JP2002225357A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP2002225357A
JP2002225357A JP2001021452A JP2001021452A JP2002225357A JP 2002225357 A JP2002225357 A JP 2002225357A JP 2001021452 A JP2001021452 A JP 2001021452A JP 2001021452 A JP2001021452 A JP 2001021452A JP 2002225357 A JP2002225357 A JP 2002225357A
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JP
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ink
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recording
ink jet
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JP2001021452A
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English (en)
Inventor
Takashi Tamura
剛史 田村
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Original Assignee
Canon Aptex Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全面記録時に記録媒体の外側に吐出されたイ
ンクが霧状になって記録媒体に付着するのを防止する。 【解決手段】 記録媒体100を支持するプラテンを構成
する複数の支持片116が並べて配置され、軸116aの回転
により回転する。各支持片116の間にはインクガイド411
が設けられている。支持片116は、円弧状の支持部分を
有する半月形状であり、支持片116が設けられる位置に
は、軸116aの外周にインク吸収部材(インク受容手段)
501が巻き付けられている。記録媒体100の端部への余白
なし記録時には、支持片116を揺動して、記録媒体100で
覆われて隠れた位置にし、記録ヘッド200による記録を
行う。下流側のインク吐出口からのインクは記録媒体10
0の外に吐出され、インク吸収部材501またはインクガイ
ド411に付着吸収される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェット記録
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェットプリンタにおいて
記録媒体の全面に記録するいわゆる全面記録を行う場
合、記録媒体よりも僅かに広い範囲にインクを吐出する
ことによって、記録媒体端部まで余白なしに記録してい
る。従って、記録ヘッドのインク吐出口から吐出された
インクの一部は、記録媒体の外側に排出される。そのた
め、記録媒体およびその外側に広がるプラテンにて記録
媒体を支持して全面記録を行うと、記録媒体の外側にお
いてプラテンにインクが付着する。このプラテンに付着
したインクは、記録媒体を汚してしまうおそれが大き
い。
【0003】そこで、複数の支持片によってプラテンを
構成し、規定サイズの記録媒体の横方向端部の外側近傍
には支持片が位置しないように配置したものがある。こ
れによると、規定サイズの記録媒体に横方向の余白なし
記録(縁なし記録)を行っても、プラテン(支持片)に
インクが付着することがない。なお、このような支持片
は、仕切りプラテンとも称される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来例におい
て、規定サイズの記録媒体に横方向の余白なし記録(縁
なし記録)を行って記録媒体の外側に吐出されたインク
は、プラテン(支持片)に付着することはなく、下方に
設けられているインク吸収体に吸収される。
【0005】しかし、下方のインク吸収体に到達する前
に、プラテン(支持片)の存在しない空間において、イ
ンクの一部が霧状になって浮遊するおそれがある。そし
て、記録ヘッドが移動する際に発生する乱気流により、
浮遊したインクが舞い上がり記録媒体に付着して汚して
しまうというおそれがある。
【0006】そこで本発明の目的は、全面記録を行う際
に、記録媒体の外側に吐出されたインクが霧状になって
記録媒体に付着するのを防止することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、複数の
インク吐出口を有する記録ヘッドを用いて記録媒体に記
録を行うインクジェット記録装置において、回転可能な
軸と、軸から外方へ突出するように設けられており、記
録媒体を支持するプラテンを構成する複数の支持片と、
軸の、支持片が設けられている部分の外周を覆うように
設けられているインク受容手段とを有するところにあ
る。
【0008】支持片が設けられていない部分に、記録ヘ
ッドのインク吐出口に対向可能に設けられているインク
ガイドを有することが好ましい。
【0009】支持片の、記録部材を支持する部分が円弧
状であることが好ましい。また、軸が駆動されると支持
片が揺動することが好ましい。
【0010】記録ヘッドが記録媒体に全面記録を行い、
記録媒体の前端部または後端部が記録されるときには、
支持片が記録媒体に覆われた状態で支持片の端部が記録
媒体を支持することが好ましい。
【0011】軸を回転させる回転駆動手段と、記録媒体
を搬送する搬送手段とを有し、記録媒体の前端部または
後端部が記録されるときには、回転駆動手段が、搬送手
段による記録媒体の搬送に同期して支持片を記録媒体の
移動方向に揺動させるように制御されていることが好ま
しい。
【0012】インク受容手段が、軸に巻き付けられたイ
ンク吸収部材からなるものであってもよい。または、イ
ンク受容手段が、軸に固定されている多面体の防霧壁か
らなるものであってもよい。後者の場合、インク受容手
段は、多面体の主面が記録ヘッドのインク吐出方向に平
行になるように配置されていたり、多面体の主面が軸に
交差するように配置されていたり、記録媒体への記録時
には、インク受容手段をなす多面体の1面が常に鉛直方
向に平行に配置されていたりすることが好ましい。
【0013】インク受容手段の下方にはインク受け皿が
設けられていることが好ましい。
【0014】このような構成によると、インクが霧状化
して浮遊して記録媒体に付着してこれを汚すことが防止
でき、また、インクが、プラテンを構成する支持片に付
着し、支持片から記録媒体に再付着してこれを汚すこと
も防止でき、高品質の印刷物を得ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明のインクジェット記
録装置の実施形態について、図面を参照して詳細に説明
する。
【0016】図1は本実施形態のカラーインクジェット
記録装置の要部斜視図、図2はその概略側断面図であ
る。このインクジェット記録装置において、複数枚の記
録媒体(例えば記録用紙)100が積載されてカセット
103に収容されている。記録媒体100の上方には、
回転することによりカセット103から記録媒体100
を取り出して供給する供給ローラ(ピックアップ半月ロ
ーラ)101が配置されている。供給ローラ101の近
傍に、このローラ101の回転位置がホームポジション
かどうかを検出するホームポジションセンサ102が配
置されている。
【0017】カセット103の底部には、カセット10
3を上方向に付勢して、記録媒体100の残りが少なく
なった場合にも、供給ローラ101と記録媒体100と
が接触できるようにするホッパーアーム110が設けら
れている。ホッパーアーム110は、昇降部材114が
図2右方向に移動されることにより上昇して、記録媒体
100を上昇させる。
【0018】カセット103から取り出した記録媒体1
00の搬送方向下流側には、インクジェット式の記録ヘ
ッド200が、記録媒体100の搬送方向と交差する方
向(主走査方向)に往復移動可能に配されている。ここ
で、記録ヘッド200は、図2の紙面に垂直な方向に移
動し、記録媒体100は、図2の右側から左側に搬送さ
れて記録ヘッド200による記録が行われる。カセット
103と、記録ヘッド200による記録領域との間に
は、搬送ローラ104が配置され、これによって、供給
ローラ101により供給された記録媒体100は、記録
ヘッド200による記録領域へと搬送される。記録ヘッ
ド200による記録領域と、搬送ローラ104との間に
は、記録媒体100の到達を検知する搬送センサ112
が設けられている。
【0019】記録ヘッド200は、インク吐出口に供給
するインクを収納したインクカートリッジ106を着脱
交換可能に備えている。記録ヘッド200はガイドシャ
フト等に摺動可能に取り付けられ、記録ヘッド200の
一部と係合するベルト105(図3参照)により移動可
能になっている。
【0020】このインクジェット記録装置では、記録ヘ
ッド200により記録を行う際に記録媒体100を記録
ヘッド200と対向するように支持するプラテンを構成
する複数の支持片(仕切りプラテン)116が並べて配
置されている。これらの支持片116は軸116aに共
通に支持されており、軸116aを回転させることによ
り、支持片116が回転する仕組みになっている。支持
片116の近傍には、支持片116のホームポジション
を検知するホームポジションセンサ119が設けられて
いる。さらに、この支持片116の下方には、インクを
受けるために、インク吸収体118が入っているインク
受け皿117が設けられている。図1に示すように、各
支持片116の間には、全面記録の際に記録媒体外に吐
出されるインクを受けるために、インクガイド411が
設けられている。
【0021】記録ヘッド200の下部を通過した記録媒
体100の搬送方向下流には、記録済みの記録媒体10
0を収納する排出トレイ111が設けられている。排出
トレイ111と、記録ヘッド200による記録領域との
間には、記録済みの記録媒体200を排出トレイ111
へ排出するための排出ローラ108、109が配設され
ている。排出ローラ108,109の各々には、記録媒
体100を排出ローラ108,109側に付勢するため
の付勢ローラ108’,109’が接触して配されてい
る。排出ローラ109と付勢ローラ109’とによる搬
送面近傍には、この間を通る記録済みの記録媒体100
を排出トレイ111上に案内する排出ガイドが設けられ
ている。
【0022】図3は、本実施形態のカラーインクジェッ
ト記録装置における記録部の概略構成を示した図であ
る。記録ヘッド200は、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色の記録ヘ
ッド202〜205が一体化されたものである。そして
記録ヘッド200には、この記録ヘッド200を記録の
ために走査させるベルト105が取り付けられている。
各色の記録ヘッド202〜205はそれぞれ、304個
のインク吐出口を600dpi(2.54cm当たりに
600ドット)のピッチで1列に配列したインクジェッ
トヘッドである。これら各色の記録ヘッド202〜20
5は、支持片116に対向する記録領域まで搬送された
後、インク吐出駆動信号にしたがって駆動され、対応す
る記録ヘッド202〜205のインク吐出口からインク
を吐出しながらA方向に走査される。これにより、1回
の走査で複数ライン分の記録を行うことができる。
【0023】図4(A)、図4(B)は、本実施形態の
カラーインクジェット記録装置のプラテンを構成する支
持片116と記録媒体100との位置関係を示す図であ
る。これらの図面を参照して、記録用媒体100横方向
(記録媒体100の搬送方向に対して垂直方向)の余白
なし記録(縁なし記録)を行う方法について説明する。
【0024】図4(A)に示すように、プラテンを構成
する支持片116は、このカラーインクジェット記録装
置で記録可能な記録媒体の定型サイズである名刺サイズ
402、葉書(横)サイズ403、A4サイズ404の
用紙の各端部の外側には、各サイズの用紙の端部からあ
る程度のマージン401をおいて位置するように配列さ
れている。
【0025】図4(B)は、葉書サイズ403の記録媒
体100に、横方向の余白なし記録(縁なし記録)を行
う例を示している。葉書に記録する場合は、葉書サイズ
403に対してひとまわり大きめの範囲405に画像記
録する。ここでプラテンを構成する支持片116を、こ
の葉書サイズ403の外側にマージン401を持たせて
配列しているため、葉書サイズより一回り大きめの範囲
405に画像記録しても、プラテンを構成する支持片1
16を汚すことなく、葉書サイズ403の記録媒体10
0に、横方向の余白なし記録(縁なし記録)を行うこと
ができる。
【0026】図5は、全面記録を行った時に記録媒体表
面へ霧状のインクが付着することを防止するための、支
持片(仕切りプラテン)116周辺の概略図、図6はそ
の変形例の概略図である。なお、図5,6には1個の支
持片116のみが示されているが、同構成の支持片11
6が軸116aに所定の間隔で多数設けられている。
【0027】支持片116は、軸116aの外周に突出
する首部319(図1,9参照)に固着されており、円
弧状の支持部分を有する半月状または三日月状または扇
形状である。そして、支持片116が設けられる位置に
は、軸116aの外周に、インク吸収部材501からな
るインク受容手段が巻き付けられている。図7に示すよ
うに、インク吸収部材501には、首部319が貫通す
る穴部503が設けられている。インク吸収部材501
は、支持片116が記録媒体100の送り量に応じて揺
動しても、常に記録ヘッド200のインク吐出口形成面
に対して等距離になるように配置されている。なお、図
6に示すようにインク吸収部材501を配置する別の方
法として、図8に示すように、インク吸収部材501の
両端部が首部319に引っかかるようにスリット504
を備えることにより、インク吸収部材501を容易に軸
116aの周りに配置することを可能にする方法もあ
る。
【0028】次に、本実施形態のインクジェット記録装
置により、記録媒体100の縦方向(記録媒体100の
搬送方向)における余白なし記録(縁なし記録)の方法
を説明する。
【0029】まず、支持片116がホームポジションセ
ンサ119により検知されるホームポジションに位置す
るように、軸116aを回転させて停止させる。昇降部
材114を図2右方向に移動させることにより、ホッパ
ーアーム110を上昇させ、記録媒体100を上昇させ
る。そこで、供給ローラ101を回転させて最上部に位
置している記録媒体100を取り出し、記録装置本体内
部へ供給し、搬送ローラ104を回転させて、供給され
た記録媒体100を搬送する。
【0030】この記録媒体100の先端部に余白なしで
記録する際には、搬送センサ112で記録媒体100の
先端部を検知した時点から、支持片116を、搬送ロー
ラ104の回転に同期して、図2の反時計方向に少しだ
け揺動させる。こうして記録媒体100aの先端部が1
回目の走査が行われる記録位置まで搬送されるととも
に、支持片116は図9に示す姿勢となる。この図9に
示した状態が、記録媒体100の先端部への余白なし記
録の記録位置であり、支持片116は、記録ヘッド20
0の位置から見ると記録媒体100で覆われて隠れた位
置にある。この状態で、記録ヘッド200の1回目の走
査を行いインク吐出口よりインクを吐出して記録を行
う。このとき、記録ヘッド200の上流側(図2右方)
に位置するインク吐出口からのインクは記録媒体100
上に吐出されて記録に寄与するが、下流側(図2左方)
に位置するインク吐出口からのインクは記録媒体100
の外に吐出される。記録媒体100の外へ吐出されたイ
ンクのうちの一部は、支持片116の近傍の、軸116
aの周りに配置されているインク吸収部材(インク受容
手段)501に付着する。また、記録媒体100の外へ
吐出されたインクのうち、インク受容手段の設けられて
いない領域に吐出されたインクは、この領域に形成され
ているインクガイド411に付着吸収される。なお、イ
ンクガイド411に吸収されたインク量が多くなると、
インクが下方のインク受け皿117内のインク吸収体1
18に向けて落下して吸収される。
【0031】従来は、記録媒体100の外に吐出された
インクの一部が、下方のインク受け皿117に向かって
長い距離落下する途中で広い空間中で失速して浮遊し、
記録ヘッド200の移動による乱気流で記録媒体100
の裏面等に付着して汚してしまうおそれがあった。しか
し、本実施形態によると、記録媒体100の外に吐出さ
れたインクは、インク吐出口からごく近い距離にあるイ
ンク吸収部材501またはインクガイド411に吸収さ
れるため、失速して浮遊するおそれはなく、インク吸収
部材501またはインクガイド411に吸収されるの
で、記録媒体100に付着して汚すことなく回収可能で
ある。なお、インクガイド411からインク吸収体11
8に向けて落下するインクは、インクガイド411等に
遮られるために、浮遊しても記録媒体100に到達する
ことはない。
【0032】インク受容手段は、円筒状に設けられたイ
ンク吸収部材501からなり、支持片116が記録媒体
100の送り量に応じて揺動したときに、インク吸収部
材501は常に記録ヘッド200のインク吐出口形成面
に対して等距離になるように配置されているので、安定
してインクを付着させ、回収することができる。
【0033】このようにして、支持片(プラテン)11
6を汚すことなく、記録媒体100aの先端部を余白な
し(縁なし)で記録することが可能になる。
【0034】記録媒体100の中間部(先端部、後端部
近傍以外)を記録する際には、図10に示すように、軸
116aを、搬送センサ112による検知に同期してさ
らに反時計方向に回転させ、支持片116の中央部が記
録ヘッド200の真下位置に来た時点で、軸116aの
回転を停止する。こうして、支持片116の中央部で記
録媒体100を支持した状態において、記録ヘッド20
0により記録媒体100の中間部に記録する。
【0035】最後に、記録媒体100の後端部近傍を余
白なし(縁なし)で記録する際には、記録媒体100の
中間部への記録中に、搬送センサ112で記録媒体10
0の後端部を検知した時点から、軸116aを搬送ロー
ラ108の動作に同期して回転させながら記録を行う。
図11には、最終走査時の記録が行われる記録媒体10
0と支持片116との位置関係を示しており、支持片1
16は、記録ヘッド200の位置から見ると、記録媒体
100に覆われて隠れた位置にある。この状態で、記録
ヘッド200からインクを吐出して最終走査記録を行う
と、記録ヘッド200の下流側に位置するインク吐出口
からのインクは記録媒体100a上に吐出されて記録に
寄与するが、上流側に位置するインク吐出口からのイン
クは記録媒体100の外に吐出される。記録媒体100
の外へ吐出されたインクのうちの一部は、支持片116
の近傍の、軸116aの周りに配置されているインク吸
収部材501に付着する。また、記録媒体100の外へ
吐出されたインクのうち、インク吸収部材501の設け
られていない領域に吐出されたインクは、この領域に形
成されているインクガイド411に付着吸収される。
【0036】このようにして、支持片(プラテン)11
6を汚すことなく、記録媒体100の後端部を余白なし
(縁なし)で記録することが可能になる。
【0037】以上詳細に説明した通り、本実施形態で
は、記録媒体100の横方向にも縦方向にも余白なし
(縁なし)で記録する、いわゆる全面記録が可能にな
る。そして、本実施形態では、プラテンを構成する支持
片116の軸116aに設けられたインク受容手段(イ
ンク吸収部材501)と、その支持片116の近傍に設
けられたインクガイド411とによりインクを受けるた
め、従来の全面記録において問題になっていた、記録媒
体100の外へ吐出されたインクの一部が浮遊して記録
媒体100の裏面等に付着して汚してしまうことが防止
できる。
【0038】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態について説明する。第1の実施形態と同様な構
成については同一の符号を付与し説明を省略する。図1
2は、記録媒体へのインク付着防止のための支持片11
6周辺の構成を拡大して示す図である。
【0039】本実施形態では、プラテンを構成する支持
部(仕切りプラテン)116の軸116aの周囲にイン
ク受容手段として防霧壁502が設けられている。この
防霧壁502は、付着したインクを、直下に配置された
インク受け皿117のインク吸収体118に素早く排出
するため、支持片116がホームポジションに位置して
いる状態で水平面に対し垂直に(鉛直方向に)なるよう
に形成された壁面502aを有している。
【0040】第1の実施形態と同様に、全面記録におい
て記録媒体100の前端部または後端部に記録を行う際
には、記録ヘッド200から吐出されたインクの一部
は、記録媒体100の外へ吐出される。記録媒体100
の外へ吐出されたインクは、失速して浮遊すること無
く、インクガイド411または防霧壁(インク受容手
段)502に到達し付着するため、記録ヘッド200の
移動による乱気流で記録媒体100の裏面等に付着して
汚れることが防止される。
【0041】第1の実施形態のように、軸116aに巻
き付けられた円筒状のインク吸収部材501からなるイ
ンク受容手段が設けられている場合に比べて、本実施形
態のように、ホームポジションにおいて鉛直方向に沿う
壁面502aを有する防霧壁502からなるインク受容
手段が設けられていると、インク受容手段からインク受
け皿117へ素速く円滑にインクの排出が行え、インク
受容手段に過度のインクが付着することが防げる。
【0042】また、防霧壁502は多面体からなり、そ
の主面502bが、記録ヘッド200のインク吐出方向
に平行に、かつ軸116aに交差するように配置されて
いる。これにより、仮にインクが霧状になったとしても
防霧壁502に遮られて自由に浮遊できず、防霧壁50
2に付着する。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記録媒体に対して全面記録を行う際にインクが霧状化し
て浮遊して記録媒体に付着してこれを汚すことが防止で
きる。また、インクが、プラテンを構成する支持片に付
着し、支持片から記録媒体に再付着してこれを汚すこと
も防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のインクジェット記録
装置の要部斜視図である。
【図2】第1の実施形態のインクジェット記録装置の概
略側断面図である。
【図3】第1の実施形態のインクジェット記録装置にお
ける記録部の構成を示す概略図である。
【図4】第1の実施形態のインクジェット記録装置のプ
ラテンを構成する支持片と記録媒体との位置関係を示す
概略図である。
【図5】第1の実施形態の支持片およびその周辺の構成
の拡大図である。
【図6】図5に示す構成の変形例の拡大図である。
【図7】インク受容手段をなすインク吸収部材の第1の
例を示す拡大図である。
【図8】インク受容手段をなすインク吸収部材の第2の
例を示す拡大図である。
【図9】記録媒体の先端部へ余白なし記録を行う状態の
要部拡大図である。
【図10】記録媒体の中間部へ記録を行う状態の要部拡
大図である。
【図11】記録媒体の後端部へ余白なし記録を行う状態
の要部拡大図である。
【図12】本発明の第2の実施形態のインクジェット記
録装置の支持片およびその周辺の構成の拡大図である。
【符号の説明】
100 記録媒体(記録用紙) 101 供給ローラ 102 ホームポジションセンサ 103 カセット 104 搬送ローラ 105 ベルト 106 インクカートリッジ 108,109 排出ローラ 108’,109’ 付勢ローラ 110 ホッパーアーム 111 排出トレイ 112 搬送センサ 114 昇降部材 116 支持片(仕切りプラテン) 116a 軸 117 インク受け皿 118 インク吸収体 119 ホームポジションセンサ 200,202〜205 記録ヘッド 319 首部 401 マージン 402 名刺サイズ 403 葉書(横)サイズ 404 A4サイズ 405 画像記録の範囲 411 インクガイド 501 インク吸収部材(インク受容手段) 502 防霧壁(インク受容手段) 502a 壁面 502b 主面 503 穴部 504 スリット

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のインク吐出口を有する記録ヘッド
    を用いて記録媒体に記録を行うインクジェット記録装置
    であって、 回転可能な軸と、 前記軸から外方へ突出するように設けられており、前記
    記録媒体を支持するプラテンを構成する複数の支持片
    と、 前記軸の、前記支持片が設けられている部分の外周を覆
    うように設けられているインク受容手段とを有するイン
    クジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記支持片が設けられていない部分に、
    前記記録ヘッドの前記インク吐出口に対向可能に設けら
    れているインクガイドを有する、請求項1に記載のイン
    クジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記支持片の、前記記録部材を支持する
    部分が円弧状である、請求項1または2に記載のインク
    ジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記軸が駆動されると前記支持片が揺動
    する、請求項3に記載のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録ヘッドが前記記録媒体に全面記
    録を行い、前記記録媒体の前端部または後端部が記録さ
    れるときには、前記支持片が前記記録媒体に覆われた状
    態で前記支持片の端部が前記記録媒体を支持する、請求
    項4に記載のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 前記軸を回転させる回転駆動手段と、前
    記記録媒体を搬送する搬送手段とを有し、 前記回転駆動手段が、前記記録媒体の前端部または後端
    部が記録されるときには、前記搬送手段による前記記録
    媒体の搬送に同期して前記支持片を前記記録媒体の移動
    方向に揺動させるように制御されている、請求項5に記
    載のインクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 前記インク受容手段が、前記軸に巻き付
    けられたインク吸収部材からなる、請求項1〜6のいず
    れか1項に記載のインクジェット記録装置。
  8. 【請求項8】 前記インク受容手段が、前記軸に固定さ
    れている多面体の防霧壁からなる、請求項1〜6のいず
    れか1項に記載のインクジェット記録装置。
  9. 【請求項9】 前記インク受容手段は、前記多面体の主
    面が前記記録ヘッドのインク吐出方向に平行になるよう
    に配置されている、請求項8に記載のインクジェット記
    録装置。
  10. 【請求項10】 前記インク受容手段は、前記多面体の
    主面が前記軸に交差するように配置されている、請求項
    8に記載のインクジェット記録装置。
  11. 【請求項11】 前記記録媒体への記録時には、前記イ
    ンク受容手段をなす前記多面体の1面が常に鉛直方向に
    平行に配置されている、請求項8〜10の少なくとも1
    項に記載のインクジェット記録装置。
  12. 【請求項12】 前記インク受容手段の下方にはインク
    受け皿が設けられている、請求項1〜11のいずれか1
    項に記載のインクジェット記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012162027A (ja) * 2011-02-08 2012-08-30 Seiko Epson Corp 記録装置
JP2012166510A (ja) * 2011-02-16 2012-09-06 Seiko Epson Corp 液体噴射装置

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