JP2002224147A - 歯科医療業務支援システム - Google Patents

歯科医療業務支援システム

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JP2002224147A JP2001021061A JP2001021061A JP2002224147A JP 2002224147 A JP2002224147 A JP 2002224147A JP 2001021061 A JP2001021061 A JP 2001021061A JP 2001021061 A JP2001021061 A JP 2001021061A JP 2002224147 A JP2002224147 A JP 2002224147A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歯科医師及び患者の間のコミュニケーション
を円滑にするとともに、より良い治療計画を患者に容易
に提供するための歯科医療業務支援システムを提供す
る。 【解決手段】 患者の歯の年齢を記録する個人別口腔内
状況データベースと、歯の年齢に関する統計的データを
求めるとともにこれを記録する歯の年齢データベース
と、治療方法ごとに治療の実例を記録する治療実例デー
タベースとを備える。サーバ(ASP)1は、患者の口
腔内のデータを受けて当該患者の歯の年齢を算出すると
ともに、治療の評価のためのグラフを生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、歯科医師及び患
者の間のコミュニケーションを円滑にするとともに、よ
り良い治療計画を患者に容易に提供するための歯科医療
業務支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】これまで歯科医師は、自己の経験と知識
に照らして患者を診断し、治療方針を決め、これを患者
に提示していた。従来、個別の治療方針は歯科医師個人
の特性の影響を受け易くさまざまであり、その治療方針
が客観的に見て最良のものかどうか患者は判断できなか
った。いきおい、患者は費用や治療期間の観点から治療
方針を選択・了承していた。しかし、それが最良の治療
方針であるとは限らない。例えば、保険の範囲内の治療
であれば費用は安く抑えられるが、その結果根本的な治
療は行われず、万一再発することを考えれば結果として
費用を安くできたのかどうか疑問である。そして患者の
歯の状態は悪化をたどり、高齢者になったとき健康な歯
を維持できないことも考えられる。一般的に、わが国に
おいて患者の再診率は高く、一度治療した歯が再び悪化
しても同じ治療を繰り返し、再度悪化と再診を繰り返す
傾向があるといわれている。このような傾向は良いこと
であるといいがたい。むしろ、初期の悪化していない状
態で完全に治療を施し、再発を防止することこそ歯の健
康を維持する最良の方法であると考えられる。
【0003】また、従来、歯科医師は自己の経験的判断
に頼って患者固有の生体抵抗力を評価していた。患者固
有の生体抵抗力は最良の治療方針を選択するための重要
な要素である。
【0004】また、歯科医師は、従来の経験的判断に基
づき治療方針を決定している。しかし、その長期の経過
に関しては、必ずしも安定した状態であるとは言えなか
った。
【0005】また、従来の歯科医療サービスでは、患者
は専門家である医師の診断に基づいた治療方法を理解し
て受け入れなければならず、自らが治療方法の選択に関
与することは困難であった。
【0006】また、歯科医療機関もIT化の流れを受
け、患者への情報伝達の方法としてホームページを開設
しつつある。しかしながら、歯科医院ごとにホームペー
ジを開設しようとした場合、そのコストや煩雑さから断
念する場合も多く認められる。さらに、開設されたホー
ムページも、内容が更新されるケースは少なく、有効性
の低い情報伝達媒体となっている。
【0007】また、患者が転勤などにより同一診療所で
の治療を受診できなくなった場合、今までは新規の歯科
医院において、新たな検査から治療計画の立案までを行
う必要があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明は以上の状況
をふまえてなされたもので、歯科医師及び患者の間のコ
ミュニケーションを円滑にするとともにより良い治療計
画を患者に容易に提供できる歯科医療業務支援システム
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る歯科医療
業務支援システムは、患者の口腔内のデータを受けて当
該患者の歯の年齢を算出する歯の年齢算出部と、前記歯
の年齢算出部の出力を処理して歯の年齢に関する統計的
データを求めるとともにこれを記録する歯の年齢データ
ベースと、前記歯の年齢算出部の出力及び前記歯の年齢
データベースに基づき治療の評価のための情報を生成す
る評価情報生成部とを備えるものである。
【0010】この発明は歯科医師医療業務支援システム
であって、このシステムがコンピュータネットワークに
接続され、クライアントコンピュータから前記患者のデ
ータを受けて処理を行うとともに前記クライアントコン
ピュータに生成された前記情報を送信することを特徴と
する。
【0011】好ましくは、さらに、前記患者の口腔内の
データを受けてその症状を分析する症状分析部と、前記
症状ごとに治療実例を予め記録する治療実例データベー
スと、前記症状分析部の出力に基づき前記治療実例デー
タベースを検索して出力する修復方法/物検索部と、を
備える。
【0012】好ましくは、さらに、治療の種類ごとにタ
イムスケジュールを予め記録する所要期間データベース
と、治療計画に関するデータを受けて前記所要期間デー
タベースを検索するとともに、指定された治療計画に関
するタイムチャートを生成するタイムチャート生成部
と、を備える。
【0013】好ましくは、さらに、診療所ごとに治療実
例を予め記録する治療実例データベースと、診療所を指
定するデータを受けて前記治療実例データベースを検索
するとともに、前記診療所で実績のある治療実例を出力
する抽出部と、を備える。
【0014】好ましくは、前記評価情報生成部は、前記
歯の年齢データベースに基づき平均的悪化傾向の情報を
生成する平均的傾向シミュレーション部と、前記歯の年
齢算出部の出力に基づきシミュレーションの開始点を定
め、前記歯の年齢データベースに基づき治療しない場合
の将来の歯の年齢の変化をシミュレーションする第1個
別シミュレーション部と、担当歯科医師ごとに治療結果
のデータを予め記録している歯科医師治療結果データベ
ースと、歯の年齢算出部の出力に基づきシミュレーショ
ンの開始点を定め、前記歯科医師治療結果データベース
に基づき治療した場合の将来の歯の年齢の変化をシミュ
レーションする第2個別シミュレーション部と、前記平
均的傾向シミュレーション部、第1個別シミュレーショ
ン部及び第2個別シミュレーション部の出力を合成する
合成部と、を備える。
【0015】好ましくは、前記評価情報生成部は、前記
歯の年齢算出部の出力に基づき前記患者の歯の年齢をプ
ロットする個別データプロット部と、前記歯の年齢デー
タベースに基づき平均的悪化傾向の情報を生成する平均
的傾向シミュレーション部と、前記個別データプロット
部及び前記平均的傾向シミュレーション部の出力を合成
する合成部と、を備える。
【0016】好ましくは、前記平均的傾向シミュレーシ
ョン部は、平均値を示すグラフと、前記平均値から標準
偏差だけ離れたグラフとを作成する。
【0017】好ましくは、前記評価情報生成部は、患者
ごとに算出された歯の年齢及び過去に計算されデータベ
ースに記録された歯の年齢に基づき経年変化を算出する
患者ごとの経年変化算出部と、この出力を受けて情報を
生成する第1プロット部と、多数の患者ごとの経年変化
データを受けて、歯科医院ごとの平均的経年変化を算出
する平均経年変化算出部と、この出力を受けて情報を生
成する第2プロット部と、前記第1プロット部及び前記
第2プロット部の出力を合成する合成部と、を備える。
【0018】好ましくは、前記歯科医院において治療を
受ける患者の治療後の状態をシミュレーションするため
に、前記平均経年変化算出部の出力に基づき前記患者の
歯の年齢を始点として情報を生成する平均的傾向シミュ
レーション部と、を備える。
【0019】好ましくは、前記歯の年齢算出部は、プロ
セッサと、前記プロセッサに所定の処理を実行させるた
めのソフトウェア命令を格納する記憶手段とを備え、前
記所定の処理は、前記表示手段上に、全歯28本の各々
に関する点数であって予め定められた評価基準に従った
点数の入力をするための入力画面を表示させる第1のス
テップと、入力された各歯についての点数を前記記憶手
段上に保持する第2のステップと、前記記憶手段上に保
持された各歯についての点数を読み出して、各歯に対す
る点数の総点数に応じた歯の年齢を算出する第3のステ
ップと、算出した歯の年齢を前記表示手段上に表示させ
る第4のステップとを備える。
【0020】好ましくは、前記評価基準は、残存歯に関
して歯牙組織及び歯周組織の夫々に最悪状態を5点とす
るようにした評価を規定すると共に、既失歯については
10.7点を与えるように予め定められたものであり、
前記第1のステップにおける前記入力画面は、各歯毎
に、歯牙組織及び歯周組織の夫々の点数入力欄と当該歯
が既失である場合にチェックを付されるべきチェック欄
とを表示してなるものであり、前記第2のステップは、
各歯毎に前記入力画面における前記チェック欄にチェッ
クが付されているか否かを判断し、チェックが付されて
いる場合には10.7点を当該歯の点数として前記記憶
手段上に保持する一方、チェックが付されていない場合
には、前記歯牙組織及び歯周組織の夫々の点数入力欄に
入力された点数の総点を当該歯の点数として前記記憶手
段上に保持するものであり、前記第3のステップは、前
記各歯に対する総点数を3で割った値を前記歯の年齢と
して求めるものである。
【0021】好ましくは、前記第3のステップは、各歯
の点数を前記記憶手段から読み出して前記総点数を求
め、その後、該総点数を3で割ることにより、前記歯の
年齢を求めるものである。
【0022】好ましくは、前記第3のステップは、各歯
の点数を前記記憶手段から読み出して3で割った値を、
順々に加算していく処理を全歯について繰り返すことに
より、前記歯の年齢を求めるものである。
【0023】好ましくは、前記所定の処理は、所定数の
サンプルの夫々に対して歯の年齢を求めると共に当該夫
々のサンプルの実年齢と関連付けるようにして統計をと
ってなる統計データを、折れ線グラフとして、前記表示
手段上に表示させるために用いられる、折れ線グラフデ
ータを予め記憶手段上に保持しておくステップと、前記
折れ線グラフデータに基づいて前記折れ線グラフを前記
表示手段上に表示させると共に前記第3のステップにお
いて求めた歯の年齢を当該折れ線グラフ上にプロットす
るように前記表示手段を制御するステップとを、更に備
える。
【0024】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態に係るシス
テム/方法は以下の機能及びそのための装置/プログラ
ムを備える。これらの詳細については後述する。 (1)歯の年齢算出のためのデータ入力 (2)患者への歯の年齢の報告書出力 (3)患者固有の生体抵抗力の相対的評価グラフ出力 (4)患者の口腔内情報のデータ入力 (5)患者への検査結果報告書出力 (6)治療計画立案のための治療症例検索・閲覧サービ
ス (7)患者が自分にとってベストな治療方法を選択でき
る仕組み (8)治療計画書及び見積書作成のためのデータ入力 (9)患者への治療計画書及び見積書の出力 (10)タイムチャート作成のためのデータ入力 (11)患者へのタイムチャートの出力 (12)治療計画の安定性及び治療のクオリティの評価 (13)ホームページの共有化 (14)歯科医師相互の伝言板サービス (15)患者のデータ転送サービス
【0025】説明の便宜上、まず、本システム/方法に
おいて用いられる「歯の年齢(デンタルエージ)」及び
これを算出するための口腔内状況判定補助装置(「歯の
年齢算出部」とも記すことがある)について説明する。
【0026】歯の年齢(デンタルエージ) 本発明の実施の形態による口腔内状況判定補助装置は、
図1に示されるように、CPU(又はプロセッサ)1
0、主記憶20、補助記憶30、入力部40及び表示部
50を備えている。
【0027】主記憶20は、例えば、DRAMで構成さ
れ、補助記憶30は、例えば、HDDやCD−ROMな
どで構成される。また、入力部30は、例えば、キーボ
ード及びマウスなどで構成され、表示部40は、例え
ば、CRTや、液晶ディスプレイなどで構成される。
【0028】詳しくは、補助記憶30には、CPU10
に対して、本実施の形態による口腔内状況判定補助方法
を実行させるためのソフトウェア命令が格納されてい
る。このソフトウェア命令は、主記憶20上に展開さ
れ、CPU10は、この主記憶20上に展開されたソフ
トウェア命令に従って動作する。また、主記憶20上に
は、CPU10が当該ソフトウェア命令に従って動作し
ている間に生成したデータ及びCPU10により利用さ
れるデータが一時的に記憶される。なお、現在のコンピ
ュータテクノロジによれば、コンピュータシステム上で
本発明を実現する場合、上記したように主記憶20と補
助記憶30とを分ける構成が主として採用されるが、概
念的には両者を一の記憶手段として捉えることも可能で
ある。
【0029】このような構成を備える口腔内状況判定補
助装置において、歯の年齢の算出及び表示は、上述した
ようにして、主記憶20上に展開された(格納された)
ソフトウェア命令をCPU10が実行することにより、
概略、図2に示されるようにして行われる。
【0030】まず、以下に説明する本実施の形態におけ
る口腔内状況判定補助方法が行われるにあたって、補助
記憶30内には、予め固有抵抗力の相対評価フォーマッ
トデータ(図5参照:後述)が格納されている。この相
対評価フォーマットデータは、以下に示す口腔内状況判
定補助方法を所定数のサンプル(受診者)に対して実行
し得られた統計に基づいて作成された折れ線グラフのデ
ータある。
【0031】また、本実施の形態における口腔内状況判
定補助方法を実施する実施者には、予め各歯の点数を付
けるために用いられる評価基準が通知されているものと
する。この評価基準は、残存歯に関して歯牙組織及び歯
周組織の夫々に最悪状態を5点とするようにした評価を
規定したものであり、歯牙組織及び歯周組織の双方とも
最悪な状態であれば、計10点が付されるものである。
また、上記の評価基準においては、既失歯に対して1
0.7点を与えるように規定されている。
【0032】このような状態の下、まず、表示部50上
に、全歯28本の各々に関する点数を入力するための入
力画面が表示される(ステップS1)。この入力画面
は、各歯毎に、歯牙組織及び歯周組織の夫々の点数入力
欄と当該歯が既失である場合にチェックを付されるべき
チェック欄とを表示してなるものである。この入力画面
が表示部50上に表示されると、操作者は、上述した評
価基準に従って、受診者の各歯に関する点数の入力を行
う。
【0033】操作者により各歯について点数が入力され
若しくはチェックが付されると、それら入力された各歯
についての点数は、主記憶20上に保持される(ステッ
プS2)。詳しくは、各歯毎に入力画面におけるチェッ
ク欄にチェックが付されているか否かを判断し、チェッ
クが付されている場合には10.7点を当該歯の点数と
して主記憶20上に保持する一方、チェックが付されて
いない場合には、歯牙組織及び歯周組織の夫々の点数入
力欄に入力された点数の総点を当該歯の点数として主記
憶20上に保持する。
【0034】次いで、これらの各歯についての点数に基
づいて歯の年齢が算出される(ステップS3)。本実施
の形態においては、全ての歯について点数が入力され又
はチェックが付された後に、主記憶20上に保持された
各歯についての点数を読み出して、各歯に対する点数の
総点数を求め、その総点数を3で割った値を歯の年齢と
して算出する。各歯についての点数が入力されるたび
に、随時3で割り、その3で割ったものを順々に加算
し、その都度、歯の年齢として算出することとしても良
い。その場合であっても、本来の意の歯の年齢は、全て
の歯について点数が入力された後に表示されることとな
る。なお、本実施の形態においては、コンピュータシス
テムにおける計算を考慮して、“3”ではなく、“2.
996”で割ることとした。
【0035】このようにして算出された歯の年齢は、0
才から100才までの間の年齢となり、表示部50上に
表示される(ステップS4)。これにより、操作者は、
口腔内状況の判定をする際に有効な補助情報として、歯
の年齢を知ることができる。また、病気が全く無く健康
な状態であれば0才となり、全ての歯を失った状態であ
れば100才となるように、口の健康状態を年齢で表現
したことから、表示された歯の年齢を受診者に対して通
知することにより、専門知識を有しない受診者自身も、
口腔内の状況についてイメージしやすいという利点もあ
る。
【0036】なお、ステップS4において表示部50上
に算出した歯の年齢を表示した後は、一旦イベント待ち
状態に入る。その後、相対評価の希望を表すイベントが
生じた場合、前述の相対評価フォーマットデータを補助
記憶30から読み出して、そのデータ上に算出した歯の
年齢を合成して、相対評価フォーマットデータで示され
る折れ線グラフ上に歯の年齢をプロットしたグラフ図表
を、表示部50上に表示させる(ステップS5)。
【0037】以下、図3乃至図5をも用いて、口腔内状
況判定補助方法の一例について、より具体的に説明す
る。
【0038】図3は、本実施の形態における評価基準を
示す表であり、この表は、予め口腔内状況判定補助方法
を実施する実施者に配布されている。図3を参照すれば
理解されるように、評価基準においては、歯牙組織及び
歯周組織について夫々1点〜5点の5段階評価基準が設
定されている。また、抜歯については、10.7点が設
定されている。なお、歯牙組織が無傷の場合、0点が与
えられる。同様に、歯周組織が無傷の場合にも0点が与
えられる。この評価に従えば、例えば、神経を抜かれた
歯であって、歯根膜の喪失面積が2/3以下の歯につい
ては、4+4で計8点が与えられる。
【0039】かかる評価基準に従って各歯に点数を付す
ことにより、受診者の訴える症状だけでなく、医師の専
門知識に基づいた判断をも反映させることができる。ま
た、上記のような評価基準を規定したことにより、一定
の診断能力と算定基準とを理解している歯科医師が点数
をつけた場合には、それにより算出される歯の年齢はほ
ぼ一定の数値になり、信頼性の高い指標を得ることがで
きる。
【0040】かかる評価基準を有する操作者により、図
4に示されるような入力画面が表示される。図4におい
ては、上下左右の境界位置を原点とし、第1乃至第4象
現に夫々左上、右上、右下、及び左下の各7本の点数入
力欄が描かれている。左上の第1乃至第7の歯(第1象
現)及び右上の第1乃至第7の歯(第2象現)について
は、上から失歯チェック用のチェックボックス、歯牙組
織評価点を入力するための点数入力欄、歯周組織評価点
を入力するための点数入力欄が設けられており、一方、
右下の第1乃至第7の歯(第3象現)及び左下の第1乃
至第7の歯(第4象現)については、下から失歯チェッ
ク用のチェックボックス、歯牙組織評価点を入力するた
めの点数入力欄、歯周組織評価点を入力するための点数
入力欄が設けられている。
【0041】図4に示されるような入力画面に対して各
歯の点数を入力し又はチェックボックスへのチェックを
付すことにより、上述したようにして歯の年齢が算出さ
れ、図5に示されるように、紙面右上に示される空欄に
算出された歯の年齢が表示される。
【0042】このようにして歯の年齢が算出された後、
相対評価希望ボタン(図示せず)を押下すると、相対評
価希望イベントが発生する。この相対評価希望イベント
の発生が検出されると、相対評価フォーマットデータ上
に算出された歯の年齢を合成する処理が行われる。
【0043】ここで、本実施の形態における相対評価フ
ォーマットデータは、次のようにして得られる。まず、
実年齢が同じであるような所定数のサンプルから得られ
た歯の年齢の分布を正規分布とみなし、その歯の年齢の
平均値と標準偏差とを算出する。各実年齢における歯の
年齢の平均値を通るような線を基準線(本実施の形態に
おいては折れ線グラフとなっている)として、基準線か
ら各実年齢における標準偏差だけ離れた値を通るような
2つの線(折れ線グラフ)と、基準線から各実年齢にお
ける標準偏差の2倍だけ離れた値を通るような2つの線
(折れ線グラフ)とを用い、それら5本の線により区切
られた計6領域を規定する。このようにして作成された
相対評価フォーマットデータ中の夫々の領域は、本実施
の形態において、歯の年齢の小さい方から順に、Exc
ellent(優秀)、Good(良好)、Fair
(悪くない)、Mean(平均以下)、Doubt(疑
わしい)、Poor(貧弱)と名づけられている。この
ようにして得られた相対評価フォーマットデータは、図
6に示されている。
【0044】本実施の形態において、相対評価フォーマ
ットデータ上への歯の年齢の合成は、複数の折れ線グラ
フ上にプロットすることにより行われる。換言すると、
プロットされた歯の年齢は、複数の折れ線グラフで区分
けされた計6領域の内、いずれかの領域内に属すること
となる。
【0045】かかる相対評価フォーマットとプロットさ
れた歯の年齢との関係を視認することにより、操作者
は、受診者の固有の生体抵抗力が強いか否かを判断する
材料を得ることができ、効果的な治療計画を立てること
ができる。
【0046】上述の実施の形態においては、本発明の理
解を助けるべく、具体的な例を掲げ説明してきたが、本
発明の概念は、これに制限されるものではない。
【0047】例えば、上述した実施の形態においては、
最も健康な状態の歯の年齢を0才とし、全ての歯が抜け
てしまった場合の歯の年齢を100才として、0才から
100才までのいずれかの年齢をとるものとして説明し
てきたが、上記のようにして算出された歯の年齢を10
0から減算することにより、残り寿命として表示するこ
ととしても良い。また、年齢という形態ではなく、%表
示を採用しても良い。以上説明したように、本発明によ
れば、健全な口を維持するために必要とされる計28本
の永久歯を対象とし、各々の歯に対して、歯牙組織と歯
周組織の状態に関する2つの評価から点数を算定し、そ
れらを加算することにより、総合的な口の健康状態を歯
の年齢として表現することとすると共に、当該歯の年齢
の算出を実現するためのハードウェア資源の用い方につ
いて提示したことから、口腔内の状況を判定する際にお
ける有効な補助情報を得ることができる。
【0048】歯科医療業務支援システム 次に、この発明の実施の形態に係る歯科医療業務支援シ
ステムについて説明する。
【0049】図7は歯科医療業務支援システム(AS
P)1の利用形態の説明図であり、本システム1はコン
ピュータネットワーク5に接続され、利用者である歯科
医院6のクライアントからデータの入力を受けるととも
に、クライアント6に対してデータ処理結果を送信す
る。
【0050】図8及び図9はシステム1の機能ブロック
図である。歯の年齢算出部11は患者のデータ(その詳
細は前述した)を受けて歯の年齢を計算し、その結果を
個人別口腔内状況データベース(DB)2及び歯の年齢
DB3に記録するとともに、報告書作成部12及び評価
グラフ生成部17に送る。個人別口腔内状況DB2は、
治療を受けた患者の経年変化、例えば治療後の歯の年齢
の推移のデータなどを記録する。歯の年齢DB3は、ひ
とりひとりの歯の年齢に基づきその平均、分散、年齢と
の関係などのデータを算出して記録する。歯の年齢DB
3では、患者個別のデータは管理しない。
【0051】症状分析部13は、患者の口腔内データを
受けてその症状を分析し、その結果を報告書作成部14
及び修復方法/物検索部に送る。修復方法/物検索部1
5は患者の症状に基づき治療実例DB4を検索し、適切
な修復方法/物を抽出し、患者に提示する。患者は提示
された修復方法/物のうち自分にとって最適と思われる
ものを選択する。患者が選択する際に基準が必要であ
る。修復方法/物検索部15はそのための説明・コスト
などの比較情報も併せて患者に提示する。治療実例DB
4は、このような比較情報、例えば修復方法/物ごとの
コスト、治療後の状況、治療の実績、治療の期間、担当
医師がどの修復方法/物を得意にしているかなどの情報
を記録している。
【0052】タイムチャート生成部16は、選択された
治療計画に基づき所要期間DB18を検索し、対応する
治療期間データを読み出し、治療タイムチャートを作成
して患者に提示する。
【0053】評価グラフ生成部17は、選択された治療
計画の評価するためのグラフを生成する。詳しくは後述
する。
【0054】また、このシステムは図9に示すように、
診療所ごとの治療の実例及び実績を抽出することができ
る。さらに、歯科医師及び患者の間のコミュニケーショ
ンを図るための伝言板(掲示板)を提供する。また、患
者が転院するときに当該患者の治療に関するデータを転
院先の診療所へ転送する。
【0055】次に、各機能について個別に説明する。
【0056】(1)歯の年齢算出のためのデータ入力 患者から採取したデータを、インターネット上の歯の年
齢ファイルに入力し、サーバ1にアクセスすることで、
患者の歯の年齢が算出される。歯科医師は、その場で患
者の歯の年齢を知ることができる。入力されたデータは
日本人における歯の年齢の平均的悪化傾向についての基
礎データとして取り込まれ、逐次更新される。歯の年齢
は歯の年齢算出部11により求められ、歯の年齢DB3
に格納される。詳細な算出方法は前述した。例えば、図
4、図5のようなフォーマットで逐次、例えば初診時、
リコール時にデータが入力される。
【0057】(2)患者への歯の年齢の報告書出力 患者は、自らの歯の年齢がプロットされたグラフによ
り、自分自身の固有の生体抵抗力を知ることができる。
図11の報告書出力例を示す。図11において、この患
者は実年齢35歳であるが、その歯の年齢は60才であ
る。この患者は実際の年齢よりも歯の年齢が高い。つま
り、他の人たちと比較してこの患者の歯の健康状態は悪
い。図11のグラフにより、この患者は日本人の平均よ
りも自分自身の口腔の健康状態は悪化しやすいというこ
とが容易に認知できる。
【0058】そして、今日までの管理方法を継続した場
合、将来がどのように変化するかも予測できる。また、
担当歯科医固有の治療結果の経年的データ(悪化率)を
適用することで、患者は、この歯科医師の治療を受診す
るとどのように健康状態が推移するかも知ることができ
る(図11において、グラフB:治療しなかったときの
将来予測、グラフC:治療したときの将来予測)。
【0059】本機能に係る評価グラフ生成部のブロック
図を、図10に示す。平均的傾向シミュレーション部3
1は、歯の年齢DB3に基づき日本人の平均的悪化傾向
のグラフAを生成する。個別シミュレーション部(治療
しない場合)32は、歯の年齢算出部11の出力、つま
りある特定の患者の歯の年齢を開始点として、治療しな
い場合の将来の歯の年齢の変化をシミュレーションして
グラフBを生成する。個別シミュレーション部(治療す
る場合)33は、歯の年齢算出部11の出力及び歯科医
師治療結果DB34の出力に基づき、治療した場合の将
来の歯の年齢の変化をシミュレーションしてグラフCを
生成する。歯科医師治療結果DB34は、担当歯科医師
ごとに治療結果のデータを記録している(後述の「(1
2)治療計画の安定性及び治療のクオリティの評価」及
び図20参照)。シミュレーション部31乃至33の出
力は合成部35で合成され、表示装置36に表示され
る。あるいはコンピュータネットワークを通じてクライ
アントへ送信される。
【0060】(3)患者固有の生体抵抗力の相対的評価
グラフ出力 システム1に歯の年齢のデータを入力することにより治
療計画を立案する上で必ず配慮されるべき患者固有の生
態抵抗力の相対的評価を入手できる。提供されるグラフ
は図13のようなものである。患者Aの場合、35歳で
歯の年齢が65才という結果から、患者A固有の生体抵
抗力は、標準偏差SD1の範囲を超えてDoubtのレベル
にある。この場合、平均的日本人よりも固有の生体抵抗
力は悪いと判断でき、治療計画立案にあたってはリスク
を伴う歯の保存治療は避けることが望ましい。
【0061】それに対し、患者Bの場合は55歳で歯の
年齢40才という結果から、標準偏差SD1の範囲を超
えてGoodのレベルにある。この場合、逆に平均的日本人
よりも固有の生体抵抗力は良いと判断でき、治療計画立
案にあたっては、いくらかのリスクを伴う歯であったと
しても積極的な保存治療を選択できる。このように、こ
れまで歯科医師は、経験的判断に頼っていた患者固有の
生体抵抗力の評価について、一定の基準における判断基
準を持つことができる。
【0062】本機能に係る評価グラフ生成部のブロック
図を図12に示す。個別データプロット部41は図13
の患者A,Bの歯の年齢をプロットする。シミュレーシ
ョン部42乃至46は、それぞれグラフE乃至Iを生成
する。プロット部41及びシミュレーション部42乃至
46の出力は合成部47で合成され、表示装置48に表
示される。あるいはコンピュータネットワークを通じて
クライアントへ送信される。
【0063】(4)患者の口腔内情報のデータ入力 患者から採取される詳細なデータをインターネット上の
画面に入力し、サーバにアクセスすることで、自動的に
データが集計及び分析される。入力フォーマットの例を
図14乃至図16に示す。
【0064】(5)患者への検査結果報告書出力 歯科医師は、患者に対して確実なインフォームドコンセ
ントを行うために活用できる、口腔内の情報をわかりや
すく解説した報告書をプリントアウトすることができ
る。
【0065】(6)治療計画立案のための治療症例検索
・閲覧サービス 歯科医師は、従来の経験的判断に基づき治療方針を決定
している。しかし、その長期の経過に関しては、必ずし
も安定した状態であるとは言えない。ここで提供される
治療症例のデータベースは、さまざまな状況に応じて対
処され、安定した結果を得られた症例の記録である。こ
の症例を参考にすることで、歯科医師はよりよい治療計
画を立案するために参考となる資料を手に入れることが
できる。
【0066】図17にこの処理のフローチャートを示
す。 S10、S11:歯科医師は症例の特徴を入力する。 S12、S13:入力された特徴(キーワード)に基づ
き治療実例DB4を検索する。 S14:検索結果を画面に表示する。 S15:検索結果のうち該当する症例番号を選択する。 S16:選択された症例の報告画面を表示する。
【0067】(7)患者が自分にとってベストな治療方
法を選択できる仕組み 実際にはひとつの問題点を解決するにしても、さまざま
な治療方法があり、患者がそのメリット・デメリットを
十分に理解した上で、自らに適した治療方法を選択する
権利を持っている。このシステムでは、患者に生じた問
題点をスタートラインとし、患者と医師双方が共同作業
において、治療方法を決定していくことが可能となる。
【0068】図18にこの処理のフローチャートを示
す。 S20、S21:歯科医師が診察し、診断し、その結果
を患者に報告するとともに、コンピュータにより対応す
る修復方法を検索する。 S23:コンピュータ上に修復方法の内容説明を表示す
る。 S24:患者が希望修復方法を選択し、選択結果をコン
ピュータ内に記録する。 S25:コンピュータ上に修復物の種類と特徴の説明を
表示する。 S26:患者が希望修復物を選択し、選択結果をコンピ
ュータ内に記録する。 S27:コンピュータがコストを算出し、提示する。
【0069】(8)治療計画書及び見積書作成のための
データ入力 歯科医師は、確定した治療計画をインターネットの画面
から入力することで、容易に治療計画書及び見積書を作
成することができる。見積書は、あらかじめ歯科医師ご
とに登録された治療費のデータベースにより作成され
る。
【0070】(9)患者への治療計画書及び見積書の出
力 作成された治療計画書及び見積書は、患者に理解しやす
い書式で出力される。
【0071】(10)タイムチャート作成のためのデー
タ入力 歯科医師は、確定した治療計画を実行するためのスケジ
ュールをインターネットの画面から入力することで、容
易にタイムチャートを作成することができる。タイムチ
ャートは、予め歯科医師ごとに登録された治療時間のデ
ータベースに基づいて作成される。
【0072】(11)患者へのタイムチャートの出力 作成されたタイムチャートは、患者に理解しやすい書式
で出力される。患者は、このタイムチャートにより、全
体の治療の流れを予測しながら計画的・効率的に治療を
受信することができる。
【0073】(12)治療計画の安定性及び治療のクオ
リティの評価 患者ごとの歯の年齢の経年的変化を入力することによ
り、蓄えられたデータからある歯科医師が治療した患者
の歯の年齢の悪化率が算出される。この悪化率はグラフ
上では、一定の傾きとして表現することができ、平均的
日本人の悪化傾向、すなわち平均的な日本の歯科医療の
治療結果と比較した、その歯科医師独自の治療結果の評
価ができる。
【0074】図20に「悪化率比較グラフ」を示す。X
歯科医院で治療した複数の患者の悪化率が実年齢ごとに
平均した値でグラフKに示されている。つまりグラフK
は治療後の患者の平均的経年変化を示す。これらのグラ
フKを総合的に分析して、X歯科医院固有の経年変化を
求めることができる。それがグラフLである。グラフL
は平均Jよりも悪化率が低く、当該X歯科医院の治療後
の経過は良好であると判断される。
【0075】本機能に係る評価グラフ生成部のブロック
図を図19に示す。歯の年齢算出部11は個別の患者デ
ータに基づき歯の年齢を算出する。患者ごとの経年変化
算出部51は患者ごとに算出された歯の年齢及び過去に
計算されDBに記録された歯の年齢に基づき経年変化を
算出する。この出力を受けて、プロット部52はグラフ
Kを生成する。平均経年変化算出部53は、多数の患者
ごとの経年変化データを受けて、当該歯科医院の平均的
経年変化(平均の悪化率)を算出する。この出力を受け
て、プロット部54はグラフLを生成する。このとき、
特定の患者の歯の年齢を始点としてグラフを生成すれ
ば、その患者の治療後の状態をシミュレーションするこ
とができる。平均的傾向シミュレーション部55はグラ
フJを生成する。プロット部52、54及びシミュレー
ション部55の出力は合成部56で合成され、表示装置
57に表示される。あるいはコンピュータネットワーク
を通じてクライアントへ送信される。
【0076】(13)ホームページの共有化 歯科医療機関はIT化の流れを受け、患者への情報伝達
の方法としてホームページを開設しつつある。しかしな
がら、歯科医院ごとにホームページを開設しようとした
場合、そのコストや煩雑さから断念する場合も多く認め
られる。また、開設されたホームページも、内容が更新
されるケースは少なく、有効性の低い情報伝達媒体とな
っている。ここでは、一定のホームページのコンテンツ
を定期的に更新しながらWWWにおいてASPに所属す
る歯科医院を紹介するとともに、個々の歯科医院では、
端末を待合室に設置し、患者が自由に端末から情報を入
手できるようになる。特に、この待合室で見ることがで
きる画面には、その診療所独自のコンテンツであるよう
に見える表現が加えられるため、患者に対する差別化戦
略となる。例えば、個々の診療所のロゴなど独自のコン
テンツに見える表現がなされる。
【0077】(14)歯科医師相互の伝言板サービス ASP1に所属する歯科医院の緩やかなネットワークを
確保するため、参加者相互の情報交換の場を提供する。
【0078】(15)患者のデータ転送サービス 患者が転勤などにより同一診療所での治療を受診できな
くなった場合、今までは新規の歯科医院において、新た
な検査から治療計画の立案までを行う必要があった。本
システムによれば、ネットワーク診療所間でのデータの
交換が容易に行える。
【0079】この発明の実施の形態のシステム/方法に
は、次のような特徴がある。 (1)本来定量化できない患者固有の抵抗力を算出し、
指標化できる。 (2)経年的な変化から歯科医師の治療のクオリティ、
診断と治療計画の適切さ、管理プログラムのレベルを評
価できる。
【0080】そして、この発明の実施の形態のシステム
/方法によれば、次のような効果を奏する。 (1)歯の年齢をインターネットを介して配信すること
により、利用者からは随時歯の年齢の入力データが届け
られる。このことは歯の年齢の根幹をなす日本人の平均
的悪化率を随時更新させる効果を生み出し、常に最新の
データと標本数により、データを更新し続けるとともに
その精度を維持することができる。 (2)よりよい歯科医療の普及は消費者である国民に多
大な利益を与えるが、現行の医療制度においてはその抜
本的改革は困難であるといえる。しかしながら、インタ
ーネットを介して配信される情報により、今まで開示さ
れなかった、あるいは開示されたとしても消費者にはわ
かりにくかった医療の質を評価できる指標がすばやく提
供されることになり、医療の質の向上が望める。
【0081】(3)電子カルテに代表されるような医療
における個々の患者の情報の共有化においては、診断や
クオリティの基準が個別の医者の裁量にゆだねられてい
るために標準化しにくかったが、一定の基準をベースと
したネットワークが構築される今回のビジネスモデルで
は、データの共有化が容易となる。 (4)元来、ホームページとは個別の事業者が独自のブ
ラウザを開設するものであるが、クライアントである歯
科医師が自分の所有する診療所の待合室などに端末を設
置し、パスワードによってアクセスすることで、その端
末に配信されるブラウザには内容がクライアント共通の
ものであるにもかかわらず、カスタマイズされたものと
して表現される。このことは診療所の利用者である歯科
医師においてはホームページ開設コスト、維持更新に関
わるコストの削減効果を生み出す。 (5)ASPの一般的な特徴であるが、患者への情報開
示に効果をもたらす歯科情報開示用、あるいはレセプト
請求用のソフトウェアの普及を効果的に行える。
【0082】本発明は、以上の実施の形態に限定される
ことなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内
で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内
に包含されるものであることは言うまでもない。
【0083】また、本明細書において、手段とは必ずし
も物理的手段を意味するものではなく、各手段の機能
が、ソフトウェアによって実現される場合も包含する。
さらに、一つの手段の機能が、二つ以上の物理的手段に
より実現されても、若しくは、二つ以上の手段の機能
が、一つの物理的手段により実現されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態による口腔内状況判定補
助装置のシステム構成図である。
【図2】 本発明の実施の形態における口腔内状況判定
補助方法を示すフローチャートである。
【図3】 本発明の実施の形態における評価基準を示す
図である。
【図4】 各歯についての点数を入力するための入力画
面を示す図である。
【図5】 本発明の実施の形態における口腔内状況判定
補助方法により算出された歯の年齢を表示した画面を示
す図である。
【図6】 相対評価フォーマットデータを示す図であ
る。
【図7】 本発明の実施の形態に係るサービスシステム
(ASP)の全体図である。
【図8】 ASPサーバの機能ブロック図である。
【図9】 ASPサーバの機能ブロック図である(続
き)。
【図10】 歯の年齢(デンタルエージ)の将来予測の
ための評価グラフ生成部のブロック図である。
【図11】 歯の年齢(デンタルエージ)の将来予測の
ためのグラフの例である。
【図12】 固有生体抵抗力の相対的評価のための評価
グラフ生成部のブロック図である。
【図13】 固有生体抵抗力の相対的評価のためのグラ
フの例である。
【図14】 患者の口腔内情報のデータ入力のフォーマ
ットの例である。
【図15】 患者の口腔内情報のデータ入力のフォーマ
ットの例である。
【図16】 患者の口腔内情報のデータ入力のフォーマ
ットの例である。
【図17】 治療計画立案のフローチャートである。
【図18】 治療方法選択のフローチャートである。
【図19】 悪化率比較のための評価グラフ生成部のブ
ロック図である。
【図20】 悪化率比較グラフの例である。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者の口腔内のデータを受けて当該患者
    の歯の年齢を算出する歯の年齢算出部と、前記歯の年齢
    算出部の出力を処理して歯の年齢に関する統計的データ
    を求めるとともにこれを記録する歯の年齢データベース
    と、前記歯の年齢算出部の出力及び前記歯の年齢データ
    ベースに基づき治療の評価のための情報を生成する評価
    情報生成部とを備える歯科医療業務支援システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の歯科医師医療業務支援シ
    ステムであって、このシステムがコンピュータネットワ
    ークに接続され、クライアントコンピュータから前記患
    者のデータを受けて処理を行うとともに前記クライアン
    トコンピュータに生成された前記情報を送信することを
    特徴とする歯科医師医療業務支援システム。
  3. 【請求項3】 さらに、前記患者の口腔内のデータを受
    けてその症状を分析する症状分析部と、前記症状ごとに
    治療実例を予め記録する治療実例データベースと、前記
    症状分析部の出力に基づき前記治療実例データベースを
    検索して出力する修復方法/物検索部と、を備えること
    を特徴とする請求項1記載の歯科医師医療業務支援シス
    テム。
  4. 【請求項4】 さらに、治療の種類ごとにタイムスケジ
    ュールを予め記録する所要期間データベースと、治療計
    画に関するデータを受けて前記所要期間データベースを
    検索するとともに、指定された治療計画に関するタイム
    チャートを生成するタイムチャート生成部と、を備える
    ことを特徴とする請求項1記載の歯科医師医療業務支援
    システム。
  5. 【請求項5】 さらに、診療所ごとに治療実例を予め記
    録する治療実例データベースと、診療所を指定するデー
    タを受けて前記治療実例データベースを検索するととも
    に、前記診療所で実績のある治療実例を出力する抽出部
    と、を備えることを特徴とする請求項1記載の歯科医師
    医療業務支援システム。
  6. 【請求項6】 前記評価情報生成部は、 前記歯の年齢データベースに基づき平均的悪化傾向の情
    報を生成する平均的傾向シミュレーション部と、 前記歯の年齢算出部の出力に基づきシミュレーションの
    開始点を定め、前記歯の年齢データベースに基づき治療
    しない場合の将来の歯の年齢の変化をシミュレーション
    する第1個別シミュレーション部と、 担当歯科医師ごとに治療結果のデータを予め記録してい
    る歯科医師治療結果データベースと、 歯の年齢算出部の出力に基づきシミュレーションの開始
    点を定め、前記歯科医師治療結果データベースに基づき
    治療した場合の将来の歯の年齢の変化をシミュレーショ
    ンする第2個別シミュレーション部と、 前記平均的傾向シミュレーション部、第1個別シミュレ
    ーション部及び第2個別シミュレーション部の出力を合
    成する合成部と、を備えることを特徴とする請求項1記
    載の歯科医師医療業務支援システム。
  7. 【請求項7】 前記評価情報生成部は、 前記歯の年齢算出部の出力に基づき前記患者の歯の年齢
    をプロットする個別データプロット部と、 前記歯の年齢データベースに基づき平均的悪化傾向の情
    報を生成する平均的傾向シミュレーション部と、 前記個別データプロット部及び前記平均的傾向シミュレ
    ーション部の出力を合成する合成部と、を備えることを
    特徴とする請求項1記載の歯科医師医療業務支援システ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記平均的傾向シミュレーション部は、
    平均値を示すグラフと、前記平均値から標準偏差だけ離
    れたグラフとを作成することを特徴とする請求項7記載
    の歯科医師医療業務支援システム。
  9. 【請求項9】 前記評価情報生成部は、 患者ごとに算出された歯の年齢及び過去に計算されデー
    タベースに記録された歯の年齢に基づき経年変化を算出
    する患者ごとの経年変化算出部と、 この出力を受けて情報を生成する第1プロット部と、 多数の患者ごとの経年変化データを受けて、歯科医院ご
    との平均的経年変化を算出する平均経年変化算出部と、 この出力を受けて情報を生成する第2プロット部と、 前記第1プロット部及び前記第2プロット部の出力を合
    成する合成部と、を備えることを特徴とする請求項1記
    載の歯科医師医療業務支援システム。
  10. 【請求項10】 前記歯科医院において治療を受ける患
    者の治療後の状態をシミュレーションするために、前記
    平均経年変化算出部の出力に基づき前記患者の歯の年齢
    を始点として情報を生成する平均的傾向シミュレーショ
    ン部と、を備えることを特徴とする請求項9記載の歯科
    医師医療業務支援システム。
  11. 【請求項11】 前記歯の年齢算出部は、プロセッサ
    と、前記プロセッサに所定の処理を実行させるためのソ
    フトウェア命令を格納する記憶手段とを備え、 前記所定の処理は、 前記表示手段上に、全歯28本の各々に関する点数であ
    って予め定められた評価基準に従った点数の入力をする
    ための入力画面を表示させる第1のステップと、 入力された各歯についての点数を前記記憶手段上に保持
    する第2のステップと、 前記記憶手段上に保持された各歯についての点数を読み
    出して、各歯に対する点数の総点数に応じた歯の年齢を
    算出する第3のステップと、 算出した歯の年齢を前記表示手段上に表示させる第4の
    ステップとを備えることを特徴とする請求項1記載の歯
    科医師医療業務支援システム。
  12. 【請求項12】 前記評価基準は、残存歯に関して歯牙
    組織及び歯周組織の夫々に最悪状態を5点とするように
    した評価を規定すると共に、既失歯については10.7
    点を与えるように予め定められたものであり、 前記第1のステップにおける前記入力画面は、各歯毎
    に、歯牙組織及び歯周組織の夫々の点数入力欄と当該歯
    が既失である場合にチェックを付されるべきチェック欄
    とを表示してなるものであり、 前記第2のステップは、各歯毎に前記入力画面における
    前記チェック欄にチェックが付されているか否かを判断
    し、チェックが付されている場合には10.7点を当該
    歯の点数として前記記憶手段上に保持する一方、チェッ
    クが付されていない場合には、前記歯牙組織及び歯周組
    織の夫々の点数入力欄に入力された点数の総点を当該歯
    の点数として前記記憶手段上に保持するものであり、 前記第3のステップは、前記各歯に対する総点数を3で
    割った値を前記歯の年齢として求めるものであることを
    特徴とする請求項11記載の歯科医師医療業務支援シス
    テム。
  13. 【請求項13】 前記第3のステップは、各歯の点数を
    前記記憶手段から読み出して前記総点数を求め、その
    後、該総点数を3で割ることにより、前記歯の年齢を求
    めるものであることを特徴とする請求項12記載の歯科
    医師医療業務支援システム。
  14. 【請求項14】 前記第3のステップは、各歯の点数を
    前記記憶手段から読み出して3で割った値を、順々に加
    算していく処理を全歯について繰り返すことにより、前
    記歯の年齢を求めるものであることを特徴とする請求項
    12記載の歯科医師医療業務支援システム。
  15. 【請求項15】 前記所定の処理は、 所定数のサンプルの夫々に対して歯の年齢を求めると共
    に当該夫々のサンプルの実年齢と関連付けるようにして
    統計をとってなる統計データを、折れ線グラフとして、
    前記表示手段上に表示させるために用いられる、折れ線
    グラフデータを予め記憶手段上に保持しておくステップ
    と、 前記折れ線グラフデータに基づいて前記折れ線グラフを
    前記表示手段上に表示させると共に前記第3のステップ
    において求めた歯の年齢を当該折れ線グラフ上にプロッ
    トするように前記表示手段を制御するステップとを、更
    に備えることを特徴とする請求項12記載の歯科医師医
    療業務支援システム。
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