JP2002216177A - 乗車券処理システム - Google Patents
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Abstract
動化処理の適用範囲を拡大し、駅員の負担を低減するこ
と。 【解決手段】乗車券の発券情報および識別情報を管理す
る中央管理システム部1と、乗車券の発券および改札を
行う駅側システム部2とを備えてなる乗車券処理システ
ムであって、中央管理システム部1は、少なくとも乗車
券の有効期間および有効駅区間を定義した発券情報を識
別情報とともに入力する入力部6と、入力された発券情
報および識別情報を、各駅側システム部2へ送信する通
信部8とを備え、各駅側システム2は、送信された発券
情報および識別情報に基づいて乗車券に識別情報を記録
して発券する券売機12と、提示された乗車券に記録さ
れた識別情報が、送信された識別情報と一致する場合に
は、乗車券の提示者の通過を許可し、そうでない場合に
は提示者の通過を許可しない改札機13とを備える。
Description
ムに係り、更に詳しくは、企画乗車券、振替乗車券など
通常の運行計画以外の乗車券であっても自動発券および
自動改札を可能とする乗車券処理システムに関するもの
である。
ムとして自動券売機や自動改札機が適用されている。自
動券売機は、要求された行き先に応じて、有効駅区間や
有効期限を磁気化した磁気情報を乗車券の裏面に記録し
て発行する。一方、自動改札機は、乗車券の裏面に書き
込まれた磁気情報を読み取り、当該駅で下車が許可され
ている情報が書き込まれた乗車券の場合にはゲートを開
いて旅客を通し、当該駅で下車が許可されている情報が
書き込まれていない乗車券の場合にはゲートを開けずに
警報し、旅客に対して乗車券の確認や、乗り越し料金の
精算をするよう促している。
うな従来の乗車券処理システムでは、以下のような問題
がある。
適用した乗車券処理システムは、通常の運行計画に則っ
た乗車券にのみ適用されており、例えば、企画乗車券、
振替乗車券などといった通常の運行計画以外の乗車券に
ついては適用がなされていない。
般の乗車券に対して乗車効率を上げるために独自のサー
ビスを付加して旅客サービス向上を図る特別な乗車券の
ことを指す。**フリー切符や**記念切符等がこれに
該当し、乗車券のみならず施設割引券や各種乗り物券等
が付加されていることが多い。
車券部分の特徴として使用期間が限定されているもの
や、乗車区間が限定されているものがあり、通常の乗車
券とは性格を異にするものである。企画乗車券の性格
上、このように様々な条件で発行されるため、機械での
一意的な判定条件に一致しない場合が多く、従来は鉄道
会社毎に独自形式で非磁気化券として発行している場合
がほとんどである。
み、これら企画乗車券についても自動券売機および自動
改札機で処理する形式で発行することが検討されていた
が、乗車券裏面に記録される磁気情報フォーマットが規
定されているために、企画内容が磁気フォーマット規定
に限定されたり、追加券種に合わせて磁気フォーマット
の変更を行うために、自動券売機および自動改札機等の
駅務機器全台数への追加券種処理機能への改造が発生す
る。すなわち、その改造のための費用が発生するのみな
らず、改造に要する時間も必要となり、結果として、企
画策定に対して強い制約を受けることになってしまう。
システムを用いて、上述したような企画乗車券を取り扱
うことができるようにするためには、図9のフローチャ
ートに示すようにして、企画乗車券を実現するにあた
り、磁気情報フォーマットの規定通りの運用が可能かど
うか判定し、運用が可能であるときには自動改札機、自
動券売機等の駅務機器に対しての判定処理情報・企画券
発券情報の追加改造を行うことが考えられる。
定して、企画乗車券を発行する期間、乗車区間、付帯す
るサービス等が決定される(S51)。次に、この企画
乗車券の内容に相当する磁気情報フォーマットについ
て、規定通りの運用が可能かどうか判定され(S5
2)、運用可能である場合(S53:Yes)には、駅
務機器改造対策費用に関する効果について検討が行われ
る(S54)。すなわち、現状の乗車券処理システムが
この企画乗車券についても適用することができるように
改造した場合、その費用と、改造によって得られる効果
について検討される。新たに必要となる費用に対して得
られる効果が大きい場合には効果ありと判定され(S5
5:Yes)、駅務機器が改造される(S56)。そし
て、改造された乗車券処理システムで適用可能な企画乗
車券の発行が開始される(S57)。
気情報フォーマットについて、規定通りの運用が可能か
どうか判定され(S52)、運用可能でない場合(S5
3:No)には、この企画乗車券は乗車券処理システム
では適用されずに自動化で処理する対象券種から外して
非磁気化券として発行される(S59)。また、ステッ
プS54において、機器改造対策費用に関する効果につ
いて検討が行われた結果、新たに必要となる費用に対し
て得られる効果が大きくない場合には効果無しと判定さ
れ(S55:No)、適用が中止され(S58)、同様
に非磁気化券として発行される(S59)。
ステップS57において、改造された乗車券処理システ
ムによる企画乗車券の発券処理および改札処理を行う場
合について説明する。
企画乗車券には、有効期間と、有効区間と、券種とを判
別可能な磁気情報が記録される。このような企画乗車券
を購入した旅客が、改札機にこの企画乗車券を投入する
(S61)と、まず改札機によって有効期間内の乗車券
であるか否かが判定される(S62)。すなわち、改札
機に投入された時が、乗車券に記録されている有効期間
内であるか否かが判定される。
合(S63:Yes)には、更に、改札機によって有効
区間内の乗車券であるか否かが判定される(S64)。
すなわち、改札機が配置された駅が、乗車券に記録され
ている有効区間に含まれる駅であるか否かが判定され
る。
5:Yes)には、更にまた、改札機によって有効券種
の乗車券であるか否かが判定される(S66)。すなわ
ち、当該乗車券の券種が、予め設定されている券種であ
るか否かが判定される。
7:Yes)には、この旅客は改札機の通過を許可さ
れ、ゲートが開かれる(S68)。
65)、有効券種(S67)の全ての判定条件を満足し
ない場合には、この旅客は改札機の通過を許可されず、
ゲートが閉じられる(S69)。
磁気化券を適用するということは、自動券売機および自
動改札機を用いずに、乗車券を窓口から購入しなければ
ならず、かつ駅入出場を駅員の目視確認に頼ることにな
り、駅務機器による自動化推進とは逆行する動きとなっ
てしまう。このため駅員の負担が増えるばかりでなく、
スムーズな乗車券処理業務を阻害するという問題があ
る。
車券処理システムを、企画乗車券をも取り扱うことがで
きるように改造する場合であっても、その改造に要する
費用のみならず、期間も発生する。この場合、現状の乗
車券処理業務に支障をもたらすことなく部分的に改造せ
ざるを得ないために、短期間で改造を完了させることが
困難であり、迅速に適用することができないという問題
がある。
に示すように、改札機に投入された乗車券が正しいもの
であるか否かを判定する場合には、利用期間の有効性
(S63)、利用区間の有効性(S65)、利用券種の
有効性(S67)といった3段階の有効性の判定が必要
となる。このため、改札機にはこれら3段階の判定条件
の設定作業も必要となり、これも、改造に要する費用お
よび期間を増大させる一因となっている。
ものであり、現状設備の大掛かりな改造を伴うことな
く、企画乗車券、振替乗車券などといった通常の運行計
画以外の乗車券についても自動発券および自動改札処理
を可能とし、もって、現状の乗車券処理能力を低下させ
ることなく自動化処理の適用範囲を拡大し、駅員の負担
を低減することが可能な乗車券処理システムを提供する
ことを目的とする。
めに、本発明では、以下のような手段を講じる。
発券情報および識別情報を管理する中央管理部と、各駅
に備えられ、発券情報および識別情報に基づいて乗車券
の発券および改札を行う駅システム部とを備えてなる乗
車券処理システムであって、中央管理部は、少なくとも
乗車券の有効期間およびその有効駅区間を定義した発券
情報をこの発券情報を識別可能な識別情報とともに入力
する入力部と、入力部から入力された発券情報および識
別情報を、各駅システム部側へ送信する送信部とを備
え、各駅システム部は、送信部から送信された発券情報
および識別情報に基づいて、発券情報に基づく乗車券
を、識別情報を記録して発券する発券部と、提示された
乗車券に記録された識別情報が、送信部から送信された
識別情報と一致する場合には、乗車券の提示者の通過を
許可し、そうでない場合には提示者の通過を許可しない
改札部とを備える。
車券処理システムにおいて、改札部が提示者の通過を許
可した場合には、ゲートを開いて提示者の通過を可能と
し、提示者の通過を許可しない場合にはゲートを閉じて
提示者の通過を不可とする通行ゲートと、改札部が提示
者の通過を許可しない場合においては、その旨を報知す
る報知手段とを各駅システム部に付加する。
項2の発明の乗車券処理システムにおいて、中央管理部
に、入力部から入力された発券情報および識別情報を記
憶する記憶手段を備え、送信部は、入力部から入力され
た発券情報および識別情報に代えて、記憶手段に記憶さ
れた発券情報および識別情報を各駅システム部側へ送信
する。
ちいずれか1項の発明の乗車券処理システムにおいて、
中央管理部と各駅システム部との間の情報通信を伝送路
を介して行う通信部を付加する。
車券処理システムにおいては、以上のような手段を講じ
ることにより、中央管理部側で発券情報および識別情報
を設定することにより、通常の運転計画以外の運転に関
しても自動発券および自動改札を適用することができ
る。すなわち、乗車券処理業務の自動化、機械化を更に
推進することが可能な柔軟性の高いシステムである。
ついて図面を参照しながら説明する。
の形態を図1から図5を用いて説明する。
理システムの一例を示すシステム構成図である。
は、乗車券の発券情報および識別情報を管理する中央管
理システム部1と、各駅に備えられ、発券情報および識
別情報に基づいて乗車券の発券および改札を行う駅側シ
ステム部2とを、通信ネットワーク3を介してそれぞれ
接続してなる。
して、入力部6とデータベース(DB)部7と通信部8
とを備えている。
ており、このキーボードやマウス等を操作員が操作する
ことによって、乗車券の有効期間、その有効駅区間等を
定義した発券情報、およびこの乗車券の識別情報である
企画整理番号の入力を受け付ける。そして、入力された
発券情報および企画整理番号をDB部7に出力する。
企画整理番号が出力されると、出力された発券情報およ
び企画整理番号を記憶する。
ており、この通信ネットワーク3を介して、中央管理シ
ステム部1と各駅側システム部2との間でなされる種々
のデータ通信を行う。すなわち、DB部7に記憶された
発券情報および企画整理番号を各駅側システム部2に送
信したり、あるいは、各駅側システム部2からの送信さ
れる情報を受信する。なお、入力部6から入力された発
券情報および企画整理番号を、DB部7を介さずに各駅
側システム部2に送信しても良い。
えられ、内部バス10を介して通信部11と券売機12
と改札機13とを備えている。なお、図1では、駅側シ
ステム部2として駅側システム部2(#a)、駅側シス
テム部2(#b)、駅側システム部2(#c)のみを記
載しているが、これ以上あっても良い。
しており、この通信ネットワーク3を介して、中央管理
システム部1と各駅側システム部2との間でなされる種
々のデータ通信を行う。すなわち、中央管理システム部
1側から送信された発券情報および企画整理番号を受信
したり、あるいは、逆に、駅側システム部2から中央管
理システム部1へ情報を送信する。
客によって指定される券種や降車駅等の選択情報の入力
を受け付け、通信ネットワーク3を介して中央管理シス
テム部1の通信部8から送信された企画整理番号を記録
した乗車券を発券する。すなわち、本実施の形態では、
従来技術とは異なり、乗車券自身に有効範囲、有効期間
等の磁気情報フォーマット規定通りの情報記録を行わ
ず、企画乗車券に対応した企画整理番号の記録のみを行
い、改札機13においてなされる判定処理を企画整理番
号のみを用い簡素化することにより、柔軟性の高い企画
券運用を可能としている。
の記録方法としては、磁気記録を用いて行うが、その他
の記録方法であっても構わない。なお、この券売機12
は自動券売を行うものに限るものではなく、駅係員が操
作して乗車券を発券する発券装置も同様の位置づけとす
る。
を、また、図3のそのシステム構成の一例をそれぞれ示
すように、乗車券挿入口15、記録読取部16、比較判
定部17、乗車券取出口18、通行ゲート19、報知部
20、表示部21を備えている。
する部位であり、ここに挿入された乗車券は、記録読取
部16に送られ、そこで乗車券に記録された企画整理番
号が読み取られるようにしている。
て読み取られた企画整理番号を、中央管理システム部1
から通信部11に送信された企画整理番号と比較する。
そして、両企画整理番号が一致した場合には乗客の通過
を許可し、通行ゲート19を開かせて乗客が通過できる
ようにする。一方、一致しない場合には通行ゲート19
を閉じさせる。これによって、有効期間が既に切れてし
まった乗車券や、指定外の駅から不正に乗車しようとし
た場合や、その他不正な乗車券によって乗車しようとし
た乗客のホームへの入場、および駅からの退場を阻止す
る。
20は、「無効な企画乗車券である」旨を報知する。ま
た、表示部21も、同様の内容を表示画面から表示す
る。
ら挿入され、比較判定部17による比較判定に供された
乗車券を改札機13の外に出し、乗客がここから乗車券
を取り出せるようにしている。
券処理システムでは、各駅に設置された駅側システム部
2を、通信ネットワーク3を介して中央管理システム部
1と接続している。これによって、企画乗車券を発行し
たい場合には、中央管理システム部1において発券情報
および企画整理番号の設定を行い、設定した発券情報お
よび企画整理番号を通信ネットワーク3を介して駅側シ
ステム部2に配信することによって企画乗車券の自動発
券および自動改札処理を容易としている。
に係る乗車券処理システムの動作について説明する。
画乗車券を発券するまでの動作について説明する。
に、その企画乗車券の内容に関する発行案が策定され
る。そして、この策定結果に基づいて、具体的な運用期
間、運用区間、付帯サービス等が決定される(S1)。
て、中央管理システム部1の入力部6から、乗車券の有
効期間、その有効駅区間等を定義した発券情報、および
この乗車券の識別番号である企画整理番号の入力がなさ
れる。この入力された発券情報および企画整理番号は、
DB部7に記憶される。また、通信部8から、通信ネッ
トワーク3を介して、この発券情報および企画整理番号
が駅側システム部2に送信される(S2)。
れた発券情報および企画整理番号は、駅側システム部2
において、通信部11によって受信される。そして、通
信部11によって受信された発券情報および企画整理番
号に基づいて、券売機12によって、企画整理番号が記
録された企画乗車券が旅客に発券される(S3)。
札機13によってなされる改札処理の動作について説明
する。
なされた旅客は、乗車するために、駅に設置されている
改札機13の乗車券挿入口15にこの企画乗車券を挿入
する(S11)。
企画乗車券は、乗車券挿入口15から記録読取部16に
送られ、そこで乗車券に記録された識別情報である企画
整理番号が読み取られる。更に、比較判定部17によっ
て、記録読取部16によって読み取られた企画整理番号
と、中央管理システム部1から通信部11に送信された
企画整理番号とが比較される(S12)。
(S13:Yes)には、旅客の通過が許可され、通行
ゲート19が開けられ、旅客が通過できるようになる
(S14)。一方、両企画整理番号が一致しない場合
(S13:No)には、通行ゲート19を閉ざさせる。
これによって、有効期間が既に切れてしまった乗車券
や、指定外の駅から不正に乗車しようとした場合や、そ
の他不正な乗車券によって乗車しようとした乗客のホー
ムへの入場、および駅からの退場が阻止される(S1
5)。
知部20によって、「無効な企画乗車券である」旨が報
知される。また、表示部21からも、同様の内容が表示
画面から表示される。
券処理システムにおいては、上記のような作用により、
企画乗車券を発行したい場合には、中央管理システム部
1において発券情報および企画整理番号の設定を行い、
設定した発券情報および企画整理番号を通信ネットワー
ク3を介して各駅側システム部2に配信することによっ
て企画乗車券の発券および改札処理を容易に自動化する
ことが可能となる。
有効駅区間、有効期間等といった従来技術においてなさ
れている磁気情報フォーマット規定通りの情報記録を行
わず、企画乗車券に対応した企画整理番号のみを企画乗
車券に記録し、この記録された企画整理番号と、中央管
理システム部1から駅側システム部2の通信部11に配
信された企画整理情報との一致を確認することによって
より柔軟性の高い利用方法を実現することが可能とな
る。
ることによって、発券時に乗車券に記録するデータ量を
減少することができるので、券売機12においてなされ
る処理を低減することが可能となる。改札時において
も、改札機13は、乗車券に記録された企画整理番号の
みを参照すれば良くなるので、改札機13によってなさ
れる処理(図5)を、従来なされていた処理(図10)
と比べて、大幅に簡素化することが可能となる。
の形態を図6および図7を用いて説明する。
理システムの運用例を説明するためのシステム構成図で
ある。
は、第1の実施の形態における乗車券処理システムを、
振替乗車券の発券および改札に適用したものである。振
替乗車とは、ある鉄道会社の運行する路線においてトラ
ブル等が発生し、運行継続が不可となった場合、当該路
線を利用する予定であった乗客を、他の鉄道会社の運行
する路線を利用して輸送するものである。
は、第1の実施の形態の構成の乗車券処理システムの利
用方法を応用したものであって、その構成については、
第1の実施の形態のものと同一としている。したがっ
て、図6では、図1と同一部分には同一符号を付してそ
の説明を省略し、ここでは利用方法のみについてのみ述
べる。
電鉄会社のシステムである。この中央管理システム部1
と通信ネットワーク3を介して接続している駅側システ
ム部2(#a〜#d)のうち、駅側システム部2(#
a)はA電鉄会社のa駅に備えている。以下同様にし
て、駅側システム部2(#b)はB電鉄会社のb駅に、
駅側システム部2(#c)はC電鉄会社のc駅に、駅側
システム部2(#d)はD電鉄会社のd駅にそれぞれ備
えている。
に係る乗車券処理システムを適用した振替乗車券の発券
および改札時における動作について、図7に示すフロー
チャートを用いて説明する。
って電車の運行が不通になった場合を想定する。この場
合、S電鉄会社は、運行不通区間の旅客の振替輸送計画
を検討する。そして、この検討結果に基づいて、振替輸
送の可能な電鉄会社およびその区間が決定される(S2
1)。
に基づいて、S電鉄会社の中央管理システム部1の入力
部6から、振替輸送の有効期間、その有効駅区間等を定
義した振替乗車券情報、およびこの振替輸送の識別番号
である振替番号が入力される。この入力された振替乗車
券情報および振替番号は、DB部7によって記憶され
る。更に、通信部8から、通信ネットワーク3を介し
て、この振替乗車券情報および振替番号が有効駅区間内
の各駅に備えられた駅側システム部2に送信される(S
22)。図6に示す例では、A電鉄a駅およびB電鉄b
駅がこの有効駅区間内の駅であり、S電鉄の中央管理シ
ステム部1から振替乗車券情報および振替番号が送信さ
れ、一方、C電鉄c駅およびD電鉄d駅はこの有効駅区
間以外の駅であり、S電鉄の中央管理システム部1から
振替乗車券情報および振替番号が送信されていない。
ある駅の駅側システム部2に送信された振替券情報およ
び振替番号は、送信先の駅側システム部2の通信部11
によって受信される。また、図示していないが、S電鉄
会社の運行不通区間にある各駅の駅側システム部2に対
しても、同様の振替乗車券情報および振替番号が発信さ
れ、運行不通区間にある各駅の駅側システム部2の通信
部11によって受信される(S23)。
各駅の駅側システム部2では、受信した振替乗車券情報
および振替番号に基づいて、券売機12によって、振替
番号が記録された振替乗車券が乗客に配布される(S2
4)。
客は、振替輸送先の路線の駅(例えばA電鉄a駅、B電
鉄b駅)において、この振替乗車券を改札機13の乗車
券挿入口15に挿入することによって乗車が可能とな
る。なお、改札機13では、図5に示すフローチャート
と同様な判定処理が振替乗車券に対してもなされる。
券処理システムは、鉄道の運行不通等に必要となる振替
乗車券の発券および改札にも適用することができる。あ
る鉄道の運行が不通になると、振替輸送対象の駅は非常
に混雑するために混乱が生じていたが、本実施の形態に
係る乗車券処理システムを適用すると、振替輸送客に対
しても、通常客と同様に改札機13による乗車券処理が
可能となることから、駅員の負担を低減することが可能
となる。
て、添付図面を参照しながら説明したが、本発明はかか
る構成に限定されない。特許請求の範囲の発明された技
術的思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更
例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及
び修正例についても本発明の技術的範囲に属するものと
了解される。
現状設備の大掛かりな改造を伴うことなく、企画乗車
券、振替乗車券などといった通常の運行計画以外の乗車
券についても自動発券および自動改札処理を行うことが
できる。
させることなく自動化処理の適用範囲を拡大することが
可能となり、もって、駅員の負担を低減することが可能
な乗車券処理システムを実現することができる。
一例を示すシステム構成図
ート
フローチャート
運用例を説明するためのシステム構成図
ト
の処理を示すフローチャート
された企画乗車券の改札処理を示すフローチャート
Claims (4)
- 【請求項1】 乗車券の発券情報および識別情報を管理
する中央管理部と、 各駅に備えられ、前記発券情報および前記識別情報に基
づいて前記乗車券の発券および改札を行う駅システム部
とを備えてなる乗車券処理システムであって、 前記中央管理部は、 少なくとも乗車券の有効期間およびその有効駅区間を定
義した前記発券情報をこの発券情報を識別可能な前記識
別情報とともに入力する入力部と、 前記入力部から入力された発券情報および識別情報を、
前記各駅システム部側へ送信する送信部とを備え、 前記各駅システム部は、 前記送信部から送信された発券情報および識別情報に基
づいて、前記発券情報に基づく乗車券を、前記識別情報
を記録して発券する発券部と、 提示された乗車券に記録された識別情報が、前記送信部
から送信された識別情報と一致する場合には、前記乗車
券の提示者の通過を許可し、そうでない場合には前記提
示者の通過を許可しない改札部とを備えたことを特徴と
する乗車券処理システム。 - 【請求項2】 請求項1に記載の乗車券処理システムに
おいて、 前記改札部が前記提示者の通過を許可した場合には、ゲ
ートを開いて前記提示者の通過を可能とし、前記提示者
の通過を許可しない場合にはゲートを閉じて前記提示者
の通過を不可とする通行ゲートと、 前記改札部が前記提示者の通過を許可しない場合におい
ては、その旨を報知する報知手段とを前記各駅システム
部に付加したことを特徴とする乗車券処理システム。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の乗車券
処理システムにおいて、 前記中央管理部に、前記入力部から入力された発券情報
および識別情報を記憶する記憶手段を備え、 前記送信部は、前記入力部から入力された発券情報およ
び識別情報に代えて、前記記憶手段に記憶された発券情
報および識別情報を前記各駅システム部側へ送信するよ
うにしたことを特徴とする乗車券処理システム。 - 【請求項4】 請求項1乃至3のうちいずれか1項に記
載の乗車券処理システムにおいて、 前記中央管理部と前記各駅システム部との間の情報通信
を伝送路を介して行う通信部を付加したことを特徴とす
る乗車券処理システム。
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ID=18875658
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001007993A Pending JP2002216177A (ja) | 2001-01-16 | 2001-01-16 | 乗車券処理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002216177A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013050854A (ja) * | 2011-08-31 | 2013-03-14 | Omron Corp | 自動改札機、および駅務システム |
JP2013061838A (ja) * | 2011-09-14 | 2013-04-04 | Omron Corp | 券売機、および駅務システム |
-
2001
- 2001-01-16 JP JP2001007993A patent/JP2002216177A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013050854A (ja) * | 2011-08-31 | 2013-03-14 | Omron Corp | 自動改札機、および駅務システム |
JP2013061838A (ja) * | 2011-09-14 | 2013-04-04 | Omron Corp | 券売機、および駅務システム |
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