニルエーテル、ポリオキシエチレンペンジル化フェニル
エーテルなどのポリオキシエチレン芳香族エーテルなど
が挙げられるが、ポリオキシアルキレン脂肪族エーテル
が好ましい。更に、ポリオキシエチレンアルキルまたは
アルケニルエーテルであることが好ましく、特にポリオ
キシエチレンの平均重合度が10以下、アルキル基また
はアルケニル基の炭素数が8から18であることが好ま
しい。具体的には、以下に、ポリオキシエチレンをPO
E(n)と略し、( )内には平均重合度を示して例示
する。POE(3)オクチルエーテル、POE(4)2
−エチルヘキシルエーテル、POE(3)デシルエーテ
ル、POE(5)デシルエーテル、POE(3)ラウリ
ルエーテル、POE(8)ラウリルエーテル、POE
(1)ステアリルエーテルなどが挙げられる。
【0018】本発明では、上記恒粘度剤となるセミカル
バジド、ジメドン(1,1−ジメチルシクロヘキサン−
3,5−ジオン)、上記一般式(I)で表されるヒドラ
ジド化合物、上記一般式(II)で表される恒粘度剤とな
る芳香族ポリカルボン酸誘導体、並びに、芳香環に結合
するカルボキシル基を少なくとも一つ有する、芳香族多
価カルボン酸と(ポリ)オキシアルキレン誘導体とのエ
ステルから選ばれる1種(各単独)を用いることによ
り、更に、長期保管でも粘度が安定な天然ゴムを得るこ
とができることとなる。
【0019】好ましくは、上記で例示したヒドラジド化
合物の二種類を好適に組合わせて上記加硫速度を調整し
た天然ゴムに添加することにより、天然ゴムの粘度の上
昇を抑え、かつ、任意の粘度を得ることができるものと
なる。すなわち、天然ゴムの粘度の上昇を抑えるために
は、ヒドラジド化合物のヒドラジド基のモル数が影響す
る一方、粘度自体はヒドラジド基以外の側鎖の影響が大
きいことが本発明者らの実験及び検討などにより新規に
知見したものであり、特に、ヒドラジド化合物を用いる
場合、ヒドラジド化合物のヒドラジド基のモル数及びヒ
ドラジド基以外の側鎖(の官能基)を考慮して、二種類
のヒドラジド化合物を好適に組合わせることにより、天
然ゴムの粘度の上昇を抑え、かつ、任意の粘度を得るこ
とができるものとなる。具体的には、二種類のヒドラジ
ド化合物A及びBを用いる場合において、ヒドラジド化
合物Aとして、上記一般式(I)で表されるヒドラジド
化合物、例えば、上述のアセトヒドラジドから1−ナフ
チルヒドラジドまでに挙げたヒドラジド化合物のいずれ
かを用いる場合には、ヒドラジド化合物Bは、当該ヒド
ラジド化合物A以外のヒドラジド化合物又は当該ヒドラ
ジド化合物Aの残りのヒドラジド化合物が用いられる。
【0020】上記二種類のヒドラジド化合物において、
例えば、i)炭素数12以上のアルキル酸ヒドラジドを
主成分とすることで低粘度天然ゴムを調整することがで
き、ii)ヒドラジド化合物の分子中に水酸基(−OH
基)を有するヒドラジド化合物を主成分とすることで高
粘度天然ゴムを調整することができ、iii)炭素数2〜
5のアルキル酸ヒドラジドを主成分とすることで中粘度
天然ゴムを調整することができる。なお、本発明におい
て、低粘度天然ゴムとは、100℃の時のムーニー値
(ML1+4)の条件(以下、同様)で測定されるムーニ
ー粘度が40〜55の場合をいい、中粘度天然ゴムと
は、上記条件で測定されるムーニー粘度が55〜75の
場合をいい、高粘度天然ゴムとは、上記条件で測定され
るムーニー粘度が75以上の場合をいう。
【0021】例えば、ヒドラジド化合物Aとして、上述
のアセトヒドラジドから1−ナフチルヒドラジドまでに
挙げたヒドラジド化合物のいずれかを用いる場合に、ヒ
ドラジド化合物Bとしては、上記i)の炭素数12以上
のアルキル酸ヒドラジド、上記ii)のヒドラジド化合物
の分子中に水酸基を有するヒドラジド化合物、上記ii
i)の炭素数2〜5のアルキル酸ヒドラジドが挙げられ
る。上記i)の炭素数12以上のアルキル酸ヒドラジド
としては、ラウリン酸ヒドラジド、パルミチン酸ヒドラ
ジドから選ばれる少なくとも一種が挙げられ、上記ii)
のヒドラジド化合物の分子中に水酸基を有するヒドラジ
ド化合物としては、乳酸ヒドラジド、サルチル酸ヒドラ
ジド、3−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸ヒドラジドから
選ばれる少なくとも一種であるものが挙げられ。上記ii
i)の炭素数2〜5のアルキル酸ヒドラジドとしては、
プロピオン酸ヒドラジド、アセトヒドラジド、ブチルヒ
ドラジドから選ばれる少なくとも一種が挙げられる。
【0022】本発明に用いる上記各恒粘度剤は、そのま
ま天然ゴムラテックス中に添加することもできるが、天
然ラテックス中への分散性を向上せしめる点等から恒粘
度剤を溶媒で希釈したものが好ましく、恒粘度剤種によ
り好適な溶媒種が設定されるものであり、溶媒種とし
て、水(精製水、イオン交換水、純水等、以下、単に
「水」という)を用いることができる。上記恒粘度剤種
が水性の場合は、水溶液として、また、油性の場合は、
エマルジョンとして用いることができる。
【0023】本発明において、恒粘度剤エマルジョン
は、乳化剤と、必要に応じて親和剤とを用い、通常の方
法で得ることができる。本発明では、前記各種の恒粘度
剤は、単独で又は2種以上組合わせて、または、上記ヒ
ドラジド化合物の二種類を好適に組合わせて用いること
ができ、その配合量は、乾燥重量として天然ゴム100
重量部に対して、0.02重量部以上、好ましくは、
0.04〜2.0重量部であることが望ましい。これら
の恒粘度剤の配合量を0.02重量部以上とすることに
より、更なる恒粘度効果を発揮することができ、ゴム物
性低下などの悪影響を生じることなく、長期保管でも粘
度が安定な天然ゴムを得ることができる。なお、恒粘度
剤を水溶液又はエマルジョンとして用いる場合には、上
記の添加量となるように、水溶液濃度又はエマルジョン
濃度が調整されることとなる。
【0024】本発明では、上記恒粘度剤添加後、好まし
くは、更に、採取された天然ゴムラテックスから加硫速
度がコントロールされた天然ゴムを短時間で、変質させ
ることなく効率よく製造する点から、乾燥する工程を含
むことが望ましい。乾燥手段としては、例えば、ドラム
ドライヤ及び/又はコンベア式ドライヤを用いて乾燥す
ることが挙げられる。ドラムドライヤとしては、例え
ば、ロール表面にブレードを付け、ロール内側を水蒸気
で加熱し連続的に天然ゴムラテックス等を滴下させる装
置を備えたものであり、これにより、上記二種類のヒド
ラジド化合物含有天然ゴムを連続的に乾燥することなど
が挙げられる。コンベア式ドライヤとしては、例えば、
遠赤外線装置、または、マイクロウェィブ照射装置を備
えたものであり、これにより、上記二種類のヒドラジド
化合物含有天然ゴムを連続的に乾燥することなどが挙げ
られる。具体的に用いることができるドラムドライヤと
しては、ニ軸式ドラムドライヤーが挙げられる。
【0025】上記ドラムドライヤの乾燥温度は、使用す
る天然ゴムの種類などにより適宜設定されるが、90℃
〜160℃、好ましくは、105℃〜150℃であり、
乾燥時間は5秒〜1分、好ましくは、15秒〜30秒で
ある。上記ベルト乾燥機(コンベア式ドライヤ)の乾燥
温度は、天然ゴムシートの厚さなどにより適宜設定され
るが、90℃〜170℃、好ましくは、105℃〜16
0℃であり、乾燥時間は10秒〜2分、好ましくは、1
5秒〜1分である。
【0026】なお、本発明方法により粘度調整された天
然ゴムには、必要に応じて、補強剤、軟化剤、加硫剤、
加硫促進剤、加硫促進助剤、老化防止剤等の任意成分を
含有させることができる。
【0027】このように構成される本発明では、乾燥前
の天然ゴム中のラテックスの奨液の量を変えることによ
り、天然ゴムラテックスの漿液成分に含まれる加硫促進
成分を減らし、または、増加させて、任意の加硫速度と
なる天然ゴムが得られるものとなる。本発明では、天然
ゴムのゲル化を抑制する点から、更に、恒粘度剤を添加
する工程を含むことにより、任意の加硫速度を有する天
然ゴムが得られると共に、長期保管でも粘度が安定な天
然ゴムを得ることができるものとなる。更に、恒粘度剤
を添加した後、ドラムドライヤー、またはコンベア式ド
ライヤーで乾燥工程を有することにより、安定した任意
の加硫速度を有する天然ゴムが得られ、採取された天然
ゴムラテックスから加硫速度がコントロールされた全乾
燥の天然ゴムを短時間で、変質させることなく効率よく
製造することができることとなる。
【0028】
【実施例】次に、実施例及び比較例により、本発明を更
に具体的かつ詳細に説明するが、本発明は下記実施例に
限定されるものではない。
【0029】〔実施例1〜2及び比較例1〕下記表1に
示す天然ゴムA〜C及び配合組成により、ゴム組成物を
調製した。なお、配合単位は、重量部である。 (1) 天然ゴムAは、一般のRSS#3の素練りゴム
(素練り条件:2500ccバンバリーミキサーにて2
kg.70rpm、2分間で素練りしたもの)を用い
た。 (2) 天然ゴムBは、天然ゴムラテックス;クローン種
GT−1を用い、タッピングをして採取した直後、安定
化剤としてアンモニア(0.4重量%)で処理した。こ
の0.4重量%含有天然ゴムラテックスそのものを13
0℃のドラムドライヤーにて15秒間乾燥したものを用
いた。この天然ゴムは、ラテックスのもっている漿液を
全て含んだゴムであり、加硫促進成分量は指数で表すと
100%(ORIGNAL)である。 (3) 天然ゴムCは、上記ゴムBと同様の天然ゴム(N
R)ラテックスを遠心分離機〔サイトウ・ラテックスセ
パレター SLP−3000、斎藤遠心機工業(株)社
製〕で7500rpmで20分処理し、上側のNRクリ
ーム分をpH9.6アンモニア水に溶かし、DRC20
%とし、恒粘度剤としてプロピオン酸ヒドラジドをゴム
(100重量部)対比0.1phr加えてから(30秒
撹拌)、130℃のドラムドライヤーにて15秒間乾燥
したものを用いた。NRクリーム分に含まれている水溶
性部分となる加硫促進成分量は、指数で表すと40%で
ある。
【0030】上記天然ゴムA〜Cを用いて調製したゴム
組成物について、下記評価方法により、加硫速度(T0.
9)を評価した。これらの結果を下記表1に示す。
【0031】〔T0.9(加硫速度)の測定方法〕加硫速
度は、日本合成ゴム社製キュラストメーターを用いて、
温度160℃±1℃で測定した。加硫トルクカーブの最
大値の90%を得るまでに要する時間を測定した。比較
例1をコントロール(100)として、指数表示で示し
た。指数が低いほどT0.9(加硫速度)が速いことを示
す。
【0032】
【表1】
【0033】上記表1の結果から明らかなように、のラ
テックスのもっている漿液を全て含んだラテックス全液
乾燥の実施例1は、比較例1のRSS#3の素練りゴム
対比、加硫速度が60%速くなることが判明した。ま
た、遠心分離で漿液部分が減った実施例2では、比較例
1のRSS#3の素練りゴム対比、加硫速度が40%速
くなっているが、実施例1に較べ、10%遅くなること
が判明した。
【0034】上記天然ゴムB,C及びこの各天然ゴム
B,Cを60℃×24hrで硬化テストした後の天然ゴ
ムについて、下記方法により、ムーニー粘度、ポリマー
ゲル量(%)を測定した。これらの結果を下記表2に示
す。
【0035】(ムーニー粘度の評価法)ムーニー粘度
は、100℃の時のムーニー値(ML1+4)である。 (ポリマーゲル量の評価法)ゴム0.2gをトルエンに
一晩膨潤させ、遠心分離機で25000rpmで2.5
時間処理し、沈降したゲルを70℃×24時間乾燥して
秤量し、ポリマーゲルとしてオリジナル全体重量で割た
値(%)で評価した。
【0036】
【表2】
【0037】上記表2の結果から明らかなように、ゴム
成分Bでは、実施例1から加硫は速いが、同時にゲル化
促進後の変化が比較的大きいことが判った。また、遠心
分離+恒粘度剤(プロピオン酸ヒドラジドをゴム成分1
00重量部あたり0.1重量部)添加でドラムドライヤ
ーを実施したゴム成分Cでは、単純にドラムドライヤー
のゴム成分B対比、ゲル化促進後のムーニー変化、ゲル
量変化は小さいことが判った。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、乾燥前の天然ゴム中の
ラテックスの奨液の量を変えることにより、天然ゴムラ
テックスの漿液成分に含まれる加硫促進成分を増減し
て、任意の加硫速度となる天然ゴムの加硫速度の調整方
法が提供される。また、本発明では、天然ゴムのゲル化
を抑制する点から、更に、恒粘度剤を添加する工程を含
むことにより、任意の加硫速度を有する天然ゴムが得ら
れると共に、長期保管でも粘度が安定な天然ゴムを得る
ことができるものとなる。更に、恒粘度剤を添加した
後、ドラムドライヤー、またはコンベア式ドライヤーで
乾燥工程を有することにより、安定した任意の加硫速度
を有する天然ゴムが得られ、採取された天然ゴムラテッ
クスから加硫速度がコントロールされた全乾燥の天然ゴ
ムを短時間で、変質させることなく効率よく製造するこ
とができる。
フロントページの続き (72)発明者 貴島 研 東京都小平市小川東町5−11−11―201 Fターム(参考) 4J002 AC011 EQ026 FD206

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾燥前の天然ゴム中のラテックスの奨液
    の量を変えることを特徴とする天然ゴムの加硫速度の調
    整方法。
  2. 【請求項2】 更に、恒粘度剤を添加する工程を含むこ
    とを特徴とする請求項1に記載の天然ゴムの加硫速度の
    調整方法。
  3. 【請求項3】 前記恒粘度剤が下記一般式(I)で表さ
    れるヒドラジド化合物であることを特徴とする請求項2
    に記載の天然ゴムの加硫速度の調整方法。 R−CONHNH2 ………(I) (ただし、式(I)中のRは、炭素数3〜30のアルキ
    ル基、炭素数3〜30のシクロアルキル基、アリール基
    を示す。)
  4. 【請求項4】 前記ヒドラジド化合物が、アセトヒドラ
    ジド、プロピオン酸ヒドラジド、ブチルヒドラジド、ラ
    ウリン酸ヒドラジド、パルミチン酸ヒドラジド、ステア
    リン酸ヒドラジド、シクロプロピルヒドラジド、シクロ
    ヘキシルヒドラジド、シクロブチルヒドラジド、フェニ
    ルヒドラジド(C66−CONHNH 2)、o−,m
    −,p−トリルオクタン酸ヒドラジド、安息香酸ヒドラ
    ジド、乳酸ヒドラジド、フタル酸ヒドラジド、サルチル
    酸ヒドラジド、ヒドラジド、p−メトキシフェニルヒド
    ラジド、3,5−キシリルヒドラジド、3−ヒドロキシ
    −2−ナフトエ酸ヒドラジド、1−ナフチルヒドラジド
    からなる群から選ばれる少なくとも1種であることを特
    徴とする請求項3に記載の天然ゴムの加硫速度の調整方
    法。
  5. 【請求項5】 ヒドラジド化合物の添加量が、天然ゴム
    100重量部に対して、0.02重量部以上であること
    を特徴とする請求項3又は4に記載の天然ゴムの加硫速
    度の調整方法。
  6. 【請求項6】 ヒドラジド化合物が炭素数12以上のア
    ルキル酸ヒドラジドであることを特徴とする請求項3〜
    5のいずれか1項に記載の天然ゴムの加硫速度の調整方
    法。
  7. 【請求項7】 ヒドラジド化合物がその分子中に水酸基
    を有することを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項
    に記載の天然ゴムの加硫速度の調整方法。
  8. 【請求項8】 ヒドラジド化合物が乳酸ヒドラジド、フ
    タル酸ヒドラジド、安息香酸ヒドラジド、オクタン酸ヒ
    ドラジドから選ばれる少なくとも一種であることを特徴
    とする請求項7に記載の天然ゴムの加硫速度の調整方
    法。
  9. 【請求項9】 ヒドラジド化合物が炭素数2〜5のアル
    キル酸ヒドラジドであることを特徴とする請求項3〜5
    のいずれか1項に記載の天然ゴムの加硫速度の調整方
    法。
  10. 【請求項10】 ヒドラジド化合物がプロピオン酸ヒド
    ラジド、アセトヒドラジド、ブチルヒドラジドから選ば
    れる少なくとも一種であることを特徴とする請求項9に
    記載の天然ゴムの加硫速度の調整方法。
  11. 【請求項11】 ヒドラジド化合物が炭素数12以上の
    アルキル酸ヒドラジドであることを特徴とする請求項3
    〜5のいずれか1項に記載の天然ゴムの加硫速度の調整
    方法。
  12. 【請求項12】 ヒドラジド化合物がラウリン酸ヒドラ
    ジド、パルミチン酸ヒドラジドから選ばれる少なくとも
    一種であることを特徴とする請求項11に記載の天然ゴ
    ムの加硫速度の調整方法。
  13. 【請求項13】 ヒドラジド化合物を天然ゴムのラテッ
    クスに添加することを特徴とする請求項2〜12のいず
    れか1項に記載の天然ゴムの加硫速度の調整方法。
  14. 【請求項14】 ドラムドライヤー、またはコンベア式
    ドライヤーで乾燥することを特徴とする請求項1〜13
    のいずれか1項に記載の天然ゴムの加硫速度の調整方
    法。
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