JP2002224899A - プレス装置 - Google Patents

プレス装置

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JP2002224899A
JP2002224899A JP2001030609A JP2001030609A JP2002224899A JP 2002224899 A JP2002224899 A JP 2002224899A JP 2001030609 A JP2001030609 A JP 2001030609A JP 2001030609 A JP2001030609 A JP 2001030609A JP 2002224899 A JP2002224899 A JP 2002224899A
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cooling
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hot plate
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Shizuaki Okazaki
岡崎静明
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Kitagawa Seiki KK
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Kitagawa Seiki KK
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/06Platens or press rams
    • B30B15/062Press plates
    • B30B15/064Press plates with heating or cooling means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Press Drives And Press Lines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】プリント基板等を加熱・加圧する際、熱板から
の熱の影響によるプレス装置各部の熱歪みを抑え、加工
精度を向上させるようにしたプレス装置を提供する。 【構成】プレスフレーム1、チャンバ前部10、チャン
バ後部13、固定定盤3、可動定盤4のそれぞれに、冷
却媒体通路17〜27を形成し、冷却装置16に接続す
る。固定定盤3には、この定盤の温度を検出する温度セ
ンサ14を取付け、コントローラ15が冷却装置16を
制御して各冷却媒体通路17〜27毎に流量を設定した
冷却媒体を流し、プレス装置の各部を冷却するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえばプリント基板
(PWB)などの被加工物を加熱・加圧して成形するプレ
ス装置に関する。
【0002】
【従来技術】上記のプレス装置としては、それぞれ断熱
材を介して熱板が取付けられた上下一対の定盤を備え、
これらの熱板の内部に形成した孔にヒーターを内蔵させ
て、孔の内壁とヒーターの外周との間の隙間にて形成し
た加熱流路内に油などの加熱媒体を流すようにしたもの
がある。このような装置の場合、長時間稼働すると、断
熱材を介在させていても熱板から定盤への熱伝導は避け
られず、次第に定盤が加熱されて反りや歪みが生じてし
まい、結果的に成形不良が発生する可能性がある。そこ
で、定盤の反りや歪みを防止するため、特許第2549
946号に記載のプレス装置では、定盤内部の熱板装着
面近傍位置に冷却媒体通路を形成し、冷却媒体を流して
定盤の加熱を抑えるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】最近のプリント基板な
どは、高密度化される傾向にあり、加工精度の向上が強
く要望されるようになってきた。加工精度を上げる場
合、上記のように熱板から熱伝導で直接過熱される上方
定盤、下方定盤のみを冷却してこれらの反りや熱歪みを
除去しても、熱板周辺の各部(プレスフレーム等)も熱
板から熱を受けて加熱され熱膨張する。この結果、熱板
が傾いたり熱板に歪みが生じたりして、たとえば成形し
たプリント基板に厚みむらが生じるなど、成形不良品が
発生してしまうことがある。
【0004】
【発明の目的】本発明の目的は、熱板の熱によりこの周
辺の各部が加熱されても、周辺各部が過大に熱膨張して
熱板を傾けたり、あるいは熱板を歪ませたりすることが
ないようにして、成形不良品の発生を防止できるように
したプレス装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のプレス装置は、
それぞれ熱板を有し冷却可能な上下一対の定盤を相対接
近・離間可能に支持するプレスフレームをチャンバ内に
収容して構成されており、各定盤は、定盤内に形成した
冷却媒体通路に冷却媒体を流すようにするなどして、熱
板から定盤へ伝わってくる熱を奪うようにされていると
共に、プレスフレーム及びチャンバの各部にも、これら
を冷却する冷却手段が設けられている。
【0006】上記プレス装置にあっては、上下定盤を離
間させ、両熱板間に被加工物を搬入・載置した後、油圧
シリンダ等により両定盤を近接させ、熱板で被加工物を
上下から加熱・加圧する。成形が終了したら、上記両定
盤を離間させ、被加工物をプレス装置から搬出する。上
記作業中、上下各定盤を冷却することで、熱板からの熱
により両定盤が過熱するのを抑え、定盤に反りや歪みが
生じないようにしている。一方、熱板からの熱によって
熱板の周辺各部も加熱されるが、これらの周辺各部のう
ち成形精度に影響を与えるプレスフレーム及びチャンバ
の各部も、冷却手段により冷却し、各部が過度に熱膨張
して、その影響により熱板が傾いたり歪んだりするのを
防ぎ、高精度での被加工物の成形を可能とする。
【0007】上記冷却手段は、好ましくは、前記各部の
壁内に形成した冷却媒体通路に冷却媒体を流すように構
成する。冷却媒体としては、たとえば冷却水や冷却油を
用いる。
【0008】上記各部の冷却は、好ましくは、各々独立
して制御するように構成する。たとえば、各部の温度を
温度センサにて個別に検出して、各部ごとにその冷却量
を制御するようにする。これにより、各部ごとの加熱状
況に合わせてより精密に冷却制御を実行することが可能
となり、より高精度での成形が可能となる。
【0009】上記各部の冷却量の制御は、上記冷却媒体
の単位時間当たりの流量を制御するようにするのが好ま
しい。冷却媒体の温度を制御する方式に比べて、冷却量
をより迅速に変えることができるためである。尚、各部
へ供給する冷却媒体の温度をほぼ同じに設定すれば、冷
却媒体を冷却する装置を共通化することが可能になる。
【0010】上記各部の冷却は、上記熱板の温度あるい
は上記熱板に供給される加熱媒体の温度を検出し、この
検出温度に応じて冷却制御するようにしてもよい。各部
は、熱板から受ける熱により加熱されることから、各部
の温度は、熱板の温度あるいは熱板に供給される加熱媒
体の温度に影響される。したがって、熱板の温度あるい
は上記熱板に供給される加熱媒体の温度が各部の温度に
与える影響の関係を予め実験等で求めておけば、各部の
温度を個別に検出しなくとも、熱板の温度あるいは上記
熱板に供給される加熱媒体の温度を検出することで、各
部の温度を推定して必要な冷却量を制御することが可能
となる。
【0011】上記冷却手段は、熱交換器を含み冷却媒体
が循環する閉回路を有する構成としてもよい。このよう
に冷却媒体が閉回路内を循環するようにすると、この閉
回路中に設けた温度センサにて検出した冷却媒体の温度
に基づき熱交換器からの出力を制御することが可能とな
り、回路を開放系とした場合よりもより正確な冷却媒体
の温度制御が可能となる。また、冷却媒体に防錆剤を入
れることで定盤等の冷却媒体通路の腐食を防止できるよ
うにすることも可能となる。
【0012】
【実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1に基づき
説明する。図1は、プレス装置の分解斜視図である。ま
た、図2は、プレス装置のチャンバ前部及びチャンバ後
部の右側面を切り取り、かつプレスフレーム1の右側面
フレームを外してみた側面図である。尚、図1では配管
の途中を、また図2ではコントローラ、配管、冷却装置
をそれぞれ省略してある。
【0013】両図において、プレスフレーム1は、一対
の側面フレーム1a、1bと、その下方部分が固定され
るベース2とからなる。側面フレーム1a、1bの上方
部分は、固定定盤3に固定され、ベース2の中央部には
シリンダ孔2aが形成されて、このシリンダ孔2aに可
動定盤4と昇降可能に支持する油圧シリンダ9が挿入さ
れる。シリンダ9内には可動定盤4の下面に設けたピス
トンが挿入されて、シリンダ9への油圧の供給・排出に
よりピストンと一体の可動定盤4が固定定盤3に対し近
接・離間可能となっている。又、固定定盤3の下面及び
可動定盤4の上面には、断熱材5,6を介して熱板7、
8がそれぞれ取り付けられている。
【0014】上下の各熱板7、8の内部には、加熱油等
の加熱媒体を流す加熱媒体通路(図示しない)がそれぞ
れ設られている。この加熱媒体通路内には、電気ヒータ
ー(図示しない)を配置して加熱媒体を加熱し、この熱
を熱板7、8に伝えるようにしてある。これらの加熱媒
体通路は、加熱媒体供給配管29a、30a、加熱媒体
排出配管29b、30bにより図示しないオイルクーラ
ーに接続され、熱板や加熱媒体が過熱したときに加熱媒
体を冷却できるように構成してある。この具体的な構造
としては、たとえば特願平2000―349258号に
記載の如き構造を用いる。また、上方熱板7には温度セ
ンサ14が設けられて、熱板の温度信号をコントローラ
15へ送るようにしてある。コントローラ15は、上記
電気ヒーターの発熱量を制御することで、熱板7、8の
温度を制御可能である。
【0015】チャンバ前部10は、フレーム部10Aと
扉部10Bとで構成される。フレーム部10Aは、被加
工物を出し入れ可能にする搬入口102を中央部分に形
成したプレートの周囲にフランジ部101を設けて構成
される。フレーム部10Aは、このフランジ部101が
チャンバ後部13Bのフランジ部131と合わされて固
定可能とされている。また、チャンバ前部10Aには扉
部10Bの下端部がヒンジ等にて固定され、この下端部
を回動中心として扉部10Bが手前側へ回動可能として
ある。扉部10Aを回動させるべく、下端部を揺動可能
に固定した開閉シリンダ11に挿入されたロッド12の
上端が扉部10Bに結合されている。ロッド12が開閉
シリンダ11に引き込まれると扉部10Aが手前側に回
動して搬入口102を開口し、ロッド12が開閉シリン
ダ11にて押し上げられると扉部10Aがフレーム部1
0A側に回動して搬入口102を閉口する。尚、この扉
部10Bは、特公平5−72845号に開示の如き上下
スライド構造としてもよい。
【0016】一方、チャンバ後部13は、本体部13A
と蓋部13Bとで構成される。本体部13Aは、前後面
が開口され、プレスフレーム1を収容可能な方形状枠体
となっている。この本体部13Aの前面外周にはフラン
ジ部131が形成されており、フレーム部10Aのフラ
ンジ部101を固定可能としている。また、本体部13
Aは、その後面に蓋部13Bが固定されて塞がれてい
る。
【0017】上記構成のプレス装置にあっては、プレス
フレーム1、チャンバ前部10、チャンバ後部13、固
定定盤3、可動定盤4の各部に、それぞれ冷却媒体を導
入可能な冷却手段が設けられる。すなわち、プレスフレ
ーム1にあっては、各側面1a、1b及びベース2の各
壁内に、冷却媒体通路(冷却手段)17、18、27が
それぞれ形成されている。冷却媒体通路17、18、2
7は、これらの入口が供給配管17a、18a、27a
を介して冷却装置16の供給口に接続されるとともに、
出口が排出配管17b、18b、27bを介して冷却装
置16の戻り口に接続される。これにより、冷却装置1
6で冷却された冷却媒体が、供給配管17a、18a、
27aから冷却媒体通路17、18、27に導入され、
プレスフレーム1(側面1a、1b及びベース2)から
熱を奪って冷却した後、排出配管17b、18b、27
bを介して冷却装置16へ戻され、以後同様に循環され
るようにしてある。
【0018】一方、固定定盤3及び可動定盤4は、その
内部に冷却媒体通路(冷却手段)19、20が設けられ
ている。これらの冷却媒体通路19、20は、それぞれ
供給配管19a、20a及び排出配管19b、20bを
介して冷却装置16に接続される。同様に、チャンバ前
部10についても、フレーム部10Aの搬入口102の
周囲に沿って冷却媒体通路(冷却手段)21が、また扉
部10Bの内部に冷却媒体通路(冷却手段)22がそれ
ぞれ形成されている。これらの冷却媒体通路21、22
は、供給配管21a、22a及び排出配管21b、22
bを介してそれぞれ冷却装置16に接続される。また、
チャンバ後部13の本体部13Aについても、各側面部
の壁内に冷却媒体通路(冷却手段)23、24が、また
上面部及び下面部の各壁内に冷却媒体通路(冷却手段)
25、28が、更に蓋部13Bの壁内にも冷却媒体通路
26がそれぞれ設けられている。これらの冷却媒体通路
23、24、25、26、28は、供給配管23a、2
4a、25a、26a、28a及び排出配管23b、2
4b、25b、26b、28bを介して冷却装置16に
それぞれ接続される。
【0019】上記各冷却媒体通路17〜28へは、熱板
7に設けた温度センサ14で検出した熱板の温度に基づ
き、コントローラ15が各部への冷却媒体供給量を決定
して、冷却装置16から冷却媒体を供給するようにして
ある。冷却媒体供給量の決定は、熱板の周辺各部(プレ
スフレーム1や前後チャンバ10、13など)の温度が
熱板から受ける熱に影響されて変わることから、熱板と
各部の温度の関係を予め実験等で求めて各部に必要な冷
却量を把握しておき、これに基づいて行なう。また、上
下の熱板7、8の加熱温度はほぼ等しい為、一方の熱板
の温度を検出すればよい。本実施形態では、上方熱板7
が固定されており下方熱板8のように上下動しないこと
から、温度センサ14への配線上及び配線の耐久性上、
有利となる上方熱板7に温度センサ14を設けている。
もちろん、下方熱板8側に設けても良いことは言うまで
もない。
【0020】次に、上記プレス装置の作用について説明
する。被加工物の搬入時には、可動定盤4を下降させ、
扉部10Bを回動して、チャンバ前部10Aの搬入口1
02を開口状態に保っている。この状態で搬入口102
からプリント基板等の被加工物が搬入され、上記両熱板
7、8間に載置される。尚、熱板7、8の加熱媒体通路
には加熱媒体が供給循環されるとともに、この加熱媒体
が加熱媒体通路内の電気ヒーターで加熱されるようにな
っている。この結果、加熱媒体による加熱で熱板7、8
の温度が上昇する。この熱板7、8の温度は、温度セン
サ14で検出された上方熱板7の温度に基づいて電気ヒ
ーターへの供給電力がコントローラ15により制御され
ることで調整される。
【0021】被加工物の載置後、開閉シリンダ11から
ロッド12を押し出すことで、扉部10Bを回動させて
搬入口102を塞ぐ。次いで、シリンダ9へ油圧を供給
し、可動定盤4を固定定盤3に向けて上昇させる。これ
により、上下両熱板7、8間で被加工物を加熱、加圧し
て成形する。成形が終了したら、可動定盤4を元の待機
位置まで下降させ、開閉シリンダ11にロッド12を引
き込んで扉部10Bを回動させて搬入口102を開け、
成形した被加工物を取り出す。
【0022】上記のような加熱・加工作業が続くと、断
熱部材5、6を介していても熱板7、8から定盤3、4
へ次第に熱が伝わり、また熱板周辺の各部も加熱されて
いく。しかしながら、上記加熱により成形精度へ大きく
影響するプレスフレーム1、チャンバ前部10、チャン
バ後部13、固定定盤3、可動定盤4といった各部に
は、これらに各々設けた冷却媒体通路17〜28に冷却
媒体を供給することで、過度の温度上昇が抑えられる。
すなわち、冷却媒体は、冷却装置16にて冷却された
後、熱板の温度と各部の温度との関係に応じてその供給
流量が各部ごとに制御され、供給配管17a、18a、
19a、…、28aを介して上記各部の冷却媒体通路1
7〜28へ供給され、各部の熱を奪って冷却した後、排
出配管17b、18b、19b、…、28bを介して冷
却装置16へ戻され、ここで冷却された後、再び供給配
管17a、18a、19a、…、28aを介して各部へ
と循環供給される。したがって、上方定盤3、下方定盤
4の冷却に加え、熱板7、8の支持に影響を与えるプレ
スフレーム1、チャンバ前部10、チャンバ後部13も
冷却されてそれらの熱膨張量が小さく抑えられる結果、
上下熱板7、8が反ったり歪んだりするのを防止でき
る。この結果、高精度を要する成形品の成形も可能にな
る。
【0023】尚、上記図1、図2の実施態様にあって
は、上方定盤を固定定盤、下方定盤をシリンダで駆動さ
れる可動定盤としたが、この逆でもよく、また両方の定
盤を可動としてもよい。また、上記プレス装置は、多段
プレス装置としてもよい。さらに、温度センサは、熱板
そのものの温度を検出する代わりに、熱板を加熱する加
熱媒体の温度を検出するようにしてもよく、あるいは温
度センサを各部ごとに設け、これらの検出温度に応じて
各部ごとに冷却制御するようにしても良い。
【0024】第3図は冷却手段の別の実施態様を示すも
のである。尚、プレス装置等は図1、図2のものと同一
なので、ここではその説明等を省略する。 図3におい
て、熱交換器31の内部には冷却媒体を流す冷却管32
が配置され、この冷却管32の一端側に供給側パイプ3
3、他端側に戻りパイプ34がそれぞれ接続される。ま
た、熱交換器31の内部には、装置外部から図示しない
ポンプにより汲み上げられた冷却水Wが導入側パイプ3
8aを介して供給され、冷却管32の周囲から冷却媒体
の熱を奪った後、排出側パイプ38bから排出されるよ
うに構成されている。熱交換器31の冷却能力は、単位
時間当たりの冷却水Wの入れ替え量によって決まるの
で、挿入側パイプ38aに流量制御バルブ39を設け、
コントローラ37で制御することにより調整可能となっ
ている。
【0025】熱交換器31の供給側パイプ33上流側に
は、電気モータ駆動のポンプ35が設けられ、コントロ
ーラ37で回転制御可能である。供給側パイプ33の下
流側には、プレスフレーム1の各側面1a、1b及びベ
ース2、固定定盤3、可動定盤4、チャンバ前部10、
チャンバ後部13に設けた各冷却媒体通路17〜28
(これらは図1と同一なのでこれらの一部を図3では省
略してある)の供給配管17a、18a、…、27a、
28aが接続される。また、供給パイプ33の途中に
は、冷却媒体の温度を検出する温度センサ36が設けら
れ、検出温度信号がコントローラ37へ送られるように
してある。一方、排出側パイプ34の上流側には、プレ
スフレーム1の各側面1a、1b及びベース2、固定定
盤3、可動定盤4、チャンバ前部10、チャンバ後部1
3に設けた各冷却媒体通路17〜28の排出側配管17
b、18b、…、27b、28bがそれぞれ接続され
る。
【0026】ここで、熱交換器31の冷却管32、供給
側パイプ33、供給配管17a、18a、…、27a、
28a、冷却媒体通路17〜28、排出配管17b、1
8b、…、27b、28b、及び排出側パイプ34は、
「閉回路」とされ、この閉回路内を冷却媒体が循環する
ように構成されている。また、供給配管17a、18
a、…、27a、28a、冷却媒体通路17〜28、及
び排出配管17b、18b、…、27b、28bの各流
路断面積は、各部でそれぞれ必要な冷却量が得られる冷
却媒体流量に合わせて大きさが設定されている。冷却媒
体には防錆剤が入れられ、定盤等の腐食を防止するよう
にしてある。
【0027】上記の如き冷却手段では、電気モータ駆動
のポンプ35の運転により、冷却媒体が熱交換器31の
冷却管32から吸い上げられ、供給側パイプ33を通っ
て供給側配管17a〜28aへそれぞれ分流・供給され
る。冷却媒体は、プレスフレーム1の各側面1a、1b
及びベース2、固定定盤3、可動定盤4、チャンバ前部
10、チャンバ後部13に設けた各冷却媒体通路17〜
28を通過する際、これら各部を冷却し、排出配管17
b〜28bへ排出され、排出側パイプ34を通って熱交
換器31の冷却管32へ戻ってくる。熱交換器31内に
は冷却水Wが導入側配管38aから供給され、冷却管3
1を介して冷却媒体から熱を奪った後、排出側配管38
bから排出される。この場合、コントローラ37が流量
制御バルブ39の開度(あるいは開閉)を制御して熱交
換器31内への冷却水Wの入れ替え量を調節する。この
調節は、温度センサ36により検出した冷却媒体の温度
に基づき、コントローラ37がフィードバック制御する
ことで実行される。尚、この制御にあっては、熱板7
(あるいは8)の温度あるいは熱板7、8への加熱媒体
の温度を検出して冷却媒体の目標設定温度を決めるよう
にするとよい。これにより、上方定盤3、下方定盤4の
冷却に加え、熱板7、8の支持に影響を与えるプレスフ
レーム1、チャンバ前部10、チャンバ後部13も冷却
されてそれらの熱膨張量が小さく抑えられる結果、上下
熱板7、8が反ったり歪んだりするのを防止できる。こ
の結果、高精度を要する成形品の成形も可能になる。
【0028】尚、上記図3の冷却手段にあっては、熱交
換器を1個だけとし、これに接続した供給側パイプと戻
り側パイプとが、各定盤、プレスフレーム、チャンバ各
部ごとに分岐され、冷却媒体が循環するように構成され
ているが、各定盤、プレスフレーム、チャンバ各部ご
と、あるいはこれらを2グループ以上に分けて、夫々が
熱交換器と温度センサを備えた複数の閉回路を形成し
て、個別に温度制御するようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプレス装置を主要な各部ごとに分け、
その冷却媒体の流通経路とともに示した分解斜視図であ
る。
【図2】プレス装置を側方からみた断面図である。
【図3】本発明の別の実施態様による冷却手段を表した
図である。
【符号の説明】
1 プレスフレーム 3 固定定盤(上方定盤) 4 可動定盤(下方定盤) 7 上方熱板 8 下方熱板 9 シリンダ 10 チャンバ前部 10A フレーム部 10B 扉部 13 チャンバ後部 13A 本体部 13B 蓋部 14 温度センサ 15、37 コントローラ 16 冷却装置(冷却手段) 17〜28 冷却媒体通路(冷却手段)31 熱交換器(冷却手段) 36 冷却水温度センサ 39 流量制御バルブ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれ熱板を有し冷却可能な上下一対の
    定盤を相対接近・離間可能に支持するプレスフレームを
    チャンバ内に収容したプレス装置において、 前記プレスフレームと前記チャンバの各部に、これらを
    冷却する冷却手段を設けたこと、を特徴とするプレス装
    置。
  2. 【請求項2】前記冷却手段は、前記各部の壁内に形成し
    た冷却媒体通路に冷却媒体を流すようにしたこと、を特
    徴とする請求項1に記載のプレス装置。
  3. 【請求項3】前記各部の冷却は、各々独立して制御する
    ようにしたこと、を特徴とする請求項1又は2のいずれ
    かに記載のプレス装置。
  4. 【請求項4】前記各部の冷却は、前記冷却媒体の流量を
    制御することで行うようにしたこと、を特徴とする請求
    項3に記載のプレス装置。
  5. 【請求項5】前記各部へ供給する冷却媒体は、ほぼ同じ
    温度とすること、を特徴とする請求項2から4のいずれ
    かに記載のプレス装置。
  6. 【請求項6】前記各部の冷却は、前記熱板の温度あるい
    は前記熱板に供給する加熱媒体の温度に応じて制御する
    ようにしたこと、を特徴とする請求項1から5のいずれ
    かに記載のプレス装置。
  7. 【請求項7】前記冷却手段は、熱交換器を含み冷却媒体
    が循環する閉回路を有 すること、を特徴とする請求項1
    又は2に記載のプレス装置。
  8. 【請求項8】前記各部へ供給される冷却媒体が、共通の
    熱交換器を含む単一の 閉回路を流れること、を特徴とす
    る請求項7に記載のプレス装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104002539A (zh) * 2013-02-22 2014-08-27 活全机器股份有限公司 压合机隔热冷却装置

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