JP2002219957A - 車両制御装置 - Google Patents
車両制御装置Info
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- JP2002219957A JP2002219957A JP2001016353A JP2001016353A JP2002219957A JP 2002219957 A JP2002219957 A JP 2002219957A JP 2001016353 A JP2001016353 A JP 2001016353A JP 2001016353 A JP2001016353 A JP 2001016353A JP 2002219957 A JP2002219957 A JP 2002219957A
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- vehicle
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- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】道路属性を車両の安定化制御に反映させて、車
両の走行安定性の向上を図る。 【解決手段】走行中に車両の挙動(スリップ)を監視
し、挙動があった場合には、その挙動に関連する情報
(路面の滑り易さ係数D)をナビゲーション装置の地図
情報とともに記憶しておく。そして、次に同じ地点を通
過する際には、以前に記憶した情報を読み出し、その情
報を車両の安定化(4輪駆動車の前後輪駆動力配分)に
反映させる。
両の走行安定性の向上を図る。 【解決手段】走行中に車両の挙動(スリップ)を監視
し、挙動があった場合には、その挙動に関連する情報
(路面の滑り易さ係数D)をナビゲーション装置の地図
情報とともに記憶しておく。そして、次に同じ地点を通
過する際には、以前に記憶した情報を読み出し、その情
報を車両の安定化(4輪駆動車の前後輪駆動力配分)に
反映させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の走行安定性
を維持するための車両制御装置に関する。
を維持するための車両制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の挙動、特にその走行安定性は、路
面の滑り易さなどの道路状況に影響を受ける。従来よ
り、この路面の滑り易さを車両の安定化に反映させるこ
とが図られているが、かかる技術として、特開2000
−82198号公報には、気温や天候などの大気の状態
を示す気象的なパラメータに基づいて現在走行中の路面
の滑り易さを予測し、4輪駆動走行時には、これを前後
輪のカップリング装置の結合度合いを安定方向に制御す
ることに反映させるものが開示されている。
面の滑り易さなどの道路状況に影響を受ける。従来よ
り、この路面の滑り易さを車両の安定化に反映させるこ
とが図られているが、かかる技術として、特開2000
−82198号公報には、気温や天候などの大気の状態
を示す気象的なパラメータに基づいて現在走行中の路面
の滑り易さを予測し、4輪駆動走行時には、これを前後
輪のカップリング装置の結合度合いを安定方向に制御す
ることに反映させるものが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際の
路面の滑り易さは、上記の気象的な要因ばかりでなく、
他の要因によっても影響を受ける。特に、道路属性は、
車両の挙動に及ぼす影響が大きい。例えば、現在走行中
の道路が良好に舗装された一般道であるのか、それとも
泥道や氷雪路などの悪路であるのか、さらには、高速道
路や林道などの特殊な道路環境にあるのか、といったこ
とによっても道路状況は変化し、その変化に応じて、車
両は、異なる挙動を示すのである。
路面の滑り易さは、上記の気象的な要因ばかりでなく、
他の要因によっても影響を受ける。特に、道路属性は、
車両の挙動に及ぼす影響が大きい。例えば、現在走行中
の道路が良好に舗装された一般道であるのか、それとも
泥道や氷雪路などの悪路であるのか、さらには、高速道
路や林道などの特殊な道路環境にあるのか、といったこ
とによっても道路状況は変化し、その変化に応じて、車
両は、異なる挙動を示すのである。
【0004】以上の実状に鑑み、本発明は、道路属性を
内包する制御情報の獲得を可能として、これを車両制御
に反映させ、もって車両の走行安定性の向上に資するこ
とを目的とする。
内包する制御情報の獲得を可能として、これを車両制御
に反映させ、もって車両の走行安定性の向上に資するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明に係る車両制御装置は、車両
の現在位置を検出する現在位置検出手段と、車両の挙動
に関連する情報を検出する挙動情報検出手段と、検出し
た挙動情報を、検出した現在位置に対応させて記憶する
挙動情報記憶手段と、車両が通過する位置について前記
挙動情報記憶手段が記憶している挙動情報を読み込む挙
動情報読込手段と、読み込んだ挙動情報に基づいて車両
を制御する車両制御手段と、を含んで構成される。
め、請求項1に記載の発明に係る車両制御装置は、車両
の現在位置を検出する現在位置検出手段と、車両の挙動
に関連する情報を検出する挙動情報検出手段と、検出し
た挙動情報を、検出した現在位置に対応させて記憶する
挙動情報記憶手段と、車両が通過する位置について前記
挙動情報記憶手段が記憶している挙動情報を読み込む挙
動情報読込手段と、読み込んだ挙動情報に基づいて車両
を制御する車両制御手段と、を含んで構成される。
【0006】請求項2に記載の発明に係る車両制御装置
は、前記挙動情報検出手段が、前記車両の挙動に関連す
る情報として、車輪のスリップに関連する路面の滑り易
さを検出することを特徴とする。請求項3に記載の発明
に係る車両制御装置は、前記挙動情報検出手段が、車輪
のスリップを、前後輪回転速度差に基づいて検出するこ
とを特徴とする。
は、前記挙動情報検出手段が、前記車両の挙動に関連す
る情報として、車輪のスリップに関連する路面の滑り易
さを検出することを特徴とする。請求項3に記載の発明
に係る車両制御装置は、前記挙動情報検出手段が、車輪
のスリップを、前後輪回転速度差に基づいて検出するこ
とを特徴とする。
【0007】請求項4に記載の発明に係る車両制御装置
は、前記挙動情報記憶手段が、検出した路面の滑り易さ
が所定の許容限界を超える場合にのみ、路面の滑り易さ
を記憶することを特徴とする。請求項5に記載の発明に
係る車両制御装置は、前記車両制御手段が、読み込んだ
挙動情報を、大気の状態に応じて補正することを特徴と
する。
は、前記挙動情報記憶手段が、検出した路面の滑り易さ
が所定の許容限界を超える場合にのみ、路面の滑り易さ
を記憶することを特徴とする。請求項5に記載の発明に
係る車両制御装置は、前記車両制御手段が、読み込んだ
挙動情報を、大気の状態に応じて補正することを特徴と
する。
【0008】請求項6に記載の発明に係る車両制御装置
は、前記車両制御手段が、大気の状態を示すパラメータ
として、絶対時間及び気象注意報及び警報のうち少なく
とも1つを検出し、これに応じて読み込んだ挙動情報を
補正することを特徴とする。請求項7に記載の発明に係
る車両制御装置は、前記車両制御手段が、絶対時間を、
GPS情報として検出することを特徴とする。
は、前記車両制御手段が、大気の状態を示すパラメータ
として、絶対時間及び気象注意報及び警報のうち少なく
とも1つを検出し、これに応じて読み込んだ挙動情報を
補正することを特徴とする。請求項7に記載の発明に係
る車両制御装置は、前記車両制御手段が、絶対時間を、
GPS情報として検出することを特徴とする。
【0009】請求項8に記載の発明に係る車両制御装置
は、前記車両制御手段が、気象注意報若しくは警報を、
VICS情報として検出することを特徴とする。請求項
9に記載の発明に係る車両制御装置は、ドライバーの企
図する目的地へ至る経路を探索するための経路探索装置
を備える車両において、前記挙動情報読込手段が、挙動
情報を、探索された経路上の位置に対応させて読み込む
ことを特徴とする。
は、前記車両制御手段が、気象注意報若しくは警報を、
VICS情報として検出することを特徴とする。請求項
9に記載の発明に係る車両制御装置は、ドライバーの企
図する目的地へ至る経路を探索するための経路探索装置
を備える車両において、前記挙動情報読込手段が、挙動
情報を、探索された経路上の位置に対応させて読み込む
ことを特徴とする。
【0010】請求項10に記載の発明に係る車両制御装
置は、前記現在位置検出手段が、現在位置を、GPS情
報として検出することを特徴とする。請求項11に記載
の発明に係る車両制御装置は、前後輪駆動式の車両にお
いて、前記車両制御手段が、読み込んだ挙動情報に基づ
いて、前輪及び後輪に対する駆動力配分を制御すること
を特徴とする。
置は、前記現在位置検出手段が、現在位置を、GPS情
報として検出することを特徴とする。請求項11に記載
の発明に係る車両制御装置は、前後輪駆動式の車両にお
いて、前記車両制御手段が、読み込んだ挙動情報に基づ
いて、前輪及び後輪に対する駆動力配分を制御すること
を特徴とする。
【0011】請求項12に記載の発明に係る車両制御装
置は、前記車両制御手段が、挙動情報が路面の滑り易さ
であるときに、路面が滑り易いほど高速に至るまで前後
両輪に対して駆動トルクを配分させることを特徴とす
る。請求項13に記載の発明に係る車両制御装置は、前
記車両制御手段が、読み込んだ挙動情報を、駆動力制御
に反映させることを特徴とする。
置は、前記車両制御手段が、挙動情報が路面の滑り易さ
であるときに、路面が滑り易いほど高速に至るまで前後
両輪に対して駆動トルクを配分させることを特徴とす
る。請求項13に記載の発明に係る車両制御装置は、前
記車両制御手段が、読み込んだ挙動情報を、駆動力制御
に反映させることを特徴とする。
【0012】請求項14に記載の発明に係る車両制御装
置は、前記車両制御手段が、挙動情報が路面の滑り易さ
であるときに、路面が滑り易いほどアクセル開度の変化
に対する駆動力の変化を緩やかにすることを特徴とす
る。請求項15に記載の発明に係る車両制御装置は、所
定のアイドルストップ条件の成立によりエンジンを自動
的に停止させるアイドルストップ装置を備える車両にお
いて、前記車両制御手段が、読み込んだ挙動情報に基づ
いて、このアイドルストップ装置を制御することを特徴
とする。
置は、前記車両制御手段が、挙動情報が路面の滑り易さ
であるときに、路面が滑り易いほどアクセル開度の変化
に対する駆動力の変化を緩やかにすることを特徴とす
る。請求項15に記載の発明に係る車両制御装置は、所
定のアイドルストップ条件の成立によりエンジンを自動
的に停止させるアイドルストップ装置を備える車両にお
いて、前記車両制御手段が、読み込んだ挙動情報に基づ
いて、このアイドルストップ装置を制御することを特徴
とする。
【0013】請求項16に記載の発明に係る車両制御装
置は、前記車両制御手段が、挙動情報が路面の滑り易さ
であるときに、その度合いが所定の許容範囲外にある場
合に、アイドルストップを禁止することを特徴とする。
請求項17に記載の発明に係る車両制御装置は、前記挙
動情報記憶手段に記憶されている挙動情報を、走行距離
及び時間のうち少なくとも一方に応じて消去する挙動情
報消去手段を設けたことを特徴する。
置は、前記車両制御手段が、挙動情報が路面の滑り易さ
であるときに、その度合いが所定の許容範囲外にある場
合に、アイドルストップを禁止することを特徴とする。
請求項17に記載の発明に係る車両制御装置は、前記挙
動情報記憶手段に記憶されている挙動情報を、走行距離
及び時間のうち少なくとも一方に応じて消去する挙動情
報消去手段を設けたことを特徴する。
【0014】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、過去に
おける車両の挙動に関連する情報を、その挙動を示した
位置に対応させて挙動情報として記憶しておき、次にそ
の車両が同じ位置を通過する際に、記憶されている挙動
情報を車両制御に反映させる構成としたので、その位置
の道路属性を内包した制御情報の獲得が可能となり、も
って、より適切な車両の走行を実現することができる。
おける車両の挙動に関連する情報を、その挙動を示した
位置に対応させて挙動情報として記憶しておき、次にそ
の車両が同じ位置を通過する際に、記憶されている挙動
情報を車両制御に反映させる構成としたので、その位置
の道路属性を内包した制御情報の獲得が可能となり、も
って、より適切な車両の走行を実現することができる。
【0015】請求項2に記載の発明によれば、スリップ
による危険性を回避することが可能となる。請求項3に
記載の発明によれば、路面の滑り易さを容易に検出する
ことができる。請求項4に記載の発明によれば、記憶容
量を削減することができる。
による危険性を回避することが可能となる。請求項3に
記載の発明によれば、路面の滑り易さを容易に検出する
ことができる。請求項4に記載の発明によれば、記憶容
量を削減することができる。
【0016】請求項5、特に請求項6に記載の発明によ
れば、挙動情報を現状に適合した信頼性の高いものとし
て、車両制御に反映させることが可能となる。請求項
7,8に記載の発明によれば、大気の状態の具体的な検
出手段が提供される。請求項9に記載の発明によれば、
将来において車両が通過することとなる位置に対応する
挙動情報を予め獲得することができるので、制御を適正
化し及び迅速化することが可能となる。
れば、挙動情報を現状に適合した信頼性の高いものとし
て、車両制御に反映させることが可能となる。請求項
7,8に記載の発明によれば、大気の状態の具体的な検
出手段が提供される。請求項9に記載の発明によれば、
将来において車両が通過することとなる位置に対応する
挙動情報を予め獲得することができるので、制御を適正
化し及び迅速化することが可能となる。
【0017】請求項10に記載の発明によれば、正確な
車両の現在位置を検出することができる。請求項11に
記載の発明によれば、現状に応じた最適な駆動力配分を
達成することができ、特に請求項12に記載の発明によ
れば、スリップが実際に発生する前に、予め駆動力配分
を適正化することが可能となるので、スリップを効果的
に回避することができる。
車両の現在位置を検出することができる。請求項11に
記載の発明によれば、現状に応じた最適な駆動力配分を
達成することができ、特に請求項12に記載の発明によ
れば、スリップが実際に発生する前に、予め駆動力配分
を適正化することが可能となるので、スリップを効果的
に回避することができる。
【0018】請求項13に記載の発明によれば、現状に
応じた最適な駆動力を得ることができ、特に請求項14
に記載の発明によれば、アクセル開度の変化に対する駆
動力の変化が緩やかとなるので、氷雪道などでの操縦性
が向上する。請求項15に記載の発明によれば、アイド
ルストップ装置の作動を適正化することが可能となる。
一般的に、アイドルストップからの車両の再発進におい
ては、通常の再発進に比べて車両駆動力が急激に上昇
し、発進時にスリップを生じ易い傾向にあるが、特に請
求項16に記載の発明によれば、再発進時のスリップが
生じ易い道路状況下でのアイドルストップが禁止され
る。
応じた最適な駆動力を得ることができ、特に請求項14
に記載の発明によれば、アクセル開度の変化に対する駆
動力の変化が緩やかとなるので、氷雪道などでの操縦性
が向上する。請求項15に記載の発明によれば、アイド
ルストップ装置の作動を適正化することが可能となる。
一般的に、アイドルストップからの車両の再発進におい
ては、通常の再発進に比べて車両駆動力が急激に上昇
し、発進時にスリップを生じ易い傾向にあるが、特に請
求項16に記載の発明によれば、再発進時のスリップが
生じ易い道路状況下でのアイドルストップが禁止され
る。
【0019】請求項17に記載の発明によれば、記憶容
量を削減することができる。
量を削減することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
の実施の形態について説明する。図1は、本発明の一実
施形態に係る車両制御装置を備えるハイブリッド式4輪
駆動車の駆動伝達系構成の概略を示している。なお、進
行方向は、図の左向きであり、向かって左側に前輪が、
その逆の右側に後輪が位置している。
の実施の形態について説明する。図1は、本発明の一実
施形態に係る車両制御装置を備えるハイブリッド式4輪
駆動車の駆動伝達系構成の概略を示している。なお、進
行方向は、図の左向きであり、向かって左側に前輪が、
その逆の右側に後輪が位置している。
【0021】本車両では、エンジン1の出力側に、発電
機としての機能を兼ね備える電気モータ(以下「モータ
ジェネレータ」という。)2を直結し、さらに、エンジ
ン1及びモータジェネレータ2に対して、トルクコンバ
ータ3及び変速機4を接続している。そして、変速機4
の出力側に接続された動力伝達軸(プロペラシャフト)
5により、後輪側差動装置6を介してエンジン駆動輪
(ここでは、後輪7,7)の車輪駆動軸8,8が駆動さ
れるようにしている。
機としての機能を兼ね備える電気モータ(以下「モータ
ジェネレータ」という。)2を直結し、さらに、エンジ
ン1及びモータジェネレータ2に対して、トルクコンバ
ータ3及び変速機4を接続している。そして、変速機4
の出力側に接続された動力伝達軸(プロペラシャフト)
5により、後輪側差動装置6を介してエンジン駆動輪
(ここでは、後輪7,7)の車輪駆動軸8,8が駆動さ
れるようにしている。
【0022】ここで、モータジェネレータ2は、エンジ
ン1のアシスト装置として機能し、エンジン1の始動時
又は車両の発進時には、エンジン1のクランキングを行
う始動手段として用いられる。また、減速運転時には、
モータジェネレータ2を発電機として機能させ、回生し
た制動エネルギーをバッテリの充電のために使用するこ
とが可能である。
ン1のアシスト装置として機能し、エンジン1の始動時
又は車両の発進時には、エンジン1のクランキングを行
う始動手段として用いられる。また、減速運転時には、
モータジェネレータ2を発電機として機能させ、回生し
た制動エネルギーをバッテリの充電のために使用するこ
とが可能である。
【0023】一方、非エンジン駆動輪である前輪9,9
に対しては、電気モータ10が設けられており、その出
力側に接続された動力伝達軸(比較的小型のプロペラシ
ャフト)11及び前輪側差動装置12を介して、電気モ
ータ10により発生された駆動トルクが前輪(「モータ
駆動輪」ともいう。)の車輪駆動軸13,13に伝達さ
れ、もって前輪側からも駆動力が得られるようにしてい
る。
に対しては、電気モータ10が設けられており、その出
力側に接続された動力伝達軸(比較的小型のプロペラシ
ャフト)11及び前輪側差動装置12を介して、電気モ
ータ10により発生された駆動トルクが前輪(「モータ
駆動輪」ともいう。)の車輪駆動軸13,13に伝達さ
れ、もって前輪側からも駆動力が得られるようにしてい
る。
【0024】電気モータ10は、その電力源を構成する
バッテリ14に対してインバータ15を介して接続され
ており、電気モータ10から駆動トルクが得られている
状態では、バッテリ14の放電電力がインバータ15に
よって三相交流電力に変換され、電気モータ10に供給
される。ここで、後輪駆動軸8,8と前輪駆動軸13,
13との間には物理的な結合がなく、すなわち、前後の
駆動軸に対してそれぞれ無関係に駆動トルクを伝達する
ことが可能であり、後輪駆動軸8,8へは、エンジン1
及びモータジェネレータ2により、また、前輪駆動軸1
3,13へは、電気モータ10により、それぞれ駆動ト
ルクが伝達される。
バッテリ14に対してインバータ15を介して接続され
ており、電気モータ10から駆動トルクが得られている
状態では、バッテリ14の放電電力がインバータ15に
よって三相交流電力に変換され、電気モータ10に供給
される。ここで、後輪駆動軸8,8と前輪駆動軸13,
13との間には物理的な結合がなく、すなわち、前後の
駆動軸に対してそれぞれ無関係に駆動トルクを伝達する
ことが可能であり、後輪駆動軸8,8へは、エンジン1
及びモータジェネレータ2により、また、前輪駆動軸1
3,13へは、電気モータ10により、それぞれ駆動ト
ルクが伝達される。
【0025】そして、通常走行モードでは、後輪7,7
のみを駆動輪としてFR方式により車両の駆動力を発生
するが、ドライバーの選択などに基づいて4輪駆動走行
モードに入ると、前輪9,9に対して電気モータ10の
駆動トルクが伝達されることにより前後両方を駆動輪と
し、4WD方式を成立させることが可能である。次に、
図2を参照して、本車両の制御系について説明する。
のみを駆動輪としてFR方式により車両の駆動力を発生
するが、ドライバーの選択などに基づいて4輪駆動走行
モードに入ると、前輪9,9に対して電気モータ10の
駆動トルクが伝達されることにより前後両方を駆動輪と
し、4WD方式を成立させることが可能である。次に、
図2を参照して、本車両の制御系について説明する。
【0026】エンジン1、モータジェネレータ2及び電
気モータ10の統合コントローラとしてのハイブリッド
コントロールモジュール(以下「HCM」という。)2
1には、アクセル開度センサ41からアクセル開度AP
Oが、前後の各車輪9,9,7,7に対してそれぞれ取
り付けられた車輪速センサ42〜45から前右輪回転数
Nfr、前左輪回転数Nfl、後右輪回転数Nrr及び
後左輪回転数Nrlが、車速センサ46から車速Vが、
また、ブレーキスイッチ47からブレーキオン信号が入
力される。また、車室内に設けられた4WD切換スイッ
チ48から、走行モード切換信号が入力される。
気モータ10の統合コントローラとしてのハイブリッド
コントロールモジュール(以下「HCM」という。)2
1には、アクセル開度センサ41からアクセル開度AP
Oが、前後の各車輪9,9,7,7に対してそれぞれ取
り付けられた車輪速センサ42〜45から前右輪回転数
Nfr、前左輪回転数Nfl、後右輪回転数Nrr及び
後左輪回転数Nrlが、車速センサ46から車速Vが、
また、ブレーキスイッチ47からブレーキオン信号が入
力される。また、車室内に設けられた4WD切換スイッ
チ48から、走行モード切換信号が入力される。
【0027】また、HCM21は、車載ナビゲーション
装置61と相互に通信可能に接続されている。このナビ
ゲーション装置61のコントロールユニット(以下「C
/U」という。)71には、GPS受信装置81を介し
てGPS情報が、また、VICS受信装置82を介して
VICS情報が入力される。なお、GPS受信装置81
は、本発明の現在位置検出手段を構成する。
装置61と相互に通信可能に接続されている。このナビ
ゲーション装置61のコントロールユニット(以下「C
/U」という。)71には、GPS受信装置81を介し
てGPS情報が、また、VICS受信装置82を介して
VICS情報が入力される。なお、GPS受信装置81
は、本発明の現在位置検出手段を構成する。
【0028】C/U71は、ドライバーによる操作部8
3の操作に応答して経路探索を行う機能を有しており、
設定された経路に関連する情報を記憶装置84から読み
出し、GPS情報及びVICS情報とともにHCM21
に提供する。この提供される情報(経路情報)には、図
3に示すように、経路ID、区分、道路種別、渋滞情
報、道路勾配、距離、信号密度及び後述する路面の滑り
易さ係数が含まれる。
3の操作に応答して経路探索を行う機能を有しており、
設定された経路に関連する情報を記憶装置84から読み
出し、GPS情報及びVICS情報とともにHCM21
に提供する。この提供される情報(経路情報)には、図
3に示すように、経路ID、区分、道路種別、渋滞情
報、道路勾配、距離、信号密度及び後述する路面の滑り
易さ係数が含まれる。
【0029】HCM21は、上述の各種センサ41〜4
8及びナビゲーション装置61からの情報を含む各種運
転条件に基づいて、エンジンコントロールモジュール
(以下「ECM」という。)31、モータコントローラ
(以下「M/C」という。)32,33に対して制御指
令を発生する。次に、本実施形態に係る車両制御装置が
行う制御内容について、図4に示すブロック図を参照し
て簡単に説明する。
8及びナビゲーション装置61からの情報を含む各種運
転条件に基づいて、エンジンコントロールモジュール
(以下「ECM」という。)31、モータコントローラ
(以下「M/C」という。)32,33に対して制御指
令を発生する。次に、本実施形態に係る車両制御装置が
行う制御内容について、図4に示すブロック図を参照し
て簡単に説明する。
【0030】本制御の基本構成は、次の通りである。ま
ず、走行中に、運転状態パラメータPRMを検出して、
車両の挙動を常に監視し、ある地点において何らかの挙
動が検出された場合には、その挙動に関連した情報(挙
動情報)を、地図情報とともに地図情報記憶部(ここで
は、ナビゲーション装置61の記憶装置84)に記憶し
ておく。そして、次に同一地点ないしは同一経路を走行
する際には、記憶されている挙動情報を挙動情報読出部
にて読み出し、車両制御部にてこれを車両制御に反映さ
せるのである。
ず、走行中に、運転状態パラメータPRMを検出して、
車両の挙動を常に監視し、ある地点において何らかの挙
動が検出された場合には、その挙動に関連した情報(挙
動情報)を、地図情報とともに地図情報記憶部(ここで
は、ナビゲーション装置61の記憶装置84)に記憶し
ておく。そして、次に同一地点ないしは同一経路を走行
する際には、記憶されている挙動情報を挙動情報読出部
にて読み出し、車両制御部にてこれを車両制御に反映さ
せるのである。
【0031】なお、本実施形態では、挙動情報として、
スリップに関連する情報である路面の滑り易さが車両制
御に反映される。次に、本制御の内容を、図5〜7に示
すフローチャートを参照して詳細に説明する。図5は、
ナビゲーション装置61のC/U71が行う制御のフロ
ーチャートである。
スリップに関連する情報である路面の滑り易さが車両制
御に反映される。次に、本制御の内容を、図5〜7に示
すフローチャートを参照して詳細に説明する。図5は、
ナビゲーション装置61のC/U71が行う制御のフロ
ーチャートである。
【0032】C/U71は、ドライバーから経路探索指
令(目的地の指定を含む。)を受けると、ステップ(以
下、単に「S」と表記する。)1で、GPS情報及びV
ICS情報を読み込む。S2では、GPS情報から現在
位置P0を特定し、さらにドライバーが指定した目的地
Pnを認識する。
令(目的地の指定を含む。)を受けると、ステップ(以
下、単に「S」と表記する。)1で、GPS情報及びV
ICS情報を読み込む。S2では、GPS情報から現在
位置P0を特定し、さらにドライバーが指定した目的地
Pnを認識する。
【0033】S3では、記憶装置84に格納されている
地図情報から、現在位置P0から目的地Pnに至る複数
の経路を探索し、燃料消費量や時間などの観点別に各経
路をディスプレイ85に表示する。ここで、ドライバー
が燃料を節約するよりも、目的地に到着するまでの時間
を優先したい場合には、ドライバーの選択により時間優
先の経路が設定される。
地図情報から、現在位置P0から目的地Pnに至る複数
の経路を探索し、燃料消費量や時間などの観点別に各経
路をディスプレイ85に表示する。ここで、ドライバー
が燃料を節約するよりも、目的地に到着するまでの時間
を優先したい場合には、ドライバーの選択により時間優
先の経路が設定される。
【0034】S4では、今回設定された経路が、以前に
設定されたことがあるものであるか否かを判定する。以
前に設定されたことがある経路であるならば、S5へ進
み、一方、以前に設定されたことがない、すなわち、今
回初めて設定された経路であるならば、S6へ進む。S
5では、挙動情報の更新判定を行う。この判定は、古く
なった挙動情報を消去して、新しいものに更新するため
の処理であり、走行距離や時間に基づいて行われ、例え
ば、2年以上経過した情報や、2万km以上前に記憶し
た情報を逐次更新する。なお、より簡単には、所定の時
間(例えば、2年)又は所定の距離(例えば、2万k
m)ごとに、地図情報と一緒に記憶されている挙動情報
を一括消去してもよい。なお、S5は、本発明の挙動情
報消去手段を構成する。
設定されたことがあるものであるか否かを判定する。以
前に設定されたことがある経路であるならば、S5へ進
み、一方、以前に設定されたことがない、すなわち、今
回初めて設定された経路であるならば、S6へ進む。S
5では、挙動情報の更新判定を行う。この判定は、古く
なった挙動情報を消去して、新しいものに更新するため
の処理であり、走行距離や時間に基づいて行われ、例え
ば、2年以上経過した情報や、2万km以上前に記憶し
た情報を逐次更新する。なお、より簡単には、所定の時
間(例えば、2年)又は所定の距離(例えば、2万k
m)ごとに、地図情報と一緒に記憶されている挙動情報
を一括消去してもよい。なお、S5は、本発明の挙動情
報消去手段を構成する。
【0035】S6では、HCM21に対する挙動情報作
成要求を設定する。S7では、挙動情報を含む経路情
報、GPS情報及びVICS情報を、HCM21に提供
する。次に、HCM21の動作について、図6及び7を
参照して説明する。HCM21は、S11で、経路情
報、GPS情報及びVICS情報を受け取ると、続くS
12で、C/U71から挙動情報作成要求があったか否
かを判定する。この要求があった場合には、S13へ進
み、なかった場合には、S15へ進む。
成要求を設定する。S7では、挙動情報を含む経路情
報、GPS情報及びVICS情報を、HCM21に提供
する。次に、HCM21の動作について、図6及び7を
参照して説明する。HCM21は、S11で、経路情
報、GPS情報及びVICS情報を受け取ると、続くS
12で、C/U71から挙動情報作成要求があったか否
かを判定する。この要求があった場合には、S13へ進
み、なかった場合には、S15へ進む。
【0036】S13では、図7に示すフローチャートに
従って挙動情報を作成し、続くS14で、作成した挙動
情報を、その位置についての経路情報に合成する。新た
に作成された挙動情報は、ナビゲーション装置61のC
/U71に送り返され、C/U71は、受け取った挙動
情報を、記憶装置84に地図情報とともに記憶する。な
お、S14は、本発明の挙動情報記憶手段を構成する。
従って挙動情報を作成し、続くS14で、作成した挙動
情報を、その位置についての経路情報に合成する。新た
に作成された挙動情報は、ナビゲーション装置61のC
/U71に送り返され、C/U71は、受け取った挙動
情報を、記憶装置84に地図情報とともに記憶する。な
お、S14は、本発明の挙動情報記憶手段を構成する。
【0037】ここで、図7のフローチャートについて説
明する。本フローチャート全体が、本発明の挙動情報検
出手段を構成する。S21では、車速V、前右輪回転数
Nfr、前左輪回転数Nfl、後右輪回転数Nrr及び
後左輪回転数Nrlを読み込む。S22では、車両の安
定性判定を行う。この判定は、前後輪回転速度差ΔN
(ここでは、平均後輪回転速度Nr(=(Nrr+Nr
l)/2)と平均前輪回転速度Nf(=(Nfr+Nf
l)/2)との差Nr−Nf)が所定の許容限界として
の閾値SNより小さいか否かが判定される。なお、かか
る判定に際し、前後輪回転速度差ΔNに対して、車速V
に応じた補正を施してもよい。
明する。本フローチャート全体が、本発明の挙動情報検
出手段を構成する。S21では、車速V、前右輪回転数
Nfr、前左輪回転数Nfl、後右輪回転数Nrr及び
後左輪回転数Nrlを読み込む。S22では、車両の安
定性判定を行う。この判定は、前後輪回転速度差ΔN
(ここでは、平均後輪回転速度Nr(=(Nrr+Nr
l)/2)と平均前輪回転速度Nf(=(Nfr+Nf
l)/2)との差Nr−Nf)が所定の許容限界として
の閾値SNより小さいか否かが判定される。なお、かか
る判定に際し、前後輪回転速度差ΔNに対して、車速V
に応じた補正を施してもよい。
【0038】そして、前後輪回転速度差ΔNが閾値SN
より小さいと判定された場合には、車両は安定している
ものと判断し、本ルーチンをそのままリターンする。一
方、前後輪回転速度差ΔNが閾値SN以上であると判定
された場合には、車両は不安定な状態にあるものと判断
し、S23ヘ進む。実際には、この判定結果の適正を期
するため、前後輪回転速度差ΔNが閾値SN以上である
状態が所定の回数ないしは時間継続して検出された場合
にのみS23へ進むように構成するとよい。
より小さいと判定された場合には、車両は安定している
ものと判断し、本ルーチンをそのままリターンする。一
方、前後輪回転速度差ΔNが閾値SN以上であると判定
された場合には、車両は不安定な状態にあるものと判断
し、S23ヘ進む。実際には、この判定結果の適正を期
するため、前後輪回転速度差ΔNが閾値SN以上である
状態が所定の回数ないしは時間継続して検出された場合
にのみS23へ進むように構成するとよい。
【0039】S23では、前後輪回転速度差ΔNに基づ
いて、路面の滑り易さ係数Dを算出する。路面の滑り易
さ係数Dは、ここでは、0〜4の整数としており、前後
輪回転速度差ΔNが大きいほど、すなわち、後輪7,7
のスリップ量が大きいほど、大きな値となる。S23の
処理の後、本ルーチンはリターンされる。
いて、路面の滑り易さ係数Dを算出する。路面の滑り易
さ係数Dは、ここでは、0〜4の整数としており、前後
輪回転速度差ΔNが大きいほど、すなわち、後輪7,7
のスリップ量が大きいほど、大きな値となる。S23の
処理の後、本ルーチンはリターンされる。
【0040】なお、挙動情報を作成している間において
も、路面の滑り易さ係数Dを除く経路情報、すなわち、
道路種別、渋滞情報及び道路勾配などは、バッテリの充
電スケジュールの設定などに利用することが可能であ
る。図6に戻り、S15では、経路情報の路面の滑り易
さ係数Dを読み込み、これを基本値として記憶する。こ
こで、以前に車両が不安定状態に陥った地点を通過しな
い場合や、路面が舗装されておりかつ天候がよいため、
車両が不安定状態に陥る可能性が少ない場合には、以降
のS16及び17をスキップして本制御を停止させ、演
算負荷の軽減を図ることとしてもよい。なお、S15
は、本発明の挙動情報読込手段を構成する。
も、路面の滑り易さ係数Dを除く経路情報、すなわち、
道路種別、渋滞情報及び道路勾配などは、バッテリの充
電スケジュールの設定などに利用することが可能であ
る。図6に戻り、S15では、経路情報の路面の滑り易
さ係数Dを読み込み、これを基本値として記憶する。こ
こで、以前に車両が不安定状態に陥った地点を通過しな
い場合や、路面が舗装されておりかつ天候がよいため、
車両が不安定状態に陥る可能性が少ない場合には、以降
のS16及び17をスキップして本制御を停止させ、演
算負荷の軽減を図ることとしてもよい。なお、S15
は、本発明の挙動情報読込手段を構成する。
【0041】S16では、GPS情報、VICS情報か
ら得られる絶対時間及び気象注意報若しくは警報に基づ
いて、先の基本値である路面の滑り易さ係数Dを補正す
る。例えば、現在の季節が夏であり、路面が乾燥してい
ると判断される場合には、路面の滑り易さ係数Dを減少
させたり(例えば、3であったものを0に補正す
る。)、大雨注意報がでているくらいでは路面の滑り易
さ係数Dを据え置き、その値をそのまま補正路面滑り易
さ係数としたり(例えば、2であったものを2のままと
する。)、また、大雪警報が出ている場合には、路面の
滑り易さ係数Dを増加させたりする(例えば、2であっ
たものを4とする。)とよい。
ら得られる絶対時間及び気象注意報若しくは警報に基づ
いて、先の基本値である路面の滑り易さ係数Dを補正す
る。例えば、現在の季節が夏であり、路面が乾燥してい
ると判断される場合には、路面の滑り易さ係数Dを減少
させたり(例えば、3であったものを0に補正す
る。)、大雨注意報がでているくらいでは路面の滑り易
さ係数Dを据え置き、その値をそのまま補正路面滑り易
さ係数としたり(例えば、2であったものを2のままと
する。)、また、大雪警報が出ている場合には、路面の
滑り易さ係数Dを増加させたりする(例えば、2であっ
たものを4とする。)とよい。
【0042】S17では、算出した補正路面滑り易さ係
数を、各種の制御部へ出力する。なお、S16及び17
は、本発明の車両制御手段を構成する。以上の制御にお
いて、設定した経路の走行中に再び経路探索指令があっ
た場合には、その経路探索中は、前回の経路情報を保持
するとよい。また、この指令が路面の滑り易さ係数Dを
車両制御へ反映している最中にあった場合には、制御を
すぐには解除せず、変化率リミッタを付けるなどして対
応するとよい。
数を、各種の制御部へ出力する。なお、S16及び17
は、本発明の車両制御手段を構成する。以上の制御にお
いて、設定した経路の走行中に再び経路探索指令があっ
た場合には、その経路探索中は、前回の経路情報を保持
するとよい。また、この指令が路面の滑り易さ係数Dを
車両制御へ反映している最中にあった場合には、制御を
すぐには解除せず、変化率リミッタを付けるなどして対
応するとよい。
【0043】次に、挙動情報の各種制御への反映方法に
ついて説明する。なお、以下の説明では、4WD制御、
駆動力制御、アイドルストップ制御を例に説明するが、
これらの制御に限らず、挙動情報は、より適切な車両の
走行のためのあらゆる制御に反映させることが可能であ
る。すでに他の方法による安定化制御が行われている場
合には、制御間の干渉についての対策として、より安定
側に働くものを適宜選択するとよい。
ついて説明する。なお、以下の説明では、4WD制御、
駆動力制御、アイドルストップ制御を例に説明するが、
これらの制御に限らず、挙動情報は、より適切な車両の
走行のためのあらゆる制御に反映させることが可能であ
る。すでに他の方法による安定化制御が行われている場
合には、制御間の干渉についての対策として、より安定
側に働くものを適宜選択するとよい。
【0044】(1) 4WD制御 図8は、4DW制御部の構成の概略を示すブロック図で
ある。4WD制御部は、アクセル開度APOに基づいて
目標総駆動トルク(前輪駆動トルクと後輪駆動トルクと
の合計の目標値)を算出する。また、補正路面滑り易さ
係数及び車速Vに基づいて駆動力の目標前後配分率を設
定し、これを目標総駆動トルクに乗じて、目標前輪駆動
トルクを算出する。一方、目標総駆動トルクから目標前
輪駆動トルクを減じることにより、目標後輪駆動トルク
を算出する。
ある。4WD制御部は、アクセル開度APOに基づいて
目標総駆動トルク(前輪駆動トルクと後輪駆動トルクと
の合計の目標値)を算出する。また、補正路面滑り易さ
係数及び車速Vに基づいて駆動力の目標前後配分率を設
定し、これを目標総駆動トルクに乗じて、目標前輪駆動
トルクを算出する。一方、目標総駆動トルクから目標前
輪駆動トルクを減じることにより、目標後輪駆動トルク
を算出する。
【0045】ここで、補正路面滑り易さ係数は、目標前
後輪配分率の設定に反映される。図9を参照してこれを
説明する。今、車両が、目標前後輪配分率50:50
(前輪配分率=50%)の4輪駆動状態で発進するとす
る。ここで、補正路面滑り易さ係数が低い(滑り難い)
ほど発進の後早い時期に2輪駆動状態に移行し、反対
に、補正路面滑り易さ係数が高い(滑り易い)ほどより
遅くまで4輪駆動状態を維持する。これにより、滑り易
い道路でも、安定して発進することが可能となる。
後輪配分率の設定に反映される。図9を参照してこれを
説明する。今、車両が、目標前後輪配分率50:50
(前輪配分率=50%)の4輪駆動状態で発進するとす
る。ここで、補正路面滑り易さ係数が低い(滑り難い)
ほど発進の後早い時期に2輪駆動状態に移行し、反対
に、補正路面滑り易さ係数が高い(滑り易い)ほどより
遅くまで4輪駆動状態を維持する。これにより、滑り易
い道路でも、安定して発進することが可能となる。
【0046】例えば、補正路面滑り易さ係数が0の場合
には、(c)に示すように、発進してから車速Vが5k
m/hに到達したあたりで2輪駆動状態(前輪配分率=
0%の後輪駆動)に切り換えるが、補正路面滑り易さ係
数が4の場合には、(a)に示すように、発進の後しば
らくは前後輪配分率50:50の4輪駆動状態を維持
し、やがて徐々に前輪配分率を減少させていき、車速V
が40km/hに到達したあたりで2輪駆動状態への切
換えを完了するようにする。
には、(c)に示すように、発進してから車速Vが5k
m/hに到達したあたりで2輪駆動状態(前輪配分率=
0%の後輪駆動)に切り換えるが、補正路面滑り易さ係
数が4の場合には、(a)に示すように、発進の後しば
らくは前後輪配分率50:50の4輪駆動状態を維持
し、やがて徐々に前輪配分率を減少させていき、車速V
が40km/hに到達したあたりで2輪駆動状態への切
換えを完了するようにする。
【0047】また、前輪配分率の減少率も、補正路面滑
り易さ係数が高いほど、緩やかにするとよい。 (2) 駆動力制御 図10は、駆動力制御部の構成の概略を示すブロック図
である。駆動力制御部は、車速V、アクセル開度AP
O、そして補正路面滑り易さ係数に基づいて目標駆動力
を算出する。そして、算出した目標駆動力と車速Vとに
基づいて変速比を決定し、この変速比で目標駆動力を除
することにより、目標エンジントルクを算出する。
り易さ係数が高いほど、緩やかにするとよい。 (2) 駆動力制御 図10は、駆動力制御部の構成の概略を示すブロック図
である。駆動力制御部は、車速V、アクセル開度AP
O、そして補正路面滑り易さ係数に基づいて目標駆動力
を算出する。そして、算出した目標駆動力と車速Vとに
基づいて変速比を決定し、この変速比で目標駆動力を除
することにより、目標エンジントルクを算出する。
【0048】ここで、駆動力制御部は、補正路面滑り易
さ係数に応じて、目標駆動力を切り換える制御を行う。
例えば、図11に示すように、目標駆動力をアクセル開
度APOと車速Vとに応じて割り付けた目標駆動力算出
用のマップを、補正路面滑り易さ係数に応じて切り換
え、路面が不安定なほど(補正路面滑り易さ係数が大き
いほど)、(a)のようにアクセル開度APOの変化に
対する駆動力の変化を緩やかにする。
さ係数に応じて、目標駆動力を切り換える制御を行う。
例えば、図11に示すように、目標駆動力をアクセル開
度APOと車速Vとに応じて割り付けた目標駆動力算出
用のマップを、補正路面滑り易さ係数に応じて切り換
え、路面が不安定なほど(補正路面滑り易さ係数が大き
いほど)、(a)のようにアクセル開度APOの変化に
対する駆動力の変化を緩やかにする。
【0049】かかるマップの切換えにより、例えば、補
正路面滑り易さ係数が2以上であるときには(a)が、
0又は1であるときには(b)が選択される。このよう
な構成を採用したことにより、駆動力特性の自動的な選
択が可能となり、より直接的にG特性を制御することが
できる。 (3) アイドルストップ制御 図12は、本実施形態に係るアイドルストップ制御の内
容を示すフローチャートである。
正路面滑り易さ係数が2以上であるときには(a)が、
0又は1であるときには(b)が選択される。このよう
な構成を採用したことにより、駆動力特性の自動的な選
択が可能となり、より直接的にG特性を制御することが
できる。 (3) アイドルストップ制御 図12は、本実施形態に係るアイドルストップ制御の内
容を示すフローチャートである。
【0050】アイドルストップ制御部は、S31で、ブ
レーキオン信号及び車速Vを読み込み、ブレーキスイッ
チがオンされ、かつ車速Vがほぼ0であることを検出す
ると、S32へ進む。それ以外の場合には、本ルーチン
をそのままリターンする。S32では、アイドルストッ
プ制御禁止条件が成立しているか否かを判定する。この
アイドルストップ制御禁止条件は、ここでは、(イ)エ
ンジン冷却水温が所定の低温状態にあること、(ロ)マ
スターシリンダ圧が所定値以下であること、(ハ)マス
ターバック負圧が所定値以下であること、(ニ)バッテ
リ充電状態が所定レベル以下であること、そして(ホ)
補正路面滑り易さ係数が所定値以上であること、であ
る。これらの(イ)〜(ホ)のいずれか1つの条件でも
満たされた場合には、アイドルストップ制御禁止条件が
成立し、本ルーチンはリターンされる。
レーキオン信号及び車速Vを読み込み、ブレーキスイッ
チがオンされ、かつ車速Vがほぼ0であることを検出す
ると、S32へ進む。それ以外の場合には、本ルーチン
をそのままリターンする。S32では、アイドルストッ
プ制御禁止条件が成立しているか否かを判定する。この
アイドルストップ制御禁止条件は、ここでは、(イ)エ
ンジン冷却水温が所定の低温状態にあること、(ロ)マ
スターシリンダ圧が所定値以下であること、(ハ)マス
ターバック負圧が所定値以下であること、(ニ)バッテ
リ充電状態が所定レベル以下であること、そして(ホ)
補正路面滑り易さ係数が所定値以上であること、であ
る。これらの(イ)〜(ホ)のいずれか1つの条件でも
満たされた場合には、アイドルストップ制御禁止条件が
成立し、本ルーチンはリターンされる。
【0051】一方、アイドルストップ制御禁止条件が不
成立であれば、S33へ進んでエンジン1が自動的に停
止され、その後の所定のアイドルストップ解除条件の成
立により、モータジェネレータ2によりエンジン1を再
始動させる。一般的に、アイドルストップからの車両の
再発進においては、通常の再発進に比べて、車両駆動力
が急激に上昇し、発進時にスリップを生じ易い傾向にあ
るが、このように、アイドルストップ制御禁止条件に、
補正路面滑り易さ係数についての条件を新たに加えたこ
とで、再発進時のスリップが生じ易い道路状況下でのア
イドルストップを回避することが可能となる。
成立であれば、S33へ進んでエンジン1が自動的に停
止され、その後の所定のアイドルストップ解除条件の成
立により、モータジェネレータ2によりエンジン1を再
始動させる。一般的に、アイドルストップからの車両の
再発進においては、通常の再発進に比べて、車両駆動力
が急激に上昇し、発進時にスリップを生じ易い傾向にあ
るが、このように、アイドルストップ制御禁止条件に、
補正路面滑り易さ係数についての条件を新たに加えたこ
とで、再発進時のスリップが生じ易い道路状況下でのア
イドルストップを回避することが可能となる。
【0052】なお、以上の説明では、本発明をハイブリ
ッド式4輪駆動車に適用した例について説明したが、本
発明はこれに限らず、前後両輪をともにエンジンで駆動
する従来の4輪駆動車に適用することも可能であるし、
また、駆動力制御やアイドルストップ制御については、
2WD方式の車両にも適用することができる。
ッド式4輪駆動車に適用した例について説明したが、本
発明はこれに限らず、前後両輪をともにエンジンで駆動
する従来の4輪駆動車に適用することも可能であるし、
また、駆動力制御やアイドルストップ制御については、
2WD方式の車両にも適用することができる。
【図1】本発明の一実施形態に係る車両制御装置を備え
るハイブリッド車両の駆動伝達系の構成図
るハイブリッド車両の駆動伝達系の構成図
【図2】同上ハイブリッド車両の制御系の構成図
【図3】ナビゲーション装置における記憶データイメー
ジの一例を示す図
ジの一例を示す図
【図4】本発明の一実施形態に係る車両制御装置の基本
ブロック図
ブロック図
【図5】同上制御装置の制御内容を示すフローチャート
の一部
の一部
【図6】同上制御装置の制御内容を示すフローチャート
の一部
の一部
【図7】同上制御装置の制御内容を示すフローチャート
の一部
の一部
【図8】本発明の一実施形態に係る4WD制御の基本ブ
ロック図
ロック図
【図9】補正路面滑り易さ係数に応じて切り換えられる
前輪配分率設定マップの一例を示す図
前輪配分率設定マップの一例を示す図
【図10】本発明の一実施形態に係る駆動力制御部の基
本ブロック図
本ブロック図
【図11】補正路面滑り易さ係数に応じて切り換えられ
る目標駆動力設定マップの一例を示す図
る目標駆動力設定マップの一例を示す図
【図12】本発明の一実施形態に係るアイドルストップ
制御のフローチャート
制御のフローチャート
1…エンジン 2…モータジェネレータ(電気モータ) 3…トルクコンバータ 4…変速機 5…動力伝達軸 6…後輪側差動装置 7…後輪 8…後輪駆動軸 9…前輪 10…電気モータ 11…動力伝達軸 12…前輪側差動装置 13…前輪駆動軸 21…ハイブリッドコントロールモジュール 31…エンジンコントロールモジュール 32…モータコントローラ 33…モータコントローラ 61…ナビゲーション装置 71…コントロールユニット 81…GPS受信装置 82…VICS受信装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08G 1/0969 G08G 1/0969 5J062 // G01S 5/14 G01S 5/14 Fターム(参考) 2F029 AA02 AB07 AB13 AC02 AC09 AC13 AC18 3D037 FA14 FA21 FB01 FB05 3D043 AA04 AB17 EA02 EA05 EA42 EB03 EB07 EB13 EE01 EE02 EE07 EF02 EF09 EF17 3G084 BA02 BA32 CA03 CA07 DA15 EA11 EB06 EB09 FA01 FA02 FA04 FA05 FA06 FA10 5H180 AA01 CC12 EE13 FF05 FF13 FF22 FF25 FF33 5J062 AA05 BB01 CC07
Claims (17)
- 【請求項1】車両の現在位置を検出する現在位置検出手
段と、 車両の挙動に関連する情報を検出する挙動情報検出手段
と、 検出した挙動情報を、検出した現在位置に対応させて記
憶する挙動情報記憶手段と、 車両が通過する位置について前記挙動情報記憶手段が記
憶している挙動情報を読み込む挙動情報読込手段と、 読み込んだ挙動情報に基づいて車両を制御する車両制御
手段と、 を含んで構成される車両制御装置。 - 【請求項2】前記挙動情報検出手段は、前記車両の挙動
に関連する情報として、車輪のスリップに関連する路面
の滑り易さを検出することを特徴とする請求項1に記載
の車両制御装置。 - 【請求項3】前記挙動情報検出手段は、車輪のスリップ
を、前後輪回転速度差に基づいて検出することを特徴と
する請求項2に記載の車両制御装置。 - 【請求項4】前記挙動情報記憶手段は、検出した路面の
滑り易さが所定の許容限界を超える場合にのみ、路面の
滑り易さを記憶することを特徴とする請求項2又は3に
記載の車両制御装置。 - 【請求項5】前記車両制御手段は、読み込んだ挙動情報
を、大気の状態に応じて補正することを特徴とする請求
項1〜4のいずれか1つに記載の車両制御装置。 - 【請求項6】前記車両制御手段は、大気の状態を示すパ
ラメータとして、絶対時間及び気象注意報及び警報のう
ち少なくとも1つを検出し、これに応じて読み込んだ挙
動情報を補正することを特徴とする請求項5に記載の車
両制御装置。 - 【請求項7】前記車両制御手段は、絶対時間を、GPS
情報として検出することを特徴とする請求項6に記載の
車両制御装置。 - 【請求項8】前記車両制御手段は、気象注意報若しくは
警報を、VICS情報として検出することを特徴とする
請求項6又は7に記載の車両制御装置。 - 【請求項9】ドライバーの企図する目的地へ至る経路を
探索するための経路探索装置を備える車両において、前
記挙動情報読込手段は、挙動情報を、探索された経路上
の位置に対応させて読み込むことを特徴とする請求項1
〜8のいずれか1つに記載の車両制御装置。 - 【請求項10】前記現在位置検出手段は、現在位置を、
GPS情報として検出することを特徴とする請求項1〜
9のいずれか1つに記載の車両制御装置。 - 【請求項11】前後輪駆動式の車両において、前記車両
制御手段は、読み込んだ挙動情報に基づいて、前輪及び
後輪に対する駆動力配分を制御することを特徴とする請
求項1〜10のいずれか1つに記載の車両制御装置。 - 【請求項12】前記車両制御手段は、挙動情報が路面の
滑り易さであるときに、路面が滑り易いほど高速に至る
まで前後両輪に対して駆動トルクを配分させることを特
徴とする請求項11に記載の車両制御装置。 - 【請求項13】前記車両制御手段は、読み込んだ挙動情
報を、駆動力制御に反映させることを特徴とする請求項
1〜12のいずれか1つに記載の車両制御装置。 - 【請求項14】前記車両制御手段は、挙動情報が路面の
滑り易さであるときに、路面が滑り易いほどアクセル開
度の変化に対する駆動力の変化を緩やかにすることを特
徴とする請求項13に記載の車両制御装置。 - 【請求項15】所定のアイドルストップ条件の成立によ
りエンジンを自動的に停止させるアイドルストップ装置
を備える車両において、前記車両制御手段は、読み込ん
だ挙動情報に基づいて、このアイドルストップ装置を制
御することを特徴とする請求項1〜14のいずれか1つ
に記載の車両制御装置。 - 【請求項16】前記車両制御手段は、挙動情報が路面の
滑り易さであるときに、その度合いが所定の許容範囲外
にある場合に、アイドルストップを禁止することを特徴
とする請求項15に記載の車両制御装置。 - 【請求項17】前記挙動情報記憶手段に記憶されている
挙動情報を、走行距離及び時間のうち少なくとも一方に
応じて消去する挙動情報消去手段を設けたことを特徴す
る請求項1〜16のいずれか1つに記載の車両制御装
置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001016353A JP2002219957A (ja) | 2001-01-24 | 2001-01-24 | 車両制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2001016353A JP2002219957A (ja) | 2001-01-24 | 2001-01-24 | 車両制御装置 |
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---|---|
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2001
- 2001-01-24 JP JP2001016353A patent/JP2002219957A/ja active Pending
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