JPH084521B2 - スリッパ底 - Google Patents

スリッパ底

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JPH084521B2
JPH084521B2 JP7401989A JP7401989A JPH084521B2 JP H084521 B2 JPH084521 B2 JP H084521B2 JP 7401989 A JP7401989 A JP 7401989A JP 7401989 A JP7401989 A JP 7401989A JP H084521 B2 JPH084521 B2 JP H084521B2
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JP
Japan
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synthetic resin
resin material
slipper
foamed synthetic
plate
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JP7401989A
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Inventor
泰彦 角田
Original Assignee
ニッポンスリッパ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は歩行時にスリッパ独特のペタペタ歩行音がで
ないようにした穴あきスリッパ底であって、ペタペタ音
の発生が全くなくなるようにすると共に、底面にゴミ等
が付着し難いようにした履き心地のよいスリッパ底に関
する。
[従来技術] スリッパは爪先から甲にかけて引掛けるようにして歩
くものであり関係上、歩行時にスリッパ底が床面に叩き
付けられるような動きとなり、スリッパ独特のペタペタ
音が出る欠点があるため、従来スリッパ底に芯板や緩衝
材の他に発泡合成樹脂材をクッション材として用い、こ
のスリッパ底に底生地迄貫通する少数の大きな穴を開け
て歩行時の体重の移動により、発泡合成樹脂材に含まれ
る空気をこの穴から出すようにして床面とスリッパ底と
を柔かに当接させて歩行音をなくするようにしたスリッ
パ底があった。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら上記のようなスリッパ底は歩行時の足裏
の押圧により開けられた穴の周辺部分の発泡合成樹脂材
中の空気は前記の穴から出易いが、穴から離れている部
分の発泡合成樹脂材中の空気は残り易く、空気が万遍な
く抜けないのでペタペタ音が出る可能性があり、又、穴
が大きいため穴縁が崩れ易く、更に汚物やゴミ等が吸い
込まれて詰り、見場が悪くなると共に空気の流通が悪く
なり、前記の歩行音がでる等の問題点があった。
本発明は上記の問題点を一掃するスリッパ底の提供を
目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために本発明は芯板1と該芯板1
の下面に添装された板状緩衝材2と、該板状緩衝材2の
下面に添装された発泡合成樹脂材3とからなり、前記発
泡合成樹脂材3と前記板状緩衝材2とを被包する耐水性
の底生地4の周縁が前記芯板1の上面周縁部に止着され
て一体とされたスリッパ底であって、前記耐水性の底生
地4に多数の通気用の小孔4aが透設され、前記発泡合成
樹脂材3に含まれる空気が該通気用小孔4aから外部に押
出され得るようにされているスリッパ底としたものであ
る。
[作用] 上記のように構成されているスリッパ底は歩行時に発
泡合成樹脂材3における足裏により押え付けられた部分
の気泡内に含まれる空気が各小孔4aから押出され、押え
付けがなくなると発泡合成樹脂材3の復元力により空気
を吸入して元の状態に戻る。
この小孔4aは多数開けられているため、発泡合成樹脂
材3の気泡内の空気が多数の小孔4aから同時に出入して
速やかに排出吸入が行われるので床面との当接がソフト
であり、当接時の音の発生が防止される。
又、上記のように多数の小孔4aによって空気を出入さ
せるため、個々の小孔4aからの空気の出入量がすくな
く、床面上のゴミや汚物等を吸込まないので、従来の歩
行音を無くするように少数の大きな穴を設けたスリッパ
のようにゴミや汚物が引掛って底生地4面が汚れるとう
いうことがない。
[実施例] 以下本発明の実施例について図面により説明する。
図面はスリッパ底を示し、この上に中底板、化粧生
地、スリッパ甲等よりなる上履部分が取付けられるもの
であって1は板紙等よりなる芯板、2はこの芯板1の下
面に添装接着されたEVA(エチレン酢酸ビニル共重合
体)よりなる板状緩衝材であり、前記EVA材は発泡倍率
7〜10倍とされた独立気泡タイプの硬度50゜±5のもの
が用いられている。3は前記板状緩衝材2の下面に添装
接着された発泡合成樹脂材でウレタン等のフォーム材が
用いられており、このフォーム材は18kg/m3の密度の連
続気泡タイプとされている。
底生地4は耐水性の生地、例えば伸縮性の生地に塩ビ
フィルムをラミネートしたもの、或はコーティングした
もの等が用いられ、芯板1の下面に添装された緩衝材2
の側面と、更にその下面に添装された発泡合成樹脂材3
の底面及び側面とを覆うようにして底生地4の周縁が芯
板1の上面周縁部に接着、縫着等により止着されて芯板
1、板状緩衝材2、発泡合成樹脂3とが一体とされて
る。
この底生地4には多数の通気用の小孔4aが透設されて
おり、歩行時に足裏により加圧された時に発泡合成樹脂
材3の気泡中に含まれている空気がこの小孔4aから押出
され、加圧が除かれた時には発泡合成樹脂材3の復元力
によりこの小孔4aから空気が吸入され、小孔4aが多数あ
けられているので加圧部分の空気の吸入、排出が万遍な
く且つ速やかに行われるようになっている。
第3図は前記スリッパ底における芯板1と緩衝材2と
に1〜2個の連通孔5を設けたものであり、底生地4の
小孔4aの作用の他に前記発泡合成樹脂材3の気泡中の空
気が発泡合成樹脂材3の上面からこの連通孔5を介して
このスリッパ底と、この上に取付けられる中底板、スリ
ッパ甲等よりなる上履部分との接合面の隙間からも出入
するようにした実施例である。
第4図はスリッパ底の芯板1、板状緩衝材2とに設け
た連通孔5を更に発泡合成樹脂材3迄延設し、底生地4
の小孔4aによる作用に加えてこの連通孔5の発泡合成樹
脂材3内を貫通する部分5′の内周面から発泡合成樹脂
材3の気泡中の空気が直接この連通孔5を介して上履部
分との接合面との隙間からも出入するようにしてスリッ
パ底の緩衝性をより効果的とした実施例である。
[効果] 本発明に係るスリッパ底は芯板と該芯板の下面に添装
された板状緩衝材と、該板状緩衝材の下面に添装された
発泡合成樹脂材とからなり、前記発泡合成樹脂材と前記
板状緩衝材とを被包する耐水性の底生地の周縁が、前記
芯板の上面周縁部に止着されて一体とされたスリッパ底
であって、前記耐水性の底生地に多数の通気用の小孔が
透設され、前記発泡合成樹脂材に含まれる空気が該通気
用小孔から外部に押出され得るようにされているので、
前記発泡合成樹脂材の気泡内の空気が歩行時に足裏によ
って押圧されると、底生地に設けられた多数の通気用小
孔から外部に押出され、又押圧が解除されると発泡合成
樹脂材の復元力によりこの通気用小孔より空気が吸入さ
れて元の状態に戻り、その空気の吸入排出が多数の小孔
から同時に行われるので極めてソフトな緩衝作用を有す
る。従って床面とスリッパ底面との当接時に発生するペ
タペタ音が完全に防止される。
更に実施例のように発泡合成樹脂材を連続気泡タイプ
とし、連通孔を設ければ更に効果的となる。
又、底生地に設けられている通気用の小孔は多数であ
るため空気の出入が同時に分散して行われ、且つ小径で
あるため個々の孔からの空気の出入量は少いので床面の
ゴミ等を吸込んだり、汚物等が詰ることが少い。従っ
て、汚れが少く、小径の孔であるため穴縁部分が崩れた
りすることがなく見栄がよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るスリッパ底の一実施例の分解斜視
図、第2図は同一部拡大断面図、第3図、第4図は他の
各種実施例の一部拡大断面図、第5図は同平面図であ
る。 1……芯板、2……板状緩衝材、3……発泡合成樹脂
材、4……底生地、4a……小孔、5……連通孔。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】芯板と該芯板の下面に添装された板状緩衝
    材と、該板状緩衝材の下面に添装された発泡合成樹脂材
    とからなり、前記発泡合成樹脂材と前記板状緩衝材とを
    被包する耐水性の底生地の周縁が前記芯板の上面周縁部
    に止着されて一体とされたスリッパ底であって、前記耐
    水性の底生地に多数の通気用の小孔が透設され、前記発
    泡合成樹脂材に含まれる空気が該通気用小孔から外部に
    押出され得るようにされているスリッパ底。
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