JP2002222795A - ドライエッチング装置 - Google Patents

ドライエッチング装置

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JP2002222795A
JP2002222795A JP2001018500A JP2001018500A JP2002222795A JP 2002222795 A JP2002222795 A JP 2002222795A JP 2001018500 A JP2001018500 A JP 2001018500A JP 2001018500 A JP2001018500 A JP 2001018500A JP 2002222795 A JP2002222795 A JP 2002222795A
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etching
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ring
chamber
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JP2001018500A
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Nobuyuki Takahashi
信行 高橋
Akio Konishi
暁夫 小西
Kazuto Watanabe
和人 渡邊
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Anelva Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エッチングの均一性を改善し、デバイスの歩
留まりを高め、生産性を向上できるドライエッチング装
置を提供する。 【解決手段】 電極機構を含む基板ホルダ29の上に搭
載された基板10の表面あるいは基板上に堆積した薄膜
をエッチングするドライエッチング装置において、基板
ホルダの周辺に保護部材33を設け、さらにこの保護部
材の上に基板の周縁を囲むような位置関係でリング状部
材41を重ねて設け、リング状部材41の設置位置が基
板10の表面よりも高くなるように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はドライエッチング装
置に関し、特に、半導体デバイスおよび各種フォトマス
ク等の作製工程で真空中において基板表面および基板上
の薄膜をエッチングする装置でエッチングの均一性を改
良した技術に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスや各種フォトマスク等の
製作においては、基板の表面や基板上に堆積した薄膜を
エッチングする工程が存在する。このようなエッチング
おいては、エッチングしようとする材料に対応した所定
のプロセスガスにより放電を立てた真空中にてエッチン
グするドライエッチングの手法が広く実施されている。
そして基板の表面および基板上の薄膜を均一性良くエッ
チングすることは、デバイスの歩留まりを高め、生産性
を上げるために重要な課題である。
【0003】図6を参照して従来のドライエッチング装
置の代表的な構成とその動作を説明する。真空容器を形
成する金属製エッチングチャンバ13の上部にはリング
状絶縁体21を介し真空シール性を保って上部電極22
が設けられる。上部電極22は、内部にプロセスガスが
供給されるスペースを有し、かつ下面にガス吹出し板2
3を有する。ガス吹出し板23には多数のガス吹出し孔
24が形成されている。また上部電極22は、通常、図
示しない温調機構を備えている。上部電極22には、高
周波電源26が整合器25を介して電気的に接続されて
いる。さらに上部電極22には、ガス配管271、ガス
バルブ272、ガス調整弁273およびガスボンベ27
4からなるプロセスガス導入系27が接続されている。
他方、上記エッチングチャンバ13の下部には、その底
壁にリング状絶縁体28を介して基板ホルダ29が設置
されている。基板ホルダ29は、同様に温調機構(図示
せず)を備え、他の高周波電源31が整合器32を介し
て接続されている。基板ホルダ29の周囲には、エッチ
ングガスから基板ホルダ29を保護する保護部材33が
配置されている。保護部材33は絶縁体または半導体で
形成されている。保護部材33は、基板ホルダ29の上
面に搭載された基板10をエッチングするときに、基板
10における径方向のエッチング均一性を改善する作用
も有する。基板ホルダ29の周囲には、絶縁体28と保
護部材33を、その周りの空間に生成される放電から保
護するための円筒形シールド部材34が設けられてい
る。エッチングチャンバ13の側壁の下部には、排気ポ
ート351、排気管352、排気バルブ353、排気ポ
ンプ354からなる真空排気系35が設けられている。
エッチングチャンバ13は、真空排気系35によって所
要の真空状態にされる。上記の構成において、保護部材
33の上面の高さは基板10の被処理面とほぼ同じ高さ
になっている。またエッチングチャンバ13は接地され
ている。上記の構成によれば、図示しない基板搬入・搬
出ゲートを通してエッチングチャンバ13内に基板10
を搬入し、基板ホルダ29の上に搭載された後、真空排
気系35によって所定圧力の真空状態が維持される。ま
たその際にプロセスガス導入系27によって上部電極2
2のガス吹出し板23を経由して所定のプロセスガスが
導入される。プロセスガスは所定の内部圧力になるまで
導入される。かかる状態において、上部電極22と基板
ホルダ29の各々に、対応する高周波電源26,31か
ら所定の高周波電力を印加し、電極間に放電を発生さ
せ、基板10に対してエッチング処理を行う。このとき
保護部材33によって、各電極の損傷が防止され、かつ
エッチングの均一性が改善される。
【0004】また本発明と関連する公知文献として特開
昭59−139628号公報を挙げることができる。こ
の公報にはドライエッチング装置が開示され、その第1
図によれば、反応容器内の下部電極3の上にウェハーW
が置かれ、下部電極のウェハー支持部分以外の個所には
電極カバーが設けられ、この電極カバーは材質の異なる
ものによる2重構造で形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図6に示されたドライ
エッチング装置によるエッチング均一性は、上記のエッ
チングチャンバ13において直径が6インチの基板に堆
積した熱酸化膜をエッチングした場合、後述されるごと
く図3の特性Bに示されるように±6.1%であった。
この程度のエッチング均一性では不充分である。均一性
良くエッチングすることは、デバイスの歩留まりを上
げ、生産性を上げるために重要な課題であるため、さら
に均一性の改善を行う必要がある。
【0006】また特開昭59−139628号公報に開
示されるドライエッチング装置の電極カバー構造は、特
に上層には酸素を含まずエッチング用反応ガスに対して
エッチングされ難い材料を使用している。これによっ
て、主に横方向のエッチングを防止し、電極カバーのエ
ッチングを防止する。このドライエッチング装置の構造
でも、エッチングの均一性を高める効果も生じる。しか
しながら、これは、電極カバーにフッ素樹脂を使用した
ときにフッ素樹脂がエッチングされることによって生じ
た問題を、前述の材料で作られる上層を設けたことによ
って解消したからである。当該ドライエッチング装置の
構造は、本来的にエッチングの均一性を高めることを主
目的としたものではない。
【0007】本発明の目的は、上記の課題を達成するこ
とにあり、エッチングの均一性を改善し、デバイスの歩
留まりを高め、生産性を向上することができるドライエ
ッチング装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】本発明に係る
ドライエッチング装置は、上記目的を達成するために、
次の通り構成される。第1のドライエッチング装置(請
求項1に対応)は、電極機構を含む基板ホルダの上に搭
載された基板の表面あるいは基板上に堆積した薄膜をエ
ッチングするドライエッチング装置であり、基板ホルダ
の周辺に保護部材を設け、この保護部材の上に基板の周
縁を囲むような位置関係でリング状部材を重ねて設け、
リング状部材の設置位置が基板の表面よりも高くなるよ
うに構成される。第2のドライエッチング装置(請求項
2に対応)は、上記の構成において、好ましくは、リン
グ状部材の材質が絶縁体または半導体である。第3のド
ライエッチング装置(請求項3に対応)は、上記の構成
において、好ましくは、保護部材とリング状部材の間に
リング状部材の径方向の動きを規制する嵌合構造を設け
たことを特徴とする。第4のドライエッチング装置(請
求項4に対応)は、上記の構成において、リング状部材
と基板の間に前記基板と同等の厚みを有し同じ高さ位置
に配置される他のリング状部材を配置したことを特徴と
する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施形態
を添付図面に基づいて説明する。
【0010】図1は、本発明に係るドライエッチング装
置の全体構成を示す概略平面図である。このドライエッ
チング装置は、直列的に接続されたロードロックチャン
バ11、セパレーションチャンバ12、およびエッチン
グチャンバ13から構成されている。セパレーションチ
ャンバ12は中央の位置に設けられている。チャンバ1
1,12,13の各々の間にはゲートバルブ14a,1
4bが設けられ、このゲートバルブ14a,14bを介
して真空構造として隔離され、それぞれのチャンバは孤
立している。チャンバ11,12,13のそれぞれに
は、所定の真空状態に排気する真空排気系が備えられて
いる。通常、真空排気系はチャンバの下部に設けられ、
図1では見ることができない位置にある。
【0011】ロードロックチャンバ11とセパレーショ
ンチャンバ12について概説する。ロードロックチャン
バ11内には、基板10を所定位置に置くため、3本の
支持ピン15と3つの支持台16が備えられている。基
板10は、支持ピン15と支持台16によって支持され
ながら置かれている。支持ピン15は基板10の中央部
を支持し、支持台16は基板10の縁を支持する。セパ
レーションチャンバ12は基板搬送用の搬送ロボット1
7をその中央部に備えている。搬送ロボット17は、中
心軸17a−1の周りに回転自在な円形の平面形状を有
するベース17aと、ベース17aに取りつけられかつ
径方向に伸縮自在はアーム機構17bと、アーム機構1
7bの先端に設けられた基板載置用ハンド部17cとか
ら構成されている。
【0012】ロードロックチャンバ11に配置された基
板10は、ロードロックチャンバ11の内部が約1.3
×10-3Paまで排気された後、ゲートバルブ14aを
開き、搬送ロボット17によりロードロックチャンバ1
1から搬出される。基板10を搬出した後にゲートバル
ブ14aは閉じられる。その後、セパレーションチャン
バ12が、真空排気系により約6.5×10-3Paまで
排気される。さらにその後、ゲートバルブ14bが開か
れ、搬送ロボット17により基板10がエッチングチャ
ンバ13に搬入される。エッチングチャンバ13に搬入
された基板10に対して後述のドライエッチングが行わ
れる。
【0013】次に図2と図3を参照してエッチングチャ
ンバ13の構成を説明する。図2は本実施形態のエッチ
ングチャンバ13の縦断面図を示し、図3はエッチング
速度の分布特性を示す。図2に示された構成の基本的な
部分は、図6に示された構成と同じであるので、同一の
要素には同一の符号を付している。
【0014】図2に従って本実施形態のエッチングチャ
ンバ13の基本構成を概説する。金属製エッチングチャ
ンバ13の上部にはリング状絶縁体21を介し真空シー
ル性を保って上部電極22が設けられる。上部電極22
は、内部スペースにプロセスガスが供給され、下面にガ
ス吹出し板23を有する。ガス吹出し板23には多数の
ガス吹出し孔24が形成されている。上部電極22は図
示しない温調機構を備えている。上部電極22には、高
周波電源26が整合器25を介して電気的に接続されて
いる。さらに上部電極22には、ガス配管271、ガス
バルブ272、ガス調整弁273、ガスボンベ274か
らなるプロセスガス導入系27が接続されている。エッ
チングチャンバ13の下部には、その底壁にリング状絶
縁体28を介して基板ホルダ29が設置されている。基
板ホルダ29は、同様に温調機構を備え、他の高周波電
源31が整合器32を介して接続されている。基板ホル
ダ29は、電極として機能し、実質的に下部電極を内蔵
した構成を有している。上部電極22と、下部電極を内
蔵する基板ホルダ29とは上下の位置で対向した関係に
保たれる。基板ホルダ29の周囲にはエッチング作用を
有するガスから基板ホルダ29を保護する筒形態を有す
る保護部材33が配置されている。保護部材33は絶縁
体(例えば石英等)または半導体で形成されている。保
護部材33の上面は基板10の表面と同じ高さである。
基板ホルダ29の周りには、さらに、絶縁体28と保護
部材33を、その周りの空間に生成される放電から保護
するための円筒形シールド部材34が設けられている。
エッチングチャンバ13の下部には、排気ポート35
1、排気管352、排気バルブ353、排気ポンプ35
4からなる真空排気系35が設けられている。プロセス
ガス導入系27によって上部電極22のガス吹出し板2
3を経由して所定のプロセスガスが導入される。上部電
極22と基板ホルダ(下部電極)29のそれぞれには対
応する高周波電源26,31から所定の高周波電力が印
加され、2つの電極の間に放電を発生させ、基板10に
対してエッチング処理を行う。
【0015】上記保護部材33は円筒形の形態を有して
いる。また基板ホルダ29には、基板10の温調を効果
的に行うために、基板10と基板ホルダ29の間に静電
吸着ステージを設けることも可能である。
【0016】上記の構成において、保護部材33の上
に、プロセスガスの放電により生じる、エッチングに寄
与する活性ガスを基板10の周辺領域に滞留させるた
め、大きさが例えば内径152mm、外径185mm、
厚さ6mmで、かつ例えば石英で作られたリング部材4
1を設けている。リング部材41は一般に絶縁体または
半導体で製作される。リング部材41は基板10の上面
よりも高い位置に配置されている。リング部材41の平
面形状は好ましくは保護部材33の上面形状と実質的に
同じである。
【0017】次に上記ドライエッチング装置による基板
10へのエッチング処理動作を説明する。
【0018】ゲートバルブ14bが開かれた状態で搬送
ロボット17によってエッチングチャンバ13に搬入さ
れた基板10は、基板ホルダ29に組み込まれたリフト
ピン(図示せず)の上に移載される。リフトピンは、こ
のとき、リフトピン上下機構(図示せず)によって上方
に移動した状態にある。その後、リフトピンはリフトピ
ン上下機構により下げられ、基板10は基板ホルダ29
の上に載置される。搬送ロボット17がエッチングチャ
ンバ13の外へ移動し、セパレーションチャンバ12と
エッチングチャンバ13の間のゲートバルブ14bが閉
じられ、エッチングチャンバ13の内部が約6.5×1
-3Paまで排気されると共に所定のプロセスガスがガ
ス導入系27により導入される。次いで上部電極22と
基板ホルダ29の各々に高周波電源26,31から高周
波電力を印加し、放電を起こしてプラズマを生成し、こ
のプラズマまたはイオン等で基板10の表面をエッチン
グする。エッチングの後、プロセスガスを排気し、エッ
チングチャンバ13とセパレーションチャンバ12の間
のゲートバルブ14bを開き、搬送ロボット17により
エッチング処理された基板10を取り出す。その後セパ
レーションチャンバ12とロードロックチャンバ11の
間のゲートバルブ14aを開き、処理した基板10を支
持ピン15と支持台16に載置する。ゲートバルブ14
aを閉めた後にロードロックチャンバ11の不図示のリ
ークバルブから大気を導入し、その後ロードロックチャ
ンバ11から基板10を外部に取出す。
【0019】上記のドライエッチング装置において、エ
ッチングチャンバ13内の基板ホルダ29の保護部材3
4の上に基板10を囲むような位置関係で所定の位置お
よび形態(形状、寸法等の大きさを含む)にてリング部
材41を配置するようにしたため、上部電極22と基板
ホルダ29の間で生成されるプラズマ等で基板10の上
面をエッチングするときに、プラズマ等(例えば不活性
ガス)の分布が適切に均一化されるように制御され、基
板の処理面において中心部から外縁部に渡って極めて良
好な均一性を有するエッチング分布特性を得ることがで
きる。このような特性を下記の実施例で確認する。
【0020】
【実施例】この実施例は、エッチングチャンバ13にお
いて基板10上の熱酸化膜を以下の条件でエッチングし
た例である。このときの条件は次の通りである。 (1)エッチングガスとその流量(SCCM)についてはC
48が23SCCM、Arが341SCCM、O2が10SCCMで
ある。 (2)チャンバ13内部の圧力は3.3Paである。 (3)高周波電源26から上部電極22に印加される高
周波電力は0.7kW、高周波電源33から基板ホルダ
32内の下部電極に印加される高周波電力は1.2kW
である。 (4)上部電極22の温度は70℃、下部電極を含む基
板ホルダ温度の温度は20℃に設定される。以上の条件
において、基板10に対して上記のエッチングを行っ
た。その結果、エッチングの均一性は、平均エッチング
レート448.9nm/分(min)において図3のグ
ラフA(A1,A2)に示すように±2.8%であっ
た。ここでグラフAに関し、A1はオリエンテーション
フラットに対して平行な直径方向のエッチング分布特性
を示し、A2はオリエンテーションフラットに対して直
交方向のエッチング分布特性を示している。
【0021】従来のドライエッチング装置を用いて前述
の実施例と同じ条件で基板10に対してエッチングを処
理を行った場合に得られたエッチング特性を図3のグラ
フBに示す。平均エッチングレート411.4nm/分
(min)において、エッチングの均一性は図3のグラ
フB(B1,B2)に示すように±6.1%であった。
ここでグラフBに関し、B1はオリエンテーションフラ
ットに対して平行な直径方向のエッチング分布特性を示
し、B2はオリエンテーションフラットに対して直交方
向のエッチング分布特性を示している。図3でのエッチ
ング特性A,Bの比較で明らかなように、エッチング均
一性がリング部材41を設置することによりにより著し
く改善される。
【0022】図4は他の実施形態を示す。この実施形態
では、保護部材33の上にリング部材を取り付ける構造
を示している。この取付け構造によれば、保護部材33
の上面の外側周縁に段差部33aを形成し、リング部材
51の下面の外側周縁に突状部51aを形成している。
リング部材51のその他の形状、寸法あるいは材質等は
上記リング部材41と同じである。リング部材51を保
護部材33の上面に取り付けるときには突状部51aを
段差部33aに嵌合させて取り付ける。ドライエッチン
グ装置におけるその他の構成は、前述の実施形態で説明
したものと同じであるので、説明を省略する。
【0023】図4に示された構成によれば、前述の実施
形態で説明したエッチングの均一性向上の効果に加え
て、リング部材51を保護部材33の上に容易に取りつ
けることができ、またリング部材51の径方向の位置ず
れ(動き)を確実に規制し防止することができるという
利点を有する。なおリング部材51と保護部材33の間
の嵌合構造は上記構造に限定されず、任意に設計するこ
とができる。
【0024】図5はさらに他の実施形態を示す。この実
施形態では、保護部材33の上においてリング部材の内
周部にシリコンリング部材を取り付ける構造を示してい
る。この構造によれば、保護部材33の上面の内側周縁
に段差部33bを形成し、リング部材61を、上記リン
グ部材41に比較して内径を大きくして形成している。
リング部材61のその他の形状、寸法あるいは材質等は
上記リング部材41と同じである。リング部材61を保
護部材33のもっとも高い上面に取り付け、さらに保護
部材33の段差部33bにシリコンリング部材62を配
置している。シリコンリング部材62は基板10とほぼ
同じ厚みを有し、基板10と同じ高さ位置になるように
水平に配置されている。この実施形態でも、リング部材
61は、基板10に対して前述の実施形態と同じ配置関
係になっている。ドライエッチング装置におけるその他
の構成は、前述の実施形態で説明したものと同じである
ので、説明を省略する。
【0025】図5に示された構成によれば、前述の実施
形態と同様に基板10におけるエッチングの均一性を高
めることができる。
【0026】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明によ
れば、基板のエッチング均一性の改善に著しい効果があ
り、デバイスの歩留り向上を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るドライエッチング装置が全体構成
を示す概略平面図である。
【図2】エッチングチャンバの内部構造および関連部分
を示す縦断面図である。
【図3】本実施例によるドライエッチング装置で得られ
たエッチング特性と、同条件で設定された従来のドライ
エッチング装置で得られたエッチング特性を対比して示
すグラフである。
【図4】保護部材とリング状部材の間に嵌合構造を有す
る他の実施形態を示す要部縦断面図である。
【図5】本発明の他の実施形態を示す要部縦断面図であ
る。
【図6】従来のドライエッチング装置のエッチングチャ
ンバの内部構造および関連部分を示す縦断面図である。
【符号の説明】
10 基板 11 ロードロックチャンバ 12 セパレーションチャンバ 13 エッチングチャンバ 17 搬送ロボット 22 上部電極 23 ガス吹出し板 27 プロセスガス導入系 29 基板ホルダ 33 保護部材 34 シールド部材 35 真空排気系 41,51,61 リング部材
フロントページの続き (72)発明者 渡邊 和人 東京都府中市四谷5丁目8番1号 アネル バ株式会社内 Fターム(参考) 5F004 AA01 BA04 BB18 BB32

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極機構を含む基板ホルダの上に搭載さ
    れた基板の表面あるいは基板上に堆積した薄膜をエッチ
    ングするドライエッチング装置において、 前記基板ホルダの周辺に保護部材を設け、この保護部材
    の上に前記基板の周縁を囲むような位置関係でリング状
    部材を重ねて設け、前記リング状部材の設置位置が前記
    基板の表面よりも高いことを特徴とするドライエッチン
    グ装置。
  2. 【請求項2】 前記リング状部材の材質は絶縁体または
    半導体であることを特徴とする請求項1記載のドライエ
    ッチング装置。
  3. 【請求項3】 前記保護部材と前記リング状部材の間に
    リング状部材の径方向の動きを規制する嵌合構造を設け
    たことを特徴とする請求項1または2記載のドライエッ
    チング装置。
  4. 【請求項4】 前記リング状部材と前記基板の間に前記
    基板と同等の厚みを有しかつ同じ高さ位置に配置される
    他のリング状部材を配置したことを特徴とする請求項1
    〜3のいずれか1項に記載のドライエッチング装置。
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