JP2002216130A - 画像認識方法と画像認識装置、及び部品実装装置 - Google Patents

画像認識方法と画像認識装置、及び部品実装装置

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JP2002216130A
JP2002216130A JP2001006310A JP2001006310A JP2002216130A JP 2002216130 A JP2002216130 A JP 2002216130A JP 2001006310 A JP2001006310 A JP 2001006310A JP 2001006310 A JP2001006310 A JP 2001006310A JP 2002216130 A JP2002216130 A JP 2002216130A
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JP2001006310A
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Kimiaki Sano
公昭 佐野
Atsushi Tanabe
敦 田邉
Junichi Hata
純一 秦
Eiichi Hachitani
栄一 蜂谷
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像データ内に被検出パターンと類似のパタ
ーンとが並存しても、正しく位置検出ができる画像認識
方法とその装置を提供する。 【解決手段】 本画像認識方法は、撮像された被検出パ
ターンの画像データ5を入力するステップと、予め登録
された基準パターン7と前記撮像された画像データ5の
相関係数を一定の間引き間隔毎に求めて粗認識評価値テ
ーブル11を作成するステップと、粗認識評価値テーブ
ル11から精認識検出位置13を選定するステップと、
精認識検出位置13と前記間引き間隔とを用いて設定さ
れた精認識領域14内で基準パターン7と被検出パター
ン1との相関係数が最大となる座標を検出する中心位置
検出ステップとを含み、前記精認識検出位置を決定する
ステップで、予め設定されたしきい値12を越える粗認
識評価値を示す全ての位置を精認識検出位置13として
選定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電子部品実
装装置における基板への電子部品の実装に際し、所定位
置への正確な実装を行うために電子部品や基板マークな
どの被検出パターンを撮像してその位置の認識を行う画
像認識方法に関し、特にパターンマッチングによる画像
認識方法(以下、「パターンマッチング認識方法」とい
う。)に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば電子回路基板に電子部品を実装す
る電子部品実装装置において、電子部品のリードや電子
回路基板に設けられた基板マークなどの各種検出対象と
なる被検出パターンの位置が認識され、この認識結果に
基づいてそれぞれ電子部品もしくは基板の正確な位置付
けが行われる。このような被検出パターンの画像認識を
行う方法の1つとして、基準パターンと被検出パターン
とのマッチングにより正規相関係数を算出してこれに基
づく位置検出を行うパターンマッチング認識方法が従来
から知られている。
【0003】以下、従来技術で用いられているパターン
マッチング認識方法の例につき、図面を参照して説明す
る。図5は、画像認識動作を行う画像認識装置の主要構
成要素を示している。図において、画像認識の対象とな
る被検出パターン1が、基板2上に配置されている。被
検出パターン1は、上述の電子部品実装の例でいえば電
子部品のリードないしは電子回路基板の基板マークとな
る。被検出パターン1に対向する位置に配置されたカメ
ラなどの撮像装置3により前記被検出パターン1が撮像
され、撮像された画像データが撮像装置3から画像処理
装置4に転送される。画像処理装置4では、前記画像デ
ータが処理・分析され、これに基づいて被検出パターン
1の位置を検出する。
【0004】図6は、従来技術によるパターンマッチン
グ認識方法の認識動作の1例を示すフローチャートであ
る。これを従来例1とする。ステップ11において、撮
像装置3が撮像した基板2上に配置された認識対象であ
る被検出パターン1の画像データが画像処理装置4に転
送される。図7(a)は、ステップ11で得られた認識
対象となる画像データ25を示す。また、図7(b)
は、画像処理装置4に予め登録されている当該認識対象
となる画像の基準パターン27を示す。パターンマッチ
ング認識方法では、この基準パターン27をテンプレー
トとして使用し、この基準パターン27と撮像結果得ら
れた画像データ25とのマッチングによる相関係数の算
出により被検出パターン1の位置を検出する。
【0005】次いで図6のステップ12において、図7
(a)に示すような認識対象領域であるサーチエリア2
8が被検出パターン1のサイズ等の条件を考慮して設定
される。なお、ここで示す例においては、画像データ2
5のサイズとサーチエリア28のサイズを同じとしてい
る。
【0006】次に、図6のステップ13において、サー
チエリア28内の被検出パターン1に対して、画像デー
タ25に示される各座標毎の評価値を含む評価値テーブ
ルが作成される。ここでいう座標は、図7(a)の画像
データでは(m,n)、図7(b)の基準パターンでは
(i,j)で表される。前記評価値テーブルの作成は、
サーチエリア28内のすべての座標毎に、予め画像処理
装置4に登録されている基準パターン27をテンプレー
トとして、パターンマッチング認識技術で知られた下記
の式1に示す正規相関係数γ(m,n)を求め、これを
各座標毎に参照可能なようにグラフ化する事により行わ
れる。 但し、 γ(m,n):サーチエリアの座標(m,n)
における相関係数 R(i,j):基準パターンの画像データ S(m+i,n+j):サーチエリアの画像データ a : 基準パターンサイズ をそれぞれ表している。なお、前記パターンマッチング
には、上述の正規相関係数式を使用することが好ましい
が、基準マークと撮像された画像データとの間の相関関
係が得られるものであれば、状況に応じ他の相関係数式
を用いることであっても良い。
【0007】図8(a)は、ステップ13の評価値テー
ブル作成工程にて求められた評価値テーブル31を示し
ている。各座標毎での評価値は模様の差で表されてお
り、図8(b)は、前記各模様毎の評価値の大きさを表
している。
【0008】次に、図6のステップ14において、前記
求められた評価値テーブル31を基に、画像データ25
内のすべての座標で中で、前記正規相関係数が最大値と
なる座標を中心位置として検出する。図8(a)及び
(b)において、最大評価値33が占める座標36がこ
の画像データ25内での検出位置、すなわち、被検出パ
ターン1の中心位置となる。このように、従来例1にお
いては、図6に示すステップ11からステップ14の各
認識動作を実行することによって、被検出パターン1の
画像データ25内での位置を検出することができる。
【0009】しかしながら、上述のような従来例1によ
る方法においては、図6に示すステップ13の評価値テ
ーブル作成工程で、相関係数を求める演算を1画素毎に
全て行う必要がある。このために画像処理装置4に対す
る負荷が大きくなり、また認識の処理時間が長くなると
いう問題が発生する。
【0010】このような従来例1の問題を解消する方法
として、以下のような代替のパターンマッチング認識方
法が知られている。これを従来例2とする。図9は、こ
の従来例2による認識動作を示すフローチャートであ
る。
【0011】図9において、ステップ21の画像入力、
およびステップ22のサーチエリア設定は、それぞれ従
来例1のステップ11及びステップ12と同様である。
次に、従来例2においては、ステップ23において、ス
テップ21の画像入力で得られた画像データ25を使用
して粗認識評価値テーブル41の作成を行う。この粗認
識評価値テーブル41は、図7(a)に示すサーチエリ
ア28内の画像データ25に対して、基準パターン27
をそのまま1対1でマッチングさせるのではなく、一定
の間引き間隔毎にマッチングを行い、認識評価値を求め
るものである。すなわち、予め画像処理装置4に登録さ
れている基準パターン27を用いてサーチエリア28内
の座標の間引きステップ毎に移動させた座標に対して式
1に示す正規相関係数を求め、前記粗認識評価値テーブ
ル41を作成する。この結果求められた粗認識評価値テ
ーブル41を図10(a)に示す。なおここでは便宜
上、間引きステップを1画素として説明を行うが、間引
きステップは、画像の状態や処理速度の設定等により変
化するものであり、1画素に限定するものではない。
【0012】次に、図9のステップ24で、求められた
粗認識評価値テーブル41内で評価値が最大となる位置
を精認識検出位置43として定める。ここで求められる
精認識検出位置43は、精認識検出位置43を中心とし
た間引きステップ分の幅をもった領域の代表値と考えら
れる。したがって検出すべき画像データ25の中心位置
は、この精認識検出位置43を中心とした間引きステッ
プ分の幅を持つ領域である精認識領域44内に存在する
こととなる。このため、被検出パターン1の中心位置
は、この精認識領域44内を1画素毎に再評価すること
により検出することができる。この方法によれば、精認
識領域44以外のサーチエリア28に対しては間引き評
価だけで済むこととなり、認識のための処理時間を大幅
に短縮することができる。
【0013】図9のステップ25において、基準パター
ン27を用いて精認識領域44内のすべての座標に対し
て式1の正規相関係数を求め、座標毎に参照できるよう
な精認識評価値テーブル45を作成する。図10(b)
は、精認識領域44内に作成された精認識評価値テーブ
ル45を表している。ステップ26において、精認識評
価値テーブル45内のすべての座標で中で正規相関係数
が最大値を示す座標が中心位置46として求められる。
なお、各評価値の模様毎の大きさは、図8(b)に示す
ものと同じとする。
【0014】次に、図11(a)に示すような、被検出
パターン1の位置が、従来例1、2で参照した図7の位
置よりも1画素だけ上方にずれている画像データ50か
ら画像認識を行う場合を考える。被検出パターン1がこ
のような位置にあるとき、図6の従来例1に示す方法に
従って評価値テーブルを作成すると、図12(a)に示
す評価値テーブル51のようになる。図12(b)は、
この時の各評価値別の大きさを示している。図12
(a)から明らかなように、従来例1による認識方法に
おいては、個々の座標すべてにつき正規相関係数を算出
するため、算出された評価値の最大値から中心位置56
の把握が可能である。但し、この従来例1による方法で
は時間がかかるという上述の問題点は解消されていな
い。
【0015】一方、被検出パターン1が図11に示す位
置にあるときに、図9に示す従来例2の認識方法によっ
て粗認識評価値テーブルを作成すると、図13(a)に
示すような粗認識評価値テーブル61が求まる。ここで
は、図示のように最大となる評価値を示す精認識検出位
置63が2箇所存在している。また、従来例2では上述
の間引きステップが含まれているため、この求められた
最大値は、1画素毎に行う際の最大評価値とは一致しな
い。
【0016】このような場合であっても、従来例2によ
るパターンマッチング認識方法では、図9のステップ2
5で求められる1画素毎に正規相関係数を算出した精認
識評価値テーブル65には、図13(b)に示すように
最大評価値座標66が含まれている。各評価値毎に示す
模様の大きさは、図12(b)に示すものと同じとす
る。したがって、ステップ26における中心位置検出工
程において、被検出パターン1の中心位置66を正しく
検出することができる。このように、粗認識評価値テー
ブル61で求められた粗認識評価値の最大値の中に、た
またま精認識評価値における最大値となる座標が含まれ
ておれば、従来例2による被検出パターン1の画像デー
タ50内での中心位置66の検出は可能である。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来技術による従来例2のパターンマッチング認
識方法にも問題がある。一例として図14(a)に示す
ような、画像データ70内に被検出パターン1に類似す
る近似パターン6が存在する場合の画像認識を考えてみ
る。図14(b)は、このときの基準パターン7を示
す。従来例1の認識方法により、サーチエリア78内の
すべての座標に対して式1の正規相関係数を求めて作成
した評価値テーブル81を、図15(a)に示してい
る。この評価値テーブル81に基づき、被検出パターン
1と近似パターン6との両評価値を比較してみる。その
結果、図15(b)に示すように、被検出パターン1の
中心位置82における評価値83と、近似パターン6の
中心位置85における評価値86とでは、評価値83の
方が大きい。したがって、この認識評価値の最大値85
から被検出パターン1の中心位置82を検出することが
できる。このように各座標毎の全ての評価値を求める従
来例1の方法によれば、被検出パターン1の中心位置8
2の検出は可能ではあるが、この認識動作には時間を要
する。
【0018】一方、従来例2の認識方法により、同じ図
14に示すような画像データ70を認識し、サーチエリ
ア78内の座標の間引きステップ毎に移動させた座標に
対して式1の相関係数を求めると、図16(a)に示す
ような粗認識評価値テーブル91が作成される。この粗
認識評価値テーブル91によれば、被検出パターン1と
近似パターン6の位置関係の差により、被検出パターン
1側の座標92の評価値93(図15(b)参照)より
も近似パターン6側の座標95の評価値86(同)の方
が大きくなってしまう。したがってこの認識方法によれ
ば、精認識検出位置が座標95にあるとして精認識領域
96を定めてしまう。この誤った精認識領域96におい
て1画素毎に求められた精認識評価値テーブル98の評
価値から得られる最大値は、本来求めるべき中心位置と
は異ったものとなり、被検出パターン1の位置検出が正
しくできないという問題を生ずる。
【0019】したがって本発明は、従来技術にある上述
のような問題を解消し、被検出パターンに類似する近似
パターンが存在する場合においても、画像データ内にお
ける中心位置を正しく認識することができると共に、1
画素毎に全ての座標の認識評価値を求める従来技術によ
る方法よりも高速で認識処理を行うことが可能なパター
ンマッチング認識方法を提供することを目的としてい
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、粗認識評価値
を比較することによって得られた前記精認識領域を1つ
に限定せず、被検出パターンが存在する可能性のある全
ての位置が精認識領域に含まれるよう前記評価値のしき
い値を予め設定しておき、求められた粗認識評価値がこ
のしきい値を越えている限り、その全ての位置を精認識
評価の対象とすることにより前記課題を解決するもので
あり、具体的には以下の内容を含む。
【0021】すなわち、請求項1に記載の本発明は、被
検出パターンを撮像し、予め登録された基準パターンと
前記撮像された被検出パターンの画像データとのマッチ
ングによる評価値を算出し、前記評価値の内の最大値を
示す位置を前記被検出パターンの中心位置として検出す
る画像認識方法であって、画像データを一定の間引き間
隔で前記基準パターンとマッチングさせてまず粗認識評
価値を求め、予め設定されたしきい値を越える粗認識評
価値を示す単数もしくは複数の位置全てを対象にして次
に精認識評価値を求め、前記精認識評価値の内の最大値
を示す位置を前記被検出パターンの中心位置として検出
することを特徴とする画像認識方法に関する。しきい値
を設定して粗認識評価値を選別することにより、効率的
で正確な画像認識処理を可能にするものである。
【0022】請求項2に記載の本発明に係る画像認識方
法は、前記画像データと前記基準パターンとのマッチン
グにより算出される前記各評価値が、正規相関係数に基
づくものであることを特徴としている。マッチングを精
度良く実行するものである。
【0023】請求項3に記載の本発明は、被検出パター
ンを含む画像データを画像認識装置内に入力する画像入
力工程と、予め登録された基準パターンと前記画像デー
タとのマッチングによる相関係数を一定の間引き間隔毎
に求めて前記相関係数と前記画像データの座標との関連
を示す粗認識評価値テーブルを作成する粗認識評価値テ
ーブル作成工程と、前記粗認識評価値テーブルから精認
識処理を行う精認識検出位置を選定する精認識検出位置
決定工程と、前記精認識検出位置と前記間引き間隔とを
用いて精認識領域を設定し、前記精認識領域内で前記基
準パターンと前記被検出パターンとの相関係数が最大と
なる前記画像データの座標を検出する中心位置検出工程
とを含み、前記被検出パターンを撮像した画像データか
ら当該被検出パターンの中心位置を検出する画像認識方
法であって、前記精認識検出位置決定工程において、予
め設定されたしきい値を越える粗認識評価値を示す単数
もしくは複数の全ての位置を前記精認識検出位置として
選定することを特徴とする画像認識方法に関する。しき
い値を設定して粗認識評価値を選別することにより、効
率的で正確な画像認識処理を可能にするものである。
【0024】請求項4に記載の本発明に係る画像認識方
法は、画像内に並存する類似のパターンを含めて前記被
検出パターンが存在する可能性のある全ての位置を検出
できるよう、前記しきい値の大きさ、もしくは前記精認
識検出位置の数が、前記基準パターンの画像を基に前記
間引きステップによる評価値のずれを考慮して前記基準
パターンを登録する前記教示ステップの際に設定される
ことを特徴としている。教示時に入手可能な情報に基づ
き、しきい値を適切に設定し、効率的で確実な位置検出
を可能にするものである。
【0025】請求項5に記載の本発明は、被検出パター
ンを保持するための基板と、前記被検出パターンを撮像
する撮像装置と、前記撮像装置によって撮像された画像
データを入力して処理・分析する画像処理装置とから構
成され、前記画像データを前記画像処理装置に予め登録
された基準パターンとマッチングさせることにより得ら
れる評価値の内で最大値となる対象画像内の座標を前記
被検出パターンの中心位置として検出する画像認識装置
であって、前記画像データを一定の間引き間隔で前記基
準パターンとマッチングさせることにより得られる粗認
識評価値の内、予め登録されたしきい値よりも大きな値
となる対象画像の座標を精認識検出位置として選定し、
当該精認識検出位置と前記間引き間隔とを用いて設定さ
れる精認識領域内の精認識評価値の内で最大値となる位
置を前記被検出パターンの中心位置として検出すること
を特徴とする画像認識装置に関する。しきい値の設定に
より粗認識評価値の選別を行い、被検出パターンの中心
位置を効率的に、確実に検出可能な画像認識装置を提供
するものである。
【0026】請求項6に記載の本発明に係る画像認識装
置は、前記各評価値が、前記画像データと前記基準パタ
ーンとのマッチングにより算出される正規相関係数に基
づくものであることを特徴としている。マッチングを精
度良く実施するものである。
【0027】請求項7に記載の本発明は、回路形成体を
搬入して保持する回路形成体保持装置と、部品を供給す
る部品供給部と、前記部品供給部からの部品の取り出し
と前記回路形成体への部品の実装が可能な実装ヘッド
と、前記実装ヘッドを搬送するロボットと、前記回路形
成体保持装置、部品供給装置、実装ヘッド、ロボットを
制御するコントローラとから構成され、前記実装ヘッド
が前記部品供給部より取り出した部品を前記回路形成体
の実装位置に実装する部品実装装置であって、前記部
品、もしくは前記回路形成体に設けられた基板マークの
いずれか、もしくは双方の位置を検出するため、請求項
5又は請求項6に記載の画像認識装置を備えていること
を特徴とする部品実装装置に関する。本発明に係る画像
認識装置を備えることにより、高能率で高精度の部品実
装を実施可能な部品実装装置を提供するものである。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態にかか
るパターンマッチング認識方法について、図面を参照し
て説明する。図1は、本実施の形態にかかる認識方法に
よる認識動作を示すフローチャートである。本実施の形
態における認識方法の認識動作を行う画像認識装置の主
要構成要素は、従来技術で説明した図5に示すものと同
様である。すなわち、図5において、画像認識の対象と
なる電子部品や基板マークなどの被検出パターン1は、
基板2上に配置される。被検出パターン1に対向する位
置に配置された撮像装置3により被検出パターン1が撮
像され、撮像された画像データは撮像装置3から画像処
理装置4に転送される。画像処理装置4は、前記画像デ
ータを処理・分析し、被検出パターン1の画像認識を行
う。
【0029】認識対象となる画像は、図2(a)に示す
ように、画像データ5内に被検出パターン1と、この被
検出パターン1に類似の近似パターン6とが並存してい
るものとする。また、画像データ5とマッチングする際
のテンプレートとなる予め画像処理装置4に登録された
基準パターン7は、図2(b)に示すものであるとす
る。画像データ5の座標を(m,n)、基準パターン7
の座標を(i,j)で表す。
【0030】以下、本実施の形態に係る認識動作を、図
1のフローチャートを基に関連する各図面を参照しなが
ら説明する。図1のステップ1において、図5に示す撮
像装置3により被検出パターン1が撮像され、撮像され
た画像データ5が撮像装置3から画像処理装置4に転送
される。次に、ステップ2で、被検出パターン1のサイ
ズ等の条件から求められる検査対象となるサーチエリア
8が設定される。なお、本実施の形態においては、画像
データ5のサイズとサーチエリア8のサイズとは同じで
あるとする。
【0031】次にステップ3で、サーチエリア8内の被
検出パターン1に対して、予め画像処理装置4に登録さ
れている基準パターン7を用いてサーチエリア8内の座
標の間引きステップ毎に移動させた座標に対して、式1
による正規相関係数を求め、粗認識評価値テーブルを作
成する。ここでは間引きステップ後の1領域を1画素と
して説明を行う。図3(a)は、これにより作成された
粗認識評価値テーブル11を示している。ここまでのス
テップは、従来技術による従来例2の認識動作のステッ
プと同じである。したがって、この得られた粗認識評価
値テーブル11は、図16(a)に示す従来例2による
粗認識評価値テーブル91と同じものとなる。
【0032】本実施の形態においては、この後のステッ
プ4で、粗認識評価値テーブル11内において求められ
た評価値が予め定められた精認識検出しきい値(以下、
「しきい値12」という。)12を越えている位置の全
てを、精認識検出位置13として選定するものとしてい
る。図3(c)は、各評価値の模様毎の大きさと、しき
い値12の大きさとを示している。ここで、精認識検出
位置13を求める際に使用するしきい値12は、前記間
引きステップによる評価値のずれを考慮し、近似パター
ン6の位置を含めて被検出パターン1が存在する可能の
あるすべての位置が検出できるように決定されている。
しきい値12を越える大きさの評価値を示す位置が図3
(a)で3ヶ所あり、これら3ヶ所が精認識検出位置1
3として選定される。
【0033】次いで図1のステップ5において、前記選
定された精認識検出位置13を中心に、前記間引きステ
ップ分の幅を含む精認識領域14を求め、この求められ
た精認識領域14内の全ての画素毎に、基準パターン7
とのマッチングによる式1の正規相関係数を求めて、精
認識評価値テーブル15を作成する。図3(b)は、こ
のようにして作成された精認識領域14と、精認識評価
値テーブル15とを示している。上述のようにしきい値
12が、被検出パターン1の存在する可能性のある全て
の位置が検出できるように決定されていることから、こ
のしきい値12に基づいて選定された精認識領域14の
中のいずれかの座標に被検出パターン1の中心位置が存
在していることになる。したがって、ステップ6におい
て精認識評価値テーブル15内の評価値を相対比較する
ことにより、最大値を示す座標が中心位置16として求
まる。なお、本例に示すステップ5においては、3ヶ所
の精認識評価値テーブル作成箇所を示すが、この数は、
粗認識評価値がしきい値12を越えるものである限り多
くても少なくてもよい。精認識評価値テーブルを作成す
べき精認識検出位置が1つのみとなる場合もあり得る。
【0034】以上のように、図1に示す認識動作フロー
に従えば、ステップ4の精認識検出位置選定工程におい
て精認識検出位置13が絞り込まれ、かつ被検出パター
ン1が存在する可能性がある位置の全ての精認識領域1
4において検出処理が行われるため、高速に、そして確
実に位置検出を行うことができる。
【0035】次に、本発明の第2の実施の形態に係るパ
ターンマッチング認識方法について説明する。本実施の
形態にかかる認識方法においては、先の第1の実施の形
態で説明したしきい値12を、基準パターン7の教示時
に設定することを特徴としている。
【0036】第1の実施の形態で説明したように、精認
識検出位置13の選定においては、粗認識評価値テーブ
ル11の中から予め定められたしきい値12を越える評
価値を示す位置全てを選定することにより行われる。こ
のため、しきい値12が低く設定され過ぎた場合には多
数の精認識検出位置13が選定されることとなり、各精
認識領域14における1画素毎の認識評価値の算出が必
要であることから、より多くの認識時間を要することと
なる。逆にしきい値12が高く設定され過ぎた場合に
は、精認識検出位置13の数が減って認識時間を短縮す
ることはできるものの、本来求めるべき被検出パターン
1が存在する精認識検出位置13を認識対象から除外し
てしまう虞がある。このように、しきい値12は、認識
処理精度と処理時間とに直接関係する重要なパラメータ
である。
【0037】上述のように、図3(c)に示されるよう
なしきい値12は、粗認識評価における間引きステップ
による評価値のずれを考慮し、近似パターン6の位置を
含めて被検出パターン1が存在する可能のある全ての位
置が検出できるように決定されている。通常、パターン
マッチング認識方法において、基準パターン7は認識さ
れる画像と同じ条件で撮像されている。このため、サー
チエリア8内に被検出パターン1に類似する近似パター
ン6が存在している場合には、その近似パターン6の認
識条件なども、基準パターン7を画像処理装置4に登録
する基準パターン7の教示時に同時に知ることができ
る。したがって、基準パターン7の教示時に、その教示
画像を考慮してしきい値12を同時に設定しておけば、
サーチエリア8内にある近似パターン6の存在を前提と
した適切なしきい値12を得ることができる。
【0038】このようにしてしきい値12が適切に設定
されることにより、本実施の形態に係るパターンマッチ
ング認識方法によれば、無駄な精認識検出位置13の選
定を排除することができ、かつ確実に被検出パターン1
を精認識検出位置13内に含めることが可能となり、効
率的、そして確実な画像認識が可能になる。この際に
は、精認識検出位置13の数も予め設定することができ
る。なお、本実施の形態に係る認識動作に関しては、上
述のしきい値12を基準パターン教示時に設定すること
を除き、図1を参照して説明した第1の実施の形態に係
る認識方法の認識動作と同様である。
【0039】次に、本発明に係る第3の実施の形態につ
き説明する。本実施の形態は、先の第1及び第2の実施
の形態に係るパターンマッチング認識方法を実施する画
像認識装置、並びに当該画像認識装置を使用する電子部
品実装装置(以下、「部品実装装置」という。)に関す
る。
【0040】上述のように、第1及びは第2の実施の形
態に係るパターンマッチング認識方法によれば、被検出
パターン1の画像認識をより短時間で、より確実に行う
ことが可能である。本実施の形態に係る画像認識装置
は、図5に示すように被検出パターンを配置する基板2
と、被検出パターン1を撮像する撮像装置3と、前記撮
像装置3によって撮像された画像データ5を入力して処
理・分析する画像処理装置4とから構成され、前記画像
データ5を一定の間引き間隔で予め登録された基準パタ
ーン7とマッチングさせることにより得られる粗認識評
価値を、予め登録された精認識検出しきい値12と比較
して精認識検出位置13を選定し、前記選定された精認
識検出位置13を基に前記間引き間隔を考慮して設定さ
れた精認識領域14を対象に精認識評価を行うことによ
り、前記被検出パターン1の位置検出を行う装置であ
る。
【0041】更に、本実施の形態には、上述の画像認識
装置を備えた部品実装装置を含む。本実施の形態に係る
部品実装装置の一例につき、図面を参照して説明する。
図4において、部品実装装置100は、電子部品などの
実装すべき部品を部品実装装置100へ供給する部品供
給部102と、部品供給部102から部品を取り出して
回路形成体に実装する部品実装ヘッド103と、部品実
装ヘッド103を所定位置に搬送するロボット104
と、部品実装ヘッド103に保持された部品の保持状態
を撮像して認識する部品認識装置105と、部品実装装
置100に回路形成体を搬送して保持する回路形成体保
持装置106と、部品実装装置100全体の動作を制御
する制御装置107と、を主な構成要素としている。
【0042】図4において、部品供給部102には、多
数の部品をテープ状に巻き取ったリールを備えるカセッ
ト方式の部品供給装置111がセットされている。部品
実装ヘッド103には、負圧により部品112を吸着し
て保持するノズル113が取り付けられている。ノズル
113は、回転制御機構114により図のZ軸を中心と
した回転による角度補正(θ回転)が可能である。ロボ
ット104は、X軸駆動部116とY軸駆動部117と
により、部品実装ヘッド103を図のX方向及びY方向
の平面状に搬送する。回路形成体保持装置106は、電
子回路基板などの回路形成体118を搬入して保持す
る。部品認識装置105は、ノズル113に保持された
部品112の保持状態を下から撮像し、撮像された画像
は画像処理、分析された後、部品112の保持状態の判
定結果が制御装置107へ入力される。
【0043】以上の構成にかかる部品実装装置100の
動作時には、部品供給装置111により部品供給部10
2に供給された部品112の真上に移動した部品実装ヘ
ッド103が、ノズル113を下降させて部品112に
当接させ、負圧によって部品112を吸着して部品供給
装置111から取り出す。次に、部品実装ヘッド103
は、ノズル113に部品112を保持したまま、ロボッ
ト104により部品認識装置105に対向する位置に向
けて搬送される。部品認識装置105は、部品実装ヘッ
ド103が部品認識装置105に対向する位置を所定速
度で通過する際に、部品実装ヘッド103のノズル11
3に吸着して保持された部品112を撮像し、その画像
が処理されて部品112の所定吸着状態に対する位置、
および角度のずれが測定され、測定結果が制御装置10
7へ入力される。実装すべき回路形成体118へ向けて
移動中の部品実装ヘッド103は、制御装置107から
の指令に基づいて必要な移動量と角度の補正しつつ、回
路形成体118の所定位置に部品112を位置合わせし
て停止し、ノズル113を下降させて吸着された部品1
12を回路形成体118上に実装する。
【0044】ここで、前記ノズル113に吸着された部
品の吸着位置を検出する前記部品認識装置に、本実施の
形態にかかる画像認識装置を適用することができる。部
品112の吸着位置の検出は、当該部品112を回路形
成体118の所定の実装位置に正確に実装する上で重要
な要素であり、したがって前記画像認識装置を部品認識
装置105に適用して部品112の吸着位置を正確に検
出することにより、当該部品実装装置100は高品質の
電子回路基板の生産を実現することができる。
【0045】なお、本実施の形態に係る画像認識装置を
部品実装装置100に適用する他の実施例として、例え
ば当該画像認識装置を部品実装ヘッド103の側に備
え、部品実装ヘッド103が回路形成体118に対向す
る位置に移動した際に回路形成体118に設けられた基
板マークを検出するために使用することであっても良
い。これにより、基板マークの正確で効率的な位置検出
が可能となり、回路形成体118を正しい位置に規制保
持することによって、正確な位置への部品112の実装
が可能となり、高品質な電子回路基板の生産を実現する
ことができる。
【0046】
【発明の効果】本発明にかかる画像認識方法を実施する
ことにより、精認識検出位置選定工程にて認識対象範囲
が絞り込まれると共に、被検出パターンが存在する可能
性がある位置すべての認識処理を行うことができる。し
たがって、画像データ内に被検出パターンと類似した近
似パターンが存在していても、短時間での正確な位置検
出を行うことが可能になる。
【0047】また、本発明により、パターンマッチング
認識の基準パターンを教示する際に基準パターンの撮像
画像を考慮した適切なしきい値を同時に設定することと
すれば、さらに効果的な画像認識が可能になる。
【0048】そして、本発明に係るパターンマッチング
認識方法を実施する認識装置によれば、画像データ内に
被検出パターンと類似した近似パターンが存在していて
も短時間での正確な位置検出を行う認識装置を提供する
ことができる。また、当該認識装置を備えた部品実装装
置を実施することにより、高い生産性で高品質の電気回
路基板を生産する部品実装装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る画像認識方法の認
識動作を示すフローチャートである。
【図2】 本発明の実施の形態に係る画像認識方法の認
識対象となる画像データを示す説明図である。
【図3】 図2に示す画像データの粗認識評価値テーブ
ル、精認識評価値テーブル、および各評価値の大きさを
示す説明図である。
【図4】 本発明の実施の形態に係る画像認識装置を備
えた部品実装方法を示す斜視図である。
【図5】 従来技術による画像認識装置の主要構成要素
を示す側面図である。
【図6】 従来技術による認識方法(従来例1)の認識
動作を示すフローチャートである。
【図7】 従来技術による認識方法(従来例1)の認識
対象となる画像を示す説明図である。
【図8】 図7に示す画像の評価値テーブル、および評
価値を示す説明図である。
【図9】 従来技術による他の認識方法(従来例2)の
認識動作を示すフローチャートである。
【図10】 従来技術による他の認識方法(従来例2)
の粗認識評価値テーブル、及び精認識評価値テーブルを
示す説明図である。
【図11】 従来技術による認識方法の認識対象となる
画像を示す説明図である。
【図12】 図11に示す画像の従来技術(従来例1)
による認識方法に基づく評価値テーブル、および評価値
を示す説明図である。
【図13】 図11に示す画像の他の従来技術(従来例
2)による認識方法に基づく粗認識評価値テーブル、及
び精認識評価値テーブルを示す説明図である。
【図14】 従来技術による認識方法の認識対象となる
他の画像を示す説明図である。
【図15】 図14に示す画像の従来技術(従来例1)
による認識方法に基づく評価値テーブル、および評価値
を示す説明図である。
【図16】 図14に示す画像の他の従来技術(従来例
2)による認識方法に基づく粗認識評価値テーブル、及
び精認識評価値テーブルを示す説明図である。
【符号の説明】
1.被検出パターン、 2.基板、 3.撮像装置、
4.画像処理装置、 5.画像データ、 6.近似パタ
ーン、 7.基準パターン、 8.サーチエリア、 1
1.粗認識評価値テーブル、 12.精認識検出しきい
値、 13.精認識検出位置、 14.精認識領域、
15.精認識評価値テーブル、 16.中心位置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 13/08 H05K 13/08 Q (72)発明者 秦 純一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 蜂谷 栄一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5B057 AA03 BA02 CA12 CA16 DA07 DB02 DC05 DC34 5E313 AA01 AA11 AA15 CC04 DD31 EE02 EE03 EE24 EE37 FF24 FF26 FF28 FF32 5L096 BA08 FA34 FA69 GA08 HA08 JA03 JA14 LA01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検出パターンを撮像し、予め登録され
    た基準パターンと前記撮像された被検出パターンの画像
    データとのマッチングによる評価値を算出し、前記評価
    値の内の最大値を示す位置を前記被検出パターンの中心
    位置として検出する画像認識方法において、 画像データを一定の間引き間隔で前記基準パターンとマ
    ッチングさせてまず粗認識評価値を求め、予め設定され
    たしきい値を越える粗認識評価値を示す単数もしくは複
    数の位置を対象にして次に精認識評価値を求め、前記精
    認識評価値の内の最大値を示す位置を前記被検出パター
    ンの中心位置として検出することを特徴とする画像認識
    方法。
  2. 【請求項2】 前記画像データと前記基準パターンとの
    マッチングにより算出される前記各評価値が、正規相関
    係数に基づくものであることを特徴とする、請求項1に
    記載の画像認識方法。
  3. 【請求項3】 被検出パターンを含む画像データを画像
    認識装置内に入力する画像入力工程と、 予め登録された基準パターンと前記画像データとのマッ
    チングによる相関係数を一定の間引き間隔毎に求め、前
    記相関係数と前記画像データの座標との関連を示す粗認
    識評価値テーブルを作成する粗認識評価値テーブル作成
    工程と、 前記粗認識評価値テーブルから精認識処理を行う精認識
    検出位置を選定する精認識検出位置決定工程と、 前記精認識検出位置と前記間引き間隔とを用いて精認識
    領域を設定し、前記精認識領域内で前記基準パターンと
    前記被検出パターンとの相関係数が最大となる前記画像
    データの座標を検出する中心位置検出工程とを含む、前
    記被検出パターンを撮像した画像データから当該被検出
    パターンの中心位置を検出する画像認識方法であって、 前記精認識検出位置決定工程において、予め設定された
    しきい値を越える粗認識評価値を示す単数もしくは複数
    の位置を前記精認識検出位置として選定することを特徴
    とする画像認識方法。
  4. 【請求項4】 画像内に並存する類似のパターンを含め
    て前記被検出パターンが存在する可能性のある全ての位
    置を検出できるよう、前記しきい値の大きさ、もしくは
    前記精認識検出位置の数が、前記基準パターンの画像を
    基に前記間引きステップによる評価値のずれを考慮して
    前記基準パターンを登録する前記教示ステップの際に設
    定されることを特徴とする、請求項3に記載の画像認識
    方法。
  5. 【請求項5】 被検出パターンを保持するための基板
    と、 前記被検出パターンを撮像する撮像装置と、 前記撮像装置によって撮像された画像データを入力して
    処理・分析する画像処理装置と、から構成され、 前記画像データを前記画像処理装置に予め登録された基
    準パターンとマッチングさせることにより得られる評価
    値の内で最大値となる対象画像内の座標を前記被検出パ
    ターンの中心位置として検出する画像認識装置におい
    て、 前記画像データを一定の間引き間隔で前記基準パターン
    とマッチングさせることにより得られる粗認識評価値の
    内、予め登録されたしきい値よりも大きな値となる対象
    画像の座標を精認識検出位置として選定し、当該精認識
    検出位置と前記間引き間隔とを用いて設定される精認識
    領域内の精認識評価値の内で最大値となる位置を前記被
    検出パターンの中心位置として検出することを特徴とす
    る画像認識装置。
  6. 【請求項6】 前記各評価値が、前記画像データと前記
    基準パターンとのマッチングにより算出される正規相関
    係数に基づくものであることを特徴とする、請求項5に
    記載の画像認識装置。
  7. 【請求項7】 回路形成体を搬入して保持する回路形成
    体保持装置と、 部品を供給する部品供給部と、 前記部品供給部からの部品の取り出しと前記回路形成体
    への部品の実装が可能な実装ヘッドと、 前記実装ヘッドを搬送するロボットと、 前記回路形成体保持装置、部品供給装置、実装ヘッド、
    ロボットを制御するコントローラとから構成され、前記
    実装ヘッドにより前記部品供給部から取り出した部品を
    前記回路形成体の実装位置に実装する部品実装装置にお
    いて、 前記部品、もしくは前記回路形成体に設けられた基板マ
    ークのいずれか、もしくは双方の位置を検出するため、
    請求項5又は請求項6に記載の画像認識装置を備えてい
    ることを特徴とする部品実装装置。
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