JP2002222690A - 加熱容器 - Google Patents
加熱容器Info
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- JP2002222690A JP2002222690A JP2001015895A JP2001015895A JP2002222690A JP 2002222690 A JP2002222690 A JP 2002222690A JP 2001015895 A JP2001015895 A JP 2001015895A JP 2001015895 A JP2001015895 A JP 2001015895A JP 2002222690 A JP2002222690 A JP 2002222690A
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- JP
- Japan
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- steel
- heated
- heating
- container
- stainless steel
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】被加熱物を加熱する加熱容器で、胴部には耐腐
食性が要求されるがその他の部分は耐腐食性が要求され
ない場合に効率よく加熱できるようにする。 【解決手段】容器の胴部はステンレス鋼1aとし、胴部
下部、および底部1bは鋼製とする。
食性が要求されるがその他の部分は耐腐食性が要求され
ない場合に効率よく加熱できるようにする。 【解決手段】容器の胴部はステンレス鋼1aとし、胴部
下部、および底部1bは鋼製とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、絶縁物からなる
被加熱物を加熱処理する加熱容器に関する。
被加熱物を加熱処理する加熱容器に関する。
【0002】
【従来の技術】金属製の加熱容器の側壁を加熱してそこ
からの熱伝達により内部に挿入された被加熱物を加熱処
理するものは、被加熱物が塩素化合物、もしくは塩素を
含む場合、特開2000−213721号公報に開示さ
れているように塩素化合物、もしくは塩素に接触する部
位をステンレス鋼で構成するのが知られている。
からの熱伝達により内部に挿入された被加熱物を加熱処
理するものは、被加熱物が塩素化合物、もしくは塩素を
含む場合、特開2000−213721号公報に開示さ
れているように塩素化合物、もしくは塩素に接触する部
位をステンレス鋼で構成するのが知られている。
【0003】また、塗料、合成油の生成などのように塩
素化合物を含まない被加熱物においても、ステンレス鋼
と磁性鋼とのクラッド鋼を使用して、被加熱物と接触す
る部分はステンレス鋼で、誘導加熱する外側を磁性鋼で
構成した加熱釜等も知られている。
素化合物を含まない被加熱物においても、ステンレス鋼
と磁性鋼とのクラッド鋼を使用して、被加熱物と接触す
る部分はステンレス鋼で、誘導加熱する外側を磁性鋼で
構成した加熱釜等も知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
塩素化合物を含む被加熱物のように耐腐食性が問題にな
る場合を除いて、あるいは胴部での気液の境界層では耐
腐食性が問題になるが底部では耐腐食性が問題にならな
い場合に容器全体をステンレス鋼にすることは胴部に誘
導コイルを設けて誘導加熱を行う場合に、電気的な効率
の低下を招く問題がある。また、クラッド鋼を使用すれ
ば効率の低下は避けられるが、クラッド鋼の製造に手間
がかかり高価な容器になる問題がある。
塩素化合物を含む被加熱物のように耐腐食性が問題にな
る場合を除いて、あるいは胴部での気液の境界層では耐
腐食性が問題になるが底部では耐腐食性が問題にならな
い場合に容器全体をステンレス鋼にすることは胴部に誘
導コイルを設けて誘導加熱を行う場合に、電気的な効率
の低下を招く問題がある。また、クラッド鋼を使用すれ
ば効率の低下は避けられるが、クラッド鋼の製造に手間
がかかり高価な容器になる問題がある。
【0005】この発明は上記課題を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、胴部には耐腐食
性が要求されるがその他の部分は耐腐食性が要求されな
い場合に、効率よく加熱できる加熱容器を提供すること
にある。
れたもので、その目的とするところは、胴部には耐腐食
性が要求されるがその他の部分は耐腐食性が要求されな
い場合に、効率よく加熱できる加熱容器を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明は、絶縁物からなる被加熱物を加熱処理する
容器であって外周側に誘導コイルを備えた加熱容器にお
いて、容器の胴部はステンレス鋼で構成し、胴部下部、
および底部は鋼製とすることを特徴とする。上記の構成
により、全体をステンレス鋼で構成した容器に比べて、
胴部下部、および底部を鋼製とした容器は鋼製とした部
分に磁性がある分、同じアンぺアターンを誘導コイルに
与えた場合に容器への入力がステンレス鋼製の容器に比
べて増加するのでその分効率を良くすることが可能にな
る。
にこの発明は、絶縁物からなる被加熱物を加熱処理する
容器であって外周側に誘導コイルを備えた加熱容器にお
いて、容器の胴部はステンレス鋼で構成し、胴部下部、
および底部は鋼製とすることを特徴とする。上記の構成
により、全体をステンレス鋼で構成した容器に比べて、
胴部下部、および底部を鋼製とした容器は鋼製とした部
分に磁性がある分、同じアンぺアターンを誘導コイルに
与えた場合に容器への入力がステンレス鋼製の容器に比
べて増加するのでその分効率を良くすることが可能にな
る。
【0007】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の実施の形態の主
要部の図を示す。この図1において、1は胴部1aをス
テンレス鋼で構成し、胴部下部および底部1bを構成と
した加熱容器、2は加熱容器1の外周側に配備した誘導
コイル、3は被加熱物を示す。図において、被加熱物3
は胴部1aをステンレス鋼、胴部下部および底部1bを
鋼製とした加熱容器1内に投入されて、誘導コイル2に
より加熱された加熱容器1の壁面からの輻射熱、および
伝達熱で加熱されて、合成、乾留などの処理がなされ
る。
要部の図を示す。この図1において、1は胴部1aをス
テンレス鋼で構成し、胴部下部および底部1bを構成と
した加熱容器、2は加熱容器1の外周側に配備した誘導
コイル、3は被加熱物を示す。図において、被加熱物3
は胴部1aをステンレス鋼、胴部下部および底部1bを
鋼製とした加熱容器1内に投入されて、誘導コイル2に
より加熱された加熱容器1の壁面からの輻射熱、および
伝達熱で加熱されて、合成、乾留などの処理がなされ
る。
【0008】
【発明の効果】この発明によれば、胴部には耐腐食性が
要求されるがその他の部分は耐腐食性が要求されない場
合に、効率よく加熱できる効果がある。また、胴部か部
および底部を鋼製とすることで、鋼はステンレスと比較
しいて高熱伝導率であることから、胴部から底笛の熱伝
導量が多くなり、胴部と底部との温度差を少なくする効
果がある。
要求されるがその他の部分は耐腐食性が要求されない場
合に、効率よく加熱できる効果がある。また、胴部か部
および底部を鋼製とすることで、鋼はステンレスと比較
しいて高熱伝導率であることから、胴部から底笛の熱伝
導量が多くなり、胴部と底部との温度差を少なくする効
果がある。
【図1】この発明の実施の形態の主要部分の構成図
1 加熱容器 1a 胴部 1b 胴部下部および底部 2 誘導コイル 3 被加熱物
フロントページの続き (72)発明者 小柴 和義 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 堤 睦生 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 大町 伸介 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 宮本 昌広 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 和田 清美 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 Fターム(参考) 3K059 AA08 AB04 AD03 CD52
Claims (1)
- 【請求項1】絶縁物からなる被加熱物を外周側に巻回し
た誘導コイルにより加熱処理する加熱容器において、容
器の胴部はステンレス鋼とし、胴部下部、および底部は
鋼製とすることを特徴とする加熱容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001015895A JP2002222690A (ja) | 2001-01-24 | 2001-01-24 | 加熱容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001015895A JP2002222690A (ja) | 2001-01-24 | 2001-01-24 | 加熱容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002222690A true JP2002222690A (ja) | 2002-08-09 |
Family
ID=18882363
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001015895A Pending JP2002222690A (ja) | 2001-01-24 | 2001-01-24 | 加熱容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002222690A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005083633A (ja) * | 2003-09-08 | 2005-03-31 | Fuji Electric Systems Co Ltd | 誘導加熱式乾留炉 |
JP2014225397A (ja) * | 2013-05-17 | 2014-12-04 | 関西電力株式会社 | Ih加熱容器及び加熱方法 |
-
2001
- 2001-01-24 JP JP2001015895A patent/JP2002222690A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005083633A (ja) * | 2003-09-08 | 2005-03-31 | Fuji Electric Systems Co Ltd | 誘導加熱式乾留炉 |
JP2014225397A (ja) * | 2013-05-17 | 2014-12-04 | 関西電力株式会社 | Ih加熱容器及び加熱方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20060703 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20060704 |