JP2002215828A - ディジタル著作物の管理システムおよびディジタル著作物の管理方法 - Google Patents

ディジタル著作物の管理システムおよびディジタル著作物の管理方法

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JP2002215828A
JP2002215828A JP2001056575A JP2001056575A JP2002215828A JP 2002215828 A JP2002215828 A JP 2002215828A JP 2001056575 A JP2001056575 A JP 2001056575A JP 2001056575 A JP2001056575 A JP 2001056575A JP 2002215828 A JP2002215828 A JP 2002215828A
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吉伸 稲田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の利用者間における利用権の移動(交
換)や共有といった多様で利便性に富んだディジタル著
作物の利用サービスを提供するとともに、著作物の提供
者の著作権および著作隣接権の保護にも有効なディジタ
ル著作物の管理システムおよび管理方法を提供する。 【解決手段】 ディジタル著作物とその利用権を明確に
分離して利用者に対して提供し、提供した利用権を記録
した利用権データをインターディスクサーバ4に専用プ
レーヤ8ごとに作成された専用ディレクトリ45に格納
して、一括して管理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テキスト、画像
(静止画、動画)音声およびプログラムの少なくともい
ずれかを含む著作物がディジタル化されて流通したディ
ジタル著作物を管理するディジタル著作物の管理システ
ムおよび管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】通信ネットワークを利用した情報提供サ
ービスが普及するにともない、情報としてテキスト、画
像(静止画、動画)、音声およびプログラムの少なくと
もいずれかを含む著作物がディジタル化されて頻繁に流
通しており、流通する著作物の提供者が所有する著作権
および著作隣接権が侵害されるといった混乱が生じてい
る。これは、インターネットのような新しいメディアま
たは技術に基づくサービスにおいて、適切な提供方法が
確立されていないことに起因するものである。
【0003】他方、不正コピーを防止するためにさまざ
まな技術が開発されている。例えば、特開平7−131
452号公報には、著作物がネットワークを介して送信
される際、著作物と著作物情報を暗号化して利用者端末
に送信することにより、利用者端末において、特定の利
用者しか復号できないようにして利用者による利用を制
限する方法が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような方法では、ディジタル著作物の不正コピーには適
切に対応できても、新しいメディアまたは技術の優れた
機能を活用して、利用者による多様な利用形態に柔軟に
対応することができるサービスを提供するという点に関
しては、適切ではない。
【0005】そこで、本発明の目的は、ディジタル化さ
れて流通するディジタル著作物に対して上記サービス提
供を実現するために、従来のシステムおよび方法ではデ
ィジタル著作物とその利用権の区別が曖昧で、通常、デ
ィジタル著作物のダウンロードによりその利用権も同時
に提供されるというものであるのに対して、ディジタル
著作物とその利用権を明確に分離して提供(販売)する
ことで、利用権を取得(購入)した利用者が、その利用
権に対応するディジタル著作物を、利用権に見合って配
信を受けて利用できるようにし、取得(購入)された利
用権を記録した利用権データを、利用者に替わって一括
して管理することで、利用者による利用権の行使、複数
の利用者間における利用権の移動(交換)、行使しなか
った未利用の利用権の提供者側への返却、といった多様
で利便性に富んだディジタル著作物の利用サービスを提
供することが可能であり、かつ、著作物の提供者の著作
権、著作隣接権および版権などの保護にも有効に機能す
るディジタル著作物の管理システムおよび管理方法を提
供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1のディジタル著作物の管理システムは、通
信ネットワークを介して端末装置に配信されるディジタ
ル著作物を管理するための管理システムにおいて、前記
端末装置に配信されるディジタル著作物が格納されたデ
ィジタル著作物配信手段と、前記端末装置に配信される
ディジタル著作物のインデックスデータが格納されたイ
ンデックスデータ格納手段と、前記端末装置を識別する
ための端末識別手段と、前記端末装置によって選択され
て前記ディジタル著作物配信手段から配信されるディジ
タル著作物についての利用可能な範囲を示す利用権に関
するデータである利用権データを端末装置ごとに生成す
る利用権データ生成手段と、前記利用権データを前記端
末識別手段による識別に基づいて端末装置ごとに管理す
る利用権管理手段とを備えており、前記利用権管理手段
が、利用権データを端末装置ごとに記憶する利用権デー
タ記憶手段と、利用権データに応じた初期値を有してお
り、前記端末装置に送信されてディジタル著作物の前記
端末装置での利用度に応じて書き換えられる利用メータ
を生成する利用メータ生成手段と、前記端末装置から前
記管理システムに送信された利用メータの値に応じて、
前記利用権データ記憶手段に記憶された利用権データを
書き換える利用権データ書き換え手段とを有しているこ
とを特徴としている。
【0007】ここで、ディジタル著作物とは、ゲーム、
音楽、ビデオ、新聞、小説、雑誌、教材、カタログ、ア
プリケーションプログラムなどがディジタル化されたデ
ィジタルデータのことであり、このディジタルデータが
通信ネットワークを介して配信される。また、ディジタ
ル著作物としては、今後、きわめて一般的になると予想
されるWebサイトブロードキャスティング、いわゆ
る、インターネットテレビ放送などのストリーミングメ
ディア、すなわち、ディジタルデータのダウンロードと
再生が同時に実行されるメディアなどで流されるニュー
スやスポーツ中継などのコンテンツも対象となる。ま
た、端末装置としては、ゲーム、音楽、ビデオ、テキス
トなどのディジタルデータ再生用プログラムと通信アプ
リケーションプログラム(Webブラウザなど)、およ
び、通信OS(オペレーティングシステム)を実装した
ネットワーク端末(携帯、デスクトップ、ラップトッ
プ)などが使用される。なお、端末装置には、別の装置
(例えば、後述するスタックサーバ)を介してディジタ
ル著作物が配信されてもよい。
【0008】また、インデックスデータとは、ディジタ
ル著作物の管理システムの利用者がディジタル著作物を
検索するときに使用するための著作物検索用データ、つ
まり、ディジタル著作物のタイトルや著作権者名、利用
者に対して配信されるディジタル著作物についての利用
可能な範囲を示す利用権の価格に関する情報などのディ
ジタル著作物に関するデータである。
【0009】ここで、利用権には、配信されるディジタ
ル著作物を端末装置で利用することができる利用回数、
利用時間、利用期間などの条件、または、これらの複数
の条件を任意に組み合わせた制限を利用オプションとし
てさまざまな利用形態に対応させて細かく設定すること
が可能である。
【0010】請求項1によると、ディジタル著作物を端
末装置で利用するために必要となる利用権に関するデー
タ(利用権データ)を端末装置(利用者)ごとに生成し
て一括して管理することで、配信されたディジタル著作
物の各端末装置ごとの利用権に関して、その利用権が制
限に達するまで常にその状況を把握することができる。
【0011】また、請求項2のディジタル著作物の管理
システムは、請求項1において、前記利用権管理手段
が、前記利用権データ記憶手段に記憶された利用権デー
タに基づいて、複数の前記端末装置間において利用権を
移動させる利用権移動手段をさらに備えていることを特
徴としている。
【0012】また、請求項3のディジタル著作物の管理
システムは、前記利用権管理手段が、前記利用権データ
記憶手段に記憶された利用権データに基づいて、複数の
前記端末装置間において利用権を共有させる利用権共有
手段をさらに備えていることを特徴としている。
【0013】請求項2、3によると、利用権移動手段ま
たは利用権共有手段によって、複数の端末装置間におい
て、利用権を移動または共有させることができるので、
利用権の譲渡、交換、売買、貸し借りまたは共有を実行
することが可能になる。
【0014】また、請求項4のディジタル著作物の管理
システムは、前記利用権管理手段が、前記利用権データ
記憶手段に記憶された利用権データに基づいて、複数の
前記端末装置間における利用権の譲渡、交換、売買、貸
し借りおよび共有の少なくともいずれか1つをスケジュ
ーリングするためのスケジューリング手段をさらに備え
ていることを特徴としている。
【0015】請求項4によると、複数の端末装置間にお
ける利用権の譲渡、交換、売買、貸し借りまたは共有を
実施する際に、複数の端末装置に対して利用権の譲渡、
交換、売買、貸し借りまたは共有に関する情報を提供す
るとともに、それを希望する端末装置間における利用権
の一方向または双方向の移動を管理することができる。
【0016】また、請求項5のディジタル著作物の管理
システムにおいては、前記利用権管理手段は、前記利用
権データ記憶手段に記憶された利用権データに基づい
て、前記端末装置が有する利用権の未利用部分の返却を
管理する利用権返却管理手段をさらに備えている。
【0017】請求項5によると、利用権を取得した利用
者は提供者に対して利用権の未利用分を返却することが
できるため、利用者の所有する特定のディジタル著作物
に関する利用権が必要でなくなった場合においても、利
用権が無駄になることを防止することができる。
【0018】また、請求項6のディジタル著作物の管理
システムは、前記ディジタル著作物配信手段、前記イン
デックスデータ格納手段および前記利用権管理手段での
ディジタル著作物の管理記録を保存するための記録保存
手段をさらに備えていることを特徴としている。
【0019】請求項6によると、ディジタル著作物配信
手段、インデックスデータ格納手段および利用権管理手
段におけるすべてのディジタル著作物の管理記録を保存
できるため、管理システムにおける以前の作業の記録を
随時確認することができる。
【0020】また、請求項7のディジタル著作物の管理
システムは、前記ディジタル著作物配信手段に格納され
るディジタル著作物が事前に格納される事前格納手段を
さらに備えており、前記事前格納手段に格納されたディ
ジタル著作物についてその登録または登録抹消が指定さ
れたときに、登録状態のディジタル著作物のみを利用可
能とするように前記ディジタル著作物配信手段、前記イ
ンデックスデータ格納手段、および、前記利用権管理手
段が制御されるように構成されていることを特徴として
いる。
【0021】請求項7によると、ディジタル著作物の提
供者は事前格納手段によって、配信するディジタル著作
物の登録または登録抹消を一括して管理することができ
るため、提供者がディジタル著作物を登録または登録抹
消するための操作を簡略化することができる。
【0022】また、請求項8のディジタル著作物の管理
方法は、通信ネットワークを介して端末装置に配信され
るディジタル著作物を管理システムによって管理するた
めのディジタル著作物の管理方法において、前記端末装
置によって選択された1つのディジタル著作物について
の利用可能な範囲を示す利用権に関するデータである利
用権データを端末装置ごとに生成し、生成された利用権
データを前記管理システム内に記憶し、利用権データに
応じた初期値を有しており、ディジタル著作物の前記端
末装置での利用度に応じて書き換えられる利用メータを
生成し、生成された利用メータを前記端末装置に送信
し、前記端末装置から前記管理システムに送信された利
用メータの値に応じて、前記管理システムに記憶された
利用権データを書き換えることを特徴としている。
【0023】請求項8によると、ディジタル著作物を端
末装置で利用するために必要となる利用権データを端末
装置ごとに生成して一括して管理することで、配信され
たディジタル著作物の各端末装置ごとの利用権に関し
て、その利用権が制限に達するまで常にその状況を把握
することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な一実施の形
態について、図面を参照しつつ説明する。
【0025】まず、本実施の形態に係るディジタル著作
物の管理システムの構成について、図1に基づいて説明
する。図1は、本実施の形態に係るディジタル著作物の
管理システムおよびこれとインターネットを介して接続
された専用プレーヤの構成を示すブロック図である。
【0026】図1に示すように、本実施の形態に係るデ
ィジタル著作物の管理システムであるコンピュータ1
は、それぞれが管理システムの主機能を有するインデッ
クスサーバ3、インターディスクサーバ4、ブロードキ
ャストサーバ5およびワークショップサーバ6と、それ
ぞれが管理システムの副機能を有する利用オプション管
理サーバ11、利用者識別用データ発行サーバ12、専
用プレーヤ確認サーバ13、ヒントデータ発行サーバ1
4および利用権識別用データ発行サーバ15と、アーカ
イブサーバ18とにより構成されている。また、専用プ
レーヤ8は、コンピュータ1とインターネット20を介
して互いにデータの送受信が可能に接続されており、別
体のスタックサーバ9と接続可能である。
【0027】コンピュータ1は、CPU、ROM、RA
M、ハードディスク、CDやFDの駆動装置などのハー
ドウェア(図示しない)を備えており、GUIベースの
ネットワークOSやWWWサーバアプリケーションを含
む様々なソフトウェアがインストールされたコンピュー
タであり、ルータなどの通信機器を介してインターネッ
ト20と接続可能となっている。
【0028】専用プレーヤ8は、CPU、ROM、RA
Mを収納したコンピュータであり、モデムなどの通信機
器を介してインターネット20と接続可能となってい
る。なお、本実施の形態に係るディジタル著作物の管理
システムに対する専用プレーヤ8は、別体のスタックサ
ーバ9を介してインターネット20に接続されている。
【0029】なお、専用プレーヤ8は、ディジタル著作
物の管理システムにより送信されたディジタル著作物の
著作物コピーの再生専用の端末装置であるため、送信さ
れた著作物コピーを外部に出力することができないよう
になっている。したがって、専用プレーヤ8に送信され
た著作物コピーは再生利用または削除されるかのいずれ
かである。
【0030】また、専用プレーヤ8は、インデックスサ
ーバ3、インターディスクサーバ4およびブロードキャ
ストサーバ5と接続されることが可能である。なお、イ
ンデックスサーバ3、インターディスクサーバ4および
ブロードキャストサーバ5間においては、相互にデータ
の送受信が可能な構成になっている。
【0031】ここで、管理システムの利用者に対して特
定の利用オプションが設定された利用権が提供(販売若
しくは貸与と同義)される場合(以下、「利用権の提
供」という)、または、以前に提供した利用権の未利用
分が利用者から提供者に対して返却される場合(以下、
「利用権の返却」という)には、専用プレーヤ8がイン
デックスサーバ3にアクセスして所定の処理が実施され
る。また、以前に提供した利用権の利用オプションに基
づいて対応する著作物コピーがブロードキャストサーバ
5から(スタックサーバ9を介して)専用プレーヤ8に
配信される場合(以下、「利用権の行使」という)に
は、専用プレーヤ8がインターディスクサーバ4にアク
セスして所定の処理が実施されたあと、ブロードキャス
トサーバ5から専用プレーヤ8に著作物コピーが配信さ
れる。また、利用権の利用オプションに基づいて対応す
る著作物コピーとともに専用プレーヤ8に配信された利
用メータがインターディスクサーバ4内に再度格納され
る場合(以下、「利用権の格納」という)、または、以
前に提供されインターディスクサーバ4内に格納されて
いる利用権が複数の専用プレーヤ8間で移動(交換)さ
せられる場合(以下、「利用権の移動(交換)」とい
う)には、専用プレーヤ8がインターディスクサーバ4
にアクセスして所定の処理が実施される。
【0032】なお、著作物の提供者が今後配信しようと
考えている著作物がワークショップサーバ6に格納され
る場合(以下、「著作物のエントリー」という)、著作
物の提供者がワークショップサーバ6に格納されていた
著作物のなかから配信の開始を希望する著作物が指定さ
れた場合(以下、「著作物の登録」という)、および、
著作物の提供者が登録された著作物のなかから配信の停
止を希望する著作物が指定された場合(以下、「著作物
の登録抹消」という)のいずれの場合も、著作物の提供
者はワークショップサーバ6にアクセスして、所定の処
理を行う。
【0033】ここから、ディジタル著作物の管理システ
ムを構成する各サーバのそれぞれの機能について説明す
る。
【0034】インデックスサーバ3は、著作物検索部3
0と、インデックスデータ格納部31と、利用権識別用
データ格納部32と、格納場所記憶部33と、利用権デ
ータ生成部34と、管理記録格納部35とを有してい
る。
【0035】著作物検索部30では、ディジタル著作物
の利用権を提供する際に、利用者によってインデックス
データが用いられ希望する著作物が検索される。インデ
ックスデータ格納部31は、提供者により登録された著
作物のインデックスデータを格納する。利用権識別用デ
ータ格納部32には、利用者に対して利用権を提供した
ことを記録した利用権識別用データが格納される。格納
場所記憶部33には、ディジタル著作物およびその要約
のブロードキャストサーバ5における格納場所データが
記憶される。また、利用権データ生成部34では、利用
者に提供した利用権の利用オプションの内容に関する利
用権データが生成される。なお、インデックスサーバ3
における処理に関する管理記録はすべて管理記録格納部
35に格納される。
【0036】ここで、ディジタル著作物の要約とは、イ
ンデックスサーバ3にアクセスしてディジタル著作物の
利用権を取得(購入)しようとする利用者が、取得する
前にその内容を確認するために利用することができるデ
ータであり、原則的に無料で提供される。
【0037】インターディスクサーバ4は、専用ディレ
クトリ作成部41と、専用ディレクトリ格納部42と、
利用権移動共有部43と、利用権返却管理部44と、管
理記録格納部47とを有している。また、利用権移動共
有部43はさらにスケジューリング部46を有してい
る。
【0038】専用ディレクトリ作成部41では、利用権
データおよび利用権識別用データを格納するために使用
される専用ディレクトリ45が専用ディレクトリ格納部
42内に作成される。専用ディレクトリ格納部42に
は、端末装置ごとに、専用ディレクトリ作成部41にお
いて作成された専用ディレクトリ45が格納されてい
る。また、利用権移動共有部43は、複数の専用ディレ
クトリ45間において利用権データを移動(交換)また
は共有させることができる。共有機能については、例え
ば以下のように実現することができる。すなわち、イン
ターディスクサーバ4上に共有ディスク領域(共有ディ
レクトリ)を設置し、この領域に利用者各自の専用ディ
レクトリ領域中の利用権を移動させるだけで利用権を要
求させることが可能である。この際、必要な場合には、
以下で説明するスケジューリング部46によるスケジュ
ーリングを行って利用権を移動させてもよい。共有ディ
スク領域は、インターディスクサーバ上に専用ディレク
トリ領域を有する利用者なら誰でもアクセス可能とされ
ている。
【0039】さらに、利用権移動共有部43が有してい
るスケジューリング部46では、複数の端末装置間にお
ける利用権の譲渡、交換、売買、貸し借りまたは共有を
実施する際に、複数の端末装置に対して利用権の譲渡、
交換、売買貸し借りまたは共有に関する情報が提供され
るとともに、それを希望する端末装置間における利用権
データの一方向または双方向の移動が管理される。ま
た、利用権返却管理部44では、利用者に提供した利用
権に対して、その利用権の未利用分の提供者への返却に
ついて管理される。なお、インターディスク4における
処理に関する管理記録はすべて管理記録格納部47に格
納される。
【0040】ブロードキャストサーバ5は、著作物格納
部51と、インデックスデータ格納部52と、要約格納
部53と、管理記録格納部54とを有している。著作物
格納部51、インデックスデータ格納部52および要約
格納部53には、提供者により配信可能に登録された著
作物、インデックスデータおよび要約がそれぞれ格納さ
れる。なお、ブロードキャストサーバ5における処理に
関する管理記録はすべて管理記録格納部54に格納され
る。
【0041】ワークショップサーバ6は、提供者管理部
61と、著作物登録管理部62と、著作物格納部63
と、インデックスデータ格納部64と、要約格納部65
と、管理記録格納部66とを有している。
【0042】提供者管理部61では、ワークショップサ
ーバ4に著作物をエントリーした提供者が一括して管理
される。著作物登録管理部62では、提供者がエントリ
ーした著作物のなかから配信の開始、または、配信の停
止を希望する著作物を選択して登録または登録抹消の指
定をすると、他のサーバにおける登録または登録抹消に
対する処理が一括して実施される。著作物格納部63に
は、エントリーされた著作物が格納される。また、イン
デックスデータ格納部64および要約格納部65には、
エントリーされた著作物のインデックスデータおよび要
約がそれぞれ格納される。なお、ワークショップサーバ
4における処理に関する管理記録はすべて管理記録格納
部66に格納される。
【0043】また、利用オプション管理サーバ11は、
利用メータ生成部471と、利用権データ書き換え部4
8と、管理記録格納部49とを有している。利用メータ
生成部471では、利用者に提供された著作物の専用プ
レーヤ8での再生度に応じて、専用プレーヤ8において
更新される利用メータが生成される。つまり、利用メー
タは、利用権がその利用権に設定された利用オプション
に対応して専用プレーヤ8でどれだけ再生(使用)され
たかを計測するための計測機能を備えている。また、利
用メータ生成部471では、未利用分がある利用権が再
び格納される場合に、利用権の未利用分に対応するよう
に利用メータを更新する機能を有している。また、利用
権データ書き換え部48は、未利用分がある利用権が再
び格納される場合に利用権の未利用分に対応するように
利用権データを書き換える機能を有している。なお、利
用オプション管理サーバ11における処理に関する管理
記録は管理記録格納部49に格納される。
【0044】利用者識別用データ発行サーバ12は、利
用権を取得した利用者を識別するための利用者識別用デ
ータを発行する機能を有している。また、専用プレーヤ
確認サーバ13は、インデックスサーバ3またはインタ
ーディスクサーバ4にアクセスしてきた端末装置が専用
プレーヤ8であることを確認する機能を有している。
【0045】ヒントデータ発行サーバ14は、インデッ
クスサーバ3またはインターディスクサーバ4にアクセ
スしてきた専用プレーヤ8に対して、利用権を取得した
利用者であることを確認するために、利用者への利用権
の提供を記録したヒントデータ(例えば、乱数であって
よい)を発行する機能を有している。また、利用権識別
用データ発行サーバ15は、利用者への利用権の提供を
記録した利用権識別用データを発行する機能を有してい
る。
【0046】また、アーカイブサーバ18は、インデッ
クスサーバ3、インターディスクサーバ4およびブロー
ドキャストサーバ5における著作物および利用権データ
の管理記録を一括して格納する機能を有している。
【0047】また、専用プレーヤ8は、端末識別情報格
納部81と、著作物コピー再生部82と、ヒントデータ
格納部85とを有している。端末識別情報格納部81に
は、端末装置である専用プレーヤ8を識別するために管
理システムとの間で交換するための端末識別情報が格納
されている。著作物コピー再生部82は著作物コピー格
納部83を有しており、さらに、著作物コピー格納部8
3は利用メータ格納部84を有している。著作物コピー
再生部82では、利用権を行使することにより管理シス
テムから配信された著作物コピーおよび利用メータが、
著作物コピー格納部83および利用メータ格納部84に
それぞれ格納されるとともに再生可能となる。また、ヒ
ントデータ格納部85には、管理システムから配信され
たヒントデータが格納される。
【0048】また、管理システムから著作物コピーが配
信される際に配信先としてスタックサーバ9が指定され
ると、著作物コピーは利用メータとともにスタックサー
バ9に配信され、一時的に格納される。利用者は、随
時、著作物コピーをスタックサーバ9から専用プレーヤ
8の著作物コピー格納部83に移動して再生利用するこ
とができる。
【0049】次に、本実施の形態に係るディジタル著作
物の管理システムにおける「著作物のエントリー」、
「著作物の登録」および「著作物の登録抹消」のそれぞ
れの手順、および、「利用権の提供」、「利用権の行
使」、「利用権の格納」、「利用権の移動(交換)」、
「利用権の共有」および「利用権の返却」のそれぞれの
手順を図2〜図10に基づいて説明する。
【0050】図2〜図4は、本実施の形態に係るディジ
タル著作物の管理システムにおける「著作物のエントリ
ー」、「著作物の登録」および「著作物の登録抹消」に
関するそれぞれの動作ステップを順に示したフローチャ
ートである。また、図5〜図10は、本実施の形態に係
るディジタル著作物の管理システムにおける「利用権の
提供」、「利用権の行使」、「利用権の格納」、「利用
権の移動(交換)」、「利用権の共有」および「利用権
の返却」に関するそれぞれの動作ステップを順に示した
フローチャートである。
【0051】まず、本実施の形態に係るディジタル著作
物の管理システムにおける「著作物のエントリー」に関
する動作ステップを図2に基づいて説明する。
【0052】ステップS101では、著作物の提供者に
よるワークショップサーバ6に対するアクセスがあるか
どうか繰り返して判断される。そして、アクセスがあっ
た場合には(S101:YES)、ステップS102に
進む。
【0053】そして、ステップS102では、アクセス
してきた提供者がワークショップサーバ6に対するアク
セス権を有しているかどうか提供者管理部61において
判断される。そして、アクセス権を有している場合には
(S102:YES)、ステップS103に進む。アク
セス権を有していない場合には(S102:NO)、処
理が終了される。なお、アクセス権の有無の確認方法は
いかなる方法であってもよい。
【0054】ステップS103において、提供者が管理
システムに著作物をエントリーするために送信した著作
物、インデックスデータおよび要約を受信したかどうか
繰り返して判断される。そして、著作物、インデックス
データおよび要約を受信した場合には(S103:YE
S)、ステップS104に進む。なお、要約は添付され
ていなくてもよい。
【0055】ステップS104において、受信した著作
物、インデックスデータおよび要約は、それぞれ著作物
格納部63、インデックスデータ格納部64および要約
格納部65に格納され、処理が終了される。なお、ワー
クショップサーバ6にエントリーされるデータの形式は
いかなるものであってもよい。また、ワークショップサ
ーバ6における著作物のエントリーに関する記録はすべ
てワークショップサーバ6に格納される。
【0056】次に、本実施の形態に係るディジタル著作
物の管理システムにおける「著作物の登録」に関する動
作ステップを図3に基づいて説明する。
【0057】まず、ステップS201では、著作物の提
供者によるワークショップサーバ6に対するアクセスが
あるかどうか繰り返して判断される。そして、アクセス
があった場合には(S201:YES)、ステップS2
02に進む。
【0058】そして、ステップS202では、アクセス
してきた提供者がワークショップサーバ6に対するアク
セス権を有しているかどうか提供者管理部61において
判断される。そして、アクセス権を有している場合には
(S202:YES)、ステップS203に進む。アク
セス権を有していない場合には(S202:NO)、処
理が終了される。
【0059】ステップS203において、提供者がワー
クショップサーバ6にエントリーした著作物のなかから
配信の開始を希望する著作物の登録要求を受信したかど
うか著作部登録管理部62において繰り返して判断され
る。そして、登録要求を受信をした場合には(S20
3:YES)、ステップS204に進む。
【0060】ステップS204において、著作物登録管
理部62では、受信した登録要求は著作物およびインデ
ックスデータを添えてブロードキャストサーバ5に送信
される。そして、ステップS205において、登録要求
を受信したブロードキャストサーバ5では、登録要求の
あった著作物、インデックスデータおよび要約が著作物
格納部51、インデックスデータ格納部52および要約
格納部53にそれぞれ格納されて登録される。なお、ブ
ロードキャストサーバ5に登録されるデータの形式はい
かなるものであってもよい。
【0061】ステップS206において、登録された著
作物および要約のブロードキャストサーバ5における格
納場所データおよびインデックスデータがブロードキャ
ストサーバ5からインデックスサーバ3に送信される。
ここで、インデックスデータはインデックスサーバ3で
提供される検索機能の範囲内で著作物の提供者によって
設定される。
【0062】ステップS207では、インデックスサー
バ3に送信された格納場所データおよびインデックスデ
ータが格納場所データ記憶部33およびインデックスデ
ータ格納部31にそれぞれ格納されるとともに、対応す
るインデックスデータが登録され、インデックスデータ
が有効化される。なお、インデックスサーバ3に登録さ
れるデータの形式はいかなるものであってもよい。ま
た、インデックスサーバ3には、著作物および要約の格
納場所データのみが登録され、著作物および要約そのも
のは登録されない。そのため、ブロードキャストサーバ
5から送信するデータを少なくでき、インデックスサー
バ3への登録を高速化することができるとともに、ネッ
トワークトラフィックを軽減することができる。さら
に、著作物の複数のサーバに重複して格納されるのを防
止することができ、著作物の管理を容易にすることがで
きる。
【0063】そして、ステップS208において、その
インデックスデータに対応する著作物の利用権の提供お
よび行使が開始され、処理が終了される。以上のような
著作物の登録作業が終了した時点で、ワークショップサ
ーバ6において登録料(システム使用料)を決済するこ
とができ、その旨が著作物の提供者に通知される。な
お、登録料(システム使用料)の決済方法および提供者
への通知方法はいかなるものであってもよい。また、ワ
ークショップサーバ6における著作物の登録に関する記
録はすべてワークショップサーバ6に格納される。
【0064】次に、本実施の形態に係るディジタル著作
物の管理システムにおける「著作物の登録抹消」に関す
る動作ステップを図4に基づいて説明する。
【0065】まず、ステップS301では、著作物の提
供者がワークショップサーバ6にアクセスしたかどうか
繰り返して判断される。そして、アクセスがあった場合
には(S301:YES)、ステップS302に進む。
【0066】そして、ステップS302では、アクセス
してきた提供者がワークショップサーバ6に対するアク
セス権を有しているかどうか提供者管理部61において
判断される。そして、アクセス権を有している場合には
(S302:YES)、ステップS303に進む。アク
セス権を有していない場合には(S302:NO)、処
理が終了される。
【0067】ステップS303において、提供者が管理
システムに登録した著作物のなかから配信の停止を希望
する著作物の登録抹消要求を受信したかどうか著作部登
録管理部62において繰り返して判断される。そして、
登録抹消要求を受信をした場合には(S303:YE
S)、ステップS304に進む。
【0068】ステップS304では、ワークショップサ
ーバ6の著作物登録管理部62において受信した登録抹
消要求がブロードキャストサーバ5に送信され、さら
に、ステップS305では、登録抹消要求がブロードキ
ャストサーバ5からインデックスサーバ3に送信され
る。また、登録抹消要求はブロードキャストサーバ5か
らインターディスクサーバ4にも送信される。そして、
ステップS306において、インデックスサーバ3に登
録されているインデックスデータが無効化され、ステッ
プS307において、インデックスサーバ3における利
用権の提供が停止される。また、インターディスクサー
バ4の専用ディスク45に格納されている登録抹消要求
があった著作物のすべての利用権が制限に達したことを
確認した上で、ブロードキャストサーバ5に格納されて
いる著作物およびその要約が無効化され、処理が終了さ
れる。なお、登録抹消要求があった著作物の利用権が提
供中である場合は、一旦利用権の提供が完了した後、利
用権の提供が強制的に取り消され、その旨が対応する利
用権の利用者に通知される。また、ワークショップサー
バ6における著作物の登録抹消に関する記録はすべてワ
ークショップサーバ6に格納される。
【0069】次に、本実施の形態に係るディジタル著作
物の管理システムにおける「利用権の提供(販売)」に
関する動作ステップを図5に基づいて説明する。
【0070】まず、ステップS401では、利用者によ
るインデックスサーバ3に対するアクセスがあるかどう
か繰り返して判断される。そして、アクセスがあった場
合には(S401:YES)、ステップS402に進
む。
【0071】そして、ステップS402では、アクセス
してきた利用者側の端末装置が管理システムの専用プレ
ーヤ8であるかどうか専用プレーヤ確認サーバ13にお
いて判断される。そして、専用プレーヤ8である場合に
は(S402:YES)、ステップS403に進む。専
用プレーヤ8でない場合には(S402:NO)、処理
が終了される。なお、専用プレーヤ8の確認方法は、例
えば専用プレーヤ8に格納された端末識別情報によって
確認する方法など、いかなる方法であってもよい。
【0072】ステップS403において、管理システム
に登録された著作物のなかから利用者によって選択され
た著作物に対する利用権の提供要求を受信したかどうか
インデックスサーバ3において繰り返して判断される。
そして、提供要求を受信をした場合には(S403:Y
ES)、ステップS404に進む。ステップS404に
おいて、提供要求のあった利用権に関する利用権データ
(著作物の格納場所データを含む)が生成される。な
お、利用者が著作物の利用権を取得する前にその要約に
よる内容確認を希望した場合は、対応する要約の格納場
所データがインデックスサーバ3からブロードキャスト
サーバ5に送信され、要約はブロードキャストサーバ5
から専用プレーヤ8に送信される。
【0073】ステップS405において、インデックス
サーバ3は、提供した利用権に関して利用権識別用デー
タ発行サーバ15により発行される利用権識別用データ
を専用プレーヤ8への送信要求を受信したかどうかを判
断する。そして、利用権識別用データを専用プレーヤ8
への送信要求を受信した場合には(S404:YE
S)、ステップS406に進む。利用権識別用データを
専用プレーヤ8への送信要求を受信しない場合には(S
404:NO)、ステップS420に進む。
【0074】ステップS406 、インデックスサーバ
3は提供した利用権に関する利用権識別用データおよび
ヒントデータが、利用権識別用データ発行サーバ15お
よびヒントデータ発行サーバ14においてそれぞれ発行
される。そして、ステップS407において、利用権識
別用データおよびヒントデータは専用プレーヤ8に送信
されるとともに、インデックスサーバ3に格納される。
なお、ヒントデータの発行方法およびデータの形式はい
かなるものであってもよい。
【0075】ステップS408では、利用者によるイン
ターディスクサーバ4に対するアクセスがあるかどうか
繰り返して判断される。そして、アクセスがあった場合
には(S408:YES)、ステップS409に進む。
【0076】そして、ステップS409では、アクセス
してきた利用者側の端末装置が管理システムの専用プレ
ーヤ8であるかどうか専用プレーヤ確認サーバ13にお
いて判断される。そして、専用プレーヤ8である場合に
は(S409:YES)、ステップS410に進む。専
用プレーヤ8でない場合には(S409:NO)、処理
が終了される。
【0077】ステップS410において、提供した利用
権のインデックスサーバ3からインターディスクサーバ
4への格納要求を専用プレーヤ8から受信したかどうか
インターディスクサーバ4において繰り返して判断され
る。そして、格納要求を受信をした場合には(S41
0:YES)、ステップS411に進む。
【0078】ステップS411において、専用プレーヤ
8から格納要求とともに受信した利用権識別用データお
よびヒントデータは、インターディスクサーバ4からイ
ンデックスサーバ3に送信され、インデックスサーバ3
において適正なものであるかどうか確認される。そし
て、適正なものである場合には(S411:YES)、
ステップS412に進む。適正なものでない場合には
(S411:NO)、処理が終了される。
【0079】次に、ステップS412では、利用権デー
タおよび利用権識別用データがインデックスサーバ3か
らインターディスクサーバ4に送信され、専用ディレク
トリ格納部42内に利用者ごとに作成された専用ディレ
クトリ45に格納される。なお、専用ディレクトリ45
に格納される利用権データに要約の格納場所データを含
めるかどうか利用者により選択され、要約の格納場所デ
ータが利用権データに含まれた場合は専用ディレクトリ
45からブロードキャストサーバ5を経由して要約の利
用も可能となる。
【0080】そして、ステップS413において、利用
権データはインターディスクサーバ4から利用オプショ
ン管理サーバ11に送信され、利用オプション管理サー
バ11の利用メータ生成部471において、送信された
利用権データに基づいて利用メータが作成され、インタ
ーディスクサーバ4に送信されて、処理が終了される。
なお、専用プレーヤ8におけるディジタル著作物の利用
オプションに応じた利用度の計測は、この利用メータに
より実施されるが、いかなる計測方法で計測が行われて
もよい。
【0081】また、利用権識別用データを専用プレーヤ
8に送信しないで、ステップS405からステップS4
20に進んだ場合は、ステップS420において、イン
ターディスクサーバ4において専用ディスク45の新規
作成要求を受信したかどうかが判断される。そして、新
規作成要求を受信した場合には(S420:YES)、
ステップS421に進む。新規作成要求を受信しない場
合には(S420:NO)、ステップS430に進む。
【0082】ステップS421では、インデックスサー
バ3は、インターディスクサーバ4経由で利用者識別用
データ発行サーバ12において利用者識別用データが生
成される。そして、ステップS422において、利用者
に対して認証情報の入力要求が送信される。
【0083】ステップS423において、利用者から受
信した認証情報が適正なものであるかどうか確認され
る。そして、適正なものであった場合には(S423:
YES)、ステップS424に進む。適正なものでない
場合には(S423:NO)、処理が終了される。な
お、利用者識別用データの形式および確認方法はいかな
るものであってもよい。また、利用者識別用データを専
用プレーヤ8にセキュリティを確保した上で格納してお
き、専用ディレクトリ45へのアクセスの際に自動的に
使用できるようにすることもできる。なお、このときの
利用者識別用データの格納方法はいかなる方法であって
もよい。
【0084】ステップS424において、インデックス
サーバ3からインターディスクサーバ4に対して専用デ
ィレクトリ45の新規作成要求が送信されると、専用デ
ィレクトリ作成部41により専用ディレクトリ格納部4
2内に専用ディレクトリ45が作成される。
【0085】ステップS425では、利用権データがイ
ンデックスサーバ3からインターディスクサーバ4に送
信され、専用ディレクトリ格納部42内に利用者ごとに
新規に作成された専用ディレクトリ45に格納され、ス
テップS413に進む。
【0086】また、専用ディレクトリ45の新規作成要
求がなく、既存の専用ディレクトリ45への格納要求が
あり、ステップS420からステップS430に進んだ
場合は、ステップS430において、利用者に対して認
証情報の入力要求が送信される。そして、ステップS4
31において、利用者から受信した認証情報が適正なも
のであるか確認される。そして、適正なものであった場
合には(S431:YES)、ステップS425に進
む。適正なものでない場合には(S431:NO)、処
理が終了される。
【0087】ステップS425では、利用権データがイ
ンデックスサーバ3からインターディスクサーバ4に送
信され、専用ディレクトリ格納部42内の既存の専用デ
ィレクトリ45に格納され、ステップS413に進む。
【0088】ここで、利用者によってインデックスサー
バ3にアクセスされ、インターディスクサーバ4に利用
権データが格納されるまでの著作物の利用権の提供の一
連の作業が完了した時点で、インデックスサーバ3にお
いて利用権の提供に対する代金を決済することができ、
その旨が利用者に通知される。なお、利用権の提供に対
する代金の決済方法および利用者への通知方法はいかな
るものであってもよい。
【0089】また、利用者は利用権を取得しない場合で
も、専用プレーヤ8によりインターディスクサーバ4に
アクセスすることにより、利用権を取得した場合と同様
の方法で、空の専用ディレクトリ45を無料または有料
で作成することができる。この空の専用ディレクトリ4
5は、後述する利用権の移動(交換)を実施する際に利
用される。
【0090】ここで、専用ディレクトリ45の新規作成
および維持するのが有料である場合は、インターディス
クサーバ4において、専用ディレクトリ45の新規作成
料および維持費を決済することができ、その旨を利用者
へ通知する。なお、専用ディレクトリ45の新規作成料
および維持費の決済方法および利用者への通知方法はい
かなるものであってもよい。
【0091】次に、本実施の形態に係るディジタル著作
物の管理システムにおける「利用権の行使」に関する動
作ステップを図6に基づいて説明する。
【0092】まず、ステップS501では、利用者によ
るインターディスクサーバ4に対するアクセスがあるか
どうか繰り返して判断される。そして、アクセスがあっ
た場合には(S501:YES)、ステップS502に
進む。
【0093】そして、ステップS502では、アクセス
してきた利用者側の端末装置が管理システムの専用プレ
ーヤ8であるかどうか専用プレーヤ確認サーバ13にお
いて判断される。そして、専用プレーヤ8である場合に
は(S502:YES)、ステップS503に進む。専
用プレーヤ8でない場合には(S502:NO)、処理
が終了される。
【0094】ステップS503において、利用者からの
利用権の行使要求を受信したかどうかをインターディス
クサーバ4において繰り返して判断される。そして、行
使要求を受信をした場合には(S503:YES)、ス
テップS504に進む。
【0095】ステップS504では、利用者に対して認
証情報の入力要求が送信される。そして、ステップS5
05において、利用者から受信した認証情報が適正なも
のであるかどうか確認される。そして、適正なものであ
った場合には(S505:YES)、ステップS506
に進む。適正なものでない場合には(S505:N
O)、処理が終了される。
【0096】ステップS506において、インターディ
スクサーバ4は提供した利用権に関するヒントデータが
ヒントデータ発行サーバ14において発行され、ヒント
データが専用プレーヤ8に送信される。
【0097】ステップS507において、専用プレーヤ
8から受信したヒントデータおよび行使された利用権に
対応する著作物の格納場所データが、インターディスク
サーバ4からブロードキャストサーバ5に送信され、ブ
ロードキャストサーバ5においてヒントデータが適正な
ものであるかどうか確認される。そして、適正なもので
ある場合には(S507:YES)、ステップS508
に進む。適正なものでない場合には(S507:N
O)、処理が終了される。
【0098】そして、ステップS508において、行使
された利用権に対応する著作物コピーが利用メータとと
もに専用プレーヤー8に配信され、処理が終了される。
なお、ブロードキャストサーバ5から専用プレーヤ8へ
の著作物コピーの配信に関する記録はすべてブロードキ
ャストサーバ5に格納される。
【0099】ここで、インターネットテレビ放送のよう
なストリーミングメディアコンテンツの利用権を行使し
た場合には、ディジタル著作物データは専用プレーヤ8
に配信されると同時に再生され、再生が終了した部分か
ら削除される。つまり、他の著作物コピーのように専用
プレーヤ8に格納されることはない。したがって、専用
プレーヤ8に対して、ストリーミングメディアコンテン
ツのタイトルなどのデータをダミーデータとして配信
し、そのダミーデータに利用メータを添えることによ
り、他のディジタル著作物と同様に扱うことができる。
【0100】次に、本実施の形態に係るディジタル著作
物の管理システムにおける「利用権の格納」に関する動
作ステップを図7に基づいて説明する。
【0101】まず、ステップS601では、利用者によ
るインターディスクサーバ4に対するアクセスがあるか
どうか繰り返して判断される。そして、アクセスがあっ
た場合には(S601:YES)、ステップS602に
進む。
【0102】そして、ステップS602では、アクセス
してきた利用者側の端末装置が管理システムの専用プレ
ーヤ8であるかどうか専用プレーヤ確認サーバ13にお
いて判断される。そして、専用プレーヤ8である場合に
は(S602:YES)、ステップS603に進む。専
用プレーヤ8でない場合には(S602:NO)、処理
が終了される。
【0103】ステップS603において、利用者からの
利用権の格納要求を受信したかどうかインターディスク
サーバ4において繰り返して判断される。そして、格納
要求を受信をした場合には(S603:YES)、ステ
ップS604に進む。
【0104】ステップS604では、利用者に対して認
証情報の入力要求が送信される。そして、ステップS6
05において、利用者から受信した認証情報が適正なも
のであるかどうか確認される。そして、適正なものであ
った場合には(S605:YES)、ステップS606
に進む。適正なものでない場合には(S605:N
O)、処理が終了される。
【0105】ステップS606において、利用権の格納
要求とともに対応する利用メータを専用プレーヤ8から
受信する。このとき、専用プレーヤ8に格納されていた
著作物コピーは削除されてもよいし、削除されなくても
よい。そして、ステップS607において、受信した利
用権メータから利用権の未利用分があるかどうか判断さ
れる。そして、利用権の未利用分がある場合には(S6
07:YES)、ステップS608に進む。利用権の未
利用分がない場合には(S607:NO)、ステップS
610に進む。
【0106】ステップS608では、インターディスク
サーバ4で受信した利用メータは利用オプション管理サ
ーバ11に送信され、利用権データが利用権データ書き
換え部48で書き換えられるとともに、利用メータ生成
部471において、利用権の未利用分に基づいて利用メ
ータが更新され、インターディスクサーバ4の専用ディ
レクトリ45に格納されて、処理が終了される。ここ
で、利用メータの更新とは、例えば利用オプションとし
てディジタル著作物の利用回数が10回という制限があ
る場合で、既に7回分を利用しているときは、利用メー
タは利用回数があと3回分だけ残っていることを示すよ
うに内容が変更されることである。なお、利用メータの
更新記録は利用オプション管理サーバ11に格納され
る。
【0107】また、利用権の未利用分がなく、ステップ
S610に進んだ場合は、利用オプション管理サーバ1
1の利用権データ書き換え部48において、利用権デー
タが無効にされるとともに、専用ディレクトリ45に格
納されていた利用権データが無効にされる。同時に、専
用ディレクトリ45内の利用メータが破壊され、処理が
終了される。また、このとき専用プレーヤ8内の著作物
コピーは削除されるとともに、利用メータは破壊され
る。
【0108】なお、利用メータの更新および破壊に関す
る記録はすべてインターディスクサーバ4に格納され
る。
【0109】次に、本実施の形態に係るディジタル著作
物の管理システムにおける「利用権の移動(交換)」に
関する動作ステップを図8に基づいて説明する。
【0110】まず、ステップS701では、利用者によ
るインターディスクサーバ4に対するアクセスがあるか
どうか繰り返して判断される。そして、アクセスがあっ
た場合には(S701:YES)、ステップS702に
進む。
【0111】そして、ステップS702では、アクセス
してきた利用者側の端末装置が管理システムの専用プレ
ーヤ8であるかどうか専用プレーヤ確認サーバ13にお
いて判断される。そして、専用プレーヤ8である場合に
は(S702:YES)、ステップS703に進む。専
用プレーヤ8でない場合には(S702:NO)、処理
が終了される。
【0112】ステップS703において、利用者からの
利用権の移動(交換)要求を受信したかどうかインター
ディスクサーバ4において繰り返して判断される。そし
て、移動(交換)要求を受信をした場合には(S70
3:YES)、ステップS704に進む。
【0113】ステップS704では、利用者に対して認
証情報の入力要求が送信される。そして、ステップS7
05において、利用者から受信した認証情報が適正なも
のであるかどうか確認される。そして、適正なものであ
る場合には(S705:YES)、ステップS706に
進む。適正なものでない場合には(S705:NO)、
処理が終了される。
【0114】ステップS706において、どの利用オプ
ションに関する利用権を移動(交換)するかを指定した
データが専用プレーヤ8から受信される。そして、ステ
ップS707において、受信した指定に対応する利用権
データが利用メータとともに複数の専用ディレクトリ間
で移動(交換)させられる。なお、利用権移動共有部4
3のスケジューリング部46において、利用オプション
の範囲内で複数の端末装置に対して利用権の譲渡、交
換、売買または貸し借りに関する情報を提供するととも
に、それを希望する端末装置間における利用権の一方向
または双方向の移動を管理することができる。
【0115】ステップS708では、移動(交換)され
た利用権データは移動先の専用ディレクトリ45に利用
権データとともに格納されて、処理が終了される。ま
た、利用権の移動(交換)においては、利用メータもと
もに移動(交換)される。したがって、利用権の移動
(交換)中においても利用権が制限に達した時点で利用
権は無効にされる。なお、専用ディレクトリ45間の移
動(交換)に関する記録はすべてインターディスクサー
バ4に格納される。
【0116】次に、本実施の形態に係るディジタル著作
物の管理システムにおける「利用権の共有」に関する動
作ステップを図8に基づいて説明する。
【0117】まず、ステップS7011では、利用者に
よるインターディスクサーバ4に対するアクセスがある
かどうか繰り返して判断される。そして、アクセスがあ
った場合には(S7011:YES)、ステップS70
21に進む。
【0118】そして、ステップS7021では、アクセ
スしてきた利用者側の端末装置が管理システムの専用プ
レーヤ8であるかどうか専用プレーヤ確認サーバ13に
おいて判断される。そして、専用プレーヤ8である場合
には(S7021:YES)、ステップS7031に進
む。専用プレーヤ8でない場合には(S7021:N
O)、処理が終了される。
【0119】ステップS7031において、利用者から
の利用権の共有要求を受信したかどうかインターディス
クサーバ4において繰り返して判断される。そして、共
有要求を受信をした場合には(S7031:YES)、
ステップS7041に進む。
【0120】ステップS7041では、利用者に対して
認証情報の入力要求が送信される。そして、ステップS
7051において、利用者から受信した認証情報が適正
なものであるかどうか確認される。そして、適正なもの
である場合には(S7051:YES)、ステップS7
061に進む。適正なものでない場合には(S705
1:NO)、処理が終了される。
【0121】ステップS7061において、どの利用オ
プションに関する利用権を共有するかを指定したデータ
が専用プレーヤ8から受信される。そして、ステップS
7071において、受信した指定に対応する利用権デー
タが利用メータとともに共有ディレクトリに移動させら
れる。なお、利用権移動共有部43のスケジューリング
部46において、利用オプションの範囲内で複数の端末
装置に対して利用権の共有に関する情報を提供するとと
もに、それを希望する端末装置間における利用権の共有
を管理することができる。
【0122】ステップS7081では、共有ディレクト
リに移動された利用権データがそこに格納されて、処理
が終了される。また、利用権の共有ディレクトリへの移
動においては、利用メータもともに移動される。したが
って、利用権の共有中においても利用権が制限に達した
時点で利用権は無効にされる。なお、専用ディレクトリ
45間の共有に関する記録はすべてインターディスクサ
ーバ4に格納される。
【0123】次に、本実施の形態に係るディジタル著作
物の管理システムにおける「利用権の返却」に関する動
作ステップを図10に基づいて説明する。
【0124】まず、ステップS801では、利用者によ
るインデックスサーバ3に対するアクセスがあるかどう
か繰り返して判断される。そして、アクセスがあった場
合には(S801:YES)、ステップS802に進
む。
【0125】そして、ステップS802では、アクセス
してきた利用者側の端末装置が管理システムの専用プレ
ーヤ8であるかどうか専用プレーヤ確認サーバ13にお
いて判断される。そして、専用プレーヤ8である場合に
は(S802:YES)、ステップS803に進む。専
用プレーヤ8でない場合には(S802:NO)、処理
が終了される。
【0126】ステップS803において、利用者からの
利用権の未利用分の提供者への返却要求を受信したかど
うかがインデックスサーバ3において繰り返して判断さ
れる。そして、返却要求を受信をした場合には(S80
3:YES)、ステップS804に進む。
【0127】ステップS804では、利用者に対して認
証情報の入力要求が送信される。そして、ステップS8
05において、利用者から受信した認証情報が適正なも
のであるかどうか確認される。そして、適正なものであ
る場合には(S805:YES)、ステップS806に
進む。適正なものでない場合には(S805:NO)、
処理が終了される。
【0128】ステップS806では、返却要求がインデ
ックスサーバ3からインターディスクサーバ4に送信さ
れる。そして、ステップS806において、インターデ
ィスクサーバ4は利用者に対して利用権の未利用分にお
ける返却範囲の入力要求が送信される。
【0129】ステップS808において、返却範囲が利
用権の未利用分の一部かどうか判断される。そして、返
却範囲が利用権の未利用分の一部である場合には(S8
08:YES)、ステップS809に進む。返却範囲が
利用権の未利用分の一部でない(返却範囲が利用権の未
利用分のすべての)場合には(S808:NO)、ステ
ップS810に進む。
【0130】ステップS809では、利用権の未利用分
の返却しない部分に対応するように、利用オプション管
理サーバ11により利用メータが更新された後、インタ
ーディスクサーバ4に格納され、処理が終了される。な
お、利用メータの更新に関する記録は利用オプション管
理サーバ11に格納される。
【0131】また、利用権の未利用分がすべて返却さ
れ、ステップS808からステップS810に進んだ場
合は、利用オプション管理サーバ11の利用権データ書
き換え部48において、利用権データが無効にされ、専
用ディスク45に格納されていた利用権データが無効に
されるとともに、利用メータが破壊され、処理が終了さ
れる。
【0132】また、利用権の未利用分の返却の一連の作
業が完了した時点で、インターディスクサーバ4におい
て、利用権の未利用分の返却に対応する料金を決済する
ことができる。なお、利用権の未利用分の返却に対応す
る料金の決済方法はいかなるものであってもよい。な
お、利用メータの更新および破壊に関する記録はすべて
インターディスクサーバ4に格納される。
【0133】以上のように、本実施の形態のディジタル
著作物の管理システムによると、ディジタル著作物を専
用プレーヤ8で利用するために必要となる利用権に関す
るデータ(利用権データ)を専用プレーヤ8ごとに生成
して一括して管理することで、配信されたディジタル著
作物の各専用プレーヤ8ごとの利用権に関して、その利
用権が制限に達するまで常にその状況を把握することが
できる。また、インターディスクサーバ4のスケジュー
リング部46によって、複数の専用プレーヤ8におい
て、利用権の譲渡、交換、売買、貸し借りまたは共有に
関する情報を提供するとともに、それを希望する端末装
置間における利用権の一方向または双方向の移動を管理
することができる。さらに、利用者は提供者に対して利
用権の未利用分を返却することができるため、利用権が
必要でなくなった場合においても、利用権が無駄になる
ことがない。また、ディジタル著作物配信手段、インデ
ックスデータ格納手段および利用権管理手段におけるす
べてのディジタル著作物の管理記録を一括して保存でき
るため、管理システムにおける以前の作業の記録を随時
確認することができる。なお、ディジタル著作物の提供
者はワークショップサーバ6によって、配信するディジ
タル著作物の登録または登録抹消を一括して管理するこ
とができるため、提供者がディジタル著作物を登録また
は登録抹消するための操作を簡略化される。
【0134】なお、本実施の形態では、主機能および副
機能を有する各サーバが、同一のコンピューター上に形
成される場合であったが、本発明はこれに限らず、主機
能および副機能を有する各サーバが、ネットワーク上に
分散された複数のコンピューター上に分散して形成され
ていてもよい。
【0135】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1による
と、ディジタル著作物を端末装置で利用するために必要
となる利用権データを端末装置ごとに生成して一括して
管理することで、配信されたディジタル著作物の各端末
装置ごとの利用権に関して、その利用権が制限に達する
まで常にその状況を把握することができる。
【0136】請求項2、3によると、利用権移動手段ま
たは利用権共有手段によって、複数の端末装置間におい
て、利用権を移動または共有させることができるので、
利用権の譲渡、交換、売買、貸し借りまたは共有を実行
することが可能になる。
【0137】請求項4によると、複数の端末装置間にお
ける利用権の譲渡、交換、売買、貸し借りまたは共有を
実施する際に、複数の端末装置に対して利用権の譲渡、
交換、売買、貸し借りまたは共有に関する情報を提供す
るとともに、それを希望する端末装置間における利用権
の一方向または双方向の移動を管理することができる。
【0138】請求項5によると、利用権を取得した利用
者は提供者に対して利用権の未利用分を返却することが
できるため、利用者の所有する特定のディジタル著作物
に関する利用権が必要でなくなった場合においても、利
用権が無駄になることを防止することができる。
【0139】請求項6によると、ディジタル著作物配信
手段、インデックスデータ格納手段および利用権管理手
段におけるすべてのディジタル著作物の管理記録を保存
できるため、管理システムにおける以前の作業の記録を
随時確認することができる。
【0140】請求項7によると、ディジタル著作物の提
供者は事前格納手段によって、配信するディジタル著作
物の登録または登録抹消を一括して管理することができ
るため、提供者がディジタル著作物を登録または登録抹
消するための操作を簡略化することができる。
【0141】請求項8によると、ディジタル著作物を端
末装置で利用するために必要となる利用権データを端末
装置ごとに生成して一括して管理することで、配信され
たディジタル著作物の各端末装置ごとの利用権に関し
て、その利用権が制限に達するまで常にその状況を把握
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るディジタル著作物
の管理システムおよびこれとインターネットを介して接
続された専用プレーヤの構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すディジタル著作物の管理システムに
おける「著作物のエントリー」に関する動作ステップを
順に示したフローチャートである。
【図3】図1に示すディジタル著作物の管理システムに
おける「著作物の登録」に関する動作ステップを順に示
したフローチャートである。
【図4】図1に示すディジタル著作物の管理システムに
おける「著作物の登録抹消」に関する動作ステップを順
に示したフローチャートである。
【図5】図1に示すディジタル著作物の管理システムに
おける「利用権の提供」に関する動作ステップを順に示
したフローチャートである。
【図6】図1に示すディジタル著作物の管理システムに
おける「利用権の行使」に関する動作ステップを順に示
したフローチャートである。
【図7】図1に示すディジタル著作物の管理システムに
おける「利用権の格納」に関する動作ステップを順に示
したフローチャートである。
【図8】図1に示すディジタル著作物の管理システムに
おける「利用権の移動(交換)」に関する動作ステップ
を順に示したフローチャートである。
【図9】図1に示すディジタル著作物の管理システムに
おける「利用権の共有」に関する動作ステップを順に示
したフローチャートである。
【図10】図1に示すディジタル著作物の管理システム
における「利用権の返却」に関する動作ステップを順に
示したフローチャートである。
【符号の説明】
3 インデックスサーバ 4 インターディスクサーバ 5 ブロードキャストサーバ 6 ワークショップサーバ 8 専用プレーヤ 9 スタックサーバ 11 利用オプション管理サーバ 12 利用者識別用データ発行サーバ 13 専用プレーヤ確認サーバ 14 ヒントデータ発行サーバ 15 利用権識別用データ発行サーバ 18 アーカイブサーバ 20 インターネット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/173 640 H04N 7/173 640A

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信ネットワークを介して端末装置に配
    信されるディジタル著作物を管理するための管理システ
    ムにおいて、 前記端末装置に配信されるディジタル著作物が格納され
    たディジタル著作物配信手段と、 前記端末装置に配信されるディジタル著作物のインデッ
    クスデータが格納されたインデックスデータ格納手段
    と、 前記端末装置によって選択されて前記ディジタル著作物
    配信手段から配信されるディジタル著作物についての利
    用可能な範囲を示す利用権に関するデータである利用権
    データを端末装置ごとに生成する利用権データ生成手段
    と、 前記端末装置を識別するための端末識別手段と、 利用権データを前記端末識別手段による識別に基づいて
    端末装置ごとに管理する利用権管理手段とを備えてお
    り、 前記利用権管理手段が、 利用権データを端末装置ごとに記憶する利用権データ記
    憶手段と、 利用権データに応じた初期値を有しており、前記端末装
    置に送信されてディジタル著作物の前記端末装置での利
    用度に応じて書き換えられる利用メータを生成する利用
    メータ生成手段と、 前記端末装置から前記管理システムに送信された利用メ
    ータの値に応じて、前記利用権データ記憶手段に記憶さ
    れた利用権データを書き換える利用権データ書き換え手
    段とを有していることを特徴とするディジタル著作物の
    管理システム。
  2. 【請求項2】 前記利用権管理手段が、前記利用権デー
    タ記憶手段に記憶された利用権データに基づいて、複数
    の前記端末装置間において利用権を移動させる利用権移
    動手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1に
    記載のディジタル著作物の管理システム。
  3. 【請求項3】 前記利用権管理手段が、前記利用権デー
    タ記憶手段に記憶された利用権データに基づいて、複数
    の前記端末装置間において利用権を共有させる利用権共
    有手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載のディジタル著作物の管理システム。
  4. 【請求項4】 前記利用権管理手段が、前記利用権デー
    タ記憶手段に記憶された利用権データに基づいて、複数
    の前記端末装置間における利用権の譲渡、交換、売買、
    貸し借りおよび共有の少なくともいずれか1つをスケジ
    ューリングするためのスケジューリング手段をさらに備
    えていることを特徴とする請求項3に記載のディジタル
    著作物の管理システム。
  5. 【請求項5】 前記利用権管理手段は、前記利用権デー
    タ記憶手段に記憶された利用権データに基づいて、前記
    端末装置が有する利用権の未利用部分の返却を管理する
    利用権返却管理手段をさらに備えていることを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれか1項に記載のディジタル著作
    物の管理システム。
  6. 【請求項6】 前記ディジタル著作物配信手段、前記イ
    ンデックスデータ格納手段および前記利用権管理手段で
    のディジタル著作物の管理記録を保存するための記録保
    存手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1〜
    5のいずれか1項に記載のディジタル著作物の管理シス
    テム。
  7. 【請求項7】 前記ディジタル著作物配信手段に格納さ
    れるディジタル著作物が事前に格納される事前格納手段
    をさらに備えており、 前記事前格納手段に格納されたディジタル著作物につい
    てその登録または登録抹消が指定されたときに、登録状
    態のディジタル著作物のみを利用可能とするように前記
    ディジタル著作物配信手段、前記インデックスデータ格
    納手段、および、前記利用権管理手段が制御されるよう
    に構成されていることを特徴とする請求項1〜6のいず
    れか1項に記載のディジタル著作物の管理システム。
  8. 【請求項8】 通信ネットワークを介して端末装置に配
    信されるディジタル著作物を管理システムによって管理
    するためのディジタル著作物の管理方法において、 前記端末装置によって選択された1つのディジタル著作
    物についての利用可能な範囲を示す利用権に関するデー
    タである利用権データを端末装置ごとに生成し、 生成された利用権データを前記管理システム内に記憶
    し、 利用権データに応じた初期値を有しており、ディジタル
    著作物の前記端末装置での利用度に応じて書き換えられ
    る利用メータを生成し、 生成された利用メータを前記端末装置に送信し、 前記端末装置から前記管理システムに送信された利用メ
    ータの値に応じて、前記管理システムに記憶された利用
    権データを書き換えることを特徴とするディジタル著作
    物の管理方法。
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