JP3554740B2 - 位置決め誤差吸収装置の防塵方法 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、ロボットや自動組立装置等により組み立てられる部品間の水平方向およびねじれ方向の誤差を吸収し、挿入および引き抜き等の作業を円滑に行える事を可能とした位置決め誤差吸収装置の防塵方法に関する。
【0002】
【従来技術】
誤差吸収装置はロボットとチャックの間に取付られ、チャックがクランプしているワークと、ロボットの芯ズレを吸収する為にロボット取付板と本体が水平方向またはねじれ方向に移動する装置構成であり、ロボット取付板と本体の間に形成された隙間にゴミや切粉等の異物を咬み込んでしまい動作不良を起こす事がある。
そこで、従来はゴミが入らないように隙間をシールするパッキンを取り付けてゴミが入らない様にしている。市販のパッキンは種類が少ないので、価格が高く大きさも限られてしまう。また、専用にパッキンを製作するのは、製作コストが高くなってしまう。
Oリングでシールする方法は、今までにも有ったが、図4(a)に示した様にOリングとロボット取付板および本体との接点が3点以上となる為、接触抵抗が非常に大きく、小さな荷重では動作しない問題や、図4(b)に示すように部品の加工公差のばらつきや、Oリングの温度差等によるばらつきにより隙間が出来てしまいゴミが侵入して動作不良を起こす事が有り問題となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、位置決め誤差吸収装置の隙間にゴミが入らないように確実にシールする事を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ロボット取付板と本体にそれぞれに設けた段差によって形成したOリングの直径より僅かに大きな幅の溝底面のロボット取付板段差と本体段差に面取部を形成し、該面取部にOリングを当接させた状態で装着する。
【0005】
【作用】
位置決め誤差吸収装置の防塵方法として、ロボット取付板と本体の間にそれぞれ段差と面取りを設けるという簡単な加工と、Oリングという安価で種類の多いパッキンを使用することにより、確実にシール可能な防塵方法を安価に作成する事が出来る。
【0006】
【実施例】
図1,図2に本発明の実施例を示す。
位置決め誤差吸収装置は、ロボット取付板(1)と本体(2)とチャック取付板(3)からなり、ロボット取付板(1)にはロボット側取付部(5)が形成され、チャック取付板(3)にはチャック側取付部(4)が形成されている。ロボット取付板(1)にはシリンダ(6)が形成され、ピストン(7)とプッシャー(8)が挿入されている。本体(2)とチャック取付板(3)の間には、スライドベース(9)と、その両側にスラストブッシュ(10)が配置され、水平方向およびねじれ方向にスライドする様に構成される。スライドベース(9)は、該ロボット取付板(1)に固定される。上記ピストン(7)は、シリンダ内に流体圧が流入する事により、位置決めブロック(11)が鋼球(12)を押してチャック取付板(3)の位置決めを行う。ロボット取付板(1)と本体(2)の間には隙間が構成されている。
防塵機構部は、図3(a)に示すように、ロボット取付板(1)と本体(2)にそれぞれ対向する段差を設け、該段差によりOリング(13)より僅かに大きな幅の溝が形成される。
該溝底面のロボット取付板段差(1A)と本体段差(2A)には、面取部が設けられ、該面取部に当接するようにOリング(13)が装着される。
図3(a)は、本体(2)がセンターに位置する場合のOリング(13)と面取部の接触状態を示す図であり、Oリング(13)と面取部が2点で接し隙間をシールしている。
図3(b)のように本体(2)が図面の右方向へ移動をすると、ロボット取付板側に設けられた面取部より離れるが、この時本体側に設けた面取部によってOリング(13)が上方へ押し上げられ、ロボット取付板側の溝側面に接触し、本体面取部とロボット取付板側の溝側面の2点で接触し隙間をシールする。
図3(c)のように本体(2)が図面左方向へ移動すると、ロボット取付板側に設けた面取部によって下方に押し下げられ本体側の溝側面に接触し、ロボット取付板側に設けられた面取部と本体側の溝側面の2点で接触し隙間をシールする。
【0007】
【発明の効果】
本発明の防塵方法は、ロボット取付板と本体に、段差と面取部を設けるという簡単な加工と、前記加工によって形成した溝に、安価で種類の多いOリングを使用する装置構成としたことによって、シール性の高い装置を安価に提供することができる。
更に、溝に形成した面取部にOリングを当接させた状態で装着することで、Oリングと装置の接触点を2点とすることにより、摺動部とシール材が3点以上で接触する従来方式と異なり、動作時のOリングと摺動部との接触抵抗を小さくすることが可能となり、滑らかな動作をすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施例を示す断面図
【図2】発明の実施例の動作を示す説明図
【図3】(a)実施例の構造を示す要部説明図
(b)(a)の動作後の要部説明図
(c)(b)の逆の動作後の要部説明図
【図4】(a)従来の実施例の構造を示す要説明図
(b)従来の実施例の別の構造を示す要部説明図
(c)(b)動作後の要部説明図
【符号の説明】
1 ロボット取付板
1A ロボット取付板段差
2 本体
2A 本体段差
3 チャック装置
4 チャック側取付部
5 ロボット側取付部
6 シリンダ
7 ピストン
8 プッシャー
9 スライドベース
10 スラストブッシュ
11 位置決めブロック
12 鋼球
13 Oリング
14 位置決め誤差吸収装置
15 ロボット
16 チャック
Claims (1)
- 物品を把持するチャックと、該チャックを装着する産業用ロボットの間に配設する位置決め誤差吸収装置に関し、ロボット取付板に取り付けたスライドベースの両面にスラストブッシュを配置し、該スラストブッシュを本体とチャック取付板により挟持することで、スライドベースに対し摺動自在に保持されたチャック取付板と本体から構成される摺動部と、ロボット取付板内に形成したシリンダ内に流体圧によって動作可能に収容されたピストンにより押圧されるプッシャーならびにスライドベース内に動作可能に保持された位置決めブロックを介し、鋼球をチャック取付板に固定された位置決めブロックに押圧することにより、本体とチャック取付板より構成される摺動部の位置決めを行う位置決め機構から構成される位置決め誤差吸収装置において、ロボット取付板に設けたロボット取付板段差と、本体に設けた本体段差によりOリングの直径より僅かに大きな幅の溝を形成し、該溝を構成するロボット取付板段差と本体段差に面取部を形成、該面取部にOリングが当接した状態に装着され、ロボット取付板と本体の間に形成された隙間をOリングによってシールする事を特徴とする位置決め誤差吸収装置の防塵方法。
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JP29322695A JP3554740B2 (ja) | 1995-10-03 | 1995-10-03 | 位置決め誤差吸収装置の防塵方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP29322695A JP3554740B2 (ja) | 1995-10-03 | 1995-10-03 | 位置決め誤差吸収装置の防塵方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH09103931A JPH09103931A (ja) | 1997-04-22 |
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Family Applications (1)
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1995
- 1995-10-03 JP JP29322695A patent/JP3554740B2/ja not_active Expired - Fee Related
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