JP2002220266A - 急結剤スラリー、吹付材料及びそれを用いた吹付工法 - Google Patents

急結剤スラリー、吹付材料及びそれを用いた吹付工法

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JP2002220266A
JP2002220266A JP2001014533A JP2001014533A JP2002220266A JP 2002220266 A JP2002220266 A JP 2002220266A JP 2001014533 A JP2001014533 A JP 2001014533A JP 2001014533 A JP2001014533 A JP 2001014533A JP 2002220266 A JP2002220266 A JP 2002220266A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 急結性セメントコンクリートのダレを防ぎ、
急結性セメントコンクリート表面のコテ均しができる程
度の可使時間を有する急結剤スラリーと吹付材料の提
供。 【解決手段】 急結成分、ビスフェノール系縮合物、及
び水を含有する急結剤スラリー。急結剤スラリーは、カ
ルシウムアルミネート類、石膏、凝結遅延剤を含有して
もよい。ビスフェノール系縮合物の平均分子量は500
0〜30000が好ましい。吹付材料はポリアルキレン
オキサイドを含有してもよい。吹付材料の可使時間が2
0〜120分が好ましい。セメントコンクリートと急結
剤スラリーを吹付ノズル先端から0.5〜30m手前の
位置で混合して急結性セメントコンクリートを吹付ノズ
ルから吹付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に法面の地滑り
等を防止する法面吹付材料に関する。特に崩れやすい法
面に格子状(井桁状)に配置したフレームに吹付ける法
面吹付材料及びその法面吹付工法に関する。尚、本発明
のセメントコンクリートとは、ペースト、モルタル、及
びコンクリートを総称した物をいう。
【0002】
【従来の技術】法面とは、例えば、高速道路、ダム、及
び急傾斜地を中心に、切り土や盛土によって出来た傾斜
面をいう。法面はそのままでは、自然風化や強雨等によ
り浸食や、地滑り等の法面崩壊が起こるので、法面を保
護する必要がある。
【0003】従来、法面の崩壊を防止するため、法面に
直接セメントコンクリートを吹付ける方法が主流であっ
たが、法面の補強効果を増すために、法面に型枠を配置
する方法が用いられている(特公昭58−58493号
参照)。法面に型枠を配置する方法としては、金網や複
数本の鉄筋を法面に格子状(井桁状)に配置して法面型
枠を作成し、格子状の法面型枠の各交点部にアンカーを
打ち込んだ後に、法面型枠にセメントコンクリートを吹
付けて鉄筋コンクリート構造物たるコンクリート枠を作
って法面の安定を図る方法が用いられている。これらの
中では、法面を整形・カットすることなく、法面に直接
配置できるフリーフレーム工法が用いられている。この
フリーフレーム工法は、変形可能(フレキシブル)な金
網や鉄筋を法面に直接配置するものである。
【0004】ここで使用されるセメントコンクリート
は、一般的には砂とセメントの割合が砂/セメント比=
4/1(重量比)程度で配合したものであり、実験室で
は28日後の圧縮強度が少なくとも20N/mm2 以上
程度の強度発現性を示すものである。しかしながら、実
際の施工においては、吹付セメントコンクリートの圧縮
強度は20N/mm2 未満と強度発現性が小さいという
課題があった。これは、砂/セメント比が4/1と多
く、それに伴い水比が大幅に上がり、法面が直射日光に
曝されて乾燥しやすいために長期強度発現性が小さくな
ってしまうこと、吹付けた時の圧密効果が小さいことが
大きな原因であった。
【0005】現状では、このような強度発現性が小さい
という課題を解決するために、法面型枠として予め工場
で製造したプレキャストのコンクリートブロックを、法
面に配置したり、吹付セメントコンクリートの吹付厚さ
を30cm程度と厚くしたり、吹付ける法面型枠を大き
くしたり等していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通常、
法面という足場が悪いところでは、吹付ロボットのよう
な大きな吹付機を持ち込めない場合が多く、そのために
作業者が吹付ノズルを持ち、法面の上方から下ろしたロ
ープを腰に巻いて移動しながら吹付施工を行う場合が多
かった。ロープを腰に巻いたまま法面を移動すること自
体が困難な上、吹付厚さが厚いとそれだけ作業性が悪
く、作業時間も長くなるという課題があった。又、吹付
材料を多く使用した場合、それだけ吹付材料のコストが
高くなるという課題があった。
【0007】又、水ガラス等の急結剤を圧送して吹付け
る方法が提案されていたが、水ガラスを混合したセメン
トコンクリートは長期耐久性に問題が有り、硬化したセ
メントコンクリートから溶出する水ガラス成分が地下に
染み込み地下水や河川を汚染する等の課題があった。
【0008】さらに最近、法面表面の美観を保つため
に、吹付後に法面型枠よりはみ出した、法面型枠表面の
セメントコンクリートをコテ均しできる可使時間を有す
る材料が求められるようになった。ところが、吹付材料
に急結剤を含有させた場合、硬化時間が早くなるために
可使時間が短くなり、吹付面のコテ均しができないとい
う課題があった。
【0009】又、吹付材料に急結剤を含有させた場合、
吹付時に粉塵が発生し、環境悪化をもたらすおそれがあ
るという課題があった。そのため、作業者は粉塵マスク
等の重装備をしなければならず、作業性が低下するとい
う課題があった。
【0010】本発明者は、鋭意検討を重ねた結果、急結
成分、ビスフェノール系縮合物、及び水を含有する急結
剤スラリーを用いた法面吹付材料を使用することによ
り、上記課題を解決できる知見を得て本発明を完成する
に至った。
【0011】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、急結成
分、ビスフェノール系縮合物、及び水を含有してなる急
結剤スラリーであり、急結成分がカルシウムアルミネー
ト類である該急結剤スラリーであり、さらに、石膏を含
有してなる該急結剤スラリーであり、さらに、凝結遅延
剤を含有してなる該急結剤スラリーであり、 ビスフェ
ノール系縮合物の平均分子量が5000〜30000で
ある該急結剤スラリーである。そして、セメントコンク
リートと、該急結剤スラリーとを含有してなる吹付材料
であり、さらに、セメントコンクリートがポリアルキレ
ンオキサイドを含有してなる該吹付材料であり、可使時
間が20〜120分である該吹付材料である。さらに、
セメントコンクリートと該急結剤スラリーを吹付直前で
混合して吹付けることを特徴とする吹付工法であり、セ
メントコンクリートと該急結剤スラリーを吹付ノズル先
端から0.5〜30m手前の位置で混合して急結性セメ
ントコンクリートとし、該急結性セメントコンクリート
を吹付ノズルから吹付けることを特徴とする吹付工法で
ある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を説明する。
【0013】本発明は、急結剤スラリーとセメントコン
クリートを混合した急結性セメントコンクリートについ
て、フリーフレームに吹付けた急結性セメントコンクリ
ートのダレを防ぎ、吹付後の急結性セメントコンクリー
ト表面のコテ均しができる程度の可使時間を有すること
を目的とし、そのために、特定の急結剤スラリーを併用
することにより、吹付後のダレを防ぎ、作業時間を保持
するものである。
【0014】本発明で使用する急結剤スラリーは、急結
成分、ビスフェノール系縮合物、及び水を含有するもの
である。
【0015】急結成分としては、アルミン酸ナトリウム
やケイ酸ナトリウム等の無機塩系や、カルシウムアルミ
ネート類等のセメント鉱物系等が挙げられる。これらの
中では、セメントコンクリートの凝結硬化が早い等の凝
結性状が優れ、強度発現性が良好な点で、セメント鉱物
系急結成分の使用が好ましく、カルシウムアルミネート
類がより好ましい。
【0016】カルシウムアルミネート類とは、カルシア
を含む原料と、アルミナを含む原料等とを混合して、キ
ルンでの焼成や、電気炉での溶融等の熱処理をして得ら
れる、CaOとAl23 とを主たる成分とし、水和活
性を有する物質の総称であり、CaO及び/又はAl2
3の一部が、アルカリ金属酸化物、アルカリ土類金属
酸化物、酸化ケイ素、酸化チタン、酸化鉄、アルカリ金
属ハロゲン化物、アルカリ土類金属ハロゲン化物、アル
カリ金属硫酸塩、及びアルカリ土類金属硫酸塩等と置換
した化合物、あるいは、CaOとAl23とを主成分と
するものに、これらが少量固溶した物質である。鉱物形
態としては、結晶質、非晶質いずれであってもよい。
【0017】カルシウムアルミネート類の中では、反応
活性に優れる点で、C127(CはCaOの略、AはA
23の略)が好ましく、非晶質のC127がより好ま
しい。
【0018】カルシウムアルミネートの粒度は、ブレー
ン値で3000cm2 /g以上が好ましく、5000c
2 /g以上がより好ましい。3000cm2 /g未満
だと初期強度発現性が低下するおそれがある。
【0019】本発明で使用する急結剤中のビスフェノー
ル系縮合物とは、ビスフェノール類、芳香族アミノスル
ホン酸類、及びホルムアルデヒドを縮合反応させること
により得られるものをいい、市販品を使用できる。
【0020】ビスフェノール類としては、4,4’−ジ
ヒドロキシジフェニルスルホン、4,4’−ジヒドロキ
シベンゾフェノン、4,4’−ジヒドロキシジフェニル
メタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロ
パン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタ
ン、4,4’−ジヒドロキシジフェニルエーテル、4,
4’−ジヒドロキシジフェニルサルファイド、4,4’
−ジヒドロキシジフェニル、及びこれらの異性体等が挙
げられる。又、ビスフェノール類のナトリウム塩等の塩
も挙げられる。これらの一種又は二種以上を併用しても
良い。これらの中では、吹付直後の急結性セメントコン
クリートのダレを防止する効果が大きい点で、2,2−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンが好ましい。
【0021】芳香族アミノスルホン酸類としては、4−
アミノベンゼンスルホン酸、2−アミノ−5−メチルベ
ンゼンスルホン酸、及びこれらの異性体等が挙げられ
る。又、芳香族アミノスルホン酸類のナトリウム塩等の
塩も挙げられる。
【0022】ビスフェノール系縮合物の平均分子量は、
5000〜30000が好ましい。5000未満だと吹
付直後の急結性セメントコンクリートのダレを防止でき
ず、急結性セメントコンクリートが斜面から流れ落ちる
おそれがあり、30000を越えると急結性セメントコ
ンクリートの粘性が大きくなり、圧送性が悪くなり、強
度発現性が低下するおそれがある。
【0023】ビスフェノール系縮合物の使用量は、急結
成分100質量部(但し、急結成分としてカルシウムア
ルミネート類を用い、かつ急結剤中に石膏を併用した場
合は、カルシウムアルミネート類と石膏の合計100質
量部)に対して、0.5〜10質量部が好ましく、1〜
5質量部がより好ましい。0.5質量部未満だと吹付直
後の急結性セメントコンクリートのダレを防止できず、
急結性セメントコンクリートが斜面から流れ落ちるおそ
れがあり、10質量部を越えると急結性セメントコンク
リートの粘性が大きくなり、強度発現性が低下するおそ
れがある。
【0024】さらに、本発明では強度発現性向上の点
で、急結剤中に石膏を含有させることが好ましい。
【0025】本発明で使用する急結剤中の石膏は、天
然、市販いずれの石膏も使用できるが、強度発現性の点
で、II型無水石膏及び/又は天然石膏が好ましく、I
I型無水石膏がより好ましい。
【0026】石膏の粒度は、ブレーン値で3000cm
2 /g以上が好ましく、4000〜7000cm2 /g
がより好ましい。3000cm2 /g未満だと初期強度
発現性が低下するおそれがある。
【0027】石膏の使用量は、急結成分100質量部に
対して、20〜250質量部が好ましく、50〜150
質量部がより好ましい。20質量部未満だとコテ均しの
作業性や強度発現性が悪くなるおそれがあり、250質
量部を越えると初期凝結性状が悪くなり、可使時間が長
すぎて吹付直後の急結性セメントコンクリートのダレを
防止できず、急結性セメントコンクリートが斜面から流
れ落ち、強度発現性が悪くなるおそれがある。
【0028】さらに、本発明では、吹付面のコテ均しが
できる程度の可使時間を確保できる点で、急結剤中に凝
結遅延剤を含有させることが好ましい。
【0029】本発明で使用する凝結遅延剤とは、セメン
トコンクリートの凝結を遅延するものをいう。凝結遅延
剤は特に限定されるものではないが、通常市販されてい
るものであれば充分使用できる。
【0030】凝結遅延剤は、施工性の向上と凝結時間の
安定性の点で、予め急結剤中に混合させることが好まし
いが、高温条件下でセメントコンクリートを放置した
り、セメントコンクリートを長時間練り置いたりしてセ
メントコンクリートの可使時間が短くなるおそれがある
場合には、水に凝結遅延剤を溶解させた水溶液をセメン
トコンクリートに添加してもよい。
【0031】凝結遅延剤としては、有機酸類、アルカリ
金属炭酸塩、及びリン酸塩等が挙げられる。
【0032】有機酸類としては、クエン酸、酒石酸、リ
ンゴ酸、及びグルコン酸等のオキシカルボン酸、オキシ
カルボン酸のナトリウム塩やカリウム塩等のアルカリ金
属塩等が挙げられ、これらの一種又は二種以上を併用し
ても良い。これらの中では、強度発現性の点で、オキシ
カルボン酸及び/又はオキシカルボン酸のアルカリ金属
塩が好ましく、クエン酸及び/又はクエン酸のアルカリ
金属塩がより好ましい。
【0033】アルカリ金属炭酸塩としては、炭酸リチウ
ム、炭酸ナトリウム、及び炭酸カリウム等のアルカリ金
属炭酸塩や、炭酸水素ナトリウムや炭酸水素カリウム等
のアルカリ金属重炭酸塩等が挙げられる。これらの中で
は、経済性や溶解度が大きい点で、アルカリ金属炭酸塩
が好ましく、炭酸ナトリウム及び/又は炭酸カリウムが
より好ましい。
【0034】リン酸塩としては、ポリリン酸塩、第一リ
ン酸ナトリウム、第二リン酸ナトリウム、第三リン酸ナ
トリウム、及びトリポリリン酸ナトリウム等が挙げられ
る。これらの中では、凝結遅延性と強度発現性の点で、
トリポリリン酸ナトリウムが好ましい。
【0035】これらの凝結遅延剤の中では、強度発現性
の点で、アルカリ金属炭酸塩及び/又は有機酸類が好ま
しく、アルカリ金属炭酸塩がより好ましい。
【0036】凝結遅延剤の使用量は、急結成分100質
量部(但し、急結成分としてカルシウムアルミネート類
を用い、かつ急結剤中に石膏を併用した場合は、カルシ
ウムアルミネート類と石膏の合計100質量部)に対し
て、0.05〜10質量部が好ましく、0.1〜5質量
部がより好ましい。0.05質量部未満だと充分な遅延
性が得られず、吹付面のコテ均しができる程度の可使時
間を確保できず、強度発現性が小さいおそれがあり、1
0質量部を越えると初期凝結性状が悪くなり、可使時間
が長すぎて吹付直後の急結性セメントコンクリートのダ
レを防止できず、急結性セメントコンクリートが斜面か
ら流れ落ちるおそれがあり、強度発現性が小さいおそれ
がある。
【0037】急結剤スラリー中の水(以下スラリー水と
いう)の使用量は、特に限定されるものではないが、急
結成分100質量部(但し、急結成分としてカルシウム
アルミネート類を用い、かつ急結剤中に石膏を併用した
場合は、カルシウムアルミネート類と石膏の合計100
質量部)に対して、30〜200質量部が好ましく、5
0〜150質量部がより好ましい。30質量部未満だと
セメントコンクリートと急結剤スラリーとの混合性が不
良となり、吹付直後の急結性セメントコンクリートのダ
レ等が発生し、急結性セメントコンクリートが斜面から
流れ落ち、急結剤スラリーの粘度が高くなり、圧送性に
支障を生じ、急結剤スラリーとセメントコンクリートを
混合させるシャワーリングの排出孔が目詰まりし、粉塵
が多くなるおそれがあり、200質量部を越えると吹付
直後の急結性セメントコンクリートのダレを防止でき
ず、急結性セメントコンクリートが斜面から流れ落ち、
圧送性に支障を生じ、セメントコンクリートの水セメン
ト比が高くなり、強度発現性が小さくなるおそれがあ
る。
【0038】尚、スラリー水の使用量は、湿式吹付工法
と乾式吹付工法とで異なることが好ましい。湿式吹付工
法では、急結成分100質量部(但し、急結成分として
カルシウムアルミネート類を用い、かつ急結剤中に石膏
を併用した場合は、カルシウムアルミネート類と石膏の
合計100質量部)に対して、30〜100質量部が好
ましく、40〜70質量部がより好ましい。乾式吹付工
法では、30〜200質量部が好ましく、40〜100
質量部がより好ましい。
【0039】本発明で使用する急結剤スラリー中の急結
剤の使用量は、セメント100質量部に対して、固形分
換算で3〜20質量部が好ましく、5〜10質量部がよ
り好ましい。3質量部未満だと吹付直後の急結性セメン
トコンクリートのダレを防止できず、急結性セメントコ
ンクリートが斜面から流れ落ち、初期強度発現性が向上
しないおそれがあり、20質量部を越えると吹付面のコ
テ均しができる程度の可使時間を確保できず、長期強度
発現性が低下するおそれがある。
【0040】本発明で使用するセメントとしては、普
通、早強、及び中庸熱等の各種ポルトランドセメント、
これらポルトランドセメントに高炉スラグ又はフライア
ッシュ等を混合した各種混合セメント、並びに、通常市
販されている各種微粒子セメントが挙げられる。これら
の中では、経済性や作業性の点で、普通ポルトランドセ
メントが好ましい。
【0041】さらに、本発明では、吹付直後の急結性セ
メントコンクリートのダレを防止できる点で、セメント
コンクリート中にポリアルキレンオキサイドを含有させ
ることが好ましい。
【0042】本発明で使用するポリアルキレンオキサイ
ド(以下、PAOと言う)は、ビスフェノール系縮合物
との相互作用によりセメントコンクリートに凝集作用を
与え、吹付直後の急結性セメントコンクリートのスラン
プを急激に小さくし、急結性セメントコンクリートのダ
レ等を防止するものである。
【0043】PAOとしては、ポリエチレンオキサイ
ド、ポリプロピレンオキサイド、及びポリブチレンオキ
サイド等が挙げられるが、これらの中では、吹付直後の
急結性セメントコンクリートのダレやずり落ちを防止で
きる点で、ポリエチレンオキサイドが好ましい。
【0044】PAOの平均分子量は100万〜500万
が好ましい。100万未満だと吹付直後の急結性セメン
トコンクリートのダレやずり落ちを防止する効果が小さ
いおそれがあり、500万を越えるとセメントコンクリ
ートの粘性が大きくなり、ポンプ圧送性に問題を生じる
おそれがある。
【0045】PAOの使用量は、セメント100質量部
に対して、0.001〜0.5質量部が好ましく、0.
005〜0.3質量部がより好ましい。0.001質量
部未満だと吹付直後の急結性セメントコンクリートのダ
レを防止できず、急結性セメントコンクリートが斜面か
ら流れ落ちるおそれがあり、0.5質量部を越えるとセ
メントコンクリートの粘性が大きくなり、圧送性に問題
を生じ、強度発現性が小さいおそれがある。
【0046】本発明で使用する吹付材料の可使時間は2
0〜120分が好ましく、30〜90分がより好まし
い。20分未満だと吹付後、吹付面にコテ均しができる
程度の可使時間が確保できないおそれがあり、120分
を越えるとセメントコンクリートが乾燥するために長期
強度発現性が低下するおそれがある。
【0047】本発明で使用する骨材としては、粗骨材や
細骨材いずれも使用できるが、金網型枠が使用でき、か
つ、金網型枠へ吹付けた際にリバウンドしにくい点で、
細骨材率が70〜100%の骨材が好ましい。又、骨材
強度が高く、安定性の高いものがより好ましい。
【0048】本発明で使用するセメントコンクリートの
配合は、単位セメント量300〜600kg/m3が好
ましい。300kg/m3 未満だと強度発現性が小さく
なるおそれがあり、600kg/m3 を越えるとセメン
トコンクリートの粘性が増し、吹付しにくくなるおそれ
がある。
【0049】本発明で使用する水の量は、水と、急結剤
スラリー中の急結剤とセメントからなる結合材との水結
合材比(W/B)で35〜80%が好ましく、40〜6
0%がより好ましく、40〜55%が最も好ましい。
尚、ここでいう水の量には、スラリー水も含むものであ
る。35%未満だとセメントコンクリートの流動性が悪
く、ポンプ圧送性に支障をきたすおそれがあり、80%
を越えると強度発現性が低下するおそれがある。
【0050】本発明のセメントコンクリ−トは、ペース
ト、モルタル、及びコンクリートいずれも使用できる
が、金網型枠へ吹付けた際にリバウンドしにくい点で、
モルタルが好ましい。
【0051】本発明では、セメントコンクリートの性状
を改善する目的で、減水剤やAE剤等の各種混和剤や、
繊維や微粉等の各種混和材を併用してもよい。
【0052】本発明で使用する吹付材料は法面吹付材料
として好ましく使用できる。法面吹付材料を使用した法
面吹付工法としては、法面吹付材料を直接、法面へ吹付
けてもよいが、法面の補強効果を増すために、法面に型
枠を配置することが好ましく、フリーフレーム工法がよ
り好ましい。
【0053】フリーフレーム工法に使用する金網の配置
方法としては、以下の方法が好ましいが、特に制限され
るものではない。幅30〜60cm、長さ1〜3m程度
の金網(波形鉄筋φ1〜3mm)を2枚平行に金網の幅
と同程度の間隔で、長手方向を法面に沿って配置し継ぎ
足していく。平行方向に立てた金網には、2枚の金網の
幅を決定する鉄筋等のスペーサーを用いて、フレーム型
枠を形成する。このフレーム型枠は、縦方向と横方向に
延ばされるが、このフレーム型枠の交点部に交点部用フ
レームを用いてもよい。このように配置したフレーム型
枠内に法面吹付材料を吹付け、フレーム型枠の金網から
はみ出した法面吹付材料をコテ均しして、フレームの美
観を保つようにする。
【0054】本発明で使用する法面吹付材料の法面吹付
工法としては、一般的に行われている湿式の吹付方法が
使用できる。
【0055】本発明で使用する法面吹付材料における急
結剤スラリーの混合方法としては、例えば以下の方法が
挙げられる。セメントコンクリートと急結剤スラリーを
強制的に混合させる添加機「ナトムクリート」(ちよだ
製作所製)により、0.1〜0.5MPaの圧力で急結
剤スラリーを圧送し、吹付ノズル先端から手前の位置、
好ましくは吹付ノズル先端から0.5〜30m、より好
ましくは1〜10m手前の位置で、急結剤スラリーとセ
メントコンクリートを混合して急結性セメントコンクリ
ートを調製し、この急結性セメントコンクリートを法面
吹付材料として、法面に吹付ける方法が挙げられる。
0.5m未満だと急結剤スラリーとセメントコンクリー
トが充分混合しないので吹付直後の急結性セメントコン
クリートのダレを防止できず、急結性セメントコンクリ
ートが斜面から流れ落ちるおそれがあり、30mを越え
ると圧送管内でセメントと急結剤スラリーが反応して圧
送管が閉塞し、圧送性が低下するおそれがある。
【0056】尚、急結剤スラリーは、ポンプにより送ら
れ、途中で圧送空気と混合され、セメントコンクリート
を圧送する圧送ホースを経由してY字管又はシャワーリ
ングへ圧送され、セメントコンクリートと混合され、急
結性セメントコンクリートとして法面に吹付けられるも
のである。
【0057】
【実施例】以下、実験例に基づき詳細に説明する。
【0058】実験例1 単位セメント量500kg/m3 、W/C=50%、s
/a(細骨材率)=70%、及び、セメント100質量
部に対して0.05質量部のPAOを混合した吹付コン
クリートを調製し、これをコンクリート圧送機「アリバ
ー280」(アリバー社製)により空気圧送した。空気
圧送の途中にY字管を吹付ノズル先端から手前3mに設
けた。Y字管の一方より、カルシウムアルミネート類1
00質量部、石膏100質量部、並びに、カルシウムア
ルミネート類と石膏の合計100質量部に対してビスフ
ェノール系縮合物3質量部、表1に示す量の凝結遅延
剤、及びスラリー水70質量部からなる急結剤スラリー
を、セメント100質量部に対して固形分換算で7質量
部となるように、添加機「ナトムクリート」により0.
2MPaの圧力で圧送した。この急結剤スラリーを、Y
字管のもう一方より圧送された吹付コンクリート中に圧
入混合して急結性吹付コンクリートとし、吹付を行っ
た。この急結性吹付コンクリートについて可使時間、圧
縮強度、作業性、及びダレを評価した。結果を表1に示
す。
【0059】(使用材料) セメント:普通ポルトランドセメント、市販品、比重
3. 16 細骨材:新潟県糸魚川市姫川産川砂、比重2.62 粗骨材:新潟県糸魚川市姫川産ビリ砂利、比重2.65 PAO:ポリエチレンオキサイド、平均分子量200
万、市販品 カルシウムアルミネート類:C127 組成に対応するも
の、非晶質、ブレーン値6050cm2 /g 石膏:II型無水石膏、ブレーン値6050cm2 /g ビスフェノール系縮合物:市販品、平均分子量1500
0、ビスフェノール類として2,2−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)プロパンを使用 凝結遅延剤ア:炭酸ナトリウム、市販品 凝結遅延剤イ:クエン酸ナトリウム、市販品 凝結遅延剤ウ:トリポリリン酸ナトリウム、市販品
【0060】(評価方法) 可使時間:法面吹付材料を吹付けてから、指触により凹
みがなくなる迄の時間を可使時間とした。 圧縮強度:20℃、湿度80%の環境試験室内で、幅3
0cm×長さ30cm×厚さ20cmの型枠に急結性吹
付コンクリートを吹付け、コア抜きにより採取した直径
5cm×長さ10cmの供試体を200kN耐圧機で測
定し、材齢7日と28日の圧縮強度を求めた。 作業性:幅10cm×長さ40cm×厚さ10cmの型
枠に急結性吹付コンクリートを吹付け、型枠の表面をコ
テで均して綺麗に成型し、コテ均しの作業性を評価し
た。手に力を入れなくても容易に成型できた場合を○と
し、力を入れて成型した場合を△とし、力を入れても成
型できない場合を×とした。 ダレ:幅30cm×厚さ30cmの法面型枠を十字状に
交叉させて法面に配置した。その後、法面型枠に急結性
吹付コンクリートを吹付けて観察し、ダレや肌落ちが多
く見られた場合を×とし、少し見られた場合を△とし、
全く見られない場合を○とした。
【0061】
【表1】
【0062】実験例2 カルシウムアルミネート類100質量部、石膏100質
量部、並びに、カルシウムアルミネート類と石膏の合計
100質量部に対して表2に示す量のビスフェノール系
縮合物、凝結遅延剤ア1質量部、及びスラリー水70質
量部からなる急結剤スラリーを使用したこと以外は、実
験例1と同様に行い、可使時間、圧縮強度、及びダレを
評価した。結果を表2に示す。
【0063】
【表2】
【0064】実験例3 カルシウムアルミネート類100質量部、表3に示す量
の石膏、並びに、カルシウムアルミネート類と石膏の合
計100質量部に対してビスフェノール系縮合物3質量
部、凝結遅延剤ア1質量部、及びスラリー水70質量部
からなる急結剤スラリーを使用したこと以外は、実験例
1と同様に行った。結果を表3に示す。
【0065】
【表3】
【0066】実験例4 カルシウムアルミネート類100質量部、石膏100質
量部、並びに、カルシウムアルミネート類と石膏の合計
100質量部に対してビスフェノール系縮合物3質量
部、凝結遅延剤ア1質量部、及びスラリー水70質量部
からなる急結剤スラリーを、セメント100質量部に対
して固形分換算で表4に示す量使用したこと以外は、実
験例1と同様に行った。結果を表4に示す。
【0067】
【表4】
【0068】実験例5 カルシウムアルミネート類100質量部、石膏100質
量部、並びに、カルシウムアルミネート類と石膏の合計
100質量部に対してビスフェノール系縮合物3質量
部、凝結遅延剤ア1質量部、及び表5に示す量のスラリ
ー水からなる急結剤スラリーを使用したこと以外は、実
験例1と同様に行い、可使時間、圧縮強度、ダレ、及び
粉塵量を評価した。結果を表5に示す。 (評価方法) 粉塵量:柴田科学器械工業社製デジタル粉塵計を使用
し、幅5.5m×高さ5.5mの馬蹄形模擬トンネル中
央で、吹付開始後に粉塵量を測定し、1m3当りの粉塵
量を算出した。
【0069】
【表5】
【0070】実験例6 単位セメント量500kg/m3 、W/C=50%、s
/a(細骨材率)=70%、及び、セメント100質量
部に対して表6に示す量のPAOを混合した吹付コンク
リートを使用し、カルシウムアルミネート類100質量
部、石膏100質量部、並びに、カルシウムアルミネー
ト類と石膏の合計100質量部に対してビスフェノール
系縮合物3質量部、凝結遅延剤ア1質量部、及びスラリ
ー水70質量部からなる急結剤スラリーを使用したこと
以外は、実験例1と同様に行った。結果を表6に示す。
【0071】
【表6】
【0072】実験例7 単位セメント量500kg/m3 、W/C=50%、s
/a(細骨材率)=70%、及び、セメント100質量
部に対して0.05質量部のPAOを混合した吹付コン
クリートをピストンポンプ「MKW−25SVH」(シ
ンテック社製)によりポンプ圧送し、カルシウムアルミ
ネート類100質量部、石膏100質量部、並びに、カ
ルシウムアルミネート類と石膏の合計100質量部に対
してビスフェノール系縮合物3質量部、凝結遅延剤ア1
質量部、及び表7に示す量のスラリー水からなる急結剤
スラリーを使用したこと以外は、実験例1と同様に行
い、ポンプ圧送性を評価した。結果を表7に示す。
【0073】(評価方法) ポンプ圧送性:ポンプを用いた急結性コンクリートの吐
出量により評価した。吐出量が、ポンプの設定吐出量の
9割以上の場合を○、ポンプの設定吐出量の8〜9割の
場合を△、ポンプの設定吐出量の8割以下の場合を×と
した。
【0074】
【表7】
【0075】実験例8 単位セメント量500kg/m3 、W/C=50%、s
/a(細骨材率)=70%、及び、セメント100質量
部に対して表8に示す量のPAOを混合した吹付コンク
リートを使用したこと以外は、実験例7と同様に行っ
た。結果を表8に示す。
【0076】
【表8】
【0077】
【発明の効果】本発明の法面吹付材料を使用することに
より、吹付直後の急結性セメントコンクリートのダレを
防止でき、急結性セメントコンクリートが斜面から流れ
落ちず、コテ均しができる程度の可使時間を有し、表面
のコテ均しが良好になるので、吹付面の美観に優れた法
面吹付材料が得られる。又、強度発現性やポンプ圧送性
が良好となり、さらに、粉塵量を大幅に低減でき、作業
時間が短縮し、作業者の負担も減るので、作業性の良好
な法面吹付施工ができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C04B 22:08 C04B 22:08 Z 24:30 24:30 Z 22:14 22:14 B 24:32 24:32 A 22:10 22:10 24:06) 24:06) A 103:12 103:12 111:70 111:70 Fターム(参考) 2D044 DC04 4G012 MB00 MC11 PA04 PB05 PB08 PB11 PB13 PB17 PB34 PB36 PC06

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 急結成分、ビスフェノール系縮合物、及
    び水を含有してなる急結剤スラリー。
  2. 【請求項2】 急結成分がカルシウムアルミネート類で
    ある請求項1記載の急結剤スラリー。
  3. 【請求項3】 さらに、石膏を含有してなる請求項1又
    は2記載の急結剤スラリー。
  4. 【請求項4】 さらに、凝結遅延剤を含有してなる請求
    項1〜3のうちの1項記載の急結剤スラリー。
  5. 【請求項5】 ビスフェノール系縮合物の平均分子量が
    5000〜30000である請求項1〜4のうちの1項
    記載の急結剤スラリー。
  6. 【請求項6】 セメントコンクリートと、請求項1〜5
    のうちの1項記載の急結剤スラリーとを含有してなる吹
    付材料。
  7. 【請求項7】 さらに、セメントコンクリートがポリア
    ルキレンオキサイドを含有してなる請求項6記載の吹付
    材料。
  8. 【請求項8】 可使時間が20〜120分である請求項
    6又は7記載の吹付材料。
  9. 【請求項9】 セメントコンクリートと請求項1〜5の
    うちの1項記載の急結剤スラリーを吹付直前で混合して
    吹付けることを特徴とする吹付工法。
  10. 【請求項10】 セメントコンクリートと請求項1〜5
    のうちの1項記載の急結剤スラリーを吹付ノズル先端か
    ら0.5〜30m手前の位置で混合して急結性セメント
    コンクリートとし、該急結性セメントコンクリートを吹
    付ノズルから吹付けることを特徴とする吹付工法。
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