JPS63232153A

JPS63232153A - 封止体と容器とからなる安全包装器

Info

Publication number: JPS63232153A
Application number: JP62271970A
Authority: JP
Inventors: ピーター　ピー　ガッチ
Original assignee: Sunbeam Plastics Corp
Current assignee: Silgan Plastic Food Containers Corp
Priority date: 1987-03-16
Filing date: 1987-10-29
Publication date: 1988-09-28
Also published as: DE3727965A1; AU7619987A; GB2202215B; FR2612495A1; FR2612495B1; GB2202215A; NZ221271A; ZA875607B; GB8728807D0; US4747498A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（ａ業上の利用分野）この発明は封止体と容器とからなる包装器に関し、特に
分配注出量調節自在に吐出させる安全な包装器に関する
ものである。

（従来技術）安全性のある封止体や安全性のある容器等の包装器は一
般的に幼児による開封操作を困難にしたり不正開封をし
た場合等の開封歴が表示されるような特徴を備えている
ものである。小児による開封操作に抵抗するような特徴
は例えば封止体を容器から開放乃至取外すような操作を
順次達成するか同時的になすことが困難であるように設
計されているものである。開封歴を表示する特徴は最初
の購入者が２瞥すると容器は既に開封されたか開封歴が
あることに気付くように設計されているものである。

本発明の第１の安全性の特徴はキャップを容器に取付け
ると取外すことができず、キャップに設けたオリフィス
状孔部から注出量調節自在に収納物が分配供給されるよ
うになし、一旦収納物が容器に詰め込まれると再び詰め
込むことができないような配設構成とした包装器である
。

本発明の安全性の第２の特徴は、開封したことを表示さ
れるようになされたことである。その一つの実施例とし
て、封止体を容器から取外そうと試みられたときはその
証拠が設けられるようにすることである。そして他の実
施例として注出量調節自在なオリフィス状孔部を開放し
て収納物を利用するか変更を加えたときはその証拠がつ
けられるようにしたことである。

本発明は注出量調節自在に分配吐出させる封止体と容器
とからなる包装器であフて、該容器の螺条を有する頚部
にはその下端縁に環状端壁を設け、上端縁にはその円周
に沿って複数個のラチェット歯を設け、封止体はペース
キャップと上蓋と、該上蓋をキャップに接続するヒンジ
とからなる。キャップは分配注出量調節自在に吐出させ
るオリフィス状の孔部を有する平らな頂壁が設けられ、
この孔部はビタミンカプセルなどの固形物調節自在に吐
出させるように大径のものを通常頂壁の中心に設けてい
るがヒンジから離隔するために偏位した位置に設けるこ
ともある、そしてまた、皿洗い用洗剤のような液体を調
節自在に注出させるように小径のものとすることもでき
る。前記頂壁の周縁から伸長した外側スカートの内周面
には容器の螺条と相補的に螺合する内側の螺条が設けら
れる。キャップを容器のラチェット歯と協動させるよう
にキャップスカート内側の環状領域には係合手段が配設
されている、従って、キャップは容器頚部にねじ込むよ
うに螺着するがキャップを容器頚部からねじ戻して取外
すことを防止するためにキャップは容器のラチェット歯
に係止される構造とされている。容器のラチェット歯で
キャップの取外し操作を不可能とした係合手段とは独立
して、容器頚部を密閉係合するために外側スカートを具
えた頂壁から伸長した内側スカートが設けられる。

前記ヒンジに接続された上蓋は前記孔部をカバーする閉
鎖位置から孔部より収納物を注出できる開位置に開放す
るため該ヒンジの軸に枢着されている。

本発明の一つの実施例においては容器のラチェット歯が
キャップ頂壁内面の環状領域の円周方向に間隔を隔てて
配列された複数のラチェット歯と係合する構成とされて
いる。該キャップには２個程度の極めて少ないラチェッ
ト歯でありても封止体を容器から取外すことを防止する
ために容器頚部の２個の歯と係合させることができる。

そして、好適には容器頚部とキャップとに設けた４個の
ラチェット歯は中心より９０°の角度方向の位置に夫々
設けることがよい。これにつき、例えば、添附図面の一
方の部材に小さく多数のラチェット歯を設は他方の部材
には該ラチェット歯と相補的にか噛合するラチェット歯
状の切欠を設けてもよいが、これにより、特に前記２個
のラチェット歯を設けたものより外に利点や特徴を挙げ
るものはない。

前記係合手段には更に容器のラチェット歯とキャップの
ラチェット歯との間にガスケットを介在させてもよい。

該ガスケットは柔軟な材料で形成されていて、キャップ
を容器頚部に螺入するときガスケットに押圧し、キャッ
プを容器頚部がねじ戻そうとするときラチェット歯がガ
スケットに喰い込むことになる。このガスケットは容器
とキャップの歯に接着する物質のものでもよい。これは
キャップを容器からねじ戻して取外すことを阻止するた
めである。

他の実施例の前記係合手段ではキャップにラチェット歯
を設けずにキャップと容器間の係合部材としてガスケッ
ト自体を用いることがある。ガスケットは封止体が鋳造
成形されたのち、キャップ頂壁に接する外側スカートと
内側スカート間に加熱熔解物質を注入することにより形
成してもよい。該加熱熔解物質は容器のラチェット歯と
接着するようなプラスチツルや該ラチェット歯に係合す
る柔軟な物質のようなものでもよい。そして、ラチェッ
ト歯やラジアルリブは加熱熔解剤がキャップ内で更に強
く係合するように用いることができる。また、キャップ
頂壁に近接させて内側方向のフランジを外側スカートか
ら内側に向って突出させると加熱熔解剤で成形されるガ
スケットの形状をより良く保型して用いることができ、
また予め成形されたガスケットで係合するために用いる
ことができる。

ラチェット歯が容器頚部と同様にキャップにも設けられ
たとき、通常、等しい数の歯が両部材に利用されるもの
である。ある場合において、二つの構成部材のうちの一
方の部材にはラチェット歯の数を少なくしてもよい。そ
して。通常、容器頚部には等間隔を隔てたラチェット歯
を頚部の全に亘って完全に配列し、そして、キャップに
設けたラチェット歯は容器側のラチェット歯に係合させ
るべくラチェット歯の固定爪の数を少なくしてもよい。

キャップを容器から取外そうとすることは好ましいこと
ではない、容器は頚部の基端に肩部を形成することがで
き、そして、キャップを容器から取除こうとして工具を
差し込むことを阻止するためキャップの外側スカートの
下端は容器の肩部に接触させるか又は略覆う程度に伸長
させている。

キャップの内側スカートとは外側スカートと同軸的に配
設され、そして、容器頚部で密閉係合するようにキャッ
プ頂壁から下方に伸長している。

このように密閉係合させることは容器頚部の内周面とで
も外周面とでもよい、本実施例では容器頚部の内周面に
係合させるためにプラグシールの形状をしている。上蓋
はオリフィス状孔部を覆う閉鎖位置から注出可能な開放
位置にヒンジ軸を中心として揺動する。このように第１
の安全性の機能はオリフィス状孔部を介して収納物を注
出量調節自在に吐出させる要請がキャップを容器頚部に
係合保持することによって達成される。キャップを容器
頚部にラチェットで係止することはキャップを取外そう
とすることを阻止するために外側スカート下端までの長
さを容器肩部′に達する長さとするか、肩部を略覆う長
さにするかを選択することによって係止保持する機能を
増強することができる。容器頚部をキャップの内側スカ
ートで密閉することはキャップを容器に係止することと
は別個独立の機能であるばかりでなく密閉機能と係止機
能を、増大することである。

開封層を表示する第２の安全性の機能はキャップの外側
スカート下端縁を減厚し、キャップの除去を試みたとき
該スカート下端縁が損傷するか破断することにより不正
に開放しようとしたことの視覚で確認できる証拠となる
ことによって完成されるものである。

上記以外の開封層を表示する機能を備えさせるためには
前記オリフィス状の孔部を横切って伸長した取外し可能
な密閉円板をキャップと一体的に鋳造成形することであ
る。゛該密閉円板には該円板引張り除去するためのタブ
と該円板の表面に破断用の溝を設け、これによりタブを
引き上げて円板を容器から取外すことができるものであ
る。そして、最初に一体的に包装された包装器は上蓋を
開方向に揺動して前記密閉円板の状態と該円板を除去し
たか否かを視認することにより開封層をチェックするこ
とができる。

（実施例）本発明の実施例を添附図面第１図乃至第３図に従って説
明すれば、包装器１０は封止体１２と容器１４とで構成
されている。封止体１２はベースとしてのキャップ１６
と支柱と溝部とからなる分離可能なヒンジ２０でキャッ
プと接続された覆い上Ｍ１８とを具えている。前記キャ
ップ１６は取出し量調節自在に供給するオリフィス状孔
部１９を有する平らな頂壁１７の周縁より下方に向って
筒形状の外側スカート２１が設けられ、該外側スカート
内面には螺条２４が形成されている。容器頚部２２の下
端には肩部２３が設けられると共に頚部の外周面にはキ
ャップの螺条２４と係合する螺条２６が相補的に設けら
れる。

容器頚部２２の上端縁である環状端壁２８には円周方向
に間隔を隔てて複数個のラチェット歯３０が設けられ、
このラチェット歯は封止体を容器頚部に完全に螺着した
ときキャップを容器頚部からねじ戻して取外そうとする
ことを阻止するためにキャップと係合させるためのもの
である。

キャップ１６を容器頚部２２に充分にねじ込んで螺着し
たとき、キャップの外側スカート２１の下端縁は前記肩
部を略々閉鎖するかまたは該肩部に接触状態となる、こ
のような配置状態はキャップを容器１４から取外そうと
してナイフやスクリュウドライバのような工具の使用し
てこじ開けるようなことを防止するためである。キャッ
プの外側スカート２１はその下端縁壁部が減厚されてフ
ランジ３４が形成されている。工具でキャップ１６をこ
じ開けようとすると、フランジ３４が損傷するか破壊さ
れて不正に開放しようとしたことの証拠となる。キャッ
プ１６はポリプロピレン樹脂で鋳造成形されていて、容
器に装着したとき適切な保持特性を有する弾性構造とさ
れている、そして、何等かの詮索好きなことをするとフ
ランジ３４がねじれてしまうか部分的に破断する。これ
に反しより強く螺着保持させようとして高密度のポリエ
チレン樹脂のような硬く脆いものを用いるとフランジの
一部が破片状に砕けることにより開封しようとしたこと
の証明となる。

キャップ１６には容器頚部２２の内周面か外周面に密接
係合するように環状プラグ形状の内側スカート３６が設
けられる。

本実施例では、第３図に示す如く頚部２２の内周面と係
合し、そして、頚部上端縁近傍の内周面３７から内側方
に突出した密閉ビード３８によって密封力が強化されて
いる。

容器のラチェット歯３０はキャップのねじ込み操作を許
容するカム面４０とキャップを容器からねじ戻すことを
阻止してキャップの符号３２で示す部分に係合するスト
ップ面４０とからなる。符号３２の部分は外側スカート
内面と内側スカート外面及び頂壁１７下面で形成された
環状で凹陥溝の形状をなし、頂壁１７の下面には相補的
なラチェット歯４４の形状とした係合手段を設けること
ができる。

容器のラチェット歯３０をキャップの凹陥溝部３２に係
合させるには第７図に示すようにキャップのラチェット
歯４４０面にガスケット４６を介在させても有効に係合
させることができるが第６図に示す如くキャップ側には
何等のラチェット歯を設けていなくても有効に容器頚部
を係合させるごとができる。ガスケット４６はキャップ
をねじ込んだ最初の押圧力でラチェットがガスケットを
噛み込んだり、キャップを取外そうとしてねじ戻したり
することができるように柔軟な材料で製作することがで
きる。また、ガスケット４６は容器のラチェット歯をキ
ャップに接着させるようなプラスチゾルで製作してもよ
い。該ガスケット４６は封止体１２を鋳造成形したのち
に凹陥溝部３２に加熱熔解剤を注入することにより形成
することもできる、外側スカート２１から内側方向に突
出したフランジ４６は前記加熱熔解剤を保持するために
設けることが好ましい。

ヒンジ２０は上蓋１８を第１図に示す開放位置から孔部
１９を覆う閉鎖位置に揺動可能にしている。このカバー
状の上蓋１８は平らな頂壁４８と該頂壁４８の周縁から
下方に伸長したスカート５０が設けられ、そして、上蓋
がキャップの閉鎖位置に配置されたとき上蓋のスカート
はキャップ周縁の環状段差を有するリム５２に係留され
、スカート５０の周面はキャップスカート２１の外周面
と同一平面となって蕃美観を有するものとなる。キャッ
プの孔部１９は上蓋が閉鎖位置に配置されたとき、該上
蓋頂壁４８下面より下方に伸長した環状のプラグ５４に
よって密閉される。このオリフィス状孔部１９の周囲か
ら注出用リップ５６が外側方に向って水平に設けられ、
そして、第８図及び第１１図に示す如く、このリップ５
６と上方に突出した円孤状乃至半円弧状のガイドブック
５８を設けることによりプラグ５４を孔部１９に向って
直接的に挿入することができる。プラグ５４が孔部１９
に密閉係合すると、またスカート５０がリム５２と協動
動作により上蓋は独自にキャップに係留される。

内側スカート３６の内周面は孔部１９が長く伸びていて
ノズルの役目をなし、また、プラグ５４との協動密閉面
となっている。外側スカート２１には上蓋１８を押し開
くために指先を受は入れるようにした切欠６２を設ける
ことができる。

支柱と凹部とからなるヒンジ２０は上蓋１８キヤツプ１
６とを容易に分離し得るばかりでなく、上蓋とキャップ
とを各別に単純に鋳造して異なる色彩のものを組み合せ
てコンビネーションとする利点もあり、更に上蓋を閉鎖
した位置ではヒンジが隠されるように構成され包装器審
美的外観を向上し得るものである。このヒンジの構成は
第１０図に示す如く、間隔を隔てて一対の支柱６４はキ
ャップのリム５２内側の頂壁１７の部分から上方に起立
し、この両立柱６４には夫々曲面状突起６６が設けられ
、この両突起６６はその両中心を結ぶ線がヒンジ軸線と
なる。上蓋１８には相補的な一対の凹部６８を形成する
壁体構造を具えている。両凹部６８には相補的に整合す
る曲面状切欠７０が形成される。上蓋の凹部と曲面状切
欠とはキャップの支柱と曲面状突起とを受は入れてヒン
ジ２０が構成される。曲面状突起６６は半球形状または
筒形状のような他の形状とすることもでき、このような
形状にすると突起６６と相対応する切欠７０とで完全に
揺動動作をなす。好ましくは、前記両突起は第１０図に
示す如く相互に相対向させることができる、或いは、こ
の両突起を相互に外側方に向って配設してもよく、また
、他方の支柱の突起のみを他側方に向フて設けてもよい
。このように配設しても通常の支持軸を構成する。更に
、支柱を上蓋に設けて凹部をキャップに設けても全く均
等な機能を発揮する。このようなヒンジ構造は１９８６
年２月３日付米国特許出願第８２５．４６４号の明細書
に詳細に記載されている。

ラチェットで係止するようにした安全な包装器１０は注
出量調節自在に吐出させ得るオリフィス状の大きい開口
を有する孔部１９で示されているものが好ましい。この
ような構造の孔部は小径で、配設位置が通常中心が偏位
し、手動で注出量：Ｉを調節するオリフィス状乃至ノズル状をしたものである
、そして、皿洗器の液状洗剤のような液体を分配吐出さ
せるようなものに用いることが適切である。

前記包装器に実質上の密閉シールを設けて開封層を表示
したりするため、取外し可能な密閉円板７２が孔部１９
に伸びてキャップ１６と一体的に鋳造成形することがで
きる。このような改良した実施例である密閉円板部材７
２は内側スカート３６の下＃縁周壁内面から内側方に突
出して設けられる。第１図乃至第３図の実施例では密閉
円板部材７２は内側スカート３６の周壁内面６０に平ら
な環状部７４の外側縁が隣接して接続されている。この
密閉円板部材７２は更に中央の円錐状部７６が環状部７
４から伸びて容器頚部の下方に向って設けられている。

前記円板部材７２にはタブ７８が設けられる。該タブ７
８は環状部７４の外側端縁に下端が接続された支柱８０
と支柱上端に手指で引張り上げるようにしたリング８２
とかず如く需要者がリング８２を手指８６で引張り上げ
ると破断し易い領域を有するように該円板部材表面に溝
８４を形成し、そしてこの溝を有する円板部材とキャッ
プとを一体的に鋳造成形するものである。第１図乃至第
３図の実施例において、前記弱化された破断用溝８４は
オリフィス状孔部の内周面である内側スカート周壁内面
に隣接している。前記密閉円板部材７２の円錐部７６は
リング８２を手指で引張り上げたとき切損することなく
完全に取り去ることのできるように剛性材料で形成され
ている。第８図に示す実施例において、密閉円板部材７
２は孔部１９を横切る平らな円板部材が表示されている
。そして前記破断用溝８４に一端を接続した渦巻状の溝
８８が設けられ、これにより、タブ７８を指先で引き上
げると密閉円板部材７２は破断されながら渦巻状条体と
して取外される。

【図面の簡単な説明】

第１図は容器頚部のラチェット歯に封止体のキャップが
螺着係合するように配列された状態を示す封止体と容器
からなる包装器の分解斜視図、第２図はキャップを容器
頚部に堅く係合し、開封層を表示する一体的に鋳造した
密閉円板部材を取外すことにより最初に包装器を開封し
たことを示すように上蓋を完全に除去した第１図の実施
例の一部切欠側面図、第３図は上蓋を除去して容器とキ
ャップの詳細を示す第１図の３−３線に沿う拡大断面図
、第４図は封止体のキャップの設けたラチェット歯を示
す第３図の４−４線に沿う部分底面図、第５図はキャッ
プと係合した容器頚部を示す第４図の５−５線に沿う部
分断面図、第６図は容器頚部のラチェット歯と係合した
キャップの他の実施例を示す第５図類似の部分断面図、
第７図は容器頚部のラチェット歯と係合するキャップの
その他の実施例を示す第５図及び第６図に類似した部分
断面図、第８図はキャップと容器の第１図乃至第３図の
実施例に示すラチェット歯で両者を螺着係合する状態を
示すものであるが、開封層を表示する部材は完全な密閉
ダイアフラムか円板を選択したものであフて、キャップ
と容器を装着位置に配設した包装器の本発明の前記以外
の実施例を示す一部切欠分解斜視図、第９図はキャップ
と容器とがラチェット歯で係合した状態を示す第８図の
９−９線に沿う部分断面図、第１０図は上蓋とキャップ
の組立手段であるヒンジの拡大断面図である。１０・・・包装器、１２・・・封止体、１４・・・容器
、１６・・・キャップ、２ｏ・・・ヒンジ、１８・・・
上蓋、１９・・・オリフィス状の孔部、２１・・・外側
スカート、２２・・・頚部、３０．４４・・・ラチェッ
ト歯、３６・・・内側スカート、４６・・・ガスケット
、５４・・・環状のプラグ特許出願人　サービス　プラスチックスコーポレーショ
ンＦｔ’ｇ−３

Claims

【特許請求の範囲】

（１）螺条を有する頚部の上端縁の円周方向に間隔を隔
てて複数のラチェット歯が設けられた容器と、キャップ
と上蓋と該上蓋をキャップに接続するヒンジとを具えた
封止体と、前記キャップは注出量調節自在に吐出させる
オリフィス状の孔部を有する平らな頂壁が形成され、該
頂壁の周縁から前記容器の螺条と相補的な螺条を内周面
に有する環状の外側スカートが下方へ伸長し、前記外側
スカートの内側の環状領域には前記容器のラチェット歯
と協動するようにした係合手段を設け、該係合手段は前
記キャップを容器頚部に螺入することは許容するがキャ
ップを容器頚部から取外そうとしてねじ戻すことを阻止
するように容器のラチェット歯に係止し、前記容器頚部
と密閉係合するように前記キャップの頂壁から下方に伸
長して前記外側スカートと同軸的に配設された内側スカ
ートと、前記オリフィス状孔部を覆って閉鎖した位置か
ら前記孔部より収納物を注出量調節自在に吐出可能な開
放位置に前記ヒンジで揺動自在な上蓋と備えた封止体と
容器とからなる安全な包装器。
（２）前記係合手段はキャップの外側スカート内側に沿
う頂壁の環状部分に間隔を隔てて設けられた複数のラチ
ェット歯であることを特徴とする特許請求の範囲第（１
）項記載の封止体と容器とからなる安全包装器。
（３）前記キャップ頂壁に設けられた少くとも２個のラ
チェット歯はキャップにねじ戻す方向のトルクを加えた
ときキャップが容器からの脱係合を阻止すべく容器頚部
には２個のラチェット歯を設けていることを特徴とする
特許請求の範囲第（２）項記載の封止体と容器とからな
る安全包装器。
（４）前記係合手段は容器とキャップとに設けられたラ
チェット歯のガスケットを介在させることを特徴とする
特許請求の範囲第（２）項記載の封止体と容器とからな
る安全包装器。
（５）前記ガスケットは柔軟で弾性を有していてキャッ
プを容器頚部に螺入すると圧縮し、これによりキャップ
を容器からねじ戻そうとするとキャップと容器のラチェ
ット歯はガスケットに噛み込むことを特徴とする特許請
求の範囲第（４）項記載の封止体と容器とからなる安全
包装器。
（６）前記ガスケットはキャップを容器からねじ戻して
取外すことを阻止すべくキャップと容器のラチェット歯
に接着するように形成されていることを特徴とする特許
請求の範囲第（４）項記載の封止体と容器とからなる安
全包装器。
（７）前記係合手段はガスケットがキャップを容器に螺
入することを許容するが該ガスケットはキャップを容器
から取外そうとしてねじ戻すことを阻止すべく容器とキ
ャップとのラチェット歯とが係止することを特徴とする
特許請求の範囲第（１）項記載の封止体と容器とからな
る安全包装器。
（８）前記ガスケットは封止体を鋳造成形したのち外側
スカートと内側スカートとの間のキャップ頂壁に加熱熔
解材を注入することによって形成されることを特徴とす
る特許請求の範囲第（７）項記載の封止体と容器とから
なる安全包装器。
（９）前記容器頚部とキャップとの周方向に等間隔を隔
てて設けたラチェット歯は等しい数であることを特徴と
する特許請求の範囲第（２）項記載の封止体と容器とか
らなる安全包装器。
（１０）前記容器は頚部の下端縁に肩部を有し、キャッ
プを容器から取外そうとして工具を挿入するようなこと
を防止すべく、キャップの外側スカート下端縁は前記肩
部を略覆って閉鎖する位置に達する長さであることを特
徴とする特許請求の範囲第（１）項記載の封止体と容器
とからなる安全包装器。
（１１）キャップの外側スカートはその下端部内側が減
厚されていて、キャップ外側スカート下端縁と容器の肩
部との間をこじ開けようとすることによりキャップを容
器から取外そうとする該スカート下端が損傷して不正開
放しようとすることの証拠が設けられていることを特徴
とする特許請求の範囲第（１０）項記載の封止体と容器
とからなる安全包装器。
（１２）前記内側スケートは環状プラグの形状に形成さ
れ、該内側スカートの外周面は容器頚部の内周面と密閉
係合することを特徴とする特許請求の範囲第（１）項記
載の封止体と容器とからなる安全包装器。
（１３）前記内側スカートは前記オリフィス状孔部から
伸長してノズル状に形成されていることを特徴とする特
許請求の範囲第（１２）項記載の封止体と容器とからな
る安全包装器。
（１４）容器頚部のラチェット歯に近接した内周面には
環状プラグ状の内側スカートに密閉係合するビードが設
けられていることを特徴とする特許請求の範囲第（１２
）項記載の注出量調節自在吐出する安全包装器。
（１５）前記上蓋から突出している筒状プラグは上蓋が
閉鎖位置に配設されたとき前記オリフィス状孔部と密閉
係合することを特徴とする特許請求の範囲第（１）項記
載の封止体と容器とからなる安全包装器。
（１６）前記キャップには前記オリフィス状孔部を横切
る方向に伸長して該孔部と一体的に鋳造成形した取外し
可能な密閉円板と、該密閉円板の表面側で前記孔部に内
接する部分には該円板の強度を弱化させるように形成し
た溝と、前記密封円板の溝の内側部に接続したタブとを
備えていて、タブをグリップして容器から引き上げるこ
とにより密閉円板を取外すことができ、しかも、最初一
体的に鋳造成形された包装器は上蓋を揺動して開放する
ことにより検査することができるばかりでなく密閉円板
の状態と除去されたか否かを外部より観察することがで
きることを特徴とする特許請求の範囲第（１）項記載の
封止体と容器とからなる安全包装器。
（１７）前記タブは支柱の一端が前記密閉円板に接続し
、該支柱の他端は手指を掛けるリングに接続され更に上
蓋から伸長した環状プラグを前記孔部に密閉係合させる
べく上蓋を閉位置に配置したとき前記支柱とリングとは
密閉円板と環状プラグとの間に支障なく収容されること
を特徴とする特許請求の範囲第（１６）項記載の封止体
と容器とからなる安全包装器。
（１８）前記密封円板の孔部内周面に隣接した溝は該円
板の平らな環状部分に設けられ、該平らな環状部分の外
周縁部は前記溝に隣接し、この隣接した部分には前記タ
ブが設けられ、前記平らな環状部分の内周縁から容器頚
部の下方に向って伸長した円錐形状部が形成され、これ
により、円板は堅くされていて、円板を取外すべくタブ
を引き上げたとき溝は容易に破断されるようになされて
いることを特徴とする特許請求の範囲第（１６）項記載
の封止体と容器とからなる安全包装器。
（１９）間隔を隔てた１対の支柱と凹部とは各別にキャ
ップと上蓋とに夫々一体的鋳造成形されていて、両者を
一体的に組立てることによりヒンジが構成されることを
特徴とする特許請求の範囲第（１）項記載の封止体と容
器とからなる安全包装器。
（２０）螺条を有する頚部の環状壁上端縁には円周方向
に間隔を隔てて設けられた複数のラチェット歯と、キャ
ップと上蓋と上蓋をキャップに接続するヒンジとからな
る封止体とが形成され、前記キャップには収納物を注出
量調節自在に吐出させるオリフィス状の孔部を有する平
らな頂壁と該頂壁の外周縁から下方に伸長して容器の螺
条と相補的な螺条を内周面に有する環状の外側スカート
とが設けられ、前記キャップの外側スカート内側で頂壁
下面の環状部分には容器に設けたラチェット歯と相補的
な環状部に沿って間隔を隔てた複数のラチェット歯が設
けられ、キャップと容器とに設けたラチェット歯はキャ
ップを容器頚部に螺合するときは相互に摺動通過するが
、キャップを容器頚部から取外そうとしてねじ戻すこと
を阻止すべく一体的に係止し、前記容器の頚部を密閉係
合すべくキャップの頂壁が伸長して外側スカートの同軸
的に環状プラグ形状の内側スカートを設け、前記上蓋は
オリフィス状孔部を閉鎖する位置から収納物の注出量調
節自在に吐出する孔部を開放する位置にヒンジを介して
揺動可能に設けられていることを特徴とする封止体と容
器とからなる安全包装器。
（２１）螺条を有する頚部と該頚部の下端縁部の肩部と
頚部の環状壁上端の自由端縁にはその環状方向に間隔を
隔てて複数のラチェット歯とが形成された容器と、キャ
ップと上蓋と該上蓋をキャップに接続するヒンジとが形
成された封止体とからなり、前記キャップは平らな頂壁
と該頂壁の周縁から下方に伸びて容器の螺条と相補的な
螺条を内周面に有する環状の外側スカートとからなり、
外側スカート内側の頂壁下面の環状部分には容器のラチ
ェット歯と係合すべく前記環状部分に沿って間隔を隔て
て複数のラチェット歯が設けられ、キャップと容器のラ
チェット歯はキャップを容器に螺入していくとき相互に
摺動して通過するが、キャップを容器から取外すために
ねじ戻すことを阻止すべく一体的に係合し、キャップを
容器に螺合したとき、キャップを容器から取外そうと試
みて工具を挿入することを阻止すべく前記外側スカート
の下端縁略前記肩部を覆う長さとされ、キャップ頂壁か
ら前記外側スカートと同軸的に下方に伸びた内側スカー
トは前記容器の頚部と密閉係合し、前記上蓋は前記孔部
を覆う閉鎖位置から収納物を注出分配し得る開放位置に
ヒンジを介して揺動する構成としたことを特徴とする封
止体と容器とからなる安全包装器。
（２２）前記取外し可能な密閉円板は前記孔部を横切る
方向に伸長したもので該孔部と一体的に鋳造成形され、
該密閉円板上面には前記孔部と隣接して円板強度を弱化
する溝が設けられ、該円板上で孔部の内側部分にタブが
取付けられ、該タブを把持して容器の上方に引き上げる
ことにより前記密閉円板は取り外すことができ、そして
、最初に一体的に密封形成した包装器は上蓋を揺動して
開放し密閉円板の状態と除去されたか否かを外部から観
察することができることを特徴とする特許請求の範囲第
（２１）項記載の封止体と容器とからなる安全包装器。