JP2002219002A - 消音サンダル - Google Patents

消音サンダル

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JP2002219002A
JP2002219002A JP2001018944A JP2001018944A JP2002219002A JP 2002219002 A JP2002219002 A JP 2002219002A JP 2001018944 A JP2001018944 A JP 2001018944A JP 2001018944 A JP2001018944 A JP 2001018944A JP 2002219002 A JP2002219002 A JP 2002219002A
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Japan
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layer
rubber hardness
sandal
mainly composed
heel
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JP2001018944A
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Kazuhiro Hosokawa
壱寛 細川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耳障りな歩行音を低く抑えたナースサンダル
を提供する。 【解決手段】 底層11と芯層12と衝撃吸収層13と
ヒール形成材19および表皮14とからなる底部材15
に、足先帯16と甲帯17および踵掛け帯18とを掛け
渡してなるサンダル10において、上記底層11を、ゴ
ム硬度40±5、発泡倍率1.7〜1.9のエチレン酢
酸ビニル共重合体を主材とする発泡プラスチック成形体
とし、上記芯層12を、ゴム硬度70±5、発泡倍率
1.4〜1.6のエチレン酢酸ビニル共重合体を主材と
する発泡プラスチック成形体としてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は屋内履きサンダル
であって、歩行時に発生する床面との衝突音を小さくし
た消音サンダルに関する。
【0002】
【従来の技術】サンダルを用途別に見ると、屋外履き
と、屋内履きとがあり、屋外履きでは歩行音は気になら
ないが、屋内履きでは歩行音が大きく聞こえ、特に病院
のように安静を保つ必要のあるところでは、歩行音をで
きるだけ小さくしたいとの要求がある。
【0003】これまでの屋内履きサンダル、例えばナー
スサンダルは、図5に示すように、ゴム硬度55〜60
のエチレン酢酸ビニル共重合体を主体とする発泡成形体
の底層51と、圧縮ボール紙の芯層52と、天然ゴム・
合成ゴムを主材とするスポンジシートを打ち抜いた衝撃
吸収層53および表皮54とからなる底部材55に、足
先帯56と甲帯57および踵掛け帯58とを掛け渡した
ものである(59はヒール形成材)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のサ
ンダルでは、廊下を歩くと「ペタン・ペタン」と耳障り
な歩行音が発するため、病院関係のユーザーから耳障り
な歩行音を低く抑えたナースサンダルの開発が求められ
ている。
【0005】この発明は、上記ニーズに基づき、耳障り
な歩行音を低く抑えたナースサンダルを提供することを
課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明は、底層と芯層と衝撃吸収層および表皮とか
らなる底部材に、足先、甲および踵を止める帯を掛け渡
してなるサンダルにおいて、上記底層を、ゴム硬度40
±5、発泡倍率1.7〜1.9のエチレン酢酸ビニル共
重合体を主材とする発泡プラスチック成形体とし、上記
芯層を、ゴム硬度70±5、発泡倍率1.4〜1.6の
エチレン酢酸ビニル共重合体を主材とする発泡プラスチ
ック成形体としてなる構成としたものである。
【0007】上記の如く構成するこの発明によれば、爪
先の発音で6.2デシベル、踵の発音で2.6デシベル
の発音レベルの低下が見られる。
【0008】底層のゴム硬度と発泡倍率を上記の範囲に
することにより消音効果と耐久性を相互に満足できるよ
うになり、上記範囲を越えると消音効果が満足できなく
なるか、耐久性が低下するかいずれかである。
【0009】芯層は、発音を抑制しながら一定の安定性
を確保するためのもので、ゴム硬度が低く、発泡倍率が
大きくなると履いているときの安定性が悪くなり、ゴム
硬度が高く、発泡倍率が小さくなると消音効果が得られ
なくなる。
【0010】
【発明の実施の形態】次にこの発明の実施形態を図面を
参照しながら説明する。ナースサンダル10の底部材1
5は、底層11と芯層12と衝撃吸収層13とヒール形
成材19および表皮14とからなり、この底部材15に
足先帯16と甲帯17および踵掛け帯18とを掛け渡し
てできている。
【0011】底層11の踵部で床面と接する部分の滑り
止めは、図3に示すように全面貼り合わせ形(a)、ス
パイク形(b)、横溝形(c)のようにしている。
【0012】なお、この実施形態では、足先、甲および
踵に掛ける帯を別々にしているが、それぞれが区別でき
ない状態のものもあるので、そのような場合もこの発明
の技術的範囲とする。
【0013】上記底層11は、表1の配合Aの樹脂組成
物をゴム硬度40±5、発泡倍率1.7〜1.9になる
ように発泡成形したもの、芯層12は、表1の配合Bの
樹脂組成物をゴム硬度70±5、発泡倍率1.4〜1.
6になるように発泡成形したものである。
【0014】衝撃吸収層13は、天然ゴム50%+合成
ゴム50%の合計量を100重量部として充填剤(クレ
ー)=60重量部、発泡剤(永和化成=セルラーD)=
5重量部、硫黄=2.5重量部、加硫促進剤=5重量部
の他、加工性付与剤、安定剤、着色顔料などを適量配合
した組成物をスポンジシートにし、これを打ち抜き加工
したものである。また上記表皮14は、基布の表面に公
知の方法で樹脂をコーティングしたものである。
【0015】
【表1】
【0016】表1の配合では、発泡剤としてアゾジカル
ボンアミドを採用したが、N,N’ジニトロソペンタメ
チレンテトラミンも採用することができる。また、底層
および芯層の加工条件が変わればそれに対応して、加工
条件に適した公知の発泡剤を適宜選択する。また、安定
剤、架橋剤、加工性付与剤などの配合剤も表1に挙げた
ものに限るものではなく、加工条件の変化に伴い、所望
のゴム硬度と発泡倍率を得るために適宜選択される。
【0017】次にこの発明に係るサンダルの消音効果を
確認するために、従来品と共に奈良県工業技術センター
にサンプルを提出し、図4のようにPタイルの床面Fか
ら爪先を8cm、踵を8cm持ち上げて離したときの床面F
との衝突音の測定を依頼した(Mは、マイクロフォン)
結果を次に示す。
【0018】
【表2】
【0019】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
従来のナースサンダルに較べ、つま先で6.2デシベ
ル、踵で2.6デシベルの発音レベルが低下しているこ
とが分かった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るサンダルの斜視図
【図2】分解した部品図
【図3】踵の滑り止め形式図(a)全面貼り合わせ形
(b)スパイク形(c)横溝形
【図4】発音試験説明図
【図5】従来技術に係るサンダルの分解した部品図
【符号の説明】 10 ナースサンダル(サンダル) 11 ,51 底層 12,52 芯層 13,53 衝撃吸収層 14,54 表皮 15,55 底部材 16,56 足先帯 17,57 甲帯 18,58 踵掛け帯 19,59 ヒール形成材 F 床面 M マイクロフォン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底層と芯層と衝撃吸収層および表皮とか
    らなる底部材に、足先・甲および踵を止める帯とを掛け
    渡してなるサンダルにおいて、上記底層を、ゴム硬度4
    0±5、発泡倍率1.7〜1.9のエチレン酢酸ビニル
    共重合体を主材とする発泡プラスチック成形体とし、上
    記芯層を、ゴム硬度70±5、発泡倍率1.4〜1.6
    のエチレン酢酸ビニル共重合体を主材とする発泡プラス
    チック成形体とすることを特徴とする消音サンダル。
  2. 【請求項2】 上記衝撃吸収層を、ゴム硬度8〜13、
    発泡倍率13〜17の天然ゴムと合成ゴムとを主材とす
    るスポンジ状シートとしてなる請求項1に記載の消音サ
    ンダル。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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