JP2002223064A - ピン付き配線基板およびこれを用いた電子装置 - Google Patents

ピン付き配線基板およびこれを用いた電子装置

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pin
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正昭 原園
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浩二 西
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  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リードピンが容易に取れることがなく、搭載
する電子部品を外部電気回路に正常に接続することがで
きるとともに、万一、リードピンが取れた場合であって
も、リードピンを再度半田付けして再生することが可能
なピン付き配線基板および電子装置を提供すること。 【解決手段】 配線導体2を有する有機材料系の絶縁基
板1の下面に配線導体2と電気的に接続されたピン付け
パッド2bを設けるとともにピン付けパッド2bに上端
面が略平坦なリードピン3をその上端面とピン付けパッ
ド2bとの間に厚みが30〜70μmの半田層9aを介在さ
せて立設して成ることを特徴とするピン付き配線基板で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体素子等の電
子部品を搭載するために用いられるピン付き配線基板お
よびこのピン付き配線基板上に半導体素子等の電子部品
を搭載して成る電子装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近時、半導体素子等の電子部品を搭載す
るために用いられるピン付き配線基板として、例えばガ
ラス−エポキシ板等から成る絶縁板やエポキシ樹脂等か
ら成る絶縁層を複数層積層して成る絶縁基板の上面から
下面にかけて銅箔から成る複数の配線導体を設けるとと
もにこれらの配線導体の絶縁基板下面に導出した部位に
複数のピン付けパッドを形成し、これらのピン付けパッ
ドに上端部に径大部を有する略円柱状のリードピンをそ
の上端を突き当てて半田付けすることにより立設して成
る有機材料系のピン付き配線基板が採用されるようにな
ってきている。このような有機材料系のピン付き配線基
板は、セラミック材料系のピン付き配線基板と比較して
軽量であり、かつ配線導体の電気抵抗が小さいという有
利な面を有している。そして、このような有機材料系の
ピン付き配線基板においては絶縁基板の上面に電子部品
を搭載するとともに電子部品の電極と配線導体とを半田
バンプやボンディングワイヤ等を介して電気的に接続し
た後、電子部品を金属やセラミックから成る蓋体やポッ
ティング樹脂等から成る封止部材により封止することに
よって製品としての電子装置となり、この電子装置にお
いては、絶縁基板下面のリードピンを外部電気回路基板
の配線導体にソケットや半田等を介して接続することに
より外部電気回路基板上に実装されるとともに搭載する
電子部品が外部電気回路に電気的に接続されることとな
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この有
機材料系のピン付き配線基板およびこれを用いた電子装
置によると、ガラス−エポキシ板やエポキシ樹脂等から
成る絶縁基板とピン付けパッドとの密着力が小さく、か
つリードピン上端面と半田付けパッドとの間に介在する
半田の厚みが通常は10μm程度以下と薄いことから、リ
ードピンを例えば30N以上の力で垂直あるいは斜め方向
に引っ張ると、その力による応力が薄い半田層を介して
ピン付けパッドと絶縁基板との接合面に大きく印加さ
れ、それによりピン付けパッドが絶縁基板から剥離して
リードピンがピン付けパッドとともに絶縁基板から取れ
てしまい、その結果、搭載する電子部品を外部電気回路
に正常に接続することができなくなってしまうという問
題点を有していた。また、そのようにしてリードピンが
取れた配線基板はピン付けパッドが欠落しているため
に、例えばリードピンをピン付けパッドに再度接合する
ことにより再生するようなことができなかった。
【0004】本発明は、かかる問題点に鑑み案出された
ものであり、その目的は、50N程度の力ではリードピン
が取れることがなく、搭載する電子部品を外部電気回路
に正常に接続することができるとともに、例えば80Nを
超えるような大きな力が印加されてリードピンが取れた
場合であっても、ピン付けパッドが絶縁基板に残り、そ
の残ったピン付けパッドにリードピンを再度半田付けし
て再生することが可能なピン付き配線基板および電子装
置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のピン付き配線基
板は、配線導体を有する有機材料系の絶縁基板の下面に
配線導体と電気的に接続されたピン付けパッドを設ける
とともにこのピン付けパッドに上端面が略平坦なリード
ピンをその上端面とピン付けパッドとの間に厚みが30〜
70μmの半田層を介在させて立設して成ることを特徴と
するものである。
【0006】また、本発明の電子装置は、配線導体を有
する有機材料系の絶縁基板の下面に配線導体と電気的に
接続されたピン付けパッドを設けるとともにこのピン付
けパッドに上端面が略平坦なリードピンをその上端面と
ピン付けパッドとの間に厚みが30〜70μmの半田層を介
在させて立設して成るピン付き配線基板上に電子部品を
搭載するとともに電子部品の電極と配線導体とを電気的
に接続して成ることを特徴とするものである。
【0007】本発明のピン付き配線基板およびこれを用
いた電子装置によれば、リードピンの上端面とピン付け
パッドとの間に厚みが30〜70μmの半田層を介在させて
立設して成ることから、リードピンに引っ張りの力が加
わった際にこの力による応力は厚みが30〜70μmの半田
層により良好に吸収され、それによりリードピンを絶縁
基板に強固に接合することができる。またリードピンの
接合強度を超える大きな力が印加された場合には、その
力による応力が大きく作用する厚みが30〜70μmの半田
層内で破断が起こり、その結果、ピン付けパッドを絶縁
基板に残した状態でリードピンが取れる。
【0008】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明を添付の図面に基
づき詳細に説明する。図1は、本発明を半導体素子を搭
載するためのピン付き配線基板およびこれに半導体素子
を搭載した電子装置に適用した場合の実施の形態の一例
を示す断面図であり、1は絶縁基板、2は配線導体、3
はリードピンである。この絶縁基板1と配線導体2とリ
ードピン3とで本発明のピン付き配線基板が構成され、
これに電子部品としての半導体素子4を搭載することに
より本発明の電子装置が形成される。
【0009】絶縁基板1は、例えばガラス繊維を縦横に
織り込んだガラス織物にエポキシ樹脂やビスマレイミド
トリアジン樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸させて成る板状
の芯体1aの上下面にエポキシ樹脂やビスマレイミドト
リアジン樹脂等の熱硬化性樹脂から成る絶縁層1bをそ
れぞれ複数層ずつ積層して成る有機材料系の多層板であ
り、その上面から下面にかけては銅箔や銅めっき膜等か
ら成る複数の配線導体2が形成されている。
【0010】絶縁基板1を構成する芯体1aは、厚みが
0.3〜1.5mm程度であり、その上面から下面にかけて直
径が0.1〜1.0mm程度の複数の貫通孔5を有している。
そして、その上下面および各貫通孔5の内壁には配線導
体2の一部が被着されており、上下面の配線導体2が貫
通孔5を介して電気的に接続されている。
【0011】このような芯体1aは、ガラス織物に未硬
化の熱硬化性樹脂を含浸させたシートを熱硬化させた
後、これに上面から下面にかけてドリル加工を施すこと
により製作される。なお、芯体1a上下面の配線導体2
は、芯体1a用のシートの上下全面に厚みが3〜50μm
程度の銅箔を貼着しておくとともにこの銅箔をシートの
硬化後にエッチング加工することにより所定のパターン
に形成される。また、貫通孔5内壁の配線導体2は、芯
体1aに貫通孔5を設けた後に、この貫通孔5内壁に無
電解めっき法および電解めっき法により厚みが3〜50μ
m程度の銅めっき膜を析出させることにより形成され
る。
【0012】さらに、芯体1aは、その貫通孔5の内部
にエポキシ樹脂やビスマレイミドトリアジン樹脂等の熱
硬化性樹脂から成る樹脂柱6が充填されている。樹脂柱
6は、貫通孔5を塞ぐことにより貫通孔5の直上および
直下に絶縁層1bを形成可能とするためのものであり、
未硬化のペースト状の熱硬化性樹脂を貫通孔5内にスク
リーン印刷法により充填し、これを熱硬化させた後、そ
の上下面を略平坦に研磨することにより形成される。そ
して、この樹脂柱6を含む芯体1aの上下面に絶縁層1
bが積層されている。
【0013】芯体1aの上下面に積層された絶縁層1b
は、それぞれの厚みが20〜60μm程度であり、各層の上
面から下面にかけて直径が30〜100μm程度の複数の貫
通孔7を有している。これらの絶縁層1bは、配線導体
2を高密度に配線するための絶縁間隔を提供するための
ものである。そして、上層の配線導体2と下層の配線導
体2とを貫通孔7を介して電気的に接続することにより
高密度配線を立体的に形成可能としている。このような
絶縁層1bは、厚みが20〜60μm程度の未硬化の熱硬化
性樹脂のフィルムを芯体1a上下面に貼着し、これを熱
硬化させるとともにレーザー加工により貫通孔7を穿孔
し、さらにその上に同様にして次の絶縁層1bを順次積
み重ねることによって形成される。なお、各絶縁層1b
表面および貫通孔7内に被着された配線導体2は、各絶
縁層1bを形成する毎に各絶縁層1bの表面および貫通
孔7内に5〜50μm程度の厚みの銅めっき膜を公知のセ
ミアディティブ法やサブトラクティブ法等のパターン形
成法により所定のパターンに被着させることによって形
成される。
【0014】絶縁基板1の上面から下面にかけて形成さ
れた配線導体2は、半導体素子4の各電極を外部電気回
路基板に接続するための導電路として機能し、絶縁基板
1の上面に設けられた部位の一部が半導体素子4の各電
極に例えば鉛−錫共晶合金から成る半田バンプ8を介し
て接合される電子部品接続パッド2aを、絶縁基板1の
下面に露出した部位の一部が外部接続端子としてのリー
ドピン3を接合するためのピン付けパッド2bを形成し
ており、ピン付けパッド2bにはリードピン3が鉛−錫
−アンチモン合金等の半田9を介して立設されている。
このような電子部品接続パッド2aおよびピン付けパッ
ド2bは、図2に要部拡大平面図で示すように、配線導
体2に接続された略円形であり、その直径φが電子部品
接続パッド2aであれば略70〜200μm程度であり、ピ
ン付けパッド2bであれば略0.5〜2.5mm程度である。
なお、これらの電子部品接続パッド2aおよびピン付け
パッド2bの外周部は、ソルダーレジストと呼ばれる最
外層の絶縁層1bにより被覆されている。電子部品接続
パッド2aおよびピン付けパッド2bの外周部がソルダ
ーレジスト1bで覆われることにより電子部品接続パッ
ド2a同士あるいはピン付けパッド2b同士の半田8や
9による電気的な短絡を有効に防止することができると
ともに電子部品接続パッド2aおよびピン付けパッド2
bの絶縁基板1に対する接合強度を高いものとすること
ができる。
【0015】また、ピン付けパッド2bに接合されたリ
ードピン3は搭載する電子部品4を外部電気回路に接続
するための外部接続端子として機能する。
【0016】そして、この配線基板においては、電子部
品接続パッド2aに半導体素子4の各電極を半田バンプ
8を介して接合して半導体素子4を搭載するとともにこ
の半導体素子4を図示しない蓋体やポッティング樹脂に
より封止することによって電子装置となり、この電子装
置におけるリードピン3をソケットや半田を介して外部
電気回路基板の配線導体に接続することにより本発明の
電子装置が外部電気回路基板に実装されることとなる。
【0017】なお、リードピン3は、図3に要部拡大断
面図で示すように、例えば鉄−ニッケル−コバルト合金
や鉄−ニッケル合金等の金属から成る直径が0.25〜0.5
mm程度で長さが1〜3.5mm程度の略円柱状であり、
その上端部に直径が0.4〜1.5mmで厚みが0.05〜0.3m
m程度のネールヘッドと呼ばれる径大部3aを有してい
る。そして、この径大部3aをピン付けパッド2bに鉛
−錫−アンチモン合金等の半田を介して接合することに
よりリードピン3がピン付けパッド2bに立設されてい
る。これらのリードピン3は、ネールヘッド3aの上端
面が略平坦面であり、この上端面とピン付けパッド2b
との間に厚みが30〜70μmの半田層9aが介在するよう
にして接合されている。そして、本発明においては、そ
のことが重要である。リードピン3がその上端面とピン
付けパッド2bとの間に厚みが30〜70μmの半田層9a
が介在するようにして接合されていることから、リード
ピン3に垂直あるいは斜めに引っ張る力が印加された際
に、リードピン3とピン付けパッド2bとの接合部に作
用する引っ張り応力がこの厚みが30〜70μmの半田層9
aにより良好に吸収緩和される。その結果、リードピン
3の絶縁基板1に対する接合強度を例えば60N以上の大
きなものとすることができる。また、リードピン3とピ
ン付けパッド2bとの接合部に印加される引っ張り応力
は、厚みが30〜70μmの半田層9a内で大きく吸収さ
れ、ピン付けパッド2bと絶縁基板1との接合部には大
きく印加されることがないので、リードピン3の接合強
度を超える大きな力が印加された場合、応力が大きく作
用する厚みが30〜70μmの半田層9a内で破断が起こ
り、ピン付けパッド2bを絶縁基板1に残した状態でリ
ードピン3が取れる。したがって、残ったピン付けパッ
ド2bにリードピン3を再度半田付けすることによって
配線基板あるいはこれを用いた電子装置を再生すること
ができる。
【0018】なお、リードピン3の上端面とピン付けパ
ッド2bとの間に介在する半田層9aの厚みが30μm未
満の場合、リードピン3を垂直あるいは斜めに引っ張る
力が印加された場合に、この力による応力を半田層9a
で良好に吸収緩和することができずに応力がピン付けパ
ッド2bと絶縁基板1との接合部に大きく印加されてピ
ン付けパッド2bと絶縁基板1との間で剥離が発生して
しまいやすくなり、他方、70μmを超えると、このよう
な厚い半田層9aを介在させてリードピン3とピン付け
パッド2bとを正常に半田付けすることが困難となる。
したがって、リードピン3の上端面とピン付けパッド2
bとの間に介在する半田層9aの厚みは30〜70μmの範
囲に特定される。
【0019】このようなリードピン3の上端面とピン付
けパッド2bとの間に介在する半田層9aの厚みは、リ
ードピン3とピン付けパッド2bとを接合する半田9の
量および半田付けの温度や時間を適宜調整することによ
って30〜70μmの範囲とすることができる。例えば、ピ
ン付けパッド2bの直径φが1.5mmであり、このピン
付けパッド2bに、上端部に直径が1.1mmで厚みが0.2
mmの径大部3aを有するリードピン3を鉛82重量%−
錫10重量%−アンチモン8重量%から成る半田9を介し
て接合する場合であれば、リードピン3の1本当たり1
〜2mgの半田9を用いてこの半田9を250〜260℃の温
度で1〜3分程度溶融させて半田付けすればよい。この
場合、半田9の量が多いほどリードピン3の上端面とピ
ン付けパッド2bとの間に介在する半田層9aの厚みが
厚くなる。但し、半田9の量が多すぎると半田9が径大
部を越えてリードピン3の下端側にまで流れてしまい、
リードピン3をソケットや半田を介して外部電気回路基
板の配線導体に接続する際、その接続が困難となる。ま
た、半田9の溶融時間が短いほどリードピン3の上端面
とピン付けパッド2bとの間に介在する半田層9aの厚
みが厚くなる。但し、半田9の溶融時間が短すぎると、
半田9が良好に流れずにリードピン3をピン付けパッド
2bに強固に接合することが困難となる。
【0020】かくして、本発明のピン付き配線基板およ
び電子装置によれば、リードピン3を垂直あるいは斜め
に50N程度に力で引っ張ったとしてもリードピン3が絶
縁基板1が取れることがなく、搭載する電子部品を正常
に作動させることが可能であるとともに、万一、リード
ピン3の接合強度を超えるような力が印加されてリード
ピン3が絶縁基板1が取れても、ピン付けパッド2bを
絶縁基板1に残した状態でリードピン3が取れるので、
ピン付けパッド2bにリードピン3を再度半田付けして
再生することが可能なピン付き配線基板および電子装置
を提供することができる。
【0021】なお、本発明は、上述の実施の形態の一例
に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない
範囲であれば種々の変更が可能であることはいうまでも
ない。
【0022】
【発明の効果】本発明のピン付き配線基板およびこれを
用いた電子装置によれば、リードピンの上端面とピン付
けパッドとの間に厚みが30〜70μmの半田層を介在させ
て立設して成ることから、リードピンに50N程度の引っ
張りの力が加わった際にこの力による応力は厚みが30〜
70μmの半田層により良好に吸収分散され、それにより
リードピンを絶縁基板に強固に接合することができ、搭
載する電子部品を外部電気回路に正常に接続することが
できる。またリードピンの接合強度を超える大きな力が
印加された場合には、応力が大きく作用する厚みが30〜
70μmの半田層内で破断が起こり、その結果、ピン付け
パッドを絶縁基板に残した状態でリードピンが取れるの
で、残ったピン付けパッドにリードピンを再度半田付け
することによって再生が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のピン付き配線基板および電子装置の実
施形態例の断面図である。
【図2】本発明のピン付き配線基板および電子装置の実
施形態例の要部拡大平面図である。
【図3】本発明のピン付き配線基板および電子装置の実
施形態例の要部拡大断面図である。
【符号の説明】 1・・・・・絶縁基体 2・・・・・配線導体 2a・・・・電子部品接続パッド 2b・・・・ピン付けパッド 3・・・・・リードピン 4・・・・・電子部品としての半導体素子 9・・・・・半田 9a・・・・半田層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B23K 101:40 H01L 23/12 P Fターム(参考) 5E319 AA03 AB01 AC01 AC16 AC17 BB01 BB05 CC22 CD04 CD26 GG15 GG20 5E346 AA06 AA12 AA15 AA22 AA32 AA43 AA51 BB16 CC32 FF33 FF45 GG25 GG28 HH11

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線導体を有する有機材料系の絶縁基板
    の下面に前記配線導体と電気的に接続されたピン付けパ
    ッドを設けるとともに該ピン付けパッドに上端面が略平
    坦なリードピンを前記上端面と前記ピン付けパッドとの
    間に厚みが30〜70μmの半田層を介在させて立設し
    て成ることを特徴とするピン付き配線基板。
  2. 【請求項2】 配線導体を有する有機材料系の絶縁基板
    の下面に前記配線導体と電気的に接続されたピン付けパ
    ッドを設けるとともに該ピン付けパッドに上端面が略平
    坦なリードピンを前記上端面と前記ピン付けパッドとの
    間に厚みが30〜70μmの半田層を介在させて立設し
    て成るピン付き配線基板上に電子部品を搭載するととも
    に該電子部品の電極と前記配線導体とを電気的に接続し
    て成ることを特徴とする電子装置。
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