JP2002224928A - 導光板の処理装置 - Google Patents

導光板の処理装置

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JP2002224928A
JP2002224928A JP2001019688A JP2001019688A JP2002224928A JP 2002224928 A JP2002224928 A JP 2002224928A JP 2001019688 A JP2001019688 A JP 2001019688A JP 2001019688 A JP2001019688 A JP 2001019688A JP 2002224928 A JP2002224928 A JP 2002224928A
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JP
Japan
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light guide
guide plate
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stopper member
positioning
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JP2001019688A
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Inventor
Kazuo Kurui
和男 久留井
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Taiho Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Taiho Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一端面にバリが発生している場合にも高い寸
法精度で導光板に入光面を設けること。 【解決手段】 本発明では、射出成形された楔状導光板
Wの一端面S1をストッパ部材24の位置決め面25に
当接させた後、該ストッパ部材24の位置決め面25を
基準として前記楔状導光板Wに切削加工を施すことによ
り、当該楔状導光板Wに入光面S1′を構成するように
した装置であって、前記一端面S1の周縁部を避けた位
置に前記ストッパ部材24の位置決め面25を当接させ
るように構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示パネルの
バックライトユニットに用いられる導光板に正確な入光
面を形成するための装置に関するもので、より詳細に
は、楔状導光板の厚肉側端面をストッパ部材の位置決め
部に当接させた後、該ストッパ部材の位置決め部を基準
として前記導光板に切削加工を施すことにより、当該導
光板に入光面を設けるようにした装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、パソコンの表示装置として用い
られる液晶ディスプレイには、例えば特開2000−2
41812号公報に記載されているように、液晶表示パ
ネルとして楔状導光板を利用したものがある。この種の
液晶表示パネルは、楔状の導光板の入光側となる厚肉側
端面に、冷陰極蛍光放電管等の光源を配置するようにし
ている。導光板としては、メタクリル樹脂、アクリル樹
脂、ポリカーボネート樹脂等、透明の合成樹脂を原材料
として射出成形したものが一般的である。導光板の形状
は、もっとも厚肉側の端面である入光面から他の端面に
向かって漸次高さ寸法が小さくなる楔状のものである。
【0003】上記のように構成した液晶表示パネルで
は、光源を点灯すると、入光面からの入射光が導光板の
内部を適宜反射しながら伝搬し、最終的に出射面側から
ほぼ均等な輝度で光を出射させるようにしたという特徴
を有したものであり、最近の液晶ディスプレイに多く用
いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、射出成形が
終了した段階では、導光板に微細なバリが発生している
のが一般的であり、現状においてバリを皆無とすること
は到底困難である。特に、楔状を成す導光板にあって
は、その離型方向に制限があり、射出成形の型の合わせ
面が入光側となる厚肉側端面とならざるを得ないため、
当該厚肉側端面の上下端部分から突出するように0.1
mm程度のバリが発生することになる。
【0005】こうしたバリは、入光面から入射した光の
反射に大きな影響を及ぼす虞れがあるため、液晶表示パ
ネルとして用いる以前に除去しておく必要がある。例え
ば従来においては、射出成形された導光板の厚肉側端面
をストッパ部材の位置決め部に押し当てて位置決めを行
った後、このストッパ部材の位置決め部を基準として導
光板の厚肉側端面を切削加工することにより、入射光の
反射に影響となるバリを除去するとともに、入光面に所
望の平滑度を確保するようにしている。
【0006】しかしながら、導光板に発生するバリは、
射出成形の都度、その大きさが変化するものである。こ
のため、上述したようにバリの発生した厚肉側端面をス
トッパ部材の位置決め部に押し当てて導光板の位置決め
を行うようにした導光板の処理装置にあっては、例えば
大きなバリが発生した導光板と小さなバリが発生した導
光板とで、加工終了後の寸法に相違が生じるようになる
等、寸法精度に高い信頼性を確保することが困難であ
る。
【0007】本発明は、上記実情に鑑みて、厚肉側端面
にバリが発生している場合にも高い寸法精度で導光板に
入光面を設けることのできる導光板の処理装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、楔状導光板の厚肉側端面をストッパ部
材の位置決め部に当接させた後、該ストッパ部材の位置
決め部を基準として前記導光板に切削加工を施すことに
より、当該導光板に入光面を設けるようにした装置であ
って、前記厚肉側端面の周縁部を避けた位置に前記スト
ッパ部材の位置決め部を当接させるように構成してい
る。
【0009】前記厚肉側端面の周縁部を避けた位置にス
トッパ部材の位置決め部を当接させるようにするには、
例えば、厚肉側端面の高さ寸法よりも外径の小さい柱状
を成す複数のストッパ部材を設け、これらストッパ部材
の先端に位置決め部を構成すればよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を示す図面に基
づいて本発明を詳細に説明する。図1乃至図3は、本発
明に係る導光板の処理装置の一実施形態を示したもの
で、液晶ディスプレイの液晶表示パネル等に用いられる
導光板Wの厚肉側端面S1に切削加工を施すことによっ
て入光面S1′を形成するようにした導光板の処理装置
を例示している。本実施の形態において加工対象となる
導光板Wは、入光側となる厚肉側端面S1から他端面S
2に向けて漸次高さ寸法が小さくなる楔状を成すもの
で、メタクリル樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート
樹脂等、透明の合成樹脂を原料として射出成形してあ
る。
【0011】図からも明らかなように、上記導光板の処
理装置には、ワーク保持手段10とワーク位置決め手段
20とを設けてある。
【0012】ワーク保持手段10は、導光板Wに切削加
工を施す場合に当該導光板Wを位置決め保持しておくた
めの構成である。本実施形態では、一対の左右ガイドレ
ール11とワーク保持台12とを備えてワーク保持手段
10を構成してある。左右ガイドレール11は、互いに
平行となるように左右方向(図2において上下方向)に
沿って水平に延在させたガイド部材である。ワーク保持
台12は、加工対象となる導光板Wよりも十分に大きな
矩形の平板状を成すもので、上述した左右ガイドレール
11の上部に水平に配置し、かつこの水平姿勢を維持し
たまま当該左右ガイドレール11の延在方向に沿って移
動できるように支持させてある。図には明示していない
が、このワーク保持台12には、周知の圧着装置が設け
てあり、当該圧着装置の作動により、その上面に載置し
た導光板Wを圧着保持することが可能である。
【0013】一方、ワーク位置決め手段20は、導光板
Wの位置を正確に設定するための構成である。本実施形
態では、左右に一対の位置決めブロック21を備えてワ
ーク位置決め手段20を構成してある。位置決めブロッ
ク21は、それぞれ基端部に対して先端部が直角方向に
屈曲したL字状を成すもので、個々の先端部を上方に向
けた状態でそれぞれの基端部を介して共通のスライドプ
レート22に保持させてある。スライドプレート22
は、加工対象となる導光板Wとほぼ同じ幅を有した矩形
の平板状部材であり、一対の前後ガイドレール23の上
部に水平に配置してある。前後ガイドレール23は、互
いに平行となるように前後方向(図2において左右方
向)に沿って水平に延在させたもので、上述したスライ
ドプレート22が水平姿勢を維持したまま個々の延在方
向に沿って移動できるように支持させてある。
【0014】図2からも明らかなように、ワーク位置決
め手段20の位置決めブロック21には、それぞれの先
端部にストッパ部材24を装着してある。ストッパ部材
24は、個々の先端部に、先端に向けて漸次外径が減少
するテーパ状部分を設けた円柱状材である。各ストッパ
部材24は、加工対象となる導光板Wにおいてその厚肉
側端面S1の高さ寸法よりも小さい外径に構成してあ
り、個々の先端面がそれぞれの軸心に対して直交し、か
つ導光板Wにおいてその厚肉側端面S1の高さ寸法より
も十分小さい円形状の位置決め部25を構成している。
これらのストッパ部材24は、個々の位置決め部25を
ワーク保持台12の配置側に向けた状態でそれぞれを位
置決めブロック21の取付孔26に嵌入させ、さらに各
位置決め部25を共通の鉛直面に合致させた状態で、個
々の位置決めブロック21に締結ボルト27を締結する
ことにより、当該位置決めブロック21に着脱可能に保
持させてある。位置決めブロック21に設けた取付孔2
6は、上述したワーク保持台12に加工対象となる導光
板Wを載置させた場合に、この導光板Wの厚肉側端面S
1に対向し、かつ個々の軸心が当該導光板Wの厚肉側端
面S1においてその高さ寸法を1/2にする水平面に合
致する位置に設けたものである。
【0015】上記のように構成した導光板の処理装置に
よって導光板Wに仕上げ加工を施す場合には、まず、ゲ
ートなどを適宜カットした状態で射出成形後の導光板W
をワーク保持台12の上面に載置させる。この場合、図
1に示すように、導光板Wにおいて入光側となる厚肉側
端面S1が鉛直で、位置決めブロック21に対向するよ
うに載置する。
【0016】次いで、上述した状態からワーク保持台1
2に対して導光板Wを適宜移動させ、その厚肉側端面S
1をストッパ部材24の各位置決め部25に当接させ
る。このとき、ストッパ部材24のそれぞれは、上述し
たように、位置決め部25の大きさが導光板Wにおいて
厚肉側端面S1の高さ寸法よりも小さいものであり、し
かも個々の軸心が当該厚肉側端面S1の高さ寸法を1/
2にする水平面上にある。従って、各ストッパ部材24
の位置決め部25は、いずれも導光板Wの厚肉側端面S
1においてその周縁部を避けた位置、すなわち射出成形
の際にバリBが発生し得る部位を避けた位置において当
該導光板Wの厚肉側端面S1に当接することになる。こ
の結果、導光板WにバリBが発生しているか否かに関わ
らず、当該導光板Wの厚肉側端面S1が常にストッパ部
材24の位置決め部25に確実に合致されるようにな
る。
【0017】こうした導光板の処理装置によれば、圧着
装置を駆動して導光板Wをワーク保持台12の上面に圧
着保持させた後、位置決めブロック21を後退させ、こ
の状態から位置決め部25を基準として導光板Wの厚肉
側端面S1に切削加工を施せば、たとえ導光板Wの厚肉
側端面S1に様々なバリBが発生していようとも、当該
導光板Wの厚肉側端面S1からの切削量が常に一定とな
り、高い寸法精度で導光板Wに鏡面仕上げの入光面S
1′を設けることが可能になる。
【0018】なお、上述した実施の形態では、楔状を成
す導光板を加工対象とした仕上げ装置を例示している
が、一様な高さ寸法を有した平板状の導光板にももちろ
ん適用することが可能である。また、切削加工を施す手
段としては、周知のもので十分であり、例えば静止した
ダイヤモンド切削工具を導光板に対して往復移動させる
ようにしたものや回転させたダイヤモンド切削工具を順
次移動させるようにしたものなどを適用すればよい。
【0019】さらに、上述した実施の形態では、ストッ
パ部材として円柱状部材の先端面に平坦な位置決め部を
設けたものを例示しているが、本発明はこれに限らな
い。ブロック状を成す部材の先端面に平坦な位置決め部
を設けるようにしてもよいし、先端が球状、もしくは尖
った複数の柱状部材によって架空の位置決め部を構成す
るようにしても構わない。また、位置決め部の寸法とし
ては、必ずしも導光板において厚肉側端面の高さ寸法よ
りも小さく構成する必要はなく、導光板の厚肉側端面よ
りも大きな位置決め部において周縁部を避けた位置に逃
げ部を設けるようにしても同様の作用効果を期待するこ
とが可能である。
【0020】また、上述した実施の形態では、位置決め
ブロックに対してストッパ部材を着脱可能に保持させて
いるため、当該ストッパ部材を適宜交換することにより
寸法の異なる導光板をも加工対象とすることが可能にな
るが、必ずしもストッパ部材が着脱可能である必要はな
い。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
厚肉側端面の周縁部を避けた位置において導光板にスト
ッパ部材の位置決め部を当接させるように構成している
ため、導光板にバリが発生している場合にも、バリの影
響を何等受けることなく当該導光板の厚肉側端面を常に
正確に位置決め部に合致させることができるようにな
り、その後、位置決め部を基準とした切削加工を施せ
ば、高い寸法精度で導光板に入光面を設けることが可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る導光板の処理装置の一実施形態を
示した要部側面図である。
【図2】図1に示した導光板の処理装置の平面図であ
る。
【図3】図1に示した導光板の処理装置の分解斜視図で
ある。
【符号の説明】
10 ワーク保持手段 11 左右ガイドレール 12 ワーク保持台 20 ワーク位置決め手段 21 位置決めブロック 22 スライドプレート 23 前後ガイドレール 24 ストッパ部材 25 位置決め部 26 取付孔 27 締結ボルト B バリ S1 厚肉側端面 S1′ 入光面 W 導光板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 楔状導光板の厚肉側端面をストッパ部材
    の位置決め部に当接させた後、該ストッパ部材の位置決
    め部を基準として前記導光板に切削加工を施すことによ
    り、当該導光板に入光面を設けるようにした装置であっ
    て、 前記厚肉側端面の周縁部を避けた位置に前記ストッパ部
    材の位置決め部を当接させるように構成した導光板の処
    理装置。
  2. 【請求項2】 前記厚肉側端面の高さ寸法よりも外径の
    小さい柱状を成す複数のストッパ部材を設け、これらス
    トッパ部材の先端に前記位置決め部を構成した請求項1
    記載の導光板の処理装置。
JP2001019688A 2001-01-29 2001-01-29 導光板の処理装置 Pending JP2002224928A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011048290A (ja) * 2009-08-28 2011-03-10 Hitachi Displays Ltd 液晶表示装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011048290A (ja) * 2009-08-28 2011-03-10 Hitachi Displays Ltd 液晶表示装置

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