JP2002224254A - カスタマイズ可能なゴルフパターヘッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フェース部材とバックボディとの間の分割線
が隠れて見えないカスタマイズ可能なゴルフパターヘッ
ドを提供する。 【解決手段】 本発明のカスタマイズ可能なゴルフパタ
ーヘッド(10)は、複数の異なる形態のフェース部材及び
バックボディのなかから選択されるフェース部材(12)と
バックボディ(16)とを包含する。そのフェース部材の背
面(32)には窪み(34)があり、バックボディはその窪みの
中に配置される接合部(50)を有する。これにより、パタ
ーヘッドが組み立てられた際、フェース部材とバックボ
ディとの間の分割線は、フェース部材のトップレッジ(3
0)の下側に隠れる。好ましくは、複数の異なる形態のホ
ーゼルのなかから選択されるホーゼル(14)がフェース部
材上に装着され、フェース部材とバックボディとの間に
挿入されるようにして該フェース部材の窪みにエラスト
マーから成る膜(18)が配置される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】 本発明はゴルフパターに関
する。特に、ゴルファー個人の好みにあわせてカスタマ
イズし得る（カスタム仕様にし得る）ゴルフパターヘッ
ドに関する。

【０００２】

【従来の技術】 パッティングは個人の技量に依るとこ
ろが大きいため、ゴルファー各人の好みに合うよう様々
な形態（構造）のパターヘッドが製造されている。パタ
ーヘッドの形態が著しく多様であることから、ゴルファ
ーのパッティングに対する信頼や能力に影響を及ぼすこ
とがあり得る。バスナルドに与えられた米国特許第５,
４０７,１９６号、リグットに与えられた米国特許第５,
４３７,４４７号、シャベツに与えられた米国特許第５,
２３０,５０９号及びスプラージュに与えられた米国特
許第５,２７５,４１３号には、カスタマイズ可能な二つ
の部品からなるパター（ツーピースパター）が開示され
ている。上記バスナルドに与えられた米国特許及び上記
リグットに与えられた米国特許には、特にゴルフボール
打撃面のロフト・アングル(loft angle)を変えるため、
交換可能なフェース・プレートを有する特殊な形態のパ
ターヘッドが開示されている。上記シャベツに与えられ
た米国特許及び上記スプラージュに与えられた米国特許
には、パターヘッドの重量（ウェート）や感触を変化さ
せるため、交換可能なリア・ウェートを備えたパターヘ
ッドがそれぞれ開示されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】これら従来のパターヘ
ッドはいずれも実質的に平面である接合面(mating surf
aces)を伴って形成された二つの部品を有するものとし
て開示されている。かかる接合面は、組み立てられたパ
ターヘッドにおける当該二つの部品の間に目立った分割
線(parting line)を出現させる。ゴルファーのなかに
は、パターヘッドのこうした分割線（境界線）を好まし
く思わず、パッティングの際にかかる分割線によって気
を散らす者さえいる。

【０００４】

【課題を解決するための手段、作用及び効果】 本発明
によって以下のカスタマイズ可能なゴルフパターヘッド
が教示される。すなわち請求項１に記載のゴルフパター
ヘッドは、フェース部材とバックボディとを備えたゴル
フパターヘッドであって、前記フェース部材は、ヒール
末端と、トウ末端と、ゴルフボール打撃用にアレンジさ
れた前面と、背面と、該ヒール末端からトウ末端との間
に伸び且つ該前面と背面との間に配置されたトップレッ
ジとを有する。前記フェース部材は前記背面に形成され
た窪みを包含しており、その窪みはリム面(rim surfac
e)に囲まれた凹形状の底面を有している。前記バックボ
ディは前記フェース部材の背面に取り付けられ、そのフ
ェース部材の背面に形成された前記窪み内に配置される
接合部を有している。そのバックボディの接合部は、前
記フェース部材のトップレッジの下側に配置されるアッ
パーエッジを有している。そして前記フェース部材と前
記バックボディとの間の分割線が前記フェース部材のト
ップレッジにより隠される。

【０００５】また、請求項２に記載のゴルフパターヘッ
ドは、前記フェース部材がゴルフシャフトの一端を受け
入れるため、前記トップレッジから上向きに伸びたホー
ゼルをさらに有する。そして、請求項３に記載のゴルフ
パターヘッドは、前記フェース部材が前記トップレッジ
上に上向きに開いて配置されたソケットを有しており、
前記ホーゼルは付随伸長部を有している。その付随伸長
部は前記フェース部材に備えたソケットに受け入れられ
る。さらに請求項４に記載のゴルフパターヘッドは、前
記ホーゼルの付随伸長部が前記フェース部材のソケット
に固定される。

【０００６】また、請求項５に記載のゴルフパターヘッ
ドは、前記フェース部材に形成された窪みに配置される
とともに該フェース部材と前記バックボディとの間に位
置付けられる膜をさらに有する。そして、請求項６に記
載のゴルフパターヘッドは、前記膜が前記フェース部材
の窪みにある前記凹形状の底面と前記バックボディの接
合部との間に置かれる。

【０００７】また、請求項７に記載のゴルフパターヘッ
ドは、前記バックボディの接合部が前記フェース部材の
背面に形成された前記窪みの形状に実質的に適合（マッ
チ）する形状を有する。また、請求項８に記載のゴルフ
パターヘッドは、前記フェース部材が間隔を置いて形成
された一対のカウンター孔を有する。そのカウンター孔
は該フェース部材の前面から背面に伸びている。そして
前記バックボディは間隔を置いて形成された一対の螺子
孔を有し、その一対の螺子孔のそれぞれは前記フェース
部材を貫いて形成されたカウンター孔のそれぞれと軸方
向に一直線に並ぶように配置されている。さらに、その
フェース部材を貫いて形成された一対のカウンター孔を
それぞれ通り抜けて前記バックボディに形成された各螺
子孔と螺合する一対の螺子を有する。

【０００８】また、請求項９に記載のゴルフパターヘッ
ドは、前記バックボディが間隔を置いて形成された該バ
ックボディを貫通する一対の孔（ホール）であって前記
接合部に関連して概ね順当な位置にそれぞれ配置される
一対の孔を有する。そして前記フェース部材に間隔を置
いて形成された一対の螺子孔であって、該一対の螺子孔
のそれぞれが前記バックボディを貫いて形成された前記
孔のそれぞれと軸方向に一直線に並ぶように配置されて
いる一対の螺子孔を有する。さらに、そのバックボディ
を貫いて形成された一対の孔をそれぞれ通り抜けて前記
フェース部材に形成された各螺子孔と螺合する一対の螺
子を有する。そして、請求項１０に記載のゴルフパター
ヘッドは、前記一対の螺子の各々が前記バックボディに
埋没するヘッドを有する。そして、前記バックボディに
取り付けられる一対のプレートを有しており、該一対の
プレートの各々は前記一対の螺子を各々隠すように配置
される。

【０００９】また、請求項１１に記載のゴルフパターヘ
ッドは、前記フェース部材が複数の異なる形態のフェー
ス部材の中から選択される。また、請求項１２に記載の
ゴルフパターヘッドは、前記バックボディが複数の異な
る形態のバックボディの中から選択される。また、請求
項１３に記載のゴルフパターヘッドは、前記ホーゼルが
複数の異なる形態のホーゼルの中から選択される。

【００１０】また、請求項１４に記載のゴルフパターヘ
ッドは、前記バックボディがヒール末端とトウ末端とを
有している。そして前記接合部の前記アッパーエッジは
該バックボディのヒール末端とトウ末端との間に配置さ
れる。また、請求項１５に記載のゴルフパターヘッド
は、前記バックボディがソールを有しており、前記接合
部は前記アッパーエッジの反対側にロウアーエッジを有
している。そして、そのロウアーエッジはリップによっ
て前記ソールから離されている。

【００１１】

【発明の実施の形態】 上記のように本発明によって提
供されるパターヘッドは、フェース部材及びバックボデ
ィを含む。かかるフェース部材及びバックボディは、複
数の異なる形態（形状、構成、配置、輪郭等）のフェー
ス部材及びバックボディの中からそれぞれ選択され得
る。フェース部材は該フェース部材のヒール末端からト
ウ末端にかけて伸びるトップレッジ(top ledge)、およ
び、ゴルフシャフトの一端を受けるために該トップレッ
ジから上方向に伸びたホーゼルを含む。好ましい一形態
では、フェース部材はホーゼル無しで形成され、そのフ
ェース部材中にトップレッジ上に上向きに開いたソケッ
トが形成される。また、複数の異なる形態（形状、構
成、配置、輪郭等）のホーゼルが提供され得る。各ホー
ゼルは、上記フェース部材に形成されるソケットにフィ
ットする付随伸長部(depending extension)を有する。
所望するホーゼルを選択した後、ホーゼルとフェース部
材を固定するために焼結プロセスを実施してもよい。フ
ェース部材はゴルフボール打撃用にアレンジされた（整
えられた）前面と、背面とを有する。上記トップレッジ
はその前面と背面との間に配置される。その背面には窪
みが形成され、その窪みは凹形状の底面を有する。その
窪みは周囲のリム面(rim surface)即ち枠面によって画
定される。

【００１２】上記バックボディは、上記フェース部材の
背面に形成される窪みの形状に適合（マッチ）する形状
の接合部(mating section)を有する。そして、パターが
組み立てられた際、上記バックボディの接合部はフェー
ス部材の窪み内に配置され得る。パターヘッドが組み立
てられた際、上記バックボディにおける接合部のアッパ
ーエッジ(upper edge)は上記フェース部材のトップレッ
ジの下側に隠れて配置され得る。従って、フェース部材
とバックボディとの間の分割線は該フェース部材のトッ
プレッジによって隠され、結果、パターヘッドの上から
直接的には見えなくなり得る。フェース部材とバックボ
ディは一対の螺子（スクリュー）で相互に取り付けられ
得る。そして、膜（メンブレン）が上記フェース部材の
背面に形成された窪み内の上記凹形状底面とバックボデ
ィの接合部との間に配置され得る。その膜は、好ましく
は、エラストマー材料から形成され、フェース部材の前
面にゴルフボールが打撃された際に振動を吸収し打撃音
を変化させ得る。

【００１３】

【実施例】 以下に説明する実施例によって、本発明を
更に詳細に説明するが、本発明をかかる実施例に示すも
のに限定することを意図したものではない。図１では、
本発明の一実施例に係る組み立てられたゴルフパターヘ
ッドを参照番号１０によって示している。図２の分解図
に示すように、パターヘッド１０は、フェース部材１
２、ホーゼル１４、バックボディ１６及び膜（メンブレ
ン）１８を包含する複数の構成部品から形成される。こ
れら構成部品は、一対の螺子２０によって相互に固定さ
れる。ホーゼル１４はゴルフシャフトの一端（図示せ
ず）を受け入れるためのボス１５を有する。

【００１４】フェース部材１２は、ソール２２、トウ末
端（エンド）２４、ヒール末端（エンド）２６、ゴルフ
ボール（図示せず）打撃用にアレンジされた前面２８、
トップレッジ３０及び背面３２を有する。トップレッジ
３０は前面２８と背面３２との間に配置される。背面３
２にはリム面３８によって包囲（画定）された凹形状の
底面３６を有する窪み３４が形成される。図４に示すよ
うに、ホーゼル１４の付随伸長部４２を受け入れるため
に、上向きに開いたソケット４０がフェース部材１２の
トップレッジ３０に形成される。そのフェース部材１２
及びホーゼル１４は、好ましくは、ステンレススチール
等の適切な金属から形成される。フェース部材１２及び
ホーゼル１４の双方を金属で形成した場合には、ホーゼ
ル１４をフェース部材１２に固定するために焼結プロセ
スを実施し得る。あるいは、ホーゼル１４は適切な合成
樹脂で形成し得、エポキシ等の接着材を用いてフェース
部材１２に固定することも可能である。別個の部品とし
てフェース部材１２及びホーゼル１４を製造し、それら
を上述の方法によって相互に結合することにより、所望
する形態（形状、構成、配置、輪郭等）を有する異なる
フェース部材を何種類も製造し得ることは明らかであ
る。フェース部材１２は、異なる形態の複数のフェース
部材（図示せず）のなかから選択され、そして、ホーゼ
ル１４は異なる形態の複数のホーゼル（図示せず）のな
かから選択される。あるいは、フェース部材１２及びホ
ーゼル１４を一体として形成することも可能である。

【００１５】バックボディ１６は、ソール４４、トウ末
端４６、ヒール末端４８及び接合部５０を有する。接合
部５０は、図２及び図５に最良に示されている。かかる
バックボディ１６の接合部５０は、バックボディ１６の
前部５４と後部５６の間に伸びるリップ５２によって、
ロウアーエッジ(lower edge)５１に沿ってソール４４か
ら離されている。接合部５０は、ロウアーエッジ５１の
反対側において、延伸したアッパーエッジ５８を有す
る。複数の形態（形状、構成、配置、輪郭等）の異なる
バックボディ（図示せず）を製造し、様々な重量（ウェ
ート）や形状のバックボディ群から成るセレクションを
提供することができる。それらバックボディは金属や合
成樹脂のような種々の適切な材料から形成され得る。バ
ックボディ１６の接合部５０は、フェース部材の窪み３
４における凹形状底面３６の形状に適合する形状を有し
ており、フェース部材１２とバックボディ１６とを後述
の方法で相互に固定した際に好適なフィット状態が得ら
れる。

【００１６】図２に示すように、フェース部材１２に
は、一対のカウンター孔６０，６２が間隔を置いて各々
トウ末端２４及びヒール末端２６に隣接して形成され
る。カウンター孔６０，６２は前面２８から背面３２ま
で貫通して延びている。バックボディ１６には一対の螺
子孔６４，６６（図５参照）が間隔を置いて配置されて
おり、トウ末端４６及びヒール末端４８にそれぞれ隣接
して形成される。それらは、バックボディ１６がフェー
ス部材１２と螺子２０で固定されたときにフェース部材
１２のカウンター孔６０，６２と軸方向に一直線に並ぶ
ように各々配置される。バックボディ１６の接合部５０
はフェース部材１２の窪み３４に配置され、このとき図
３及び図４に示されるように、接合部５０のアッパーエ
ッジ５８はフェース部材１２のトップレッジ３０の下に
なる。従って、フェース部材１２とバックボディ１６と
の間の分割線１１（図１参照）はトップレッジ３０によ
って隠され、例えばゴルファーが当該パターヘッド１０
を組み込んだパターを用いてパッティングを行う時にパ
ターヘッド１０の上から直接見えなくなる。

【００１７】図２を参照すると、膜１８がフェース部材
１２の窪み３４及びバックボディ１６の接合部５０の形
状に適合する形状に形成されているということが理解さ
れる。図３及び図４に示されるように、パターヘッド１
０が組み立てられた際には、膜１８はフェース部材１２
の窪み３４の凹形状底面３６とバックボディ１６の接合
部５０との間に配置（挿入）される。膜１８は、好まし
くは、フォームテープ（foam tape：両サイドに粘着性
を有し、所望する形状に打ち抜き（ダイス）カットし得
る。）等のエラストマー材料から成る。膜１８を使用し
なくてもパターヘッド１０を組み立てることは可能だ
が、フェース部材１２の前面２８にゴルフボールが打撃
された際に振動を吸収し、打撃音を変化させ得るため、
かかる膜１８を利用するのが好適である。

【００１８】本発明の他の実施例に係るゴルフパターヘ
ッドを参照番号６８によって図６及び図７に示してい
る。パターヘッド６８は、フェース部材７０とホーゼル
７２を有し、これらは上述のパターヘッド１０のフェー
ス部材１２とホーゼル１４との結合方法と同じ方法で結
合される。このフェース部材７０は、上記フェース部材
１２のトップレッジ３０と同様のトップレッジ７１を有
している。このホーゼル７２は、上記ホーゼル１４の付
随伸長部４２と同様の付随伸長部７３を包含する。ま
た、パターヘッド６８はバックボディ７４を包含し、そ
のバックボディには上記バックボディ１６の接合部５０
と同様の接合部７５が含まれる。フェース部材７０とバ
ックボディ７４とを相互に固定するのに一対の螺子７６
（その一方のみ図示している）が用いられる。各螺子７
６はバックボディ７４に形成された孔７８（その一方の
み図示している）を通り抜け、フェース部材７０に設け
られた螺子孔８０（その一方のみ図示している）に取り
付けられる。上記孔７８は接合部７５と関連して概ね順
当な位置（例えば図示されるようなヒール末端寄りとト
ウ末端寄りの相互に釣り合いのとれた位置やバックボデ
ィ正面からみてヒール末端寄りとトウ末端寄りとで略対
称となる位置）に配置される。螺子７６を隠すため、バ
ックボディ７４に形成された凹部８４にプレート８２が
取り付けられる（挿入される）ことがある。そのプレー
ト８２は金属製又はプラスチック製であり得、適切な接
着材を使用して所定の位置に固定され得る。パターヘッ
ド６８が組み立てられた際、バックボディ７４の接合部
７５におけるアッパーエッジ７７は、フェース部材７０
のトップレッジ７１の下にある。これにより、フェース
部材７０とバックボディ７４の間にある分割線６９は、
トップレッジ７１により隠される。

【００１９】以上、本発明の具体例を詳細に説明した
が、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定する
ものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上
に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれ
る。また、本明細書または図面に説明した技術要素は、
単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性
を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせ
に限定されるものではない。また、本明細書または図面
に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであ
り、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的
有用性を持つものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の一実施例に係る組み立てられたパタ
ーヘッドの斜視図である。

【図２】 図１に示すパターヘッドの分解図である。

【図３】 図1における３−３線拡大断面図である。

【図４】 図１における４−４線拡大断面図（一部破
断）である。

【図５】 図１及び図２に示すパターヘッドの一構成部
品の正面図である。

【図６】 本発明の他の一実施例に係る組み立てられた
パターヘッドの部分分解斜視図である。

【図７】 図６における７−７線拡大断面図である。

【符号の説明】

１０，６８ ゴルフパターヘッド １２，７０ フェース部材 １４，７２ ホーゼル １６，７４ バックボディ １８ 膜（メンブレン） ２０，７６ 螺子 ２２，４４ ソール ２４，４６ トウ末端 ２６，４８ ヒール末端 ２８ 前面 ３０，７１ トップレッジ ３２ 背面 ３４ 窪み ３６ 底面 ３８ リム面 ４０ ソケット ４２，７３ 付随伸長部 ５０，７５ 接合部 ５１ ロウアーエッジ ５２ リップ ５８，７７ アッパーエッジ １１，６９ 分割線 ８２ プレート

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マイケル ジェイ． ネルソン アメリカ合衆国 95124 カリフォルニア 州 サンホゼ カークモントドライブ 1797 (72)発明者 ダグラス ダブリュ． アンダーソン アメリカ合衆国 85308 アリゾナ州 グ レンデール ウェストエスクダドライブ 4363 (72)発明者 ゲイリー エル． トゥアーシュマン アメリカ合衆国 85053 アリゾナ州 フ ェニックス ウェストブルーフィールドア ベニュー 2834 Ｆターム(参考） 2C002 AA04 CH01 CH03 MM04 PP02 PP03

Claims (15)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 フェース部材とバックボディとを備えた
   ゴルフパターヘッドであって、 前記フェース部材は、ヒール末端と、トウ末端と、ゴル
   フボール打撃用にアレンジされた前面と、背面と、該ヒ
   ール末端とトウ末端との間に伸び且つ該前面と背面との
   間に配置されたトップレッジとを有し、 前記フェース部材は前記背面に形成された窪みを包含し
   ており、その窪みはリム面に囲まれた凹形状の底面を有
   しており、 前記バックボディは前記フェース部材の背面に取り付け
   られ、そのフェース部材の背面に形成された前記窪み内
   に配置される接合部を有しており、 そのバックボディの接合部は、前記フェース部材のトッ
   プレッジの下側に配置されるアッパーエッジを有してお
   り、前記フェース部材と前記バックボディとの間の分割
   線が前記フェース部材のトップレッジにより隠される、
   ゴルフパターヘッド。
2. 【請求項２】 前記フェース部材は、ゴルフシャフトの
   一端を受け入れるため、前記トップレッジから上向きに
   伸びたホーゼルをさらに有する、請求項１に記載のゴル
   フパターヘッド。
3. 【請求項３】 前記フェース部材は前記トップレッジ上
   に上向きに開いて配置されたソケットを有しており、 前記ホーゼルは付随伸長部を有しており、その付随伸長
   部は前記フェース部材に設けられたソケットに受け入れ
   られる、請求項２に記載のゴルフパターヘッド。
4. 【請求項４】 前記ホーゼルの付随伸長部は、前記フェ
   ース部材のソケットに固定される、請求項３に記載のゴ
   ルフパターヘッド。
5. 【請求項５】 前記フェース部材に形成された窪みに配
   置されるとともに該フェース部材と前記バックボディと
   の間に位置付けられる膜をさらに有する、請求項１に記
   載のゴルフパターヘッド。
6. 【請求項６】 前記膜は、前記フェース部材の窪みにあ
   る前記凹形状の底面と前記バックボディの接合部との間
   に置かれる、請求項５に記載のゴルフパターヘッド。
7. 【請求項７】 前記バックボディの接合部は、前記フェ
   ース部材の背面に形成された前記窪みの形状に実質的に
   適合する形状を有する、請求項１に記載のゴルフパター
   ヘッド。
8. 【請求項８】 前記フェース部材は間隔を置いて形成さ
   れた一対のカウンター孔を有しており、そのカウンター
   孔は該フェース部材の前面から背面に伸びており、 前記バックボディは間隔を置いて形成された一対の螺子
   孔を有し、その一対の螺子孔のそれぞれは前記フェース
   部材を貫いて形成されたカウンター孔のそれぞれと軸方
   向に一直線に並ぶように配置されており、 そのフェース部材を貫いて形成された一対のカウンター
   孔をそれぞれ通り抜けて前記バックボディに形成された
   各螺子孔と螺合する一対の螺子を有する、請求項１に記
   載のゴルフパターヘッド。
9. 【請求項９】 前記バックボディは間隔を置いて形成さ
   れた該バックボディを貫通する一対の孔であって前記接
   合部に関連して概ね順当な位置にそれぞれ配置される一
   対の孔を有しており、 前記フェース部材に間隔を置いて形成された一対の螺子
   孔であって該一対の螺子孔のそれぞれが前記バックボデ
   ィを貫いて形成された前記孔のそれぞれと軸方向に一直
   線に並ぶように配置されている一対の螺子孔と、 そのバックボディを貫いて形成された一対の孔をそれぞ
   れ通り抜けて前記フェース部材に形成された各螺子孔と
   螺合する一対の螺子とを有する、請求項１に記載のゴル
   フパターヘッド。
10. 【請求項１０】 前記一対の螺子の各々は前記バックボ
    ディに埋没するヘッドを有しており、 前記バックボディに取り付けられる一対のプレートを有
    しており、該一対のプレートの各々は前記一対の螺子を
    各々隠すように配置される、請求項９に記載のゴルフパ
    ターヘッド。
11. 【請求項１１】 前記フェース部材は複数の異なる形態
    のフェース部材の中から選択される、請求項１に記載の
    ゴルフパターヘッド。
12. 【請求項１２】 前記バックボディは複数の異なる形態
    のバックボディの中から選択される、請求項１に記載の
    ゴルフパターヘッド。
13. 【請求項１３】 前記ホーゼルは複数の異なる形態のホ
    ーゼルの中から選択される、請求項２に記載のゴルフパ
    ターヘッド。
14. 【請求項１４】 前記バックボディはヒール末端とトウ
    末端とを有しており、 前記接合部の前記アッパーエッジは、該バックボディの
    ヒール末端とトウ末端との間に配置される、請求項１に
    記載のゴルフパターヘッド。
15. 【請求項１５】 前記バックボディはソールを有してお
    り、 前記接合部は前記アッパーエッジの反対側にロウアーエ
    ッジを有しており、そのロウアーエッジはリップによっ
    て前記ソールから離されている、請求項１４に記載のゴ
    ルフパターヘッド。