JP2002216868A - 弾性コネクタ及びその製造方法 - Google Patents
弾性コネクタ及びその製造方法Info
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- JP2002216868A JP2002216868A JP2001007094A JP2001007094A JP2002216868A JP 2002216868 A JP2002216868 A JP 2002216868A JP 2001007094 A JP2001007094 A JP 2001007094A JP 2001007094 A JP2001007094 A JP 2001007094A JP 2002216868 A JP2002216868 A JP 2002216868A
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- elastic connector
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 加工が容易で歩留まりが良いため低価格であ
り、又、微細な寸法精度を容易に実現でき、製品に対す
る適用範囲の広い弾性コネクタ及びその製造方法を提供
する。 【解決手段】 本発明の弾性コネクタ1は弾性シート部
材2の厚み方向に形成された、複数の小穴3の内部に導
電部材4を配設したことを特徴とした。また、本発明の
弾性コネクタ1の製造方法は弾性シート部材2を平面方
向に引き伸ばすことによって拡張した状態で、小穴3加
工や導電部材4の配設加工等を行うようにした。
り、又、微細な寸法精度を容易に実現でき、製品に対す
る適用範囲の広い弾性コネクタ及びその製造方法を提供
する。 【解決手段】 本発明の弾性コネクタ1は弾性シート部
材2の厚み方向に形成された、複数の小穴3の内部に導
電部材4を配設したことを特徴とした。また、本発明の
弾性コネクタ1の製造方法は弾性シート部材2を平面方
向に引き伸ばすことによって拡張した状態で、小穴3加
工や導電部材4の配設加工等を行うようにした。
Description
【0001】
【発明の属する分野】本発明は弾性コネクタ及びその製
造方法に関し、さらに詳しくは弾性シート部材の弾性を
利用することで、加工が容易で寸法精度を良くした、弾
性コネクタに関するものである。
造方法に関し、さらに詳しくは弾性シート部材の弾性を
利用することで、加工が容易で寸法精度を良くした、弾
性コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子機器における回路基板と液晶表示装
置間等の接続において、弾性シート部材による圧接型の
弾性コネクタが使用されている。この圧接型の弾性コネ
クタとしては、従来より色々な形式のものが製造されて
おり、例えば特開昭59−203385号公報には、弾
性シート部材の中に金属細線を埋設した形式の弾性コネ
クタの製造方法が開示されており、又、特開平10−1
34868号公報には、弾性シート部材の中に導電性磁
性微粒子を分散混入した形式の弾性コネクタの製造方法
が開示されており、さらに、特開平11−162544
号公報には、弾性シート部材の表面に導電性細線を一定
のピッチで整列配置し、この弾性シート部材を絶縁性の
弾性部材にU字状に巻き付けた形式の弾性コネクタの製
造方法が開示されている。
置間等の接続において、弾性シート部材による圧接型の
弾性コネクタが使用されている。この圧接型の弾性コネ
クタとしては、従来より色々な形式のものが製造されて
おり、例えば特開昭59−203385号公報には、弾
性シート部材の中に金属細線を埋設した形式の弾性コネ
クタの製造方法が開示されており、又、特開平10−1
34868号公報には、弾性シート部材の中に導電性磁
性微粒子を分散混入した形式の弾性コネクタの製造方法
が開示されており、さらに、特開平11−162544
号公報には、弾性シート部材の表面に導電性細線を一定
のピッチで整列配置し、この弾性シート部材を絶縁性の
弾性部材にU字状に巻き付けた形式の弾性コネクタの製
造方法が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
59−203385号公報に開示された形式の弾性コネ
クタは、平行配列された金属細線に液状シリコンゴム等
を流し込んで固めることにより、金属細線を埋設したブ
ロックを作り、このブッロクを金属細線と直交する方向
にスライスして弾性コネクタを製造する方法であるが、
シリコンのような弾性体を精度良くスライスすることが
難しい為、歩留まりが悪く、又製品の形状精度が悪くな
るという問題がある。
59−203385号公報に開示された形式の弾性コネ
クタは、平行配列された金属細線に液状シリコンゴム等
を流し込んで固めることにより、金属細線を埋設したブ
ロックを作り、このブッロクを金属細線と直交する方向
にスライスして弾性コネクタを製造する方法であるが、
シリコンのような弾性体を精度良くスライスすることが
難しい為、歩留まりが悪く、又製品の形状精度が悪くな
るという問題がある。
【0004】又、特開平10−134868号公報に示
すような弾性シート部材の中に導電性磁性微粒子を分散
混入した形式の弾性コネクタは、製造装置が大掛かりと
なる為、コストが高くなるとともに導電性磁性微粒子を
精度良く整列させることが難しく、十分な接続特性が得
難いという問題がある。
すような弾性シート部材の中に導電性磁性微粒子を分散
混入した形式の弾性コネクタは、製造装置が大掛かりと
なる為、コストが高くなるとともに導電性磁性微粒子を
精度良く整列させることが難しく、十分な接続特性が得
難いという問題がある。
【0005】さらに、特開平11−162544号公報
に開示された弾性シート部材の表面に導電性細線を一定
のピッチで整列配置し、この弾性シート部材を絶縁性の
弾性部材にU字状に巻き付けた形式の弾性コネクタは、
接続対象物に合せて予めピッチが決められてしまう為、
使用製品への自由度が低く用途が限定されるという問題
がある。
に開示された弾性シート部材の表面に導電性細線を一定
のピッチで整列配置し、この弾性シート部材を絶縁性の
弾性部材にU字状に巻き付けた形式の弾性コネクタは、
接続対象物に合せて予めピッチが決められてしまう為、
使用製品への自由度が低く用途が限定されるという問題
がある。
【0006】そこで、本発明は加工が容易で歩留まりが
良いため低価格であり、又、微細な寸法精度を容易に実
現でき、製品に対する適用範囲の広い弾性コネクタ及び
その製造方法を提供することを目的としている。
良いため低価格であり、又、微細な寸法精度を容易に実
現でき、製品に対する適用範囲の広い弾性コネクタ及び
その製造方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の弾性コネクタは弾性シート部材の厚み方向
に形成された、複数の小穴の内部に導電部材を配設した
ことを特徴とした。
に、本発明の弾性コネクタは弾性シート部材の厚み方向
に形成された、複数の小穴の内部に導電部材を配設した
ことを特徴とした。
【0008】本発明の弾性コネクタの製造方法は弾性シ
ート部材の厚み方向に形成された、複数の小穴の内部に
導電部材を配設した弾性コネクタにおいて、前記複数の
小穴を設けた弾性シート部材を平面方向に引き伸ばし、
引き伸ばすことによって拡張した前記小穴の内部に導電
部材を配設したことを特徴とした。
ート部材の厚み方向に形成された、複数の小穴の内部に
導電部材を配設した弾性コネクタにおいて、前記複数の
小穴を設けた弾性シート部材を平面方向に引き伸ばし、
引き伸ばすことによって拡張した前記小穴の内部に導電
部材を配設したことを特徴とした。
【0009】また、前記弾性シート部材を平面方向に引
き伸ばす工程と、引き伸ばされた弾性シート部材に小穴
を加工する工程と、前記小穴の内部に導電部材を配設す
る工程を有することを特徴とした。
き伸ばす工程と、引き伸ばされた弾性シート部材に小穴
を加工する工程と、前記小穴の内部に導電部材を配設す
る工程を有することを特徴とした。
【0010】また、前記小穴の内部に導電部材を配設す
る工程は、前記弾性シート部材にメッキ又は蒸着等によ
って導電膜を形成する工程と、前記複数の小穴の内壁に
独立した導電膜を形成する為のパターンニング工程を有
することを特徴とした。
る工程は、前記弾性シート部材にメッキ又は蒸着等によ
って導電膜を形成する工程と、前記複数の小穴の内壁に
独立した導電膜を形成する為のパターンニング工程を有
することを特徴とした。
【0011】
【発明の実施の形態】まず、図1〜図6を参照して本発
明の弾性コネクタについて説明する。図1は本発明にお
ける弾性コネクタの平面図であり、弾性コネクタ1はシ
リコンゴム等の弾性シート部材2の厚み方向に形成され
た複数の小穴3の内部に導電部材4が配設された構成と
成っており、圧み方向にのみ導電性を有する弾性コネク
タである。そして弾性コネクタとしては外形が50mm
〜100mm程度で、厚さが0.5mm〜2mm程度の
小型サイズで、導体部のサイズが0.05mm〜0.3
mm導体部間のピッチが0.1mm〜0.5mmを有す
る小型のものが一般的に必用とされており、本発明にお
いてもこの小型サイズの弾性コネクタを対象としてい
る。
明の弾性コネクタについて説明する。図1は本発明にお
ける弾性コネクタの平面図であり、弾性コネクタ1はシ
リコンゴム等の弾性シート部材2の厚み方向に形成され
た複数の小穴3の内部に導電部材4が配設された構成と
成っており、圧み方向にのみ導電性を有する弾性コネク
タである。そして弾性コネクタとしては外形が50mm
〜100mm程度で、厚さが0.5mm〜2mm程度の
小型サイズで、導体部のサイズが0.05mm〜0.3
mm導体部間のピッチが0.1mm〜0.5mmを有す
る小型のものが一般的に必用とされており、本発明にお
いてもこの小型サイズの弾性コネクタを対象としてい
る。
【0012】図2は前記、弾性シート部材2の加工前の
状態を示す平面図であり、本実施の形態では、弾性シー
ト部材2としてシリコンゴムを用いており、このシリコ
ンゴムは平面方向に対して2〜8倍の伸び率を有する。
状態を示す平面図であり、本実施の形態では、弾性シー
ト部材2としてシリコンゴムを用いており、このシリコ
ンゴムは平面方向に対して2〜8倍の伸び率を有する。
【0013】図3は前記、弾性シート部材2に複数の小
穴3を設けた状態を示す平面図であり、外形が60m
m、厚さは1mmの弾性シート部材2に0.1mm径の
小穴3をピッチ0.2mmで複数設けている。そしてこ
の複数の小穴3の総てに導電部材4を配設することによ
り、図1に示す弾性コネクタ1が完成する。
穴3を設けた状態を示す平面図であり、外形が60m
m、厚さは1mmの弾性シート部材2に0.1mm径の
小穴3をピッチ0.2mmで複数設けている。そしてこ
の複数の小穴3の総てに導電部材4を配設することによ
り、図1に示す弾性コネクタ1が完成する。
【0014】図5及び図6は図1に示す弾性コネクタ1
における小穴3とその内部に配設された導電部材4の部
分の断面図である。図5は小穴3の内壁にメッキ法、又
は蒸着法等によって形成され導電皮膜4aを導電部材と
したものであり、図6は小穴3の内部に注入法又は印刷
法等によって埋設された導電ペースト4bを導電部材と
したものである。
における小穴3とその内部に配設された導電部材4の部
分の断面図である。図5は小穴3の内壁にメッキ法、又
は蒸着法等によって形成され導電皮膜4aを導電部材と
したものであり、図6は小穴3の内部に注入法又は印刷
法等によって埋設された導電ペースト4bを導電部材と
したものである。
【0015】図4は弾性コネクタ1の加工工程におけ
る、弾性シート部材2の平面図であり、弾性シート部材
2は矢印Aで示す方向に引き伸ばされて外形が拡張され
た状態で、前記の小穴3の穴明加工及び導電部材4の配
設加工を行い、全加工工程の終了後に前記矢印A方向の
引き伸ばしを解除することにより図1に示す小型サイズ
の弾性コネクタ1を完成させることができる。
る、弾性シート部材2の平面図であり、弾性シート部材
2は矢印Aで示す方向に引き伸ばされて外形が拡張され
た状態で、前記の小穴3の穴明加工及び導電部材4の配
設加工を行い、全加工工程の終了後に前記矢印A方向の
引き伸ばしを解除することにより図1に示す小型サイズ
の弾性コネクタ1を完成させることができる。
【0016】前記本発明の特徴である、弾性シート部材
2を引き伸ばして加工することにより、穴明加工や導電
部材の配設加工を実際の寸法より大きな寸法で行うこと
が可能となり、加工の容易化及び寸法精度の向上か可能
となる。
2を引き伸ばして加工することにより、穴明加工や導電
部材の配設加工を実際の寸法より大きな寸法で行うこと
が可能となり、加工の容易化及び寸法精度の向上か可能
となる。
【0017】例えば、弾性コネクタ1の寸法として穴径
が0.1mmで穴ピッチが0.2mmの製品を製造しよ
うとした場合、本来は0.2mmのピッチで0.1mm
径の穴明加工と0.1mm径の穴に対する導電部材の配
設加工を行う必要があったが、本発明の引き伸ばして加
工を行うことにより0.4mmのピッチで0.2mm径
の穴明加工と0.2mm径の穴に対する導電部材の配設
加工を行うことが出来るため、著しく加工が容易に成る
とともに、完成品としての寸法精度を向上させることが
出来る。
が0.1mmで穴ピッチが0.2mmの製品を製造しよ
うとした場合、本来は0.2mmのピッチで0.1mm
径の穴明加工と0.1mm径の穴に対する導電部材の配
設加工を行う必要があったが、本発明の引き伸ばして加
工を行うことにより0.4mmのピッチで0.2mm径
の穴明加工と0.2mm径の穴に対する導電部材の配設
加工を行うことが出来るため、著しく加工が容易に成る
とともに、完成品としての寸法精度を向上させることが
出来る。
【0018】尚、本発明の要旨は弾性コネクタを製造す
る時に、、弾性シート部材の弾性を製造時にも利用し、
弾性シート部材を引き伸ばして拡張した状態で加工を行
うことであり、必ずしも総ての加工を引き伸ばし状態で
行うことを意味するものではない。例えば、シリコンゴ
ムによる弾性シート部材の成形時に金型内に小穴に対応
するピンを設ける等の方法で小穴付きの弾性シート部材
を作成し、この小穴付きの弾性シート部材を矢印A方向
に引き伸ばして導電部材の配設加工を行うこともでき
る。又、逆に弾性シート部材を引き伸ばして拡張した状
態で小穴加工を行い、弾性シート部材の引き伸ばしを解
除した状態で導電部材の配設加工を行うこともできる。
る時に、、弾性シート部材の弾性を製造時にも利用し、
弾性シート部材を引き伸ばして拡張した状態で加工を行
うことであり、必ずしも総ての加工を引き伸ばし状態で
行うことを意味するものではない。例えば、シリコンゴ
ムによる弾性シート部材の成形時に金型内に小穴に対応
するピンを設ける等の方法で小穴付きの弾性シート部材
を作成し、この小穴付きの弾性シート部材を矢印A方向
に引き伸ばして導電部材の配設加工を行うこともでき
る。又、逆に弾性シート部材を引き伸ばして拡張した状
態で小穴加工を行い、弾性シート部材の引き伸ばしを解
除した状態で導電部材の配設加工を行うこともできる。
【0019】
【実施例】つぎに図7、図8により本発明の弾性コネク
タ1の製造工程を説明する。図7は本発明における弾性
コネクタ1の基本的な製造工程を示すものであり、工程
Aは、弾性シート部材2の供給工程であり、図2に示す
加工前の弾性シート部材2を引き伸ばし装置に供給す
る。本実施例では、この引き伸ばし装置としては半導体
の加工に用いられるエキスパンド装置と同じような装置
を用いたが、これに限らず図4に示す各A方向に均一に
引き伸ばせる装置なら使用可能である。
タ1の製造工程を説明する。図7は本発明における弾性
コネクタ1の基本的な製造工程を示すものであり、工程
Aは、弾性シート部材2の供給工程であり、図2に示す
加工前の弾性シート部材2を引き伸ばし装置に供給す
る。本実施例では、この引き伸ばし装置としては半導体
の加工に用いられるエキスパンド装置と同じような装置
を用いたが、これに限らず図4に示す各A方向に均一に
引き伸ばせる装置なら使用可能である。
【0020】工程Bは引き伸ばし工程、工程Cは小穴加
工工程であり、図4に示すように前記引き伸ばし装置に
より適当な倍率に引き伸ばし、実際のサイズの倍程度の
サイズで小穴3の加工を行う。加工方法としてはパンチ
を用いたプレス加工やレーザー加工で行うことができ
る。
工工程であり、図4に示すように前記引き伸ばし装置に
より適当な倍率に引き伸ばし、実際のサイズの倍程度の
サイズで小穴3の加工を行う。加工方法としてはパンチ
を用いたプレス加工やレーザー加工で行うことができ
る。
【0021】工程Dは導電部材の配設加工であり、図4
に示す引き伸ばし状態における、弾性シート部材2の小
穴3の内部に導電部材4を配設する。工程Eは引き伸ば
し解除工程、工程Fは弾性コネクタ完成工程であり、前
記引き伸ばし装置より、弾性シート部材2を取り外すこ
とにより図1に示す弾性コネクタ1が完成する。この状
態では弾性シート部材2はもとのサイズに復帰し、寸法
制度が良く小型サイズの弾性コネクタ1が完成する。
に示す引き伸ばし状態における、弾性シート部材2の小
穴3の内部に導電部材4を配設する。工程Eは引き伸ば
し解除工程、工程Fは弾性コネクタ完成工程であり、前
記引き伸ばし装置より、弾性シート部材2を取り外すこ
とにより図1に示す弾性コネクタ1が完成する。この状
態では弾性シート部材2はもとのサイズに復帰し、寸法
制度が良く小型サイズの弾性コネクタ1が完成する。
【0022】図8は本発明における弾性コネクタ1の具
体的な製造工程を示すものであり、図7と同工程には同
じ工程番号を付し説明を省略する。図8と図7とは工程
A〜Cと工程E,Fは同じであり、工程Dのみを具体的
な工程D1〜D2としたものである。
体的な製造工程を示すものであり、図7と同工程には同
じ工程番号を付し説明を省略する。図8と図7とは工程
A〜Cと工程E,Fは同じであり、工程Dのみを具体的
な工程D1〜D2としたものである。
【0023】すなわち、導電部材配設工程Dにおける工
程D1は導電膜形成工程であり、小穴加工を行った引き
伸ばし状態の弾性シート部材2に対し、前記図5に示す
断面図のごとく弾性シート部材2の小穴3の内部を含む
全面にメッキまたは蒸着により導電膜4aを形成する工
程である。
程D1は導電膜形成工程であり、小穴加工を行った引き
伸ばし状態の弾性シート部材2に対し、前記図5に示す
断面図のごとく弾性シート部材2の小穴3の内部を含む
全面にメッキまたは蒸着により導電膜4aを形成する工
程である。
【0024】工程D2はパターニング工程であり、図5
に示すごとく導電膜4aの点線で示す部分4a′をマス
クを用いてエッチングにて除去する工程であり、このパ
ターニング工程により導電膜4を小穴3の部分にのみ形
成して図1に示す弾性コネクタ1が完成する。尚、弾性
シート部材2としてシリコン・ゴム等の金属膜との密着
性が悪い材料を使用する場合には密着性を良くするため
の下地処理工程を入れることが望ましい。
に示すごとく導電膜4aの点線で示す部分4a′をマス
クを用いてエッチングにて除去する工程であり、このパ
ターニング工程により導電膜4を小穴3の部分にのみ形
成して図1に示す弾性コネクタ1が完成する。尚、弾性
シート部材2としてシリコン・ゴム等の金属膜との密着
性が悪い材料を使用する場合には密着性を良くするため
の下地処理工程を入れることが望ましい。
【0025】
【発明の効果】以上、説明のごとく本発明で弾性シート
部材に小穴を加工し、この小穴の内部に導電部材を配設
する構造であるため、精度が良く安価な弾性コネクタを
提供でき、また、弾性シート部材の弾性を利用し、小型
形状の弾性シート部材を引き伸ばしてして拡張した状態
で加工を行うため、実質的に大きなサイズで加工を行い
ながら微細なサイズの弾性コネクタを精度良く、かつ安
価に製造することが可能となり、電子装置の組み立てを
容易にする上で大きな効果を有する。
部材に小穴を加工し、この小穴の内部に導電部材を配設
する構造であるため、精度が良く安価な弾性コネクタを
提供でき、また、弾性シート部材の弾性を利用し、小型
形状の弾性シート部材を引き伸ばしてして拡張した状態
で加工を行うため、実質的に大きなサイズで加工を行い
ながら微細なサイズの弾性コネクタを精度良く、かつ安
価に製造することが可能となり、電子装置の組み立てを
容易にする上で大きな効果を有する。
【図1】本発明における弾性コネクタの平面図である。
【図2】本発明における弾性シート部材の加工前の状態
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図3】本発明の弾性シート部材に複数の小穴を設けた
状態を示す平面図である。
状態を示す平面図である。
【図4】本発明における、弾性シート部材を引き伸ばし
た状態の平面図である。
た状態の平面図である。
【図5】本発明における小穴とその内部に配設された導
電部材の部分断面図である。
電部材の部分断面図である。
【図6】本発明における小穴とその内部に配設された導
電部材の部分断面図である。
電部材の部分断面図である。
【図7】本発明における弾性コネクタの基本的な製造工
程図である。
程図である。
【図8】本発明における弾性コネクタの具体的な製造工
程図である。
程図である。
1 弾性コネクタ 2 弾性シート部材 3 小穴 4、4a、4b 導電部材
Claims (6)
- 【請求項1】 弾性シート部材の厚み方向に形成され
た、複数の小穴の内部に導電部材を配設したことを特徴
とする弾性コネクタ。 - 【請求項2】 前記導電部材は前記小穴の内壁に形成さ
れた導電性皮膜であることを特徴とする請求項記載の弾
性コネクタ。 - 【請求項3】 弾性シート部材の厚み方向に形成され
た、複数の小穴の内部に導電部材を配設した弾性コネク
タにおいて、前記複数の小穴を設けた弾性シート部材を
平面方向に引き伸ばし、引き伸ばすことによって拡張し
た前記小穴の内部に導電部材を配設したことを特徴とす
る弾性コネクタの製造方法。 - 【請求項4】 弾性シート部材の厚み方向に形成され
た、複数の小穴の内部に導電部材を配設した弾性コネク
タにおいて、前記弾性シート部材を平面方向に引き伸ば
す工程と、引き伸ばされた弾性シート部材に小穴を加工
する工程と、前記小穴の内部に導電部材を配設する工程
を有することを特徴とする弾性コネクタの製造方法。 - 【請求項5】 前記小穴の加工をプレス加工または、レ
ーザー加工で行うことを特徴とする請求項4記載の弾性
コネクタの製造方法。 - 【請求項6】 前記小穴の内部に導電部材を配設する工
程は、前記弾性シート部材にメッキ又は蒸着等によって
導電膜を形成する工程と、前記複数の小穴の内壁に独立
した導電膜を形成する為のパターンニング工程を有する
ことを特徴とする請求項4記載の弾性コネクタの製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001007094A JP2002216868A (ja) | 2001-01-15 | 2001-01-15 | 弾性コネクタ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001007094A JP2002216868A (ja) | 2001-01-15 | 2001-01-15 | 弾性コネクタ及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002216868A true JP2002216868A (ja) | 2002-08-02 |
Family
ID=18874891
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001007094A Pending JP2002216868A (ja) | 2001-01-15 | 2001-01-15 | 弾性コネクタ及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002216868A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019244948A1 (ja) * | 2018-06-19 | 2019-12-26 | 積水ポリマテック株式会社 | 導電ゴムコネクタ及び導電ゴムコネクタの製造方法 |
JPWO2021153567A1 (ja) * | 2020-01-31 | 2021-08-05 |
-
2001
- 2001-01-15 JP JP2001007094A patent/JP2002216868A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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