JPH0414002Y2 - - Google Patents

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JPH0414002Y2
JPH0414002Y2 JP1989002886U JP288689U JPH0414002Y2 JP H0414002 Y2 JPH0414002 Y2 JP H0414002Y2 JP 1989002886 U JP1989002886 U JP 1989002886U JP 288689 U JP288689 U JP 288689U JP H0414002 Y2 JPH0414002 Y2 JP H0414002Y2
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JP
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heel
sole
slip
slipper
soft material
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JP1989002886U
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JPH0294601U (ja
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、室内用スリツパの改良に関する。
〔従来の技術〕
近年、日本の家屋が洋風化するにつれて、室内
でスリツパを使用することが多くなつている。
そのため、スリツパは、材質、形状、色彩、デ
ザイン等を変えたものが非常に豊富に作られてい
るが、その構造は、ほぼ平板な下底と中芯および
中底の三者の周縁を縫い付けたものに、足と接す
る上底と足の甲を被う前カバーを接着や縫着して
取り付けたものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、前記の構成によるスリツパでは、堅い
床や階段等を歩く時、足の動きに添わないスリツ
パの平板な下底のかかと部分が床や階段等をたた
くため、スリツパ特有のぺたぺたという耳障りな
音を発生するという問題ばかりでなく、靴等のよ
うに下底にすべり止めがないために、すべり易い
平らな床や階段等を歩く際すべつて危険であると
いう問題があつた。このすべり易いという問題の
一つの解決策として、従来スリツパ下底にゴムや
プラスチツク等の粘着性の軟質材による小突起を
設けたものが考えられている。しかしながら、こ
の小突起は床面との間に大きな摩擦力を発生し、
すべり止めには最適であるが、床面と接した際に
は、やはりペタペタという耳障りな音を発生し、
歩行時の音の発生をなくすことができないという
問題があつた。
そこでこの考案では、スリツパの下底に工夫を
加えることにより、スリツパの消音とすべり止め
という問題を同時に解決することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 上記の目的を達成するため、この考案にあつて
は、中底に中芯を介して下底を固着し、その下底
の後部に、下底端面から中底に至る凹入部を設
け、その凹入部に下底端面より底部が突出する軟
質材からなるかかとを嵌入して固定し、そのかか
との下面に挿入孔を設けて、前記挿入孔に粘着性
を有する軟質材からなるすべり止めを埋設した構
成としたものである。
〈作用〉 このように構成されるスリツパは、歩行時、ま
ず、かかとが床面をたたく衝撃音は、かかとの軟
質材が吸収する。続いてスリツパに体重が加わる
と、かかとの軟質材は圧縮され、かかとに埋設さ
れたすべり止めが直接床面と接し、床面との間に
摩擦を発生して、スリツパのすべりを防ぐ。
〔実施例〕
以下、この実施例を第1図および第2図に基づ
いて説明する。
スリツパ1は、第1図に示すように、スリツパ
部3と、軟質材によるかかと2と、かかと2に設
けられたすべり止め12と、から構成されてい
る。
このスリツパ部3の下底8は、平板な塩化ビニ
ールシート製でその裏面は、第2図で示すように
網目状の補強材10が接着されている。そのた
め、下底8は簡単に裂けることはない。
また下底8は、第2図で示すように中芯7を介
して、中底6とその周縁をミシン縫い目4や接着
剤等により縫着または接着されている。そして、
その中底6は足が接する上底5と接着剤で接着さ
れている。一方、スリツパ部3の爪先き方向に
は、足の甲を被う爪先被い11が、中芯7と中底
6の間に縫い付けられて取り付けられている。
次に、軟質材でできたかかと2(以下かかと
2)はフエルトやスポンジ等のほか、パンヤ等の
軟らかい詰め物を布で被つたもの等でもよく、ス
リツパ1の下底8は歩行時の床をたたく衝撃音を
吸収する。また、その形状は、第1図に示すよう
に、かかと部9と同じ形でその大きさは、かかと
部9より幾分小さくなつている。かかと2は、第
2図に示すように、スリツパ部3の中芯7をかか
と2の形状に取り除いた凹入部13に、かかと2
の底部14が下底8の端面から突設するように接
着剤等で固定している。このため、かかと2は凹
入部13の壁面にも支持され強く固定されるよう
にして、かかと2が歩行時の摩擦などではがれる
ことを少なくし、耐久性を向上させている。
このかかと2には、第2図に示すように、円柱
状のすべり止め12が、かかと2に挿入孔15を
開けて埋設され、接着剤により下底8に固定され
ている。このすべり止め12は、軟質性のゴムや
プラスチツク等の粘着性のある材質でできてお
り、歩行時の体重移動により、すべり止め12周
囲の軟質材が圧縮されると、すべり止め12が床
や階段等と接触し、その間に大きな摩擦を発生し
て、スリツパ1をすべらなくし、安全に歩行でき
るようにしている。
なお、前記かかと2は、第2図のように、スリ
ツパ部3の中芯7を取り除かずに、下底8に接着
剤または縫い目4を、かかと2の中に縫い込むよ
うに縫着等して固着してもよい。
さらに、かかと2のすべり止め12は、例え
ば、その形状を変えたり取り付け数等を増減して
すべり止め12の効果が最大になるようにするこ
とができる。
〔効果〕
この考案は、以上のように構成して、軟質剤で
できたかかとを突出して設けたことにより、堅い
床を歩く時でもスリツパ特有の耳障りな音を発生
しない。さらに、そのかかとにすべり止めを埋設
したことにより、床や階段等をすべることなく安
全に歩行できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の斜視図、第2図
は第1図の一部縦断面図である。 1……スリツパ、2……軟質材によるかかと、
6……中底、7……中芯、8……下底、13……
凹入部、14……底部、15……挿入孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中底6に中芯7を介して下底8を固着し、その
    下底8の後部に前記中芯7を取り除いた凹入部1
    3を設け、その凹入部13に下底8端面より底部
    14が突出する軟質材からなるかかと2を嵌入し
    て固定し、前記かかと2の下面に挿入孔15を設
    けて、その挿入孔15に粘着性を有する軟質材か
    らなるすべり止め12を埋設したことを特徴とす
    るスリツパ1。
JP1989002886U 1989-01-14 1989-01-14 Expired JPH0414002Y2 (ja)

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JP1989002886U JPH0414002Y2 (ja) 1989-01-14 1989-01-14

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JPH0294601U JPH0294601U (ja) 1990-07-27
JPH0414002Y2 true JPH0414002Y2 (ja) 1992-03-31

Family

ID=31204049

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JP1989002886U Expired JPH0414002Y2 (ja) 1989-01-14 1989-01-14

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS432390Y1 (ja) * 1965-10-20 1968-01-31
JPS4830457U (ja) * 1971-08-17 1973-04-13

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52171440U (ja) * 1976-06-16 1977-12-27

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Publication number Publication date
JPH0294601U (ja) 1990-07-27

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