JP2002215546A - 電子データ統合化データ管理システムを用いる通信システム - Google Patents

電子データ統合化データ管理システムを用いる通信システム

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JP2002215546A
JP2002215546A JP2001005752A JP2001005752A JP2002215546A JP 2002215546 A JP2002215546 A JP 2002215546A JP 2001005752 A JP2001005752 A JP 2001005752A JP 2001005752 A JP2001005752 A JP 2001005752A JP 2002215546 A JP2002215546 A JP 2002215546A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インターネット上を動く元情報に付加される
新たな情報を効率よく生成し、管理すること、およびビ
ジネス取引における交渉過程の責任の所在を明らかにす
ることのできる通信システムを提唱すること。 【解決手段】 文字、図面、静止画像、動画、音声等の
情報を1枚の電子シート上に貼り合わせることができ、
データ形式の異なる電子シートの送受信が行える電子デ
ータ統合化データ管理システムを用いる通信システムに
おいて、前記電子データ統合化データ管理システムで作
成した、文字や画像などのマルチメディアから取り込ん
だ複数種類の複合データからなる複合データ電子シート
を含むデータをインターネット上で送受信する過程で、
前記複合データ電子シートに対して何らかの付加された
情報を、発生ごとにコメント電子シートとして作成し、
前記コメント電子シートを前記複合データ電子シートと
重ね合わせて見ることができる閲覧手段、を備えた電子
データ統合化データ管理システムを用いる通信システ
ム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインターネットでマ
ルチメディアデータを複合データとして1枚の電子シー
トにまとめる手段と、前記データを送受信する過程にお
いて発生する付加的なデータを通信するための補助手段
と、そのために必要となる補助機能とに関する情報通信
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】データ形式の異なる電子データを統一的
に管理するシステムは数多くある。その多くは、各種ア
プリケーションで作成したデータをシステムが規定する
統一的なデータ形式に変換することにより、データの統
一的な運用を実現する方法がとられている。つまり、異
なるデータのデータ構造の規格に従い、同値(あるいは
近似値)の構造に変換することにより、データの統一化
を実現する手法である。たとえば、印刷系から発展した
フォーマットでデータを統一するタイプがある。このタ
イプでは、印刷できる形式のものであれば、なんでも取
り込んで統一的なフォーマットにしている。
【0003】また、データの統一的管理を行ううえで重
要な要素としてはデータベースシステムがある。データ
ベースシステムは、データの共同利用、データの一元管
理、データの独立性を可能とするために構築されてい
る。主なデータモデルとしては、階層型、ネットワーク
型、リレーショナル型、オブジェクト指向型などが提案
されている。
【0004】上記の方法とは異なる形態で文字、図面、
画像、動画、サウンドなどの異なるタイプのデータを1
枚の電子シートに複合化して統一管理する方法として
『電子データ統合化データ管理システムおよびデータベ
ースシステム』(特開平11-242174)や『電子データ統
合化データ管理システム』(特開平11-295570)があ
る。とくに後者のシステムでは、情報をコミュニティ間
でやり取りする場合の方法が述べられている。この点に
ついて若干の説明を加えておこう。なお、以下では表現
の簡略化のために“電子データ統合化データ管理システ
ム”をOZMOP(Object Solution System Multi Obj
ect Platform)と記す。OZMOPと電子データ統合化
データ管理システムでは表現上、若干のニュアンスの違
いがあるが、ここでは同等のものとして話を進める。
【0005】OZMOPは、各種のアプリケーションで
作成した情報(OZMOP以外のフォーマットも含むデ
ータ)をOZMOPデータ形式で取り込み、1枚の電子
シートに貼り付け、マルチデータ電子シートを作成する
ことできるシステムである。取り込みの元の情報には、
文字(テキスト)、図面(ベクトル)、画像(写真、絵
等の静止画像)、動画、サウンド(音声、音楽等)など
のデータ形式が含まれる。1枚の電子シートに貼り合わ
された各種のデータはOZMOP環境下(電子データ統
合化データシステムをプラットフォームとした環境)で
はデータを共有して利用することができる。
【0006】異なる情報を1枚の電子シートに取り込む
際に、各種のデータは実体データと属性データに分離し
て管理される。また、OZMOPではOZMOPデータ
形式のデータのほかに生データも保存し、OZMOP以
外のシステムを使用するユーザーが生データでデータ参
照することを可能にしている。もちろんこのとき、ユー
ザーには生データを参照することのできるシステムとア
プリケーションが存在することが前提となる。このOZ
MOPで作成されたデータ電子シートをOZMOPユー
ザーに送信するときには、OZMOP共通の標準フォー
マット(OZ共通フォーマット)に変換して送信する。
受信したデータ電子シートは、OZMOP環境下では、
各ユーザーが自分ところのフォーマット形式に変換し、
自由に利用することができる。この一連の流れを説明し
た図が図1である。図においてコミュニティA、コミュ
ニティBとあるのが、送信側のユーザー、受信側のユー
ザーということになる。この例でコミュニティという表
現を使ったのは、1個人でなく、1グループ(たとえば
企業内ネットワーク)を表すためである。図でオブジェ
クトとあるのがネット上に送り出されたOZ共有フォー
マットである。このフォーマット変換すなわち標準フォ
ーマットに変換したり、また標準フォーマットから各ユ
ーザー独自のOZMOPフォーマットに変換しているの
が構造監視サーバーである。
【0007】次に、履歴管理について見てみよう。履歴
は単に過去の記録を残すという目的だけでなく、操作の
手助けをしたり、あるいはバックアップとしての働きを
持っている。たとえば前者の例としては、インターネッ
トに使用されているメーラーでは、アクセスしたホーム
ページアドレス(URL)を自動的に記録しておき、の
ちにアクセスするときに、履歴として残したURLを再
表示し、URLをクリックするだけで、対応するサイト
に接続可能とするような使い方がある。後者の例として
は、ワープロでの操作履歴の保存がある。この場合に
は、操作した履歴は自動的に記録され、何らかの原因で
システムダウンが起こり、入力途中の文書が失われて
も、再立ち上げ時に操作履歴をもとにダウン直前(正確
には履歴を出力するチェックポイント)の状態まで復元
することができる。
【0008】履歴とは若干意味が違うが、文書(テキス
ト文)の上に電子ペンなどを用いて手書きでコメントや
修正を加えて、元データとなる文書と手書きデータを重
ねることによって、文書に付加情報を加える方法があ
る。この場合には、元の文書データ(テキストデータ)
と手書きデータ(ビットマップデータ)とを別個に管理
し、表示するときに重ねることによって最新の情報が得
られる。このように別個に保存しているデータを重ね合
わせの方法は、グラフィック処理でよく使用されてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】インターネット上で情
報を送受信する場合、異なるシステム環境下あるいは異
なるアプリケーションで作成したデータを異なる環境下
で利用するには、それぞれのシステムやアプリケーショ
ンを統一しておかなければならない。その一例として、
現在インターネットサイトが提供している画像や映像デ
ータをアクセスして見ようとした場合、サイトが提供す
るアプリケーションも同時に入手しなければならないも
のもある。このデータとアプリケーションを一体化して
オブジェクトとして提供する方法は現在、一般的な方法
としてとられているが、データ量が多くなるという欠点
がある。また、ユーザーの観点からすれば、本来必要な
のは情報(純粋なデータ)であるところを、その情報を
見るためのアプリケーションまでは付加されてしまい、
いくつものサイトからの情報を取り寄せると、あっとい
う間に情報量が増え、記録媒体がパンク状態になるとい
った状態を引き起こしなねないのが現状である。
【0010】一方、情報の回覧や回収などにおいては、
元情報とそれに付加される情報が一体化されて送受信さ
れたり、あるいは保存されるために、記録媒体に付加が
多くなり、また送受信時間が長くなるなどの問題点を抱
えている。とくに、元情報の上に直接上書きする方法の
場合には、元情報の内容が失われてしまう恐れも、問題
点として挙げられる。
【0011】ビジネスにおける情報のやり取りは、その
過程においても重要な意味を持っている。その最も多い
トラブルが交渉過程における発言の内容とその責任の所
在である。契約が成立後、「契約内容が違う」とか、
「言った、言わない」などの交渉時の発言内容が問題と
なったとしよう。会話の場合、言葉は消えてしまうため
に、テープレコーダーに残しておくとか、必ず文書にし
て確認を取る方法がとられている。インターネットを介
して電子メールによる交渉の場合、各交渉人がメールを
交渉履歴として保存しておけば、のちの証拠とすること
ができる。しかし、それだけでは不十分である。なぜな
ら、各人が残した履歴は、当事者によって履歴そのもの
が改ざんされる恐れがあるからだ。またメールの内容を
効率よく残す方法も確立されていない。
【0012】そこで、本発明が解決しようとする課題
は、上記の問題を解決するために、インターネット上を
動く元情報に付加される新たな情報を効率よく生成し、
管理すること、およびビジネス取引における交渉過程の
責任の所在を明らかにすることのできる手段とそれを実
現するシステムを提唱することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
発明は、文字、図面、静止画像、動画、音声等の情報を
1枚の電子シート上に貼り合わせることができ、データ
形式の異なる電子シートの送受信が行える電子データ統
合化データ管理システムを用いる通信システムにおい
て、前記電子データ統合化データ管理システムで作成し
た、文字や画像などのマルチメディアから取り込んだ複
数種類の複合データからなる複合データ電子シートを含
むデータをインターネット上で送受信する過程で、前記
複合データ電子シートに対して何らかの付加された情報
を、発生ごとにコメント電子シートとして作成し、前記
コメント電子シートを前記複合データ電子シートと重ね
合わせて見ることができる閲覧手段、を備えた電子デー
タ統合化データ管理システムを用いる通信システムとす
る。
【0014】本発明の請求項2記載の発明は、文字、図
面、静止画像、動画、音声等の情報を1枚の電子シート
上に貼り合わせることができ、データ形式の異なる電子
シートの送受信が行える電子データ統合化データ管理シ
ステムを用いる通信システムにおいて、(1)前記電子デ
ータ統合化データ管理システムで作成した、文字や画像
などのマルチメディアから取り込んだ複数種類の複合デ
ータからなる複合データ電子シートを含むデータをイン
ターネット上で送受信する過程で、前記複合データ電子
シートに対して何らかの付加された情報を、発生ごとに
コメント電子シートとして作成し、前記コメント電子シ
ートを前記複合データ電子シートと重ね合わせて見るこ
とができる閲覧手段、(2)あらかじめ定めた各端末にた
いして、予め決められた順序で回覧し、前記各端末で複
合データ電子シート上に何らかの情報を付加してこれを
コメント電子シートとしてまとめ、複合データ電子シー
トとコメント電子シートを順次次の順序の端末に送信・
回覧し、最終的に回覧元に複合データ電子シートとコメ
ント電子シートが戻される手段、を備えた電子データ統
合化データ管理システムを用いる情報回覧型の通信シス
テムとする。
【0015】本発明の請求項3記載の発明は、文字、図
面、静止画像、動画、音声等の情報を1枚の電子シート
上に貼り合わせることができ、データ形式の異なる電子
シートの送受信が行える電子データ統合化データ管理シ
ステムを用いる通信システムにおいて、前記複合データ
電子シートも含めたすべての電子シートに対して、該電
子シートの送信ごとに送信・受信電子シートのコピーを
作成して記録媒体に記録して履歴を取る履歴管理手段、
を備えた請求項1または2記載の電子データ統合化デー
タ管理システムを用いる通信システムとする。
【0016】本発明の請求項4記載の発明は、電子デー
タ統合化データ管理システムを用いる通信システムにお
いて、インターネット上に送り出すデータの形式をHT
ML形式等のインターネットで用いられる形式に変換す
る手段、を備えた請求項1乃至3記載の電子データ統合
化データ管理システムを用いる通信システムとする。
【0017】本発明の請求項5記載の発明は、コンピュ
ータに、文字、図面、静止画像、動画、音声等の情報を
1枚の電子シート上に貼り合わせることができ、データ
形式の異なる電子シートの送受信が行える電子データ統
合化データ管理システムを用いる通信システムにおい
て、前記電子データ統合化データ管理システムで作成し
た、文字や画像などのマルチメディアから取り込んだ複
数種類の複合データからなる複合データ電子シートを含
むデータをインターネット上で送受信する過程で、前記
複合データ電子シートに対して何らかの付加された情報
を、発生ごとにコメント電子シートとして作成し、前記
コメント電子シートを前記複合データ電子シートと重ね
合わせて見ることができる閲覧機能、を実現させるため
の電子データ統合化データ管理システムを用いる通信プ
ログラムである。
【0018】本発明の請求項6記載の発明は、コンピュ
ータに、文字、図面、静止画像、動画、音声等の情報を
1枚の電子シート上に貼り合わせることができ、データ
形式の異なる電子シートの送受信が行える電子データ統
合化データ管理システムを用いる通信システムにおい
て、(1)前記電子データ統合化データ管理システムで作
成した、文字や画像などのマルチメディアから取り込ん
だ複数種類の複合データからなる複合データ電子シート
を含むデータをインターネット上で送受信する過程で、
前記複合データ電子シートに対して何らかの付加された
情報を、発生ごとにコメント電子シートとして作成し、
前記コメント電子シートを前記複合データ電子シートと
重ね合わせて見ることができる閲覧機能、(2)あらかじ
め定めた各端末にたいして、予め決められた順序で回覧
し、前記各端末で複合データ電子シート上に何らかの情
報を付加してこれをコメント電子シートとしてまとめ、
複合データ電子シートとコメント電子シートを順次次の
順序の端末に送信・回覧し、最終的に回覧元に複合デー
タ電子シートとコメント電子シートが戻される機能、を
実現させるための電子データ統合化データ管理システム
を用いる通信プログラムである。
【0019】本発明の請求項7記載の発明は、コンピュ
ータに、文字、図面、静止画像、動画、音声等の情報を
1枚の電子シート上に貼り合わせることができ、データ
形式の異なる電子シートの送受信が行える電子データ統
合化データ管理システムを用いる通信システムにおい
て、前記複合データ電子シートも含めたすべての電子シ
ートに対して、該電子シートの送信ごとに送信・受信電
子シートのコピーを作成して記録媒体に記録して履歴を
取る履歴管理機能、を実現させるための請求項5または
6記載の電子データ統合化データ管理システムを用いる
通信プログラムである。
【0020】本発明の請求項8記載の発明は、コンピュ
ータに、電子データ統合化データ管理システムを用いる
通信システムにおいて、インターネット上に送り出すデ
ータの形式をHTML形式等のインターネットで用いら
れる形式に変換する機能、を実現させるための請求項5
乃至7記載の電子データ統合化データ管理システムを用
いる通信プログラムである。
【0021】本発明では、上記課題を解決するために、
コメントデータ電子シートを導入する。コメント電子シ
ートは履歴としての働きと、元情報の上書きデータとし
ての働きを持っている。元情報およびコメント電子シー
トは異なる形式のデータを統一データ形式にまとめて、
1枚の電子シートに割り付けることから、複合データ電
子シートあるいは単に複合電子シートとよぶ。複合電子
シートはマルチメディアのデータを取り込むことからマ
ルチメディアデータ電子シート(MDS)ともよぶ。こ
の複合電子シートを支えている技術が従来技術で述べた
『電子データ統合化データ管理システム』であり、以下
ではOZMOPと記す。またコメント電子シートの概念
を導入した本発明のシステムがOZMOP−MDS(M
DS:Multi Media Data Sheet)である。ただし、以下
ではOZMOPとOZMOP−MDSはほぼ同等のもの
として扱う。
【0022】本発明の基本は元情報(元複合MDS)と
それに付加される情報すなわちコメント電子シートから
構成され、以下のような形態で使用するシステムであ
る。文字、図面、静止画像、動画、サウンド等の情報を
1枚の電子シート上に貼り合わせることができ、データ
形式の異なる電子シートの送受信が行えるOZMOPシ
ステム環境下において、OZMOPで作成した、文字や
画像などの異なるメディアから取り入れた複数のデータ
から構成されるMDSを元データ(元MDS)としてイ
ンターネット上で送受信する過程で、元MDSに対して
何らかの付加されたデータをコメント電子シートとし
て、元MDSとは独立した形態で作成する。このコメン
ト電子シートを元MDSに重ね合わせて使用することに
より、元MDSに記述されたコメントや修正内容が一目
でわかるようになっている。コメント電子シートも元M
DSと同様、マルチメディア電子シートである。
【0023】本発明のもう一つの役割は、履歴管理であ
る。この履歴管理はOZMOP構造管理サーバーに含ま
れるMDSメーラーが行う。MDSメーラーの一アプリ
ケーションである履歴管理アプリケーションは、元MD
Sおよびコメント電子シートの別なく、電子シートを受
け取るとコピー(控え)を作成し、履歴管理データベー
スにコピーを記録するし、コピーの元となった電子シー
トをデータ変換アプリケーションに渡す。電子シートを
受けたデータ変換アプリケーションはOZMOP形式の
データをOZMOP共有のデータ形式とHTMLのデー
タ形式に変換して、インターネット上に送り出す。この
とき、電子シートに生データ(OZMOPに取り込んだ
ときの変換前のデータ形式)がある場合は、そのまま添
付して送信する。
【0024】OZMOPにはアドイン機能が備わってい
る。アドイン機能は必要となるアプリケーションを容易
にシステムに組み込むことのできる機能である。本発明
においては、履歴管理アプリケーションやデータ変換ア
プリケーションは、アドイン機能によってOZMOPに
組み込まれる。とくに後者のアプリケーションは、シス
テム開発時に必要なくても、のちに必要となる場合がた
びたび生じする。そのようなときにデータ変換アプリケ
ーションを作成し、アドイン機能を用いて容易にOZM
OPシステムに組み込める。またアドイン機能を用いれ
ば、システムの軽減のために不要になったアプリケーシ
ョンもシステムから削除することもできる。
【0025】次に、マルチメディアデータ電子シートに
よる通信補助システムすなわちOZMOP−MDSシス
テムによる3形態の通信補助システムを説明する。まず
はじめが、情報収集型である。この形態では、参考資
料、企画書、アンケート用紙などの元データを元MDS
(原案複合電子シート)として各インターネットユーザ
ー(端末)に配布(配信)し、各ユーザーが元MDSに
対して何らかの情報付加を行い、これをコメント電子シ
ートとしてまとめ、コメント電子シートのみを回収し、
配布元で元MDSとコメント電子シートを保管し、デー
タ処理を行う。元MDSおよびコメント電子シートをイ
ンターネット上に送り出すときには、データをHTLM
形式およびOZ共有フォーマットに変換する。受信側で
はOZMOPが自分のところのOZフォーマット形式に
変換する。
【0026】二つ目が、情報回覧型である。この形態で
は、参考資料、企画書、アンケート用紙などの元データ
を元MDSとして各インターネットユーザー(端末)に
予め決められた順序で回覧し、各端末で元MDS上に何
らかの情報を付加し、元MDSと付加されたコメント電
子シートを次の端末に回覧し、最終的に回覧元に元MD
Sと各端末で付加されたコメント電子シートが戻され
る。このとき、元MDSの上にコメント電子シートを重
ねることによって、元MDSに加えられた情報を、あた
かも元MDSの上に直接書かれたかのように見ることが
できる。
【0027】三つ目が、情報双方向通信型である。いわ
ゆるメールのやり取りに関する形態である。この形態で
は、参考資料、企画書、打ち合わせ資料などの元データ
を元MDSとして、インターネットユーザー(端末)間
で情報の双方向交換をメールで行う際に、各端末でやり
取りする電子メールをコメント電子シートという形で履
歴として残し、のちの参考資料とする形態である。もち
ろん、元MDSに重ね合わせて利用する場合もある。ま
た元MDSがなく、電子メールだけが存在する場合もあ
る。いずれにしろ、電子メールをコメント電子シートと
いう形でやり取りすると同時に、履歴として残すこと
が、情報双方向通信型の特徴である。この働きをするソ
フトウェアが、MDSメーラーである。基本的には、履
歴は各当事者の記録媒体に記録保存することになるが、
重要なビジネス交渉においては、第三者である管理セン
ターにも履歴を残す手段をとる。この履歴の記録も、M
DSメーラーが行う。
【0028】なお、上記の説明では履歴管理アプリケー
ションはMDSメーラーに含まれ、MDSメーラーは構
造管理サーバーに含まれるが、OZMOPにはアドイン
機能があり、OZMOPの機能を強化したり、OZMO
Pを減量したりすることが容易になっている。すなわち
この機能を用いることによって、MDSメーラーを構造
管理サーバーから独立させたり、MDSメーラーから履
歴管理アプリケーションを独立させて新たに単独の機能
としてOZMOPに組み込むことも可能である。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図を用いて
説明する。本発明のコメント電子シートはインターネッ
トの通信上で二つの機能をもっている。一つは履歴とし
ての役割であり、一つは付加情報としての補助的な役割
である。前者の履歴においては、管理センターが集中的
に行う方法と、各ユーザー(端末)で個々に管理する方
法である。いずれの場合も、履歴管理アプリケーション
(履歴管理AP)を通すことによって、履歴データの記
録を自動的に行うことができる。図2は、MDSメーラ
ーの中に履歴管理APを組み込んだ例である。図におい
て、OZMOPで作成したMDS(図ではOZMOP−
MDSと表記、以下、単に“MDS”と記述)をMDS
メーラーを使用している場合、履歴管理APはMDSを
受け取るとコピーを取り、MDSのコピーを履歴管理デ
ータベースに出力する。一方、コピー元のMDSはデー
タ変換APに渡され、そこでOZMOP共有のデータフ
ォーマット(OZ共有MDS)、HTMLデータ形式に
変換され、メール送信APによってインターネットに送
り出される。このシステムがOZ共有MDSで使用して
いる場合には、OZ共有MDSへの変換は不要となる。
なおHTMLへの変換は、相手方がOZMOP以外のブ
ラウザなどでデータを見る場合に利用される。生データ
は、ソースデータを見たいときのみに送付するもので、
通常は必要ない。また、図では履歴スイッチ(SW)を
設けているが、この履歴スイッチはOZMOPのシステ
ムパラメータで設定されるもので、スイッチがオンのと
きは履歴を取り、オフのときは履歴を取らないようにす
ることも可能である。
【0030】OZMOPではアドイン機能があり、OZ
MOPのアプリケーション(AP)を自由にシステムに
付加したり、あるいは取り外したりすることができる。
図3は、MDSメーラーとは独立して履歴管理APを組
み込んだ場合の電子メールの送受信時に履歴管理を行う
例である。また、メーラーは一般に普及してるものを用
い、MDSは相手方も含め、OZ共有MDSで統一して
使用するものとしている。この場合、OZ共有MDSは
メールの添付ファイルとして送受信を行う。
【0031】図3において、送信時は、MDS処理AP
よりOZMOP−MDS(この例ではOZ共有MDS)
を受け取ると、履歴管理APはコピーを作成して履歴管
データベースに記録する。受信時はメーラーよりOZ共
有MDSを受け取ると、履歴管理APはコピーを作成し
て履歴管理データベースに記録する。ただし、図の例で
はSW1(送信時履歴スイッチ)とSW2(受信時履歴
スイッチ)を設けているから、それぞれスイッチがオン
のときのみ履歴を取ることになる。
【0032】次に、コメント電子シートの役割を説明す
る。コメント電子シートいう名の示すように、元情報に
付加される情報の補助手段としての役割である。従来の
情報付加は直接、元情報にコメントが付加される形態が
とられてきた。この方法では、元情報が不明確になる恐
れがある。仮に元情報とその後に付加される情報を残す
となると、情報量が増えてしまうだけでなく、付加情報
と元情報の分離が難しくなる。そこで本発明では、付加
される情報をコメント電子シートという形態で予め分離
し、元情報に重ね合わせて利用することを可能としてい
る。図4は元情報とコメント電子シートの重ね合わせの
例を示してしいる。図の例では、元情報の“1万円”に
対して、手書きで“高すぎる!!”というコメントが付
加されている。このコメントは、画面上で書き込むとき
には直接元情報の上に手書き入力する形態で行うが、管
理上は別々の情報と保管される。すなわち、付加情報は
コメント電子シートという形で独自に保存されるため
に、保存量を少なくすることができる。またインターネ
ットで送付された元情報に情報が付加されるような場合
には、コメント電子シートのみを返送すればよいので、
通信時の情報量も減らすことができる。
【0033】以上の基本的な形態を具体的な形態にした
のが、以下で説明する情報収集型、情報回覧型、情報双
方向通信型のコメント電子シートの活用である。
【0034】図5は、情報発信元が元情報を発信し、各
ユーザーからの付加情報を収集する場合の形態を示して
いる。情報発信元1は元情報900(MDS)を各ユーザー
201〜203に発信する。各ユーザーは元情報を見て、それ
に何らかの情報を付加して情報発信元に返信する。図の
例では、情報発信元1が元情報900をユーザー201に発信
し、ユーザー201は元情報900を見て、それに対して何ら
かの情報を付加し、付加情報のみをコメント電子シート
901として情報発信元1に返信している。情報元1では元
情報900と収集したコメント電子シート901〜9xx(xxは
情報を識別する連番)が保管される。
【0035】上記の例としては、情報発信元がホームペ
ージ提供サイトであり、ユーザーは一般ユーザーの場合
などである。元情報(ページ)の入手は一般に利用され
ているブラウザを用い、返信はブラウザやメールで行
う。発信元およびユーザーの双方にOZMOP−MDS
システムが導入されている場合には、OZMOP形式の
複合電子シート(MDS)で情報がやり取りされる。こ
のとき、インターネット上では共有OZMOPデータ形
式になっている。しかし、OZMOPユーザー以外の広
範囲のユーザーを対象にする場合には、OZMOPデー
タ形式の元情報はHTMLデータ形式に変換してから、
送信する。OZMOPデータ形式は、OZMOP−MD
Sシステムでしか扱えない特殊なデータ(たとえばバイ
ナリーデータ)もあるが、このようなデータをユーザー
が見るためには、情報発信元からデータともにOZMO
P−MDSアプリケーションも入手しなければならな
い。元情報にユーザーから付加情報された情報(コメン
ト電子シート)はHTMLデータ形式で、それを受け取
った情報発信元ではOZMOPのコメント電子シートに
変換され、保存される。
【0036】情報収集型のもう一つの例を図6に示す。
この例は、元情報をもとに情報付加するというよりは、
各資料を作業現場302〜303や現場を統合するサブステー
ション301(たとえば支店のコンピュータシステム)か
ら情報管理センター1(たとえば本社内のコンピュータ
システム)に情報を収集する場合である。サブステーシ
ョン301では各現場から寄せられる文章、図面、写真、
動画、サウンドなどの情報をMDSにまとめ、情報管理
センター1に送信される。またサブステーションと独立
した各現場302〜303からも、MDSを送信し、情報管理
センターで一括する形態を示している。OZMOPシス
テム下では情報は“OZMOPデータ形式+生データ”
という形式で保存されるから、送信されるデータもMD
Sと生データの組で送られ、情報管理センターで一括管
理され、また各種のデータに加工される。インターネッ
トの一般のメールとして送る場合には、MDSと生デー
タは添付ファイルの形で、送付の旨を伝えるメッセージ
に付けられる。OZMOP環境下では、送信するMDS
はOZMOP共通データ形式に変換し、受取側で自分の
システムに共通の形式に変換して保存する。なお、この
情報収集形態は、OZMOP環境で複合データを統一的
に扱うという点を除いては、従来技術の情報収集と同じ
である。
【0037】サブステーション301では文章、図面、写
真などのマルチメディアから情報を入手しているが、こ
の情報発信先がOZMOP以外のシステムあるいはアプ
リケーションを使用している場合には、そのシステムの
データ形式からOZMOPデータ形式に変換する必要が
ある。このデータ変換を行うアプリケーションは別個に
OZMOPに用意しておかなければならないが、OZM
OPのアドイン機能によってインターフェイスアプリケ
ーションはアドインアプリケーションとして容易にOZ
MOPに組み込むことができる。
【0038】図7は情報回覧型の通信補助システムの概
念図である。情報発信元1は、文章、図面、写真、動
画、音声などをOZMOP−MDSアプリケーションで
複合電子シートMDS900を作成し、予め決められた順
で各端末にインターネットを介して回覧する。このとき
のMDS900が元情報に相当する。まず、MDS900を受
信したユーザー401は元情報900を画面に表示し、そこに
コメントを追加してコメント電子シート901(MDS90
1)を作成し、次の端末902に元情報900とコメント電子
シート901を送信する。次の端末902では、元情報900と
コメント電子シート901を重ねて見、その上にさらにコ
メントを追加してコメント電子シート902を作成し、次
の端末903に送信する。このようにして最終的に情報発
信元1に戻ったときには、元情報900の上に複数のコメン
ト電子シート901〜903が重なった状態になっている。元
情報とコメント電子シートは独立して管理されている
が、画面上で見るときは独立して見ることも、また重ね
合わせて見ることも可能である。
【0039】図8は情報双方向通信型の補助通信システ
ムの例である。図では、同等の立場で送受信(交渉な
ど)を行うものとして、双方の通信者を情報発信元11
0、120としてある。双方がOZMOP環境にあるから、
情報のやり取りはOZMOP共通のデータ形式で行う
(図では“OZ共通”と記してある)。OZ共通情報デ
ータベース112、122には、既存のアプリケーション11
1、112から取り込んだOZMOPデータ形式のデータが
保存されている。このデータベース112、122からOZM
OP−MDSソフトによって、MDS113、123(MD
S、図の“OZ共通”でOZMOP共有フォーマットの
意味)を作成し、端末114、124からインターネットを介
して相手方に送り出される。この送受信はMDSメーラ
ーが行い、MDSメーラーは情報を送受信する機能のほ
かに、送受信したメール(MDS113、123、図のOZ共
通)をコメント電子シートという形で履歴910を作る。
図ではコメント電子シート履歴910はOZ共通(MD
S)とともにインターネット上を動く形態になっている
が、履歴そのものは各情報発信元110、120の外部記憶装
置に蓄えられる。ただし、発信情報(元情報となる情
報)に対して付加された情報の場合には、コメント電子
シートも元情報と重ねた形で送受信される。
【0040】商取引においては、双方が資料を提供して
それぞれの言い分をMDSにまとめ、それに何らかの要
求や説明を付けて何度かやり取りをすることになる。た
とえば情報発信元110が建設会社である場合には、MD
S113には設計図や完成図などが記載され、情報発信元1
20が住宅建設依頼人の場合には、MDS123には依頼人
が考えている建物の外観図や間取りなどの要求事項など
が記載されている。その交渉過程がコメント電子シート
(ただし、履歴には元情報も含む)という形で元情報の
上に追加される。その交渉過程はコメント電子シート履
歴910として保存され、のちのトラブル発生時に証拠資
料として利用できるなる。もちろん、交渉資料が何らか
の原因で失われたときには、バックアップ資料として使
用することも可能である。
【0041】なお、双方向通信による商取引では、履歴
はのちの証拠資料としてな役割を果たすが、交渉者がそ
れぞれの履歴を持っているだけでは、十分でない場合が
ある。このような場合、第三者機関が中に入り、そこに
双方の履歴を残すようにすれば、証拠資料としての価値
が高まる。この場合、第三者機関にサーバーを設け、双
方向通信を行う際に必ず第三者機関のサーバーを情報が
通過する形態にして、サーバーに元MDS、コメント電
子シートの別なく、履歴を保存するようにする。これに
よって、履歴は客観的な資料としての役割を果たすこと
ができる。
【0042】
【実施例】本発明の実施例として危機管理システムを挙
げる。このシステムは、各地の気象等の変化を定期観測
と緊急連絡とで災害対策を講じるというものである。図
9は、危機管理システムの一モデルである。このシステ
ムは、定期観測(通常時)と緊急連絡(緊急時)とがあ
る。
【0043】まず定期観測時の処理を説明する。定期的
に観測された現場からの情報は各市町村危機管理システ
ムが受け、生の情報(データ)をOZMOP取り込み、
MDS(元情報すなわち元MDS)にして対応する都道
府県の防災管理センターに配信する。このとき、今回入
手したデータのほかに、各市町村レベルで蓄えられた関
連データ、対応する都道府県レベルからの関連データお
よび短評を付加する。この場合、新規のデータ以外はコ
メント電子シートにする。
【0044】現場からの情報源としては、定点観測装
置、パソコン、電話、FAX、写真などが含まれ、自動
観測を行う定点観測装置や人手による観測によって入手
する。いずれの場合も、災害の発生が見込まれる現場を
選び、定点観測が基本となる。
【0045】市町村レベルで蓄えられたデータは、異状
がない限り、半月あるいは1カ月単位でデータを集約し
て元MDSとコメント電子シートを添えて、対応する都
道府県レベルの防災管理センターに送信する。都道府県
レベルの防災管理センターでは同様に元MDSとコメン
ト電子シートをもとに、都道府県レベルで蓄えられたデ
ータと比較し、新たな見解をコメント電子シートにまと
めて、元MDSとコメント電子シート(市町村レベルの
コメント電子シートも含む)を添えて、中央防災管理セ
ンターに送信する。さらに中央防災管理センターは、蓄
えてあるデータと比較して新たな見解を付加し、各関連
機関に配信する。関連機関には国の防災研究所、大学の
研究所、各関連省庁、委託企業などが含まれ、回覧型で
元MDSとコメント電子シートが巡回する形態にする。
最終的に、中央防災管理センターは回覧して集めたデー
タを要約し、再び都道府県、市町村へとデータを戻す。
【0046】緊急時も基本的に定期観測時と同じデータ
の動きになるが、事態発生とともにデータが短時間で中
央防災管里センターに集約されるようにする。この場
合、緊急にもレベルがあり、その緊急度合いによって中
央へ集約する時間的緊急度、対応の緊急度が異なる。緊
急度に応じて中央防災管理センターでは、元MDSを回
覧して防災対策を講じる。
【0047】通常時は情報回覧型や情報収集型の通信形
態も、緊急時は情報収集型や情報双方向通信に切り換え
る必要もある。このような緊急度に合わせた情報通信形
態の防止システムにおいては重要となる。
【0048】
【発明の効果】本発明はコメント電子シートという概念
を導入することによって、以下のような効果をもたら
す。一つは、元情報に上書きという形態にすることによ
り通信並びに保存時の情報量を減らすことが可能とな
る。もう一つは、コメント電子シートを履歴として残す
ことによって、単なるバックアップデータとしてだけで
なく、それをのちの証拠書類として役目をもたせること
も可能となったことである。
【0049】本発明はOZMOPを用いることによっ
て、コメント電子シートもMDSとすることができ、よ
り柔軟性のある運用が行える。MDSには文字情報、図
面、静止画像(写真や絵等)、動画、サウンド(音声、
音楽等)などが貼り付けられるために、種類の異なるデ
ータを効率よく管理でき、効果的にデータの送受信が行
える。この技術を支えてるのが電子データ統合化データ
管理システム(OZMOP)であり、そのシステムに付
随するOZMOPアプリケーションソフトウェアであ
る。本発明で用いるOZMOP−MDSシステムは、O
ZMOPシステム以外のコンピュータシステムとの交信
も可能ではあるが、本発明のコメント電子シートによる
補助通信手段を最大限に活用するには、送信側、受信側
ともにOZMOP環境にあることが好ましい。
【0050】実施例の危機管理システムのように、デー
タ収集型の通信では様々なメディアからデータが収集す
る必要となる。そのためには、異なるメディアからのデ
ータをシステムに取り込むためのインターフェイスアプ
リケーションが必要となる。OZMOPではアドイン機
能があり、このようなアプリケーションが追加しやすい
環境が用意しされている。必要に応じた対応ができるこ
ともOZMOPの特徴であり、本発明がOZMOPを基
盤にしている理由もここにある。この点も、本発明を用
いることによって得られる効用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術の電子データ統合化データ管理システ
ム(OZMOP)における情報変換を概念的に示した説
明図である。
【図2】本発明のマルチメディアデータ電子シートによ
る通信補助システム(OZMOP−MDS)における履
歴機能を説明するためのシステム構成図である。
【図3】本発明のマルチメディアデータ電子シートによ
る通信補助システム(OZMOP−MDS)における履
歴機能を説明するためのシステム構成図である。
【図4】本発明のマルチメディアデータ電子シートによ
る通信補助システムにおいて、元情報にコメント電子シ
ートを重ね合わせることによって、元情報の上に付加情
報が書き加えられたときの内容を説明するための図であ
る。
【図5】本発明の情報収集型のマルチメディアデータ電
子シートによる通信補助システムの説明図である。
【図6】本発明の情報収集型のマルチメディアデータ電
子シートによる通信補助システムの説明図である。
【図7】本発明の情報回覧型のマルチメディアデータ電
子シートによる通信補助システムの説明図である。
【図8】本発明の情報双方向通信型のマルチメディアデ
ータ電子シートによる通信補助システムの説明図であ
る。
【図9】本発明の情報通信型を危機管理システムに応用
したときのシステム構成図である。
【符号の説明】
1 情報発信元または情報管理センター 110 情報発信元 111 既存アプリケーションによって作成されたデ
ータ群(OZMOPデータ形式である必要はない) 112 OZ共有情報データベース 113 複合電子シート(MDS、OZ共通データ形
式のMDS) 114 端末(インターネット接続のコンピュータ) 120 情報発信元 121 既存アプリケーションによって作成されたデ
ータ群(OZMOPデータ形式である必要はない) 122 OZ共有情報データベース 123 複合電子シート(MDS、OZ共通データ形
式のMDS) 124 端末(インターネット接続のコンピュータ) 2 ユーザーまたはユーザー端末 20n ユーザーまたはユーザー端末(nは数字) 301 サブステーション 302、303 現場 40n ユーザーまたはユーザー端末(nは数字) 9 情報 900 元情報(原案となる複合データ電子シート、
元MDS) 90n 付加情報(コメント電子シート、付加MD
S) 910 コメント電子シート履歴 SW、SW1 履歴スイッチ、送信時履歴スイッチ SW2 受信時履歴スイッチ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文字、図面、静止画像、動画、音声等の情
    報を1枚の電子シート上に貼り合わせることができ、デ
    ータ形式の異なる電子シートの送受信が行える電子デー
    タ統合化データ管理システムを用いる通信システムにお
    いて、 前記電子データ統合化データ管理システムで作成した、
    文字や画像などのマルチメディアから取り込んだ複数種
    類の複合データからなる複合データ電子シートを含むデ
    ータをインターネット上で送受信する過程で、前記複合
    データ電子シートに対して何らかの付加された情報を、
    発生ごとにコメント電子シートとして作成し、前記コメ
    ント電子シートを前記複合データ電子シートと重ね合わ
    せて見ることができる閲覧手段、を備えたことを特徴と
    する電子データ統合化データ管理システムを用いる通信
    システム。
  2. 【請求項2】文字、図面、静止画像、動画、音声等の情
    報を1枚の電子シート上に貼り合わせることができ、デ
    ータ形式の異なる電子シートの送受信が行える電子デー
    タ統合化データ管理システムを用いる通信システムにお
    いて、(1)前記電子データ統合化データ管理システムで
    作成した、文字や画像などのマルチメディアから取り込
    んだ複数種類の複合データからなる複合データ電子シー
    トを含むデータをインターネット上で送受信する過程
    で、前記複合データ電子シートに対して何らかの付加さ
    れた情報を、発生ごとにコメント電子シートとして作成
    し、前記コメント電子シートを前記複合データ電子シー
    トと重ね合わせて見ることができる閲覧手段、(2)あら
    かじめ定めた各端末にたいして、予め決められた順序で
    回覧し、前記各端末で複合データ電子シート上に何らか
    の情報を付加してこれをコメント電子シートとしてまと
    め、複合データ電子シートとコメント電子シートを順次
    次の順序の端末に送信・回覧し、最終的に回覧元に複合
    データ電子シートとコメント電子シートが戻される手
    段、を備えたことを特徴とする電子データ統合化データ
    管理システムを用いる通信システム。
  3. 【請求項3】文字、図面、静止画像、動画、音声等の情
    報を1枚の電子シート上に貼り合わせることができ、デ
    ータ形式の異なる電子シートの送受信が行える電子デー
    タ統合化データ管理システムを用いる通信システムにお
    いて、前記複合データ電子シートも含めたすべての電子
    シートに対して、該電子シートの送信ごとに送信・受信
    電子シートのコピーを作成して記録媒体に記録して履歴
    を取る履歴管理手段、を備えたことを特徴とする請求項
    1または2記載の電子データ統合化データ管理システム
    を用いる通信システム。
  4. 【請求項4】電子データ統合化データ管理システムを用
    いる通信システムにおいて、インターネット上に送り出
    すデータの形式をHTML形式等のインターネットで用
    いられる形式に変換する手段、を備えたことを特徴とす
    る請求項1乃至3記載の電子データ統合化データ管理シ
    ステムを用いる通信システム。
  5. 【請求項5】コンピュータに、文字、図面、静止画像、
    動画、音声等の情報を1枚の電子シート上に貼り合わせ
    ることができ、データ形式の異なる電子シートの送受信
    が行える電子データ統合化データ管理システムを用いる
    通信システムにおいて、前記電子データ統合化データ管
    理システムで作成した、文字や画像などのマルチメディ
    アから取り込んだ複数種類の複合データからなる複合デ
    ータ電子シートを含むデータをインターネット上で送受
    信する過程で、前記複合データ電子シートに対して何ら
    かの付加された情報を、発生ごとにコメント電子シート
    として作成し、前記コメント電子シートを前記複合デー
    タ電子シートと重ね合わせて見ることができる閲覧機
    能、を実現させるための電子データ統合化データ管理シ
    ステムを用いる通信プログラム。
  6. 【請求項6】コンピュータに、文字、図面、静止画像、
    動画、音声等の情報を1枚の電子シート上に貼り合わせ
    ることができ、データ形式の異なる電子シートの送受信
    が行える電子データ統合化データ管理システムを用いる
    通信システムにおいて、(1)前記電子データ統合化デー
    タ管理システムで作成した、文字や画像などのマルチメ
    ディアから取り込んだ複数種類の複合データからなる複
    合データ電子シートを含むデータをインターネット上で
    送受信する過程で、前記複合データ電子シートに対して
    何らかの付加された情報を、発生ごとにコメント電子シ
    ートとして作成し、前記コメント電子シートを前記複合
    データ電子シートと重ね合わせて見ることができる閲覧
    機能、(2)あらかじめ定めた各端末にたいして、予め決
    められた順序で回覧し、前記各端末で複合データ電子シ
    ート上に何らかの情報を付加してこれをコメント電子シ
    ートとしてまとめ、複合データ電子シートとコメント電
    子シートを順次次の順序の端末に送信・回覧し、最終的
    に回覧元に複合データ電子シートとコメント電子シート
    が戻される機能、を実現させるための電子データ統合化
    データ管理システムを用いる通信プログラム。
  7. 【請求項7】コンピュータに、文字、図面、静止画像、
    動画、音声等の情報を1枚の電子シート上に貼り合わせ
    ることができ、データ形式の異なる電子シートの送受信
    が行える電子データ統合化データ管理システムを用いる
    通信システムにおいて、前記複合データ電子シートも含
    めたすべての電子シートに対して、該電子シートの送信
    ごとに送信・受信電子シートのコピーを作成して記録媒
    体に記録して履歴を取る履歴管理機能、を実現させるた
    めの請求項5または6記載の電子データ統合化データ管
    理システムを用いる通信プログラム。
  8. 【請求項8】コンピュータに、電子データ統合化データ
    管理システムを用いる通信システムにおいて、インター
    ネット上に送り出すデータの形式をHTML形式等のイ
    ンターネットで用いられる形式に変換する機能、を実現
    させるための請求項5乃至7記載の電子データ統合化デ
    ータ管理システムを用いる通信プログラム。
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