JP2008217655A - 施設管理システム及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】管理対象施設毎に、施設名称、供用開始年、及び少なくとも一つの価値評価項目に係る評価値を格納しておく施設台帳テーブル22と、価値評価項目の評価値と得点との対応関係を設定しておく施設価値評価点数テーブル25と、経年と劣化度評価値及びその得点との対応関係を設定しておく劣化度評価点数テーブル24とを備え、各施設の供用開始年と特定年度とを比較し、当該年度における各施設の経年を算出する処理と、この経年に基づき各施設の劣化度評価得点を算出する処理と、各施設の評価値に基づいて価値評価得点を算出する処理と、劣化度評価得点及び価値評価得点の合計得点を施設毎に算出する処理と、各施設を合計得点順または劣化度評価得点順に整列させて、補修工事の優先順位を示すリストを生成する処理を実行する施設管理システム10。
【選択図】図1
Description
これらの施設は、運営していくだけでも維持費用が発生するが、建物の経年劣化に対応するため定期的に補修工事を施す必要があり、その度に比較的大きな補修費用が嵩むこととなる。
このため、自治体や企業の担当者には、多数の保有施設を効率的に管理することが求められる。
あるいは、個別施設の詳細な劣化情報を入力することにより、補修の要否や補修項目の優先度を判定するタイプのシステムも提案されている(特許文献1参照)。
施設台帳管理システム[平成19年1月24日検索] インターネットURL:http://www.nansyu.com/NewFiles/system/shisetu.html
このため、単に施設台帳の管理機能を提供したり、個別施設についての診断機能を提供するだけのツールでは、役不足の感が否めなかった。
上記の「価値評価項目」としては、例えば各施設の活用性、防災性、独立性、市場性、耐震・安全性、必需性等が該当する。
上記「補修工事の優先順位を示すリスト」は、ディスプレイやプリンタに出力される。あるいは、Webファイルとしてクライアント端末に送信される。
上記「カテゴリ」としては、学校施設、民生施設、体育施設等が該当する。
例えば、大規模補修が実施された施設については、実施年度において経年を0にリセットすることが該当する。
また、中規模補修が実施された施設について、実施年度において現実の経年からを20年を差し引いたり、小規模補修が実施された施設について、実施年度において現実の経年からを10年を差し引いたりすることもできる。
する請求項6に記載の施設管理システム。
Webサーバ12には、インターネット等のネットワーク18を介して、ユーザの操作するPC端末20が接続されている。
また、Webサーバ12は、その処理結果を表示するための画面(Webファイル)を生成し、ユーザのPC端末20に送信する処理を実行する。
これに対しWebサーバ12は、台帳情報入力画面をPC端末20に送信する。
この結果、図2に示すように、PC端末20のWebブラウザ上に台帳情報入力画面40が表示される。この画面40には、基本データ、補修履歴、施設評価、付加データの各入力エリアが設定されている。
ここで「施設種」は管理対象施設のカテゴリを意味し、ユーザは▼ボタンをクリックしてプルダウンメニューを開き、学校施設、民生施設、体育施設、社会教育施設、住区施設、公営住宅、その他施設等の中から該当の施設種を選択入力する。
これに対し、ユーザが必要情報を入力して登録ボタンをクリックすると、補修履歴入力エリア42に補修履歴がリストアップされる。
ここで「活用性」は、当該施設の利用度の多寡を意味する。また「防災性」は、当該施設の地域における防災拠点としての役割度を意味する。「独立性」は、周辺における類似施設の多寡を意味する。市場性は、代替する民間施設の多寡を意味する。耐震・安全性とは、施設の耐震強度を意味する。必需性は、当該施設の地域における重要性を意味する。
上記の評価に際しユーザは、「年間利用率・稼働率が年間目標より高い」や「防災拠点としての機能が強い」など、各評価値に添えられた解説文を参照し、当該施設の現況に最もマッチした評価値を選択する。
引き続きユーザは、管理対象となる各施設について、必要情報の入力作業を行う。
例えば、A評価には評価点数:100、経年範囲:47〜100年が設定されているため、供用開始から50年経過したある施設に対してはA評価が判定され、100点が計上されることを意味している。後に詳述するが、このシステム10においては、この評価点が高いほど大規模補修の優先順位が高くなる。
これに対し、D評価には評価点数:0、経年範囲:0〜15年が設定されているため、供用開始から10年しか経過していない施設に対してはD評価が判定され、0点が計上されることとなる。
この劣化度評価点数設定画面への入力を済ませたユーザが「確定」ボタン47をクリックすると、DBサーバ16を介して入力データが劣化度評価点数テーブル24に格納される。
図においてはA評価について数値の「100」が、B評価について数値の「50」が、C評価について数値の「0」が設定されている。
このため、例えば台帳情報入力画面40において活用性、防災性、独立性、市場性、耐震・安全性、必需性の全選択項目についてA評価が選択された施設に対しては、合計で600点が付与されることとなる。逆に、全選択項目についてC評価が選択された施設の得点は、0点ということになる。
この評価点数設定画面48への入力を済ませたユーザが「確定」ボタン49をクリックすると、DBサーバ16を介して入力データが施設価値評価点数テーブル25に格納される。
この重み係数は、各評価項目の重み係数の合計が1.00になるように設定される必要があり、例えばある項目に0.50を設定すると「差」の項目にその残差である0.50が表示されるため、これを参照しながらユーザは各項目の係数を施設種毎に設定していく。
因みに、図5の学校施設の例では、劣化度(重み係数=0.50)を最も重視し、次いで活用性(重み係数=0.15)と耐震・安全性(重み係数=0.15)を重視するユーザの姿勢が表れている。
この重み係数設定画面への入力を済ませたユーザが「確定」ボタン51をクリックすると、DBサーバ16を介して入力データが重み係数テーブル28に格納される。
これらの入力を済ませたユーザが「確定」ボタン53をクリックすると、DBサーバ16を介して入力データが予算設定テーブル26に格納される。
後述の通り、このシステム10においては、これらの単価データに各施設の延床面積を乗ずることにより、必要費用が算出される。
この経年は、施設台帳テーブル22の供用開始年データと、補修履歴テーブル27の大規模補修履歴データ、及び現在年に基づいて導かれる。
例えば、ある施設の供用開始年が1990年であり、現在が2006年であれば、経年は単純に16年となる。
これに対し、他の施設の供用開始年が1950年、大規模補修実施年が2000年、現在が2006年の場合には、大規模補修のなされた2000年において経年が一旦0にリセットされる結果、当該施設の経年は6年となる。
例えば、ある施設の経年が52年の場合、経年範囲47〜100年に該当するため、劣化度:A、評価点数:100がAPサーバ14によって導かれる。
例えば、ある施設の価値評価が活用度:A、防災性:B、独立性:C、市場性:A、耐震・安全性:B、必需性:Cである場合、APサーバ14は施設価値評価点数テーブル25の設定に基づき、活用度=100点、防災性=50点、独立性=0点、市場性=100点、耐震・安全性=50点、必需性=0点を計上する。
つぎにAPサーバ14は、この総合得点に基づいて各施設を降順にソートし、大規模補修の優先順位を決定する(S14)。
つぎに、この優先順位を反映させた画面がWebサーバ12からPC端末20に送信され(S15)、Webブラウザ上に表示される。
この優先順位リストには、当該自治体が管理する全施設間の優先順位がデフォルトで表示されているが、ユーザが施設種選択欄57において施設種を例えば「学校施設」に限定することにより、当該施設種に属する施設に絞り込んだ優先順位リストが更新表示される。
すなわち、ユーザがソート設定欄58のラジオボタンを操作してデフォルトの「総合得点を優先する」から「劣化度を優先する」に設定を変更すると(S16)、APサーバ14は各施設を劣化度評価点数の高低にのみ基づいて再整列させ、新たな優先順位を決定する。この際、劣化度評価点が同じ施設間でのみ、総合得点に基づく順位付けが行われる。
その後、新たな総合順位に従って各施設を再整列させた優先順位テーブルが、Webサーバ12からPC端末20に送信される。
上記のように、各項目の重み係数はユーザによって事前に設定されているが、この優先順位表示画面55において各係数に調整を加え、「重み係数反映」ボタン60をクリックすると(S17)、直近の重み係数に基づいて総合得点が再計算され、新たな総合順位に従った優先順位表示欄56が更新表示されることとなる。
これを受けたDBサーバ16は、各施設の総合得点及び総合順位データ等を、優先順位テーブル29に保存する(S18、19)。
まずユーザが、サービスメニュー画面(図示省略)において予測シミュレーションのリクエストを入力すると、Webサーバ12からPC端末20に対し、シナリオ振分画面が送信される(S30)。
図11は、PC端末20のWebブラウザ上に表示されたシナリオ振分画面65を示すものであり、この画面65には各施設が優先順位(総合順位)に従って昇順に整列配置されたリスト66が表示されており、各施設のレコードには「継続or廃棄」の表示項目67が設定されている。
例えば、活用性が比較的高い施設であっても、耐震・安全性に問題がある施設や近隣に類似の施設が存在する場合には「廃棄」にする、反対に活用性が比較的低い施設であっても防災性や必需性が高い施設については「継続」するといった、地域の実情にマッチした選択が可能となる。
この継続または廃棄の判断に際しては、基本データ表示欄70に表示される供用開始年、延床面積、所在地等のデータを参考にすることができる。
すなわち、ユーザが「仕分けルール」ボタン71をクリックすると、これを受けたWebサーバ12は(S31)、図12に示す仕分けルール設定画面72をPC端末20に送信する(S32)。
例えば、「劣化度がA以上のとき廃棄」を選択入力し、「確定」ボタン73をクリックすると、これを受けたAPサーバ14は(S33)、リスト66に列挙された施設中で劣化度がA以上のものを抽出し、これらに対して自動的に「廃棄」のフラグを設定する自動仕分け処理を実行する(S34)。
この結果、劣化度Aの全施設について「廃棄」が記述されたシナリオ振分画面65がWebサーバ12から送信され(S43)、PC端末20のWebブラウザ上に表示される。
まず、ユーザがリスト66中の特定の施設を選択した状態で「各施設将来費用」ボタン74をクリックすると、これを受けたAPサーバ14は(S35)、施設台帳テーブル22を参照し、当該施設の延床面積を取得する(S36)。
つぎにAPサーバ14は、費用単価テーブル23を参照し、当該施設種について予め設定された維持費用の単価データ及び大規模補修費用の単価データを取得する(S37)。
これは、当該施設の経年が劣化度評価点数テーブル24に設定されたA評価に該当する年度を算出する処理であり、例えば供用開始年が1990年である施設の場合、その47年後の2037年が大規模補修年となる。
これに対し、供用開始年は1948年であるが1995年に大規模補修が実施された施設については、一旦1995年において経年が0にリセットされる結果、それから47年後の2042年が大規模補修年となる。
つぎに、Webサーバ12によってこれらのグラフを含むWebページが生成され、PC端末20に送信される(S41)。
また下段には、当該施設の将来に亘る累積発生費用を縦軸に、年度を横軸に設定した折れ線グラフ77が配置されている。
両グラフを参照することにより、ユーザは当該施設の廃棄または継続をより的確に判断することが可能となる。
つぎにAPサーバ14が施設台帳テーブル22を参照し、各継続施設の延床面積を取得する(S46)。
つぎにAPサーバ14は、費用単価テーブル23を参照し、当該施設種について予め設定された維持費用の単価データ及び大規模補修費用の単価データを取得する(S47)。
つぎにAPサーバ14は、各継続施設の大規模補修年を特定する(S48)。
つぎにAPサーバ14は、その結果を反映した2種類のグラフを生成する(S50)。
つぎに、Webサーバ12によってこれらのグラフを含むWebページが生成され、PC端末20に送信される(S51)。
また下段には、全継続施設の将来に亘る累積発生費用を縦軸に、年度を横軸に設定した折れ線グラフ82が配置されている。
両グラフを参照することにより、ユーザは継続を選択した全施設を維持していくのに必要な費用を大まかに把握することが可能となり、それが許容範囲を超えている場合には前のシナリオ振分画面65に戻って廃棄対象の施設を増やし、シミュレーションをやり直すことができる。
そこで、このシステム10においては、所定の予算制約下における各施設への費用の充当可能性をシミュレートする機能を備えている。以下、図16及び図17のフローチャートに従い、この予算制約シミュレーション機能について説明する。
つぎにAPサーバ14は、各継続施設の劣化度及び評価得点の取得処理(S62)、各継続施設の価値評価及び評価点数の取得処理(S63)、各継続施設の総合得点の算出処理(S64)、各継続施設間の優先順位の決定処理(S65)、各継続施設の延床面積の取得処理(S66)、当該施設種に係る維持費用及び大規模補修費用の単価データの取得処理(S67)、現年度における大規模補修対象施設の特定処理(S68)を実行する。
このS68の「現年度における大規模補修対象施設の特定」は、各継続施設の供用開始年データ及び補修履歴データに基づいてそれぞれの大規模補修年を算出し、これらと現年度を比較することで実現される。
つぎにAPサーバ14は、予算の残額を上記優先順位に従い、現年度に大規模補修期を迎える各継続施設の大規模補修費用に充当する(S70)。
また、予算切れで当該年度において大規模補修費用が充当されなかった施設については、次年度において高い優先順位が付与される結果、当該年度に大規模補修費用が充当される可能性が高くなる。
当該年度の予算に端数が生じた場合には、その金額分が次年度繰越金としてメモリに格納される(S71)。
つぎに、Webサーバ12によってこの図表を含んだ年度別補修対象画面が生成され、PC端末20に送信される(S75)。図18は、この年度別補修対象画面84を示すものである。
ユーザが、上記画面の予算入力フィールド87に任意の予算額(例えば10億円)を入力した場合にも、当該予算に従ってS61〜S71の処理が繰り返され、新たな予算充当の可否結果を示す画面84が送信されることとなる。
この図の実線で囲まれた部分αは、実際には青色で表示されており、予算の充当がなされた範囲を示している。また、点線で表示された部分βは、実際には赤色で表示されており、予算の充当が必要であるにもかかわらず予算不足のために充当がなされなかった範囲を示している。
この図からは、年間10億円の予算規模のままいけば、2039年の段階では更新費(大規模補修費)はおろか、運用費(維持費)の一部さえ不足する事態となることが読み取れる。
この各継続施設の劣化度の算出は、施設台帳テーブル22に格納された各施設の供用開始年からの経年を年度毎に算出し、これを予め設定された劣化度評価設定(図3参照)と対比することによって基本的に導かれるが、上記のS70において大規模補修費用が充当された施設については、該当年度において経年が0にリセットされる結果、劣化度もD評価となる。
つぎにAPサーバ14は、全継続施設の劣化度を年度単位で集計して将来劣化度分布推移図を生成する(S79)。
つぎに、Webサーバ12によってこの図を含むWebページが生成され、PC端末20に送信される(S80)。
これによれば、現在の予算制約下においては、大規模補修を要する劣化度Aの施設の占める割合がが年々増加していき、2020年代の後半から2040年代の半ばまでにピークに達し、その後は徐々に減少していくことが読み取れる。
またユーザは、満足のできる結果が得られるまで予算設定を増額させてシミュレーションを繰り返すことにより、理想的な予算額を導くことも可能となる。
まずユーザが、図18の年度別補修対象画面84において「適正予算の提案」ボタン90をクリックすると、これを受けたAPサーバ14は(S90)、全継続施設の将来費用算出シミュレーションで求めた各年度の発生費用に基づき(図14のS49参照)、各年度の平均額を算出する(S91)。
図21は、その算出結果のイメージを示すものである。上記のように全継続施設に係る将来費用の平均額を予算額としても、施設毎の大規模補修年が集中する傾向があるため、図示の通り劣化度Aの施設が特定の年代範囲に大きな固まりを形成する場合がある。
つぎにAPサーバ14は、この年代範囲γにおいて劣化度Aとなる施設を抽出する(S96)と共に、各施設を優先順位に従ってソートしたリストを生成する(S97)。
つぎに、Webサーバ12によってこのリストを含む中小補修計画設定画面が生成され、PC端末20に送信される(S98)。
これに対しユーザは、比較的優先順位の高い施設については「中」の選択ボックスにレ点を入力し、予防保全として中規模の補修を行うことを選択する。
またユーザは、つぎに優先順位の高いグループについては「小」の選択ボックスにレ点を入力し、対症療法として小規模の補修を行うことを選択する。
さらにユーザは、比較的優先順位の低い施設グループについては「なし」の選択ボックスにレ点を入力し、応急的な補修をすることなく、通常の耐用年数に基づく大規模補修で対応することを選択する。
この際APサーバ14は、中規模補修の対象となる施設に関しては、更新年において大規模補修の代わりに中規模補修を行う。具体的には、中規模補修の単価データを当該施設の延床面積に乗ずることによって必要費用を算出する。
また、その中規模補修年度及び費用を補修履歴テーブル27に記録する。
さらにAPサーバ14は、中規模補修を割り振った施設については、大規模補修の実施年を中規模補修年の20年先に設定する。
また、その小規模補修年度及び費用を補修履歴テーブル27に記録する。
さらにAPサーバ14は、小規模補修を割り振った施設については、大規模補修の実施年を小規模補修年の10年先に設定する。
つぎに、この金額を向こう60年間に亘る適正な予算額として記述した画面がWebサーバ12によって生成され、ユーザのPC端末20に送信される(S103)。
例えば、シナリオ振分画面65において「継続/即廃棄/5年後廃棄/10年後廃棄」のような選択肢を設定しておき、あるいは廃棄までの期間を任意に設定できるような入力フィールドを設けておくことにより、特定施設について廃棄予定年度を設定することもできる。
またAPサーバ14は、将来費用算出シミュレーションにおいて、これら時限的な継続施設については設定された廃棄予定年が到来するまでの間、維持費用を毎年計上し、廃棄予定年に達した段階で維持費用の計上を停止することとなる。
12 Webサーバ
14 AP サーバ
16 DB サーバ
18 ネットワーク
20 PC 端末
22 施設台帳テーブル
23 費用単価テーブル
24 劣化度評価点数テーブル
25 施設価値評価点数テーブル
26 予算設定テーブル
27 補修履歴テーブル
28 重み係数テーブル
29 優先順位テーブル
30 シナリオ振分テーブル
31 将来費用テーブル
32 中小補修計画テーブル
40 台帳情報入力画面
46 劣化度評価点数設定画面
48 施設価値評価点数設定画面
48 評価点数設定画面
50 係数設定画面
52 予算設定画面
55 優先順位表示画面
56 優先順位表示欄
57 施設種選択欄
58 ソート設定欄
59 重み係数欄
61 レーダチャート表示欄
65 シナリオ振分画面
67 「継続or廃棄」の表示項目
68 シナリオ選択欄
72 ルール設定画面
75 各施設将来費用算出シミュレーションの結果画面
80 全施設将来費用算出シミュレーションの結果画面
84 年度別補修対象画面
89 将来劣化度分布推移図
91 中小補修計画設定画面
Claims (12)
- 管理対象施設毎に、施設名称、供用開始年、及び少なくとも一つの価値評価項目に係る評価値を格納しておく施設台帳記憶手段と、
上記価値評価項目の評価値と得点との対応関係を規定しておく価値評価点数記憶手段と、
経年と劣化度評価値及びその得点との対応関係を規定しておく劣化度評価点数記憶手段とを備え、
各施設の供用開始年と特定年度とを比較し、当該年度における各施設の経年を算出する処理と、
この経年に基づき、各施設の劣化度評価得点を算出する処理と、
各施設の評価値に基づいて、価値評価得点を算出する処理と、
劣化度評価得点及び価値評価得点の合計得点を施設毎に算出する処理と、
各施設を合計得点順または劣化度評価得点順に整列させて、補修工事の優先順位を示すリストを生成する処理と、
を実行することを特徴とする施設管理システム。 - 上記の劣化度評価得点及び価値評価得点に適用すべき重み係数を設定しておく記憶手段を備え、
上記の劣化度評価得点及び価値評価得点を算出するに際し、各施設の劣化度評価得点及び価値評価得点に対応の重み係数を乗じることを特徴とする請求項1に記載の施設管理システム。 - 上記の施設台帳記憶手段には、各施設のカテゴリが設定されており、
カテゴリが特定された場合に、当該カテゴリに属する各施設の優先順位を示すリストを生成することを特徴とする請求項1または2に記載の施設管理システム。 - 各施設の補修履歴を格納しておく記憶手段を備え、
上記経年の算出に際し、補修の程度に応じて所定の年数を減算することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の施設管理システム。 - 各施設の延床面積を格納しておく記憶手段と、
施設の維持費用及び補修費用の単価情報を格納しておく記憶手段と、
経年と要補修年との対応関係を規定しておく記憶手段とを備え、
選択された特定施設の延床面積に上記維持費用の単価を乗じて、年間維持費用を算出する処理と、
当該施設の経年に基づいて要補修年を算出する処理と、
当該施設の延床面積に上記の単価を乗じて、補修費用を算出する処理と、
将来の所定期間に属する各年度の年間維持費用及び要補修年における補修費用を合計し、当該施設の継続に要する将来費用を算出する処理と、
を実行することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の施設管理システム。 - 施設の維持費用及び補修費用の単価情報を格納しておく記憶手段と、
経年と要補修年との対応関係を規定しておく記憶手段とを備え、
選択された複数の施設の延床面積に上記維持費用の単価を乗じて、それぞれの年間維持費用を算出する処理と、
各施設の経年に基づいて要補修年を算出する処理と、
各施設の延床面積に上記の単価を乗じて、補修費用を算出する処理と、
将来の所定期間に属する各年度の年間費用及び要補修年における補修費用を合計し、各施設の継続に要する将来費用を算出する処理と、
各施設の将来費用を集計し、選択された複数施設の継続に要する将来費用を算出する処理と、
を実行することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の施設管理システム。 - 予め年間予算を設定しておく記憶手段を備え、
この予算を、選択された各施設の優先順位に従い、それぞれの維持費に充当する処理と、
余った予算を、上記優先順位に従い特定年度において要補修年が到来する施設の補修費に充当する処理と、
端数の予算が生じた場合には次年度の予算に加算する処理と、
維持費が充当された施設と充当されなかった施設を集計し、両者を分別するリストを生成する処理と、
必要な補修費が充当された施設と充当されなかった施設を集計し、両者を分別するリストを生成する処理と、
を実行することを特徴とする請求項6に記載の施設管理システム。 - 予め年間予算を設定しておく記憶手段を備え、
この予算を、選択された各施設の優先順位に従い、それぞれの維持費に充当する処理と、
余った予算を、上記優先順位に従い特定年度において要補修年が到来する施設の補修費に充当する処理と、
端数の予算が生じた場合には次年度の予算に加算する処理を、特定年度から指定された年度に達するまで順次繰り返し、
最後の年度において維持費が充当された施設と充当されなかった施設を集計し、両者を分別するリストを生成する処理と、
最後の年度において必要な補修費が充当された施設と充当されなかった施設を集計し、両者を分別するリストを生成する処理と、
を実行することを特徴とする請求項6に記載の施設管理システム。 - 予め年間予算を設定しておく記憶手段を備え、
この予算を、選択された各施設の優先順位に従い、それぞれの維持費に充当する処理と、
余った予算を、上記優先順位に従い特定年度において補修時期が到来する施設の補修費に充当する処理と、
端数の予算が生じた場合には次年度の予算に加算する処理と、
補修費が充当された施設の経年を当該年度において0にリセットする処理と、
各施設の経年に基づき、各施設の当該年度における劣化度評価値を特定する処理を、特定年度から指定された年度に達するまで順次繰り返し、
さらに、各年度における各施設の劣化度評価値の分布比率を算出する処理と、
この分布比率の各年度間における推移を示す図表を生成する処理と、
を実行することを特徴とする請求項6に記載の施設管理システム。 - 特定の施設に係る廃棄予定年度を格納しておく記憶手段を備え、
上記予算を各施設の維持費に充当するに際し、廃棄予定年度が設定された施設を特定し、当該施設については廃棄予定年以降は維持費の充当対象から除外することを特徴とする請求項7〜9の何れかに記載の施設管理システム。 - 請求項6に記載の施設管理システムであって、
上記複数施設の継続に要する将来費用の平均額を算出し、これを年間予算として設定する処理と、
この予算を、選択された各施設の優先順位に従い、それぞれの維持費に充当する処理と、
余った予算を、上記優先順位に従い特定年度において要補修年が到来する施設の補修費に充当する処理と、
端数の予算が生じた場合には次年度の予算に加算する処理と、
補修費が充当された施設の経年を当該年度において0にリセットする処理と、
各施設の経年に基づき、各施設の当該年度における劣化度評価値を特定する処理を、特定年度から指定された年度に達するまで順次繰り返し、
さらに、各年度における各施設の劣化度評価値の分布比率を算出する処理と、
各年度における特定の劣化度評価値を備えた施設の平均比率を算出する処理と、
この特定の劣化度評価値を備えた施設の分布比率が、上記の平均比率を越えている年代範囲を特定する処理と、
この年代範囲において特定の劣化度評価値を備えた施設を抽出する処理と、
これらの施設を優先順位にしたがって整列したリストを生成する処理と、
を実行することを特徴とする施設管理システム。 - コンピュータを、
管理対象施設毎に、施設名称、供用開始年、及び少なくとも一つの価値評価項目に係る評価値を格納しておく施設台帳記憶手段、
上記価値評価項目の評価値と得点との対応関係を規定しておく価値評価点数記憶手段、
経年と劣化度評価値及びその得点との対応関係を規定しておく劣化度評価点数記憶手段、
各施設の供用開始年と特定年度とを比較し、当該年度における各施設の経年を算出する手段、
この経年に基づき、各施設の劣化度評価得点を算出する手段、
各施設の評価値に基づいて、価値評価得点を算出する手段、
劣化度評価得点及び価値評価得点の合計得点を施設毎に算出する手段、
各施設を合計得点順または劣化度評価得点順に整列させて、補修工事の優先順位を示すリストを生成する手段、
として機能させることを特徴とする施設管理プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007056874A JP5002287B2 (ja) | 2007-03-07 | 2007-03-07 | 施設管理システム及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007056874A JP5002287B2 (ja) | 2007-03-07 | 2007-03-07 | 施設管理システム及びプログラム |
Publications (2)
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