JP2002225674A - 車両用シートのバックル収納構造 - Google Patents

車両用シートのバックル収納構造

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JP2002225674A
JP2002225674A JP2001020525A JP2001020525A JP2002225674A JP 2002225674 A JP2002225674 A JP 2002225674A JP 2001020525 A JP2001020525 A JP 2001020525A JP 2001020525 A JP2001020525 A JP 2001020525A JP 2002225674 A JP2002225674 A JP 2002225674A
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JP
Japan
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buckle
seat
belt
seat back
elastic belt
Prior art date
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Application number
JP2001020525A
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English (en)
Inventor
Mutsumi Tono
睦 東野
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Johnson Controls Automotive Systems KK
Original Assignee
Johnson Controls Automotive Systems KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートを反転させても、バックルがすぐにつ
かむことができる車両用シートのバックル収納構造を提
供する。 【解決手段】 凹部10の近くに伸縮ベルト16を取付
け、その伸縮ベルト16にバックル11又はバックル1
1に近い位置のシートベルト13を取付けたため、シー
トバック3を反転状態にしている時に、バックル11が
凹部10から脱落しても、シートを元に戻した際に、伸
縮ベルト16を用いてバックル11を引き上げることが
できる。また、伸縮ベルト16を用いているため、バッ
クル11使用時におけるバックル11の自由な動きを阻
害しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両用シートの
バックル収納構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両用のシートには、休憩や安
眠のため、或いはラゲッジルームを広く利用するため
に、シートクッションとシートバックとを略同一高さで
水平にできるフラット構造が知られている(類似技術と
して、実公平7−27239号公報参照)。この種のフ
ラット構造は、それぞれ回動して水平な反転状態になる
シートクッション及びシートバックを備え、反転時に
は、シートクッションの表面及びシートバックの前面が
下向きになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、反転時には、シートクッシ
ョンの表面及びシートバックの前面が下向きになるた
め、シートバックの前面に凹部を形成してシートベルト
のバックルを収納する構造が採用できない。すなわち、
反転時にシートバックが下向きになるため、車両走行時
に振動などにより凹部からバックルが脱落しまうと、再
びシートを元の状態に戻して使用する場合に、バックル
まで手が届かず、バックルを使用しづらくなるからであ
る。
【0004】この発明は、このような従来の技術に着目
してなされたものであり、反転させるフラット構造のシ
ートにも採用することができる車両用シートのバックル
収納構造を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
それぞれ回動して水平な反転状態になるシートクッショ
ン及びシートバックを備え、シートバックの前面に形成
された凹部内にシートベルトのバックルを収納する車両
用シートのバックル収納構造であって、前記凹部の近く
に伸縮ベルトを取付け、該伸縮ベルトにバックル又はバ
ックルに近い位置のシートベルトを取付けた。
【0006】請求項1記載の発明によれば、凹部の近く
に伸縮ベルトを取付け、その伸縮ベルトにバックル又は
バックルに近い位置のシートベルトを取付けたため、シ
ートバックを反転状態にしている時に、バックルが凹部
から脱落しても、シートを元に戻した際に、伸縮ベルト
を用いてバックルを引き上げることができる。また、伸
縮ベルトを用いているため、バックル使用時におけるバ
ックルの自由な動きを阻害しない。
【0007】請求項2記載の発明は、伸縮ベルトをU字
状に配すると共に、シートベルトに形成したループ部に
伸縮ベルトを通した状態にした。
【0008】請求項2記載の発明によれば、バックルが
更に自由に動き易くなり、バックルの取り扱いが容易で
ある。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な一実施形
態を図1〜図5に図面に基づいて説明する。
【0010】この実施形態は、車両としてワゴン車にお
ける3列目のサードシート1に関するものである。この
サードシート1は、シートクッション2とシートバック
3とから構成され、後側は荷室Rになっている。これら
のシートクッション2及びシートバック3は、フロアに
固定された左右一対のブラケット4に支持されている。
【0011】そして、シートバック3は、下端のローラ
5が、ブラケット4の前後方向に沿って移動自在であ
る。途中部分は、リンク6により支持され、図示せずロ
ックを解除してローラ5を後側へ移動させることによ
り、反転状態にすることができる。
【0012】シートクッション2は、前端部の回転軸7
を中心に前側へ回転させて反転状態にすることができ
る。シートクッション2には、左右両側へ突出する突起
部8が形成され、通常時はブラケット4の上面に当接
し、反転時はブラケット4の前端に形成されたストッパ
9の上面に当接して、それぞれ水平状態が保持されるよ
うになっている。
【0013】シートバック3の前面中央には、凹部10
が形成され、この凹部10内に2つのバックル11を収
納できるようになっている。凹部10の下端には、収納
したバックル11に当接して脱落を防止する突起12が
形成されている。バックル11に接続されたシートベル
ト13の下端は、フロアのアンカ部14に固定されてい
る。
【0014】そして、シートベルト13のバックル11
に近い位置には、それぞれループ部15が形成され、そ
こに伸縮ベルト16が通されている。伸縮ベルト16の
両端部は、凹部10の後ろに固定され、全体としてU字
状を呈している。
【0015】従って、シートクッション2及びシートバ
ック3を反転状態にした際に、バックル11が凹部10
から脱落しても(図4参照)、シートバック3を元に戻
した際に(図5参照)、伸縮ベルト16を用いてバック
ル11を引き上げることができる。また、伸縮ベルト1
6を用いているため、使用時におけるバックル11の自
由な動きを阻害しない。特に、この実施形態では、伸縮
ベルト16をシートベルト13のループ部15に通して
いるため、バックル11が更に自由に動き易く、バック
ル11の取り扱いが容易である。
【0016】
【発明の効果】この発明によれば、凹部の近くに伸縮ベ
ルトを取付け、その伸縮ベルトにバックル又はバックル
に近い位置のシートベルトを取付けたため、シートバッ
クを反転状態にしている時に、バックルが凹部から脱落
しても、シートを元に戻した際に、伸縮ベルトを用いて
バックルを引き上げることができる。また、伸縮ベルト
を用いているため、バックル使用時におけるバックルの
自由な動きを阻害しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るサードシートの通
常使用状態を示す斜視図。
【図2】図1の凹部を示す斜視図。
【図3】図1の通常状態のサードシートを示す概略側面
図。
【図4】図1の反転状態のサードシートを示す概略側面
図。
【図5】図3のバックルが脱落した状態を示すサードシ
ートの概略側面図
【符号の説明】
1 サードシート 2 シートクッション 3 シートバック 10 凹部 11 バックル 13 シートベルト 15 ループ部 16 伸縮ベルト R 荷室

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ回動して水平な反転状態になる
    シートクッション及びシートバックを備え、シートバッ
    クの前面に形成された凹部内にシートベルトのバックル
    を収納する車両用シートのバックル収納構造であって、 前記凹部の近くに伸縮ベルトを取付け、該伸縮ベルトに
    バックル又はバックルに近い位置のシートベルトを取付
    けたことを特徴とする車両用シートのバックル収納構
    造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両用シートのバックル
    収納構造であって、 伸縮ベルトをU字状に配すると共に、シートベルトに形
    成したループ部に伸縮ベルトを通した状態にしたことを
    特徴とする車両用シートのバックル収納構造。
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