JP5330068B2 - 建物改修情報提供装置、建物改修情報提供方法およびコンピュータ・プログラム - Google Patents

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本発明は、建物改修情報提供装置、建物改修情報提供方法およびコンピュータ・プログラムに関する。
従来において、建物の建築コストを算出する方法としては、まず、設計図書等の書面から、建物を構成する構成要素としての建築部材を拾い上げる、いわゆる「拾い上げ」を行って全ての建築部材をリストアップする。つぎに、リストアップされた建築部材の単価を全ての建築部材について積算するとともに、それぞれの建築作業毎に労務費および機械経費等を併せて積算することにより、建築コストを得る方法(積算方式)が一般的である。
また、このような従来の積算方式による建築コストの算出をネットワークに接続された積算受託者端末において一括して行い、得られた建築コストに関する情報を見積依頼者端末に送信する技術が特許文献1に開示されている。
特開2006−209477号公報(要約書、請求項等)
ところで、前述した積算方式は、新築の場合には採用できるかもしれないが、既存の建物の一部を改修する場合には採用困難である。建築した当初に用意した設計図書、写真等の資料の一部しか残っていないことが多いこと、あるいは途中で何度も小さな改修を行っている場合には、現状の建物を示す資料が特定できないことが多いからである。このため、改修に必要なコストを正確に算出することが極めて難しく、その結果、改修を請け負う業者は、現状の建物を実際に見て、改修内容を聞いた上で、過去の経験に基づき見積もりを行わざるをえないのが実状である。
そのような不正確な見積もりを行った場合、実際に改修に要した費用が見積額よりも低い場合には問題が生じにくいが、逆に改修に要した費用が見積額を上回った場合には、改修の発注者側と受注者側との間でトラブルが生じる可能性がある。また、そのようなトラブルを避けようとして、受注者側が大きな損失を負うリスクもある。
さらに、改修時にコストが変動することを前提に、受注者側が非常に大雑把な見積額を提示することもできるが、そのような見積もりでは、情報の透明性が低く、発注者側に不信感を抱かれる可能性がある。加えて、大きな改修工事の場合には、大雑把な見積額を提示されても、改修あるいは新築のいずれがコスト的に有利であるかを判断しにくいという問題も生じる。
本発明は、上記の問題を解決するため、建物の完全な情報が無くても、できるだけ正確な建物の改修費用を見積もることができるようにすることを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明は、建物に関する入力情報を受け付ける入力情報受付手段と、建物を建築するために項目分けされた部位、建物の構成材料および建物内の設備を少なくとも記憶する部位情報記憶手段と、建物の仕様、部位の種類およびその数量、構成材料の種類およびその数量、ならびに設備の種類およびその数量を含む情報を少なくとも組み合わせた第1パッケージ情報を複数のフォルダに分類して記憶するものであり、かつ複数のフォルダ毎に記憶されている第1パッケージ情報のデフォルトの情報量はそれぞれ異なるように構成する第1パッケージ情報記憶手段と、情報量の閾値を複数段階有しており、入力情報がどの閾値の間、あるいはどの閾値以下若しくは以上であるかによって、第1パッケージ情報記憶手段の内の複数のフォルダのうち、どのフォルダにアクセスするかを判断する判断手段と、第1パッケージ情報記憶手段内の各情報を設計基準および/または統計にもとづき規定する規定データを記憶する規定データ記憶手段と、判断手段による判断に基づいて、複数のフォルダ内の特定のフォルダにアクセスすると共に、部位情報記憶手段および規定データ記憶手段にアクセスし、入力情報を満足する1種若しくは複数種の第1建物設計情報を作成する第1情報作成手段と、第1建物設計情報を出力する第1建物設計情報出力手段と、第1建物設計情報の内の改修対象の部位の選択指示を受け付ける改修部位受付手段と、部位情報記憶手段に格納される情報に加えて、構成材料のコストおよび設備のコストを少なくとも記憶する単価情報記憶手段と、単価情報記憶手段にアクセスして、改修対象の部位に相当するコストを選出する改修部位コスト選出手段と、改修対象の部位およびそのコストを出力する改修部位コスト出力手段と、を備える建物改修情報提供装置としている。
また、別の本発明は、さらに、改修対象の部位の情報に基づき、撤去および仮設に要するコストの情報を受け付ける撤去・仮設コスト受付手段と、撤去に要するコストと、仮設に要するコストと、改修対象の部位に相当するコストとを合計し、改修総コストを算出する改修総コスト算出手段とを、さらに備える建物改修情報提供装置としている。
また、別の本発明は、さらに、単価情報記憶手段にアクセスし、第1建物設計情報内の構成材料および設備に関するそれぞれのコストを選出して、これらを第1建物設計情報に加え、新たに、改修対象の建物を新築した場合の第2建物設計情報を作成する第2情報作成手段と、第2建物設計情報を出力する第2建物設計情報出力手段とを備える建物改修情報提供装置としている。
また、別の本発明は、さらに、少なくとも建物の仕様、部位の種類およびその数量、構成材料の種類およびその数量、ならびに設備の種類およびその数量を含む情報を、建物の全体若しくは一部あるいは設備の改修の種類に対応して組み合わせた第2パッケージ情報を、改修の種類に対応するように複数のフォルダに分類して記憶する第2パッケージ情報記憶手段と、少なくとも第1建物設計情報を含む現状の建物に関する情報を記憶しておく現状建物データ記憶手段と、改修の種類を受け付ける改修種類受付手段と、改修の種類を受け付けると、現状建物データ記憶手段にアクセスして、現状の建物に関する情報の許容範囲内にて、第2パッケージ情報記憶手段から、第1建物設計情報に基づいて1または複数の第2パッケージ情報を選出するフォルダ選出手段と、フォルダ選出手段により選出された改修後の情報を出力する改修後情報出力手段とを備える建物改修情報提供装置としている。
また、別の本発明は、さらに、フォルダ選出手段は、改修コストの許容範囲を考慮して、当該許容範囲内になるように1または複数のフォルダを選出する建物改修情報提供装置としている。
また、別の本発明は、さらに、改修後の情報の内の一部の変更指示を受け付ける改修部位変更指示受付手段を備え、その改修部位変更指示受付手段が改修後の情報の内の一部の変更指示を受け付けると、改修部位コスト選出手段は、単価情報記憶手段にアクセスして、変更指示に対応するコストを選出し、改修部位コスト出力手段は、変更指示の後の改修情報およびその変更指示の後のコストを出力する建物改修情報提供装置としている。
また、別の本発明は、さらに、改修部位コスト出力手段は、第1建物設計情報を、改修前の現状の建物の情報として、改修後の情報およびそのコストと比較できるように表示する建物改修情報提供装置としている。
また、本発明は、建物に関する入力情報を受け付ける入力情報受付手段と、建物を建築するために項目分けされた部位、建物の構成材料および建物内の設備を少なくとも記憶する部位情報記憶手段と、建物の仕様、部位の種類およびその数量、構成材料の種類およびその数量、ならびに設備の種類およびその数量を含む情報を少なくとも組み合わせた第1パッケージ情報を、複数のフォルダに分類して記憶するものであり、かつ複数のフォルダ毎に記憶されている第1パッケージ情報のデフォルトの情報量はそれぞれ異なるように構成する第1パッケージ情報記憶手段と、第1パッケージ情報記憶手段内の各情報を設計基準および/または統計にもとづき規定する規定データを記憶する規定データ記憶手段と、第1建物設計情報の内の改修対象の部位の選択指示を受け付ける改修部位受付手段と、部位情報記憶手段に格納される情報に加えて、構成材料のコストおよび設備のコストを少なくとも記憶する単価情報記憶手段と、を備えるコンピュータがその外部から入力情報を受け付けることにより、所定の建物の改修情報を出力する建物改修情報提供方法であって、建物に関する入力情報を受け付ける入力情報受付ステップと、情報量の閾値を複数段階有しており、入力情報がどの閾値の間、あるいはどの閾値以下若しくは以上であるかによって、第1パッケージ情報記憶手段内の複数のフォルダのうち、どのフォルダにアクセスするかを判断する判断ステップと、判断ステップに基づいて、複数のフォルダ内の特定のフォルダにアクセスすると共に、部位情報記憶手段および規定データ記憶手段にアクセスし、入力情報を満足する1種若しくは複数種の第1建物設計情報を作成する第1情報作成ステップと、第1建物設計情報を出力する第1建物設計情報出力ステップと、第1建物設計情報の内の改修対象の部位の選択指示を受け付ける改修部位受付ステップと、単価情報記憶手段にアクセスして、改修対象の部位に相当するコストを選出する改修部位コスト選出ステップと、改修対象の部位およびそのコストを出力する改修部位コスト出力ステップと、
を含む建物改修情報提供方法としている。
また、本発明は、コンピュータにインストールされることによって、コンピュータを、建物に関する入力情報を受け付ける入力情報受付手段と、建物を建築するために項目分けされた部位、建物の構成材料および建物内の設備を少なくとも記憶する部位情報記憶手段と、建物の仕様、部位の種類およびその数量、構成材料の種類およびその数量、ならびに設備の種類およびその数量を含む情報を少なくとも組み合わせた第1パッケージ情報を、複数のフォルダに分類して記憶するものであり、かつ複数のフォルダ毎に記憶されている第1パッケージ情報のデフォルトの情報量はそれぞれ異なるように構成する第1パッケージ情報記憶手段と、情報量の閾値を複数段階有しており、入力情報がどの閾値の間、あるいはどの閾値以下若しくは以上であるかによって、第1パッケージ情報記憶手段内の複数のフォルダのうち、どのフォルダにアクセスするかを判断する判断手段と、第1パッケージ情報記憶手段内の各情報を設計基準および/または統計にもとづき規定する規定データを記憶する規定データ記憶手段と、判断手段による判断に基づいて、複数のフォルダ内の特定のフォルダにアクセスすると共に、部位情報記憶手段および規定データ記憶手段にアクセスし、入力情報を満足する1種若しくは複数種の第1建物設計情報を作成する第1情報作成手段と、第1建物設計情報を出力する第1建物設計情報出力手段と、第1建物設計情報の内の改修対象の部位の選択指示を受け付ける改修部位受付手段と、部位情報記憶手段に格納される情報に加えて、構成材料のコストおよび設備のコストを少なくとも記憶する単価情報記憶手段と、単価情報記憶手段にアクセスして、改修対象の部位に相当するコストを選出する改修部位コスト選出手段と、改修対象の部位およびそのコストを出力する改修部位コスト出力手段と、を備える装置として機能させるコンピュータ・プログラムとしている。
また、別の本発明は、さらに、改修対象の部位の情報に基づき、撤去および仮設に要するコストの情報を受け付ける撤去・仮設コスト受付手段と、撤去に要するコストと、仮設に要するコストと、改修対象の部位に相当するコストとを合計し、改修総コストを算出する改修総コスト算出手段とを、さらに備える装置として機能させるコンピュータ・プログラムとしている。
また、別の本発明は、さらに、単価情報記憶手段にアクセスし、第1建物設計情報内の構成材料および設備に関するそれぞれのコストを選出して、これらを第1建物設計情報に加え、新たに、改修対象の建物を新築した場合の第2建物設計情報を作成する第2情報作成手段と、第2建物設計情報を出力する第2建物設計情報出力手段とをさらに備える装置として機能させるコンピュータ・プログラムとしている。
また、別の本発明は、コンピュータにインストールされることによって、コンピュータを、少なくとも建物の仕様、部位の種類およびその数量、構成材料の種類およびその数量、ならびに設備の種類およびその数量を含む情報を、建物の全体若しくは一部あるいは設備の改修の種類に対応して組み合わせた第2パッケージ情報を、改修の種類に対応するように複数のフォルダに分類して記憶する第2パッケージ情報記憶手段と、少なくとも第1建物設計情報を含む現状の建物に関する情報を記憶しておく現状建物データ記憶手段と、改修の種類を受け付ける改修種類受付手段と、改修の種類を受け付けると、現状建物データ記憶手段にアクセスして、現状の建物に関する情報の許容範囲内にて、第2パッケージ情報記憶手段から、第1建物設計情報に基づいて1または複数の前記第2パッケージ情報を選出するフォルダ選出手段と、フォルダ選出手段により選出された改修後の情報を出力する改修後情報出力手段とを、さらに備える装置として機能させるコンピュータ・プログラムとしている。
また、別の本発明は、さらに、フォルダ選出手段は、改修コストの許容範囲を考慮して、当該許容範囲内になるように前記1または複数の前記フォルダを選出するコンピュータ・プログラムとしている。
また、別の本発明は、さらに、コンピュータを、改修後の情報の内の一部の変更指示を受け付ける改修部位変更指示受付手段を備え、その改修部位変更指示受付手段が改修後の情報の内の一部の変更指示を受け付けると、改修部位コスト選出手段は、単価情報記憶手段にアクセスして、変更指示に対応するコストを選出し、改修部位コスト出力手段は、変更指示の後の改修情報およびその変更指示の後のコストを出力する装置として機能させるコンピュータ・プログラムとしている。
また、別の本発明は、さらに、改修部位コスト出力手段は、第1建物設計情報を、改修前の現状の建物の情報として、改修後の情報およびそのコストと比較できるように表示するコンピュータ・プログラムとしている。
本発明によれば、建物の完全な情報が無くても、できるだけ正確な建物の改修費用を見積もることができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る建物改修情報提供装置においてプログラムが実行される場合に実現される機能ブロックを示す図である。 図2は、図1に示す建物改修情報提供装置のハード構成を示す概略図である。 図3は、図1に示す第1パッケージ情報記憶部内の4種類のフォルダに格納されるデータを説明するための模式図である。 図4は、建物の改修情報および新築情報の出力処理動作の主な流れを示すフローチャートの一例である。 図5は、ステップS105によりクライアント端末側に表示される画面の一例である。 図6は、ステップS106によりクライアント端末側に表示される画面の一例である。 図7は、ステップS107の処理の直前に、図5に示す画面においてユーザが改修すべき部位を選択指示した状態を示す表示画面の一例である。 図8は、ステップS109の処理によって、図7に示す部位の改修に要するコストを表示した画面の一例である。 図9は、ステップS111の処理後に、新築コストと改修総コストとを比較して表示した画面の一例である。 図10は、本発明の第2の実施の形態に係る建物改修情報提供装置においてプログラムが実行される場合に実現される機能ブロックを示す図である。 図11は、現状物件仕様内訳書の一部の例示であって、「外部仕上げ」の表示例である。 図12は、現状物件仕様内訳書の一部の例示であって、「各階別」の表示例である。 図13は、現状建物データ記憶部内のファイルの一例を示す図である。 図14は、建築上の主たる改修内容の選択入力画面の一例である。 図15は、設備上の主たる改修内容の選択入力画面の一例である。 図16は、建築上の改修対象の選択入力画面である。 図17は、設備上の改修対象の選択入力画面である。 図18は、ユーザが、建築上の改修として、OA化を推進する仕様への改修を選択し、選択入力画面にあるいずれのチェック欄をも選択せず、選択入力画面の専有部のチェック欄の2階にのみを選択し、チェック欄の検査室、応接室および分析室を選択したときの改修後の仕様内訳書の一例を示す図である。 図19は、図18の表において、分析室を無くして、1つの検査室を2つの事務室に変更し、各部屋の広さも変更したときの仕様内訳書の一例を示す図である。
以下、本発明の好適な各実施の形態について、図面を参照して説明する。
<第一の実施の形態>
1.建物改修情報提供装置の全体構成
図1は、本発明の実施の形態に係る建物改修情報提供装置1においてプログラムが実行される場合に実現される機能ブロックを示す図である。図1を参照して、建物改修情報提供装置1において、ソフトウェアとしてのコンピュータ・プログラムが実行された場合に、当該コンピュータ・プログラムと、ハードウェアとしてのCPUその他が協働することにより実現される機能の一例について説明する。
この実施の形態において、建物改修情報提供装置1は、通信回線網を介して外部のコンピュータと通信可能なコンピュータである。ただし、建物改修情報提供装置1を、スタンド・アローン型のコンピュータとしても良い。
建物改修情報提供装置1は、通信モジュール10と、入力情報受付部11と、部位情報記憶部12と、第1パッケージ情報記憶部13と、判断部18と、規定データ記憶部19と、第1情報作成部20と、出力部21と、撤去部位受付部22と、単価情報記憶部23と、改修部位コスト選出部24と、撤去・仮設コスト受付部25と、改修総コスト算出部26と、第2情報作成部27と、入力画面データ記憶部28とを備える。
通信モジュール10は、外部の通信可能なコンピュータ(例えば、インターネットを介して通信可能なクライアント端末)と通信するための構成部分である。
入力情報受付部11は、当該クライアント端末から、建物に関する入力情報を受け付ける入力情報受付手段として機能する。
部位情報記憶部12は、建物を建築するために項目分けされた部位、建物の構成材料および建物内の設備を少なくとも記憶する部位情報記憶手段である。ここで、「部位」とは、建物の所定の箇所の意味ではなく、建物の構造上のユニットを建築作業の観点からまとめた単位を意味する。「部位」は、大分類、中分類のように階層をもってまとめられている。具体的には、例えば、大分類としては、「共通仮設」、「直接仮設」、「土木・地業」、「地下躯体」、「地上躯体」、「外部仕上げ」、「内部仕上げ」、「設備」などのような部位がある。「共通仮設」には、「共通仮設」と「特殊仮設」などのような中分類がある。「土木・地業」には、「土木」と「山留・桟橋」などのような中分類がある。「地下躯体」には、「杭・地業」、「基礎」、「地中梁」、「耐圧版」、「地下階柱」、「地下階大梁」、「地下階小梁」、「地下階床」、「地下階壁」および「地下階雑」などのような中分類がある。「地上躯体」には、「柱」、「大梁」、「小梁」、「床」、「壁」および「雑」などのような中分類がある。
「外部仕上げ」には、「屋根・屋上」、「外壁」、「外部開口部」、「外部天井」、「バルコニー」、「外部床」および「外部雑」などのような中分類がある。「内部仕上げ」には、「内部床」、「内部壁」、「内部天井」、「内部開口部」、「中間材」および「内部雑」などのような中分類がある。「設備」には、「機械設備」、「電気設備」、「空調換気排煙設備」、「給排水衛生設備」などのような中分類がある。その他、各中分類には、より詳細な小分類がある。なお、上記大分類、中分類は、一例に過ぎず、部位を、どのような大分類や中分類に分けても良い。
第1パッケージ情報記憶部13は、建物の仕様、部位の種類およびその数量、構成材料の種類およびその数量、ならびに設備の種類およびその数量を含む情報を少なくとも組み合わせた第1パッケージ情報を、入力情報の多寡によって複数のフォルダに分類して記憶する第1パッケージ情報記憶手段である。例えば、第1パッケージ情報記憶部13は、入力される情報が最も少ないときにアクセスするファイルとしてレベル1フォルダ14を有し、その次に当該情報が少ないときにアクセスするファイルとしてレベル2フォルダ15を有し、その次に当該情報が少ないときにアクセスするファイルとしてレベル3フォルダ16を有し、最も当該情報が多いときにアクセスするファイルとしてレベル4フォルダ17を有する。これら4種のフォルダ14,15,16,17中の各情報については、図3を参照しながら後述する。
判断部18は、入力情報の多寡に応じて、第1パッケージ情報記憶部13内のどのフォルダにアクセスするかを判断する判断手段として機能する。判断部18は、情報量の閾値を複数段階有しており、外部からの入力情報がどの閾値の間、あるいはどの閾値以下若しくは以上であるかを判断した上で、第1パッケージ情報記憶部13内のフォルダ14,15,16,17を選択し、特定のフォルダからデータを読み出すことを可能にする。
規定データ記憶部19は、第1パッケージ情報記憶部13内の各情報を設計基準および/または統計にもとづき規定する規定データを記憶する規定データ記憶手段である。規定データ記憶部19には、オフィス、学校、病院等のような建物の種類(モデル)毎に、統計値および係数が記憶されている。ここで、統計値とは、各モデルを構成する部位毎の単価の分布状況を示す情報である。例えば、オフィスを例にとると、統計値は、オフィスを構成する躯体、外壁、各部屋の壁・床の部材、およびそれらが複数の構成部材から成る場合には各構成部材の単価が個々のオフィスによってバラツキがある場合、そのバラツキを統計処理したときの値を意味する。また、係数とは、単価から建築コストを算出する際に参照される、モデル毎の調整用の数値である。規定データ記憶部19は、上記統計値、係数の他に、構成材料あるいは設備の数または形態を計算する上で必要な設計上の計算式、そのような計算式を定める上で必要な法規上の条件式も記憶している。例えば、特定の耐震性を具備する建物を建てる場合には、構成材料の一例である鉄筋の数、その鉄筋の太さがどの程度必要かを計算するための計算式が規定データ記憶部19に記憶されている。
第1情報作成部20は、判断部18による判断に基づいて、複数のフォルダ内の特定のフォルダにアクセスすると共に、部位情報記憶部12および規定データ記憶部19にアクセスし、入力情報を満足する1種若しくは複数種の第1建物設計情報を作成する第1情報作成手段として機能する。第1情報作成部20は、各部位別の仕様を特定し、その仕様を考慮して建物の構成部材や設備の数量等を計算することができる。
出力部21は、第1建物設計情報を出力する第1建物設計情報出力手段と、後述するように改修部位およびそのコストを出力する改修部位コスト出力手段と、後述するように第2建物設計情報を出力する第2建物設計情報出力手段としての各機能を実行する。出力部21は、入力画面データ記憶部28内の各種画面データの中から適切な画面データを読み出し、通信モジュール10を経由して、これをクライアント端末に送信する。出力部21は、例えば、入力情報が少ないレベル1の場合には、レベル1用の入力画面を、入力情報がレベル1の次に多い場合には、レベル2用の入力画面を、入力情報がレベル2の次に多い場合には、レベル3用の入力画面を、入力情報がレベル3の次に多い場合には、レベル4用の入力画面を、それぞれ送信する。
撤去部位受付部22は、クライアント端末から、第1建物設計情報の内の撤去対象の部位の選択指示を受け付ける撤去部位受付手段として機能する。「撤去」は、「改修」の下位概念である。撤去部位受付手段である撤去部位受付部22は、改修対象の部位の選択指示を受け付ける改修部位受付手段の一例に過ぎない。このため、撤去部位受付部22に代えて、撤去ではなく、洗浄、塗装、部品交換等も含む広義の改修対象の部位の選択指示を受け付ける改修部位受付部を備えることもできる。
単価情報記憶部23は、部位情報記憶部12に格納される情報に加えて、構成材料のコストおよび設備のコストなどの各部位別のコスト情報を少なくとも記憶する単価情報記憶手段である。
改修部位コスト選出部24は、単価情報記憶部23にアクセスして、撤去部位に相当する改修部位のコスト情報を選出する改修部位コスト選出手段として機能する。改修部位コスト選出部24は、単位情報記憶部23にアクセスして、改修対象の部位に相当するコストを選出する構成部とすることもできる。
撤去・仮設コスト受付部25は、撤去対象の撤去部位の情報に基づき、撤去およびそのための仮設に要するコスト情報を受け付ける撤去・仮設コスト受付手段として機能する。当該コスト情報は、外部のクライアント端末の他、1または複数の工事請負業者側の端末から送信された情報をも含み得る。撤去・仮設コスト受付部25を、撤去対象の撤去部位の情報に限らず、改修対象の部位の情報に基づき、撤去および仮設に要するコストの情報を受け付ける構成部とすることもできる。
改修総コスト算出部26は、撤去に要するコストと、仮設に要するコストと、改修部位コストとを合計し、改修総コストを算出する改修総コスト算出手段として機能する。改修総コスト算出部26は、改修部位コストと撤去に要するコスト、改修部位コストと仮設に要するコストを合計する等、改修部位コストとそれ以外の様々なコストを合計する機能を持つ構成部であっても良い。
第2情報作成部27は、単価情報記憶部23にアクセスし、第1建物設計情報内の構成材料および設備に関するそれぞれのコストを選出して、これらを第1建物設計情報に加え、新たに、改修対象の建物を新築した場合の第2建物設計情報を作成する第2情報作成手段として機能する。
入力画面データ記憶部28は、外部のクライアント端末に対して、各種画面のデータを記憶している構成部分である。入力画面データ記憶部28は、さらに、クライアント端末からの要求に応じて表示可能な1または複数種の出力画面データも記憶している。
図2は、建物改修情報提供装置1のハード構成を示す概略図である。
建物改修情報提供装置1は、CPU(Central Processing Unit)30、ROM(Read Only Memory)31、RAM(Random Access Memory)32、HDD(Hard Disk Drive)33、I/F(Interface)34およびバス35を主に備える。CPU30は、HDD33に格納されているOS(Operating System)33aおよびコンピュータ・プログラム(以後、単に、プログラムという)33bに基づいて建物改修情報提供装置1の各部を制御するとともに、各種演算処理を実行する。
ROM31は、CPU30が実行する基本的な制御プログラムを格納している半導体メモリである。RAM32は、CPU30が実行する各種プログラムおよびデータを一時的に格納する半導体メモリである。
HDD33は、磁気記憶媒体としてのハードディスクに情報を磁気的に記録する装置である。HDD33は、OS33aおよびプログラム33bを格納している。OS33aは、複数のアプリケーションプログラムから共通して利用される基本的な機能を提供し、コンピュータシステム全体を管理するソフトウェアである。プログラム33bは、建物改修情報提供装置1として建物情報を提供する機能を実現するためのものである。すなわち、ソフトウェアとしてのプログラム33bと、ハードウェアとしてのCPU30その他の構成が協働することにより、図1に示す各構成部の機能その他が実現される。
I/F34は、CPU30がネットワーク40を介して情報を送受信する際に、プロトコルの変換処理等を実行する。バス35は、CPU30、ROM31、RAM32、HDD33、およびI/F34を相互に接続し、これらの間で情報の授受を可能とするための信号線群である。
先に説明した通信モジュール10の機能は、主にI/F34とプログラム33bによって実現される。入力情報受付部11、判断部18、第1情報作成部20、出力部21、撤去部位受付部22、改修部位コスト選出部24、撤去・仮設コスト受付部25、改修総コスト算出部26および第2情報作成部27の各機能は、主にプログラム33bとCPU30によって実現される。部位情報記憶部12、第1パッケージ情報記憶部13、規定データ記憶部19、単価情報記憶部23および入力画面データ記憶部28は、主にプログラム33b、プログラム33b格納領域以外のHDD33の記憶領域、RAM32によって実現される。
2.主なフォルダ・ファイルの構成
図3は、第1パッケージ情報記憶部13内の4種類のフォルダ(レベル1フォルダ14、レベル2フォルダ15、レベル3フォルダ16およびレベル4フォルダ17)に格納されるデータを説明するための模式図である。
「レベル1」は、建物に関する入力情報が最も少ないレベルを意味する。「レベル2」は、レベル1の次に、建物に関する入力情報が多いレベルを意味する。「レベル3」は、レベル2の次に、建物に関する入力情報が多いレベルを意味する。「レベル4」は、レベル3の次に、建物に関する入力情報が多いレベルを意味する。
したがって、レベル4フォルダ17、レベル3フォルダ16、レベル2フォルダ15、レベル1フォルダ14となるほど、デフォルトで用意しておく情報量を徐々に多くなっている。すなわち、レベル4フォルダ17、レベル3フォルダ16、レベル2フォルダ15、レベル1フォルダ14の順に、構成材料、設備、それらの数量などをパッケージ化したデフォルトの情報(D)の割合を高くしている。逆に、入力情報(I)で埋める部分は、レベル4フォルダ17、レベル3フォルダ16、レベル2フォルダ15、レベル1フォルダ14の順に、少なくなる。一例を挙げると、レベル4フォルダ17は、10%のデフォルトの情報(D)と90%の入力情報(I)で埋める部分(空欄)から成る。レベル3フォルダ16は、40%のデフォルトの情報(D)と60%の入力情報(I)で埋める部分(空欄)から成る。レベル2フォルダ15は、75%のデフォルトの情報(D)と25%の入力情報(I)で埋める部分(空欄)から成る。レベル1フォルダ14は、95%のデフォルトの情報(D)と5%の入力情報(I)で埋める部分(空欄)から成る。
3.建物改修情報等の出力処理
図4は、建物の改修情報および新築情報の出力処理動作の主な流れを示すフローチャートの一例である。
ユーザがクライアント端末から既存の建物に関する情報を入力すると、建物改修情報提供装置1の入力情報受付部11は、通信モジュール10を介して、当該情報を受け付ける(ステップS101:入力情報受付ステップ)。建物改修情報提供装置1の判断部18は、入力情報の多寡に応じて、第1パッケージ情報記憶部13内のどのフォルダにアクセスするかを判断する(ステップS102:判断ステップ)。次に、建物改修情報提供装置1の第1情報作成部20は、上記判断ステップに基づいて、複数のフォルダ14,15,16,17内の特定のフォルダにアクセスすると共に、部位情報記憶部12および規定データ記憶部19にアクセスし、入力情報を満足する1種若しくは複数種の第1建物設計情報を作成する(ステップS103:第1情報作成ステップ)。これに続いて、建物改修情報提供装置1の第2情報作成部27は、単価情報記憶部23にアクセスし、第1建物設計情報内の構成材料および設備に関するそれぞれのコストを選出して、これらを第1建物設計情報に加え、新たに、改修対象の建物を新築した場合の第2建物設計情報を作成する(ステップS104:第2建物設計情報出力ステップ)。次に、建物改修情報提供装置1の出力部21は、第1建物設計情報および第2建物設計情報を出力する(ステップS105:第1建物設計情報出力ステップ、ステップS106:第2建物設計情報出力ステップ)。
次に、ユーザがクライアント端末から、既存の建物における第1建物設計情報の内の撤去対象の部位を入力すると、建物改修情報提供装置1の撤去部位受付部22は、通信モジュール10を介して、当該撤去対象の部位の選択指示を受け付ける(ステップS107:撤去部位受付ステップ)。次に、建物改修情報提供装置1の改修部位コスト選出部24は、単価情報記憶部23にアクセスして、撤去部位に相当する改修部位のコストを選出する(ステップS108:改修部位コスト選出ステップ)。次に、建物改修情報提供装置1の出力部21は、改修部位およびそのコストを出力する(ステップS109:改修部位コスト出力ステップ)。次に、ユーザがクライアント端末から、あるいは他の業者が端末から撤去および/または仮設コストを入力すると、建物改修情報提供装置1の撤去・仮設コスト受付部25は、当該入力情報を受け付ける(ステップS110:撤去・仮設コスト受付ステップ)。続いて、建物改修情報提供装置1の改修総コスト算出部26は、ステップS110で受け付けた情報中のコスト(撤去および/または仮設コスト)とステップS109において出力された改修部位のコスト(撤去部位を新しくするための部位コスト)とを合計し、改修の総コストを算出する(ステップS111:改修総コスト算出ステップ)。
これによって、第2建物設計情報により得られる新築した場合のコストと、改修総コストの算出の結果得られた一部改修のコストとを比較検討することができる。
なお、上記各ステップの内、ステップS104はステップS105あるいはステップS106の後でも良い。ステップS110は、インターネットを通じて、入れ札等により決定されたコストを受け付けるステップでも良い。ステップS101〜ステップS106までの処理を行うフローと、ステップS107〜ステップS111までの処理をステップS106の次にユーザが情報を入力したことをトリガとして開始する一連のフローとに分けることができる。ステップS107は、ステップS105の次に処理するようにしても良い。
4.画面の推移
図5〜図9は、ユーザの使用するクライアント端末に出力表示される画面の一例を示す図である。
上述のステップS105によりクライアント端末側に表示される画面は、例えば、図5に示す画面50である。画面50には、建物概要51として、「用途」欄52、「構造」欄53、「階数」欄54、「建築面積」欄55および「延床面積」欄56が表示されている。また、画面50には、「部位」欄60、各部位の仕様を表示する「仕様」欄61、各部位の数量の情報を表示する「数量」欄62が表示されている。「部位」欄60には、「地下躯体」欄70、「地上躯体」欄80、「外部仕上げ」欄90、「内部仕上げ」欄100、「電気設備」欄110、「給排水衛生設備」欄120、「空調換気排煙設備」欄130、「その他設備」欄140および「外溝」欄150が表示されている。なお、これらの欄の表示は、一例に過ぎず、建物の構造等によって変わる。
「地下躯体」欄70には、その下位の欄として、「杭・地業」欄71、「基礎」欄72、「地中梁」欄73等が表示されている。「地上躯体」欄80には、その下位の欄として、「柱」欄81、「大梁」欄82、「床」欄83等が表示されている。「外部仕上げ」欄90には、その下位の欄として、「屋根・屋上」欄91、「外壁」欄92等が表示されている。「内部仕上げ」欄100には、その下位の欄として、「内部床」欄101、「内部壁」欄102等が表示されている。「電気設備」欄110には、その下位の欄として、「受変電設備」欄111、「幹線設備」欄112等が表示されている。「給排水衛生設備」欄120には、その下位の欄として、「給水設備」欄121、「給湯設備」欄122等が表示されている。「空調換気排煙設備」欄130には、その下位の欄として、「熱源設備」欄131、「空調機器設備」欄132等が表示されている。「その他設備」欄140には、その下位の欄として、「昇降機設備」欄141、「エスカレータ」欄142等が表示されている。「外溝」欄150には、その下位の欄として、「雨水排水」欄151等が表示されている。図5において、各欄71〜73、81〜83、91、92、101、102、111、112、121、122、131、132、141、142および151の右に隣接する「仕様」欄61および「数量」欄62には、それぞれ、「○○○」および「△△△」と表示されているが、実際には、各部位の仕様および数量が表示される。
建物概要51中の情報、各部位、その仕様、各部位の数量の内の一部は、ユーザが入力した情報である。その情報源は、既存の建物の設計図、仕様書等から集めたものである。入力情報が極めて多ければ、レベル4のフォルダ内のパッケージ情報を利用して、図5に例示される第1建物設計情報が作成され、表示される。逆に、入力情報が極めて少なければ、レベル1のフォルダ内のパッケージ情報を利用して、第1建物設計情報が作成される。このように、既存の建物の情報が少なくても、ある程度正確な部位の予測を行い、建物設計情報を提示することができる。
上述のステップS106によりクライアント端末側に表示される画面は、例えば、図6に示す画面200である。画面200には、建物概要201として、「用途」欄202、「構造」欄203、「階数」欄204、「建築面積」欄205および「延床面積」欄206が表示されている。また、画面200には、「部位」欄210、各部位の仕様を表示する「仕様」欄211、各部位の数量の情報を表示する「数量」欄212、各部位毎のコストを表示する「コスト」欄213が表示されている。「部位」欄60には、「共通仮設」欄221、「直接仮設」欄222、「土木」欄223、「山留・桟橋」欄224といった画面50には存在しなかった表示欄に加え、画面50にも表示されていたと同様の表示欄として、「地下躯体」欄230、「地上躯体」欄240、「外部仕上げ」欄250、「内部仕上げ」欄260、「電気設備」欄270、「給排水衛生設備」欄280、「空調換気排煙設備」欄290、「その他設備」欄300および「外溝」欄310が表示されている。また、画面200には、各部位の「コスト」欄213に表示されるコストを合計した額(合計Aとする)を表示する「合計」欄320も表示される。なお、上記の各表示欄は、一例に過ぎず、建物の構造等によって変わる。
「地下躯体」欄230には、その下位の欄として、「杭・地業」欄231、「基礎」欄232、「地中梁」欄233等が表示されている。「地上躯体」欄240には、その下位の欄として、「柱」欄241、「大梁」欄242、「床」欄243等が表示されている。「外部仕上げ」欄250には、その下位の欄として、「屋根・屋上」欄251、「外壁」欄252等が表示されている。「内部仕上げ」欄260には、その下位の欄として、「内部床」欄261、「内部壁」欄262等が表示されている。「電気設備」欄270には、その下位の欄として、「受変電設備」欄271、「幹線設備」欄272等が表示されている。「給排水衛生設備」欄280には、その下位の欄として、「給水設備」欄281、「給湯設備」欄282等が表示されている。「空調換気排煙設備」欄290には、その下位の欄として、「熱源設備」欄291、「空調機器設備」欄292等が表示されている。「その他設備」欄300には、その下位の欄として、「昇降機設備」欄301、「エスカレータ」欄302等が表示されている。「外溝」欄310には、その下位の欄として、「雨水排水」欄311等が表示されている。図6においても、図5と同様、各下位の欄に隣接する「仕様」欄211および「数量」欄212には、それぞれ、「○○○」および「△△△」と表示されているが、実際には、各部位の仕様および数量が表示される。
画面200は、画面50に表示される各部位の情報に基づき作成されたものであり、同じ建物を新築した場合のコスト情報を含んでいる。当該コスト情報には、新築に要する仮設、土木に必要なコストも含まれる。
図7は、図4におけるステップS107の処理の直前に、図5に示す画面50においてユーザが改修すべき部位を選択指示した状態を示す表示画面の一例である。
選択指示された部分は、図7において太枠で囲まれた部位330、すなわち、「外部仕上げ」に属する「外壁」、「内部仕上げ」に属する全部位、「電気設備」に属する全部位、「給排水衛生設備」に属する全部位、「空調換気排煙設備」に属する全部位、「その他設備」に属する「エスカレータ」および「外溝」に属する「雨水排水」である。
図8は、図4におけるステップS109の処理によって、図7に示す部位330の改修に要するコストを表示した画面350を示す一例である。
画面350において、図7に示す画面50と共通する欄には、同じ符号を付している。画面350には、画面50に、「コスト」欄63および「合計」欄360を加えた形態を有している。画面350には、ユーザが改修対象として選択指示した各部位のコストおよびそれらコストの合計(合計B1とする)が表示されている。
図9は、図4におけるステップS111の処理後に、新築コストと改修総コストとを比較して表示した画面400を示す一例である。
画面400において、図6に示す画面200と共通する欄には、同じ符号を付している。画面400には、画面200に、「改修コスト」欄214および「撤去費用」欄410を加えた形態を有している。「新築コスト」欄213には、画面200中の「コスト」欄213と同じコストが表示されている。改修総コスト(合計B)は、合計B1、仮設に要するコスト(合計B2)および撤去に要するコスト(合計B3)の総額である。一方、「合計」欄320に表示される合計Aは、新築した場合の総コストである。このため、合計Aと合計Bとを比較することにより、改修した場合と改修した場合とでどのくらいのコスト差が生じるかについて把握することができる。
5.実施の形態の作用
本実施の形態は、入力情報受付部11と、部位情報記憶部12と、第1パッケージ情報記憶部13と、判断部18と、規定データ記憶部19と、第1情報作成部20と、出力部21と、撤去部位受付部22と、単価情報記憶部23と、改修部位コスト選出部24とを備えているので、既存建物の設計、仕様の情報が完全に存在していなくても、あるいは既存建物を実際に調査して上記情報を集めなくても、予め用意しておいたパッケージ情報を利用して、既存建物の部位別の仕様・数量を極めて正確に予測できる。加えて、改修対象の部位につきその部分の改修コストを見積もることができる。
また、本実施の形態は、さらに、撤去・仮設コスト受付部25と、改修総コスト算出部26とを備えているので、仮設、改修部分の撤去等のコストを合わせた改修に要する総額を見積もることができる。
また、本実施の形態は、さらに、第2情報作成部27を備えているので、既存建物の改修総コストと新築コストとを比較検討することができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明してきたが、本発明は、上記の形態に限定されず、種々変更を施して実施可能である。
例えば、建物改修情報提供装置1は、ネットワーク40を介さずに、直接、情報を入力するスタンド・アローン型の装置であっても良い。
また、判断部18、第1情報作成部20、出力部21、改修部位コスト選出部24、改修総コスト算出部26、第2情報作成部27は、その機能の一部のみを実行する構成部であっても良く、あるいは上記各構成部の1あるいは2以上を統合し、その統合した構成部の機能を全て行うようにしても良い。また、入力情報受付部11、撤去部位受付部22および撤去・仮設コスト受付部25を1若しくは2つの構成部に統合し、あるいは4以上の構成部に分けて、これら受付部11,22,25の機能を実行させても良い。さらに、部位情報記憶部12、第1パッケージ情報記憶部13、規定データ記憶部19および単価情報記憶部23を1〜3つの構成部に統合し、あるいは5以上の構成部に分けて、これら記憶部12,13,19,23の機能を実行させても良い。
<第二の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
1.建物改修情報提供装置の全体構成
図10は、本発明の第2の実施の形態に係る建物改修情報提供装置1においてプログラムが実行される場合に実現される機能ブロックを示す図である。図10を参照して、建物改修情報提供装置1において、ソフトウェアとしてのコンピュータ・プログラムが実行された場合に、当該コンピュータ・プログラムと、ハードウェアとしてのCPUその他が協働することにより実現される機能の一例について説明する。
この実施の形態において、建物改修情報提供装置1は、通信回線網を介して外部のコンピュータと通信可能なコンピュータである。ただし、建物改修情報提供装置1を、スタンド・アローン型のコンピュータとしても良い。
第二の実施の形態に係る建物改修情報提供装置1は、既に説明した第一の実施の形態に係る建物改修情報提供装置1と一部重複する構成部を備える。以下、重複する構成部についてはその説明を省略し、第一の実施の形態には存在しない構成部について、主に説明する。
第二の実施の形態に係る建物改修情報提供装置1は、第一の実施の形態の各構成部に加えて、第2パッケージ情報記憶部513と、現状建物データ記憶部520と、改修種類受付部521と、フォルダ選出部522と、改修部位変更指示受付部523とを備える。
第2パッケージ情報記憶部513は、少なくとも建物の仕様、部位の種類およびその数量、構成材料の種類およびその数量、ならびに設備の種類およびその数量を含む情報を、建物の全体若しくは一部あるいは設備の改修の種類に対応して組み合わせた第2パッケージ情報を、改修の種類に対応するように複数のフォルダ514〜519に分類して記憶する第2パッケージ情報記憶手段である。この実施の形態では、改修の種類を6つに分類している。このため、第2パッケージ情報を分類して記憶しておくフォルダの数も6つにしている。ただし、改修の種類とフォルダの数は、6つに限定されず、1〜5、あるいは7以上にすることができ、さらに、改修の種類とフォルダの数を必ずしも一致させなくても良い。この実施の形態において、改修の種類を、「大規模改修」、「老朽箇所修繕」および「現状使用に必要な修繕」の3つに大別し、「大規模改修」を「環境配慮型機能UP」と「その他」に分け、「老朽箇所修繕」を「全面修繕」と「部分的修繕」に分け、「現状使用に必要な修繕」を「塗装のみ等」と「洗浄等」に分けている。設備については、別の改修の種類に応じた複数のフォルダが用意され、設備の第2パッケージ情報が格納されている。なお、建物の改修と設備の改修について、別々の第2パッケージ情報を用意せずに、建物と設備の両方の改修情報をセットとした第2パッケージ情報を用意しても良い。この実施の形態では、第2パッケージ情報記憶部513には、建物の改修の種類別に、フォルダ514〜519が格納され、設備の改修の種類別に、別の複数のフォルダ(不図示)が格納されている。各フォルダ514等には、多くの改修部位の組み合わせ情報が格納されている。
現状建物データ記憶部520は、第一の実施の形態にて述べた第1建物設計情報を少なくとも含む現状の建物に関する情報を記憶しておく現状建物データ記憶手段である。現状の建物に関する情報には、第1建物設計情報以外に、各部位、構成材料あるいは建物全体の各コストを含むようにすることもできる。
改修種類受付部521は、ユーザからの改修の種類を受け付ける改修種類受付手段であり、この実施の形態では、ユーザが入力した改修の種類が6種類の内のいずれであるかを受け付ける。
フォルダ選出部522は、改修の種類を受け付けると、現状建物データ記憶部520にアクセスして、現状の建物に関する情報の許容範囲内にて、第2パッケージ情報記憶部513から、第1建物設計情報に基づいて1または複数の第2パッケージ情報を選出するフォルダ選出手段である。「現状の建物に関する情報の許容範囲内にて」とは、現状の建物の全体の階数、延床面積、各階面積等の改修を行う際にどうしても制約を受ける範囲内において」という意味に解釈される。あるフォルダ(例えば、ここでは、「フォルダ514」とする)には、ある改修の種類に合致した改修部位のパッケージ情報が格納されており、そのパッケージの数は相当多い。しかし、そのパッケージ情報の中には、改修対象の現状の建物の構造からみて改修できないようなものも含まれている。フォルダ選出部522は、そのような改修のあり得ないものを排除して、改修可能な1または複数のパッケージ情報のみを選出する。例えば、改修種類受付部521が「大規模改修」であって「環境配慮型機能UP」という改修の種類(No.1とする)を受け付けると、フォルダ選出部522は、No.1という改修の種類を示す情報を受け取り、現状建物データ記憶部520にアクセスして、現状の建物に関する情報の許容範囲内にて、No.1の改修の種類に合致したフォルダ(例えば、フォルダ514)から、その指標に合致する改修部位・設備の組み合わせ(第2パッケージ情報)を1または複数個読み出す。
また、フォルダ選出部522は、ユーザの選択によって、改修コストの許容範囲を考慮して、当該許容範囲内になるように1または複数の第2パッケージ情報を選出することもできる。上記の例では、No.1という改修の指標に合致するような改修部位・設備の組み合わせは、多すぎる可能性がある。その場合、改修コストの範囲で、その範囲外になるような組み合わせを排除して、出力する組み合わせを減らすこともできる。
なお、第一の実施の形態に係る建物改修情報提供装置1にも存在する出力部21は、第二の実施の形態では、フォルダ選出部522により選出された改修後の情報を出力する改修後情報出力手段を兼ねる。出力部21は、フォルダ選出部522により選出された改修後の情報を出力する際に、改修前の情報の表示を利用して、改修後に変更になった情報をその表示内に上書きしたり、あるいは改修前の情報がわかるようにしつつ、改修後の情報を表示したり、表示形式の選択に応じて出力することができる。
改修部位変更指示受付部523は、改修後の情報の内の一部の変更指示を受け付ける改修部位変更指示受付手段である。改修後の情報を検討した後、さらに改修コストの変動、改修形態の変更等が生じることがある。その場合でもさらに改修を変更できるようにしている。一部の変更指示の手法としては、改修後の情報の表示から変更したい部分を書き換える方法、別表示にて変更したい内容を入力する方法など、如何様な方法をも採用できる。
なお、第一の実施の形態に係る建物改修情報提供装置1にも存在する改修部位コスト選出部24は、改修部位変更指示受付部523が改修後の情報の内の一部の変更指示を受け付けると、単価情報記憶部23にアクセスして、変更指示に対応するコストを選出することができる。また、改修部位コスト出力手段としての出力部21は、上記変更指示の後の改修情報およびその変更指示の後のコストを出力することができる。その出力形式は、如何様な形式でも良く、例えば、変更指示後の改修情報とは別にコストを表示し、あるいは当該改修情報の内部にコストを表示することもできる。また、出力部21は、第1建物設計情報を、改修前の現状の建物の情報として、改修後の情報およびそのコストと比較できるように表示することもできる。
図2は、建物改修情報提供装置1のハード構成を示す概略図である。
第二の実施の形態に係る建物改修情報提供装置1は、第一の実施の形態と同様、図2に示すようなCPU30、ROM31、RAM32、HDD33、I/F34およびバス35を主に備える。CPU30は、HDD33に格納されているOS33aおよびプログラム33bに基づいて建物改修情報提供装置1の各部を制御するとともに、各種演算処理を実行する。ここでは、第二の実施の形態に特有の上記構成部に関して、そのハードウェアとの対応につき、図2に基づき説明する。第一の実施の形態と共通の構成部に関しては、第一の実施の形態にて説明した対応と同様であるため、その重複した説明を省略する。
改修種類受付部521、改修部位変更指示受付部523、フォルダ選出部522および出力部21の各機能は、主にプログラム33bとCPU30によって実現される。現状建物データ記憶部520および第2パッケージ情報記憶部513は、主にプログラム33b、プログラム33b格納領域以外のHDD33の記憶領域、RAM32によって実現される。
2.既存物件仕様内訳書の表示例
図11および図12は、ともに、現状物件仕様内訳書の一部の例示であって、それぞれ、「外部仕上げ」および「各階別」の表示である。
現状物件仕様内訳書は、第一の実施の形態で説明した機能により出力されたものであり、逐一、建物の仕様や構成材料等をひろうのではなく、ユーザが入力した情報に基づいてすでにパッケージ化された多くの建物情報から選出された情報である。図11に示す表示例は、その内の「外部仕上げ」の部分のみを例示したものであり、他に、内部仕上げ、設備等の多くの項目がある。図11に示す表示例は、名称欄601、摘要欄602、数量欄603および単位欄604から主に構成される表600の形式である。名称欄601には、屋根・屋上に属する項目が表示され、摘要欄602には、当該項目の構成材、寸法等が表示されている。
また、図12に示す表示例は、2階部分の専有領域と共用領域の各仕様のみを例示したものであり、他に、1階、3階以上の階の仕様もある。図12に示す表示例は、階数欄611、専有欄612、共用欄613、仕様欄614から主に構成される表610の形式である。仕様欄614には、専有および共用別に、「室名」、「室面積」、「室数」、「床」、「壁」、「天井」、「高」に関する情報がある。このように、第一の実施の形態で述べた機能によって、図11および図12に例示される仕様を含め、現状の建物の仕様を出力することができる。
3.現状建物データ記憶部内のデータ
図13は、現状建物データ記憶部520内のファイルの一例を示す図である。
図13に示すファイル700は、外部仕上げに関する情報のみを示すものであり、外部仕上げ以外にも、内部仕上げ、設備等の多くの項目があるが、ここでは省略する。ファイル700は、現状の建物に関する情報と、改修の種類(No.1〜6)およびそれに応じた改修の指標とを備えているが、改修の種類(No.1〜6)およびそれに応じた改修の指標については、必須ではない。ファイル700は、大項目701、中項目702、仕様項目(現状)703、大規模改修704、老朽箇所修繕705、現状使用に必要な修繕706の各欄に大別される。さらに、仕様項目(現状)703は分類707と名称708の各欄に、大規模改修704は1(環境配慮型機能UP)709と2(その他)710の各欄に、老朽箇所修繕705は3(全面)711と4(部分的)712の各欄に、現状使用に必要な修繕706は5(塗装のみ等)713と6(洗浄等)714の各欄に、それぞれ分けられている。大項目701、中項目702、分類707の順に、外部仕上げがより細かく分類されている。名称708には、現状の小分類についてその部材が記載されている。
1(環境配慮型機能UP)709、2(その他)710、3(全面)711、4(部分的)712、5(塗装のみ等)713、および6(洗浄等)714には、各改修に応じて、各細分類に必要な変更、クリーニング、塗装等の指標が記載されている。かかる指標が記載されていない部分については、その改修にとって交換、変更等が不要であるからである。
フォルダ選出部522は、現状建物データ記憶部520内のファイル700の大項目701、中項目702および仕様項目(現状)703を見て、現状の建物に関する情報の許容範囲内にて、変更すべき内容を組み合わせた第2パッケージ情報を第2パッケージ情報記憶部513から読み出す。例えば、ユーザが環境配慮型機能UPの改修を選択した場合、フォルダ選出部522は、外部仕上げに関して、屋根屋上の平場について現状の「アスファルト防水」を「屋上緑化」に変更し、現状の「シート防水」を「屋上緑化・断熱」に変更し、現状の屋根の「瓦葺き」を「太陽電池瓦」に交換するように変更し、外壁のRC面について現状の「金属製パネル」を「壁面緑化」に変更し、現状の「石」を「外断熱」に変更するような改修のパッケージ情報を読み出す。この際、フォルダ選出部522は、現状の建物に関する情報と改修後の情報とを比較して、すでに現状において改修後の情報になっている部分を除いて、変更すべき内容を組み合わせたパッケージ情報を読み出しても良い。改修の種類は、後述するように、階毎、部屋毎の他、建物全体について指定することができる。例えば、一階を環境配慮型機能UPに改修し、二階を全面的な老朽箇所修繕に改修するといったこともできる。また、一階、二階および三階を環境配慮型機能UPに改修し、その他の階は改修しないという指定も可能である。なお、建物全体のみを指定可能とし、あるいは部屋毎のみ、階毎のみを指定可能とすることもできる。
4.入力画面例・出力画面例
図14および図15は、それぞれ、建築上の主たる改修内容の選択入力画面750および設備上の主たる改修内容の選択入力画面760である。
建築上の主たる改修内容の選択入力画面750(以後、選択入力画面750)には、各改修の種類別に、チェック欄751〜756が設けられている。ユーザは、選択入力画面750上のチェック欄751〜756のいずれかにチェックすることによって、改修の種類を指示することができる。選択入力画面750には、チェック欄751〜756以外に、他の改修の種類のチェック欄を設けることもできる。例えば、改修の種類を2種類増やして、エコロジー仕様への改修を指示するためのチェック欄およびOA化を推進する仕様への改修を指示するためのチェック欄を設けることができる。
また、設備上の主たる改修内容の選択入力画面760(以後、選択入力画面760)には、8種類の改修の種類別に、チェック欄761〜768が設けられている。建築上の改修の種類と設備上の改修の種類をともに6種類とすることもできるが、図15に示すように、建築上の改修の種類を6種類とし、設備上の改修の種類を8種類とするというように、建築上の改修の種類と設備上の改修の種類とを別にすることもできる。その場合、設備について、現状建物データ記憶部520内のファイル700と同様のファイルを別個に設けることになる。すなわち、設備を大項目、さらには小項目に分けて、当該小項目の現状の仕様に対して合計8種類の改修の種類の指標を予め決めておくファイルを必要とする。
図16および図17は、それぞれ、建築上の改修対象の選択入力画面770および設備上の改修対象の選択入力画面780である。
図16に示すように、建築上の改修対象の選択入力画面770(以後、選択入力画面770)は、専有部において、全館改修を選択するチェック欄771、階別の改修を選択するチェック欄772、全部屋の改修を選択するチェック欄773、部屋別の改修を選択するチェック欄774を、共有部において、全館改修を選択するチェック欄775、階別の改修を選択するチェック欄776、全部屋の改修を選択するチェック欄777、部屋別の改修を選択するチェック欄778を、それぞれ有している。これらのチェック欄771〜778は一例であって、建築上の改修対象は、かかる種類に限定されるものではない。例えば、部位の大項目の一つである外部仕上げという単位でチェック欄を設けたり、さらにはそれより下位の項目である外壁、サッシ、床等の単位でチェック欄を設けることもできる。これによって、例えば、外壁については改修の種類No.1に合致した改修を行い、サッシについては改修の種類No.2に合致した改修を行うようにすることができるようになる。また、図17に示すように、設備上の改修対象の選択入力画面780(以後、選択入力画面780)は、電気設備、空調設備、給排水衛生設備、昇降機設備等の各設備別に、改修の実施を選択するためのチェック欄781を有している。これらのチェック欄781についても、建築上の改修対象と同様に、電気設備、空調設備、給排水衛生設備あるいは昇降機設備のさらに下位概念の設備についてチェック欄を設けることもできる。
例えば、ユーザが、選択入力画面750のチェック欄752、選択入力画面760のチェック欄768、選択入力画面770のチェック欄775,777、および選択入力画面780のチェック欄781の全てにチェックを入れるとする。この場合、建築上の改修は、共用部の全階の全部屋につき省エネルギー改修を行うものであり、設備上の改修は、全設備につき洗浄・補修塗装を行うものである。かかる改修の種類に関する情報は、改修種類受付部521に受け付けられる。その後、フォルダ選出部522は、現状建物データ記憶部520内の現状の建物の情報の許容範囲内において、現状の建物の共用部の全階の全部屋を省エネルギー改修するための処置、変更等を行うと共に、全設備の洗浄・補修塗装をするための処置等を行う1または複数の改修情報のパッケージを、第2パッケージ情報記憶部513内のフォルダから読み出す。出力部21は、その読み出された改修情報のパッケージを、例えば、現状の建物仕様情報に上書きするようにして出力する。
また、例えば、ユーザが、建築上の改修として、OA化を推進する仕様への改修(選択入力画面750の説明において追加可能な改修の種類として挙げたもの)を選択し、選択入力画面760,780にあるいずれのチェック欄をも選択せず、選択入力画面770の専有部のチェック欄772の2階にのみを選択し、チェック欄774の検査室、応接室および分析室を選択するものとする。この場合、建築上の改修は、専有部の2階の全部屋(検査室、応接室および分析室)につき、OA化を推進する仕様への改修を行うものであり、設備上の改修は行わない。かかる改修の種類に関する情報は、改修種類受付部521に受け付けられる。その後、フォルダ選出部522は、現状建物データ記憶部520内の現状の建物の情報の許容範囲内において、現状の建物の専有部の2階の全部屋のOA化を推進する仕様へ改修するための処置、変更等を行う1または複数の改修情報のパッケージを、第2パッケージ情報記憶部513内のフォルダから読み出す。出力部21は、その改修情報のパッケージを、例えば、現状の建物仕様情報に上書きするようにして出力する。改修情報のパッケージが例えば4種類存在する場合には、4種類を同時表示あるいは選択指示によって個別表示させることもできる。
図18は、ユーザが、建築上の改修として、OA化を推進する仕様への改修を選択し、選択入力画面760,780にあるいずれのチェック欄をも選択せず、選択入力画面770の専有部のチェック欄772の2階にのみを選択し、チェック欄774の検査室、応接室および分析室を選択したときの改修後の仕様内訳書の一例を示す図である。
図18に示す表示例は、階数欄801、専有欄802、共用欄803、仕様欄804から主に構成される表800の形式である。仕様欄804には、専有および共用別に、「室名」、「室面積」、「室数」、「床」、「壁」、「天井」、「高」に関する情報がある。図12に示す表610と比較すると、専有欄802の太線で囲った部分810、すなわち、床、壁、天井の仕様が改修によって変更になっている。
また、図19に示す表示例は、図18の表800において、分析室を無くして、1つの検査室を2つの事務室に変更し、各部屋の広さも変更したときの仕様内訳書の一例を示す図である。
図18に示す表800内の分析室を削除し、検査室を事務室に変更し、各部屋数および各部屋の広さをマニュアルにて入力し、決定すると、図19に示す太線で囲った部分820のように変更され、また、その変更により改修コストも連動して変更になり、表800内のコスト811(図18に表示)の額が自動的に別の額821(図19に表示)に変わる。この機構については、すでに第一の実施の形態において説明したので、ここでは説明を省略する。
5.実施の形態の作用
第2の実施の形態に係る建物改修情報提供装置1あるいはコンピュータ・プログラムで実現されるコンピュータ(以後、両者を、単に、建物改修情報提供装置1とする)は、第2パッケージ情報記憶部513と、少なくとも第1建物設計情報を含む現状の建物に関する情報を記憶しておく現状建物データ記憶部520と、改修の種類を受け付ける改修種類受付部521と、フォルダ選出部522と、出力部21とを備えているため、改修すべき部分を逐一入力しなくても、どのような改修をしたいかを示す改修の種類を入力するだけで、その改修の種類に合致するように自動的に改修後の建物(設備も含まれる場合がある)の仕様を出力することができる。
特に、第2の実施の形態に係る建物改修情報提供装置1は、フォルダ選出部522が改修コストの許容範囲を考慮して、当該許容範囲内になるように1または複数の第2パッケージ情報を選出することができる。このため、改修コストの範囲内で改修シミュレーションを行うことができる。
また、第2の実施の形態に係る建物改修情報提供装置1は、改修後の情報の内の一部の変更指示を受け付ける改修部位変更指示受付部523を備え、その改修部位変更指示受付部523が改修後の情報の内の一部の変更指示を受け付けると、改修部位コスト選出部24が単価情報記憶部23にアクセスして、上記変更指示に対応するコストを選出し、出力部21が上記変更指示の後の改修情報およびその変更指示の後のコストを出力することができる。このため、現状の建物の改修をシミュレーションした後、細かい変更を指示することによって、ユーザ希望の改修案により近づけることができる。
また、第2の実施の形態に係る建物改修情報提供装置1は、出力部21が第1建物設計情報を、改修前の現状の建物の情報として、改修後の情報およびそのコストと比較できるように表示することができる。このため、改修前後の仕様・コストを比較するのが容易になる。
本発明は、例えば、オフィス、学校、病院、マンション等の建物を改修しようとする場合に利用することができる。
1 建物改修情報提供装置
11 入力情報受付部(入力情報受付手段)
12 部位情報記憶部(部位情報記憶手段)
13 第1パッケージ情報記憶部(第1パッケージ情報記憶手段)
18 判断部(判断手段)
19 規定データ記憶部(規定データ記憶手段)
20 第1情報作成部(第1情報作成手段)
21 出力部(第1建物設計情報出力手段、第2建物設計情報出力手段、改修部位コスト出力手段、改修後情報出力手段)
22 撤去部位受付部(撤去部位受付手段)
23 単価情報記憶部(単価情報記憶手段)
24 改修部位コスト選出部(改修部位コスト選出手段)
25 撤去・仮設コスト受付部(撤去・仮設コスト受付手段)
26 改修総コスト算出部(改修総コスト算出手段)
27 第2情報作成部(第2情報作成手段)
513 第2パッケージ情報記憶部(第2パッケージ情報記憶手段)
520 現状建物データ記憶部(現状建物データ記憶手段)
521 改修種類受付部(改修種類受付手段)
522 フォルダ選出部(フォルダ選出手段)
523 改修部位変更指示受付部(改修部位変更指示受付手段)

Claims (9)

  1. 建物に関する入力情報を受け付ける入力情報受付手段と、
    上記建物を建築するために項目分けされた部位、上記建物の構成材料および上記建物内の設備を少なくとも記憶する部位情報記憶手段と、
    上記建物の仕様、上記部位の種類およびその数量、上記構成材料の種類およびその数量、ならびに上記設備の種類およびその数量を含む情報を少なくとも組み合わせた第1パッケージ情報を複数のフォルダに分類して記憶するものであり、かつ上記複数のフォルダ毎に記憶されている上記第1パッケージ情報のデフォルトの情報量はそれぞれ異なるように構成する第1パッケージ情報記憶手段と、
    情報量の閾値を複数段階有しており、上記入力情報がどの閾値の間、あるいはどの閾値以下若しくは以上であるかによって、上記第1パッケージ情報記憶手段の内の上記複数のフォルダのうち、どのフォルダにアクセスするかを判断する判断手段と、
    上記第1パッケージ情報記憶手段内の各情報を設計基準および/または統計にもとづき規定する規定データを記憶する規定データ記憶手段と、
    上記判断手段による判断に基づいて、上記複数のフォルダ内の特定のフォルダにアクセスすると共に、上記部位情報記憶手段および上記規定データ記憶手段にアクセスし、上記入力情報を満足する1種若しくは複数種の第1建物設計情報を作成する第1情報作成手段と、
    上記第1建物設計情報を出力する第1建物設計情報出力手段と、
    上記第1建物設計情報の内の改修対象の部位の選択指示を受け付ける改修部位受付手段と、
    上記部位情報記憶手段に格納される情報に加えて、上記構成材料のコストおよび上記設備のコストを少なくとも記憶する単価情報記憶手段と、
    上記単価情報記憶手段にアクセスして、上記改修対象の部位に相当するコストを選出する改修部位コスト選出手段と、
    上記改修対象の部位およびそのコストを出力する改修部位コスト出力手段と、
    を備えることを特徴とする建物改修情報提供装置。
  2. 前記改修対象の部位の情報に基づき、撤去および仮設に要するコストの情報を受け付け
    る撤去・仮設コスト受付手段と、
    上記撤去に要するコストと、上記仮設に要するコストと、前記改修対象の部位に相当するコストとを合計し、改修総コストを算出する改修総コスト算出手段と、
    を、さらに備える請求項1に記載の建物改修情報提供装置。
  3. 前記単価情報記憶手段にアクセスし、前記第1建物設計情報内の前記構成材料および前記設備に関するそれぞれのコストを選出して、これらを前記第1建物設計情報に加え、新たに、改修対象の建物を新築した場合の第2建物設計情報を作成する第2情報作成手段と、
    前記第2建物設計情報を出力する第2建物設計情報出力手段と、
    をさらに備える請求項1または2に記載の建物改修情報提供装置。
  4. 少なくとも前記建物の仕様、前記部位の種類およびその数量、前記構成材料の種類およびその数量、ならびに前記設備の種類およびその数量を含む情報を、前記建物の全体若しくは一部あるいは設備の改修の種類に対応して組み合わせた第2パッケージ情報を、前記改修の種類に対応するように複数のフォルダに分類して記憶する第2パッケージ情報記憶手段と、
    少なくとも前記第1建物設計情報を含む現状の建物に関する情報を記憶しておく現状建物データ記憶手段と、
    上記改修の種類を受け付ける改修種類受付手段と、
    上記改修の種類を受け付けると、上記現状建物データ記憶手段にアクセスして、上記現状の建物に関する情報の許容範囲内にて、上記第2パッケージ情報記憶手段から、前記第1建物設計情報に基づいて1または複数の前記フォルダを選出するフォルダ選出手段と、
    上記フォルダ選出手段により選出された改修後の情報を出力する改修後情報出力手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の建物改修情報提供装置。
  5. 前記フォルダ選出手段は、改修コストの許容範囲を考慮して、当該許容範囲内になるように前記1または複数の前記第2パッケージ情報を選出することを特徴とする請求項4に記載の建物改修情報提供装置。
  6. 前記改修後の情報の内の一部の変更指示を受け付ける改修部位変更指示受付手段を備え、
    その改修部位変更指示受付手段が前記改修後の情報の内の一部の変更指示を受け付けると、前記改修部位コスト選出手段は、前記単価情報記憶手段にアクセスして、上記変更指示に対応するコストを選出し、
    前記改修部位コスト出力手段は、上記変更指示の後の改修情報およびその変更指示の後のコストを出力することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の建物改修情報提供装置。
  7. 前記改修部位コスト出力手段は、前記第1建物設計情報を、改修前の現状の建物の情報
    として、改修後の情報およびそのコストと比較できるように表示することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の建物改修情報提供装置。
  8. 建物に関する入力情報を受け付ける入力情報受付手段と、
    上記建物を建築するために項目分けされた部位、上記建物の構成材料および上記建物内の設備を少なくとも記憶する部位情報記憶手段と、
    上記建物の仕様、上記部位の種類およびその数量、上記構成材料の種類およびその数量、ならびに上記設備の種類およびその数量を含む情報を少なくとも組み合わせた第1パッケージ情報を、複数のフォルダに分類して記憶するものであり、かつ上記複数のフォルダ毎に記憶されている上記第1パッケージ情報のデフォルトの情報量はそれぞれ異なるように構成する第1パッケージ情報記憶手段と、
    上記第1パッケージ情報記憶手段内の各情報を設計基準および/または統計にもとづき規定する規定データを記憶する規定データ記憶手段と、
    上記第1建物設計情報の内の改修対象の部位の選択指示を受け付ける改修部位受付手段と、
    上記部位情報記憶手段に格納される情報に加えて、上記構成材料のコストおよび上記設
    備のコストを少なくとも記憶する単価情報記憶手段と、
    を備えるコンピュータがその外部から上記入力情報を受け付けることにより、所定の建物の改修情報を出力する建物改修情報提供方法であって、
    上記建物に関する入力情報を受け付ける入力情報受付ステップと、
    情報量の閾値を複数段階有しており、上記入力情報がどの閾値の間、あるいはどの閾値以下若しくは以上であるかによって、上記第1パッケージ情報記憶手段内の上記複数のフォルダのうち、どのフォルダにアクセスするかを判断する判断ステップと、
    上記判断ステップに基づいて、上記複数のフォルダ内の特定のフォルダにアクセスすると共に、上記部位情報記憶手段および上記規定データ記憶手段にアクセスし、上記入力情報を満足する1種若しくは複数種の第1建物設計情報を作成する第1情報作成ステップと、
    上記第1建物設計情報を出力する第1建物設計情報出力ステップと、
    上記第1建物設計情報の内の改修対象の部位の選択指示を受け付ける改修部位受付ステップと、
    上記単価情報記憶手段にアクセスして、上記改修対象の部位に相当するコストを選出する改修部位コスト選出ステップと、
    上記改修対象の部位およびそのコストを出力する改修部位コスト出力ステップと、
    を含むことを特徴とする建物改修情報提供方法。
  9. コンピュータにインストールされることによって、
    コンピュータを、
    建物に関する入力情報を受け付ける入力情報受付手段と、
    上記建物を建築するために項目分けされた部位、上記建物の構成材料および上記建物内の設備を少なくとも記憶する部位情報記憶手段と、
    上記建物の仕様、上記部位の種類およびその数量、上記構成材料の種類およびその数量、ならびに上記設備の種類およびその数量を含む情報を少なくとも組み合わせた第1パッケージ情報を、複数のフォルダに分類して記憶するものであり、かつ上記複数のフォルダ毎に記憶されている上記第1パッケージ情報のデフォルトの情報量はそれぞれ異なるように構成する第1パッケージ情報記憶手段と、
    情報量の閾値を複数段階有しており、上記入力情報がどの閾値の間、あるいはどの閾値以下若しくは以上であるかによって、上記第1パッケージ情報記憶手段内の上記複数のフォルダのうち、どのフォルダにアクセスするかを判断する判断手段と、
    上記第1パッケージ情報記憶手段内の各情報を設計基準および/または統計にもとづき規定する規定データを記憶する規定データ記憶手段と、
    上記判断手段による判断に基づいて、上記複数のフォルダ内の特定のフォルダにアクセスすると共に、上記部位情報記憶手段および上記規定データ記憶手段にアクセスし、上記入力情報を満足する1種若しくは複数種の第1建物設計情報を作成する第1情報作成手段と、
    上記第1建物設計情報を出力する第1建物設計情報出力手段と、
    上記第1建物設計情報の内の改修対象の部位の選択指示を受け付ける改修部位受付手段と、
    上記部位情報記憶手段に格納される情報に加えて、上記構成材料のコストおよび上記設備のコストを少なくとも記憶する単価情報記憶手段と、
    上記単価情報記憶手段にアクセスして、上記改修対象の部位に相当するコストを選出する改修部位コスト選出手段と、
    上記改修対象の部位およびそのコストを出力する改修部位コスト出力手段と、
    を備える装置として機能させることを特徴とするコンピュータ・プログラム。
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