JP2002221347A - 換気兼セントラルクリーナシステム - Google Patents

換気兼セントラルクリーナシステム

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JP2002221347A
JP2002221347A JP2001015430A JP2001015430A JP2002221347A JP 2002221347 A JP2002221347 A JP 2002221347A JP 2001015430 A JP2001015430 A JP 2001015430A JP 2001015430 A JP2001015430 A JP 2001015430A JP 2002221347 A JP2002221347 A JP 2002221347A
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ventilation
intake
cleaner
suction
signal
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JP2001015430A
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English (en)
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Fumio Motoyoshi
文雄 本吉
Yoshiaki Wada
義昭 和田
Akio Sakae
昭夫 寒河江
Hideo Hakozaki
英男 箱崎
Yasushi Osaka
泰 大坂
Yoshinobu Arai
良延 荒井
Takashi Gondo
尚 権藤
Takeshi Wakui
健 涌井
Eriko Wakui
絵里子 涌井
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Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 換気用と、セントラルクリーナシステム用と
で重複していた部材を共用部材で共用できる換気兼セン
トラルクリーナシステムを提供する。 【解決手段】 換気兼セントラルクリーナシステム31
において、開閉装置5が付設される吸気接続口1と、吸
気接続口1に吸気具17が接続されたか否かを検出する
センサ9と、吸気接続口1に吸気配管13によって接続
され回転数の可変制御可能な吸気ファンを内蔵する換気
兼クリーナユニット11と、吸気具17の接続されてい
ない場合に開閉装置5に開信号を送出し、且つ換気兼ク
リーナユニット11に低速の回転制御信号を送出する一
方、吸気具17の接続されている場合に吸気具17の接
続された以外の吸気接続口1の開閉装置5に閉鎖信号を
送出し、且つ吸気具17から入力される風量選択信号を
受けて換気兼クリーナユニット11に回転制御信号を送
出する制御手段25とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば住宅におけ
る各部屋の換気を行う換気システム、各部屋に吸気接続
口を設けて単一のクリーナユニットにて集塵を行うセン
トラルクリーナシステムの両機能を有する換気兼セント
ラルクリーナシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般住宅における換気扇は、台所
用、トイレ用、浴室用がその需要の大半を占めていた。
近年、住宅の高気密化と相まって、揮発性有機化合物や
湿度を排出する目的での換気意識が高まっている。この
なかで、微風量を各部屋に対して常時換気する24時間
換気システムが、冷暖房負荷、静粛性の観点から多用さ
れるようになってきている。この換気システムでは、各
部屋に、吸気口が設置され、これら吸気口がダクトを介
して接続され、ダクト端末に設けられた排気ファンによ
って、各部屋の汚染空気が屋外へ排出されるシステムと
なっている。
【0003】また、近年、部屋数の多い住宅では、掃除
機の取り出し及び収納や、掃除機を移動させながらの掃
除労力の軽減等の目的で、セントラルクリーナシステム
が採用され始めている。このセントラルクリーナシステ
ムは、各部屋ごとに吸気具の吸気接続口が設けられ、こ
の吸気接続口が吸気配管を介して固定クリーナユニット
に接続されている。そして、任意の吸気接続口に吸気具
を接続することで、吸気具と固定クリーナユニットとを
直結させ、掃除機の運搬を不要にした吸引清掃を可能に
している。さらに、このセントラルクリーナシステムに
よれば、従来、室内に排出された排気を、直接屋外へ排
出することができ、未吸入の塵埃の攪拌や、捕捉されな
かった微小塵埃の飛散を防止することができた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た換気システム及びセントラルクリーナシステムは、共
用可能な諸設備があるにも関わらず、全く別施工で構築
されるのが一般的であった。このため、各部屋には換気
システム用の吸気口と、セントラルクリーナシステム用
の吸気接続口とが重複して設けられ、不経済であるとと
もに、美感を損ねる場合があった。また、吸気口に接続
される換気システム用配管と、吸気接続口に接続される
セントラルクリーナシステム用配管とが重複して建物の
躯体内(例えば、壁内、床内、天井内等)に配管される
ため、配管施工コストが増大するとともに、他設備の障
害となる問題があった。さらに、これらの配管には、そ
れぞれ別途の換気システム用ファン、セントラルクリー
ナシステム用ファンとが重複して設置されるため、設置
コストが増大するとともに、それぞれの設置スペースを
確保しなければならない問題があった。本発明は上記状
況に鑑みてなされたもので、換気用とセントラルクリー
ナシステム用とで重複して設けられていた部材が共用で
きる換気兼セントラルクリーナシステムを提供し、もっ
て、設備コスト、設備スペースの低減を図ることを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る請求項1記載の換気兼セントラルクリー
ナシステムは、屋内の所定箇所に分散配置され開閉装置
が付設される吸気接続口と、それぞれの該吸気接続口に
設けられ該吸気接続口に吸気具の接続されたか否かを検
出するセンサと、前記それぞれの吸気接続口に吸気配管
によって接続され回転数の可変制御可能な吸気ファンを
内蔵し前記吸気配管から吸気した空気中の塵埃を集塵手
段により捕捉して塵埃捕捉後の該空気を屋外へ排出する
換気兼クリーナユニットと、前記吸気具の接続されない
ことの非接続信号を前記センサから受け前記開閉装置に
開信号を送出し、且つ前記換気兼クリーナユニットに低
速の回転制御信号を送出する一方、前記吸気具の接続さ
れたことの接続検出信号を前記センサから受け該吸気具
の接続された以外の前記吸気接続口の前記開閉装置に閉
鎖信号を送出し、且つ前記吸気具に設けられた風量切替
スイッチから入力される風量選択信号を受けて前記換気
兼クリーナユニットに回転制御信号を送出する制御手段
とを具備したことを特徴とする。
【0006】この換気兼セントラルクリーナシステムで
は、通常時、吸気具が接続されないと、全てのセンサが
吸気具の非接続を検出し、この信号を受けた制御手段
は、全ての吸気接続口の開閉装置へ開信号を送出し、且
つ換気兼クリーナユニットに低速の回転制御信号を送出
する。これにより、各部屋の揮発性有機化合物や湿気
が、吸気接続口から吸引され、吸気配管を介して換気兼
クリーナユニットへ送られ、屋外へ排出される。つま
り、吸気接続口が換気用の吸気開口として使用されるこ
とになる。
【0007】一方、いずれかの部屋の吸気接続口に、吸
気具が接続されると、その吸気接続口に設けられたセン
サが吸気具の接続されたことを検出し、この接続検出信
号が制御手段に送られる。接続検出信号の入力された制
御手段は、その吸気接続口以外の吸気接続口に設けられ
た開閉装置に、閉信号を送出する。即ち、接続された吸
気具が、吸気配管を介して換気兼クリーナユニットに直
結されることになる。そして、制御手段は、吸気具から
の風量選択信号に基づいて、換気兼クリーナユニットに
回転制御信号を送出する。これにより、吸気具から吸引
された塵埃は空気と共に吸気配管を介して換気兼クリー
ナユニットに吸引され、集塵手段によって捕捉され、塵
埃の除去された空気のみが屋外へ排出される。つまり、
吸気接続口がセントラルクリーナ用の吸気開口として使
用されることになる。
【0008】従って、従来、換気用とセントラルクリー
ナ用として、それぞれ設けなければならなかった吸気接
続口、吸気配管、吸気ファンが共用され、設備コストが
半減されるとともに、吸気接続口、吸気配管、吸気ファ
ンの設置及び配管スペースが半減され、設備施工全体の
取り合いに余裕が生じ、設備施工全体の施工性が高めら
れることになる。
【0009】請求項2記載の換気兼セントラルクリーナ
システムは、前記吸気具として掃除用のクリーナヘッド
と局所換気用の局所換気ヘッドとが備えられ、前記吸気
接続口に、該クリーナヘッド又は該局所換気ヘッドが選
択的に接続されることを特徴とする。
【0010】この換気兼セントラルクリーナシステムで
は、吸気具として掃除用のクリーナヘッドの他に、局所
換気用の局所換気ヘッドが備えらる。換気兼セントラル
クリーナシステムでは、吸気具が接続されない状態にお
いて、各吸気接続口から室内の空気が常時吸引されてい
る。これにより、単位時間当たりの吸引量が小さく抑え
られると同時に、冷暖房負荷や騒音の増大が抑止されて
いる。一方、特定の部屋の空気が、煙草の煙や臭気の発
生によって急速に汚染された場合、当該部屋の空気のみ
の迅速な換気が望まれる。この場合、当該部屋の吸気接
続口に、局所換気ヘッドが接続されると、他の部屋の吸
気接続口が閉じられ、局所換気ヘッドが換気兼クリーナ
ユニットに直結された状態となり、当該部屋の汚染空気
が、局所換気ヘッドを介して集中的に換気兼クリーナユ
ニットに吸引され、迅速な換気が可能になる。
【0011】請求項3記載の換気兼セントラルクリーナ
システムは、前記制御手段が、二台目以降の前記吸気具
の接続検出信号によっては前記開閉装置及び前記換気兼
クリーナユニットに対して前記閉鎖信号及び前記回転制
御信号を送出しないことを特徴とする。
【0012】この換気兼セントラルクリーナシステムで
は、吸気接続口に、二台目以降の吸気具が接続された場
合、制御手段は、この二台目以降の接続検出信号によっ
ては開閉装置及び換気兼クリーナユニットに対して閉鎖
信号及び回転制御信号を送出しないように作動する。つ
まり、一台目の吸気具の接続検出信号が優先され、二台
目以降の接続検出信号が無視されるようになっている。
これにより、複数の吸気具が同時に接続された場合の吸
気量低下による吸引動作不良が未然に防止される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る換気兼セント
ラルクリーナシステムの好適な実施の形態を図面を参照
して詳細に説明する。図1は本発明に係る換気兼セント
ラルクリーナシステムの構成図、図2は吸気接続口に設
けられた開閉装置の動作状況を(a)〜(c)で表した
説明図、図3は本発明に係るシステム構成内の各信号の
流れを説明したブロック図である。
【0014】住宅内の所定箇所(例えば、各部屋)に
は、吸気接続口(インレット)1が設けられている。吸
気接続口1は、例えば壁面の下部に設けられる。この吸
気接続口1には空気の通過可能なメッシュ材等からなる
開閉蓋3が開閉自在に設けられている。吸気接続口1
は、開閉蓋3が開かれることにより、後述する吸気具の
ホース端が挿入されるようになっている。また、開閉蓋
3は、閉鎖状態においても、室内の空気を通過させて吸
気できるようになっている。
【0015】吸気接続口1には、開閉装置5が接続され
ている。開閉装置5には開閉駆動装置7が設けられ、開
閉駆動装置7は後述の制御手段からの開閉制御信号によ
って開閉装置5を開閉し、吸気接続口1を開放又は閉鎖
するようになっている。この開閉装置5と開閉駆動装置
7とは、所謂モーターダンパやソレノイド弁と同様の構
成とすることができる。本実施の形態では、開閉装置5
及び開閉駆動装置7としてソレノイド弁が用いられてい
る。
【0016】また、吸気接続口1にはセンサ(インレッ
トセンサ)9が設けられている。センサ9は、吸気接続
口1に、吸気具の接続されたか否かを検出するようにな
っている。このセンサ9は、後述の制御手段に接続さ
れ、制御手段にはこのセンサ9から吸気具の接続検出信
号が入力されるようになっている。
【0017】各吸気接続口1には吸気配管13が接続さ
れ、吸気配管13は住宅内の所定の設置スペースに設け
られた換気兼クリーナユニット11に接続されている。
この換気兼クリーナユニット11には、回転数の可変制
御可能な吸気ファン15(図3参照)が内蔵されてい
る。換気兼クリーナユニット11は、後述の制御手段に
電気的に接続され、制御手段から送出される回転制御信
号によって、吸気ファン15の回転数が可変制御され、
例えば、強・中・弱等の吸引力となるように風量が切り
換えられるようになっている。
【0018】換気兼クリーナユニット11には図示しな
い集塵手段が内蔵される。集塵手段は、吸気配管13か
ら吸気した空気中の塵埃を捕捉し、塵埃捕捉後の空気を
屋外へ排出するようになっている。この集塵手段として
は、例えば交換可能な集塵パックが使用される。
【0019】吸気接続口1には、吸気具が着脱自在に挿
着される。本実施の形態では吸気具として、掃除用のク
リーナヘッド17と局所換気用の局所換気ヘッド19と
が備えられている。これらクリーナヘッド17と局所換
気ヘッド19とは、いずれか一方が、選択的に任意の吸
気接続口1に挿着されて使用される。クリーナヘッド1
7は、接続ホース17aと、接続パイプ17bと、吸引
口17cとからなり、吸引口17cは他の吸引具と交換
可能となっている。また、局所換気ヘッド19は、接続
ホース19aと、吸気口19bとからなる。これら、ク
リーナヘッド17と局所換気ヘッド19とにはそれぞれ
風量切替スイッチ21が設けられている。風量切替スイ
ッチ21は、例えば上記した強・中・弱の吸引力に対応
した風量選択信号を、後述の制御手段に送出するように
なっている。
【0020】開閉駆動装置7、センサ9、風量切替スイ
ッチ21、換気兼クリーナユニット11は、制御手段2
5に電気的に接続されている。この制御手段25として
は、例えばリレー制御装置、CPUを備えた制御装置
(プログラマブルシーケンサー等)を使用することがで
きる。制御手段25は、吸気具(クリーナヘッド17又
は局所換気ヘッド19)の接続されたことの接続検出信
号をセンサ5から受け、吸気具の接続された以外の吸気
接続口1の開閉駆動装置7に閉鎖信号を送出する。ま
た、吸気具に設けられた風量切替スイッチ21から入力
される風量選択信号を受けて、換気兼クリーナユニット
11にそれに対応した回転制御信号を送出するようにな
っている。
【0021】また、制御手段25は、二台目以降の吸気
具の接続検出信号によっては、開閉駆動装置7及び換気
兼クリーナユニット11に対して、閉鎖信号及び回転制
御信号を送出しないように動作する。つまり、一台目の
吸気具の接続検出信号が優先され、二台目以降の接続検
出信号が無視されるようになっている。これにより、複
数の吸気具が同時に接続された場合の吸気量低下による
吸引動作不良が未然に防止されるようになっている。
【0022】吸気接続口1、開閉装置5、開閉駆動装置
7、センサ9、吸気配管13、換気兼クリーナユニット
11、クリーナヘッド17、局所換気ヘッド19、制御
手段25によって本実施の形態による換気兼セントラル
クリーナシステム31が構成されている。
【0023】次に、このように構成された換気兼セント
ラルクリーナシステム31の動作を説明する。通常時、
換気兼セントラルクリーナシステム31は、吸気接続口
1が例えばA、B、Cの3つであった場合、A、B、C
の吸気接続口1に吸気具が接続されないと、図3に示す
A、B、Cのセンサ9が無感知となり、制御手段25か
ら送られた開信号S1によってA、B、Cの開閉装置5
が図2(a)に示す開状態にされる。また、制御手段2
5は、内部セレクタ25aによって、換気兼クリーナユ
ニット11の吸気ファン15に弱の風量選択信号S2を
送出する。これにより、換気兼セントラルクリーナシス
テム31は、換気モード運転となる。そして、吸気接続
口1から吸気された各室内の空気は、吸気配管13を通
り、換気兼クリーナユニット11から屋外へ排出され
る。
【0024】一方、クリーナ使用時に、図2(c)に示
すように、クリーナヘッド17が任意の吸気接続口1に
差し込まれると、センサ9がクリーナヘッド17の接続
を検出し、接続検出信号S3が制御手段25に送られ
る。制御手段25は、クリーナヘッド17の差し込まれ
た例えばAの吸気接続口1以外のB、Cの開閉装置5に
閉信号S4を送出し、図2(b)に示すように、開閉装
置5を閉状態として、クリーナモードとする。
【0025】そして、クリーナヘッド17に設けられた
風量切替スイッチ21が強・中・弱・OFFのいずれか
に選択されることにより、風量選択信号S5が制御手段
25に送られ、制御手段25は内部セレクタ25aによ
って換気兼クリーナユニット11の吸気ファン15に風
量選択信号S2を送出する。これにより、クリーナヘッ
ド17が換気兼クリーナユニット11に直結された状態
となり、クリーナヘッド17から吸引された塵埃が吸気
配管13を介して換気兼クリーナユニット11に吸引さ
れ、内部の集塵手段に捕捉される。塵埃の除去された空
気は、換気兼クリーナユニット11から屋外へ排出され
ることになる。
【0026】クリーナの使用が終了し、クリーナヘッド
17が吸気接続口1から抜かれると、A、B、C全ての
センサ9がクリーナヘッド17の無感知となり、クリー
ナモードが解除されてA、B、C全ての開閉装置5が開
かれ、再び換気モードへと自動的にモード切替えが行わ
れる。
【0027】また、特定の部屋の急速換気が必要になっ
た場合には、当該部屋に設けられた吸気接続口1に、局
所換気ヘッド19が差し込まれる。すると、吸気接続口
1のセンサ9が局所換気ヘッド19の接続を検出し、ク
リーナヘッド17の接続時と同様にして、他の吸気接続
口1の開閉装置5を、自動的に閉止する。以降、クリー
ナヘッド17の接続の場合と同様に、換気兼クリーナユ
ニット11が制御され、目的の部屋の空気が集中的に屋
外へ排出されて、局所換気が速やかに行われることにな
る。
【0028】従って、この換気兼セントラルクリーナシ
ステム31によれば、通常時、吸気具が接続されない
と、全てのセンサ9が吸気具の無感知(非接続)を検出
し、この信号を受けた制御手段25は、全ての吸気接続
口1の開閉装置5へ開信号を送出し、且つ換気兼クリー
ナユニット11に低速の回転制御信号を送出する。これ
により、各部屋の揮発性有機化合物や湿気が、吸気接続
口1から吸引され、吸気配管13を介して換気兼クリー
ナユニット11へ送られ、屋外へ排出される。つまり、
吸気接続口1を換気用の吸気開口として使用することが
できる。
【0029】一方、いずれかの部屋の吸気接続口1に、
吸気具が接続されると、その吸気接続口1に設けられた
センサ9が吸気具の接続されたことを検出し、この接続
検出信号が制御手段25に送られる。接続検出信号の入
力された制御手段25は、その吸気接続口以外の吸気接
続口1に設けられた開閉装置5に、閉信号を送出する。
即ち、接続された吸気具が、吸気配管13を介して換気
兼クリーナユニット11に直結されることになる。そし
て、制御手段25は、吸気具からの風量選択信号に基づ
いて、換気兼クリーナユニット11に回転制御信号を送
出する。これにより、吸気具から吸引された塵埃は空気
と共に吸気配管13を介して換気兼クリーナユニット1
1に吸引され、集塵手段によって捕捉され、塵埃の除去
された空気のみが屋外へ排出される。つまり、吸気接続
口1がセントラルクリーナ用の吸気開口として使用され
ることになる。
【0030】この結果、従来、換気用と、セントラルク
リーナ用として、それぞれ設けなければならなかった吸
気接続口1、吸気配管13、吸気ファン15が共用さ
れ、設備コストが半減されるとともに、吸気接続口1、
吸気配管13、吸気ファン15の設置及び配管スペース
が半減され、設備施工全体の取り合いに余裕が生じ、設
備施工全体の施工性を高めることができる。
【0031】また、特定の部屋の空気が、煙草の煙や臭
気の発生によって急速に汚染された場合、当該部屋の空
気のみの迅速な換気が望まれる。本実施の形態による換
気兼セントラルクリーナシステム31では、吸気具とし
て掃除用のクリーナヘッド17の他に、局所換気用の局
所換気ヘッド19が備えらる。従って、当該部屋の吸気
接続口1に、局所換気ヘッド19を接続すると、他の部
屋の吸気接続口1が閉じられ、局所換気ヘッド19を換
気兼クリーナユニット11に直結して、当該部屋の汚染
空気を、局所換気ヘッド19を介して集中的に換気兼ク
リーナユニット11に吸引させることができる。これに
より、特定の部屋の局所換気を簡便且つ迅速に可能にす
ることができる。
【0032】なお、上記の実施の形態では、換気兼セン
トラルクリーナシステム31を一般住宅に採用した場合
を例に説明したが、本発明に係る換気兼セントラルクリ
ーナシステムは、この他、複数の居室を有する建物であ
れば、本実施の形態と同様に構成して、同様の効果を得
ることができる。
【0033】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る換気兼セントラルクリーナシステムによれば、吸気具
の接続されたか否かを検出するセンサを吸気接続口に設
け、この吸気接続口に、回転数の可変制御可能な換気兼
クリーナユニットを接続し、吸気具の接続検出信号に基
づきそれ以外の吸気接続口を閉鎖し且つ吸気具からの風
量選択信号によって換気兼クリーナユニットを回転制御
する制御手段を設けたので、吸気具の接続されない通常
時には吸気接続口が換気用の吸気開口として使用され、
吸気具を挿入した際には、吸気具接続口がセントラルク
リーナ用として使用される。この結果、換気用と、セン
トラルクリーナ用として、それぞれ設けなければならな
かった吸気接続口、吸気配管、吸気ファンを共用するこ
とができ、設備コストを半減させることができる。ま
た、吸気接続口、吸気配管、吸気ファンの設置及び配管
スペースが半減するので、設備施工全体の取り合いに余
裕が生じ、設備施工全体の施工性を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る換気兼セントラルクリーナシステ
ムの構成図である。
【図2】吸気接続口に設けられた開閉装置の動作状況を
(a)〜(c)で表した説明図である。
【図3】本発明に係るシステム構成内の各信号の流れを
説明したブロック図である。
【符号の説明】
1…吸気接続口、5…開閉装置、9…センサ、11…換
気兼クリーナユニット、13…吸気配管、15…吸気フ
ァン、17…クリーナヘッド(吸気具)、19…局所換
気ヘッド(吸気具)、21…風量切替スイッチ、25…
制御手段、31…換気兼セントラルクリーナシステム
フロントページの続き (72)発明者 寒河江 昭夫 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 箱崎 英男 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 大坂 泰 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 荒井 良延 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 権藤 尚 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 涌井 健 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 涌井 絵里子 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 Fターム(参考) 3L056 BD07 BE02 BF03 BF06 3L058 BD00 BE08 BG01 BG03 BG04 3L060 AA03 AA05 CC19 DD02 EE45

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋内の所定箇所に分散配置され開閉装置
    が付設される吸気接続口と、 それぞれの該吸気接続口に設けられ該吸気接続口に吸気
    具の接続されたか否かを検出するセンサと、 前記それぞれの吸気接続口に吸気配管によって接続され
    回転数の可変制御可能な吸気ファンを内蔵し前記吸気配
    管から吸気した空気中の塵埃を集塵手段により捕捉して
    塵埃捕捉後の該空気を屋外へ排出する換気兼クリーナユ
    ニットと、 前記吸気具の接続されないことの非接続信号を前記セン
    サから受け前記開閉装置に開信号を送出し、且つ前記換
    気兼クリーナユニットに低速の回転制御信号を送出する
    一方、前記吸気具の接続されたことの接続検出信号を前
    記センサから受け該吸気具の接続された以外の前記吸気
    接続口の前記開閉装置に閉鎖信号を送出し、且つ前記吸
    気具に設けられた風量切替スイッチから入力される風量
    選択信号を受けて前記換気兼クリーナユニットに回転制
    御信号を送出する制御手段とを具備したことを特徴とす
    る換気兼セントラルクリーナシステム。
  2. 【請求項2】 前記吸気具として掃除用のクリーナヘッ
    ドと局所換気用の局所換気ヘッドとが備えられ、 前記吸気接続口に、該クリーナヘッド又は該局所換気ヘ
    ッドが選択的に接続されることを特徴とする請求項1記
    載の換気兼セントラルクリーナシステム。
  3. 【請求項3】 前記制御手段が、二台目以降の前記吸気
    具の接続検出信号によっては前記開閉装置及び前記換気
    兼クリーナユニットに対して前記閉鎖信号及び前記回転
    制御信号を送出しないことを特徴とする請求項1又は2
    記載の換気兼セントラルクリーナシステム。
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