JP2002222235A - ビル改修受注用情報処理装置および方法 - Google Patents

ビル改修受注用情報処理装置および方法

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JP2002222235A
JP2002222235A JP2001020371A JP2001020371A JP2002222235A JP 2002222235 A JP2002222235 A JP 2002222235A JP 2001020371 A JP2001020371 A JP 2001020371A JP 2001020371 A JP2001020371 A JP 2001020371A JP 2002222235 A JP2002222235 A JP 2002222235A
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building
renovation
period
repair
new
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Junji Takashima
準司 高島
Tadaharu Izumisawa
忠晴 和泉沢
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Sumitomo Realty and Development Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Realty and Development Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビル全体の新築同様の状態への改修をより多
くのビル保有者およびビル使用者に提供できるようにす
る。 【解決手段】 改修依頼入力部20には、ビル全体の規
模を含む全体新築化改修依頼の情報が入力される。改修
価格算出部22は、単位規模当たりの改修価格が固定さ
れた定価制改修価格基準に基づいて、ビル全体の規模の
情報から全体新築化の改修価格を算出する。単位規模当
たりの改修価格は、新築ビル全体の標準全体新築費用
と、同規模の既存ビル全体を新築同様の状態へと改修し
たときの標準全体改修費用とに基づき、両費用の差に応
じて設定されている。改修工期についても、固定制工期
基準に基づき、ビル全体の規模から改修工期が算出され
る。ビル全体の改修を低価格および短期間で提供でき、
かつ、価格および工期がビル保有者にとって簡単かつ明
確に分かる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビル改修工事の受
注業務を支援する情報処理装置に関し、特に、ビル全体
を新築同様の状態にする工事を低価格かつ短期間で提供
できるようにする装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】ビル
は、その寿命が経過するまでの間、必要に応じて改修を
受ける。従来一般には、ビルの改修は部分的に行われ
る。すなわち、あるときは外壁を改修したり、別のとき
には内装を改修したりと、老朽化した部分のみが改修の
対象になる。
【0003】このような従来の改修とは抜本的に異なる
改修として、ビル全体を一辺に改修することが考えられ
る。仮にビル全体を一辺に改修したとすれば、新築同様
の状態を復元できるという多大なメリットが得られる。
さらに、耐震補強を効果的に行うことも可能である。ま
た、改修対象になりそうなビルの建築時と現時点とでは
一般的な天井高の高さが変化していること考慮し、か
つ、OA化による床の底上げが求められることを考慮
し、天井高を増大するような工事も同時に取り込める、
という利点も得られる。
【0004】しかしながら、上記のようなビル全体の改
修工事はこれまで行われていない。その主な理由の一つ
は、改修価格が高いと一般に考えられていることにあ
る。従来の部分的に行われるビル改修を踏まえると、そ
のような部分的な改修の積み重ねがビル全体の改修にな
る。ビル改修価格も部分的な改修価格の集積であり、高
額に達する。場合によってはビルを新築した方が安上が
りにもなり得る。
【0005】さらに、ビル全体の改修価格が部分部分の
改修価格の積み重ねである場合、ビル保有者にとっては
改修価格の予測が困難である。このことが、ビル全体を
改修しようという動機をビル保有者に起こさせない原因
になっている。仮に、ビル全体の改修価格が容易かつ明
確に予測できれば、より好ましくはその改修価格が低け
れば、ビル全体の改修工事を普及させることができると
考えられ、そうして、ビル全体を新築状態にできるなど
の利点をより多くのビル保有者およびビル使用者に提供
できると考えられる。
【0006】ビル全体の改修が行われないもう一つの主
な理由は、工期が長いことにある。部分的な改修が順次
行われる結果、工期が長くなり、下手をすると、ビルを
新築した方が工期が短くなることもあり得る。
【0007】工期に関しても、ビル保有者にとっては予
測が困難であるという問題がある。仮に、ビル全体の改
修工期が容易かつ明確に予測できれば、より好ましくは
その改修工期が短ければ、ビル全体の改修工事を普及さ
せることができると考えられ、そうして、ビル全体を新
築状態にできるなどの利点をより多くのビル保有者およ
びビル使用者に提供できると考えられる。
【0008】また、以下の点は、ビル改修の価格および
全体的な期間に影響する。それは、不動産会社などによ
るビル改修業務のための各種関連作業の費用と手間であ
る。例えば、受注が成立する前の段階で、ビル保有者と
の打合せ、改修の設計や完成予想モデルの作成、見積の
作成などの作業が繰り返される。受注が成立する場合は
もちろん、受注が成立しない場合でも、相当の作業が行
われる。こうした作業の費用は、不動産会社等の支出に
なり、最終的には改修価格に影響を及ぼす。また、上記
のような作業により、受注が成立するまでに相当の時間
が経過する。したがって、受注に関する作業やその費用
を削減できれば、改修価格を削減でき、かつ、より早く
スムーズにビル改修を推進できると考えられる。
【0009】本発明は上記の背景の下でなされたもので
あり、その目的は、ビル全体を改修する工事を低価格お
よび短期間で提供でき、かつ、価格および工期がビル保
有者にとって簡単かつ明確に分かるようにして、これに
より、ビルを新築同様の状態にできるなどの全体改修の
利点をビル保有者等が容易に享受できるようにすること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】(1)本発明のある態様
は、ビル改修の受注業務のために用いられる情報処理装
置を提供する。本装置には、ビル改修依頼情報が入力さ
れる改修依頼入力部が設けられる。入力部には、ビル改
修依頼の情報として、ビル全体を新築同様の状態へと改
修する全体新築化改修依頼の情報が入力される。この情
報は、ビル全体の規模、典型的には総面積を含む。
【0011】そして、本発明は、ビル全体の新築化改修
を想定した場合、新築費用と改修費用との関係を利用す
ることにより定価制の改修価格基準を採用できることに
着目している。定価制の改修価格基準では、単位規模当
たりの改修価格、例えば、坪単価が固定される。
【0012】ここでは、ある規模のビル全体を新築する
標準的な工事と、同規模の既存のビル全体を新築同様の
状態へと改修する標準的な工事とを想定する。この改修
工事は、新築工事と比較した場合、躯体の工事、土工
事、杭工事などの費用を削減できる。したがって、ビル
全体の標準的な改修費用はビル全体の標準的な新築費用
より小さくなる。この差に応じて、単位規模当たりの改
修価格を、単位規模当たりの新築価格より小さい値、好
ましくは半分程度の値に設定する。
【0013】そして、本発明の装置では、改修価格算出
部が、上記の定価制の改修価格基準に従って全体新築化
の改修価格を算出する。ビル改修依頼情報に含まれるビ
ル全体の規模の情報と、単位規模当たりの改修価格とか
ら、ビル全体の改修価格が算出される。この改修価格
は、改修引受情報として出力される。
【0014】このように、本発明は、改修対象としてビ
ルの全体、特にその新築化を想定するからこそ新築と改
修の全体費用の比較が可能となることを利用し、これら
の費用の差に応じて単位規模当たりの改修価格を設定し
ている。そしてこの定価制価格基準に従ってビル全体の
改修価格が、改修の引受情報として提供される。したが
って、ビル全体を新築同様の状態にする改修価格が、新
築価格と比べて小さく、低価格になる。さらに、ビル保
有者は、本発明の定価制価格基準に従った改修価格の提
示を受けるので、ビル全体の改修価格が容易かつ明確に
分かる。特に、新築と比べて低い改修価格が明瞭に示さ
れる。ビル保有者にとっては、新築と改修の価格差、お
よび、本当の新築と新築化改修の優劣を勘案する検討が
でき、全体改修を行うことの判断が容易になると考えら
れる。ビルを新築同様の状態にできるなどの全体改修の
利点をビル保有者等が容易に享受できる。さらに、ビル
全体の改修工事の受注が促進されるので、ビル新築化の
利点をより多くのビル保有者およびビル使用者に提供で
きると考えられる。
【0015】本発明の定価制価格基準により、さらに以
下の利点が得られる。定価制を採用することにより、ビ
ル改修関連の業務を大幅に簡素化できる。例えば、受注
が成立する前の段階でのビル保有者との打合せ、改修の
設計や完成予想モデルの作成、価格および工期の見積作
成などの作業を削減できる。定価制なので、予め価格が
概ね決まっているからである。これらの作業の削減は、
特に、受注不成立に至る作業を予め回避できる点で有利
と考えられる。これにより、不動産会社などのビル改修
業務の関連費用を大幅に削減できる。この費用削減を定
価制価格基準に反映して、単位規模当たりの改修価格を
より低く設定できる。これにより、ビル全体改修をより
低価格で提供できる。また、業務作業の削減は、受注が
成立するまでの時間を短縮できるので、より早くスムー
ズにビル改修を推進できると考えられる。
【0016】好ましくは、全体新築化改修は耐震補強工
事を含む。そして、単位規模当たりの改修価格は、ビル
全体を新築同様の状態であって耐震補強が行われた状態
へと改修するときの標準全体改修費用に基づいて設定さ
れる。本発明によれば、新築化に加えて耐震補強をも行
う改修について、低価格、および価格が簡単かつ明確に
分かる、といった利点が得られる。
【0017】好ましくは、全体新築化改修は、天井高さ
増大工事を含む。そして、単位規模当たりの改修価格
は、ビル全体を新築同様の状態であって天井高さ増大工
事が行われた状態へと改修するときの標準全体改修費用
に基づいて設定される。本発明によれば、新築化に加え
て天井高の増大をも行う改修について、低価格、および
価格が簡単かつ明確に分かる、といった利点が得られ
る。
【0018】(2)次に、本発明の別の態様では、ビル
全体を新築同様の状態に改修するための工期が算出され
る。
【0019】本発明は、ビル改修の受注業務のために用
いられる情報処理装置を提供する。本装置には、ビル改
修依頼情報が入力される改修依頼入力部が設けられる。
入力部には、ビル改修依頼の情報として、ビル全体を新
築同様の状態へと改修する全体新築化改修依頼の情報が
入力される。この情報は、ビル全体の規模、典型的には
総面積を含む。
【0020】そして、本発明は、ビル全体の新築化改修
を想定した場合、新築工期と改修工期との関係を利用す
ることにより固定制の改修工期基準を採用できることに
着目している。固定制の改修工期基準では、単位規模当
たりの改修工期、例えば、坪当たりの工期が固定され
る。
【0021】ここでは、ある規模のビル全体を新築する
標準的な工事と、同規模の既存のビル全体を新築同様の
状態へと改修する標準的な工事とを想定する。この改修
工事は、新築工事と比較した場合、躯体の工事、土工
事、杭工事などの工期を削減できる。したがって、ビル
全体の標準的な改修工期はビル全体の標準的な新築工期
より小さくなる。この差に応じて、単位規模当たりの改
修工期を、単位規模当たりの新築工期より小さい値、好
ましくは半分程度の値に設定する。
【0022】そして、本発明の装置では、改修工期算出
部が、上記の固定制の改修工期基準に従って全体新築化
の改修工期を算出する。ビル改修依頼情報に含まれるビ
ル全体の規模の情報と、単位規模当たりの改修工期とか
ら、ビル全体の改修工期が算出される。この改修工期
は、改修引受情報として出力される。
【0023】このように、本発明は、改修対象としてビ
ルの全体、特にその新築化を想定するからこそ新築と改
修の全体工期の比較が可能となることを利用し、これら
の工期の差に応じて単位規模当たりの改修工期を設定し
ている。そしてこの固定制工期基準に従ってビル全体の
改修工期が、改修の引受情報として提供される。したが
って、ビル全体を新築同様の状態にする改修工期が、新
築工期と比べて短くなり、そして、部分部分の改修の積
み重ねによる全体改修工期と比較しても短くなる。さら
に、ビル保有者は、本発明の固定制工期基準に従った改
修工期の提示を受けるので、ビル全体の改修工期が容易
かつ明確に分かる。特に、新築と比べて短い改修工期が
明瞭に示される。ビル保有者にとっては、新築と改修の
工期差、および、本当の新築と新築化改修の優劣を勘案
する検討ができ、全体改修を行うことの判断が容易にな
ると考えられる。ビルを新築同様の状態にできるなどの
全体改修の利点をビル保有者等が容易に享受できる。さ
らに、ビル全体の改修工事の受注が促進されるので、ビ
ル新築化の利点をより多くのビル保有者およびビル使用
者に提供できると考えられる。
【0024】本発明の固定制工期基準により、さらに以
下の利点が得られる。固定制工期基準を採用することに
より、ビル改修関連の業務を大幅に簡素化できる。例え
ば、受注が成立する前の段階でのビル保有者との打合
せ、改修の設計や完成予想モデルの作成、価格および工
期の見積作成などの作業を削減できる。固定制なので、
予め工期が概ね決まるからである。これらの作業の削減
は、特に、受注不成立に至る作業を予め回避できる点で
有利と考えられる。これにより、不動産会社などのビル
改修業務の関連費用を大幅に削減できる。この費用削減
を改修価格に反映して、改修価格をより低く設定でき、
ビル全体改修をより低価格で提供できる。また、業務作
業の削減は、受注が成立するまでの時間を短縮できるの
で、より早くスムーズにビル改修を推進できると考えら
れる。
【0025】好ましくは、全体新築化改修は耐震補強工
事を含む。そして、単位規模当たりの改修工期は、ビル
全体を新築同様の状態であって耐震補強が行われた状態
へと改修するときの標準全体改修工期に基づいて設定さ
れる。本発明によれば、新築化に加えて耐震補強をも行
う改修について、短い工期、および工期が簡単かつ明確
に分かる、といった利点が得られる。
【0026】好ましくは、全体新築化改修は、天井高さ
増大工事を含む。そして、単位規模当たりの改修工期
は、ビル全体を新築同様の状態であって天井高さ増大工
事が行われた状態へと改修するときの標準全体改修工期
に基づいて設定される。本発明によれば、新築化に加え
て天井高の増大をも行う改修について、短い工期、およ
び工期が簡単かつ明確に分かる、といった利点が得られ
る。
【0027】さらに好ましくは、本発明の装置は、上述
の改修価格の算出機能と改修工期の算出機能の両方を含
む。
【0028】また、本発明は、上記の情報処理装置の態
様には限定されない。本発明の別の態様は、例えば、改
修価格および/または改修工期を算出する方法の発明で
あり、また例えば、その方法を実現するコンピュータプ
ログラムまたはそのプログラムを記録した媒体である。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面を参照して説明する。
【0030】図1は、本実施形態のビル改修受注用情報
処理装置を示すブロック図である。ビル改修受注用情報
処理装置10はコンピュータによって構成されており、
入力装置としてのキーボード12およびマウス14と接
続されており、また、出力装置としてのディスプレイ1
6およびプリンタ18と接続されている。
【0031】ビル改修受注用情報処理装置10は、ビル
改修依頼情報が入力される改修依頼入力部20と、入力
されたビル改修依頼情報に基づいて改修価格を算出する
改修価格算出部22と、入力されたビル改修依頼情報に
基づいて改修工期を算出する改修工期算出部24と、改
修価格および改修工期を含む改修引受情報を出力する引
受情報出力部26と、を含む。ビル改修受注用情報処理
装置10は、これらの機能を実現するプログラムをコン
ピュータに組み込むことによって構成される。
【0032】改修依頼の情報は、キーボード12を用い
て入力される。ディスプレイ16に入力画面が表示され
ると、キーボード12を用いて改修依頼の情報が入力さ
れ、この情報が改修依頼入力部20に伝えられる。ま
た、引受情報は、引受情報出力部26により、ディスプ
レイ16およびプリンタ18を用いて出力される。引受
情報がディスプレイ16に表示される。キーボード12
から印刷の指示が入力されると、引受情報がプリンタ1
8にて印刷される。
【0033】ビル改修受注用情報処理装置10は、LA
Nを介して別のコンピュータ30と接続されてもよい。
このとき、ビル改修受注用情報処理装置10はサーバと
して、コンピュータ30はクライアント端末として機能
してよい。コンピュータ30に対して改修依頼の情報が
入力される。改修依頼の情報は、ビル改修受注用情報処
理装置10へ送られ、改修依頼入力部20に伝えられ
る。改修価格および改修工期を含む引受情報は、引受情
報出力部26によってコンピュータ30へと伝えられ
る。
【0034】さらに、ビル改修受注用情報処理装置10
は、LANだけでなく、他の通信手段を介して別のコン
ピュータと接続されてもよい。例えば、インターネット
を介して外部のコンピュータ(携帯端末、携帯電話等で
もよい)と接続することが考えられる。この場合、情報
処理装置10はWWWサーバの機能をもつことが好適で
ある。
【0035】本実施形態のビル改修受注用情報処理装置
10は、その特徴として、以下に説明するように、ビル
全体の改修の価格および工期を、定価制改修価格基準お
よび固定制工期基準に基づいて算出する機能をもつ。
【0036】まず、改修依頼入力部20には、ビル改修
依頼情報として、ビル全体を新築同様の状態へと改修す
る全体新築化改修依頼の情報が入力される。この情報
は、ビル全体の規模を含む。
【0037】改修価格算出部22は、ビル全体の改修を
想定して単位規模当たりの改修価格が固定された定価制
改修価格基準に基づいて、ビル全体の規模の情報から全
体新築化の改修価格を算出する。全体新築化の改修価格
は、ビルの規模に単位規模当たりの改修価格を掛けた値
である。
【0038】改修工期算出部24は、ビル全体の改修を
想定して単位規模当たりの改修工期が固定された固定制
改修工期基準に基づいて、ビル全体の規模の情報から全
体新築化の改修工期を算出する。全体新築化の改修工期
は、ビルの規模に単位規模当たりの改修工期を掛けた値
である。
【0039】本実施形態では、ビル全体の規模を表すパ
ラメータとして、ビルの延床面積が用いられる。そし
て、床面積の単位として「坪(3.3平方メートル)」
が用いられる。そして、単位規模当たりの改修価格とし
ては、改修の坪単価が予め設定されている。また単位規
模当たりの改修工期としては、一坪当たりの工期が予め
設定されている。改修依頼入力部20には、改修対象の
ビルの坪数が入力される。坪数に坪単価を掛けた値が算
出され、また、坪数に一坪当たりの工期を掛けた値が算
出される。
【0040】なお、本発明の範囲内で、ビルの規模を示
す情報については各種の変形が可能である。面積の単位
は坪でなくてもよい。延床面積以外の面積が使われても
よい。面積以外のパラメータが使われてもよい。規模を
表すランクが用いられてもよい(例えば、A、B、C・
・・、ランクが面積の大小に対応してもよいことはもち
ろんである)。ビルの規模を示す情報は、改修価格の処
理と、改修工期の処理とで異なっていてもよい。
【0041】また、本実施形態では、改修価格および改
修工期を求めるのに、価格工期テーブルが用いられる。
価格工期テーブルは、記憶部28に記憶されている。
【0042】図2は、価格工期テーブルの例を示してい
る。坪数が、改修価格および改修工期と関連付けられて
いる。上述のように、改修価格は坪数に坪単価を掛けた
値であり、改修工期は坪数に一坪当たりの工期を掛けた
値である。改修価格算出部22は、改修依頼入力部20
に入力された坪数に対応する改修価格をテーブルから読
み取ることによって、改修価格を求める。改修工期算出
部24は、改修依頼入力部20に入力された坪数に対応
する改修工期をテーブルから読み取ることによって、改
修工期を求める。
【0043】なお、本実施形態では、単純に坪単価およ
び一坪当たりの工期が坪数に掛けられている。しかし、
本発明はこれに限定されない。本発明の範囲内で、調整
された値が用いられてもよい。例えば、坪単価に坪数を
掛けた値に、諸費用等の価格が付加されてもよい。工期
についても同様である。このような値は、好ましくは、
図2のテーブル内に予め書き込まれている。あるいは、
テーブルを使わず、改修価格算出部22および改修工期
算出部24の処理にて、このような値が価格および工期
に盛り込まれてもよい。
【0044】次に、坪単価(単位規模当たりの改修価
格)の設定について説明する。
【0045】図3は、ビルの新築費用と改修費用の比較
を示している。上段は、建替による新築の標準的な費用
である。ここでは、標準的な新築対象のビルとして、地
上8階、地下1階、延床面積2000坪程度のビルが想
定されている。全費用を100としたときの各工事項目
の費用が示されている。工事項目は、意匠(内部仕上、
外部仕上)、躯体(耐震補強含む)、土工事および杭工
事、設備(給排水、空調、電気)、エレベータ、解体、
仮設および外構である。
【0046】図3の下段は、同規模の既存ビル全体を新
築同様の状態へ改修したときの費用である。工事項目毎
に、新築と比較したときの改修費用が示される。これら
改修費用の合計が、ビル全体を新築同様の状態に改修す
るときの全費用である。
【0047】改修の場合、意匠の費用は新築と同様であ
る。しかし、躯体、土工事および杭工事の費用は、新築
よりも大幅に安い。また、給排水、空調、電気、エレベ
ータ、仮設(足場)、外構の費用も削減される。例え
ば、給排水については、既存の共用の縦管が継続して使
用される。そして、個別の横管は取り替えられる。これ
を標準的な工事として想定した場合、給排水の費用が約
半分になる。また例えば、エレベータについては、かご
の交換のみが行われる。これを標準的な工事として想定
した場合、費用が半分以下になる。このようにして、結
果的に、改修費用は新築費用の半分程度、図3の例では
60%になる。
【0048】本実施形態は、図3に示された新築と改修
の全費用の差を利用する。この差に応じて、改修の坪単
価が設定される。新築の場合、通常の坪単価が100万
円に設定されているとする。この場合、改修の坪単価は
60万円に設定される。
【0049】このような単価設定は、本発明が改修対象
としてビルの全体、特にその新築化を想定したことによ
って、可能となっている。ビル全体を対象とするので、
新築との比較の下での改修坪単価が設定可能となってい
る。そして、新築と比べて大幅に低い価格設定が可能と
なっている。さらに、このような定価制に従って改修費
用が算出されるので、ビルの総床面積の坪数を入力する
だけで改修価格が求められる。ビル保有者は、ビル全体
を改修するための価格の提示を簡単かつ明確に受けられ
る。特に、新築と比べて低い改修価格が、新築と比較検
討しやすいかたちで明瞭に示される。
【0050】また、本実施形態では、定価制価格基準を
採用することにより、ビル改修関連の業務を大幅に簡素
化できる。例えば、受注が成立する前の段階でのビル保
有者との打合せ、改修の設計や完成予想モデルの作成、
価格および工期の見積作成などの作業を削減できる。定
価制なので、予め価格が概ね決まっているからである。
これらの作業の削減は、特に、受注不成立に至る作業を
予め回避できる点で有利と考えられる。これにより、不
動産会社などのビル改修業務の関連費用を大幅に削減で
きる。この費用削減が定価制価格基準に反映され、単位
規模当たりの改修価格が低く設定される。その結果、ビ
ル全体改修をより低価格で提供できる。
【0051】なお、上記の説明では、一つの坪単価だけ
が用いられている。これに対し、ビルの規模に応じて、
複数段階の坪単価が用いられてもよい。これは、ビルの
規模が異なったときに改修費用が大きく異なるときに、
特に有効である。例えば、ビルの規模が3ランクに分け
られる。各ランクの坪単価が、対応する規模をもつビル
の標準的な新築費用と改修費用を比較することにより、
設定される。
【0052】また、本実施形態では、図3の躯体欄に示
されるように、全体新築化改修は耐震補強工事を含んで
いる。すなわち、耐震補強を含む改修費用が、耐震補強
仕様の新築工事と比較されている。この費用比較に基づ
いて、すなわち、ビル全体を新築同様の状態であって耐
震補強が行われた状態へと改修するときの標準的な全体
改修費用に基づいて、改修の坪単価が設定されている。
その結果、本装置は、新築化に加えて耐震補強をも行う
改修の価格を算出できる。
【0053】また、本実施形態では、全体新築化改修
は、天井高さ増大工事を含んでいる。ビルの天井は、時
代の変化に伴って高くなる傾向が見られる。本実施形態
の改修対象になるビルの天井は、改修時に新築されてい
るビルの天井より低いことが多い。新築化改修では、ビ
ル建築当時の新築状態よりも、改修時点の通常のビルの
新築状態を得ることが望ましい。したがって、天井を改
修前より高くすることが望ましい。
【0054】また、IT技術の進展に伴い、最近のビル
では、OA仕様のフロアを採用することが一般的であ
る。OA仕様のフロアでは、床下にLANケーブル等の
配線のための空間が設けられる。ところが、本実施形態
の改修対象になるビルの多くは、OA仕様のフロアが一
般的でないころに建築されている。新築化改修では、ビ
ル建築当時の新築状態よりも、改修時点の通常のビルの
新築状態を得ることが求められる。したがって、新築化
改修では、OAフロアを採用すること、要するに床の底
上げが望ましい。この場合、床を上げると室内の高さが
犠牲になる。この観点からも、室内高を確保するため
に、天井を改修前より高くすることが求められる。
【0055】このような理由により、本実施形態では、
全体新築化改修に天井高さの増大工事が含められる。
【0056】図4は、天井高さ増大工事の手法の例を示
している。図4には、4つの工事方法が示されている。
このうち、例えば図4(a)の詳細は本出願人による特
許出願(特願2000−43451、2000年1月1
8日出願)に示されている。同出願に示される天井高さ
増大工事は本実施形態の改修に好適に採用可能である。
さらに好ましくは、天井高さの増大とともに天井の強度
を増す工事が行われる。これにより、耐震補強と天井高
さの増大が同時に実現され、費用の削減効果を増大でき
る。
【0057】さて、本実施形態では、天井高増大工事を
含む改修費用が、新築費用と比較される。新築費用は、
新築時点の通常の天井高を採用するときの費用である。
この費用比較に基づいて、すなわち、ビル全体を新築同
様の状態であって天井高さ増大工事が行われた状態へと
改修するときの標準的な全体改修費用に基づいて、改修
の坪単価が設定されている。その結果、本装置は、新築
化に加えて天井高の増大をも行う改修の価格を算出でき
る。
【0058】さらに好ましくは、天井高増大工事に加え
て、OA対応の床上げを含む改修費用が、新築費用と比
較される。新築費用は、新築時点の通常の天井高および
OA用の底上げ床を採用するときの費用である。この費
用比較に基づいて、すなわち、ビル全体を新築同様の状
態であって天井高さ増大工事が行われ、かつ、OA用の
底上げが行われた状態へと改修するときの標準的な全体
改修費用に基づいて、改修の坪単価が設定されている。
その結果、本装置は、新築化に加えて天井高の増大およ
びOA用の床対応をも含んだ改修の価格を算出できる。
【0059】なお、前掲の本出願人による特許出願(特
願2000−43451、2000年1月18日出願)
に開示される天井高の増大とOA用の床上げを行う工法
は、本実施形態に好適に適用される。
【0060】次に、一坪当たりの工期(単位規模当たり
の改修工期)の設定について説明する。
【0061】図5および図6は、建替による標準的な新
築工期を示している。ここでは、標準的な新築対象のビ
ルとして、改修価格に関して説明したのと同様、地上8
階、地下1階、延床面積2000坪程度のビルが想定さ
れている。全工期は15カ月である。
【0062】図7は、同規模のビル全体を新築同様の状
態に改修するときの標準的な工期を示している。工期は
新築と比べて大幅に短い。改修の工期は8カ月であり、
新築工期15カ月の約半分である。短縮の主な理由は、
土工事、杭工事、躯体工事等の部分の短縮にある。
【0063】図8は、図7と同様に改修工期を示してい
る。ここでは、改修の工事項目は示されず、各階の改修
期間のみが示されている。図7と図8を比較すると、以
下のことが分かる。図7に示されるように、改修では、
ある階である項目の工事が行われているとき、同時に、
別の階で別の項目の工事が行われる。その結果、図8に
示されるように、異なる階の改修期間が部分的に重な
る。これも、改修の工期を短縮できる理由になってい
る。
【0064】図9は、新築工期と改修工期を比較して示
している。図3の費用比較と比べると、図9の工期比較
は多少複雑である。工期比較の場合、複数の工事が併行
して行われるために、単純な比較が困難だからである。
【0065】図9において、上段は新築の工期である。
全工期を100としたときの各工事項目の工期が示され
ている。さらに、全工事および各工事項目の工期の月数
が示されている。工事項目は、意匠(内部仕上、外部仕
上)、躯体(耐震補強含む)、土工事および杭工事、設
備(給排水、空調、電気)、エレベータ、解体、仮設お
よび外構である。
【0066】図9において、括弧内の数字は、実際の工
期である。一方、括弧外の数字は、各工事の工期うちで
全工期(総工期)に影響する部分の大きさである。費用
比較は、括弧外の数字を対象として行う。
【0067】図9の下段は、改修の工期を示している。
工事項目毎に、新築と比較したときの改修工期が示され
る。ここでも、全工期を100としたときの各工事の工
期が示され、さらに工期の月数も示される。また括弧外
には全工期への影響部分が、括弧内には実際の工期が示
される。
【0068】図9に示されるように、改修の全工期は、
新築の半分程度(図9の例では52%)である。工期短
縮の主な理由は、前述のように、内部仕上、躯体、土工
事および杭工事、仮設、外構といった部分(クリティカ
ルパス部分)が短縮されたことにある。例えば、新築の
土工事および杭工事は3.5カ月であるが、改修ではこ
れらの工事が不要である。また、外部仕上、給排水等
は、他の工事と併行して行われるので、全工期には影響
していない。
【0069】ただし解体工事については、改修の方が新
築より長い。しかし、解体が全工期に占める割合が小さ
い。したがって、解体の期間が長くても、他の要因の工
期削減効果の方がはるかに大きいので、全工期は大幅に
短縮されている。
【0070】本実施形態は、図5〜図9に示された新築
と改修の全工期の差を利用する。この差に応じて、改修
の一坪当たりの工期が設定される。新築の場合、図9に
従い、通常の一坪当たりの工期が、15カ月/2000
坪であるとする。この場合、改修の一坪当たりの工期
は、8カ月/2000坪、すなわち、新築の約半分に設
定される。
【0071】このような工期基準の設定は、価格基準の
設定と同様、本発明が改修対象としてビルの全体、特に
その新築化を想定したことによって、可能となってい
る。ビル全体を対象とするので、新築との比較の下での
改修の単位工期が設定可能となっている。そして、新築
と比べて大幅に短い単位工期の設定が可能となってい
る。さらに、このような固定制の工期基準に従って改修
工期が算出されるので、ビルの総床面積の坪数を入力す
るだけで改修工期が求められる。ビル保有者は、ビル全
体を改修するための工期の提示を簡単かつ明確に受けら
れる。特に、新築と比べて短い改修工期が、新築と比較
検討しやすいかたちで明瞭に示される。
【0072】なお、上記の説明では、一坪当たりの改修
工期(単位工期)が、一種類だけであった。これに対
し、ビルの規模に応じて、複数段階の単位工期が用いら
れてもよい。これは、ビルの規模が異なったときに改修
工期が大きく異なるときに、特に有効である。例えば、
ビルの規模が3ランクに分けられる。各ランクに対応す
る単位工期が、対応する規模をもつビルの標準的な新築
工期と改修工期を比較することにより、設定される。
【0073】また、本実施形態では、改修価格に関連し
て説明したように、そして、図9の躯体欄に示されるよ
うに、全体新築化改修は耐震補強工事を含んでいる。す
なわち、耐震補強を含む改修工期が、耐震補強仕様の新
築工事と比較されている。この工期比較に基づいて、す
なわち、ビル全体を新築同様の状態であって耐震補強が
行われた状態へと改修するときの標準的な全体改修工期
に基づいて、改修の一坪当たりの工期が設定されてい
る。その結果、本装置は、新築化に加えて耐震補強をも
行う改修の工期を算出できる。
【0074】また、本実施形態では、改修価格に関連し
て説明したように、全体新築化改修は、天井高さ増大工
事(好ましくは天井高さ増大と耐震補強を同時に行う工
事)を含んでいる。新築工期は、新築時点の通常の天井
高を採用するときの工期である。この工期比較に基づい
て、すなわち、ビル全体を新築同様の状態であって天井
高さ増大工事が行われた状態へと改修するときの標準的
な全体改修工期に基づいて、改修の一坪当たりの工期が
設定されている。その結果、本装置は、新築化に加えて
天井高の増大をも行う改修の工期を算出できる。
【0075】さらに好ましくは、天井高増大工事に加え
て、OA対応の床上げを含む改修工期が、新築工期と比
較される。新築工期は、新築時点の通常の天井高および
OA用の底上げ床を採用するときの工期である。この工
期比較に基づいて、すなわち、ビル全体を新築同様の状
態であって天井高さ増大工事が行われ、かつ、OA用の
底上げが行われた状態へと改修するときの標準的な全体
改修工期に基づいて、改修の一坪当たりの工期が設定さ
れている。その結果、本装置は、新築化に加えて天井高
の増大およびOA用の床対応をも含んだ改修の工期を算
出できる。
【0076】次に、図10は、本実施形態のビル改修受
注用情報処理装置10において、ディスプレイ16に表
示される画面の例を示している。画面の上半部は、改修
依頼の情報を入力するための領域である。ビル名と延床
面積(坪数)の入力欄が設けられている。これらに加え
て、ビルに関する他の情報等の入力欄が設けられもよ
い。
【0077】ユーザは、キーボード12およびマウス1
4を操作して、画面の入力欄に情報を入力する。このと
き、延床面積の坪数が入力される。この入力情報が改修
依頼入力部20に伝えられる。
【0078】画面の中央には実行ボタンが設けられてい
る。ユーザは、改修依頼の情報を入力してから、実行ボ
タンをクリックする。これを受けて、改修価格算出部2
2が、定価制改修価格基準に従って延床面積から改修価
格を求める。また、改修工期算出部24が、固定制改修
工期基準に従って延床面積から改修工期を求める。これ
らの計算処理は、延床面積に対応する価格および工期
を、価格工期テーブル記憶部28のテーブルから読み取
ることによって実現される。
【0079】図10の画面の下半部は、引受情報を提示
する領域である。引受情報として改修価格および改修工
期を表示する欄が設けられている。引受情報出力部26
は、改修価格および改修工期を、引受情報としてディス
プレイ16に表示させる。
【0080】図10の画面には、さらに、印刷ボタンが
設けられている。ユーザが印刷ボタンをクリックする
と、図10の画面と同様の情報が、プリンタ18にて所
定のフォーマットで印刷される。
【0081】上記の例では、ビル改修受注用情報処理装
置10は、ビル改修を請け負う会社(例えば不動産会
社)のオペレータにより操作される。オペレータは、ビ
ル保有者から伝えられたビルの規模(床面積)を装置1
0に入力する。そして、オペレータは、装置10から出
力された引受情報をビル保有者に伝える。ディスプレイ
表示が直接ビル保有者に提示されてもよい。また、ビル
保有者自身により装置10が操作されてもよい。
【0082】上記の使用形態においては、改修価格およ
び改修工期を含む引受情報は、受注を推進するための情
報として利用される。提示された引受情報は、ビル改修
を請け負う会社の営業活動に利用され、また、受注会社
ビル保有者が改修を行うか否かを検討するために利用さ
れる。
【0083】ただし、本発明の範囲内で、改修価格およ
び改修工期を含む引受情報は、上記以外の役目をもって
もよい。例えば、引受情報は、取引契約用の情報として
用いられてもよい。引受情報は、契約書の一部として出
力される。この契約書の作成によって取引が成立する。
このとき、ビル改修受注用情報処理装置10は、ビル改
修の受注取引を実行するための処理を行っている。取引
成立の情報は装置10に記憶され、必要に応じて外部に
送られる。
【0084】
【発明の効果】本発明によれば、定価制価格基準に従っ
てビル全体の改修価格が、改修の引受情報として提供さ
れる。したがって、ビル全体を新築同様の状態にする改
修価格が、新築価格と比べて小さくなり、そして、部分
部分の改修の積み重ねによる全体改修費用と比較しても
低価格になる。さらに、ビル保有者は、本発明の定価制
価格基準に従った改修価格の提示を受けるので、ビル全
体の改修価格が容易かつ明確に分かる。特に、新築と比
べて低い改修価格が明瞭に示される。ビル保有者にとっ
ては、新築と改修の価格差、および、本当の新築と新築
化改修の優劣を勘案する検討ができ、全体改修を行うこ
との判断が容易になると考えられる。ビルを新築同様の
状態にできるなどの全体改修の利点をビル保有者等が容
易に享受できる。さらに、ビル全体の改修工事の受注が
促進されるので、ビル新築化の利点をより多くのビル保
有者およびビル使用者に提供できると考えられる。
【0085】また本発明によれば、定価制価格基準を採
用することにより、ビル改修関連の業務を大幅に簡素化
できる。例えば、受注が成立する前の段階でのビル保有
者との打合せ、改修の設計や完成予想モデルの作成、価
格および工期の見積作成などの作業を削減できる。定価
制なので、予め価格が概ね決まっているからである。こ
れらの作業の削減は、特に、受注不成立に至る作業を予
め回避できる点で有利と考えられる。これにより、不動
産会社などのビル改修業務の関連費用を大幅に削減でき
る。この費用削減を定価制価格基準に反映して、単位規
模当たりの改修価格をより低く設定できる。これによ
り、ビル全体改修をより低価格で提供できる。また、業
務作業の削減は、受注が成立するまでの時間を短縮でき
るので、より早くスムーズにビル改修を推進できると考
えられる。
【0086】また本発明によれば、固定制工期基準に従
ってビル全体の改修工期が、改修の引受情報として提供
される。したがって、ビル全体を新築同様の状態にする
改修工期が、新築工期と比べて短くなり、そして、部分
部分の改修の積み重ねによる全体改修工期と比較しても
短くなる。さらに、ビル保有者は、本発明の固定制工期
基準に従った改修工期の提示を受けるので、ビル全体の
改修工期が容易かつ明確に分かる。特に、新築と比べて
短い改修工期が明瞭に示される。ビル保有者にとって
は、新築と改修の工期差、および、本当の新築と新築化
改修の優劣を勘案する検討ができ、全体改修を行うこと
の判断が容易になると考えられる。ビルを新築同様の状
態にできるなどの全体改修の利点をビル保有者等が容易
に享受できる。さらに、ビル全体の改修工事の受注が促
進されるので、ビル新築化の利点をより多くのビル保有
者およびビル使用者に提供できると考えられる。
【0087】本発明によれば、固定制工期基準を採用す
ることにより、ビル改修関連の業務を大幅に簡素化でき
る。例えば、受注が成立する前の段階でのビル保有者と
の打合せ、改修の設計や完成予想モデルの作成、価格お
よび工期の見積作成などの作業を削減できる。固定制な
ので、予め工期が概ね決まるからである。これらの作業
の削減は、特に、受注不成立に至る作業を予め回避でき
る点で有利と考えられる。これにより、不動産会社など
のビル改修業務の関連費用を大幅に削減できる。この費
用削減を改修価格に反映して、改修価格をより低く設定
でき、ビル全体改修をより低価格で提供できる。また、
業務作業の削減は、受注が成立するまでの時間を短縮で
きるので、より早くスムーズにビル改修を推進できると
考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のビル改修用情報処理装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】定価制価格基準および固定制工期基準に従って
改修価格および改修工期を算出するために用いられる価
格工期テーブルを示す図である。
【図3】ビル全体の標準的な新築費用と標準的な改修費
用とを比較して示す図である。
【図4】天井高さを増大する改修工事の手法を示す図で
ある。
【図5】ビル全体の標準的な新築工期を示す図である。
【図6】ビル全体の標準的な新築工期を示す図である。
【図7】ビル全体の標準的な改修工期を示す図である。
【図8】ビル全体の標準的な改修工期を示す図である。
【図9】ビル全体の標準的な新築工期と標準的な改修工
期とを比較して示す図である。
【図10】ビル改修受注用情報処理装置によってディス
プレイに表示される画面の例を示す図である。
【符号の説明】
10 ビル改修受注用情報処理装置 12 キーボード 14 マウス 16 ディスプレイ 18 プリンタ 20 改修依頼入力部 22 改修価格算出部 24 改修工期算出部 26 引受情報出力部 28 価格工期テーブル記憶部 30 コンピュータ

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビル改修依頼情報が入力される改修依頼
    入力部と、 入力されたビル改修依頼情報に基づいて改修価格を算出
    する改修価格算出部と、 前記改修価格を含む改修引受情報を出力する引受情報出
    力部と、 を含み、 前記改修依頼入力部には、前記ビル改修依頼情報とし
    て、ビル全体を新築同様の状態へと改修する全体新築化
    改修依頼の情報であって、前記ビル全体の規模を含む情
    報が入力され、 前記改修価格算出部は、前記ビル全体の改修を想定して
    単位規模当たりの改修価格が固定された定価制改修価格
    基準に基づいて、前記ビル全体の規模の情報から全体新
    築化の改修価格を算出し、 前記単位規模当たりの改修価格は、新築ビル全体の標準
    全体新築費用と既存ビル全体を新築同様の状態へと改修
    したときの標準全体改修費用とに基づき、前記標準全体
    新築費用と前記標準全体改修費用との差に応じて、新築
    ビルの単位規模当たりの新築価格より小さく設定されて
    いることを特徴とするビル改修受注用情報処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のビル改修受注用情報処
    理装置において、 さらに、入力されたビル改修依頼情報に基づいて改修工
    期を算出する改修工期算出部を含み、 前記引受情報出力部は、前記改修工期を含む改修引受情
    報を出力し、 前記改修工期算出部は、前記ビル全体の改修を想定して
    単位規模当たりの改修工期が固定された固定制改修工期
    基準に基づいて、前記ビル全体の規模の情報から全体新
    築化の改修工期を算出し、 前記単位規模当たりの改修工期は、新築ビル全体の標準
    全体新築工期と既存ビル全体を新築同様の状態へと改修
    したときの標準全体改修工期とに基づき、前記標準全体
    新築工期と前記標準全体改修工期との差に応じて、新築
    ビルの単位規模当たりの新築工期より小さく設定されて
    いることを特徴とするビル改修受注用情報処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のビル改修受注用情報処
    理装置において、 前記全体新築化改修は耐震補強工事を含み、 前記単位規模当たりの改修価格は、ビル全体を新築同様
    の状態であって耐震補強が行われた状態へと改修すると
    きの標準全体改修費用に基づいて設定されることを特徴
    とするビル改修受注用情報処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または3に記載のビル改修受注
    用情報処理装置において、 前記全体新築化改修は、天井高さ増大工事を含み、 前記単位規模当たりの改修価格は、ビル全体を新築同様
    の状態であって天井高さ増大工事が行われた状態へと改
    修するときの標準全体改修費用に基づいて設定されるこ
    とを特徴とするビル改修受注用情報処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載のビル改修受注用情報処
    理装置において、 前記全体新築化改修は耐震補強工事を含み、 前記単位規模当たりの改修工期は、ビル全体を新築同様
    の状態であって耐震補強が行われた状態へと改修すると
    きの標準全体改修工期に基づいて設定されることを特徴
    とするビル改修受注用情報処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項2または5に記載のビル改修受注
    用情報処理装置において、 前記全体新築化改修は、天井高さ増大工事を含み、 前記単位規模当たりの改修工期は、ビル全体を新築同様
    の状態であって天井高さ増大工事が行われた状態へと改
    修するときの標準全体改修工期に基づいて設定されるこ
    とを特徴とするビル改修受注用情報処理装置。
  7. 【請求項7】 ビル改修依頼情報が入力される改修依頼
    入力部と、 入力されたビル改修依頼情報に基づいて改修工期を算出
    する改修工期算出部と、 前記改修工期を含む改修引受情報を出力する引受情報出
    力部と、 を含み、 前記改修依頼入力部には、前記ビル改修依頼情報とし
    て、ビル全体を新築同様の状態へと改修する全体新築化
    改修依頼の情報であって、前記ビル全体の規模を含む情
    報が入力され、 前記改修工期算出部は、前記ビル全体の改修を想定して
    単位規模当たりの改修工期が固定された固定制改修工期
    基準に基づいて、前記ビル全体の規模の情報から全体新
    築化の改修工期を算出し、 前記単位規模当たりの改修工期は、新築ビル全体の標準
    全体新築工期と既存ビル全体を新築同様の状態へと改修
    したときの標準全体改修工期とに基づき、前記標準全体
    新築工期と前記標準全体改修工期との差に応じて、新築
    ビルの単位規模当たりの新築工期より小さく設定されて
    いることを特徴とするビル改修受注用情報処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のビル改修受注用情報処
    理装置において、 前記全体新築化改修は耐震補強工事を含み、 前記単位規模当たりの改修工期は、ビル全体を新築同様
    の状態であって耐震補強が行われた状態へと改修すると
    きの標準全体改修工期に基づいて設定されることを特徴
    とするビル改修受注用情報処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項7または8に記載のビル改修受注
    用情報処理装置において、 前記全体新築化改修は、天井高さ増大工事を含み、 前記単位規模当たりの改修工期は、ビル全体を新築同様
    の状態であって天井高さ増大工事が行われた状態へと改
    修するときの標準全体改修工期に基づいて設定されるこ
    とを特徴とするビル改修受注用情報処理装置。
  10. 【請求項10】 ビル改修依頼情報が入力される改修依
    頼入力ステップと、 入力されたビル改修依頼情報に基づいて改修価格を算出
    する改修価格算出ステップと、 前記改修価格を含む改修引受情報を出力する引受情報出
    力ステップと、 を含み、 前記改修依頼入力ステップでは、前記ビル改修依頼情報
    として、ビル全体を新築同様の状態へと改修する全体新
    築化改修依頼の情報であって、前記ビル全体の規模を含
    む情報が入力され、 前記改修価格算出ステップでは、前記ビル全体の改修を
    想定して単位規模当たりの改修価格が固定された定価制
    改修価格基準に基づいて、前記ビル全体の規模の情報か
    ら全体新築化の改修価格を算出し、 前記単位規模当たりの改修価格は、新築ビル全体の標準
    全体新築費用と既存ビル全体を新築同様の状態へと改修
    したときの標準全体改修費用とに基づき、前記標準全体
    新築費用と前記標準全体改修費用との差に応じて、新築
    ビルの単位規模当たりの新築価格より小さく設定されて
    いることを特徴とするビル改修受注のために用いられる
    情報処理方法。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のビル改修受注のた
    めに用いられる情報処理方法において、 さらに、入力されたビル改修依頼情報に基づいて改修工
    期を算出する改修工期算出ステップを含み、 前記引受情報出力ステップでは、前記改修工期を含む改
    修引受情報を出力し、 前記改修工期算出ステップは、前記ビル全体の改修を想
    定して単位規模当たりの改修工期が固定された固定制改
    修工期基準に基づいて、前記ビル全体の規模の情報から
    全体新築化の改修工期を算出し、 前記単位規模当たりの改修工期は、新築ビル全体の標準
    全体新築工期と既存ビル全体を新築同様の状態へと改修
    したときの標準全体改修工期とに基づき、前記標準全体
    新築工期と前記標準全体改修工期との差に応じて、新築
    ビルの単位規模当たりの新築工期より小さく設定されて
    いることを特徴とする情報処理方法。
  12. 【請求項12】 請求項10に記載のビル改修受注のた
    めに用いられる情報処理方法において、 前記全体新築化改修は耐震補強工事を含み、 前記単位規模当たりの改修価格は、ビル全体を新築同様
    の状態であって耐震補強が行われた状態へと改修すると
    きの標準全体改修費用に基づいて設定されることを特徴
    とする情報処理方法。
  13. 【請求項13】 請求項10または12に記載のビル改
    修受注のために用いられる情報処理方法において、 前記全体新築化改修は、天井高さ増大工事を含み、 前記単位規模当たりの改修価格は、ビル全体を新築同様
    の状態であって天井高さ増大工事が行われた状態へと改
    修するときの標準全体改修費用に基づいて設定されるこ
    とを特徴とする情報処理方法。
  14. 【請求項14】 請求項11に記載のビル改修受注のた
    めに用いられる情報処理方法において、 前記全体新築化改修は耐震補強工事を含み、 前記単位規模当たりの改修工期は、ビル全体を新築同様
    の状態であって耐震補強が行われた状態へと改修すると
    きの標準全体改修工期に基づいて設定されることを特徴
    とする情報処理方法。
  15. 【請求項15】 請求項11または14に記載のビル改
    修受注のために用いられる情報処理方法において、 前記全体新築化改修は、天井高さ増大工事を含み、 前記単位規模当たりの改修工期は、ビル全体を新築同様
    の状態であって天井高さ増大工事が行われた状態へと改
    修するときの標準全体改修工期に基づいて設定されるこ
    とを特徴とする情報処理方法。
  16. 【請求項16】 ビル改修依頼情報が入力される改修依
    頼入力ステップと、 入力されたビル改修依頼情報に基づいて改修工期を算出
    する改修工期算出ステップと、 前記改修工期を含む改修引受情報を出力する引受情報出
    力ステップと、 を含み、 前記改修依頼入力ステップでは、前記ビル改修依頼情報
    として、ビル全体を新築同様の状態へと改修する全体新
    築化改修依頼の情報であって、前記ビル全体の規模を含
    む情報が入力され、 前記改修工期算出ステップでは、前記ビル全体の改修を
    想定して単位規模当たりの改修工期が固定された固定制
    改修工期基準に基づいて、前記ビル全体の規模の情報か
    ら全体新築化の改修工期を算出し、 前記単位規模当たりの改修工期は、新築ビル全体の標準
    全体新築工期と既存ビル全体を新築同様の状態へと改修
    したときの標準全体改修工期とに基づき、前記標準全体
    新築工期と前記標準全体改修工期との差に応じて、新築
    ビルの単位規模当たりの新築工期より小さく設定されて
    いることを特徴とするビル改修受注のために用いられる
    情報処理方法。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載のビル改修受注のた
    めに用いられる情報処理方法において、 前記全体新築化改修は耐震補強工事を含み、 前記単位規模当たりの改修工期は、ビル全体を新築同様
    の状態であって耐震補強が行われた状態へと改修すると
    きの標準全体改修工期に基づいて設定されることを特徴
    とする情報処理方法。
  18. 【請求項18】 請求項16または17に記載のビル改
    修受注のために用いられる情報処理方法において、 前記全体新築化改修は、天井高さ増大工事を含み、 前記単位規模当たりの改修工期は、ビル全体を新築同様
    の状態であって天井高さ増大工事が行われた状態へと改
    修するときの標準全体改修工期に基づいて設定されるこ
    とを特徴とする情報処理方法。
  19. 【請求項19】 コンピュータにて実行可能なプログラ
    ムであって、 ビル改修依頼情報が入力される改修依頼入力ステップ
    と、 入力されたビル改修依頼情報に基づいて改修価格を算出
    する改修価格算出ステップと、 前記改修価格を含む改修引受情報を出力する引受情報出
    力ステップと、 を前記コンピュータに実行させ、 前記改修依頼入力ステップでは、前記ビル改修依頼情報
    として、ビル全体を新築同様の状態へと改修する全体新
    築化改修依頼の情報であって、前記ビル全体の規模を含
    む情報が入力され、 前記改修価格算出ステップでは、前記ビル全体の改修を
    想定して単位規模当たりの改修価格が固定された定価制
    改修価格基準に基づいて、前記ビル全体の規模の情報か
    ら全体新築化の改修価格を算出し、 前記単位規模当たりの改修価格は、新築ビル全体の標準
    全体新築費用と既存ビル全体を新築同様の状態へと改修
    したときの標準全体改修費用とに基づき、前記標準全体
    新築費用と前記標準全体改修費用との差に応じて、新築
    ビルの単位規模当たりの新築価格より小さく設定されて
    いることを特徴とするビル改修受注の情報処理用プログ
    ラム。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載のビル改修受注の情
    報処理用プログラムであって、 さらに、入力されたビル改修依頼情報に基づいて改修工
    期を算出する改修工期算出ステップを前記コンピュータ
    に実行させ、 前記引受情報出力ステップでは、前記改修工期を含む改
    修引受情報を出力し、 前記改修工期算出ステップは、前記ビル全体の改修を想
    定して単位規模当たりの改修工期が固定された固定制改
    修工期基準に基づいて、前記ビル全体の規模の情報から
    全体新築化の改修工期を算出し、 前記単位規模当たりの改修工期は、新築ビル全体の標準
    全体新築工期と既存ビル全体を新築同様の状態へと改修
    したときの標準全体改修工期とに基づき、前記標準全体
    新築工期と前記標準全体改修工期との差に応じて、新築
    ビルの単位規模当たりの新築工期より小さく設定されて
    いることを特徴とする情報処理用プログラム。
  21. 【請求項21】 コンピュータにて実行可能なプログラ
    ムであって、 ビル改修依頼情報が入力される改修依頼入力ステップ
    と、 入力されたビル改修依頼情報に基づいて改修工期を算出
    する改修工期算出ステップと、 前記改修工期を含む改修引受情報を出力する引受情報出
    力ステップと、 を前記コンピュータに実行させ、 前記改修依頼入力ステップでは、前記ビル改修依頼情報
    として、ビル全体を新築同様の状態へと改修する全体新
    築化改修依頼の情報であって、前記ビル全体の規模を含
    む情報が入力され、 前記改修工期算出ステップでは、前記ビル全体の改修を
    想定して単位規模当たりの改修工期が固定された固定制
    改修工期基準に基づいて、前記ビル全体の規模の情報か
    ら全体新築化の改修工期を算出し、 前記単位規模当たりの改修工期は、新築ビル全体の標準
    全体新築工期と既存ビル全体を新築同様の状態へと改修
    したときの標準全体改修工期とに基づき、前記標準全体
    新築工期と前記標準全体改修工期との差に応じて、新築
    ビルの単位規模当たりの新築工期より小さく設定されて
    いることを特徴とするビル改修受注の情報処理用プログ
    ラム。
  22. 【請求項22】 請求項19〜21のいずれかに記載の
    ビル改修受注の情報処理用プログラムを格納した、コン
    ピュータにて読取可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008217655A (ja) * 2007-03-07 2008-09-18 Nomura Research Institute Ltd 施設管理システム及びプログラム
JP7516932B2 (ja) 2020-07-08 2024-07-17 三菱電機ビルソリューションズ株式会社 見積自動出力装置

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