JP2002218837A - 脱穀機 - Google Patents
脱穀機Info
- Publication number
- JP2002218837A JP2002218837A JP2001018277A JP2001018277A JP2002218837A JP 2002218837 A JP2002218837 A JP 2002218837A JP 2001018277 A JP2001018277 A JP 2001018277A JP 2001018277 A JP2001018277 A JP 2001018277A JP 2002218837 A JP2002218837 A JP 2002218837A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- handling cylinder
- threshing
- dust
- unit
- discharge port
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Threshing Machine Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 刈取り穀稈の全体を供給されて回動する扱胴
によって扱き処理するように脱穀部を構成してある脱穀
機において、脱穀部の排塵部から排出される処理物を揺
動選別装置に落下しにくいように確実に機外に排出でき
るように、その割には、穀粒が塵埃と共に排出されにく
いようにする。 【解決手段】 脱穀部25の排塵部25aの後方に回転
体31と案内部材32とを設けてある。回転体31は、
排塵部25aからの処理物を排出口23に向けて飛ば
す。案内部材32は、回転体31によって飛ばされた処
理物を排出口23に向けて案内する。案内部材32に、
穀粒が揺動選別装置41に落下する穀粒通路を備えてあ
る。
によって扱き処理するように脱穀部を構成してある脱穀
機において、脱穀部の排塵部から排出される処理物を揺
動選別装置に落下しにくいように確実に機外に排出でき
るように、その割には、穀粒が塵埃と共に排出されにく
いようにする。 【解決手段】 脱穀部25の排塵部25aの後方に回転
体31と案内部材32とを設けてある。回転体31は、
排塵部25aからの処理物を排出口23に向けて飛ば
す。案内部材32は、回転体31によって飛ばされた処
理物を排出口23に向けて案内する。案内部材32に、
穀粒が揺動選別装置41に落下する穀粒通路を備えてあ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、刈取り穀稈の全体
を供給されて回動する扱胴によって扱き処理する脱穀部
と、この脱穀部からの処理物を扱胴の下方に位置する揺
動選別装置によって選別処理し、塵埃を揺動選別装置の
後方に位置する排出口から機外に排出する選別部とを備
えている脱穀機に関する。
を供給されて回動する扱胴によって扱き処理する脱穀部
と、この脱穀部からの処理物を扱胴の下方に位置する揺
動選別装置によって選別処理し、塵埃を揺動選別装置の
後方に位置する排出口から機外に排出する選別部とを備
えている脱穀機に関する。
【0002】
【従来の技術】上記脱穀機において、脱穀部から排出さ
れる塵埃が脱穀部下方の揺動選別装置に落下すると、揺
動選別装置による選別処理に悪影響が出る。このため、
従来、たとえば特開平5−38225号公報に示される
ように、脱穀部の排塵部の後方に回転体を設け、脱穀部
の排塵部から排出される処理物を回転体によって前記排
出口に向けて飛ばすものがあった。
れる塵埃が脱穀部下方の揺動選別装置に落下すると、揺
動選別装置による選別処理に悪影響が出る。このため、
従来、たとえば特開平5−38225号公報に示される
ように、脱穀部の排塵部の後方に回転体を設け、脱穀部
の排塵部から排出される処理物を回転体によって前記排
出口に向けて飛ばすものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記回転体を備えた従
来の脱穀機の場合、塵埃の排出口からの排出が効果的に
行われるようにするには、回転体による放てき力を強く
する必要があった。すると、脱穀部の排塵部から排出さ
れる処理物に混在している穀粒が塵埃と共に排出口に飛
ばされて排出される事態が発生しやすくなっていた。本
発明の目的は、脱穀部の排塵部から排出される塵埃を揺
動選別装置に落下しないように排出しやすく、しかも、
穀粒が塵埃と共に排出される穀粒損失を回避しやすい脱
穀機を提供することにある。
来の脱穀機の場合、塵埃の排出口からの排出が効果的に
行われるようにするには、回転体による放てき力を強く
する必要があった。すると、脱穀部の排塵部から排出さ
れる処理物に混在している穀粒が塵埃と共に排出口に飛
ばされて排出される事態が発生しやすくなっていた。本
発明の目的は、脱穀部の排塵部から排出される塵埃を揺
動選別装置に落下しないように排出しやすく、しかも、
穀粒が塵埃と共に排出される穀粒損失を回避しやすい脱
穀機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1による発明の構
成、作用、効果はつぎのとおりである。
成、作用、効果はつぎのとおりである。
【0005】〔構成〕刈取り穀稈の全体を供給されて回
動する扱胴によって扱き処理する脱穀部と、この脱穀部
からの処理物を脱穀部の下方に位置する揺動選別装置に
よって選別処理し、塵埃を揺動選別装置の後方に位置す
る排出口から機外に排出する選別部とを備えている脱穀
機において、前記脱穀部の排塵部の後方で機体横向きの
軸芯まわりで回動して前記排塵部からの処理物を前記排
出口に向けて飛ばす回転体と、この回転体の下方に位置
して前記回転体からの処理物を前記排出口に向けて案内
する案内部材とを備えてあるとともに、この案内部材
に、前記排塵部からの処理物に混在している穀粒を前記
揺動選別装置に向けて落下させる穀粒通路を備えてあ
る。
動する扱胴によって扱き処理する脱穀部と、この脱穀部
からの処理物を脱穀部の下方に位置する揺動選別装置に
よって選別処理し、塵埃を揺動選別装置の後方に位置す
る排出口から機外に排出する選別部とを備えている脱穀
機において、前記脱穀部の排塵部の後方で機体横向きの
軸芯まわりで回動して前記排塵部からの処理物を前記排
出口に向けて飛ばす回転体と、この回転体の下方に位置
して前記回転体からの処理物を前記排出口に向けて案内
する案内部材とを備えてあるとともに、この案内部材
に、前記排塵部からの処理物に混在している穀粒を前記
揺動選別装置に向けて落下させる穀粒通路を備えてあ
る。
【0006】〔作用〕脱穀部の排塵部から排出された塵
埃は、回転体による飛ばし作用と、案内部材による案内
作用とによって排出口に送られて機外に排出される。こ
れにより、回転体による放てきだけで機外に排出させる
に比し、回転体による放てき作用を弱くしても、塵埃が
揺動選別装置に落下しないで排出口に至って機外に排出
される。すると、脱穀部から塵埃に混入して排出された
穀粒は、塵埃から分離しやすくなり、分離した穀粒は案
内部材の穀粒通路を通って揺動選別装置に落下する。
埃は、回転体による飛ばし作用と、案内部材による案内
作用とによって排出口に送られて機外に排出される。こ
れにより、回転体による放てきだけで機外に排出させる
に比し、回転体による放てき作用を弱くしても、塵埃が
揺動選別装置に落下しないで排出口に至って機外に排出
される。すると、脱穀部から塵埃に混入して排出された
穀粒は、塵埃から分離しやすくなり、分離した穀粒は案
内部材の穀粒通路を通って揺動選別装置に落下する。
【0007】〔効果〕したがって、脱穀部の排塵部から
排出される塵埃を揺動選別装置に落下しにくくしながら
機外に排出して揺動選別装置による選別処理を能率よく
行わせられる。その割には、脱穀部の排塵部から塵埃に
混入して排出された穀粒が塵埃から分離して揺動選別装
置に落下しやすく、穀粒が塵埃と共に機外に排出される
穀粒損失を回避して有利に収穫できる。
排出される塵埃を揺動選別装置に落下しにくくしながら
機外に排出して揺動選別装置による選別処理を能率よく
行わせられる。その割には、脱穀部の排塵部から塵埃に
混入して排出された穀粒が塵埃から分離して揺動選別装
置に落下しやすく、穀粒が塵埃と共に機外に排出される
穀粒損失を回避して有利に収穫できる。
【0008】請求項2による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
つぎのとおりである。
【0009】〔構成〕請求項1による発明の構成におい
て、前記扱胴として、機体横向きの軸芯まわりで回動す
る第1扱胴と、この第1扱胴の機体後方側で機体横向き
の軸芯まわりで回動する第2扱胴とを備えてあるととも
に、第1扱胴は、刈取り穀稈の全体を第1扱胴の上方に
導入して第1扱胴の上方に位置する抵抗体とによって扱
き処理するように構成し、第2扱胴は、第1扱胴からの
処理物を第2扱胴の下方に導入して第2扱胴の下方に位
置する受け網とによって扱き処理し、処理物を前記排塵
部から排出するように構成してある。
て、前記扱胴として、機体横向きの軸芯まわりで回動す
る第1扱胴と、この第1扱胴の機体後方側で機体横向き
の軸芯まわりで回動する第2扱胴とを備えてあるととも
に、第1扱胴は、刈取り穀稈の全体を第1扱胴の上方に
導入して第1扱胴の上方に位置する抵抗体とによって扱
き処理するように構成し、第2扱胴は、第1扱胴からの
処理物を第2扱胴の下方に導入して第2扱胴の下方に位
置する受け網とによって扱き処理し、処理物を前記排塵
部から排出するように構成してある。
【0010】〔作用〕大豆やそばなどの刈取り穀稈を供
給すると、第1扱胴と抵抗体とによって扱き処理されて
脱粒する。麦などの刈取り穀稈を供給すると、まず第1
扱胴と抵抗体とによって扱き処理されて脱粒するととも
に、さらに第2扱胴と受け網とによって再度扱き処理さ
れて脱粒するものである。
給すると、第1扱胴と抵抗体とによって扱き処理されて
脱粒する。麦などの刈取り穀稈を供給すると、まず第1
扱胴と抵抗体とによって扱き処理されて脱粒するととも
に、さらに第2扱胴と受け網とによって再度扱き処理さ
れて脱粒するものである。
【0011】〔効果〕したがって、大豆やそばなど脱粒
しやすいものと、麦など脱粒しにくいもとのいずれも脱
穀できるように利用面で有利なものになる。
しやすいものと、麦など脱粒しにくいもとのいずれも脱
穀できるように利用面で有利なものになる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1に示すように、回転リール1
1やバリカン形刈取り装置12を有する刈取り部10
を、クローラ式走行装置1や運転キャビン2を備える自
走機体の機体フレーム3の前端部に位置する支持部4に
リフトシリンダ5によって軸芯Pまわりで昇降操作でき
るように連結するとともに、刈取り部10からの刈取り
穀稈を脱穀処理する脱穀機20、この脱穀機20からの
穀粒を貯留する穀粒タンク6を前記自走機体に設けて、
コンバインを構成してある。このコンバインは、大豆や
そば、麦などを収穫するものであり、詳しくは次の如く
構成してある。
1やバリカン形刈取り装置12を有する刈取り部10
を、クローラ式走行装置1や運転キャビン2を備える自
走機体の機体フレーム3の前端部に位置する支持部4に
リフトシリンダ5によって軸芯Pまわりで昇降操作でき
るように連結するとともに、刈取り部10からの刈取り
穀稈を脱穀処理する脱穀機20、この脱穀機20からの
穀粒を貯留する穀粒タンク6を前記自走機体に設けて、
コンバインを構成してある。このコンバインは、大豆や
そば、麦などを収穫するものであり、詳しくは次の如く
構成してある。
【0013】図1に示すように、刈取り部10は、自走
機体の前記支持部4に上端側が前記軸芯Pまわりで回動
自在に連結しているフィーダ13、このフィーダ13の
内部に位置するフィーダコンベア14、このフィーダコ
ンベア14の搬送終端側に位置するビータ15、前記フ
ィーダ13の前端側に後端側が連結しているプラットホ
ーム16、このプラットホーム16の上面側に位置する
プラットホームオーガ17のそれぞれを備えている刈取
り穀稈搬送装置と、前記プラットホーム16の前端部に
位置する前記刈取り装置12と、前記フィーダ13の前
端側の上部から延出しているリール支持アーム18の先
端側に駆動回動自在に支持されている前記回転リール1
1とによって構成してある。
機体の前記支持部4に上端側が前記軸芯Pまわりで回動
自在に連結しているフィーダ13、このフィーダ13の
内部に位置するフィーダコンベア14、このフィーダコ
ンベア14の搬送終端側に位置するビータ15、前記フ
ィーダ13の前端側に後端側が連結しているプラットホ
ーム16、このプラットホーム16の上面側に位置する
プラットホームオーガ17のそれぞれを備えている刈取
り穀稈搬送装置と、前記プラットホーム16の前端部に
位置する前記刈取り装置12と、前記フィーダ13の前
端側の上部から延出しているリール支持アーム18の先
端側に駆動回動自在に支持されている前記回転リール1
1とによって構成してある。
【0014】すなわち、回動する回転リール11のタイ
ン11aによって植立穀稈の穂先側をプラットホーム1
6の上方に掻き寄せながら、植立穀稈の株元を刈取り装
置12によって切断する。この刈取り装置12からの刈
取り穀稈の株元側端から穂先までの全体をプラットホー
ムオーガ17によってプラットホーム16の上面に沿わ
せてフィーダ13の前端側の前方に搬送し、プラットホ
ームオーガ17が備えている掻き込みフィンガ17aに
よってフィーダ13の前端側に送り込む。プラットホー
ムオーガ17からの刈取り穀稈の全体をフィーダコンベ
ア14によってフィーダ13の搬送面に沿わせてフィー
ダ13の後端側に搬送し、フィーダコンベア14からの
刈取り穀稈の全体をビータ15によって機体後方側に掻
き込んで脱穀機20の機体内部に供給する。
ン11aによって植立穀稈の穂先側をプラットホーム1
6の上方に掻き寄せながら、植立穀稈の株元を刈取り装
置12によって切断する。この刈取り装置12からの刈
取り穀稈の株元側端から穂先までの全体をプラットホー
ムオーガ17によってプラットホーム16の上面に沿わ
せてフィーダ13の前端側の前方に搬送し、プラットホ
ームオーガ17が備えている掻き込みフィンガ17aに
よってフィーダ13の前端側に送り込む。プラットホー
ムオーガ17からの刈取り穀稈の全体をフィーダコンベ
ア14によってフィーダ13の搬送面に沿わせてフィー
ダ13の後端側に搬送し、フィーダコンベア14からの
刈取り穀稈の全体をビータ15によって機体後方側に掻
き込んで脱穀機20の機体内部に供給する。
【0015】図1に示すように、脱穀機20には、刈取
り部10の前記ビータ15の下方に搬送始端側が位置す
る無端回動ベルトで成る供給ベルト21と、この供給ベ
ルト21の搬送終端側の上方に位置する回転ローラ22
と、前記供給ベルト21の後方に機体前後方向に並んで
位置している2つの扱胴26,27を有する脱穀部25
と、この脱穀部25の機体後方側の方の第2扱胴27の
後側近くに位置する回転体31を有する脱穀処理物排出
部30と、前記脱穀部25の下方に位置する駆動揺動自
在な揺動選別装置41を有する選別部40とを備えてあ
る。
り部10の前記ビータ15の下方に搬送始端側が位置す
る無端回動ベルトで成る供給ベルト21と、この供給ベ
ルト21の搬送終端側の上方に位置する回転ローラ22
と、前記供給ベルト21の後方に機体前後方向に並んで
位置している2つの扱胴26,27を有する脱穀部25
と、この脱穀部25の機体後方側の方の第2扱胴27の
後側近くに位置する回転体31を有する脱穀処理物排出
部30と、前記脱穀部25の下方に位置する駆動揺動自
在な揺動選別装置41を有する選別部40とを備えてあ
る。
【0016】供給ベルト21は、刈取り部10のビータ
15から送り込まれた刈取り穀稈の株元側端から穂先ま
での全体を搬送始端側で受け止めて機体後方向きに搬送
し、ローラ22との協働によって第1扱胴26の前側に
供給する。
15から送り込まれた刈取り穀稈の株元側端から穂先ま
での全体を搬送始端側で受け止めて機体後方向きに搬送
し、ローラ22との協働によって第1扱胴26の前側に
供給する。
【0017】脱穀部25は、図1に示す如く構成してあ
る。すなわち、前記供給ベルト21からの刈取り穀稈の
株元側端から穂先までの全体を、前記2つの扱胴26,
27のうちの機体前方側に位置するとともに機体横向き
の軸芯まわりで矢印方向に回動する第1扱胴26によっ
てこれの上方に導入し、第1扱胴26の上方に第1扱胴
26に沿って位置している抵抗板に第1扱胴26の周方
向に並べて備えてある複数の抵抗体28と、第1扱胴2
6の扱歯とによって扱き処理し、脱穀粒を第1扱胴26
を構成している部材どうしの間などから前記揺動選別装
置41に落下させ、その他の脱穀処理物を第1扱胴26
によって機体後方側の第2扱胴27の前側に供給する。
第1扱胴26からの脱穀処理物を、機体横向きの軸芯ま
わりで矢印方向に回動する第2扱胴27によってこれの
下方に導入し、第2扱胴27の下方に第2扱胴27に沿
って位置している受け網29と、第2扱胴27の扱歯と
によって扱き処理し、脱穀粒を受け網27を構成してい
る縦桟や横桟の間から前記揺動選別装置41に落下さ
せ、脱穀排稈などその他の脱穀処理物を第2扱胴27の
後方に位置する排塵部25aから機体後方側に排出す
る。
る。すなわち、前記供給ベルト21からの刈取り穀稈の
株元側端から穂先までの全体を、前記2つの扱胴26,
27のうちの機体前方側に位置するとともに機体横向き
の軸芯まわりで矢印方向に回動する第1扱胴26によっ
てこれの上方に導入し、第1扱胴26の上方に第1扱胴
26に沿って位置している抵抗板に第1扱胴26の周方
向に並べて備えてある複数の抵抗体28と、第1扱胴2
6の扱歯とによって扱き処理し、脱穀粒を第1扱胴26
を構成している部材どうしの間などから前記揺動選別装
置41に落下させ、その他の脱穀処理物を第1扱胴26
によって機体後方側の第2扱胴27の前側に供給する。
第1扱胴26からの脱穀処理物を、機体横向きの軸芯ま
わりで矢印方向に回動する第2扱胴27によってこれの
下方に導入し、第2扱胴27の下方に第2扱胴27に沿
って位置している受け網29と、第2扱胴27の扱歯と
によって扱き処理し、脱穀粒を受け網27を構成してい
る縦桟や横桟の間から前記揺動選別装置41に落下さ
せ、脱穀排稈などその他の脱穀処理物を第2扱胴27の
後方に位置する排塵部25aから機体後方側に排出す
る。
【0018】図2などに示すように、脱穀処理物排出部
30は、脱穀部25の前記排塵部25aの後方側に位置
する前記回転体31と、この回転体31の下方に位置す
る案内部材32とによって構成してある。
30は、脱穀部25の前記排塵部25aの後方側に位置
する前記回転体31と、この回転体31の下方に位置す
る案内部材32とによって構成してある。
【0019】回転体31は、機体横向きの軸芯まわりで
矢印方向に回動する回転体本体と、この回転体本体の周
囲の周方向と回転軸芯方向の両方向に並ぶ複数箇所に一
体回転自在に取付けるとともに板厚方向が回転体31の
回転軸芯に沿う方向の板体で成る羽根体31aとで成
り、前記排塵部25aから排出される処理物を羽根体3
1aによってほぐし処理するとともに、脱穀機体の前記
揺動選別装置41の後方に位置する排出口23に向けて
飛ぶように放てきする。
矢印方向に回動する回転体本体と、この回転体本体の周
囲の周方向と回転軸芯方向の両方向に並ぶ複数箇所に一
体回転自在に取付けるとともに板厚方向が回転体31の
回転軸芯に沿う方向の板体で成る羽根体31aとで成
り、前記排塵部25aから排出される処理物を羽根体3
1aによってほぐし処理するとともに、脱穀機体の前記
揺動選別装置41の後方に位置する排出口23に向けて
飛ぶように放てきする。
【0020】図3などに示すように、案内部材32は、
前記受け網29の後端側によって支持される取付け部材
33の機体横方向での複数箇所から機体後方向きに延出
している丸棒製の案内杆33aによって構成してある。
これにより、案内部材32は、前記回転体31によって
前記排出口23に向けて飛ばされた処理物を排出口23
に至るように案内し、さらに、回転体31によってほぐ
し処理された処理物から出た穀粒を前記揺動選別装置4
1に落下させる穀粒通路34を案内杆34aどうしの間
に備えている。
前記受け網29の後端側によって支持される取付け部材
33の機体横方向での複数箇所から機体後方向きに延出
している丸棒製の案内杆33aによって構成してある。
これにより、案内部材32は、前記回転体31によって
前記排出口23に向けて飛ばされた処理物を排出口23
に至るように案内し、さらに、回転体31によってほぐ
し処理された処理物から出た穀粒を前記揺動選別装置4
1に落下させる穀粒通路34を案内杆34aどうしの間
に備えている。
【0021】選別部40は、図1に示すように構成して
ある。すなわち、第1扱胴26の下方に位置するグレン
パン41a、このグレンパン41aの搬送下手側に位置
するチャフシーブ41b、このチャフシーブ41bの搬
送下手側に位置するストローラック41cを備えている
前記揺動選別装置41と、この揺動選別装置41の後端
側から落下する処理物を受け止め、穀粒を流下させなが
ら塵埃を揚送することによって穀粒と塵埃とを選別する
選別コンベア42と、揺動選別装置41の前端側の下方
に位置する唐箕43が供給する機体後方向きの選別風と
によって前記第1扱胴26や受け網29や案内部材32
から落下する脱穀粒などの脱穀処理物を穀粒と塵埃とに
選別する。揺動選別装置41や選別コンベア42からの
穀粒を1番スクリューコンベア44に落下させ、この1
番スクリューコンベア44によって脱穀機体の横外側に
搬出して、穀粒タンク6に穀粒供給する揚送コンベア7
の搬送始端部に供給する。揺動選別装置41や選別コン
ベア42からの2番処理物を2番スクリューコンベア4
5に落下させ、この2番スクリューコンベア45によっ
て脱穀機体の横外側に搬出して、2番処理物を脱穀部2
5に還元する揚送コンベア8の搬送始端部に供給する。
揺動選別装置41や選別コンベア42からの塵埃を選別
風と共に脱穀機体の後部に位置する前記排出口23から
脱穀機体の外部に排出する。
ある。すなわち、第1扱胴26の下方に位置するグレン
パン41a、このグレンパン41aの搬送下手側に位置
するチャフシーブ41b、このチャフシーブ41bの搬
送下手側に位置するストローラック41cを備えている
前記揺動選別装置41と、この揺動選別装置41の後端
側から落下する処理物を受け止め、穀粒を流下させなが
ら塵埃を揚送することによって穀粒と塵埃とを選別する
選別コンベア42と、揺動選別装置41の前端側の下方
に位置する唐箕43が供給する機体後方向きの選別風と
によって前記第1扱胴26や受け網29や案内部材32
から落下する脱穀粒などの脱穀処理物を穀粒と塵埃とに
選別する。揺動選別装置41や選別コンベア42からの
穀粒を1番スクリューコンベア44に落下させ、この1
番スクリューコンベア44によって脱穀機体の横外側に
搬出して、穀粒タンク6に穀粒供給する揚送コンベア7
の搬送始端部に供給する。揺動選別装置41や選別コン
ベア42からの2番処理物を2番スクリューコンベア4
5に落下させ、この2番スクリューコンベア45によっ
て脱穀機体の横外側に搬出して、2番処理物を脱穀部2
5に還元する揚送コンベア8の搬送始端部に供給する。
揺動選別装置41や選別コンベア42からの塵埃を選別
風と共に脱穀機体の後部に位置する前記排出口23から
脱穀機体の外部に排出する。
【0022】これにより、脱穀機20は、刈取り部10
からの刈取り穀稈の株元端から穂先までの全体を供給ベ
ルト21とローラ22とによって脱穀部25の第1扱胴
26に供給してこの第1扱胴26と抵抗体28とによる
扱き作用と、第2扱胴27と受け網29とによる扱き作
用とによって脱穀処理し、脱穀処理物を選別部40と脱
穀物排出部30とに供給して、揺動選別装置41と選別
コンベア42とによる比重選別と、回転体31によるす
ぐりと、選別風による風選別とによって穀粒と塵埃とに
選別し、穀粒を1番スクリューコンベア44によって穀
粒タンク6に向けて搬送し、塵埃を脱穀物排出部30の
回転体31と案内部材32とによる排出作用と、選別部
40の揺動選別装置41と選別風とによる排出作用とに
よって排出口23から機外に排出する。
からの刈取り穀稈の株元端から穂先までの全体を供給ベ
ルト21とローラ22とによって脱穀部25の第1扱胴
26に供給してこの第1扱胴26と抵抗体28とによる
扱き作用と、第2扱胴27と受け網29とによる扱き作
用とによって脱穀処理し、脱穀処理物を選別部40と脱
穀物排出部30とに供給して、揺動選別装置41と選別
コンベア42とによる比重選別と、回転体31によるす
ぐりと、選別風による風選別とによって穀粒と塵埃とに
選別し、穀粒を1番スクリューコンベア44によって穀
粒タンク6に向けて搬送し、塵埃を脱穀物排出部30の
回転体31と案内部材32とによる排出作用と、選別部
40の揺動選別装置41と選別風とによる排出作用とに
よって排出口23から機外に排出する。
【0023】脱穀部25の前記受け網29は、前端部と
後端部とにおいて脱穀機体に着脱自在に取付けてある。
すなわち、大豆やそばなどを収穫する際、第1扱胴26
から第2扱胴27と受け網29との間に供給されて過剰
に扱き処理されることが回避できるように、受け網29
を容易に取外して作業できるようにしてある。
後端部とにおいて脱穀機体に着脱自在に取付けてある。
すなわち、大豆やそばなどを収穫する際、第1扱胴26
から第2扱胴27と受け網29との間に供給されて過剰
に扱き処理されることが回避できるように、受け網29
を容易に取外して作業できるようにしてある。
【0024】〔別実施形態〕図4は、別実施形態を備え
る脱穀物排出部30の回転体31を示し、この回転体3
1は、機体横向きの軸芯まわりで回動する回転体本体
と、この回転体本体の周方向に並ぶ複数箇所に板体31
aを介して一体回転自在に取付けた板体で成る羽根体3
1bとによって構成してある。各羽根体31bは、脱穀
部25から排出される処理物を羽根体31bの側面によ
って排出口23に向けて放てきする。
る脱穀物排出部30の回転体31を示し、この回転体3
1は、機体横向きの軸芯まわりで回動する回転体本体
と、この回転体本体の周方向に並ぶ複数箇所に板体31
aを介して一体回転自在に取付けた板体で成る羽根体3
1bとによって構成してある。各羽根体31bは、脱穀
部25から排出される処理物を羽根体31bの側面によ
って排出口23に向けて放てきする。
【0025】脱穀物排出部30の案内部材32として
は、前記丸棒製の案内杆33aで成るものを採用する
他、帯板製の案内杆で成るものや、穀粒通路を形成する
スリットを有する板体で成るものを採用して実施しても
よい。
は、前記丸棒製の案内杆33aで成るものを採用する
他、帯板製の案内杆で成るものや、穀粒通路を形成する
スリットを有する板体で成るものを採用して実施しても
よい。
【図1】コンバイン全体の概略側面図
【図2】脱穀物排出部の側面図
【図3】回転体及び案内部材の平面図
【図4】別の実施形態を備える脱穀物排出部の側面図
23 排出口 25 脱穀部 25a 排塵部 26 第1扱胴 27 第2扱胴 28 抵抗体 29 受け網 31 回転体 32 案内部材 34 穀粒通路 40 選別部 41 揺動選別装置
フロントページの続き Fターム(参考) 2B094 AA01 AA12 CA07 CB09 2B095 AA01 AA08 AA13 AA28 CA02 DA01 DB01 DB13 DB19 EA05 EB31 FA03 FA12
Claims (2)
- 【請求項1】 刈取り穀稈の全体を供給されて回動する
扱胴によって扱き処理する脱穀部と、この脱穀部からの
処理物を脱穀部の下方に位置する揺動選別装置によって
選別処理し、塵埃を揺動選別装置の後方に位置する排出
口から機外に排出する選別部とを備えている脱穀機であ
って、 前記脱穀部の排塵部の後方で機体横向きの軸芯まわりで
回動して前記排塵部からの処理物を前記排出口に向けて
飛ばす回転体と、この回転体の下方に位置して前記回転
体からの処理物を前記排出口に向けて案内する案内部材
とを備えてあるとともに、この案内部材に、前記排塵部
からの処理物に混在している穀粒を前記揺動選別装置に
向けて落下させる穀粒通路を備えてある脱穀機。 - 【請求項2】 前記扱胴として、機体横向きの軸芯まわ
りで回動する第1扱胴と、この第1扱胴の機体後方側で
機体横向きの軸芯まわりで回動する第2扱胴とを備えて
あるとともに、第1扱胴は、刈取り穀稈の全体を第1扱
胴の上方に導入して第1扱胴の上方に位置する抵抗体と
によって扱き処理するように構成し、第2扱胴は、第1
扱胴からの処理物を第2扱胴の下方に導入して第2扱胴
の下方に位置する受け網とによって扱き処理し、処理物
を前記排塵部から排出するように構成してある請求項1
記載の脱穀機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001018277A JP2002218837A (ja) | 2001-01-26 | 2001-01-26 | 脱穀機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001018277A JP2002218837A (ja) | 2001-01-26 | 2001-01-26 | 脱穀機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002218837A true JP2002218837A (ja) | 2002-08-06 |
Family
ID=18884325
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001018277A Pending JP2002218837A (ja) | 2001-01-26 | 2001-01-26 | 脱穀機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002218837A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100657436B1 (ko) * | 2004-02-06 | 2006-12-14 | 가부시끼 가이샤 구보다 | 콤바인 |
-
2001
- 2001-01-26 JP JP2001018277A patent/JP2002218837A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100657436B1 (ko) * | 2004-02-06 | 2006-12-14 | 가부시끼 가이샤 구보다 | 콤바인 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2010226989A (ja) | コンバインの脱穀構造 | |
US20040204210A1 (en) | Discharge device for a harvesting machine | |
WO2022260043A1 (ja) | コンバイン | |
JP2020018198A (ja) | 脱穀装置 | |
JP2002218837A (ja) | 脱穀機 | |
JP2006014708A (ja) | 全稈投入型脱穀機 | |
JP7155069B2 (ja) | 脱穀装置 | |
JP4064573B2 (ja) | 汎用コンバイン | |
JP2008136399A (ja) | 脱穀装置 | |
JP2020065474A (ja) | コンバイン | |
JP3521496B2 (ja) | 脱穀装置 | |
JP4630184B2 (ja) | コンバイン | |
JP2001258375A (ja) | 脱穀機の選別装置 | |
JP2585197Y2 (ja) | 脱穀装置 | |
JPH09168327A (ja) | 枝梗処理装置付きコンバイン | |
JP4958296B2 (ja) | コンバイン | |
JPH0119636Y2 (ja) | ||
JP3684625B2 (ja) | 脱穀装置 | |
JP2005095057A (ja) | 脱穀装置及び脱穀装置の受網 | |
JP2013106589A (ja) | 揺動選別装置 | |
JP2001103833A (ja) | 汎用コンバインの還元処理構造 | |
JP2009219399A (ja) | コンバイン | |
JP2018161155A5 (ja) | ||
JP2003125637A (ja) | 脱穀機の選別部構造 | |
JP2002262650A (ja) | 脱穀装置 |