JP2002222468A - 商品販売データ管理システム、商品販売データ登録装置および情報処理装置 - Google Patents

商品販売データ管理システム、商品販売データ登録装置および情報処理装置

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JP2002222468A
JP2002222468A JP2001016572A JP2001016572A JP2002222468A JP 2002222468 A JP2002222468 A JP 2002222468A JP 2001016572 A JP2001016572 A JP 2001016572A JP 2001016572 A JP2001016572 A JP 2001016572A JP 2002222468 A JP2002222468 A JP 2002222468A
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JP
Japan
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lottery
sales data
barcode
management system
product
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Application number
JP2001016572A
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English (en)
Inventor
Atsushi Akeda
淳 明田
Wataru Ito
伊藤  渉
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Ishida Co Ltd
Original Assignee
Ishida Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 抽選を行うことができ、即時に抽選結果が分
かる商品販売データ管理システムを提供することを目的
とする。 【解決手段】 商品販売データ管理システム10は顧客
毎に商品販売に伴う販売データを記録するキャッシュレ
ジスタ2と、キャッシュレジスタ2によって記録された
販売データを集約するストアコントローラ1と、抽選を
行う抽選装置3とを備えている。商品の販売時にキャッ
シュレジスタ2において抽選に用いる抽選用バーコード
Bを生成し、生成された抽選用バーコードBを通常発行
されるレシートに印刷する。バーコードリーダー307
を備える抽選装置3において、この抽選用バーコードB
を読み取り、読み取った抽選用バーコードBに応じて当
選か否かを判断してディスプレイ305に抽選結果を表
示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品販売データ管
理システムを用いて抽選を行うための技術に関する。
【0002】
【発明の背景】周知のように、スーパーマーケットやコ
ンビニエンスストア等の店舗において、集客及び顧客確
保を目的として様々なサービスを行っている。例えば、
顧客に対して商品販売額に応じたポイントを記録するポ
イントカードを発行し、後日ポイント数に応じて金銭や
景品を還元する等のサービスがあり、そのようなサービ
スにあたっては、キャッシュレジスタなどを管理装置の
コンピュータとリンクさせた商品販売データ管理システ
ムが使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ポイン
トカードによるサービスでは、ポイントがたまった時点
でサービスするため、ある程度期間をおかなければ金銭
や景品での還元がなされず、即時性に欠けていた。
【0004】また、ポイントカード制度を導入するため
には、ポイントカード専用の装置や顧客に配布するポイ
ントカード等が必要となり、導入時のコストとともにラ
ンニングコストがかかるといった問題があった。
【0005】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、アミューズメント的な効果のある抽選方式を取
り入れることで、集客や顧客確保に貢献する商品販売デ
ータ管理システムを提供することを第1の目的とする。
【0006】また、本発明は、即時に当選か否かの抽選
結果が分かる商品販売データ管理システムを提供するこ
とを第2の目的とする。
【0007】また、本発明は、抽選専用の消耗品を利用
することなく抽選が行える商品販売データ管理システム
を提供することを第3の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、顧客毎に商品販売に伴う販売デ
ータを記録する商品販売データ登録装置と、前記商品販
売データ登録装置によって記録された販売データを集約
する管理装置とを備える商品販売データ管理システムで
あって、抽選に用いる抽選用バーコードを生成する生成
手段と、前記生成手段によって生成された抽選用バーコ
ードを所定用紙に印刷する印刷手段と、前記印刷手段に
よって印刷された抽選用バーコードを読み取る読取手段
と、前記読取手段によって読み取った当該抽選用バーコ
ードが、当選か否かを判定する判定手段と、を備えてい
る。
【0009】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
に係る商品販売データ管理システムにおいて、前記所定
用紙は、顧客毎に発行し顧客毎の販売データが印刷され
るレシートである。
【0010】また、請求項3の発明は、請求項1または
2の発明に係る商品販売データ管理システムにおいて、
前記生成手段は、前記所定用紙の発行毎の固有番号と、
商品販売時の販売データの販売合計金額とに基づいて前
記抽選用バーコードを生成させている。
【0011】また、請求項4の発明は、請求項1ないし
3のいずれかの発明に係る商品販売データ管理システム
において、前記抽選用バーコードの生成条件となる最小
金額を記憶する最小金額記憶手段をさらに備え、前記生
成手段は、商品販売時の販売データの1回の販売合計金
額が前記最小金額以上の場合に限定して前記抽選用バー
コードを生成させている。
【0012】また、請求項5の発明は、請求項1ないし
4のいずれかの発明に係る商品販売データ管理システム
において、前記抽選用バーコードを生成する対象として
特定商品の情報を記憶する特定商品記憶手段をさらに備
え、前記生成手段は、商品販売時の販売データの販売商
品が前記特定商品を含む場合に限定して前記抽選用バー
コードを生成させている。
【0013】また、請求項6の発明は、請求項1ないし
5のいずれかの発明に係る商品販売データ管理システム
において、前記抽選用バーコードの生成を許容する生成
期間を記憶する生成期間記憶手段をさらに備え、前記生
成手段は、前記生成期間に限定して前記抽選用バーコー
ドを生成させている。
【0014】また、請求項7の発明は、請求項1ないし
6のいずれかの発明に係る商品販売データ管理システム
において、前記抽選用バーコードの当選上限数を設定す
る当選上限数設定手段と、前記抽選用バーコードの生成
数を前記当選上限数に応じて制限する生成数制限手段
と、をさらに備えている。
【0015】また、請求項8の発明は、顧客毎に商品販
売に伴う販売データを記録する商品販売データ登録装置
であって、抽選に用いる抽選用バーコードを生成する生
成手段と、前記生成手段によって生成された抽選用バー
コードを所定用紙に印刷する印刷手段と、を備えてい
る。
【0016】また、請求項9の発明は、情報処理装置で
あって、抽選用に印刷された抽選用バーコードを読み取
る読取手段と、前記読取手段によって読み取った当該抽
選用バーコードが、当選か否かを判定する判定手段と、
を備えている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について詳細に説明する。
【0018】<1.第1の実施の形態>図1は、本発明
の第1の実施の形態における商品販売データ管理システ
ム10の構成を示す概略図である。図1に示すように、
この商品販売データ管理システム10は、管理装置であ
るストアコントローラ1と、顧客毎に商品販売に伴う販
売データを記録する商品販売データ登録装置となる複数
のキャッシュレジスタ2と、抽選を行う抽選装置3を備
えている。これらはLANなどの通信回線4によって接
続され、各装置間においてデータの送受信が可能となっ
ている。商品販売データ管理システム10の主たる処理
内容の概略は、各キャッシュレジスタ2で記録された販
売データを集約し、店舗全体での商品の売上動向を管理
できるというものである。そして、本実施の形態の商品
販売データ管理システム10においては、各キャッシュ
レジスタ2において抽選用バーコードを発行し、抽選装
置3においてこの抽選用バーコードを読み取って当選か
否かを判定し、当選であったならば商品合計金額(販売
合計金額)の所定割合を顧客に還元する等の抽選サービ
スを行う。
【0019】ストアコントローラ1は、商品販売データ
管理システム10を一元的に制御し、また、各キャッシ
ュレジスタ2で記録された販売データを集約するもので
ある。同時に、商品販売データ管理システム10の動作
に必要なデータおよびコマンドを入力することができる
ようになっている。ストアコントローラ1のハードウェ
アとしての構成はパソコンなどのコンピュータである。
すなわち、各種演算処理を行うCPUと、基本プログラ
ムを記憶するROMと、作業領域となるRAMと、各種
情報やプログラムを記憶する固定ディスクとをバスライ
ンに接続した構成となっている。また、バスラインに
は、各種情報の表示を行うディスプレイ、操作者からの
入力を受け付けるキーボードおよびマウス、ならびに、
通信回線4を介して他の装置と通信を行うデータ通信部
が接続されている。固定ディスクには、予めストアコン
トローラ用のプログラムが記憶されており、このプログ
ラムに従って処理を実行することによりストアコントロ
ーラ1としての動作を行う。
【0020】また、ストアコントローラ1には、抽選サ
ービス用プログラムが別途固定ディスクに記憶されてお
り、この抽選サービス用プログラムに従って処理を実行
することにより、抽選サービス管理装置として機能す
る。この抽選サービス管理装置としての機能として、抽
選期間、抽選対象金額、賞金総額、当選テーブルなどの
実施する抽選サービスの設定データを入力することがで
きる。
【0021】ここで、抽選期間とは抽選用バーコードの
発行を許可する期間であり、この抽選期間以外は抽選用
バーコードは発行されない。抽選期間の設定は開始日時
と終了日時を設定することにより行われ、日付および時
刻によっての設定が可能である。
【0022】また、抽選対象金額とは、抽選用バーコー
ドを発行する条件となる最小金額であり、当該顧客が一
度の購入した商品合計金額がこの抽選対象金額以上であ
る場合のみに抽選用バーコードを発行する。なお、この
抽選対象金額は任意の金額で設定が可能であり、例えば
1円に設定すれば当該店舗にて取引のあった全ての顧客
に対して抽選用バーコードを発行することとなる。な
お、この抽選対象金額は広告等を利用して顧客に対して
予め周知させるようにしてもよい。
【0023】また、賞金総額とは、抽選サービスにおい
て顧客に還元する予定の総金額であり、この賞金総額が
すべて顧客に還元された後には抽選用バーコードの発行
を行わないようにする。すなわち、賞金総額が全て還元
されるか、抽選期間が終了するかのいずれかによって、
抽選用バーコードの発行が行われなくなり、抽選サービ
スは終了することとなる。
【0024】また、当選テーブルとは、当選か否かの判
断を行う際に参照され、当選であったならばその還元金
額を算出する元となるデータであり、後述する抽選用バ
ーコードのチェックデジットと還元割合を対応付けたも
のである。ここで、還元割合とは、1回の取引における
全商品の額を足し合わせた商品合計金額に対し、当選し
た場合に当該顧客に還元する還元金額の割合である。
【0025】店舗の販売管理者は、抽選サービスを実施
する前に、ストアコントローラ1に抽選期間、抽選対象
金額、賞金総額、当選テーブル等の抽選サービスの設定
データを予め入力し、実施する抽選サービスの設定を行
っている。これらの抽選サービスの設定において入力さ
れた設定データは、ストアコントローラ1の固定ディス
クに記憶される。なお、これらの設定データの内容は、
販売管理者によって適時変更することが可能である。ま
た、抽選サービスにおいて顧客に還元済の金額の総額で
ある還元済総額も同様に固定ディスクに記憶される。
【0026】キャッシュレジスタ2は、顧客への商品の
販売時に使用されるものである。商品の販売時におい
て、販売するの商品の単価および個数が入力され、その
取引における商品合計金額、支払合計金額および釣銭金
額等を計算する。これらの入力された商品の単価および
個数、ならびに、計算された商品合計金額、支払合計金
額および釣銭金額等のデータは販売データとして記録す
るとともに、レシートに印刷して発行できるように構成
されている。
【0027】図2は、本実施の形態におけるキャッシュ
レジスタ2の斜視図である。図に示すようにキャッシュ
レジスタ2は、主として入力操作部230と、印刷部2
40と、第1表示部251と、第2表示部252と、現
金収納部260とを備えている。入力操作部230は、
テンキーおよび合計キー等のコマンドが予め割り当てら
れた複数のコマンドキーから構成されている。作業者
は、この入力操作部230を介して商品の単価および個
数の入力や、合計金額計算等のコマンド操作を行うこと
ができる。印刷部240は、商品販売時の販売データを
印刷したレシートを発行するとともに、ジャーナルに販
売データを記録する。第1表示部251および第2表示
部252は、LED表示器などで構成され入力された商
品の単価、支払合計金額および釣銭金額等を表示する。
第1表示部は作業者側、第2表示部は顧客側に向けられ
ており、作業者および顧客の両者に対して支払金額等の
情報を表示できる。現金収納部260は、内部に各種紙
幣および硬貨が収納できるようになっており、釣銭金額
計算後自動的に開扉して金銭の授受ができるようになっ
ている。
【0028】また、キャッシュレジスタ2は、その内部
に装置全体を制御するための制御部を備えている。図3
は、キャッシュレジスタ2の制御部の概略構成を示す機
能ブロック図である。キャッシュレジスタ2の制御部2
10は、マイクロコンピュータにより構成されており、
その本体部であるCPU211と、読み出し専用メモリ
ーであるROM212と、読み書き自在のメモリーであ
るRAM213と、プログラムや取引における販売デー
タなどを記憶するS−RAM等からなる記憶部214
と、日付および時刻の計時機能を有するタイマ215
と、通信回線4を介して他の装置と通信を行うデータ通
信部216とを備えている。これらのCPU211とタ
イマ215とデータ通信部216等とはバスライン22
0を介して電気的に接続されている。また、制御部21
0のバスライン220には、キャッシュレジスタ2の入
力操作部230、印刷部240、第1表示部251、第
2表示部252、現金収納部260等も電気的に接続さ
れている。
【0029】制御部210は、記憶部214内の処理用
プログラムに基づいて、入力操作部230からの入力に
応答して所定の処理を行うとともに、印刷部240や第
1表示部251、第2表示部252、現金収納部260
等の動作制御を行う。また、記憶部214内の処理用プ
ログラムの処理の1つとして抽選用バーコード生成がで
きるようになっている。CPU211はこの処理用プロ
グラムに基づいて動作することにより、任意のバーコー
ドキャラクタを持つバーコード(後述する図7、図8参
照)を生成し、印刷部240においてレシートに印刷し
発行することができるようになっている。
【0030】また、記憶部214には、レシートナンバ
ー、ならびに、抽選サービスの設定データである抽選期
間および抽選対象金額が記憶される。ここで、レシート
ナンバーとは、発行するレシートに印刷する固有のシリ
アル番号であり、店舗内において同一の番号が2つ以上
存在しないように予めその発行規則が設定されている。
たとえば、予めキャッシュレジスタ2それぞれに対し
て、重複のない一定範囲の数値を割り当てるようにす
る。例として、あるキャッシュレジスタ2には「100
00〜19999」の範囲の数値が割り当てられ、また
別のキャッシュレジスタ2には「20000〜2999
9」が割り当てられる。キャッシュレジスタ2は、割り
当てられた範囲の最小の数値をレシートナンバーの初期
値とし、レシート発行毎にこのレシートナンバーに1を
加算することよって、発行するレシート毎に固有のレシ
ートナンバーを得ることができる。なお、このレシート
ナンバーは所定期間(例えば1週間)で初期値になるよ
うになっている。
【0031】抽選装置3は、キャッシュレジスタ2によ
って発行された抽選用バーコードを読み取り、当選か否
かを判断しその抽選結果を表示する機能を有する。図4
は、抽選装置3の概略構成を示すブロック図である。図
に示すように、抽選装置3のハードウェアとしての構成
はパソコンなどのコンピュータである。すなわち、各種
演算処理を行うCPU301、基本プログラムを記憶す
るROM302、作業領域となるRAM303、各種情
報やプログラムを記憶する固定ディスク304、各種情
報の表示を行うディスプレイ305、操作者からの入力
を受け付けるキーボード306aおよびマウス306
b、ならびに、通信回線4を介して他の装置と通信を行
うデータ通信部308等がバスライン310に接続され
た構成となっている。またバスライン310には、バー
コードを読み取ることができる例えばタッチタイプスキ
ャナなどのバーコードリーダー307がインターフェー
ス(I/F)を介して接続されている。このバーコード
リーダー307によって読み取られたバーコードの情報
は、抽選装置3のCPU301等によって処理を行うこ
とができるようになっている。
【0032】また、抽選装置3の固定ディスク304に
は、予め抽選装置用のプログラムが記憶されており、こ
のプログラムに従って演算処理を実行することにより抽
選装置3としての動作を行う。また、固定ディスク30
4には、抽選サービスの設定データである当選テーブル
が記憶される。
【0033】次に、商品販売データ管理システム10の
処理内容について説明する。当該商品販売データ管理シ
ステム10を構築した店舗の開店前において、商品販売
データ管理システム10は自動的に開店前処理を実行す
る。この開店前処理において、各キャッシュレジスタ2
はストアコントローラ1から、抽選サービスの設定デー
タである抽選期間および抽選対象金額のデータを通信回
線4を介してダウンロードして記憶部214に記憶す
る。また抽選装置3は、ストアコントローラ1から抽選
サービスの設定データである当選テーブルを通信回線4
を介してダウンロードし固定ディスク304に記憶す
る。
【0034】また、この開店前処理においてストアコン
トローラ1は、抽選用バーコードの発行を許可するか否
かを示す発行フラグを送信する。図5は、この発行フラ
グ送信処理の流れを示す図である。まず、ストアコント
ローラ1は、固定ディスクから還元済総額と賞金総額を
読み出し、還元済総額が賞金総額未満か否かを判断する
(ステップS11)。換言すれば、抽選サービス中に顧
客に還元済の総金額(還元済総額)が、顧客に還元予定
の総金額(賞金総額)に達していないことの判断を行
う。ここで、還元済総額が賞金総額未満なら、まだ顧客
に還元する予定の金額が残っているため、発行フラグを
発行許可として各キャッシュレジスタ2に通信回線4を
介して送信する(ステップS12)。また、還元済総額
が賞金総額以上なら、すでに還元する予定の金額が残っ
ていないため発行フラグを発行不可として各キャッシュ
レジスタ2に通信回線4を介して送信する(ステップS
13)。発行フラグを受信した各キャッシュレジスタ2
は、このフラグを記憶部214に記憶する。
【0035】次に、キャッシュレジスタ2における顧客
への商品販売時の処理について説明する。キャッシュレ
ジスタ2を扱う作業者(レジ操作を行う店員)は、顧客
へ販売する商品それぞれの単価および個数を入力操作部
230を介して入力する。そして、全ての商品のデータ
を入力した後に、入力操作部230の中にある合計キー
を操作すると、当該取引における全商品の額を足し合わ
せた商品合計金額、および、商品合計金額に消費税等を
含めた支払合計金額が計算される。第1表示部251お
よび第2表示部252には、計算された支払合計金額が
表示される。この支払合計金額の表示後、顧客から金銭
を受領して受領した金額を入力操作部230に入力する
と、釣銭金額の計算が行われる。計算された釣銭金額
は、第1表示部251および第2表示部252に表示さ
れ、現金収納部260が開扉し釣銭の受け渡し等が行わ
れるようになっている。
【0036】釣銭金額の計算が終了した時点でキャッシ
ュレジスタ2は、当該取引における商品の単価、商品の
個数、商品合計金額、支払合計金額、釣銭金額等の販売
データを記録する。具体的には、販売データを印刷部2
40においてジャーナルに印刷して記録するとともに、
記憶部214に記憶する。記憶部214に記憶された販
売データは、別途ストアコントローラ1にて集約される
データとなる。
【0037】さらに、キャッシュレジスタ2は、当該取
引の販売データを印刷しレシートとして発行する処理を
行う。このレシート発行処理において、キャッシュレジ
スタ2は当該取引の販売データに基づいて抽選用バーコ
ードの生成も行う。図6は、キャッシュレジスタ2のレ
シート発行処理の流れを示す図である。
【0038】まず、キャッシュレジスタ2は、発行する
レシートの固有の番号となるレシートナンバーを記憶部
214から取得する(ステップS21)。すなわち、一
定範囲で割り当てられている数値のうち、当該キャッシ
ュレジスタ2において最終発行されたレシートのレシー
トナンバーに1を加えた数値を得ることとなる。
【0039】次に、ストアコントローラ1から受信して
記憶部214に記憶している発行フラグが、抽選用バー
コードの発行を許可するか不許可であるかを判断する
(ステップS22)。ここで発行フラグが発行不許可で
あれば、販売データとレシートナンバーを印刷し、抽選
用バーコードの無い通常のレシートを発行して処理を終
了する(ステップS27)。
【0040】ステップS22において発行フラグが許可
であった場合は、次に、タイマ215から当該取引の時
点での日時と記憶部214から抽選期間とを取得して、
取引時点での日時が抽選期間中であるか否かを判断する
(ステップS23)。ここで抽選期間中でなければ、抽
選用バーコードは発行する必要がないため、販売データ
とレシートナンバーを印刷して抽選用バーコードの無い
通常のレシートを発行して処理を終了する(ステップS
27)。
【0041】ステップS23において取引の時点での日
時が抽選期間中であった場合は、次に、記憶部214か
ら抽選対象金額を取得して、当該取引の商品合計金額が
抽選対象金額以上であるか否かを判断する(ステップS
24)。ここで、商品合計金額が抽選対象金額未満であ
った場合は、販売データとレシートナンバーを印刷し、
抽選用バーコードの無い通常のレシートを発行して処理
を終了する(ステップS27)。ここで、例えば、抽選
対象金額が「3000円」であったとすると、抽選対象
金額「3000円」未満の取引には抽選用バーコードを
発行しないようにすることで、顧客に対して抽選対象金
額「3000円」以上になるまでの商品の購入を促すこ
ととなり、顧客一人あたりの販売合計金額の増加が期待
できる。
【0042】ステップS24にて商品合計金額が抽選対
象金額以上であった場合は、キャッシュレジスタ2のC
PU211は、レシートナンバーと商品合計金額に基づ
いて抽選用バーコードを生成する(ステップS25)。
図7は、生成された抽選用バーコードの一例を示す図で
ある。図7の例に示す抽選用バーコードBは、当該取引
において、レシートナンバーが「23456」、商品合
計金額が「3150円」であったときのものである。図
7のように抽選用バーコードBは、例えば13桁のバー
コードキャラクタを持つJANコード形式になってお
り、左側から2桁のバーコードフラグBF、5桁のレシ
ートナンバーRN、5桁の商品合計金額TA1、1桁の
チェックデジットCDで構成されている。
【0043】バーコードフラグBFは、当該バーコード
がいかなる情報を示しているかを明示するための2桁の
数値である。ここでは抽選用バーコードであることを明
示するために、他の商品用バーコード等と重複しない数
値として、この例では「11」を用いている。
【0044】また、レシートナンバーRNを示す5桁の
バーコードキャラクタにおいては、そのままレシートナ
ンバーRNを利用して「23456」となっている。同
様に、商品合計金額TA1の5桁のバーコードキャラク
タにおいては、5桁にするために頭に「0」をつけ「0
3150」となっている。
【0045】チェックデジットCDは、当該バーコード
を読み取る際に正確に読みとれたか否かを確認するもの
であり、チェックデジットCD以外の12桁のバーコー
ドキャラクタに基づき所定方法で算出される1桁の値を
持つ。
【0046】このように抽選用バーコードBを、レシー
トに固有のレシートナンバーに基づいて生成することに
より、抽選用バーコードBにおいても固有のバーコード
キャラクタを持つこととなる。また、同時に商品合計金
額と組み合わせて生成することにより、抽選用バーコー
ドBはランダムなバーコードキャラクタを持つこととな
り、抽選サービスにおける不正行為などを防止すること
ができる。
【0047】キャッシュレジスタ2は、抽選用バーコー
ドBを生成すると、当該取引の販売データに生成した抽
選用バーコードBを付加して(ステップS26)、販売
データ、レシートナンバー、および、抽選用バーコード
Bを印刷したレシートを発行して処理を終了する(ステ
ップS27)。図8は、抽選用バーコードBが印刷され
たレシートの一例を示す図である。図8の例に示すレシ
ートは、当該取引において、レシートナンバーRNが
「23456」、商品合計金額TA1が「3150
円」、抽選対象金額TA0が「3000円」であったと
きのものである。商品合計金額TA1「3150円」が
抽選対象金額TA0「3000円」以上であるため抽選
用バーコードBが生成される。そして、図8に示すよう
にレシートR1には、販売データDおよびレシートナン
バーRNの他に、この抽選用バーコードBが印刷されて
いる。なお、商品合計金額TA1は「小計」として販売
データDの部分に印刷されている。また、図8の例に示
すように、抽選対象金額TA0を印刷するようにすれ
ば、顧客に対して明示的に抽選対象金額を示すことがで
きる点で好ましい。
【0048】抽選用バーコードBが印刷されたレシート
R1を受け取った顧客は、即時に、抽選装置3が設置さ
れた同一店舗内の他の所定場所に設置された抽選コーナ
ーにおいて抽選を行うことができる。抽選装置3を扱う
作業者は、抽選装置3のバーコードリーダー307によ
って顧客の持ってきたレシートR1の抽選用バーコード
Bを読み取る。抽選装置3は、読み取った抽選用バーコ
ードBの情報を、固定ディスク内の当選テーブルを参照
して当選か否かを判断する。
【0049】図9は当選テーブルの一例を示す図であ
る。前述したように当選テーブルT1は、抽選用バーコ
ードのチェックデジットCDの値(0〜9)に対して還
元割合とが対応づけられたものとなっている。図9に示
す当選テーブルT1は、例えば抽選用バーコードBのチ
ェックデジットCDが「0」であれば還元割合が「0
%」であるため還元はされないこと(はずれ)、また、
チェックデジットCDが「1」の場合は商品合計金額の
「10%」を還元するということ(当選)を示してい
る。
【0050】例として、図7に示す抽選用バーコードB
が当選か否かを判断しその抽選結果を表示する処理を説
明する。抽選装置3は、バーコードリーダー307によ
って抽選用バーコードBを読み取り全てのバーコードキ
ャラクタの情報を得る。この例のチェックデジットは
「9」であるため、固定ディスク304の当選テーブル
T1を参照して、商品合計金額の「30%」の還元割合
であることがわかる。また、読み取ったバーコードキャ
ラクタのうち商品合計金額を示す左から8桁目から12
桁目のバーコードキャラクタ「03150」から「31
50円」を得る。よって「3150円」の「30%」の
値である「945円」が還元金額として算出される。抽
選装置3はこの処理を行った後に、ディスプレイ305
に還元割合が「30%」および還元金額が「945円」
であることを表示する。なお、還元割合が「0%」の場
合は、ディスプレイ305に「はずれ」の文字を表示す
る。抽選装置3を扱う作業者はこの表示を見て、表示さ
れた還元金額を顧客に還元することとなる。この例で
は、還元金額として「945円」の現金を顧客に還元す
る。なお、これらの還元金額の算出は抽選用バーコード
Bを読み取った後に瞬時に行われるが、抽選しているこ
とを演出する様な表示をディスプレイ305に表示した
後に抽選の結果表示を行ってもよい。
【0051】抽選装置3は、読み取った抽選用バーコー
ドBが当選であって顧客への還元が行われた場合は、還
元金額をストアコントローラ1に送信する。還元金額を
受信したストアコントローラ1は、固定ディスクから還
元済総額を読み出し、還元済総額に受信した還元金額を
加算して新たな還元金総額として固定ディスクに記憶す
る。そして、前述した発行フラグ送信処理を行う(図5
参照)。すなわち、還元済総額が賞金総額未満であるか
否かを判定し、各キャッシュレジスタ2に対して発行フ
ラグを送信する。この処理を行うことによって、還元す
る予定の金額が無くなった時点で新たに抽選用バーコー
ドBを発行しないようにすることができるわけである。
【0052】以上説明したように、本実施の形態の商品
販売データ管理システム10によれば、キャッシュレジ
スタ2によって抽選用バーコードBを通常発行されるレ
シートに印刷できるようになっているため、抽選専用の
印刷手段やカード等の消耗品を用意せずに、アミューズ
メント的な効果のある抽選サービスを行うことができ
る。
【0053】また、本実施の形態の商品販売データ管理
システム10によれば、キャッシュレジスタ2によって
発行した抽選用バーコードBを、同一店舗内にある抽選
装置3によって読み取ることにより、即時に当選か否か
の判定を行い抽選結果の表示を行うことができるので、
期間をおくことなく当選であった場合の還元を行うこと
ができる。
【0054】また、本実施の形態の商品販売データ管理
システム10によれば、抽選対象金額未満の取引には抽
選用バーコードを発行しないようにすることで、顧客に
対して抽選対象金額以上になるまでの商品の購入を促す
こととなり、顧客一人あたりの販売合計金額の増加が期
待できる。
【0055】<2.第2の実施の形態>次に、本発明の
第2の実施の形態について説明する。第1の実施の形態
においては、抽選用バーコードの生成条件となる最小金
額である抽選対象金額を設定していたが、第2の実施の
形態では抽選用バーコードを生成する対象となる特定商
品である抽選対象商品を設定する。第2の実施の形態に
おける商品販売データ管理システム10の構成の概要は
図1に示すものと同様である。また、抽選装置3は第1
の実施の形態と同様の構成をしているため詳細な説明は
省略する。
【0056】管理装置となるストアコントローラ1は、
ハードウェアとしての構成は第1の実施の形態と同様で
ある。また、本実施の形態においてストアコントローラ
1は、当該店舗において取り扱う全ての商品についての
情報である商品マスターテーブルを固定ディスクに備え
ている。この商品マスターテーブルには、商品名、その
商品の固有コードである商品コード、商品単価等が関連
付けられている。また、当該店舗において取り扱う全て
の商品には商品用バーコードが付されている。この商品
用バーコードは当該商品を特定する商品コードを含んで
おり、商品マスターテーブルにおける商品コードと同一
のものである。すなわち、商品に付されている商品用バ
ーコードを読み込むことによって、当該商品の商品名お
よび商品単価を得ることができるようになっている。
【0057】第1の実施の形態においては、抽選サービ
スの設定データとして抽選対象金額を設定していたが、
本実施の形態においては、そのかわりに抽選対象商品テ
ーブルを設定する。抽選対象商品テーブルとは、抽選用
バーコードを生成する対象としての特定商品である抽選
対象商品の商品名とその商品コードを関連付けたもので
ある。抽選対象商品は、複数の商品の登録が可能となっ
ている。図10は、抽選対象商品テーブルの一例を示す
図である。図10の例においては、「たらばがに」、
「ひらめのお造り」および「牛ヒレステーキ」が、抽選
対象商品の商品名である。この抽選対象商品の商品名は
広告等を利用して顧客に対して周知させるようにしても
よい。また、図10に示すようにそれぞれの商品名に対
して商品コードが関連付けられている。この商品コード
は商品に対して固有のコードであり、商品マスターテー
ブルにおける商品コードと同一のものである。なお、抽
選サービスの設定データである他の抽選期間、賞金総
額、当選テーブルは第1の実施の形態と同様に設定され
る。
【0058】図11は、本実施の形態におけるキャッシ
ュレジスタ2の概略構成を示す機能ブロック図である。
第1の実施の形態と同様の機能を有するものに関して
は、同一の符号を付している。第1の実施の形態との違
いとしてキャッシュレジスタ2は、タッチタイプスキャ
ナなどのバーコードリーダー270を備えている。この
バーコードリーダー270によって読み取ったバーコー
ドの情報は、キャッシュレジスタ2のCPU211にお
いて処理を行うことができるようになっている。
【0059】以下、本実施の形態における商品販売デー
タ管理システム10の処理内容について説明する。開店
前処理において、各キャッシュレジスタ2はストアコン
トローラ1から、抽選サービスの設定データである抽選
期間および抽選対象商品テーブル等のデータを通信回線
4を介してダウンロードし固定ディスク304に記憶す
る。また抽選装置3は、ストアコントローラ1から抽選
サービスの設定データである当選テーブルを通信回線4
を介してダウンロードし固定ディスク304に記憶する
ようになっている。
【0060】次に、本実施の形態におけるキャッシュレ
ジスタ2における顧客への商品販売時の処理について説
明する。キャッシュレジスタ2を扱う作業者は、顧客へ
販売する商品それぞれに付された商品用バーコードをバ
ーコードリーダー270によって読み取りを行う。キャ
ッシュレジスタ2は、この商品用バーコードに含まれる
商品コードをストアコントローラ1に送信して商品名お
よび商品単価の問い合わせを行う。ストアコントローラ
1は、固定ディスク内に備えた商品マスターテーブルを
参照して、当該商品コードに対応する商品名および商品
単価をキャッシュレジスタ2に返信する。このようにし
てキャッシュレジスタ2は、商品用バーコードを読み取
った商品の商品名および商品単価を得ることができるわ
けである。そして、この処理を当該取引における全ての
商品毎に繰り返すことによって、キャッシュレジスタ2
は全ての商品の商品コード、商品名、商品単価のデータ
を得ることができる。全ての商品のバーコードを読み取
った後に、入力操作部230の中にある合計キーを操作
すると、第1の実施の形態と同様に商品合計金額、支払
合計金額、および釣銭が計算され、これらは販売データ
として記録がされる。
【0061】次に、キャッシュレジスタ2は、当該取引
の販売データを印刷しレシートとして発行する処理を行
う。図12は、本実施の形態におけるキャッシュレジス
タ2のレシート発行処理の流れを示す図である。ここ
で、ステップS31からステップS33までは、第1の
実施の形態のステップS21からステップS23までの
処理と同様であるため説明は省略する。
【0062】ステップS34において、キャッシュレジ
スタ2は、当該取引において販売するの商品の中に抽選
対象商品が含まれているかを抽選対象商品テーブルT2
を参照して判断する。例えば、ある取引において販売す
る商品が「たらばがに」と「豚ロース」と「牛カルビ」
であったとする。キャッシュレジスタ2は、これらの商
品の商品コードを販売データとして記憶しており、商品
コードそれぞれを図10の例に示す抽選対象商品テーブ
ルT2のデータと比較する。この例においては、当該取
引の商品の中に抽選対象商品である「たらばがに」が含
まれているということを判断するわけである。なおこの
とき、当該取引の商品の中に抽選対象商品が含まれない
場合は、販売データとレシートナンバーのみを印刷し、
抽選用バーコードの無い通常のレシートを発行して処理
を終了する(ステップS37)。このように、抽選対象
商品が含まれていない場合は抽選用バーコードを発行し
ないようにすることで、顧客に対して特定商品の購入を
促すこととなり、販売者にとって希望する特定商品の販
売増加が期待できる。
【0063】当該取引の中に抽選対象商品が含まれてい
た場合は、キャッシュレジスタ2のCPU211は、第
1の実施の形態と同様にレシートナンバーと商品合計金
額に基づいて抽選用バーコードBを生成する(ステップ
S35)。ここで、当該取引の中に複数の抽選対象商品
が含まれていた場合は、含まれた商品数と同数の抽選用
バーコードBを生成してもよい。
【0064】抽選用バーコードBを生成したキャッシュ
レジスタ2は、当該取引の販売データに抽選用バーコー
ドBを付加して(ステップS36)、販売データ、レシ
ートナンバー、および、抽選用バーコードBを印刷した
レシートを発行して処理を終了する(ステップS3
7)。図13は、本実施の形態における抽選用バーコー
ドBが印刷されたレシートの一例を示す図である。図1
3に示すようにレシートR2には、販売データDおよび
レシートナンバーRNの他に、この抽選用バーコードB
が印刷されている。また、図13のの例に示すように抽
選対象商品Iを印刷するようにすれば、顧客に対してど
の商品によって抽選用バーコードが発行されたかを明示
的に示すことができる点で好ましい。
【0065】その後の抽選装置3における当選か否かを
判断しその抽選結果を表示する処理およびストアコント
ローラ1における発行フラグ送信処理等は、第1の実施
の形態と同様である。
【0066】以上説明したように、本実施の形態の商品
販売データ管理システム10によれば、抽選対象商品が
含まれいる場合にのみ抽選用バーコードを発行すること
で、顧客に対して特定商品の購入を促すこととなり、販
売者にとって希望する特定商品の販売増加が期待でき
る。
【0067】<3.変形例>以上、本発明の実施の形態
について説明したが、この発明は上記実施の形態に限定
されるものではない。例えば、上記実施の形態において
は当選した場合には金銭を顧客に還元するようにしてい
るが、これに限定されるものではなく、例えば、還元相
当額の商品券等を顧客に提供してもよい。また、当選景
品として物品を顧客に提供するようにしてもよい。この
ような場合には、準備された景品の総数に対応した抽選
用バーコードの当選上限数N(N>1)をストアコント
ローラ1内に入力して記憶しておく。そして、たとえば
所定の確率P(0<P<1)で当選とするような規則の
場合には、各キャッシュレジスタ2からの抽選用バーコ
ードの発行累計数がN/P(またはマージンを見込んで
これより所定数だけ少ない値)になったときに抽選用バ
ーコードの発行を停止することができる。これは、スト
アコントローラ1または各キャッシュレジスタ2に、抽
選用バーコードの発行総数を当選上限数Nに応じて制限
する生成数制限手段を設けておくことで達成される。
【0068】また、上記実施の形態においては当選した
場合に、1回の取引における全商品の額を足し合わせた
商品合計金額に対し所定の割合を当該顧客に還元するよ
うにしているが、商品合計金額に消費税等を含めた支払
合計金額に対して所定割合を還元してもよい。同様に、
第1の実施の形態において商品合計金額が抽選対象金額
以上の場合において抽選用バーコードを発行している
が、支払合計金額が抽選対象金額以上の場合に抽選用バ
ーコードを発行してもよい。
【0069】また、上記実施の形態においては、抽選用
バーコードのチェックデジットを当選か否かの判断に用
いているがこれに限定されるものではない。例えば、抽
選用バーコードのバーコードキャラクタのそれぞれの数
値を所定の式によって演算し、その演算結果によって当
選か否かを判断するようにしてもよい。すなわち、抽選
用バーコードのバーコードキャラクタが当選か否かを判
断する材料となればどのようなものであってもよい。
【0070】また、上記実施の形態において抽選装置3
はパソコンなどのコンピュータを用いているが、バーコ
ードリーダーを備えた情報処理装置であればどのような
ものであってもよい。例えば第2の実施の形態のような
バーコードリーダーを備えたキャッシュレジスタであっ
てもよく、また、バーコードリーダーを備えたストアコ
ントローラであってもよい。このようにすれば、通常店
舗で使用されている商品販売データ管理装置においてプ
ログラムを追加するだけで本発明を適用することがで
き、抽選専用の機材を導入することなく本発明を適用す
ることができる。
【0071】また、上記の実施の形態においては商品販
売データ登録装置であるストアコントローラは複数存在
していたが単体であっても良い。また、商品販売データ
登録装置において前述したように抽選装置としての機能
を持たせるとともに、抽選サービスの設定を入力する機
能を持たせることにより、商品販売データ登録装置単体
によっても本発明を適用することができる。
【0072】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1ないし
7の発明によれば、通常使用される商品販売データ管理
システムによって、アミューズメント的な効果のある抽
選を行うサービスをすることができるため、集客及び顧
客確保につながることとなり、さらには店舗全体の売上
増加が期待できる。また、抽選においては抽選用バーコ
ードを発行し、即時にこの抽選用バーコードを読み取り
当選か否かの判定を行うことができるため、当選であっ
た場合は期間をおくことなく、顧客に対して金銭や景品
等での還元を行うことができる。
【0073】また、特に請求項2の発明によれば、顧客
毎に通常発行するレシートに印刷することにより、抽選
用バーコード印刷専用の印刷手段や印刷媒体が必要にな
らず、簡単な構成で抽選用バーコードを印刷することが
できる。
【0074】また、特に請求項3の発明によれば、抽選
用バーコードをレシートに固有のレシートナンバーに基
づいて生成することにより、抽選用バーコードは固有の
バーコードキャラクタを持つことになるため、顧客毎に
固有の抽選用バーコードを発行することができる。ま
た、同時に販売合計金額と組み合わせて生成することに
より、抽選用バーコードはランダムなバーコードキャラ
クタを持つため、抽選サービスにおける不正行為などを
防止することができる。
【0075】また、特に請求項4の発明によれば、抽選
用バーコードの生成条件となる最小金額以上の取引に限
定して抽選用バーコードを発行することで、顧客に対し
て抽選用バーコードの生成条件となる最小金額以上の商
品の購入を促すこととなり、顧客一人あたりの販売合計
金額の増加が期待できる。
【0076】また、特に請求項5の発明によれば、抽選
用バーコードを生成する対象としての特定商品が含まれ
ている場合に限定して抽選用バーコードを発行すること
で、顧客に対して特定商品の購入を促すこととなり、販
売者にとって希望する特定商品の販売増加が期待でき
る。
【0077】また、特に請求項6の発明によれば、抽選
用バーコードの生成を許容する生成期間に限定して抽選
用バーコードを発行することで、タイムサービスや期間
限定セールなどに利用することができ、特定期間の売上
増加が期待できる。
【0078】また、特に請求項7の発明によれば、抽選
用バーコードの当選上限数を設定し、当選上限数に応じ
て抽選用バーコードの発行を制限することにより、予め
準備された景品などの数に応じた当選管理が可能とな
る。
【0079】また、請求項8の発明によれば、抽選に用
いる抽選用バーコードを生成することができるととも
に、抽選というアミューズメント的な効果によって集客
及び顧客確保ができ、店舗におけるの売上増加が期待で
きる。
【0080】また、請求項9の発明によれば、抽選に用
いる抽選用バーコードを読み取ることができるため、期
間をおくことなく即時に当選か否かの判定を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る商品販売データ管理システムの概
略構成を示す図である。
【図2】本発明に係るキャッシュレジスタの斜視図であ
る。
【図3】第1の実施の形態におけるキャッシュレジスタ
の概略構成を示す機能ブロック図である。
【図4】抽選装置の概略構成を示すブロック図である。
【図5】発行フラグを送信する処理の流れを示す図であ
る。
【図6】第1の実施の形態におけるキャッシュレジスタ
のレシート発行処理の流れを示す図である。
【図7】抽選用バーコードの一例を示す図である。
【図8】第1の実施の形態における抽選用バーコードが
印刷されたレシートの一例を示す図である。
【図9】当選テーブルの一例を示す図である。
【図10】抽選対象商品テーブルの一例を示す図であ
る。
【図11】第2の実施の形態におけるキャッシュレジス
タの概略構成を示す機能ブロック図である。
【図12】第2の実施の形態におけるキャッシュレジス
タのレシート発行処理の流れを示す図である。
【図13】第2の実施の形態における抽選用バーコード
が印刷されたレシートの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 ストアコントローラ 3 抽選装置 4 通信回線 10 商品販売データ管理システム 210 制御部 211 CPU 214 記憶部 270 バーコードリーダー 304 固定ディスク 307 バーコードリーダー B 抽選用バーコード CD チェックデジット D 販売データ I 抽選対象商品 R1 レシート R2 レシート RN レシートナンバー T1 当選テーブル T2 抽選対象商品テーブル TA0 抽選対象金額 TA1 商品合計金額

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顧客毎に商品販売に伴う販売データを記
    録する商品販売データ登録装置と、前記商品販売データ
    登録装置によって記録された販売データを集約する管理
    装置とを備える商品販売データ管理システムであって、 抽選に用いる抽選用バーコードを生成する生成手段と、 前記生成手段によって生成された抽選用バーコードを所
    定用紙に印刷する印刷手段と、 前記印刷手段によって印刷された抽選用バーコードを読
    み取る読取手段と、 前記読取手段によって読み取った当該抽選用バーコード
    が、当選か否かを判定する判定手段と、を備えることを
    特徴とする商品販売データ管理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の商品販売データ管理シ
    ステムにおいて、 前記所定用紙は、顧客毎に発行し顧客毎の販売データが
    印刷されるレシートであることを特徴とする商品販売デ
    ータ管理システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の商品販売デー
    タ管理システムにおいて、 前記生成手段は、前記所定用紙の発行毎の固有番号と、
    商品販売時の販売データの販売合計金額とに基づいて前
    記抽選用バーコードを生成することを特徴とする商品販
    売データ管理システム。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の商
    品販売データ管理システムにおいて、 前記抽選用バーコードの生成条件となる最小金額を記憶
    する最小金額記憶手段をさらに備え、 前記生成手段は、商品販売時の販売データの1回の販売
    合計金額が前記最小金額以上の場合に限定して前記抽選
    用バーコードを生成することを特徴とする商品販売デー
    タ管理システム。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の商
    品販売データ管理システムにおいて、 前記抽選用バーコードを生成する対象として特定商品の
    情報を記憶する特定商品記憶手段をさらに備え、 前記生成手段は、商品販売時の販売データの販売商品が
    前記特定商品を含む場合に限定して前記抽選用バーコー
    ドを生成することを特徴とする商品販売データ管理シス
    テム。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の商
    品販売データ管理システムにおいて、 前記抽選用バーコードの生成を許容する生成期間を記憶
    する生成期間記憶手段をさらに備え、 前記生成手段は、前記生成期間に限定して前記抽選用バ
    ーコードを生成することを特徴とする商品販売データ管
    理システム。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載の商
    品販売データ管理システムにおいて、 前記抽選用バーコードの当選上限数を設定する当選上限
    数設定手段と、 前記抽選用バーコードの生成数を前記当選上限数に応じ
    て制限する生成数制限手段と、をさらに備えることを特
    徴とする商品販売データ管理システム。
  8. 【請求項8】 顧客毎に商品販売に伴う販売データを記
    録する商品販売データ登録装置であって、 抽選に用いる抽選用バーコードを生成する生成手段と、 前記生成手段によって生成された抽選用バーコードを所
    定用紙に印刷する印刷手段と、を備えることを特徴とす
    る商品販売データ登録装置。
  9. 【請求項9】 情報処理装置であって、 抽選用に印刷された抽選用バーコードを読み取る読取手
    段と、 前記読取手段によって読み取った当該抽選用バーコード
    が、当選か否かを判定する判定手段と、を備えることを
    特徴とする情報処理装置。
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