JP2002221428A - 車両用安全運転支援装置 - Google Patents

車両用安全運転支援装置

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JP2002221428A JP2001017266A JP2001017266A JP2002221428A JP 2002221428 A JP2002221428 A JP 2002221428A JP 2001017266 A JP2001017266 A JP 2001017266A JP 2001017266 A JP2001017266 A JP 2001017266A JP 2002221428 A JP2002221428 A JP 2002221428A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転者が以前危険行為を行った地点において
再度同じような危険行為を行わないように警告を発生す
る。 【解決手段】 運転者の運転操作に危険行為があったか
否かを判定(ステップ101)し、危険行為があったこ
とを判定すると、その危険行為の地点の情報を記憶手段
に記憶させる(ステップ102)。そして、経路案内を
行っているとき、経路案内を行っていないときのいずに
おいても、車両が危険行為地点に接近しているか否かの
判定(ステップ104)、および車両が危険行為地点と
道路形状が類似している危険行為類似地点に接近してい
るか否かの判定(ステップ105)により、車両が危険
行為地点あるいは危険行為類似地点に接近していること
を判定すると、運転者に接近速度に応じた警告を発生さ
せる(ステップ106)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、運転者が運転操作
において危険行為を行った地点に対し、再度その地点に
接近したときに警告を発生して、危険を回避できるよう
にする車両用安全運転支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置として、特開平11
−120488号公報の「交通安全支援方法および装
置」がある。このものでは、運転者の行った危険行為を
自動的に検出し、それを集計して、危険行為の発生状況
を運転者に報知するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の技術
は、運転者の危険行為を集計して、それを運転者に知ら
せるものである。運転者は、以前危険行為を行った地点
において再度同じような危険行為を行う可能性がある
が、上記した従来の技術では、このような問題を解決す
ることはできない。
【0004】本発明は上記問題に鑑みたもので、運転者
が以前危険行為を行った地点において再度同じような危
険行為を行わないように警告を発生する車両用安全運転
支援装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、運転者が運転操作にお
いて危険行為を行ったか否かを判定する第1の判定手段
と、この第1の判定手段によって危険行為があったと判
定された地点の情報を記憶手段に記憶させる手段と、前
記記憶された地点の情報に基づき、車両が前記地点に接
近しているか否かを判定する第2の判定手段と、この第
2の判定手段によって車両が前記地点に接近しているこ
とが判定されたとき、運転者に警告を発生する警告発生
手段とを備えたことを特徴としている。
【0006】このように危険行為があった地点に車両が
接近すると、運転者に警告を発生するようにしているの
で、運転者はその警告によって、以前危険行為を行った
地点に接近していることを認識し、走行速度を下げるな
どして危険を回避することができる。
【0007】この場合、請求項2に記載の発明のよう
に、地図データ記憶手段に記憶された地図データおよび
前記記憶された地点の情報に基づいて、車両が前記記憶
された地点と道路形状が似ている類似地点に接近してい
るか否かを判定する第3の判定手段を備え、この第3の
判定手段によって車両が前記類似地点に接近しているこ
とが判定されたときにも、前記警告発生手段が運転者に
警告を発生するようにすれば、危険行為が実際にあった
地点に限らず、その地点に道路形状が似ている地点に対
しても運転者に警告を発生することができるため、その
ような地点においても危険を回避することができる。
【0008】また、請求項3に記載の発明のように、車
両の接近速度に応じ、接近速度が大きいほど警告の度合
いを高くするようにすれば、運転者に危険回避すべき程
度を知らせることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1に、本発明の一実施形態に係
る車両用安全運転支援装置の構成を示す。なお、この実
施形態では、車両用安全運転支援装置として車両用ナビ
ゲーション装置を用い、このナビゲーション装置に安全
運転支援機能を持たせたものとなっている。
【0010】ナビゲーション装置は、車両の現在位置を
検出するための位置検出器1を有している。この位置検
出器1は、地磁気センサ2、ジャイロスコープ3、距離
センサ4、GPS受信機5から構成されている。また、
ナビゲーション装置は、CDROM−ROM、DVD−
ROM等の地図データ記憶媒体(地図データ記憶手段)
6aから地図データを読み取る地図データ入力器6と、
ナビゲーションに必要な各種操作を行うための操作スイ
ッチ群7と、ナビゲーションに必要な各種処理を実行す
る制御回路8と、地図等の表示を行う表示装置9と、運
転者に警告を発生するための警告装置10と、リモコン
12からの信号を受信するリモコンセンサ11などを備
えている。
【0011】このナビゲーション装置において、制御回
路8は、地図データ記憶媒体6aから地図データを読み
出し、読み出した地図データと車両の現在位置に基づい
て走行案内(この走行案内には、目的地に対する経路案
内を含む)を行うナビゲーション機能の他、運転者が運
転操作において危険行為を行った地点の情報を記憶し、
その地点あるいはその地点と道路形状が似ている地点に
車両が接近したときに運転者に警告を発生させる安全運
転支援機能を備えている。このため、制御回路8には、
図示しないブレーキセンサからブレーキの操作強さを示
すブレーキ信号、回転角センサからステアリングの回転
角を示すステアリング回転角信号など運転者の危険行為
を判定するに必要な情報が入力され、それらに基づいて
運転者の運転操作に危険行為があったか否かの判定がで
きるようになっている。
【0012】以下、上記した安全運転支援機能につい
て、図2に示す制御回路8の処理を参照して説明する。
【0013】制御回路8は、図2に示す処理を繰り返し
実行している。制御回路8は、まず運転者の運転操作に
危険行為があったか否かを判定する(ステップ10
1)。ここで、危険行為とは、例えば、急ブレーキ、急
ハンドル、急加速度等をいう。急ブレーキがあったか否
かは、ブレーキ信号から判定することができる。急ハン
ドルがあったか否かは、ステアリング回転角信号に基づ
いて得られるステアリング操作角の時間的変化およびそ
のときの車両の速度との関係から判定することができ
る。急加速度があったか否かは、ナビゲーション機能に
用いられる速度に基づいて算出できる加速度(例えば、
距離センサ4からの信号に基づいて求められる車両の速
度を微分して得たもの、あるいはGPS受信機5からの
信号に基づいて求められる車両の速度を微分して得たも
の)から判定することができる。なお、危険行為および
その判定に用いる情報としては、上記した以外のもので
あってもよい。
【0014】危険行為があったことを判定すると、その
危険行為の地点の情報、具体的には、地点の座標、道路
形状の情報(カーブの半径、幅員等)を制御回路8に内
蔵されたメモリ(記憶手段)8aに記憶させる(ステッ
プ102)。このことにより、運転者が運転操作におい
て危険行為を行った危険行為地点の情報を逐次記憶して
いくことができる。
【0015】また、制御回路8は、上記のようにして記
憶したおいた危険行為地点の情報に基づいて、危険行為
地点あるいはその危険行為地点と道路形状が似ている危
険行為類似地点に車両が接近したときに運転者に警告を
発生させる処理を行う。
【0016】このため、まず、ナビゲーションにおいて
経路案内を行っているか否かを判定する(ステップ10
3)。経路案内を行っているときは、メモリ8aに記憶
されている危険行為地点の情報に基づいて、案内経路に
おける車両前方の所定距離内に危険行為地点があるか、
すなわち車両が危険行為地点に接近しているか否かを判
定する(ステップ104)。また、車両の前方所定距離
内に危険行為地点がない場合は、案内経路における車両
前方の所定距離内に危険行為地点と道路形状が似ている
危険行為類似地点があるか、すなわち危険行為類似地点
に接近しているか否かを判定する(ステップ105)。
この場合、地図記憶媒体6aから地図データ入力器6を
介して読み取った地図データとメモリ8aに記憶されて
いる危険行為地点の情報に基づいて、車両前方の所定距
離内に、危険行為地点と道路形状が類似している危険行
為類似地点があるか否かを判定する。
【0017】車両が危険行為地点あるいは危険行為類似
地点に接近していることを判定すると、警告を発生させ
るための指令を警告装置10に出力する(ステップ10
6)。このステップ106では、危険行為地点あるいは
危険行為類似地点への車両の接近速度(車両の速度は、
上記したようにナビゲーション機能に用いられる速度か
ら得られる)に応じ、接近速度が大きいほど警告の度合
い(重要度)を高くした警告を行わせるようにする。こ
の場合、接近速度が法定速度以下であるような場合には
警告を発生させないようにしてもよい。なお、警告装置
10による警告としては、音声発生装置、ブザー、警告
表示器等を用いた警告とすることができる。
【0018】また、経路案内を行っていないときには、
車両が走行する可能性の高い道路の前方所定距離内に上
記した危険行為地点があるか否かを判定する(ステップ
107)。また、車両の前方所定距離内に危険行為地点
がない場合は、車両が走行している道路の前方所定距離
内に上記した危険行為類似地点があるか否かを判定する
(ステップ108)。ステップ107、108のいずれ
かの判定がYESになると、ステップ106に進んで車
両の接近速度に応じた警告を発生させるための指令を警
告装置10に出力する。
【0019】上記した処理により、経路案内を行ってい
るとき、および経路案内を行っていないときのいずにお
いても、車両が危険行為地点あるいは危険行為類似地点
のいずれかに接近すると、接近速度に応じた警告を運転
者に発生するようにしているので、運転者はその警告に
よって、以前危険行為を行った地点に接近していること
を認識し、走行速度を下げるなどして危険を回避するこ
とができる。
【0020】なお、上記した実施形態において、ステッ
プ101の処理が、危険行為を行ったか否かを判定する
第1の判定手段に相当し、ステップ102の処理が、危
険行為があった地点の情報を記憶手段に記憶させる手段
に相当し、ステップ104、107の処理が、記憶され
た地点の情報に基づいて車両がその地点に接近している
か否かを判定する第2の判定手段に相当し、ステップ1
06の処理および警告装置10が、運転者に警告を発生
する警告発生手段に相当し、ステップ105、108の
処理が、車両が記憶された地点と道路形状が似ている類
似地点に接近しているか否かを判定する第3の判定手段
に相当する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る車両用安全運転支援
装置の構成を示す図である。
【図2】図1中の制御回路8の処理を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1…位置検出器、6a…地図記憶媒体、6…地図データ
入力器、7…操作スイッチ群、8…制御回路、8a…メ
モリ、9…表示装置、10…警告装置。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08G 1/16 G08G 1/16 D

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転者が運転操作において危険行為を行
    ったか否かを判定する第1の判定手段と、 この第1の判定手段によって危険行為があったと判定さ
    れた地点の情報を記憶手段に記憶させる手段と、 前記記憶された地点の情報に基づき、車両が前記地点に
    接近しているか否かを判定する第2の判定手段と、 この第2の判定手段によって車両が前記地点に接近して
    いることが判定されたとき、運転者に警告を発生する警
    告発生手段とを備えたことを特徴とする車両用安全運転
    支援装置。
  2. 【請求項2】 地図データ記憶手段に記憶された地図デ
    ータおよび前記記憶された地点の情報に基づいて、車両
    が前記記憶された地点と道路形状が似ている類似地点に
    接近しているか否かを判定する第3の判定手段を備え、 この第3の判定手段によって車両が前記類似地点に接近
    していることが判定されたときにも、前記警告発生手段
    は、運転者に警告を発生することを特徴とする請求項1
    に記載の車両用安全運転支援装置。
  3. 【請求項3】 前記警告発生手段は、車両の接近速度に
    応じ、接近速度が大きいほど前記警告の度合いを高くす
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用安
    全運転支援装置。
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