JP2002225894A - 内容物改ざん防止チューブ容器 - Google Patents
内容物改ざん防止チューブ容器Info
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Abstract
る首部35に設けられた抽出口37を閉塞して形成され
たシール部39と、首部の外周に着脱可能に螺合される
キャップ41と、キャップの天板42下面からシール部
に臨んで延出され、先端に鋭部43aを有するシール部
開封手段43と、前記キャップの締め込み量を規制する
リング状ストッパー45とを備え、このストッパーを取
り外して、前記キャップを締め込むことにより、鋭部を
シール部に当接させて抽出口を破断開封する内容物改ざ
ん防止チューブ容器である。前記ストッパーを他の構成
部品と一体化して部品点数を少なくしつつ、外し易く
し、またチューブ容器の外観に調和するようにした。 【解決手段】 前記ストッパーは、前記キャップの下端
と前記肩部との間に介装されるとともに、ストッパーと
キャップとは、前記キャップの下端縁とストッパーの上
端縁にてヒンジ47を介して蝶着された樹脂一体成形品
にて形成される。
Description
の肩部から突出する首部と、首部に設けられた抽出口を
閉塞するシール部とを備え、同首部外周に螺合されるキ
ャップの天板下面に設けられたシール部開封手段によっ
て、前記シール部を破断して内容物を取り出すようにし
た内容物改ざん防止チューブ容器に関する。
は、一端開口が板状に潰されて密閉されたチューブ容器
本体と、抽出口を備える首部が肩部から突出形成されて
前記チューブ容器本体の他端開口を塞ぐ抽出口形成部材
と、前記抽出口を覆って首部に螺着されるキャップとか
らなり、このキャップを適宜脱着して内容物を取り出し
自在に保管することができるものである。
ら消費者へと渡る過程において、異物混入などの内容物
の改ざん行為をされる虞があるため、この対策として、
前記抽出口を膜体にて一体に覆って、この膜体の開口の
有無によって未使用時の内容物の健全性を判定できるよ
うにしている。
止チューブ容器の従来例を、図11(以下、従来例1と
記す)および図12(以下、従来例2と記す)にそれぞ
れ示す。いずれの例も、チューブ容器本体の肩部13か
ら突出する首部15に設けられた抽出口17を閉塞する
シール部19と、前記首部15の外周に着脱可能に螺合
されるキャップ21と、前記キャップ21の天板下面2
1aから前記シール部19に臨んで延出された鋭部23
とを備えており、前記キャップ21を首部13へ締め込
んで前記鋭部23を前記シール部19へ当接させてこれ
を切断することで抽出口17を開封するようになってい
る。
作による誤開封を防止する機能として、キャップ21の
下方への締め込みを規制するストッパー25が付加され
ていて、このストッパー25を取り外さなければ開封で
きないようになっている。このストッパー25は、従来
例1にあっては、キャップ下面21aとシール部19と
の間に介装されており、従来例2にあっては、キャップ
21の下端と肩部13との間に介装されている。
1にあっては、ストッパー25が単一部品として形成さ
れているため、その分、部品点数が増えて製造ラインや
成形型などの費用が嵩み、コストアップの要因となる。
また、このチューブ容器の生産過程において、チューブ
容器本体にキャップ21を組み付ける際には、シール部
19上面にストッパー25を載置したのみの不安定な状
態にて、これを覆ってキャップ21を前記首部15に螺
着しなければならず組み付け難い。
ー25は、キャップ21の下端に、当該キャップ21と
一体に形成されており、前述した部品点数の増加や組み
付け性の悪さといった問題はない。しかしながら、この
ストッパー25は、キャップ下端という人目に触れる位
置に配されているため、従来例1では問題とならなかっ
たチューブ容器の外観デザイン性を乱す可能性を内在し
ている。つまり、従来例2は、そのストッパー25を切
除し易くするために、前記キャップ21下端とストッパ
ー25の境界に、環状溝27aおよびこの環状溝27a
内に適宜間隔で空けられた孔部27bからなるミシン目
27が形成されており、当該ミシン目27は目立つた
め、これとチューブ容器のデザインとがそぐわない場合
には、チューブ容器の美観を損ねてしまう。また、前記
ミシン目27は、多数の結合部27cを有するため、ス
トッパー25を切り離す際のトータルの切断長が長く、
ストッパー25を外し難いこともある。
めになされたものであり、その目的は、ストッパーを他
の構成部品と一体化して部品点数を少なくできるととも
に、ストッパーを外し易く、またストッパーをチューブ
容器の外観に調和させ易い内容物改ざん防止チューブ容
器を提供することにある。
めに本発明の請求項1に示す発明は、チューブ容器本体
の肩部から突出する首部に設けられた抽出口を閉塞して
一体形成されたシール部と、前記首部の外周に着脱可能
に螺合されるキャップと、前記キャップの天板下面から
前記シール部に臨んで延出され、先端に鋭部を有するシ
ール部開封手段と、前記キャップの下端と前記肩部との
間に介装されて、前記キャップの締め込み量を規制する
リング状ストッパーとを備え、前記リング状ストッパー
を取り外して、前記キャップを締め込むことによって、
前記鋭部をシール部に当接させて抽出口を破断開封する
内容物改ざん防止チューブ容器であって、前記キャップ
とリング状ストッパーとは、前記キャップの下端縁と該
リング状ストッパーの上端縁にてヒンジを介して蝶着さ
れた樹脂一体成形品であることを特徴とする。
ーはヒンジを介してキャップと一体に樹脂成形される。
このため、リング状ストッパーは単一部品として成形さ
れずに、キャップと共にその一部分として成形される。
よって、その分、部品点数を減らすことができる。ま
た、キャップとリング状ストッパーとは、前記ヒンジで
のみ結合しているので、当該ヒンジを分断するだけでキ
ャップからリング状ストッパーを取り外すことができ
て、その切断長は極めて短い。よって、容易にキャップ
からストッパーを取り外すことができる。更には、前記
ヒンジでのみ結合しているので、前述したような切断用
のミシン目の如く全周に亘って形成されず、その外観は
シンプルで目立つものではない。よって、様々なデザイ
ンのチューブ容器に調和させることができる。また、当
該ストッパーはキャップと一体になっているので、首部
にキャップを組み付ける際にストッパーが動くことはな
く組み付け易い。
載の内容物改ざん防止チューブ容器において、前記キャ
ップの下端と前記リング状ストッパーの上端とのそれぞ
れには、相互に着脱可能に嵌合しあう嵌合部を設けたこ
とを特徴とする。上記発明によれば、前記キャップの下
端とリング状ストッパーの上端とは嵌合しているため、
当該リング状ストッパーは安定してキャップ下端に固定
される。よって、チューブ容器の店頭陳列時に、キャッ
プ下端とリング状ストッパー上端との境界に隙間や横ず
れが生じることはなく、チューブ容器の見栄えを良くで
きる。
くは2のいずれかに記載の内容物改ざん防止チューブ容
器において、前記リング状ストッパーの外周面は、前記
キャップの外周面と面一に形成されていることを特徴と
する。上記発明によれば、リング状ストッパーの外周面
と、前記キャップの外周面とは面一に形成されているの
で、これらの間の境界を目立たなくすることができて、
あたかも一部材の如き外観を呈する。よって、更に外観
をシンプルにできて、チューブ容器のデザインを乱すこ
となく調和する。
態につき、添付図面を参照して詳細に説明する。尚、図
面にあっては、本発明の特徴部分であるチューブ容器の
首部を拡大して示し、チューブ容器全体は示していな
い。図1〜図5は本発明に係る内容物改ざん防止チュー
ブ容器の第1実施形態を示し、図1は未開封の内容物改
ざん防止チューブ容器の首部を拡大して示す縦断面図、
図2はキャップとリング状のストッパーとの嵌合を外し
た状態を示す縦断面図、図3はリング状のストッパーを
切り離したキャップを首部に再装着して、同チューブ容
器を開封した状態を示す縦断面図、図4は図1の状態に
おけるキャップとリング状のストッパーの斜視図、図5
は図2の状態におけるキャップとリング状のストッパー
の斜視図である。
示すようにキャップ41とチューブ容器本体31とから
主に構成される。チューブ容器本体31は、主にアルミ
・ラミネート素材の筒状体32からなり、その一端開口
(図示なし)は板状に熱融着されて閉塞され、また他端
開口32aの内周には、円盤状の肩部33の中心部位に
首部35が突出形成された抽出口形成部材30が液密に
熱溶着されている。尚、これら肩部33と首部35とか
らなる抽出口形成部材30は、合成樹脂を素材として射
出成形によって一体成形される。
て円筒状に突出し、その途中から、先端へ向かうに従い
先細状になっている。そして、その先端端面の中心には
抽出口37としての円孔が形成され、この抽出口37
は、その内周から一体に連設された薄膜たるシール部3
9にて閉塞されている。また、首部35における前記円
筒状部35aの外周面には、雄ねじ35bが形成され、
これにキャップ41が螺着される。
端開口を閉塞する天板42とからなる合成樹脂製の有蓋
円筒体を基本構造とし、その円筒部内周面に形成された
雌ねじ40bを前記首部35の雄ねじ35bに螺着させ
つつ、同首部35を覆ってこれに同心に装着される。ま
た、天板42の下面中心には、キャップ41装着状態に
て前記抽出口37のシール部39に臨んで延出する、略
円柱状のシール部開封手段43が一体に形成されてい
る。このシール部開封手段43の先端は、略円錐状の鋭
部43aとなっていて、キャップ41を首部35へ締め
込むことによって、当該鋭部43aを前記シール部39
へ押し込んでこれを破り、これによって抽出口37を開
封するようになっている。
は、誤操作の締め込みによる開封を防止するフールプル
ーフ機能として、前記締め込み量を規制するストッパー
45が薄肉なヒンジ47を介して一体に設けられてい
る。このストッパー45は、キャップ下端40aと横断
面形状が同形なリング状部材であり、キャップ下端40
aに同心に突き合わされて着脱可能に嵌合している。こ
のストッパー45がキャップ下端40aに突き合わされ
ていれば、キャップ41を締め込む過程にて前記鋭部4
3aがシール部39に接触する前に、当該ストッパー4
5の下端45bがチューブ容器本体31の肩部33と当
接してそれ以上の締め込みは阻止され、もってシール部
39の誤開封は防止される。尚、このストッパー45を
外せば、ストッパー45が無い分だけキャップ41の締
め込み可能ストロークは大きくなるので、前記鋭部43
aにてシール部39を貫通破断できて開封が可能とな
る。
とストッパー45の上端縁とを、その円周の一カ所にて
繋いでこれらと一体に形成されたもので、折れ曲がり自
在に薄肉に形成されている。そして、キャップ41を首
部35から取り外した状態にあっては、このヒンジ47
の開閉によって、ヒンジ47を中心にキャップ41に対
してストッパー45を相対回転させて、想像線にて示す
ように当該ストッパー45をキャップ41の側方へ隣接
させたり、実線にて示すようにキャップ41の下端40
aに突き合わせて嵌合させたりすることができる。
ー45はキャップ41と一体になっているため、ストッ
パー45は、いわばキャップ41の一部分としてキャッ
プ41と一体に射出成形される。よって、ストッパー4
5を単一部品として製作しなくて済み、部品点数を減ら
すことができる。
40aとストッパー上端45a(図2においては下方に
位置している)との嵌合は、キャップ下端面40cに形
成された同心な円形の嵌合凹部40dと、ストッパー4
5の上端面45cから同心に小径円筒状に突出する嵌合
凸部45dとによってなされ、かかる嵌合によって、前
記突き合わせ状態においてストッパー45がキャップ4
1に対して横ずれすることなく同心に固定されるように
なっている。また、前記嵌合凹部40dの内周面には周
方向の環状凹部40eが形成される一方、嵌合凸部45
dの外周面には周方向の環状凸部45eが形成され、こ
れらは、前記嵌合状態にて係合し合い、抜け止めとして
機能する。よって、かかる嵌合を外す際には、適度な抵
抗が生じるが、この嵌合を外す操作をやり易くするため
に、前記ストッパー45における前記ヒンジ47と対向
する部分の外表面には指掛け片45fが突設されてい
る。
は、基本的に前記キャップ41を首部35に螺着して前
記抽出口37を閉塞することで達成される。つまり、基
本的には、図3に示すように、前記キャップ下端40a
が前記肩部33に当接する間際までキャップ41を締め
込むことによって、シール部開封手段43の円柱状部4
3bが抽出口37内に入り込んで、円柱状部43b外周
面と抽出口37内周面とが当接して閉塞される。但し、
この気密性を高めるために、前記天板下面42aには、
シール部開封手段43の周囲に亘って環状に、断面三角
形状の縦壁44が隆起形成されており、キャップ41の
締め込み限界にて、縦壁44の頂点と前記抽出口37の
側縁部とが当接して、前記円柱状部37による閉塞と合
わせて抽出口37を二重に閉塞するようになっている。
改ざん防止チューブ容器の使用方法を図1〜図5を用い
て説明する。先ず、このチューブ容器を用いた商品の製
造業者が、内容物を充てんした未開封のチューブ容器本
体31を製造するとともに、これと並行して図2に示す
ような、キャップ41とストッパー45とが一体となっ
た成形品を射出成形する。そして、この射出成形品を、
図1に示すように、ヒンジ47にて折り曲げてストッパ
ー45をキャップ41の下端40aに突き合わせて嵌合
し、その状態でチューブ容器本体31の首部35にキャ
ップ41を螺着して組み付ける。この時、ストッパー4
5がチューブ容器の肩部33に当接すれば、それ以上の
締め込みは阻止されるため、鋭部43aがシール部39
に当たることはなく誤操作による開封は防止される。ま
た、当該ストッパー45はキャップ41と一体になって
いるので、この組み付け時にストッパー45が動くこと
はなく組み付け易い。この後、このチューブ容器は、商
品名などの容器外装の装飾や包装がなされた後出荷され
て、店頭に陳列される。
ャップ下端40aにストッパー45は嵌合しているた
め、キャップ41とストッパー45との境界に横ずれや
隙間が生じることはなく、これらの外表面を面一にしつ
つ、ぴったりと突き合わされた状態を維持できる。した
がって、当該チューブ容器の見栄えは良好である。
入した使用者は、以下のようにしてこれを開封すること
ができる。先ず、キャップ41を離脱方向に回して、こ
れをチューブ容器本体31の首部35から外す。そし
て、ストッパー45の指掛け片45fに指を掛けてこれ
をはじく。すると、図2若しくは図5に示すようにキャ
ップ41とストッパー45との嵌合が外れてヒンジ47
が開き、ストッパー45はヒンジ47のみでキャップ4
1に繋がれつつ、キャップ41の側方に隣接する。そし
て、キャップ41からストッパー45を引き離してヒン
ジ47を分断し、ストッパー45を切り離す。この時、
両者は、当該薄肉なヒンジ47でしか繋がっていないた
め、容易にキャップ41からストッパー45を切り離す
ことができる。また、嵌合を外しただけでは、ストッパ
ー45はヒンジ47にてキャップ41に繋がっているた
め、前記嵌合を外す時の勢いでストッパー45を紛失し
てしまうことを防止できて、きちんと回収することがで
きる。
ャップ41を首部35へ再び螺着し、図3に示すよう
に、キャップ下端40aがチューブ容器本体の肩部33
に当たる間際まで締め込む。この時はストッパー45が
無い分だけ余分にキャップ41を締め込むことができ
て、キャップ41のシール部開封手段43の鋭部43a
にてシール部39を破って開封することができる。
ューブ容器にて保管したい場合には、前記キャップ41
を、その下端40aが肩部33に当たる間際まで締め込
むと、前記抽出口37内に、シール部開封手段43の円
柱状部43bが入り込んで閉塞するとともに、更に、抽
出口37の周縁部と前記縦壁44とが当接して、該縦壁
44とシール部開封手段43とで抽出口37を覆って閉
塞する。よって、当該抽出口37は二重に閉塞されて高
度な気密性を奏することができ、内容物の酸化や揮発を
確実に抑えて保管することができる。
例の内容物改ざん防止チューブ容器を示し、図6は未開
封の内容物改ざん防止チューブ容器の首部を拡大して示
す縦断面図、図7はキャップとリング状のストッパーと
の嵌合を外した状態を示すキャップの縦断面図、図8は
リング状のストッパーを切り離したキャップを首部に再
装着して、同チューブ容器を開封した状態を示す縦断面
図、図9は図6の状態におけるキャップとリング状のス
トッパーの斜視図、図10は図7の状態におけるキャッ
プとリング状のストッパーの斜視図である。
首部に装着されたキャップを外さないと内容物を取り出
せないチューブ容器であったところ、本変形例は、前記
キャップ41に代えてヒンジキャップ61が使用されて
いるため、前記首部35からキャップを外さなくても当
該ヒンジキャップ61が備える蓋体65を開閉すること
で内容物を取り出すことができる点で主に相違する。よ
って、その主たる構成は、概ね前記第1実施形態と同じ
であるため、同一の部材には同一の符号を付して、以下
では相違点について説明する。
容器の肩部33から突出する首部35は、先端に至るま
で同径の円筒状であり、その先端端面の中心には抽出口
37として円孔が形成されている。この抽出口37は、
その内周から一体に連設されたシール部59にて閉塞さ
れている。このシール部59は、抽出口37との境界部
59aの肉厚が薄肉に形成されていており、後記するキ
ャップ61に付属したシール部開封手段63にて容易に
切断開封されるようになっている。また、首部35の外
周面には雄ねじ35bが形成され、これに前記ヒンジキ
ャップ61が着脱可能に螺着される。
に螺合装着され、抽出ノズル66を有するキャップ本体
60と、このキャップ本体60の上面60dを覆って前
記抽出ノズルを閉塞するための蓋体65と、この蓋体6
5を開閉可能に前記キャップ本体60に連結するヒンジ
62とからなる。
一端開口を閉塞する天板60fとからなる合成樹脂製の
有蓋円筒体を基本構造とし、その円筒部60e内周面に
形成された雌ねじ60bを前記首部35の雄ねじ35b
に螺着させつつ、同首部35を覆ってこれに同心に装着
される。また、天板上面60dの中心には前記抽出ノズ
ル66が上向きに突設されるとともに、天板下面60a
には、前記抽出ノズル66の円孔の周縁部に沿って、下
方へ向けて立設した円筒状のシール部開封手段63が形
成される。このシール部開封手段63の円筒状部63b
端面の一部には、断面三角形の鋭部63aが突設されて
いる。そして、前記キャップ本体60が前記首部35に
装着された状態にて、前記円筒状部63bが前記シール
部59の薄肉部59aに対向して臨むようになってい
て、キャップ本体60を首部35に対して螺合回転させ
て、前記鋭部63aにて薄肉部59aを切断して開封す
るようになっている。この螺合回転は一回転未満に設定
されていて、前記薄肉部59aの一部を未破断状態にし
ておくようになっている。これによれば、開封後にも、
図8に示すようにシール部59は抽出口37に繋がって
いるため、シール部59がチューブ容器内に落下して、
内容物に紛れてしまうのを防止できる。
形成された抽出口37の内周端と前記円筒状部63bの
外周とが密着して当該抽出口37を閉塞して、キャップ
本体60と首部35との間の通気を防ぐ。また、更に気
密性を高めるために、前記天板下面60aには、シール
部開封手段63の周囲に亘って環状に、断面三角形状の
縦壁68が隆起形成されており、キャップ60の締め込
み限界にて、縦壁68の頂点と前記抽出口37の側縁部
とが当接して抽出口37を閉塞するようになっている。
また、図6に示すように、このキャップ本体60の下端
には、前記第1実施形態と同じ形態のストッパー45が
設けられている。
ップ本体60の上面60dを覆って前記注出ノズル66
の円孔を閉塞するもので、キャップ本体60形状に対応
して円盤状に形成されている。その外周縁部には、閉止
時に前記キャップ本体60の上端縁部に密着される周壁
部65aを備え、図9の如く当該周壁部65aの外周面
はキャップ本体60の外周面と面一になっている。一
方、図6に示すように、蓋体65の下面中心には、前記
円孔に差し込まれてこれを閉塞するための棒状栓部67
が下向きに突出形成されている。また、周壁部65aの
下端縁は、その円周の一カ所にて、キャップ本体60の
上端縁と薄肉なヒンジ62で繋げられ、このヒンジ62
を支点として蓋体65は開閉可能となっている。尚、同
周壁部65aの下端縁における前記ヒンジ62と対向す
る部分には、その外周面から突出する指掛け片68が形
成されており、前記蓋体65の開閉操作を容易にする。
更には、この指掛け片68に臨むキャップ本体60上部
の外周面には、緩曲面状に凹部60cが形成され、指掛
け片68に指を掛けやすくする工夫が施されている。
のチューブ容器によれば、図8に示すような抽出口37
開封後には、前記蓋体65をヒンジ62支点に開閉して
抽出ノズル66を開閉することで、内容物を取り出し自
在に保管することができる。よって、内容物を取り出す
度にヒンジキャップ61をチューブ容器本体31の首部
35から取り外さずに済み、非常に使いやすい。
明によれば、部品点数を減らせて製造ラインや成形型な
どを削減でき、コストダウンが図れる。また、キャップ
からストッパーを容易に取り外すことができるので、開
封作業が容易になる。更には、ストッパーを、様々なデ
ザインのチューブ容器に調和させられるので、チューブ
容器のデザインの自由度を増やせる。また、首部にキャ
ップを組み付け易いので、組み付け工程の生産性が向上
する。
器の見栄えを良くできる。
器のデザインを乱すことなくこれに調和できるので、更
にチューブ容器のデザインの自由度を増やせる。
チューブ容器において、未開封の同チューブ容器の首部
を拡大して示す縦断面図である。
した状態を示す縦断面図である。
首部に再装着して、同チューブ容器を開封した状態を示
す縦断面図である。
ッパーの斜視図である。
ッパーの斜視図である。
防止チューブ容器において、未開封の同チューブ容器の
首部を拡大して示す縦断面図である。
した状態を示すキャップの縦断面図である。
首部に再装着して、同チューブ容器を開封した状態を示
す縦断面図である。
ッパーの斜視図である。
トッパーの斜視図である。
首部を、一部を破断して示す図である。
首部を示す、破断分解斜視図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 チューブ容器本体の肩部から突出する首
部に設けられた抽出口を閉塞して一体形成されたシール
部と、前記首部の外周に着脱可能に螺合されるキャップ
と、前記キャップの天板下面から前記シール部に臨んで
延出され、先端に鋭部を有するシール部開封手段と、前
記キャップの下端と前記肩部との間に介装されて、前記
キャップの締め込み量を規制するリング状ストッパーと
を備え、 前記リング状ストッパーを取り外して、前記キャップを
締め込むことによって、前記鋭部をシール部に当接させ
て抽出口を破断開封する内容物改ざん防止チューブ容器
であって、 前記キャップとリング状ストッパーとは、前記キャップ
の下端縁と該リング状ストッパーの上端縁にてヒンジを
介して蝶着された樹脂一体成形品であることを特徴とす
る内容物改ざん防止チューブ容器。 - 【請求項2】 前記キャップの下端と前記リング状スト
ッパーの上端とのそれぞれには、相互に着脱可能に嵌合
しあう嵌合部を設けたことを特徴とする請求項1に記載
の内容物改ざん防止チューブ容器。 - 【請求項3】 前記リング状ストッパーの外周面は、前
記キャップの外周面と面一に形成されていることを特徴
とする請求項1若しくは2のいずれかに記載の内容物改
ざん防止チューブ容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001020759A JP2002225894A (ja) | 2001-01-29 | 2001-01-29 | 内容物改ざん防止チューブ容器 |
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JP2001020759A JP2002225894A (ja) | 2001-01-29 | 2001-01-29 | 内容物改ざん防止チューブ容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=18886421
Family Applications (1)
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Country | Link |
---|---|
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