JP2002220913A - Alc版の建物外壁の改修装置 - Google Patents

Alc版の建物外壁の改修装置

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JP2002220913A
JP2002220913A JP2001389710A JP2001389710A JP2002220913A JP 2002220913 A JP2002220913 A JP 2002220913A JP 2001389710 A JP2001389710 A JP 2001389710A JP 2001389710 A JP2001389710 A JP 2001389710A JP 2002220913 A JP2002220913 A JP 2002220913A
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JP2001389710A
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English (en)
Inventor
Kazuo Nakajima
一男 中島
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IG Technical Research Inc
Original Assignee
IG Technical Research Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ALC外壁の外側に外装材を取り
付けるための支持金具をALC版に荷重をかけずに建物
の躯体に直接固定することにより、ALC版を損傷しな
いようにかつ、確実に固定できる改修装置を提供するこ
と。 【解決手段】 解決手段は、ALC外壁を貫通したコア
抜き孔から支持金具を挿入して該支持金具を建物の躯体
に固定し、当該支持金具に縦胴縁又は横胴縁を固定し、
ALC外壁の外側に固定された縦胴縁又は横胴縁に外装
材を取り付ける改修装置であって、支持金具210が外
部材と内部材とによって形成され、両者は長さ方向に伸
縮自在で全体の長さが調整可能であることを特徴とす
る。支持金具210は、外部材がネジ筒であり、内部材
がネジ軸であって両者がねじ結合されており、外部材に
フランジ基板が設けられ、内部材に座板が設けられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外壁がALC版に
よって構成されている建物外壁の改修装置に関してい
る。
【0002】
【従来の技術】ALC版(気泡コンクリート又は軽量気
泡コンクリート)は軽量でかつ断熱・遮音・耐火の各性
能に優れた建材であり、外壁材を初め間仕切壁、床、屋
根材として広く普及しているものである。
【0003】これらの特性の多くはALC版の多孔質と
いう性状に負うところが大きいが、一方では吸水性が高
いというマイナス面も併せ持っている。このため、外壁
あるいは屋根に使用された場合は表面に充分な防水処理
を施す必要がある。防水処理は塗装が効果的であるが、
建物表面は乾湿が長年にわたって繰り返されるので、築
年数が増すと表面が劣化して塗料の付着力が低下する。
このため、劣化したALC外壁に塗装をする時は塗装時
に表面を削り落すなどの前処理作業が必要となるといっ
た問題が生じてくる。
【0004】ALC外壁が劣化した場合、新しい外壁と
交換する方法が考えられるが、この方法は廃材の処理又
は工事費用の点で必ずしも得策と云えない。
【0005】上記問題点を解決するために、既在の外壁
の表面に外装材を取り付け、ALC版の特性を残すと共
に建物表面を美麗に改修する工法が開発されている。
【0006】従来技術の一例として、特開平2−101
251号公報又は特開平4−38363号公報にみられ
る改修工法がある。
【0007】従来技術の前者は、図3に示すようにAL
C外壁の外側に貼付する外装材を取り付ける金物4を建
物の躯体(H型鋼)1に固定しているが、全ての金物が
躯体1に固定されておらず、金具8の一部はアンカー9
によってALC版に固定されている。しかし、表面が劣
化したALC版にアンカーを打ち込んでも風圧等に対す
る外装材支持のためのアンカー強度が充分に得られない
という問題が残る。
【0008】一方、従来技術の後者は、図4に示すよう
に建物外壁に設けるパネルを取り付けるための金具部材
6がALC版1に固定具2によって固定されているの
で、この場合も前記した理由により外装材取付強度が充
分でないといった問題がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ALC外壁
の外側に外装材を取り付けるための支持金具をALC版
に荷重をかけずに建物の躯体に直接固定することによ
り、ALC版を損傷しないように、かつ確実に固定する
改修装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】解決手段は、ALC外壁
を貫通したコア抜き孔から支持金具を挿入して該支持金
具を建物の躯体に固定し、当該支持金具に縦胴縁又は横
胴縁を固定し、ALC外壁の外側に固定された縦胴縁又
は横胴縁に外装材を取り付ける改修装置であって、支持
金具210が外部材と内部材とによって形成され、両者
は長さ方向に伸縮自在で全体の長さが調整可能であるこ
とを特徴とする。
【0011】代表的な実施例の支持金具210は、外部
材がネジ筒であり、内部材がネジ軸であって両者がねじ
結合されており、外部材にフランジ基板が設けられ、内
部材に座板が設けられていることを特徴とする。
【0012】改修作業は、ALC外壁3にあけたコア抜
き孔40から支持金具210を挿入して建物の躯体1に
固定する。支持金具210は外部材211と内部材21
2を相対移動して長さの調整をする。次いで支持金具2
10に縦胴縁20を固定すると共に、縦胴縁20に横胴
縁30を固定する。建物の表面を覆う外装材50を横胴
縁30に固定する。支持金具210は全体の長さが調整
できるので、厚さが異なるALC外壁の、躯体からAL
C外壁の表面側の胴縁までの距離の違いにも対応でき
る。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は外装材取付用の縦胴縁20
及び横胴縁30をALC外壁3の外側に設けた状態の縦
断面を示し、図2は支持金具210の代表的な実施例を
示している。
【0014】図1において、1は建物の躯体であってH
型鋼で形成されており、アングル型取付金具2とALC
外壁3の目地部分に設けた鉄筋4とを連結して外壁を形
成している。なお、図1においてALC外壁3の右側が
建物内部となっている。210は支持金具であって躯体
1に固定するものであり、外部材211と内部材212
によって構成され、両部材は軸方向に伸縮自在に結合さ
れている。
【0015】図2は支持金具210の代表な実施例を示
している。支持金具210は外部材211がネジ筒であ
り、内部材212がネジ軸であって、両者を回転するこ
とによって金物全体の長さが調整される。
【0016】図2Aでは、外部材211にフランジ基板
213が設けられ、内部材212に座板214が設けら
れている。215はフランジ基板213取り付け用のド
リルネジ、216は内部材212の座板214に設けた
工具係合溝である。
【0017】又、図2Bでは、外部材211とフランジ
基板213との間に補強リブ217が設けられている。
【0018】この実施例において、内部材212を外部
材211にねじ込んで回転すると、両者は軸方向に相対
移動して支持金具210全体の長さが調整できることに
なる。
【0019】図中、20は縦胴縁、30は横胴縁を示し
ており、これらは一定間隔で複数本が取り付けられる。
【0020】躯体1に支持金具210を取り付ける作業
手順は、まず、ALC外壁3の表面から躯体1の位置を
確認して墨出しを行い、確認された位置にコアドリルを
使用して当該ALC外壁3を貫通してコア抜き孔40を
形成する。支持金具210は外部材211と内部材21
2を分離しておき、外部材211の底部側を躯体1に向
けて挿入し、フランジ基板213を躯体1にドリルネジ
215又は鋲打ちにより固定する。
【0021】次に、外部材211の開口部から内部材2
12をねじ込み、内部材212を回転して両者を軸方向
に相対移動して当該内部材212の座板214をALC
外壁3の表面から若干突出させる。長さの調整は内部材
212を回転して行うが、微調整を行うときは工具係合
溝216にドライバー等の工具を係合して行う。
【0022】続いて、内部材212の座板214に縦胴
縁20をドリルネジ41又は鋲打ちにより両者を固定す
る。縦胴縁20が適宜間隔で取り付けられた後、各縦胴
縁20に横胴縁30をこれも適宜間隔でドリルネジ又は
鋲打ちにより固定する。
【0023】これにより、ALC外壁3の表面に縦胴縁
20及び横胴縁30が一定間隔をあけて設けられるの
で、横胴縁30に外装材50を取り付ける。但し、外装
材取付工事の前にコア抜き孔40と支持金具10の隙間
に発泡材等の充填材42を充填してもよい。充填材42
はALC外壁3の断熱・遮音性能を維持し、又、地震な
どによる衝撃を吸収する効果を発揮する。
【0024】
【発明の効果】本発明は、伸縮自在に形成されて全体の
長さが調整できる支持金具を建物の躯体に固定し、支持
金具に縦胴縁及び横胴縁を固定すると共にこれら胴縁に
外装材を取り付けるものであって、外装材を支持するた
めの支持金具をALC版に荷重をかけずに建物の躯体に
直接固定することができるので、ALC外壁を損傷しな
いことの効果を有する。
【0025】又、支持金具は、外部材と内部材が伸縮自
在であって金具全体の長さが調整できるので、厚さの異
なる各種のALC外壁や、躯体からALC外壁の表面側
の胴縁までの距離の違いにも対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】外装材取付用の縦胴縁と横胴縁をALC外壁に
設けた状態を示す縦断面図。
【図2】支持金具の代表的な実施例を示し、Aは断面
図、Bは変形の側面図。
【図3】従来技術を示す説明図。
【図4】他の従来技術を示す説明図。
【符号の説明】
1 躯体 2 アングル型取付金具 3 ALC外壁 4 鉄筋 20 縦胴縁 30 横胴縁 40 コア抜き孔 41 ドリルネジ 42 充填材 50 外装材 210 支持金具 211 外部材 212 内部材 213 フランジ基板 214 座板 215 ドリルネジ 216 工具係合溝 217 補強リブ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ALC外壁を貫通したコア抜き孔から支
    持金具を挿入して該支持金具を建物の躯体に固定し、当
    該支持金具に縦胴縁又は横胴縁を固定し、ALC外壁の
    外側に固定された縦胴縁又は横胴縁に外装材を取り付け
    る改修装置であって、支持金具(210)が外部材と内
    部材とによって形成され、外部材がネジ筒であり、内部
    材がネジ軸であって両者がねじ結合されており、外部材
    にフランジ基板が設けられ、内部材に座板が設けられ
    て、長さ方向に伸縮自在で全体の長さが調整可能である
    ことを特徴とするALC版の建物外壁の改修装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、外部材にはフランジ
    基板との間に補強リブが設けられていることを特徴とす
    る請求項1に記載のALC版の建物外壁の改修装置。
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