JP2002224988A - ロータリジョイント - Google Patents

ロータリジョイント

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JP2002224988A JP2001024314A JP2001024314A JP2002224988A JP 2002224988 A JP2002224988 A JP 2002224988A JP 2001024314 A JP2001024314 A JP 2001024314A JP 2001024314 A JP2001024314 A JP 2001024314A JP 2002224988 A JP2002224988 A JP 2002224988A
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幹夫 堤
Hitoshi Momota
均 百田
Yoshitaka Nakamura
吉隆 中村
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    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Robotics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 固定体1及び回転体6の間で電気を授受する
電力スリップリング21及び電気信号スリップリング3
1を備えたロータリジョイントAに対し、これらスリッ
プリング21,31周辺への水滴の侵入を防止して漏電
事故を未然に防止する。 【解決手段】 固定体1と回転体6との間に、周方向に
延びる複数の環状通路30,30,…を軸方向に並列し
て形成し、その環状通路30,30,…のうち電力スリ
ップリング21及び電気信号スリップリング31に近い
側の環状通路30を除く環状通路30,30を水通路1
2,13とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロボットのアーム
先端部等に設けられるロータリジョイントに関し、特
に、固定体と回転体との間で電気や流体を安定して授受
するためにシールする構造に関する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種のロータリジョイント
においては、例えばロボットのアーム先端部に取付固定
される固定体と、ロボットのハンド側に取付固定され、
固定体に回転可能に連結支持された回転体とを備え、こ
れら固定体及び回転体の間で空気、冷却水、溶接用ガス
等の流体や動力電気、電気信号等の電気を授受可能とし
て、ハンド側が固定側に対し回転しても常に流体や電気
が授受できるようになっている。
【0003】そして、上記流体を授受するために、複数
種類の流体通路を固定体及び回転体の摺接面間に並べて
配置したスイベルジョイントが用いられ、動力電気を授
受するためには、固定体又は回転体の一方に設けられた
集電リングと、他方に設けられ、上記集電リングに摺接
して電気を供給する摺動接点とからなる電力スリップリ
ングが使用される。
【0004】さらに、電気信号を固定体及び回転体間で
授受するために電気信号スリップリングが知られてい
る。この電気信号スリップリングの一例として、従来、
例えば特開平10―223346号公報に示されるよう
に、固定体側に設けられたリング板状の固定側電極と、
回転体側に設けられたリング板状の回転側電極と、これ
ら両電極間に配設された転動体とを備え、回転体の固定
体に対する相対回転により両電極上で転動体を転動させ
て両電極間で電気信号を授受するようにしたものが提案
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
にロータリジョイントには固定体及び回転体の間で電力
や電気信号を両者の回転状態で伝達するためのスリップ
リングが設けられているが、このスリップリングにスイ
ベルジョイントからの水やロータリジョイント外部から
の粉塵等が付着すると、電気動力の漏電、電気信号不良
によるロボットの作動不良及び摺動部の異常摩耗等が発
生する虞れがあり、何らかの対策をしておくことが望ま
しい。
【0006】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので
あり、その主たる目的とするところは、上記したロータ
リジョイントのスリップリング周辺への水滴等の侵入を
防ぐことにより、その電力スリップリングにおける漏電
等を未然に防止しようとすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明では、固定体と、該固定体に回転
可能に連結支持された回転体と、該固定体及び回転体間
で流体を授受するスイベルジョイントとを備えるロータ
リジョイントが対象である。そして、上記スイベルジョ
イントは、固定体と回転体との間に軸方向に並んで形成
されかつ周方向に延びる1つ以上の環状通路を有してお
り、上記環状通路の軸方向両側に空気を充填した環状空
間が配設されていることを特徴とする。
【0008】また、請求項2の発明では、請求項1のロ
ータリジョイントにおいて、両方の環状空間の少なくと
も一方がスイベルジョイントの空気通路をなす環状通路
を構成していることを特徴とする。
【0009】これらの発明により、スイベルジョイント
の環状通路と、ロータリジョイントの外部との間に環状
空間が設けられているので、万一、環状通路を流れる流
体がスイベルジョイントの外側へ漏洩したとしても、そ
の漏洩した流体はロータリジョイントの外部へ達する前
に環状空間に到達して、この環状空間内の空気圧により
環状空間内へのその流体の侵入を抑制することができ
る。このことによって、環状通路内を流れる流体が外部
へ流出するのを防止することができる。
【0010】請求項3の発明では、固定体と、該固定体
に回転可能に連結支持された回転体と、上記固定体及び
回転体にそれぞれ設けられた電極を有し、両電極間で電
気を授受する電気スリップリングと、固定体及び回転体
間で流体を授受するスイベルジョイントとを備えるロー
タリジョイントが対象である。そして、上記スイベルジ
ョイントは、固定体と回転体との間に軸方向に並んで形
成されかつ周方向に延びる1つ以上の環状通路を有して
おり、上記環状通路と上記電気スリップリングとの間に
空気を充填した環状空間が配設されていることを特徴と
する。
【0011】また、請求項4の発明では、請求項3のロ
ータリジョイントにおいて、環状空間がスイベルジョイ
ントの空気流路をなす環状通路を構成していることを特
徴とする。
【0012】これらの発明により、スイベルジョイント
の環状通路と電気スリップリングとの間に環状空間が設
けられているので、万一、環状通路を流れる流体が電気
スリップリング側へ漏洩したとしても、その漏洩した流
体は電気スリップリングへ達する前に環状空間に到達し
て、この環状空間内の空気圧により環状空間内へのその
流体の侵入を抑制することができる。このことによっ
て、上記漏洩した流体の電気スリップリングへの侵入を
防止することができる。
【0013】請求項5の発明では、請求項3のロータリ
ジョイントにおいて、環状通路に対し電気スリップリン
グと反対側に空気を充填した環状空間が配設されている
ことを特徴とする。このことにより、環状通路を流れる
流体の外部への流出を防止できる。
【0014】請求項6の発明では、固定体と、該固定体
に回転可能に連結支持された回転体と、上記固定体及び
回転体にそれぞれ設けられた電極を有し、両電極間で電
気を授受する電気スリップリングと、固定体及び回転体
間で流体を授受するスイベルジョイントとを備えるロー
タリジョイントが対象である。そして、上記スイベルジ
ョイントは、固定体と回転体との間に軸方向に並んで形
成されかつ周方向に延びる複数の環状通路を有してお
り、上記環状通路をシールするリング状のシール部材を
備え、上記シール部材のシール面に上記固定体の周方向
に蛇行するシール溝部が形成されていて、上記シール溝
部内に潤滑剤が充填されていることを特徴とする。
【0015】上記シール部材としては、従来、シール面
に凹溝が形成された断面略X字状のXリングが用いら
れ、このXリングを流体通路に沿って例えば固定体側に
配設し、さらにそのXリングシール面の凹溝にグリス等
の潤滑剤を充填することによりその流体通路をシールす
ることが行われているが、このものでは、Xリングのシ
ール面の凹溝両端部において連続的に固定体又は回転体
と摺接して、この凹溝両端部に潤滑剤がまわないため、
その凹溝両端部の摩耗が促進してしまう虞れがある。
【0016】これに対して、本発明の構成によれば、シ
ール溝部がリング周方向に蛇行しているので、シール溝
部における蛇行した凹溝両端部の全ての部分に潤滑剤を
まわすことができるため、その凹溝両端部の摩耗を抑制
することができる。従って、より確実なシールを可能と
し、流体通路からの流体の漏洩による故障等を未然に防
止することができる。
【0017】請求項7の発明では、固定体と、該固定体
に回転可能に連結支持された回転体とを備えるロータリ
ジョイントが対象である。そして、上記固定体及び回転
体の各外周面で両者の境界面となる部分が断面V字状又
は断面レ字状の境界溝部に設けられ、上記境界溝部にリ
ング状のシール部材が嵌合されていることを特徴とす
る。
【0018】上記の構成により、境界溝部が断面V字状
又は断面レ字状のもので、その境界溝部の側面が傾斜し
ており、この傾斜側面に常に当接するようにリング状の
シール部材が境界溝部に嵌合されることになる。従っ
て、ロータリジョイントの使用環境が清浄な環境ではな
く、粉塵や水しぶき等が存在するような環境であって
も、簡単な構成によって固定体及び回転体の境界となる
部分からその粉塵や水しぶき等のロータリジョイント内
部への侵入を防いで、故障や事故等を防止することがで
きる。
【0019】
【発明の実施の形態】図10〜図12は本発明の実施形
態に係るロータリジョイントAを示し、このロータリジ
ョイントAはスポット溶接を行う図外の溶接ロボットの
アーム先端部に装着されるものである。
【0020】ロータリジョイントAは、溶接ロボットの
アーム側に取り付けられる略円筒状の固定体1と、溶接
ガン側(ハンド側)に取り付けられる略円筒状の回転体
6とを備え、この回転体6は固定体1に360°以上の
角度に回転可能に連結支持されている。
【0021】図1に拡大して示すように、上記固定体1
は、上端(図1で上端)に外向きフランジ2が一体に形
成された円筒状のボス部3と、このボス部3にその外周
を取り囲むように同心状に配置されて一体的に固定さ
れ、下方に開放された有底円筒状のカバー部4とを有す
る。
【0022】一方、回転体6は上記固定体1のボス部3
内に相対回転可能に嵌合された円筒状の軸部7と、この
軸部7の上端にその開口を塞ぐように一体的に固定さ
れ、上記回転体6における外向きフランジ2の上側に位
置する上側フランジ8と、軸部7の下端部外周に一体的
に固定され、回転体6におけるボス部3下端を越えてカ
バー部4の下端開口を塞ぐように半径方向外側に延びる
下側フランジ9とを備えている。
【0023】そして、上記固定体1のボス部3と回転体
6の軸部7との間には固定体1及び回転体6の間で流体
としての水及びエアを授受するためのスイベルジョイン
ト11が設けられている。また、固定体1におけるボス
部3及びカバー部4と、回転体6における下側フランジ
9とで囲まれる円筒状の空間には、固定体1から回転体
6に溶接電力を供給するための電力スリップリング21
と、この電力スリップリング21の内側に位置し、固定
体1及び回転体6の間で複数(図示例では6種類)の異
なる電気信号を授受するための電気信号スリップリング
31とが同心状に装着されている。
【0024】上記スイベルジョイント11は2つの水通
路12,13及び1つのエア通路14を有し、これらの
3つの通路12〜14はいずれも同様の構造である。す
なわち、図5にも示すように、固定体1のボス部3内周
面には3本の環状溝15,15,…が上下方向(軸方
向)に間隔をあけて形成されている。この3本の環状溝
15,15,…が回転体の軸部外周面により閉塞される
ことにより、固定体1と回転体6との間に、この固定体
1及び回転体6間で流体を授受する周方向に延びる複数
の環状通路30,30,…が軸方向に並列して形成され
ている。また、ボス部3の壁内部には上下方向に延びる
3つの縦孔16,16,…(一部のみ図示する)が円周
方向に互いに近接して貫通形成され、この各縦孔16の
下端はそれぞれ対応する上記各環状溝15の溝底面に開
口している一方、上端は外向きフランジ2の外周面に開
口している。
【0025】これに対し、回転体6における軸部7の壁
内部には円周方向の3等分位置に上下方向に延びる3つ
の縦孔17,17,…(一部のみ図示する)が貫通形成
され、この各縦孔17の上端は軸部7の外周面にそれぞ
れ上記固定体1のボス部3における各環状溝15内とそ
れぞれ連通するように開口している一方、各縦孔17の
下端は下側フランジ9下側の軸部7外周面に開口してい
る。
【0026】そして、本発明の特徴として、環状通路と
電気スリップリングとの間に空気を充填した環状空間が
配設されており、その環状空間がスイベルジョイント1
1の空気流路をなす環状通路を構成している。
【0027】すなわち、このように形成された3本の環
状通路30,30,…のうち上側の2つの環状通路3
0,30が水通路12,13に、また下側の1つの環状
通路30がエア通路14にそれぞれ構成されており、こ
れら水通路12,13及びエア通路14により固定体1
及び回転体6間で両者の回転状態でも水及びエアを授受
できるようにしている。
【0028】また、本発明の特徴として、図8及び図9
に示すように、固定体1のボス部3内周面には3本の環
状溝15,15,…の上下方向(軸方向)両側に4本の
シール溝18,18,…が形成され、この各シール溝1
8には環状通路30,30,…をシールするリング状の
シール部材としてのゴム製のシールリング19がその内
周面を回転体6の軸部7外周面に摺接させてシールする
ように嵌挿されている。このシールリング19は、図9
にも示すように、その底面及び両側面に凹溝19b,1
9b,…が形成される一方、そのシールリング19のシ
ール面である上面には固定体1の周方向に蛇行する凹溝
状のシール溝部19aが形成されていて、このシール溝
部19a内に潤滑剤としてのグリスが充填されている。
このシール溝部19aにはその周方向(固定体1の周方
向)に等間隔に溝幅が大きくなされた潤滑剤貯留部19
cが形成されている。また、図8にも示すように、各潤
滑剤貯留部19c,19c,…の間に凸条として形成さ
れた摺動部19d,19d,…を設けるようにしてい
る。
【0029】上記電力スリップリング21は、固定体1
のボス部3及びカバー部4と回転体6の下側フランジ9
との間の円筒状空間に同心状に配置された3本の集電リ
ング22,22,…を備え、これらの集電リング22,
22,…は絶縁リング23,23,…を介して上下方向
に積層されている。各集電リング22には他の集電リン
グ22をそれと電気絶縁された状態で貫通する集電ボル
ト24の先端部(上端部)が螺合締結され、この各集電
ボルト24は回転体6の下側フランジ9を絶縁状態で貫
通し、その下端のヘッド部24aは下側フランジ9の下
方に突出していて、このヘッド部24aには溶接ガン
(図示せず)に導通する電力ケーブル25の端部が接続
されている。
【0030】一方、上記固定体1のカバー部4の側壁に
は円周方向に等間隔をあけて互いに近接した位置に3つ
の摺動接点26,26,…が絶縁状態で貫通しかつカバ
ー26aによりカバーされた状態で取付固定され、各摺
動接点26の内端部はそれぞれ対応する上記各集電リン
グ22の外周面に所定の押圧力で摺接可能に押し付けら
れており、この各摺動接点26と集電リング22との摺
接により固定体1及び回転体6間で両者の回転状態でも
大電流の溶接電力を供給するようにしている。
【0031】さらに、上記電気信号スリップリング31
は、固定体1のボス部3外周に外嵌合されて設けられた
円筒状の内側ハウジング32と、この内側ハウジング3
2の周りに、後述の如く環状空間34をあけて同心状に
外嵌合されて設けられた円筒状の外側ハウジング33と
を備え、これら両ハウジング32,33は樹脂等からな
る。内側ハウジング32の外周面の上下端部には外向き
のフランジ部32a,32bが一体に形成されており、
この両フランジ部32a,32bと、内側ハウジング3
2外周面の上下中間部と、外側ハウジング33とで囲ま
れて円筒状の環状空間34が区画形成されている。
【0032】そして、上記内外のハウジング32,33
間の環状空間34にリング板状の6枚の固定側電極36
a〜36f及び回転側電極40a〜40fが収容されて
いる。これら各電極36a〜36f,40a〜40fは
例えばリン青銅からなり、その表面は銀メッキ処理され
ている。図2及び図3に拡大して詳示するように、上記
6枚の固定側電極36a〜36fは、固定体1の軸心と
同心状にかつ軸方向たる上下方向に並んで配置されてい
る一方、6枚の回転側電極40a〜40fも、回転体6
の軸心と同心状にかつ軸方向たる上下方向に並んで配置
されている。
【0033】上記6枚の固定側電極36a〜36fのう
ちの上下端(軸方向端部)に位置するもの36a,36
fは端部電極とされ、この端部電極としての固定側電極
36a,36fを除いた4枚の固定側電極36b〜36
eについては、図6にも示すように、その軸方向に隣り
合う1対の固定側電極36b,36c及び36d,36
eが該両電極36b,36c及び36d,36e間にリ
ング状の固定側絶縁シート37a,37bを介して積層
配置されていて、これら両電極36b,36c及び36
d,36eと固定側絶縁シート37a,37bとにより
2つの固定側電極積層体38a,38bが形成されてい
る。
【0034】一方、上記6枚の回転側電極40a〜40
fにあっては、図7にも示すように、その軸方向に隣り
合う1対の回転側電極40a,40b、40c,40d
及び40e,40fが該両電極40a,40b、40
c,40d及び40e,40f間にリング状の回転側絶
縁シート41a〜41cを介して積層配置されていて、
これら両電極40a,40b、40c,40d及び40
e,40fと、回転側絶縁シート41a〜41cとによ
り3つの回転側電極積層体42a〜42cが形成されて
いる。
【0035】そして、上記2つの固定側電極積層体38
a,38b及び3つの回転側電極積層体42a〜42c
は、電気信号スリップリング31の軸方向端部に位置す
る上記1対の端部電極たる固定側電極36a,36f間
に軸方向たる上下方向に交互に並んで配置されている。
【0036】さらに、上記端部電極たる固定側電極36
a,36fと、この端部の固定側電極36a,36fに
軸方向に対向する、回転側電極積層体42a,42cの
回転側電極40a,40fとの間、並びに軸方向に隣り
合う固定側電極積層体38a,38b及び回転側電極積
層体42a〜42cにおいてその対向する固定側電極3
6b〜36e及び回転側電極40b〜40eの間に、そ
れぞれ回転体6の固定体1に対する相対回転により両電
極36a〜36f,40a〜40f上を転動して両電極
36a〜36f,40a〜40f間で電気信号を授受す
る鋼球からなる転動体44が配設されている。この鋼球
44は、図4に示すように、電極36a〜36f,40
a〜40f間において円周方向に所定間隔をあけて複数
設けられでおり、これらの複数の転動体44,44,…
の各々は両電極36a〜36f,40a〜40f間に位
置するリング板状のリテーナ45の保持孔45aに嵌挿
されて保持されている。この各転動体44は例えば炭素
鋼を焼入処理した鋼球からなり、その表面は銀メッキ処
理されている。
【0037】上記内側ハウジング32における下側のフ
ランジ部32bの上面には環状のばね溝47が形成さ
れ、このばね溝47には下側の端部電極たる固定側電極
36fを上側の端部電極たる固定側電極36aに向かっ
て押圧する押圧手段としてのばね48が収容されてい
る。下側の端部電極たる固定側電極36fとばね48と
の間にはリング板状の絶縁体49が介在されていて、ば
ね48は絶縁体49を介して押圧するようになってい
る。
【0038】また、内側ハウジング32における上側の
フランジ部32aの外周面には環状のパッキン溝50が
形成され、このパッキン溝50にはリップ部51aを有
する断面略V字状のゴム製等のパッキン51がそのリッ
プ部51aで外側ハウジング33の上面を押圧した状態
で収容されており、このパッキン51により両ハウジン
グ32,33の上端部間の隙間をシールしている。
【0039】また、上記固定体1側の内側ハウジング3
2にはその上面に開口する矩形状の有底孔53が形成さ
れている。また、固定体1のカバー部4外周面にはねじ
孔54を有するコネクタ取付部55が一体的に取り付け
られ、そのねじ孔54に固定側コネクタ56が螺合によ
り取付固定されている。上記コネクタ取付部55のねじ
孔54はカバー部4に形成した貫通孔57を介して上記
内側ハウジング32の有底孔53内に連通されている。
そして、図6にも示すように、各固定側電極36a〜3
6fの内周縁部には上記内側ハウジング32の有底孔5
3内に位置する接続端子36gが突設され、この接続端
子36gには固定側電線58の一端部が接続固定されて
いる。これら6本の固定側電線58,58,…は有底孔
53、カバー部4の貫通孔57及びコネクタ取付部55
のねじ孔54の各内部を通って延び、各々の他端は上記
固定側コネクタ56に接続されている。
【0040】一方、回転体6側の外側ハウジング33外
周面にはその一部分を部分的に下面から矩形状に切り欠
いてなる切欠部63が形成されている。また、回転体6
の下側フランジ9外周面にはねじ孔64を有するコネク
タ取付部65が一体的に取り付けられ、そのねじ孔64
には回転側コネクタ66が螺合により取付固定され、ね
じ孔64は下側フランジ9に形成した貫通孔67を介し
て上記外側ハウジング33の切欠部63内に連通されて
いる。そして、図7にも示す如く、各回転側電極40a
〜40fの外周縁部には上記外側ハウジング33の切欠
部63内に位置する接続端子40gが突設され、この接
続端子40gには回転側電線68の一端部が接続固定さ
れている。これら6本の回転側電線68,68,…は切
欠部63、下側フランジ9の貫通孔67及びコネクタ取
付部65のねじ孔64を通って延び、各々の他端は上記
回転側コネクタ66に接続されている。
【0041】そして、上記固定側電極36a〜36fと
それに対向する回転側電極40a〜40fとを球体44
を介して導通させることにより、表1に示すように、固
定体1及び回転体6間で両者の回転状態でも6種類の電
気信号を授受するようにしている。
【0042】
【表1】
【0043】さらに、図2、図3及び図6に示すよう
に、上記各固定側電極36a〜36fの外周縁部は円形
状とされている一方、内周縁部には円周方向に等間隔を
あけた位置に複数(図示例では5つ)の当接部36h,
36h,…が突設され、この固定側電極36a〜36f
は内側ハウジング32外周面に当接部36h,36h,
…を当接させて位置決めされた状態で嵌合支持され、こ
の固定側電極36a〜36fの外周縁部と外側ハウジン
グ33内周面との間に所定の間隙があけられている。
【0044】一方、図2、図3及び図7に示す如く、各
回転側電極40a〜40fの内周縁部は円形状とされて
いる一方、外周縁部には円周方向に等間隔をあけた位置
に複数(図示例では5つ)の当接部40h,40h,…
が突設され、この回転側電極40a〜40fは外側ハウ
ジング33内周面に当接部40h,40h,…を当接さ
せて位置決めされた状態で嵌合支持され、この回転側電
極40a〜40fの内周縁部と内側ハウジング32外周
面との間に所定の間隙があけられている。
【0045】そして、本発明の特徴として、固定体1及
び回転体6の各外周面で両者の境界面となる部分が断面
V字状又はレ字状である境界溝部が形成され、この境界
溝部にOリングが嵌合されている。
【0046】すなわち、図1に示すように、回転体6の
上側フランジ8の側面である外周面下部を面取り加工す
ることにより、その上側フランジ8の外周面下部と、固
定体1のボス部3上面との境界溝部90が断面レ字状と
なるようになされおり、この境界溝部90にゴム製のO
リング91が嵌合されている。
【0047】一方、回転体6の下側フランジ9の側面で
ある外周面上部と、固定体1のカバー部4の側面である
外周面下部とをそれぞれ面取り加工することによって、
その下側フランジ9の外周面上部と、カバー部4の外周
面下部との境界溝部93が断面V字状となるようになさ
れおり、この境界溝部93にゴム製のOリング94が嵌
合されている。
【0048】したがって、この実施形態においては、溶
接ガンがワークを溶接する溶接ロボットの作動時に固定
体1に対し回転体6が回転しているとき、固定体1及び
回転体6間で2つの水通路及びエア通路14により水及
びエアが授受される。また、固定体1側の摺動接点26
と回転体6側の集電リング22とが摺接して大電流の溶
接電力が固定体1側から回転体6側に供給される。さら
に、固定体1及び回転体6間で両者の回転状態で6種類
の電気信号が授受される。
【0049】そのとき、スイベルジョイントの水通路1
2,13と、電力スリップリング21及び電気信号スリ
ップリング31との間に空気通路14が設けられている
ので、万一、水通路12,13を流れる水がその電力ス
リップリング21及び電気信号スリップリング31側へ
漏洩したとしても、その漏洩した水が電力スリップリン
グ21及び電気信号スリップリング31へ達する前に空
気通路14近傍に到達して、この空気通路14内の空気
圧により空気通路14内への水体の侵入を抑制すること
ができる(尚、仮に、空気通路14内に所定量の水が侵
入したとしても、その空気通路14内に貯留することが
できる)。このことによって、上記漏洩した水の電力ス
リップリング21及び電気信号スリップリング31への
侵入を防止することができる。
【0050】また、シール部材としては、従来、シール
面に凹溝が形成された断面略X字状のXリングが用いら
れ、このXリングを流体通路に沿って例えば固定体側に
配設し、さらにそのXリングシール面の凹溝にグリス等
の潤滑剤を充填することによりその流体通路をシールす
ることが行われているが、このものでは、Xリングのシ
ール面の凹溝両端部において連続的に固定体又は回転体
と摺接して、この凹溝両端部に潤滑剤がまわないため、
その凹溝両端部の摩耗が促進してしまう虞れがある。
【0051】これに対して、本発明の構成によれば、シ
ール溝部19aがリング周方向に蛇行しているので、図
8にも示すように、潤滑剤貯留部19cから流出する潤
滑剤が、シール面上における隣り合う潤滑剤貯留部19
c,19cの間の平面部分(摺動部19dが形成される
平面部分)へまわすことができる。従って、シール溝部
19aにおける蛇行した凹溝両端部の全ての部分に潤滑
剤をまわすことができるため、その凹溝両端部の摩耗を
抑制することができる。従って、より確実なシールを可
能とし、水通路12,13からの水の漏洩による故障等
を未然に防止することができる。
【0052】また、摺動部19dを設けることにより、
上記隣り合う潤滑剤貯留部19c,19cの間の平面部
分を支持して、シールリングが軸部7の軸方向にねじれ
ないようにすることができる。
【0053】そして、仮に、ロータリジョイントの使用
環境が清浄な環境ではなく、粉塵や水しぶき等が存在す
るような環境であっても、本発明のように、固定体1及
び回転体6の外周面の境界部分にOリング91,94を
嵌合するようにすることにより、簡単な構成によって固
定体1及び回転体6の境界となる部分からその粉塵や水
しぶき等のロータリジョイントA内部への侵入を防い
で、故障や事故等を未然に防止することができる。
【0054】尚、上記実施形態では、スイベルジョイン
ト11の下側の環状通路を空気通路14とし、さらにそ
の上側2つの環状通路を水通路12,13としたが、そ
の下側の空気通路14の代わりに、閉塞されかつ空気が
充填されている環状空間を設けるようにしてもよい。ま
た、その空気通路14の代わりに水通路12,13から
漏洩した水を排出するためのドレイン通路としてもよ
い。このようにすることによっても、上記実施形態と同
様の効果を得ることができる。
【0055】そして、スイベルジョイント11における
上側の水通路12の代わりに、閉塞されかつ空気が充填
されている環状空間を設けるようにしてもよい。また、
固定体1側及び回転体6側で空気を授受する空気通路と
してもよい。このようにすることにより、上記実施形態
の効果に加えて、水通路13を流れる水がロータリジョ
イントAの外部への流出を防止できるという効果を奏す
ることができる。
【0056】また、本実施形態では、スイベルジョイン
ト11に3つの環状通路30が設けられる場合を示した
が、その他複数の環状通路30が設けられる場合にも適
用することができる。このとき、軸方向両側に位置する
環状通路又は環状空間の間の環状通路30は、全て同じ
水通路である必要はなく、その他の流体が流れる環状通
路としてもよい。
【0057】また、上記実施形態では、水通路13を流
れる水に対して、その流出を防止するようにしたが、本
発明は、水に限らず、例えば塩素ガス等の気体や、オイ
ル等のその他の流体が流れる環状通路30に対しても適
用することができる。
【0058】そして、本発明のロータリジョイントは、
スリップリング21,31を備えるものに限定されるも
のではない。すなわち、固定体1と、固定体1に回転可
能に連結支持された回転体6と、その固定体1及び回転
体6間で流体を授受するスイベルジョイント11とを備
えるロータリジョイントに対して、スイベルジョイント
11は、固定体1と回転体6との間に軸方向に並んで形
成されかつ周方向に延びる1つ以上の環状通路30を有
しており、環状通路30の軸方向両側に空気を充填した
環状空間を配設するようにしてもよい。
【0059】さらに、このとき、両方の環状空間の少な
くとも一方がスイベルジョイントの空気通路をなす環状
通路30を構成するようにしてもよい。
【0060】このようにすることで、スイベルジョイン
ト11の環状通路30と、ロータリジョイントの外部と
の間に環状空間が設けられているので、万一、環状通路
30を流れる流体がスイベルジョイントの外側へ漏洩し
たとしても、その漏洩した流体はロータリジョイントの
外部へ達する前に環状空間に到達して、この環状空間内
の空気圧により環状空間内へのその流体の侵入を抑制す
ることができる。従って、環状通路30内を流れる流体
が外部へ流出するのを防止することができる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よると、固定体及び回転体間で流体を授受するスイベル
ジョイントを備えるロータリジョイントに対して、スイ
ベルジョイントは、固定体と回転体との間に軸方向に並
んで形成されかつ周方向に延びる1つ以上の環状通路を
有しており、環状通路の軸方向両側に空気を充填した環
状空間を配設する。また、請求項2の発明では、両方の
環状空間の少なくとも一方がスイベルジョイントの空気
通路をなす環状通路を構成することにより、環状通路内
を流れる流体が外部へ流出するのを防止することができ
る。
【0062】請求項3の発明によると、固定体及び回転
体にそれぞれ設けられた電極を有し、両電極間で電気を
授受する電気スリップリングと、固定体及び回転体間で
流体を授受するスイベルジョイントとを備えるロータリ
ジョイントに対して、スイベルジョイントは、固定体と
回転体との間に軸方向に並んで形成されかつ周方向に延
びる1つ以上の環状通路を有しており、環状通路と電気
スリップリングとの間に空気を充填した環状空間を配設
する。また、請求項4の発明では、環状空間がスイベル
ジョイントの空気流路をなす環状通路を構成することに
より、漏洩した流体の電気スリップリングへの侵入を防
止することができる。
【0063】請求項6の発明によると、固定体及び回転
体にそれぞれ設けられた電極を有し、両電極間で電気を
授受する電気スリップリングと、固定体及び回転体間で
流体を授受するスイベルジョイントとを備えるロータリ
ジョイントに対して、スイベルジョイントは、固定体と
回転体との間に軸方向に並んで形成されかつ周方向に延
びる複数の環状通路を有しており、環状通路をシールす
るリング状のシール部材を備え、シール部材のシール面
に固定体の周方向に蛇行するシール溝部が形成されてい
て、シール溝部内に潤滑剤を充填することにより、より
確実なシールを可能とし、流体通路からの流体の漏洩に
よる故障等を未然に防止することができる。
【0064】請求項7の発明によると、固定体と、固定
体に回転可能に連結支持された回転体とを備えるロータ
リジョイントに対して、固定体及び回転体の各外周面で
両者の境界面となる部分が断面V字状又は断面レ字状の
境界溝部に設けられ、境界溝部にリング状のシール部材
を嵌合することにより、簡単な構成によって固定体及び
回転体の境界となる部分からその粉塵や水しぶき等のロ
ータリジョイント内部への侵入を防いで、故障や事故等
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るロータリジョイントの
拡大断面図である。
【図2】電気信号スリップリングの一側部を拡大して示
す断面図である。
【図3】電気信号スリップリングの他側部を拡大して示
す断面図である。
【図4】電気信号スリップリングをその一部を破断して
示す拡大斜視図である。
【図5】固定体のボス部における水通路及びエア通路の
構成部分を示す一部破断斜視図である。
【図6】固定電極積層体の構成を示す斜視図である。
【図7】回転電極積層体の構成を示す斜視図である。
【図8】シールリングの摺接面を展開して示す説明図で
ある。
【図9】シールリングを示す一部断面斜視図である。
【図10】ロータリジョイントの上面図である。
【図11】ロータリジョイントの正面図である。
【図12】ロータリジョイントの底面図である。
【符号の説明】
A ロータリジョイント 1 固定体 3 ボス部 6 回転体 7 軸部 11 スイベルジョイント 12,13 水通路 19 シールリング(シール部材) 19a シール溝部 21 電力スリップリング 30 環状通路 31 電気信号スリップリング 36a〜36f 固定側電極 40a〜40f 回転側電極 70 流体通路 90,93 境界溝部 91,94 Oリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 吉隆 兵庫県神戸市兵庫区芦原通4丁目1番16号 ビー・エル・オートテック株式会社内 Fターム(参考) 3F060 AA09 GB16 HA02 HA09 HA28

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定体と、該固定体に回転可能に連結支
    持された回転体と、該固定体及び回転体間で流体を授受
    するスイベルジョイントとを備えるロータリジョイント
    であって、 上記スイベルジョイントは、固定体と回転体との間に軸
    方向に並んで形成されかつ周方向に延びる1つ以上の環
    状通路を有しており、 上記環状通路の軸方向両側に空気を充填した環状空間が
    配設されていることを特徴とするロータリジョイント。
  2. 【請求項2】 請求項1のロータリジョイントにおい
    て、 両方の環状空間の少なくとも一方がスイベルジョイント
    の空気通路をなす環状通路を構成していることを特徴と
    するロータリジョイント。
  3. 【請求項3】 固定体と、該固定体に回転可能に連結支
    持された回転体と、上記固定体及び回転体にそれぞれ設
    けられた電極を有し、両電極間で電気を授受する電気ス
    リップリングと、固定体及び回転体間で流体を授受する
    スイベルジョイントとを備えるロータリジョイントであ
    って、 上記スイベルジョイントは、固定体と回転体との間に軸
    方向に並んで形成されかつ周方向に延びる1つ以上の環
    状通路を有しており、 上記環状通路と上記電気スリップリングとの間に空気を
    充填した環状空間が配設されていることを特徴とするロ
    ータリジョイント。
  4. 【請求項4】 請求項3のロータリジョイントにおい
    て、 環状空間がスイベルジョイントの空気流路をなす環状通
    路を構成していることを特徴とするロータリジョイン
    ト。
  5. 【請求項5】 請求項3のロータリジョイントにおい
    て、 環状通路に対し電気スリップリングと反対側に空気を充
    填した環状空間が配設されていることを特徴とするロー
    タリジョイント。
  6. 【請求項6】 固定体と、該固定体に回転可能に連結支
    持された回転体と、上記固定体及び回転体にそれぞれ設
    けられた電極を有し、両電極間で電気を授受する電気ス
    リップリングと、固定体及び回転体間で流体を授受する
    スイベルジョイントとを備えるロータリジョイントであ
    って、 上記スイベルジョイントは、固定体と回転体との間に軸
    方向に並んで形成されかつ周方向に延びる複数の環状通
    路を有しており、 上記環状通路をシールするリング状のシール部材を備
    え、 上記シール部材のシール面に上記固定体の周方向に蛇行
    するシール溝部が形成されていて、上記シール溝部内に
    潤滑剤が充填されていることを特徴とするロータリジョ
    イント。
  7. 【請求項7】 固定体と、該固定体に回転可能に連結支
    持された回転体とを備えるロータリジョイントであっ
    て、 上記固定体及び回転体の各外周面で両者の境界面となる
    部分が断面V字状又は断面レ字状の境界溝部に設けら
    れ、 上記境界溝部にリング状のシール部材が嵌合されている
    ことを特徴とするロータリジョイント。
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