JP2002216738A - 電池用セパレータ - Google Patents

電池用セパレータ

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JP2002216738A
JP2002216738A JP2001105761A JP2001105761A JP2002216738A JP 2002216738 A JP2002216738 A JP 2002216738A JP 2001105761 A JP2001105761 A JP 2001105761A JP 2001105761 A JP2001105761 A JP 2001105761A JP 2002216738 A JP2002216738 A JP 2002216738A
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battery
polycarbodiimide
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battery separator
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JP2001105761A
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Masakatsu Urairi
正勝 浦入
Keisuke Yoshii
敬介 喜井
Yutaka Kishii
豊 岸井
Takashi Yamamura
隆 山村
Masao Abe
正男 阿部
Sadahito Misumi
貞仁 三隅
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
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  • Secondary Cells (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電池の自己放電を抑制できるセパレータを得
る。 【解決手段】 下式(I): 【化1】 (式中、Rは有機基、nは1〜10000の整数を意味
する。)にて示されるカルボジイミド単位を分子内に有
するポリマーを多孔性シート基材に適用してなる電池用
セパレータ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリカルボジイミドを
適用した多孔性シート基材からなる電池用セパレータに
関する。本発明のセパレータは、電池に対して優れた自
己放電抑制作用を有する。
【0002】
【従来の技術】ニッケル水素電池、ニッケル−カドミウ
ム(ニッカド)電池などの二次電池は、近年、電気・電子
機器用の小型電池のみならず、電気自動車用の電源とし
ても期待されている。このような二次電池は、一般に正
極、負極及びセパレータから構成されている。これらの
うち、セパレータは電池内部で両極の短絡を防ぎイオン
の透過を行うことにあり、親水性、耐薬品性、機械的強
度を必要とする。従来、セパレータとしては、ポリアミ
ド系樹脂などを用いた親水性の不織布が知られている。
しかしながら、かかるセパレータは耐薬品性(アルカ
リ、酸)が充分でない。このため、種々の処理を行った
ポリオレフィン不織布のセパレータも知られている。す
なわち、ポリオレフィン系不織布に対して、界面活性剤
の含浸、プラズマ処理、グラフト処理、スルホン化処理
等の親水化処理を施したセパレータが提案されている
(特開平4−167355号公報、特開平11−238496号公報
等)。
【0003】また、ポリアミド系の不織布は、アミド結
合を有するため、電気化学的に不活性なポリオレフィン
不織布と比べて電池の自己放電が大きく、これをセパレ
ータとする電池は電池特性に劣る。これに対し、ポリオ
レフィン系の不織布に特定処理を施してセパレータとし
た電池では、ポリアミド系のセパレータを用いたものに
比べ、全般的な電池特性は良好であるものの、自己放電
特性については充分に満足すべきものとは言えない。
【0004】すなわち、ポリオレフィン系不織布を界面
活性剤処理したセパレータは、使用の初期においては有
効な親水性を示すが、一旦、水に浸漬した後取り出して
乾燥し、再度水に浸けると親水性は大きく低下し、また
自己放電特性も満足すべきものではない。
【0005】また、プラズマ処理を行ったポリオレフィ
ン系不織布は、基材表面に共有結合により結合した親水
性基を形成するため、水に浸漬した後、一旦乾燥して、
再度水に浸けても充分な濡れ性を保ち、wet-dry revers
ibleである。しかしながら、高濃度のアルカリ水溶液に
浸漬した場合には、水洗、乾燥し、再度水に浸けると水
には濡れない。これはプラズマ処理により基材表面に生
成した、親水性であるが密着力の弱い境界層が高濃度の
アルカリ水溶液と接触して剥離したと推察される。かか
るセパレータにも自己放電抑制の大きな改善はない。
【0006】グラフト処理したポリオレフィン系不織布
の場合は、水溶性モノマーを共有結合により基材に強固
に結合させるが、アクリル酸、メタクリル酸を用いたグ
ラフト処理では、カルボン酸型であるので強い酸化雰囲
気下では酸化分解の恐れがあり、電池セパレータ用途に
は制限されて用いられている。
【0007】またスルホン化処理したポリオレフィン系
不織布は、共有結合により基材に強固にスルホン酸基を
結合させるため、親水性が持続し、電池の自己放電が抑
制される機能を有する。しかしながら、その処理には、
後洗浄の工程が必要である。
【0008】
【発明の目的及び概要】本発明の目的は、前記従来の電
池用セパレータの欠点を解消し、電池の自己放電を抑制
することのできるセパレータを提供することにある。本
発明者らは、電池の自己放電について種々の検討を行っ
た結果、意外にもセパレータにポリカルボジイミドを存
在させることにより電池の自己放電性が大きく抑制され
るとの知見を得て本発明を完成した。本発明は下式
(I):
【0009】
【化2】 (式中、Rは有機基、nは1〜10000の整数を意味
する。)にて示されるカルボジイミド単位を分子内に有
するポリマーを多孔性シート基材に適用してなる電池用
セパレータを提供するものである。前記のシート基材は
多孔性の不織布、特にポリオレフィンよりなる不織布、
あるいは超高分子量ポリエチレン粉末を焼結した多孔性
シートであるのが好ましい。これら基材は、式(I)のポ
リカルボジイミドにより表面の少なくとも一部が被覆さ
れてもよく、また、式(I)のポリマー粒子または粉末を
基材の空隙に保持してもよい。また、芯材粒子の表面
に、ポリカルボジイミドの被覆層を設けた被覆ポリマー
粒子を集合してなる多孔性シートをセパレータとしても
よい。
【0010】本発明のセパレータを用いた電池の構造は
従来品と同じであってよく、正極と負極、およびこれら
両極間に配置されたセパレータを有する。また、電解
液、電池容器など電池を構成する他の材料も従来品と同
様であってよい。図1は本発明のセパレータを用いたコ
イン電池の概略断面図である。図1に示すように電池の
内ケース1内にNi網2及びNi集電板3を設け、さら
に負極4、セパレータ5、正極6を積層しパッキン7を
介して外蓋8を取りつける。また、本発明の電池は電極
とセパレータを重ね合わせ捲回する円筒状電池、電極と
セパレータを重ね合わせケースに収納した角形電池のい
ずれであってもよい。
【0011】基材である多孔性シートの材質は特に限定
されるものではないが、強い酸化還元雰囲気下で用いる
ような、例えばアルカリ二次電池用セパレータのような
用途では、特定の官能基を持たないポリオレフィン等が
好ましい。ポリオレフィンとしては、エチレン、プロピ
レン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、1−へ
キセン等のオレフィン単独重合体や共重合体、及びこれ
らのブレンド物等が挙げられる。これらの中ではポリプ
ロピレン、ポリエチレンが好ましく、特に重量平均分子
量が100万以上の超高分子量ポリエチレン(以下、U
HPEと略す)が好ましい。
【0012】多孔性シート基材の形態は、粒子状物の結
着からなる多孔性シートであってもよく、また繊維状物
の融着または絡み合いからなる不織布であってもよい。
孔径や空孔率は特に限定されない。
【0013】シート基材表面の少なくとも一部に、式
(I)のポリカルボジイミド化合物を被覆するには、多孔
性基材をポリカルボジイミド溶液に浸漬後、取り出し乾
燥し溶媒を蒸発させればよい。また、シート基材をポリ
カルボジイミドの粒子または粉末のディスパージョン液
に浸漬したり、その液をセパレータに塗布しセパレータ
空隙内にポリカルボジイミドを浸透させてもよい。空隙
内に粒子または粉末を導入することにより、電極間に存
在するセパレータの表面積が実質的に増加し、孔径が小
さくなり、自己放電抑制機能、保液性を向上させること
ができる。また、ディスパージョン液の溶媒が、ポリカ
ルボジイミド溶液であるとさらに好ましい。溶液が乾燥
時にセパレータを構成する繊維や粒子表面に被覆を形成
し、ポリカルボジイミド表面積を増大させ、さらに、粒
子または粉末のセパレータからの脱落を防止することが
できる。なお、所望によりポリカルボジイミドを架橋し
てもよい。
【0014】多孔性シートが、UHPE粉末相互の結着
からなるものである場合、通常、厚み10〜300μ
m、空孔率20〜80%、孔径1〜500μmであるの
が好ましい。本発明で好適なUHPE多孔性シートは、
例えば下記のように作製できる。
【0015】UHPE粉末を保形具に充填し、保形具を
耐圧容器に入れ、該容器中の空気を排気した後、UHP
Eの融点以上に加熱された水蒸気雰囲気中で焼結した
後、冷却することによりブロック状の多孔性体を得、そ
の後この多孔性体を所定厚さのシート状に切削すること
により製造することができる。
【0016】また、本発明のセパレータは、芯材粒子の
表面に式(I)のポリカルボジイミドの被覆層を設けたポ
リカルボジイミド被覆ポリマー粒子を集合して多孔性シ
ートとしたものであってもよい。なお、式(I)において
nが10000を超えると溶媒に不溶となり、目的とす
るポリカルボジイミド被覆ポリマー粒子を得ることがで
きない。均一に被覆されたポリマー粒子を得るにはnを
5〜100とするのが好ましく、10〜50がより好ま
しい。
【0017】前記ポリカルボジイミド被覆粒子に用いら
れる芯材粒子としては、熱可塑および熱硬化性樹脂がい
ずれも用いられる。
【0018】熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリアクリロニトリル、ポリスチレン、
アクリロニトリル−スチレン共重合体樹脂、アクリロニ
トリル−ブタジエン−スチレン共重合体樹脂、ポリメチ
ルメタアクリレート、塩化ビニル−エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体、熱可塑性ポリウレタン、ポリアミド、ポリ
アセタール、塩素化ポリエチレン、ポリカーボネート、
ポリビニルアルコールなどが挙げられる。
【0019】熱硬化性樹脂としては、エポキシ樹脂、ジ
アリルフタレート樹脂、シリコーン樹脂、フェノール樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂、ポリウ
レタン樹脂、メラミン樹脂、ユリア樹脂などが挙げられ
る。
【0020】特に、アルカリ電解液中での耐性に優れる
ことから、ポリオレフィン樹脂およびフッ素系樹脂が好
ましい。ポリオレフィンとしては、エチレン、プロピレ
ン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、1−へキ
セン等のオレフィン単独重合体や共重合体、及びこれら
のブレンド物などが挙げられ、ポリプロピレン、ポリエ
チレンが好ましい。特に、重量平均分子量が100万以
上の超高分子量ポリエチレン(以下、UHPEと略す)が
好ましい。
【0021】ポリカルボジイミド被覆粒子の製造にあた
っては、まず、ポリカルボジイミドが固体の場合、溶融
可能な溶液にて希釈する。溶液の場合は、取り扱いが容
易なように所定の濃度に希釈する。ここで用いられる溶
媒は、ポリカルボジイミドが溶解可能なものならば特に
限定されないが、トルエン、キシレンなどの炭化水素
類;テトラクロロエチレン、1,2−ジクロロエタン、
クロロホルムなどのハロゲン化炭化水素類;アセトン、
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロ
ヘキサノンなどのケトン類;テトラヒドロフラン、ジオ
キサンなどの環状エーテル類などが挙げられ、これらは
一種又は二種以上を併用することができる。ポリカルボ
ジイミドの濃度は、取り扱いが容易な粘度に適宜調整す
るが、3〜20重量%が好ましい。
【0022】このように調製したポリカルボジイミド溶
液中に、芯材ポリマー粒子が20〜50重量%程度の濃
度になるよう添加し、ミキサーで攪拌し、スラリー状物
を得る。これらスラリー状物を芯材粒子の融点以下の温
度にて、攪拌しながら加熱し脱溶媒処理を行う。
【0023】得られた被覆ポリマー粒子が凝集している
場合は、攪拌機や粉砕機などを使用し、凝集を解く処理
を適宜行う。
【0024】前記のポリカルボジイミド被覆ポリマー粒
子を、例えば、円筒状金属容器に充填し、加熱焼結した
後、冷却して容器から取り出すことにより多孔性成形物
を得る。さらに、これを施盤にて所定厚みに切削し多孔
性シートが得られる。また、一定の隙間を有する金型内
で常温にて圧縮してシート状成形体を得、これを加熱焼
結する方法によっても多孔性シートが得られる。後者
は、製造が比較的容易である。前者の切削法は例えば、
厚さ50〜200μmの多孔性シートを得ることがで
き、厚みの設定も比較的容易であり好ましい。このよう
にして得られた多孔性シートは、電池用セパレータとし
てそのまま使用することが可能であるが、多孔度を大き
くするために、さらに延伸処理を行ってもよい。
【0025】(ポリカルボジイミドの製造)本発明に
て、セパレータに用いられるポリカルボジイミドは前記
式(I)で表される。式(I)において、有機基Rとして
は、芳香族系または脂肪族系有機基が挙げられる。 (i)芳香族系有機基としては
【0026】
【化3】 (式中、pは0〜10の整数であり、qは0〜5の整数
を意味する。)で表される置換基が挙げられる。また、
上記式中、Xは
【0027】
【化4】 である。また、Xは繰り返し単位中において同一であっ
てもよく、異なっていてもよい。a、b、cおよびdは
−H、−CH、−OCH、−CFまたは−OCF
であり、同一であってもよく、異なっていてもよい。 (ii)脂肪族系有機基としては
【0028】
【化5】 (式中、rは0〜10の整数を意味する。)で表される
置換基が挙げられる。また、上記式中、Yは
【0029】
【化6】 である。また、Yは繰り返し単位中において同一であっ
てもよく、異なっていてもよい。a、b、c及びdは−
H,−CH,−OCH,−CF又は−OCF
あり、同一であってもよく、異なっていてもよい。
【0030】また、式(I)中、nは1〜10,000で
ある。nが10,000を越えると室温ではゲル化時間
が短く作業性が低下し好ましくない。
【0031】このようなポリカルボジイミドを得るに
は、公知の方法を用いることができる。例えばT.W.Ca
mpbell et a1. , J.0rg. Chem., 28,2069(l963)、L.
M.A1berino et al., J.App1.Po1ym.Sci.,21,1999
(l977)、特開平2−292316号公報、特開平4−275359号公
報などに記載のように有機溶媒中にて有機ジイソシアネ
ートをカルボジイミド化触媒の存在下で反応させること
によって容易に得られる。
【0032】上記ポリカルボジイミドの合成に用いる有
機ジイソシアネートとしては、具体的には2,4−トリ
レンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネ
ート、1−メトキシフェニル−2,4−ジイソシアネー
ト、4,4'−ジフェニルメタンジイソシアネート、3,
3'−ジメトキシ−4,4'−ジフェニルメタンジイソシ
アネート、3,3'−ジメチル−4,4'−ジフェニルメタ
ンジイソシアネート、4,4'−ジフェニルエーテルジイ
ソシアネート、3,3'−ジメチル−4,4'−ジフェニル
エーテルジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシア
ネート、キシリレンジイソシアネート、2,2−ビス
[4−(4−イソシアナトフェノキシ)フェニル]ヘキサ
フルオロプロパン、2,2−ビス[4−(4−イソシアナ
トフェノキシ)メチル]プロパン、2,2−ジメチル−
1,3−ビス (4−イソシアナトフェノキシ)プロパンな
どを用いることができる。これらは一種もしくは二種以
上を併用(共重合体が得られる)することができる。ま
た、疎水性を与える目的で、一部フッ素基と置換した有
機ジイソシアネートを用いてもよい。
【0033】また、有機溶媒としては、具体的にはトル
エン、キシレン、テトラクロロエチレン、1,2−ジク
ロロエタン、クロロホルムなどのハロゲン化炭化水素
類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトン、シクロヘキサノンなどのケトン類、テトラヒド
ロフラン、ジオキサンなどの環状エーテル類などを用い
ることができ、これらは一種もしくは二種以上を併用す
ることができる。
【0034】さらに、カルボジイミド化触媒としては、
具体的には、3−メチル−1−フェニルホスホレン−1
−オキシド、1−フェニル−2−ホスホレン−1−オキ
シド、1−エチル−2−ホスホレン−1−オキシド、1
−エチル−2−ホスホレン−1−オキシド、あるいはこ
れらの3−ホスホレン異性体などのホスホレンオキシド
を用いることができる。これらは一種もしくは二種以上
を併用することができる。
【0035】また重合反応の末期、中間、初期のいずれ
か、もしくは全般にわたり、モノイソシアネートを加え
て末端封鎖処理をしてもよい。このようなモノイソシア
ネートとしては、フェニルイソシアネート、ρ−ニトロ
フェニルイソシアネート、ρ−及びm−トリルイソシア
ネート、ρ−ホルミルフェニルイソシアネート、ρ−イ
ソプロピルフェニルイソシアネートなどを用いることが
できる。このようにして得られたポリカルボジイミド溶
液は、溶液の保存安定性に優れている。
【0036】得られたポリカルボジイミド溶液をガラス
板上にキャストし、乾燥し剥離することでシートを得る
ことができる。また、上記溶液を真空乾燥し、また必要
によってはそれを粉砕することにより、粒子または粉末
が得られる。
【0037】自己放電抑制機能については、カルボジイ
ミドで作製したシートをアンモニアガスと接触させる
と、カルボジイミド基が消失することを赤外吸収スペク
トルで確認できることから、カルボジイミド基のアンモ
ニアガストラップ機能(W. Weith, Ber.,7,10(1874))の
発現によるものと推定される。
【0038】
【実施例】つぎに本発明を実施例、比較例に基づきさら
に具体的に説明する。なお、電池の評価はつぎのように
して行った。
【0039】(電池の評価)電池は放電容量を測定した
後、満充電し、45℃の雰囲気下で1週間保管して自己
放電させた後、放電容量を測定し、再度満充電後に放電
容量を測定した。結果を表1に示した。放電率は0.2
Aとし、容量保持率を以下の式で求めた。
【0040】容量保持率[%]=(自己放電後の放電容量
[Ah]/((自己放電前の放電容量[Ah]+自己放電後再満充
電後の放電容量[Ah])/2)×100
【0041】[実施例I−1]タケネート80(武田薬
品工業(株)製、2,4−トリレンジイソシアネート、2,
6−トリレンジイソシアネート混合物)100gをカル
ボジイミド化触媒(3−メチル−1−フェニルホスホレ
ン−1−オキシド)0.06gとイソプロピルフェニルイ
ソシアネート10gと共にトルエン500g中に投入
し、100℃で6時間反応させ、ポリカルボジイミド溶
液を得た(溶液A)。GPC(ゲルパーミエーションクロ
マトグラフィー)により分子量を測定し、nを求めたと
ころ25であった。この溶液を室温まで冷却した。つい
で多孔性シートとしてポリプロピレンとポリエチレン繊
維からなる不織布(目付け60g/m)を上記溶液中に
浸漬し、取り出した後90℃にて30分乾燥後、電池用
セパレータを得た。不織布に被覆されたポリマーの付着
量は22g/m2であった。
【0042】他方、水酸化ニッケル粉末100重量部、
コバルト粉末10重量部、ポリテトラフルオロエチレン
(PTFE)粉末10重量部及び水20重量部を混合して正極
形成用分散液とした。この液を発泡ニッケル(Ni)板に圧
入し、これを乾燥後プレスしてシート化し正極とした。
また、水素吸蔵合金(ミッシュメタル系)100重量部、
PTFE粉末10重量部及び水20重量部を混合して負
極形成用分散液とし発泡Ni板に圧入し、これを乾燥後
プレスしてこれをシート化し負極とした。
【0043】ボタン型ニッケル水素電池(2032サイ
ズ:直径20mm、高さ3.2mm)の作製にあたり、前
記セパレータを予め7.2kmol/m水酸化カリウ
ム電解液中に浸漬して真空含浸を行った。図1に示すよ
うに電池の内ケース1の内部に集電のためのNi網2お
よびNi集電板3を置き、負極4、セパレータ5、正極
6、外蓋8と積層した。
【0044】[実施例I−2]タケネート80に代え
4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートを用いた
以外は実施例I−1と同様にしてポリカルボジイミド溶
液(溶液B)を得て(GPCによるnは408)電池を製造
した。
【0045】[実施例I−3]タケネート80に代え
2,2’−ジメチル−1,3−ビス(4−イソシアナトフ
ェノキシ)フェニル]プロパンを用いた以外は実施例I−
1と同様にしてポリカルボジイミド溶液(溶液C)を得て
(GPCによるnは18)電池を製造した。
【0046】[実施例I−4]タケネート80に代え
2,2’−ビス[4−(4−イソシアナトフェノキシ)フェ
ニル]ヘキサフルオロプロパンを用いた以外は実施例I
−1と同様にしてポリカルボジイミド溶液(溶液D)を得
て(GPCによるnは30)電池を製造した。
【0047】[比較例I−1]実施例I−1に使用した
不織布基材をポリカルボジイミド塗布処理を行わない
で、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム2.5wt
%水溶液に浸漬後乾燥し、電池用セパレータとした。そ
れ以外は実施例I−1と同様にして、電池を作成した。
【0048】上記の結果から、セパレータ表面の少なく
とも一部にポリカルボジイミドを被覆することで、基材
の強度を低下させることなく、自己放電抑制機能を向上
できることがわかる。
【0049】[実施例II−1]UHPE粉末(重量平均
分子量450万、融点135℃、平均拉径106μm
(メッシュ分級品))2kgを、円筒形金網カゴ(内径15
cm)の中心に外径4cmの円筒形金網カゴを配しその
空隙のドーナツ状部にポリテトラフルオロエチレン多孔
性シートを内側に貼った金型からなる保形具に充填し
た。
【0050】この金型を金属製耐熱耐圧容器(水蒸気の
導入管及びその開閉バルブを備える)に入れ、真空ポン
プにより雰囲気圧を1.3kPaとした。そして、ポン
プを停止し、そのまま30分放置後、バルブをひらき、
水蒸気を導入し120℃まで10分で昇温し、30分保
持した。
【0051】その後、水蒸気圧を0.4MPaまで上げ
温度145℃とし、このまま3時間加熱焼結した後、バ
ルブを閉じ自然冷却させ、円筒状の多孔性体を得た。得
られた多孔性体を切削旋盤により厚さ200μmに切削
し、空孔率38%の多孔性シートを得た。
【0052】実施例I−1と同様にしてポリカルボジイ
ミド溶液(溶液A)を得た。GPCによりnを求めたとこ
ろ25であった。室温まで冷却後、上記多孔性シートを
その中に浸漬し、取り出した後90℃で30分乾燥させ
トルエンを蒸発除去して、電池用セパレータ(ポリマー
の付着量は21g/m2)を得た。
【0053】このセパレータを予め7.2kmol/m
水酸化カリウム電解液中に浸漬して真空含浸を行い、
前記と同様の2032サイズボタン型ニッケル水素電池
を作製した。なお、セパレータ以外は実施例I−1と同
じものを用いた。
【0054】[実施例II−2]タケネート80に代えキ
シリレンジイソシアネートを用いた以外は実施例I−1
と同様にして、ポリカルボジイミド溶液を得た。得られ
たポリカルボジイミドのnの値は300であった。これ
を用いて実施例II−1と同様にして電池を作製した。
【0055】[実施例II−3]タケネート80に代え
4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートを用いた
以外は実施例II−1と同様にしてポリカルボジイミド溶
液(溶液B)を得て(GPCによるnは408)電池を製造
した。
【0056】[実施例II−4]タケネート80に代え
2,2’−ジメチル−1.3−ビス(4−イソシアナトフ
ェノキシ)フェニル]プロパンを用いた以外は各々実施例
II−1と同様にしてポリカルボジイミド溶液(溶液C)を
得て(GPCによるnは18)電池を製造した。
【0057】[実施例II−5]タケネート80に代え
2,2’−ビス[4−(4−イソシアナトフェノキシ)フェ
ニル]ヘキサフルオロプロパンを用いた以外は各々実施
例II−1と同様にしてポリカルボジイミド溶液(溶液D)
を得て(GPCによるnは30)電池を製造した。
【0058】上記の結果から、セパレータ表面の少なく
とも一部にポリカルボジイミドを被覆することにより、
自己放電抑制機能を向上できることがわかる。
【0059】[実施例III−1]実施例I−1と同様に
してポリカルボジイミド溶液(溶液A)を得た。室温まで
冷却後、真空乾燥し、乳鉢で粉砕した。目開き31μm
の篩分を行い、通過したポリカルボジイミド粉末10重
量部、上記で作成した溶液10重量部、トルエン10重
量部を混合し、ディスパージョン液を作成した。
【0060】セパレータとしてポリプロピレンとポリエ
チレン繊維から成る不織布(目付け60g/m)を前記
ディスパージョン液にセパレータを浸漬し、80℃で3
0分乾燥し本発明の電池セパレータを得た。セパレータ
は予め7.2kmol/m 水酸化カリウム電解液中に
浸漬して真空含浸を行い、孔中に電解液を導入し、20
32サイズボタン型ニッケル水素電池を作製した。な
お、セパレータ以外は実施例I−1と同じものを用い
た。
【0061】[実施例III−2]実施例II−1と同様に
してUHPE粉末より多孔性シート(厚さ200μm、
空孔率38%)を得た。このセパレータを用い、ディス
パージョン溶液がポリカルボジイミド粉末10重量部、
トルエン10重量部を混合したディスパージョン液であ
ること以外は実施例III−1と同様にして、ボタン型電
池を作製した。
【0062】[実施例III−3及びIII−4]タケネート
80に代え4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネー
トを用いた以外は各々実施例III−1、実施例III−2と
同様にしてポリカルボジイミド溶液(溶液B)を得て(G
PCによるnは408)電池を製造した。
【0063】[実施例III−5及びIII−6]タケネート
80に代え2,2’−ジメチル−1.3−ビス(4−イソ
シアナトフェノキシ)フェニル]プロパンを用いた以外は
各々実施例III−1、実施例III−2と同様にしてポリカ
ルボジイミド溶液(溶液C)を得て(GPCによるnは1
8)電池を製造した。
【0064】[実施例III−7及びIII−8]タケネート
80に代え2,2’−ビス[4−(4−イソシアナトフェ
ノキシ)フェニル]ヘキサフルオロプロパンを用いた以外
は各々実施例III−1、実施例III−2と同様にしてポリ
カルボジイミド溶液(溶液D)を得て(GPCによるnは
30)電池を製造した。
【0065】[比較例III−1]実施例III−2に使用し
たセパレータ基材をポリカルボジイミド塗布を行わない
で、電池を作製した。
【0066】この結果から、ポリカルボジイミド粒子ま
たは粉末をセパレータ空隙内に保持することで、自己放
電抑制機能を向上させることができることがわかる。
【0067】[実施例IV−1]実施例I−1と同様にし
てポリカルボジイミド溶液(溶液A)を得た。得られたポ
リカルボジイミドのGPCによるnは31である。得ら
れた溶液と、UHPE粉末(重量平均分子量450万、
融点135℃、平均拉径106μm(メッシュ分級品))
1.8kgとミキサーを用いて30分間攪拌した。その
後、熱風乾燥機(100℃)にて3時間乾燥し、得られた
粒子凝集体を小型粉砕機にて粉砕した表面にカルボジイ
ミド基を有するポリカルボジイミド被覆ポリマー粒子を
得た。
【0068】つぎに、この粒子を隙間を有する金型に入
れ、温度25℃において圧力20MPaで圧縮したの
ち、熱風乾燥炉中、145℃にて2時間焼結を行った。
焼結後、炉から取り出して冷却し焼結した多孔性シート
(厚み300μm、空孔率25%)を得た。
【0069】[実施例IV−2]保形具として、円筒形金
網カゴ(内径15cm)の中心に、外径4cmの円筒形金
網カゴを配し、その空隙のドーナツ状部にポリテトラフ
ルオロエチレン多孔性シートを内側に貼った金型からな
る保形具を準備した。この保形具に、実施例IV−1にて
用いたポリカルボジイミド被覆ポリマー粒子を充填し
た。この金型を金属製の耐熱耐圧容器(水蒸気の導入管
及びその開閉バルブを備える)に入れ、真空ポンプを用
いて雰囲気圧を1.3kPaとした。ついで、ポンプを
停止し、そのまま30分放置後、バルブを開放し、水蒸
気を導入し120℃まで10分で昇温し30分保持し
た。その後、水蒸気圧を0.4MPaまで上げ温度14
5℃とし、このまま3時間加熱焼結した後、バルブを閉
じ自然冷却して、円筒状の多孔性体を得た。得られた多
孔性体を切削旋盤により厚さ200μmに切削し、空孔
率50%の多孔性シートを得た。
【0070】[比較例IV−1]ポリカルボジイミド被覆
ポリマー粒子の代わりに、UHPE粉末を用いた以外は
実施例IV−2と同様にして多孔性シート(厚み200μ
m、空孔率43%)を得た。
【0071】[実施例IV−3]イソプロピルフェニルイ
ソシアネート20gを使用した以外は、実施例IV−1と
同じ条件でポリカルボジイミド溶液を得た。得られたポ
リカルボジイミドのGPCによるnは15である。以下
実施例IV−2と同じ操作で、厚み200μm、空孔率5
2%の多孔性シートを得た。
【0072】[実施例IV−4]イソプロピルフェニルイ
ソシアネート0.5gを使用した以外は、実施例IV−1
と同じ条件でポリカルボジイミド溶液を得た。得られた
ポリカルボジイミドのGPCによるnは77である。以
下実施例IV−2と同じ操作で、厚み200μm、空孔率
50%の多孔性シートを得た。
【0073】[実施例IV−5]脂肪族ポリカルボジイミ
ド溶液(日清紡(株)製、品名GX−V07)を用いた以外
は実施例IV−1と同様にして表面にカルボジイミド基を
有するポリカルボジイミド被覆ポリマー粒子を得た。そ
の後、実施例IV−2と同様にして厚み200μm、空孔
率51%の多孔性シートを得た。
【0074】(電池の作製)実施例IV−1〜IV−5及び比
較例IV−1にて得られた多孔性シートをセパレータとし
て用い電池を作製した。まず、セパレータを予め電解液
中に浸漬して真空含浸を行い、孔中に電解液を導入し、
2032サイズの6種のボタン型ニッケル水素電池(正
極活物質:水酸化ニッケル、負極活物質:水素吸蔵合
金、電解液:水酸化カリウム水溶液)を作製した。
【0075】上記の結果から、ポリカルボジイミド構造
単位を有するポリカルボジイミド被覆ポリマー粒子から
なる多孔性シートを電池用セパレータとして用いると電
池の自己放電が著しく抑制される。
【0076】
【表1】
【0077】
【発明の効果】本発明のポリカルボジイミド被覆粒子を
用いたセパレータによれば、電池の自己放電を抑制する
ことができる。本発明の電池は自己放電が抑制される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のセパレータを用いたボタン電池の一
具体例を示す概略断面図である。
【符号の説明】 1 内ケース 2 Ni網 3 Ni集電板 4 負極 5 セパレータ 6 正極 7 パッキン 8 外蓋
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年7月3日(2001.7.3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】また重合反応の末期、中間、初期のいずれ
か、もしくは全般にわたり、モノイソシアネートを加え
て末端封鎖処理をしてもよい。このようなモノイソシア
ネートとしては、フェニルイソシアネート、−ニトロ
フェニルイソシアネート、−及びm−トリルイソシア
ネート、−ホルミルフェニルイソシアネート、−イ
ソプロピルフェニルイソシアネートなどを用いることが
できる。このようにして得られたポリカルボジイミド溶
液は、溶液の保存安定性に優れている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 23:06 C08L 23:06 (31)優先権主張番号 特願2000−327159(P2000−327159) (32)優先日 平成12年10月26日(2000.10.26) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願2000−350559(P2000−350559) (32)優先日 平成12年11月17日(2000.11.17) (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 岸井 豊 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 (72)発明者 山村 隆 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 (72)発明者 阿部 正男 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 (72)発明者 三隅 貞仁 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 Fターム(参考) 4F006 AA12 AA51 AB32 BA06 CA08 DA04 4F074 AA17 AB01 CB91 DA49 4L033 AA05 AB07 AC11 AC15 CA32 5H021 BB00 BB12 CC02 CC08 EE02 EE04 EE20 EE23 HH07 5H028 AA05 FF05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下式(I): 【化1】 (式中、Rは有機基、nは1〜10000の整数を意味
    する。)にて示されるカルボジイミド単位を分子内に有
    するポリマーを多孔性シート基材に適用してなる電池用
    セパレータ。
  2. 【請求項2】 シート基材がポリオレフィン繊維からな
    る不織布である請求項1の電池用セパレータ。
  3. 【請求項3】 シート基材が超高分子量ポリエチレン粉
    末を焼結した多孔性シートである請求項1の電池用セパ
    レータ。
  4. 【請求項4】 式(I)で表されるポリマー粒子または粉
    末が、シート基材の空隙に存在する請求項1の電池用セ
    パレータ。
  5. 【請求項5】 シート基材表面の少なくとも一部が式
    (I)のポリマーにより被覆されてなる請求項1の電池用
    セパレータ。
  6. 【請求項6】 芯材粒子の表面に、式(I)のポリマー被
    覆層を設けたポリカルボジイミド被覆ポリマー粒子を集
    合してなる多孔性シート基材からなる請求項1の電池用
    セパレータ。
  7. 【請求項7】 芯材粒子がポリオレフィンである請求項
    6の電池用セパレータ。
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