JP2002218048A - 移動電話装置 - Google Patents
移動電話装置Info
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- JP2002218048A JP2002218048A JP2000402479A JP2000402479A JP2002218048A JP 2002218048 A JP2002218048 A JP 2002218048A JP 2000402479 A JP2000402479 A JP 2000402479A JP 2000402479 A JP2000402479 A JP 2000402479A JP 2002218048 A JP2002218048 A JP 2002218048A
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W88/00—Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
- H04W88/02—Terminal devices
Abstract
(57)【要約】
【課題】 第三者が電話装置所有者の許可なしに電話し
たり、個人情報データへのアクセスや違法使用を防止す
る遠隔的セキュリティー機能を備える移動電話装置を提
供する。 【解決手段】 通信事業者側との送受信が可能で、装置
内に個人情報データ類の記憶保管を可能とする移動電話
装置であって、本来の装置所有者から通信事業者側へな
された紛失報知に基づいて通信事業者側が送信したメッ
セージまたはコマンドを検出する紛失情報検出手段と、
この紛失情報検出手段に基づき装置保管の情報データ類
の取り出し禁止または装置の通話動作の停止を実行させ
る装置ロック手段と、この装置ロック手段により装置ロ
ックを実行したことを通信事業者側に通知するロック確
認応答手段と、を備えて構成される移動電話装置とし
た。
たり、個人情報データへのアクセスや違法使用を防止す
る遠隔的セキュリティー機能を備える移動電話装置を提
供する。 【解決手段】 通信事業者側との送受信が可能で、装置
内に個人情報データ類の記憶保管を可能とする移動電話
装置であって、本来の装置所有者から通信事業者側へな
された紛失報知に基づいて通信事業者側が送信したメッ
セージまたはコマンドを検出する紛失情報検出手段と、
この紛失情報検出手段に基づき装置保管の情報データ類
の取り出し禁止または装置の通話動作の停止を実行させ
る装置ロック手段と、この装置ロック手段により装置ロ
ックを実行したことを通信事業者側に通知するロック確
認応答手段と、を備えて構成される移動電話装置とし
た。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動電話装置等の
移動通信機器が、紛失・盗難・置き忘れなどのため本来
の所有者の手元から離れた位置に置かれた場合に、不正
な使用を禁止するセキュリティー機能を有する装置に関
するものである。なお、本発明に関し本明細書では移動
電話装置について主に記載をしているがこれに限らず、
無線機・情報端末機器・携帯パソコン・各種移動体通信
端末などの電子装置についても、装置内に個人情報デー
タ等の記憶保管を可能とする装置であるなら、本発明の
技術分野に含まれるものである。
移動通信機器が、紛失・盗難・置き忘れなどのため本来
の所有者の手元から離れた位置に置かれた場合に、不正
な使用を禁止するセキュリティー機能を有する装置に関
するものである。なお、本発明に関し本明細書では移動
電話装置について主に記載をしているがこれに限らず、
無線機・情報端末機器・携帯パソコン・各種移動体通信
端末などの電子装置についても、装置内に個人情報デー
タ等の記憶保管を可能とする装置であるなら、本発明の
技術分野に含まれるものである。
【０００２】
【従来の技術】近年では、移動電話装置・携帯型情報端
末機器等の移動通信機器にたくさんの個人情報を格納し
て持ち運ぶようになってきていて、このような傾向が益
々多くなっている。ところが、これらの移動電話装置等
が紛失・盗難・置き忘れなどのため所有者から離れてし
まった場合には、問題が種々発生する。その際にはまず
装置に搭載されている個人情報データ等の流出や紛失を
防ぐとともに、それらのデータおよび装置を本来の装置
所有者に確実に返却させることが必要となる。しかし、
このようなケースでなくなった移動電話機に連絡をとっ
て処置を施すなどのような有効な手段は存在していなか
った。
末機器等の移動通信機器にたくさんの個人情報を格納し
て持ち運ぶようになってきていて、このような傾向が益
々多くなっている。ところが、これらの移動電話装置等
が紛失・盗難・置き忘れなどのため所有者から離れてし
まった場合には、問題が種々発生する。その際にはまず
装置に搭載されている個人情報データ等の流出や紛失を
防ぐとともに、それらのデータおよび装置を本来の装置
所有者に確実に返却させることが必要となる。しかし、
このようなケースでなくなった移動電話機に連絡をとっ
て処置を施すなどのような有効な手段は存在していなか
った。
【０００３】移動電話装置の盗難や紛失においては、セ
キュリティー保護のために、次のような要望が装置所有
者らから要請される。 (ａ)移動電話装置が盗難にあい、この移動電話装置が多
くの個人情報を搭載していた場合、これらの個人情報は
外部に流出させてはならず、機密を保持していなければ
ならない。 (ｂ)移動電話装置が盗難にあったときは、この移動電話
装置を使用して電話することを防止しなければならな
い。 (ｃ)移動電話装置を紛失したときは、この移動電話装置
を発見した人がこれをどこに返却すべきなのかメッセー
ジ等で容易に理解できるようにしたい。 (ｄ)移動電話機の盗難または紛失のときは、ビープ音
付、メッセージ通知等により周囲にいる人々に警報を発
して報知する。こうすれば、誰かがこれを発見してくれ
るかもしれない。
キュリティー保護のために、次のような要望が装置所有
者らから要請される。 (ａ)移動電話装置が盗難にあい、この移動電話装置が多
くの個人情報を搭載していた場合、これらの個人情報は
外部に流出させてはならず、機密を保持していなければ
ならない。 (ｂ)移動電話装置が盗難にあったときは、この移動電話
装置を使用して電話することを防止しなければならな
い。 (ｃ)移動電話装置を紛失したときは、この移動電話装置
を発見した人がこれをどこに返却すべきなのかメッセー
ジ等で容易に理解できるようにしたい。 (ｄ)移動電話機の盗難または紛失のときは、ビープ音
付、メッセージ通知等により周囲にいる人々に警報を発
して報知する。こうすれば、誰かがこれを発見してくれ
るかもしれない。
【０００４】また、従来の対処の仕方として、次のよう
な方策が提案されてきた。 (ａ) 誰かがこの移動電話装置を不正に使用しないよう
に、所有者は通信事業者に移動電話装置の電話番号をキ
ャンセルしてしまうよう依頼をして、この移動電話装置
を使えなくしてしまう。 (ｂ) 移動電話装置は、個人ID番号を入れることにより
手動的に装置セキュリティーロックをかける機能を有す
るので、これを活用し、所有者は頻繁にロックをかけな
がら装置を使用する。
な方策が提案されてきた。 (ａ) 誰かがこの移動電話装置を不正に使用しないよう
に、所有者は通信事業者に移動電話装置の電話番号をキ
ャンセルしてしまうよう依頼をして、この移動電話装置
を使えなくしてしまう。 (ｂ) 移動電話装置は、個人ID番号を入れることにより
手動的に装置セキュリティーロックをかける機能を有す
るので、これを活用し、所有者は頻繁にロックをかけな
がら装置を使用する。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術では次のような問題点があった。 ・通信事業者は移動電話装置の電話番号をキャンセルす
ることで、誰かがこの移動電話装置を使用することを防
止することはできるが、しかしながら、個人情報データ
はこの移動電話機に残されていて今だに有効活用できる
ものであるので、外部に持ち出される可能性がある。 ・所有者らのほとんどの人は、移動電話装置のセキュリ
ティロック機能は面倒で不便であるのでこれを使用して
いない。その代わりに、キーガード機能の方はよく用い
ている。そのため、この移動電話装置が盗難や紛失にあ
ったあとでは、セキュリティーロック機能を動作させる
方策がなくなってしまう。 ・ビープ音による警報は、今日ではあまり役には立たな
い。 ・移動電話装置に記憶保持されている情報データは、機
密保持させておかねばならないという要請が益々増加し
ていく傾向にある。
技術では次のような問題点があった。 ・通信事業者は移動電話装置の電話番号をキャンセルす
ることで、誰かがこの移動電話装置を使用することを防
止することはできるが、しかしながら、個人情報データ
はこの移動電話機に残されていて今だに有効活用できる
ものであるので、外部に持ち出される可能性がある。 ・所有者らのほとんどの人は、移動電話装置のセキュリ
ティロック機能は面倒で不便であるのでこれを使用して
いない。その代わりに、キーガード機能の方はよく用い
ている。そのため、この移動電話装置が盗難や紛失にあ
ったあとでは、セキュリティーロック機能を動作させる
方策がなくなってしまう。 ・ビープ音による警報は、今日ではあまり役には立たな
い。 ・移動電話装置に記憶保持されている情報データは、機
密保持させておかねばならないという要請が益々増加し
ていく傾向にある。
【０００６】本発明は、上述のような従来装置の問題点
に鑑みなされたもので、従来におけるような所有者が設
定するセキュリティーロック機構によらない、新たな遠
隔的なロック機能を搭載させ、第三者が電話機所有者の
許可のないままに電話を使用したり、個人情報（パーソ
ナルデータ）へのアクセスしたり違法使用したりするこ
とを確実で簡単に防止することができる遠隔的セキュリ
ティー機能を備える移動電話装置を提供することを目的
とする。
に鑑みなされたもので、従来におけるような所有者が設
定するセキュリティーロック機構によらない、新たな遠
隔的なロック機能を搭載させ、第三者が電話機所有者の
許可のないままに電話を使用したり、個人情報（パーソ
ナルデータ）へのアクセスしたり違法使用したりするこ
とを確実で簡単に防止することができる遠隔的セキュリ
ティー機能を備える移動電話装置を提供することを目的
とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明による移動電話装置は次のような手段を用
いる。 （１）通信事業者側との送受信が可能で、装置内にパー
ソナル情報データ等の記憶保管を可能とする移動電話装
置であって、本来の装置所有者から通信事業者側へなさ
れた紛失報知に基づいて通信事業者側が送信したメッセ
ージまたはコマンドを検出する紛失情報検出手段と、こ
の紛失情報検出手段に基づき装置保管の情報データ類の
取り出し禁止または装置の通話動作の停止を実行させる
装置ロック手段と、この装置ロック手段により装置ロッ
クを実行したことを通信事業者側に通知するロック確認
応答手段と、を備えて構成される移動電話装置とした。 （２）この移動電話装置において、前記装置ロック手段
は、移動電話装置側でのメッセージ表示または警告音発
生を伴なって動作が実行される。 （３）この移動電話装置において、前記ロック確認応答
手段ロックは、通信事業者側でのメッセージ表示または
警告音発生を伴なって動作が実行される。 （４）これらの移動電話装置において、移動電話装置は
音声チャンネルとデータチャンネルの別々の２つのチャ
ンネルを有し、前記紛失情報検出手段および前記ロック
確認応答手段はこのデータチャンネルを通して送受信さ
れるよう構成される移動電話装置とした。
めに、本発明による移動電話装置は次のような手段を用
いる。 （１）通信事業者側との送受信が可能で、装置内にパー
ソナル情報データ等の記憶保管を可能とする移動電話装
置であって、本来の装置所有者から通信事業者側へなさ
れた紛失報知に基づいて通信事業者側が送信したメッセ
ージまたはコマンドを検出する紛失情報検出手段と、こ
の紛失情報検出手段に基づき装置保管の情報データ類の
取り出し禁止または装置の通話動作の停止を実行させる
装置ロック手段と、この装置ロック手段により装置ロッ
クを実行したことを通信事業者側に通知するロック確認
応答手段と、を備えて構成される移動電話装置とした。 （２）この移動電話装置において、前記装置ロック手段
は、移動電話装置側でのメッセージ表示または警告音発
生を伴なって動作が実行される。 （３）この移動電話装置において、前記ロック確認応答
手段ロックは、通信事業者側でのメッセージ表示または
警告音発生を伴なって動作が実行される。 （４）これらの移動電話装置において、移動電話装置は
音声チャンネルとデータチャンネルの別々の２つのチャ
ンネルを有し、前記紛失情報検出手段および前記ロック
確認応答手段はこのデータチャンネルを通して送受信さ
れるよう構成される移動電話装置とした。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
による移動電話装置の実施の形態を詳細に説明する。図
１は、本発明による移動電話装置と装置所有者−通信事
業者とを含む連携関係の構成を示すブロック図である。
また、図２は本発明による移動電話装置のロック機能実
行の流れを示すフローチャート図であり、図３はロック
機能に伴うメッセージやコマンド等のやり取りを示す説
明図である。なお、本発明の通信事業者とは、基地局や
通信接続業者等の移動通信をオペレートする側をいう。
による移動電話装置の実施の形態を詳細に説明する。図
１は、本発明による移動電話装置と装置所有者−通信事
業者とを含む連携関係の構成を示すブロック図である。
また、図２は本発明による移動電話装置のロック機能実
行の流れを示すフローチャート図であり、図３はロック
機能に伴うメッセージやコマンド等のやり取りを示す説
明図である。なお、本発明の通信事業者とは、基地局や
通信接続業者等の移動通信をオペレートする側をいう。
【０００９】本発明の移動電話装置によれば、次のよう
な特徴を有している。 ・移動電話装置（移動体端末）の本来の所有者は、移動
電話装置の不正使用を防止するコマンドの送信を通信事
業者に依頼することができる。 ・通信事業者からある移動電話装置（移動体端末）がな
くなったとの報告を当該装置が受けると、その装置の通
話停止やメモリプロテクト機能が遠隔的に起動させられ
て、装置は使用停止させられる。 ・特別なタイプのショートメッセージかコマンドが、通
信事業者によってその移動電話装置へ送信される。 ・その移動電話装置は、それらの特別なタイプのショー
トメッセージかコマンドかを受けとったときには、メモ
リをロックし、ＵＩ(ユーザインターフェイス)をロック
し、ディスプレーにはメッセージを表示することができ
る。 ・その特別メッセージはアラーム音やビープ音等を供な
って警告を発するようにすることもできる。 ・その移動電話装置は自動的に通信事業者へ確認肯定応
答（アクノリジメント）を送信する。
な特徴を有している。 ・移動電話装置（移動体端末）の本来の所有者は、移動
電話装置の不正使用を防止するコマンドの送信を通信事
業者に依頼することができる。 ・通信事業者からある移動電話装置（移動体端末）がな
くなったとの報告を当該装置が受けると、その装置の通
話停止やメモリプロテクト機能が遠隔的に起動させられ
て、装置は使用停止させられる。 ・特別なタイプのショートメッセージかコマンドが、通
信事業者によってその移動電話装置へ送信される。 ・その移動電話装置は、それらの特別なタイプのショー
トメッセージかコマンドかを受けとったときには、メモ
リをロックし、ＵＩ(ユーザインターフェイス)をロック
し、ディスプレーにはメッセージを表示することができ
る。 ・その特別メッセージはアラーム音やビープ音等を供な
って警告を発するようにすることもできる。 ・その移動電話装置は自動的に通信事業者へ確認肯定応
答（アクノリジメント）を送信する。
【００１０】本発明の移動電話装置は、図１に示すよう
な［所有者３０・通信事業者４０・装置(Phone)５０］
との関係において使用され実施される。ここで先ず、＜
所有者３０＞とは移動電話装置(Phone)の所有者であ
り、装置(Phone)所有者３１で示される。＜通信事業者
４０＞はその構成の一例として、ＲＦアンテナ４１、基
地局４２、通信事業者ネットワーク４３、コントロール
センター４４、テレフォンオペレータ４５(人でも装置
でもよい)を含んで構成される。
な［所有者３０・通信事業者４０・装置(Phone)５０］
との関係において使用され実施される。ここで先ず、＜
所有者３０＞とは移動電話装置(Phone)の所有者であ
り、装置(Phone)所有者３１で示される。＜通信事業者
４０＞はその構成の一例として、ＲＦアンテナ４１、基
地局４２、通信事業者ネットワーク４３、コントロール
センター４４、テレフォンオペレータ４５(人でも装置
でもよい)を含んで構成される。
【００１１】＜装置(Phone)５０＞はその構成の一例と
して、所有者３０が有する移動電話装置（携帯通信機器
全般を含む）である。装置(Phone)５０は、ＭＣＵ５１
（メモリ制御ユニットを含む装置全体の制御部）、メモ
リ部５２（個人データ等情報を記憶保管可能で、書込み
消去自在のＲＡＭ等により構成される）、ＲＯＭ５３
（装置のプログラム等を格納）、キー操作部５４、表示
部５５（ＬＣＤ等による）、スピーカ５６、ＲＦアンテ
ナ４１（移動通信における無線送受信を行う）を含んで
構成される。
して、所有者３０が有する移動電話装置（携帯通信機器
全般を含む）である。装置(Phone)５０は、ＭＣＵ５１
（メモリ制御ユニットを含む装置全体の制御部）、メモ
リ部５２（個人データ等情報を記憶保管可能で、書込み
消去自在のＲＡＭ等により構成される）、ＲＯＭ５３
（装置のプログラム等を格納）、キー操作部５４、表示
部５５（ＬＣＤ等による）、スピーカ５６、ＲＦアンテ
ナ４１（移動通信における無線送受信を行う）を含んで
構成される。
【００１２】図１のような全体構成により、本発明の移
動電話装置は、通信事業者側４０との送受信が可能で装
置５０のメモリ部５２内にパーソナル情報データ類の記
憶保管を可能とし、本来の装置所有者３０から通信事業
者側４０へなされた紛失や盗難等の連絡に基づいて通信
事業者側４０がＲＦアンテナ４１を介して送信したメッ
セージまたはコマンドを送信し、これを装置５０はＲＦ
アンテナ５７を通して検出する紛失情報検出手段を有し
ている。そして、この紛失情報検出手段に基づき装置保
管の情報データ類の取り出し禁止（メモリ部５２をロッ
ク）または装置の通話動作の停止を実行させる装置ロッ
ク手段と、この装置ロック手段により装置ロックを実行
したことを通信事業者側４０に通知するロック確認応答
手段と、を備えて構成されている。また、これらの紛失
情報検出手段・装置ロック手段・ロック確認応答手段の
動作・実行は、装置ＭＣＵ５１に制御されている。な
お、これらの手段が装置の電源が切られていると通常は
動作できなくなる。そこで、装置電源が切られていても
動作するような特別な設定の装置にしておくことも可能
である。
動電話装置は、通信事業者側４０との送受信が可能で装
置５０のメモリ部５２内にパーソナル情報データ類の記
憶保管を可能とし、本来の装置所有者３０から通信事業
者側４０へなされた紛失や盗難等の連絡に基づいて通信
事業者側４０がＲＦアンテナ４１を介して送信したメッ
セージまたはコマンドを送信し、これを装置５０はＲＦ
アンテナ５７を通して検出する紛失情報検出手段を有し
ている。そして、この紛失情報検出手段に基づき装置保
管の情報データ類の取り出し禁止（メモリ部５２をロッ
ク）または装置の通話動作の停止を実行させる装置ロッ
ク手段と、この装置ロック手段により装置ロックを実行
したことを通信事業者側４０に通知するロック確認応答
手段と、を備えて構成されている。また、これらの紛失
情報検出手段・装置ロック手段・ロック確認応答手段の
動作・実行は、装置ＭＣＵ５１に制御されている。な
お、これらの手段が装置の電源が切られていると通常は
動作できなくなる。そこで、装置電源が切られていても
動作するような特別な設定の装置にしておくことも可能
である。
【００１３】この移動電話装置５０における装置ロック
手段は、移動電話装置５０側でのメッセージ表示（表示
部５５で画面表示）され、警告音発生（スピーカー５６
によるビープ音等を鳴音させてアラーム機能を動作させ
る）を伴なって動作実行がなされるとよい。また、この
移動電話装置におけるロック確認応答手段ロックは、通
信事業者４０側でもメッセージ表示または警告音発生を
伴なって動作が実行されるとよい。
手段は、移動電話装置５０側でのメッセージ表示（表示
部５５で画面表示）され、警告音発生（スピーカー５６
によるビープ音等を鳴音させてアラーム機能を動作させ
る）を伴なって動作実行がなされるとよい。また、この
移動電話装置におけるロック確認応答手段ロックは、通
信事業者４０側でもメッセージ表示または警告音発生を
伴なって動作が実行されるとよい。
【００１４】次に図２に従い、本発明による移動電話装
置のロック機能を実施するにあたり、＜通信事業者側＞
と＜装置(Phone)側＞のふたつの側に分けて、そのフロ
ーを示せば次の通りである。 ＜通信事業者側＞ ユーザー３０(所有者３０)が装置(P
hone)５０がなくなったことに気付く（ステップＳ１
０)。→ ユーザー３０はオペレータ４５(人に限らず装
置でもよい)にコンタクト（連絡）をとり、装置５０の
紛失を報知する（ステップＳ１１)。→ オペレータ４５
はユーザー３０の特定をする（ステップＳ１２)。→ オ
ペレータ４５は特別ショートメッセージまたはコマンド
を装置５０に送信する手続きをする（ステップＳ１
３)。
置のロック機能を実施するにあたり、＜通信事業者側＞
と＜装置(Phone)側＞のふたつの側に分けて、そのフロ
ーを示せば次の通りである。 ＜通信事業者側＞ ユーザー３０(所有者３０)が装置(P
hone)５０がなくなったことに気付く（ステップＳ１
０)。→ ユーザー３０はオペレータ４５(人に限らず装
置でもよい)にコンタクト（連絡）をとり、装置５０の
紛失を報知する（ステップＳ１１)。→ オペレータ４５
はユーザー３０の特定をする（ステップＳ１２)。→ オ
ペレータ４５は特別ショートメッセージまたはコマンド
を装置５０に送信する手続きをする（ステップＳ１
３)。
【００１５】次に、＜装置(Phone)側＞に移って進行す
る。装置５０は特別ショートメッセージまたはコマンド
を受信する（ステップＳ１４)。→ 装置５０ではこれら
を本来所有者３０が装置を紛失したときに送信する特別
ショートメッセージまたはコマンドであるかどうか？を
判断する（ステップＳ１５)。ここでNoであるならを、
これらを通常のメッセージとして処理する（ステップＳ
１６)。
る。装置５０は特別ショートメッセージまたはコマンド
を受信する（ステップＳ１４)。→ 装置５０ではこれら
を本来所有者３０が装置を紛失したときに送信する特別
ショートメッセージまたはコマンドであるかどうか？を
判断する（ステップＳ１５)。ここでNoであるならを、
これらを通常のメッセージとして処理する（ステップＳ
１６)。
【００１６】そこで、Yesであるならを、コマンド（メ
ッセージ中に含まれるものもあり）を実行する(ステッ
プＳ１７)。→ 装置５０のメモリー部５２をロックす
る（ステップＳ１８)。→ 装置５０をロックする（ス
テップＳ１９)。→ 装置５０表示部５５にメッセージを
表示する。このとき、テキストはショートメッセージに
含まれていたものとするとよい。(ステップＳ１９)。→
ビープ音を鳴音させ、アラーム機能を実行する（ステ
ップＳ２０)。→ オペレータ４５に確認応答(コマンド)
を送信する。それから＜通信事業者側＞に戻り、→ 装
置５０からの確認応答(コマンド)を受信する（ステップ
Ｓ２３)。→ ユーザーにそのことを通知する（ステップ
Ｓ２４) と進んで一連のフローが実行される。
ッセージ中に含まれるものもあり）を実行する(ステッ
プＳ１７)。→ 装置５０のメモリー部５２をロックす
る（ステップＳ１８)。→ 装置５０をロックする（ス
テップＳ１９)。→ 装置５０表示部５５にメッセージを
表示する。このとき、テキストはショートメッセージに
含まれていたものとするとよい。(ステップＳ１９)。→
ビープ音を鳴音させ、アラーム機能を実行する（ステ
ップＳ２０)。→ オペレータ４５に確認応答(コマンド)
を送信する。それから＜通信事業者側＞に戻り、→ 装
置５０からの確認応答(コマンド)を受信する（ステップ
Ｓ２３)。→ ユーザーにそのことを通知する（ステップ
Ｓ２４) と進んで一連のフローが実行される。
【００１７】本発明の移動電話装置では、音声チャンネ
ルとデータチャンネル（入力データチャンネル）の２つ
のチャンネルを有する。前者の音声チャンネルは、マイ
クロフォンを用いて話された情報を電話装置に入力する
チャンネルであり、後者のデータチャンネルは、キーま
たは他の機械的な入力手段により電話装置に情報を入力
するチャンネルであり、文字・数字・記号・グラフ要素
などによる技術的な表示の送受信が可能である。このデ
ータチャンネルにより入力される情報は様々に使用でき
るもので、ショートメッセージ、テキスト等を送受信さ
せることにより装置搭載の表示部にモニタ表示すること
もできる。そこで、本発明の移動電話装置では、このデ
ータチャンネルを通してショートメッセージ、テキス
ト、コマンドを送受信することとして構成するとよい。
ルとデータチャンネル（入力データチャンネル）の２つ
のチャンネルを有する。前者の音声チャンネルは、マイ
クロフォンを用いて話された情報を電話装置に入力する
チャンネルであり、後者のデータチャンネルは、キーま
たは他の機械的な入力手段により電話装置に情報を入力
するチャンネルであり、文字・数字・記号・グラフ要素
などによる技術的な表示の送受信が可能である。このデ
ータチャンネルにより入力される情報は様々に使用でき
るもので、ショートメッセージ、テキスト等を送受信さ
せることにより装置搭載の表示部にモニタ表示すること
もできる。そこで、本発明の移動電話装置では、このデ
ータチャンネルを通してショートメッセージ、テキス
ト、コマンドを送受信することとして構成するとよい。
【００１８】本発明における移動電話装置では、ＯＳＩ
の７階層(レイヤ)モデルのレイヤ構造を採用することと
し、伝達機能に関与する下位の３層であるレイヤ３（ネ
ットワーク層・中継ノード経由制御機能）・レイヤ２
（データリンク層・隣接ノード間の制御機能）・レイヤ
１（物理層・電気的機械的な条件設定機能）を活用し
て、通信制御に関するメッセージやコマンドのやり取り
を行うとよい。
の７階層(レイヤ)モデルのレイヤ構造を採用することと
し、伝達機能に関与する下位の３層であるレイヤ３（ネ
ットワーク層・中継ノード経由制御機能）・レイヤ２
（データリンク層・隣接ノード間の制御機能）・レイヤ
１（物理層・電気的機械的な条件設定機能）を活用し
て、通信制御に関するメッセージやコマンドのやり取り
を行うとよい。
【００１９】本発明による移動電話装置のロック機能を
実施するに伴うメッセージやコマンド応答等の送受信を
示す説明図である。通信事業者４０側は、ロックまたは
アラームを実行させるコマンドを、レイヤ３を介してデ
ータチャンネルを通して装置側へ送信するとよい。通信
事業者側４０から、装置５０の表示部５５にメッセージ
を表示させるようページングメッセージを送り、装置５
０側ではそれに対して確認応答（アクノリジメント）の
コマンドを送信して応答する。
実施するに伴うメッセージやコマンド応答等の送受信を
示す説明図である。通信事業者４０側は、ロックまたは
アラームを実行させるコマンドを、レイヤ３を介してデ
ータチャンネルを通して装置側へ送信するとよい。通信
事業者側４０から、装置５０の表示部５５にメッセージ
を表示させるようページングメッセージを送り、装置５
０側ではそれに対して確認応答（アクノリジメント）の
コマンドを送信して応答する。
【００２０】
【発明の効果】このように本発明の移動電話装置によれ
ば、次のような優れた効果を発揮する。すなわち、通信
事業者により遠隔的管理で動作される信頼性の高いセキ
ュリティー機能付きの移動電話装置が、極めて簡単な構
成により容易に安価な装置やシステムで実現できるもの
である。そして、第三者が電話機所有者の許可のないま
まに電話を使用したり、個人情報（パーソナルデータ）
へのアクセスしたりすることを防止することを、効率的
で確実に実行できるようになる。
ば、次のような優れた効果を発揮する。すなわち、通信
事業者により遠隔的管理で動作される信頼性の高いセキ
ュリティー機能付きの移動電話装置が、極めて簡単な構
成により容易に安価な装置やシステムで実現できるもの
である。そして、第三者が電話機所有者の許可のないま
まに電話を使用したり、個人情報（パーソナルデータ）
へのアクセスしたりすることを防止することを、効率的
で確実に実行できるようになる。
【図１】本発明による移動電話装置と装置所有者−通信
事業者装置とを含む連携関係の構成を示すブロック図で
ある。
事業者装置とを含む連携関係の構成を示すブロック図で
ある。
【図２】本発明による移動電話装置の装置ロック機能の
実施の流れを示すフローチャート図である。
実施の流れを示すフローチャート図である。
【図３】本発明による移動電話装置の装置ロック機能実
施に伴うメッセージやコマンド等のやり取りを示す説明
図である。
施に伴うメッセージやコマンド等のやり取りを示す説明
図である。
３０ 装置所有者 ４０ 通信事業者（通信オペレータ側） ４１ ＲＦアンテナ（通信事業者側） ４２ 基地局 ４３ 通信事業者ネットワーク ４４ コントロールセンター ４５ テレフォンオペレータ（人または装置） ５０ 装置(Phone) ５１ ＭＣＵ５１（装置制御部） ５２ メモリ部 ５３ ＲＯＭ ５４ キー操作部 ５５ 表示部５５（ＬＣＤ等） ５６ スピーカ、 ５７ ＲＦアンテナ（装置側)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 インデジット パテル 東京都目黒区下目黒１−８−１ アルコタ ワー４階 ノキア・ジャパン株式会社内 (72)発明者 ネリッサ グリーン 東京都目黒区下目黒１−８−１ アルコタ ワー４階 ノキア・ジャパン株式会社内 (72)発明者 トニー バトラー 東京都目黒区下目黒１−８−１ アルコタ ワー４階 ノキア・ジャパン株式会社内 (72)発明者 佐藤 俊弥 東京都目黒区下目黒１−８−１ アルコタ ワー４階 ノキア・ジャパン株式会社内 Ｆターム(参考） 5K024 AA64 AA65 CC11 DD01 DD02 5K027 AA11 BB09 FF01 FF22 FF25 HH11 HH14 5K067 AA32 BB04 DD28 EE04 EE10 EE16 FF20 FF23 FF25 FF35 HH22 HH23 HH24
Claims (4)
- 【請求項１】 通信事業者側との送受信が可能で、装置
内に情報データの記憶保管を可能とする移動電話装置で
あって、 本来の装置所有者から通信事業者側へなされた紛失報知
に基づいて通信事業者側が送信したメッセージまたはコ
マンドを検出する紛失情報検出手段と、 前記紛失情報検出手段に基づき、装置保管の前記情報デ
ータの取り出し禁止または装置の通話動作の停止を動作
させる装置ロック手段と、 前記装置ロック手段により装置ロックを実行したことを
通信事業者側に通知するロック確認応答手段とを備えて
構成されることを特徴とする移動電話装置。 - 【請求項２】 請求項１記載の移動電話装置において、 前記装置ロック手段は、移動電話装置側でのメッセージ
表示または警告音発生を伴なって動作されることを特徴
とする移動電話装置。 - 【請求項３】 請求項１記載の移動電話装置において、 前記ロック確認応答手段は、通信事業者側でのメッセー
ジ表示または警告音発生を伴なって動作されることを特
徴とする移動電話装置。 - 【請求項４】 請求項１〜３いずれか１項記載の移動電
話装置において、 前記移動電話装置は、音声チャンネルとデータチャンネ
ルの２つのチャンネルを有し、前記紛失情報検出手段お
よび前記ロック確認応答手段は前記データチャンネルを
通して送受信されるよう構成されることを特徴とする移
動電話装置。
Priority Applications (2)
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|---|---|---|---|
| JP2000402479A JP2002218048A (ja) | 2000-12-28 | 2000-12-28 | 移動電話装置 |
| EP01310889A EP1220556A1 (en) | 2000-12-28 | 2001-12-24 | Remote disabling of a mobile phone device |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000402479A JP2002218048A (ja) | 2000-12-28 | 2000-12-28 | 移動電話装置 |
Publications (1)
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| JP2002218048A true JP2002218048A (ja) | 2002-08-02 |
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ID=18866761
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2000402479A Withdrawn JP2002218048A (ja) | 2000-12-28 | 2000-12-28 | 移動電話装置 |
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| JP (1) | JP2002218048A (ja) |
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