JP2002214913A - 画像形成装置、画像形成方法及びトナー - Google Patents

画像形成装置、画像形成方法及びトナー

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JP2002214913A
JP2002214913A JP2001013038A JP2001013038A JP2002214913A JP 2002214913 A JP2002214913 A JP 2002214913A JP 2001013038 A JP2001013038 A JP 2001013038A JP 2001013038 A JP2001013038 A JP 2001013038A JP 2002214913 A JP2002214913 A JP 2002214913A
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JP2001013038A
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English (en)
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Kunihisa Yoshino
邦久 吉野
Hiroshi Matsumoto
浩 松本
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナーリサイクル手段を有する画像形成装置
においては、トナーの劣化によるカブリ、画像汚れ、ト
ナー飛散等の問題があり、これらの問題を解決し、高画
質の画像を形成する画像形成装置及びトナーを提供す
る。 【解決手段】 リサイクル手段を有する画像形成装置に
おいて、造粒重合トナーを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】第1の本発明は電子写真方式
により記録材上に画像を形成する画像形成装置及び画像
形成方法並びに該画像形成装置及び画像形成方法におい
て用いられるトナーに関し、特に、画質を向上する技術
に関する。
【0002】第2及び第3の本発明は電子写真方式によ
り記録材上に画像を形成する画像形成装置に関し、特
に、機内温度を適正値に維持するための冷却技術に関す
る。
【0003】
【従来の技術】(1)電子写真方式により記録材上に画
像を形成する画像形成装置には、画像形成コストの低
減、廃棄物量の圧縮等の観点からクリーニング手段によ
り回収されたトナーを再使用するトナーリサイクル手段
が装備されているものが多い。このようなトナーリサイ
クル手段としては、クリーニング手段により回収された
トナーを現像手段に搬送し投入する方式のもの及び現像
手段とクリーニング手段とを兼用することによって、ク
リーニング工程で回収されたトナーが自動的に現像工程
において使用される方式のものがある。
【0004】(2)電子写真方式により記録材上に画像
を形成する画像形成装置には、一般に機内の温度上昇を
防止するために、機内に空気を流通させる冷却手段が設
けられている。かかる冷却手段は一般に、機内全般から
空気を吸引して、外部に排出するものである。
【0005】(3)電子写真方式により記録材上に画像
を形成する画像形成装置では、一般に、機内に空気を流
通させる冷却手段が設けられている。また、記録材の搬
送を確実に行うために吸引ファンにより記録材を搬送ベ
ルトに吸引して搬送する搬送部を有する画像形成装置が
多い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】(1)前記のように、
トナーを再使用して画像を形成した場合に、使用により
劣化したものが混入したトナーで現像が行われるため
に、画質が低下することが知られている。このような画
質の低下は、リサイクルトナー(クリーニングにより回
収されたトナーを含有するトナー以下同じ)では粒度分
布や帯電量分布が拡大しており、カブリの原因となる超
微粒子トナーや低帯電又は無帯電トナーが含まれること
が原因で生ずるものである。
【0007】このようなリサイクルを伴った画像形成に
おける問題を解決するために、従来は、現像工程におい
て使用されるトナー中の未使用のトナー(以下フレッシ
ュトナーと言う)の割合を上げる、転写率を向上してク
リーニング工程で回収されるトナーの量を抑制する、リ
サイクルトナーでも画質が低下しない画像形成方法を採
る等の対策が採られてきた。
【0008】しかしながら、これらの対策には限界があ
りリサイクルを行った場合に画質の低下を十分に防止す
ることができなかった。
【0009】第1の本発明の目的は、トナーリサイクル
を伴った画像形成における前記の問題を解決し、トナー
リサイクルを行い、且つ、高画質を維持することが可能
な画像形成装置及びかかる画像形成装置に用いられるト
ナーを提供することを目的とする。
【0010】(2)最近の画像形成装置では、装置のコ
ンパクト化やトナーの小粒径化に伴って、前記のような
冷却手段では機内の冷却が十分でない場合が生じてきて
いる。即ち、機内の温度上昇によって、現像剤の劣化、
クリーニングブレードのめくれ、感光体のフィルミン
グ、トナーの固化等の問題が生ずる場合が出ている。
【0011】機内温度の上昇は、主として定着部からの
熱により生ずるが、具体的には、定着部からの伝達熱、
輻射熱、両面画像形成時に記録材により運ばれる熱等に
より生ずる。
【0012】機内全体から空気を吸引することによる冷
却では、前記の各機内温度押し上げ要因に対する冷却効
果が不十分で局所的な過熱を防止するのに十分ではなか
った。
【0013】第2の本発明の目的は、従来の画像形成装
置の機内冷却技術における前記のような問題を解決する
ことを目的とする。
【0014】(3)従来の電子写真方式の画像形成装置
では、機内冷却用の吸引ファンと記録材搬送用の吸引フ
ァンとを設けているために、コスト高になるという問題
があり、また、吸引ファンの設置スペースが限られる等
の理由から機内の冷却を十分に行うことが困難である等
の問題があった。
【0015】第3の本発明の目的は機内の過熱防止に関
する従来技術における前記のような問題を解決すること
を目的とし、低コストで、且つ、機内温度の上昇を十分
に防止した画像形成装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記の本発明の目的は下
記の発明により達成される。
【0017】1.像形成体、該像形成体上に静電潜像を
形成する潜像形成手段、静電潜像を現像して前記像形成
体上にトナー像を形成する現像手段、前記像形成体上の
トナー像を記録材に転写する転写手段、トナー像を記録
材に定着する定着手段、転写後の前記像形成体をクリー
ニングするクリーニング手段及び、該クリーニング手段
により回収されたトナーを前記現像手段に供給するリサ
イクル手段、を有する画像形成装置において、前記現像
手段が、造粒重合トナーを用いて静電潜像を現像するこ
とを特徴とする画像形成装置。
【0018】2.前記現像手段は、絶対最大長をL、最
大投影面積をA、最大周長をPとするときに、SF1=
(L2/A)×(π/4)×100で表される形状係数
SF1と、SF2=(P2/A)×(1/4π)×10
0で表される形状係数SF2とが、 式、100≦SF1≦140及び100≦SF2≦12
0 で表される条件を満足する造粒重合トナーを用いて現像
を行うことを特徴とする前記1に記載の画像形成装置。
【0019】3.像形成体上に静電潜像を形成する潜像
形成工程、該像形成体上の静電潜像を現像してトナー像
を形成する現像工程、前記像形成体上のトナー像を記録
材に転写する転写工程、トナー像を記録材に定着する定
着工程及び、転写後の前記像形成体をクリーニングする
クリーニング工程を有する画像形成方法であって、前記
クリーニング工程で回収されたトナーを前記現像工程に
おいて再使用する画像形成方法において、前記現像工程
において造粒重合トナーが使用されることを特徴とする
画像形成方法。
【0020】4.絶対最大長をL、最大投影面積をA、
最大周長をPとするときに、SF1=(L2/A)×
(π/4)×100で表される形状係数SF1と、SF
2=(P2/A)×(1/4π)×100で表される形
状係数SF2とが、 式、100≦SF1≦140及び100≦SF2≦12
0 で表される条件を満足する未使用の造粒重合トナーを前
記現像工程に供給して現像が行われることを特徴とする
前記3に記載の画像形成方法。
【0021】5.クリーニング工程において回収された
トナーを現像工程において再使用する画像形成方法に使
用されるトナーにおいて、造粒重合法により製造された
ことを特徴とするトナー。
【0022】6.絶対最大長をL、最大投影面積をA、
最大周長をPとするときに、SF1=(L2/A)×
(π/4)×100で表される形状係数SF1と、SF
2=(P2/A)×(1/4π)×100で表される形
状係数SF2とが、 式、100≦SF1≦140及び100≦SF2≦12
0 で表される条件を満たすことを特徴とする前記5に記載
のトナー。
【0023】7.無端状の像形成体、該像形成体上に静
電潜像を形成する潜像形成手段、静電潜像を現像して前
記像形成体上にトナー像を形成する現像手段、前記像形
成体上のトナー像を記録材に転写する転写手段及び、転
写後の前記像形成体をクリーニングするクリーニング手
段が設けられたトナー像形成部と、トナー像を記録材に
定着する定着手段が設けられた定着部と、を備えた画像
形成装置において、前記トナー像形成部と前記定着部と
の間に空気を流通させる冷却部及び該冷却部に空気を送
る第1送風手段を設けたことを特徴とする画像形成装
置。
【0024】8.無端状の像形成体並びに、該像形成体
の周囲に配置された帯電手段、現像手段、転写手段、定
着手段、クリーニング手段及び片面に画像が形成され、
前記定着手段により定着処理が行われた記録材を表裏反
転して再給紙する反転給紙手段を有する画像形成装置に
おいて、前記像形成体の内側に空気を流通させる第2送
風手段を有することを特徴とする画像形成装置。
【0025】9.前記像形成体はドラム状であることを
特徴とする前記7又は前記8に記載の画像形成装置。
【0026】10.前記像形成体はベルト状であること
を特徴とする前記7又は前記8に記載の画像形成装置。
【0027】11.空気の取り入れ口を操作上の手前側
に設け、空気の排出口を操作上の奥側に設けたことを特
徴とする前記7〜10のいずれか1項に記載の画像形成
装置。
【0028】12.前記像形成体の内側に空気を流通さ
せる第2送風手段を有するとともに、前記第1送風手段
と前記第2送風手段とに共通の空気の取り入れ口から空
気が導入されることを特徴とする前記7に記載の画像形
成装置。
【0029】13.像形成体、該像形成体上に静電潜像
を形成する潜像形成手段、静電潜像を現像して前記像形
成体上にトナー像を形成する現像手段、前記像形成体上
のトナー像を記録材に転写する転写手段、記録材を吸引
する吸引手段を有し、転写後の記録材を搬送する搬送手
段、該搬送手段により搬送された記録材にトナー像を定
着する定着手段及び、空気を装置外に排出する排気手段
を有する画像形成装置において、前記吸引手段と前記排
気手段とに共有されるファン及び該ファンの送風量を画
像形成工程の実行段階に応じて変える制御を行う制御手
段を有することを特徴とする画像形成装置。
【0030】14.記録材の走行を検知する記録材検知
手段を有すること及び、前記制御手段は、少なくとも画
像形成装置の待機時に前記ファンを第1送風量で作動さ
せること及び、前記制御手段は、前記記録材検知手段に
よる記録材の走行検知に応じて前記第1送風量よりも高
い第2送風量で前記ファンを作動させること、を特徴と
する前記13に記載の画像形成装置。
【0031】15.前記制御手段は、少なくとも待機時
に前記ファンを第1送風量で作動させること及び、前記
制御手段は、画像形成シーケンスに基づいて前記第1送
風量よりも高い第2送風量で前記ファンを作動させる時
間を設定すること、を特徴とする前記13に記載の画像
形成装置。
【0032】16.前記制御手段は、少なくとも待機時
に前記ファンを第1送風量で作動させること及び、前記
制御手段は、画像形成中に前記ファンを前記第1送風量
よりも高い第2送風量で作動させることを特徴とする前
記13に記載の画像形成装置。
【0033】17.前記制御手段は搬送される記録材の
厚さを含む記録材の性質に応じて前記ファンの送風量を
変える制御を行うことを特徴とする前記13〜16のい
ずれか1項に記載の画像形成装置。
【0034】18.記録材の厚さの情報を含む記録材の
性質の情報を設定する設定手段を有することを特徴とす
る前記17に記載の画像形成装置。
【0035】19.前記制御手段は、省電モードにおい
て、前記ファンを停止させる制御を行うことを特徴とす
る前記13〜18のいずれか1項に記載の画像形成装
置。
【0036】
【発明の実施の形態】(1)実施の形態1 第1の本発明の実施の形態である実施の形態1は、リサ
イクル手段を備えた画像形成装置において、造粒重合ト
ナーを用いることを特徴とする。
【0037】造粒重合トナーは狭い粒度分布を持ったト
ナーであり、造粒重合トナーを用いることにより、リサ
イクルによる画質の低下が防止されて高画質の画像が形
成される。
【0038】特に、望ましくは、絶対最大長をL、最大
投影面積をA、最大周長をPとするときに、SF1=
(L2/A)×(π/4)×100で表される形状係数
SF1と、SF2=(P2/A)×(1/4π)×10
0で表される形状係数SF2とが、 式、100≦SF1≦140及び100≦SF2≦12
0 で表される条件を満足する造粒重合トナーを用いること
であり、このような粒子形状を有するトナーを用いるこ
とにより、極めて高い画質の画像が形成される。
【0039】(1)−1 画像形成装置 図1は本発明の実施の形態1に係る画像形成装置を示
す。図において、1は像形成体としての感光体である。
【0040】感光体1としては、有機光導電体を樹脂に
分散した感光層を有する有機感光体が環境性及びコスト
の観点から好ましいが、これに限られることなく、任意
の公知の感光体を用いることができる。また、誘電体等
の静電像保持体を像形成体として用いることもできる。
【0041】なお、感光体1としては図示のドラム状の
感光体に限られず、ベルト状の感光体であってもよい。
2は感光体1を帯電し、感光体1上に一様な電位を形成
する帯電手段である。帯電手段としては、制御グリッド
と放電電極を有するスコロトロン帯電器や電圧を印加し
たローラを用いた接触帯電方式の帯電器が好ましい。
【0042】3は感光体1を露光する露光手段である。
露光手段としては、レーザダイオードを光源とし、ポリ
ゴンミラー、レンズ及びミラーで構成される走査光学系
を有する走査露光装置や発光ダイオードアレイ及び結像
性光学繊維を有する走査光学装置が好ましいがこれに限
られることなく、任意の公知の露光手段を用いることが
できる。露光手段3は画像データに従って、感光体1を
ドット露光する。
【0043】4は現像手段であり、二成分現像剤を収容
し、現像剤搬送手段としての現像スリーブ41により現
像剤を現像領域に搬送して感光体1上の静電潜像を現像
し、感光体1上にトナー像を形成する。現像スリーブ4
1には、帯電手段2の帯電極性と同極性の直流現像バイ
アス又は交流電圧に帯電手段2の帯電極性と同極性の直
流電圧が重畳された現像バイアスが印加され、露光手段
3による露光部分にトナーを付着させる反転現像が行わ
れる。現像手段4としては、反転現像に限られない。静
電潜像の極性と反対の極性に帯電したトナーを用いて正
規現像を行う現像手段も勿論用いることができる。
【0044】5は、コロナ帯電器からなる転写手段であ
る。転写手段5は記録材Pに対して、感光体1上のトナ
ーと逆極性の帯電を行い、トナー像を記録材Pに転移さ
せる。
【0045】6は、コロナ帯電器からなる分離手段であ
り、記録材Pに対して交流コロナ帯電を行って、記録材
Pを除電し、感光体1から分離する。
【0046】7は定着手段であり、ハロゲンランプ等の
熱源を内蔵する加熱ローラ71と加熱ローラ71に圧接
する加圧ローラ72により記録材Pにトナー像を定着す
る。
【0047】8はクリーニング手段である。転写後の感
光体1上には、未転写トナーや転写残トナーが付着して
おり、次の像形成を行うためには、感光体1をクリーニ
ングする必要がある。クリーニング手段8は、ウレタン
ゴム等の弾性ブレードからなるクリーニングブレード8
1を有する。
【0048】9はクリーニング手段8で回収されたトナ
ーを現像手段4へ搬送し投入するリサイクル手段、42
は現像手段4にトナーを供給するトナー補給部、43は
トナー補給部にフレッシュトナーを供給するトナーホッ
パである。
【0049】(1)−2 トナー 従来のトナーリサイクルを伴った画像形成においては、
樹脂を粉砕し分級することにより、所定の粒径のトナー
粒子を形成して製造された粉砕トナーが用いられてい
た。
【0050】本実施の形態においては、造粒重合法によ
りトナー粒子を形成して製造された造粒重合トナーが、
トナーリサイクルを伴った画像形成において使用され
る。
【0051】造粒重合トナーは、トナー用バインダー樹
脂の生成とトナー形状がバインダー樹脂の原料モノマー
又はプレポリマーの重合及びその後の化学的処理により
形成されて得られるトナーを意味する。より具体的に
は、懸濁重合又は乳化重合等の重合反応と必要によりそ
の後に行われる粒子同士の融着工程を経て得られるトナ
ーを意味する。造粒重合トナーでは、原料モノマー又は
プレポリマーを水系で均一に分散した後に重合させトナ
ーを製造することから、トナーの粒度分布及び形状の均
一なトナーが得られる。
【0052】特に、絶対最大長をL、最大投影面積を
A、最大周長をPとするときに、SF1=(L2/A)
×(π/4)×100で表される形状係数SF1と、S
F2=(P2/A)×(1/4π)×100で表される
形状係数SF2とが、 式、100≦SF1≦140及び100≦SF2≦12
0 で表される条件を満足する造粒重合トナーを用いること
により、高画質の画像を長期間安定して形成することが
可能になる。
【0053】形状係数SF1及び形状係数SF2は次の
ようにして測定されたものである。日立製作所製のFE
−SEM(S−800)を用い、トナーを100個無作
為にサンプリングし、その画像情報をニコレ社製の画像
解析装置Lusex3に導入して、下記の式で表される
形状係数SF1、SF2を求めた。
【0054】 SF1=(L2/A)×(π/4)×100 SF2=(P2/A)(1/4π)×100 ただし、Aは各トナー粒子の最大投影面積、Lは各トナ
ー粒子の最大投影長、Pは各トナー粒子の最大投影周
長、である。
【0055】なお、形状係数SF1は球形の度合いを表
し、その値が大きくなると球形から長形になる。また、
形状係数SF2は凹凸の度合いを表し、その値が大きく
なると凹凸が顕著になる。
【0056】SF1が140よりも大きいか又はSF2
が120よりも大きい場合には、リサイクルトナーの粒
度分布が拡大し、且つ、リサイクルトナーの帯電量の低
下度が大きくなって、リサイクルトナーを用いた画像形
成において、カブリの発生、濃度の低下、転写抜け、ト
ナー飛散等が発生するようになる。
【0057】造粒重合法により製造される本実施の形態
に係るトナーの形状係数FS1は前記のように、100
〜140の範囲である。これに対して、従来の粉砕法に
より製造されたトナーの形状係数SF1を測定したとこ
ろ、180〜220であった。また、本実施の形態に係
るトナーの形状係数SF2は100〜120の範囲であ
るが、従来の粉砕トナーの形状係数SF2は180〜2
00であった。
【0058】前記のような形状係数SF1、SF2の値
を持つ従来の粉砕トナーでは、リサイクルを伴った画像
形成に使用した場合に、カブリ、濃度低下、転写抜け、
トナー飛散等が発生する。
【0059】本実施の形態に係るトナーについての形状
係数SF1、SF2及び粒度分布曲線の例を従来の粉砕
トナーと対比して表1及び図2に示す。
【0060】
【表1】
【0061】表1と図2から明らかなように、本実施の
形態に係るトナーは、フレッシュトナー及びリサイクル
トナーのいずれもが、形状係数から球形に近い形状を有
している、粒度分布から狭い粒度分布を持つ、即ち、揃
った粒からなる、帯電量が大きい等のトナーとしての優
れた特性を具備している。これに対して、粉砕トナーで
はこれらの特性の全てにおいて劣っていることが分か
る。しかも、本実施の形態に係るトナーでは、トナーの
粒度分布を示す図2から明らかなように、フレッシュト
ナーとリサイクルトナーとの間の特性の差が粉砕トナー
に比較して少なく、リサイクルによる劣化の度合いが少
ないことが分かる。
【0062】次の、本実施の形態において用いられる造
粒重合トナーの製造方法及び製造例を説明する。
【0063】本実施の形態のトナーは、懸濁重合法や、
必要な添加剤の乳化液を加えた液中にて単量体を乳化重
合し、微粒の重合粒子を製造し、その後に、有機溶媒、
凝集剤等を添加して会合する方法で製造することができ
る。会合の際にトナーの構成に必要な離型剤や着色剤な
どの分散液と混合して会合させて調製する方法や、単量
体中に離型剤や着色剤などのトナー構成成分を分散した
上で乳化重合する方法などがあげられる。ここで会合と
は樹脂粒子および着色剤粒子が複数個融着することをい
う。
【0064】尚、本発明でいうところの水系媒体とは、
少なくとも水が50質量%以上含有されたものを示す。
【0065】即ち、重合性単量体中に着色剤や必要に応
じて離型剤、荷電制御剤、さらに重合開始剤等の各種構
成材料を添加し、ホモジナイザー、サンドミル、サンド
グラインダー、超音波分散機などで重合性単量体に各種
構成材料を溶解あるいは分散させる。この各種構成材料
が溶解あるいは分散された重合性単量体を分散安定剤を
含有した水系媒体中にホモミキサーやホモジナイザーな
どを使用しトナーとしての所望の大きさの油滴に分散さ
せる。その後、攪拌機構が後述の攪拌翼である反応装置
へ移し、加熱することで重合反応を進行させる。反応終
了後、分散安定剤を除去し、濾過、洗浄し、さらに乾燥
することで本実施の形態のトナーを調製する。
【0066】本実施の形態のトナーを製造する方法とし
て樹脂粒子を水系媒体中で会合あるいは融着させて調製
する方法も挙げることができる。この方法としては、特
に限定されるものではないが、例えば、特開平5−26
5252号公報や特開平6−329947号公報、特開
平9−15904号公報に示す方法を挙げることができ
る。
【0067】樹脂粒子と着色剤などの構成材料の分散粒
子、あるいは樹脂および着色剤等より構成される微粒子
を複数以上会合させる方法、特に水中にてこれらを乳化
剤を用いて分散した後に、臨界凝集濃度以上の凝集剤を
加え塩析させると同時に、形成された重合体自体のガラ
ス転移点温度以上で加熱融着させて融着粒子を形成しつ
つ徐々に粒径を成長させ、目的の粒径となったところで
水を多量に加えて粒径成長を停止し、さらに加熱、攪拌
しながら粒子表面を平滑にして形状を制御し、その粒子
を含水状態のまま流動状態で加熱乾燥することにより、
本実施の形態のトナーを形成することができる。なお、
ここにおいて凝集剤と同時に水に対して無限溶解する有
機溶媒を加えてもよい。
【0068】樹脂を構成する重合性単量体として使用さ
れるものは、スチレン、o−メチルスチレン、m−メチ
ルスチレン、p−メチルスチレン、α−メチルスチレ
ン、p−クロロスチレン、3,4−ジクロロスチレン、
p−フェニルスチレン、p−エチルスチレン、2,4−
ジメチルスチレン、p−tert−ブチルスチレン、p
−n−ヘキシルスチレン、p−n−オクチルスチレン、
p−n−ノニルスチレン、p−n−デシルスチレン、p
−n−ドデシルスチレンの様なスチレンあるいはスチレ
ン誘導体、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、
メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソプロピル、
メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸t−ブチル、メ
タクリル酸n−オクチル、メタクリル酸2−エチルヘキ
シル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸ラウリ
ル、メタクリル酸フェニル、メタクリル酸ジエチルアミ
ノエチル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル等のメタ
クリル酸エステル誘導体、アクリル酸メチル、アクリル
酸エチル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸n−ブ
チル、アクリル酸t−ブチル、アクリル酸イソブチル、
アクリル酸n−オクチル、アクリル酸2−エチルヘキシ
ル、アクリル酸ステアリル、アクリル酸ラウリル、アク
リル酸フェニル等のアクリル酸エステル誘導体、エチレ
ン、プロピレン、イソブチレン等のオレフィン類、塩化
ビニル、塩化ビニリデン、臭化ビニル、フッ化ビニル、
フッ化ビニリデン等のハロゲン系ビニル類、プロピオン
酸ビニル、酢酸ビニル、ベンゾエ酸ビニル等のビニルエ
ステル類、ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテ
ル等のビニルエーテル類、ビニルメチルケトン、ビニル
エチルケトン、ビニルヘキシルケトン等のビニルケトン
類、N−ビニルカルバゾール、N−ビニルインドール、
N−ビニルピロリドン等のN−ビニル化合物、ビニルナ
フタレン、ビニルピリジン等のビニル化合物類、アクリ
ロニトリル、メタクリロニトリル、アクリルアミド等の
アクリル酸あるいはメタクリル酸誘導体がある。これら
ビニル系単量体は単独あるいは組み合わせて使用するこ
とができる。
【0069】又、樹脂を構成する重合性単量体としてイ
オン性解離基を有するものを組み合わせて用いることが
さらに好ましい。例えば、カルボキシル基、スルフォン
酸基、リン酸基等の置換基を単量体の構成基として有す
るもので、具体的には、アクリル酸、メタクリル酸、マ
レイン酸、イタコン酸、ケイ皮酸、フマール酸、マレイ
ン酸モノアルキルエステル、イタコン酸モノアルキルエ
ステル、スチレンスルフォン酸、アリルスルフォコハク
酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルフォ
ン酸、アシッドホスホオキシエチルメタクリレート、3
−クロロ−2−アシッドホスホオキシプロピルメタクリ
レート等が挙げられる。
【0070】更に、ジビニルベンゼン、エチレングリコ
ールジメタクリレート、エチレングリコールジアクリレ
ート、ジエチレングリコールジメタクリレート、ジエチ
レングリコールジアクリレート、トリエチレングリコー
ルジメタクリレート、トリエチレングリコールジアクリ
レート、ネオペンチルグリコールジメタクリレート、ネ
オペンチルグリコールジアクリレート等の多官能性ビニ
ル類を使用して架橋構造の樹脂とすることもできる。
【0071】これら重合性単量体はラジカル重合開始剤
を用いて重合することができる。この場合、懸濁重合法
では油溶性重合開始剤を用いることができる。この油溶
性重合開始剤としては、2,2′−アゾビス−(2,4
−ジメチルバレロニトリル)、2,2′−アゾビスイソ
ブチロニトリル、1,1′−アゾビス(シクロヘキサン
−1−カルボニトリル)、2,2′−アゾビス−4−メ
トキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル、アゾビスイ
ソブチロニトリル等のアゾ系またはジアゾ系重合開始
剤、ベンゾイルパーオキサイド、メチルエチルケトンペ
ルオキサイド、ジイソプロピルペルオキシカーボネー
ト、クメンヒドロペルオキサイド、t−ブチルヒドロペ
ルオキサイド、ジ−t−ブチルペルオキサイド、ジクミ
ルペルオキサイド、2,4−ジクロロベンゾイルペルオ
キサイド、ラウロイルペルオキサイド、2,2−ビス−
(4,4−t−ブチルペルオキシシクロヘキシル)プロ
パン、トリス−(t−ブチルペルオキシ)トリアジンな
どの過酸化物系重合開始剤や過酸化物を側鎖に有する高
分子開始剤などを挙げることができる。
【0072】乳化重合法を用いる場合には水溶性ラジカ
ル重合開始剤を使用することができる。水溶性ラジカル
重合開始剤としては、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニ
ウム等の過硫酸塩、アゾビスアミノジプロパン酢酸塩、
アゾビスシアノ吉草酸およびその塩、過酸化水素等を挙
げることができる。
【0073】分散安定剤としては、リン酸三カルシウ
ム、リン酸マグネシウム、リン酸亜鉛、リン酸アルミニ
ウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、水酸化カル
シウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、メ
タケイ酸カルシウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、
ベントナイト、シリカ、アルミナ等を挙げることができ
る。さらに、ポリビニルアルコール、ゼラチン、メチル
セルロース、ドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリウ
ム、エチレンオキサイド付加物、高級アルコール硫酸ナ
トリウム等の界面活性剤として一般的に使用されている
ものを分散安定剤として使用することができる。
【0074】本発明において優れた樹脂としては、ガラ
ス転移点が20〜90℃のものが好ましく、軟化点が8
0〜220℃のものが好ましい。ガラス転移点は示差熱
量分析方法で測定されるものであり、軟化点は高化式フ
ローテスターで測定することができる。さらに、これら
樹脂としてはゲルパーミエーションクロマトグラフィー
により測定される分子量が数平均分子量(Mn)で10
00〜100000、重量平均分子量(Mw)で200
0〜1000000のものが好ましい。さらに、分子量
分布として、Mw/Mnが1.5〜100、特に1.8
〜70のものが好ましい。
【0075】使用される凝集剤としては特に限定される
ものではないが、金属塩から選択されるものが好適に使
用される。具体的には、一価の金属として例えばナトリ
ウム、カリウム、リチウム等のアルカリ金属の塩、二価
の金属として例えばカルシウム、マグネシウム等のアル
カリ土類の金属塩、マンガン、銅等の二価の金属の塩、
鉄、アルミニウム等の三価の金属の塩等が挙げられ、具
体的な塩としては、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩
化リチウム、塩化カルシウム、塩化亜鉛、硫酸銅、硫酸
マグネシウム、硫酸マンガン等を挙げることができる。
これらは組み合わせて使用してもよい。
【0076】これらの凝集剤は臨界凝集濃度以上添加す
ることが好ましい。この臨界凝集濃度とは、水性分散物
の安定性に関する指標であり、凝集剤を添加して凝集が
発生する濃度を示すものである。この臨界凝集濃度は、
乳化された成分および分散剤自体によって大きく変化す
るものである。例えば、岡村誠三他著「高分子化学1
7、601(1960)日本高分子学会編」等に記述さ
れており、詳細な臨界凝集濃度を求めることができる。
また、別な手法として、目的とする粒子分散液に所望の
塩を濃度を変えて添加し、その分散液のζ(ゼータ)電
位を測定し、この値が変化する塩濃度を臨界凝集濃度と
して求めることもできる。
【0077】本発明の凝集剤の添加量は、臨界凝集濃度
以上であればよいが、好ましくは臨界凝集濃度の1.2
倍以上、さらに好ましくは、1.5倍以上添加すること
がよい。
【0078】無限溶解する溶媒とは、すなわち水に対し
て無限溶解する溶媒を示し、この溶媒は、本発明におい
ては形成された樹脂を溶解させないものが選択される。
具体的には、メタノール、エタノール、プロパノール、
イソプロパノール、t−ブタノール、メトキシエタノー
ル、ブトキシエタノール等のアルコール類、アセトニト
リル等のニトリル類、ジオキサン等のエーテル類を挙げ
ることができる。特に、エタノール、プロパノール、イ
ソプロパノールが好ましい。
【0079】この無限溶解する溶媒の添加量は、凝集剤
を添加した重合体含有分散液に対して1〜100体積%
が好ましい。
【0080】尚、形状を均一化させるためには、着色粒
子を調製し、濾過した後に粒子に対して10質量%以上
の水が存在したスラリーを流動乾燥させることが好まし
いが、この際、特に重合体中に極性基を有するものが好
ましい。この理由としては、極性基が存在している重合
体に対して、存在している水が多少膨潤する効果を発揮
するために、形状の均一化が特に図られやすいものと考
えられる。
【0081】本実施の形態のトナーは少なくとも樹脂と
着色剤を含有するものであるが、必要に応じて定着性改
良剤である離型剤や荷電制御剤等を含有することもでき
る。さらに、上記樹脂と着色剤を主成分とするトナー粒
子に対して無機微粒子や有機微粒子等で構成される外添
剤を添加したものであってもよい。
【0082】本実施の形態のトナーに使用する着色剤と
してはカーボンブラック、磁性体、染料、顔料等を任意
に使用することができ、カーボンブラックとしてはチャ
ンネルブラック、ファーネスブラック、アセチレンブラ
ック、サーマルブラック、ランプブラック等が使用され
る。磁性体としては鉄、ニッケル、コバルト等の強磁性
金属、これらの金属を含む合金、フェライト、マグネタ
イト等の強磁性金属の化合物、強磁性金属を含まないが
熱処理する事により強磁性を示す合金、例えばマンガン
−銅−アルミニウム、マンガン−銅−錫等のホイスラー
合金と呼ばれる種類の合金、二酸化クロム等を用いる事
ができる。
【0083】着色剤の添加方法としては、乳化重合法で
調製した重合体粒子を、凝集剤を添加することで凝集さ
せる段階で添加し重合体を着色する方法や、単量体を重
合させる段階で着色剤を添加し、重合し、着色粒子とす
る方法等を使用することができる。なお、着色剤は重合
体を調製する段階で添加する場合はラジカル重合性を阻
害しない様に表面をカップリング剤等で処理して使用す
ることが好ましい。
【0084】さらに、定着性改良剤としての低分子量ポ
リプロピレン(数平均分子量=1500〜9000)や
低分子量ポリエチレン等を添加してもよい。
【0085】荷電制御剤も同様に種々の公知のもので、
且つ水中に分散することができるものを使用することが
できる。具体的には、ニグロシン系染料、ナフテン酸ま
たは高級脂肪酸の金属塩、アルコキシル化アミン、第4
級アンモニウム塩化合物、アゾ系金属錯体、サリチル酸
金属塩あるいはその金属錯体等が挙げられる。これら荷
電制御剤や定着性改良剤の粒子は、分散した状態で数平
均一次粒子径が10〜500nm程度とすることが好ま
しい。
【0086】いわゆる重合性単量体中に着色剤などのト
ナー構成成分を分散あるいは溶解したものを水系媒体中
に懸濁し、ついで重合せしめてトナーを得る懸濁重合ト
ナーでは、重合反応を行う反応容器中での媒体の流れを
制御することによりトナー粒子の形状を制御することが
できる。すなわち、球形から離れた形状のトナー粒子を
多く形成させる場合には、反応容器中での媒体の流れを
乱流とし、重合が進行して懸濁状態で水系媒体中に存在
している油滴が次第に高分子化することで油滴が柔らか
い粒子となった時点で、粒子の衝突を行うことで粒子の
合一を促進させ、形状が不定形となった粒子が得られ
る。また、球形又は球形に近い形状のトナー粒子を形成
させる場合には、反応容器中での媒体の流れを層流とし
て、粒子の衝突を避けることにより球形の粒子が得られ
る。この方法により、トナー形状の分布を本発明の範囲
内に制御できるものである。
【0087】懸濁重合法においては、特定の攪拌翼を使
用することで、乱流を形成することができ、形状を容易
に制御することができる。この理由としては明確では無
いが一般的に使用されている図3に示される様な回転軸
に取り付けられた攪拌翼の構成が一段の場合には、攪拌
槽内に形成される媒体の流れが攪拌槽の下部より上部へ
の壁面を伝って動く流れのみになる。そのため、従来で
は一般的に攪拌槽の壁面などの邪魔板を配置することで
乱流を形成し、攪拌の効率を増加することがなされてい
る。しかし、この様な装置構成では、乱流が一部に形成
されるものの、むしろ乱流の存在によって流体の流れが
停滞する方向に作用し、結果として粒子に対するズリ応
力が少なくなるために、形状を制御することができな
い。
【0088】好ましく使用することのできる撹拌翼を備
えた撹拌槽について図を用いて説明する。図4は撹拌翼
を備えた撹拌槽の一例である。撹拌槽の外周部に熱交換
用のジャケット51を装着した縦型円筒状の撹拌槽52
内の中心部に回転軸53を垂設し、該回転軸53に撹拌
槽52の底面に近接させて配設された下段の撹拌翼54
と、より上段に配設された撹拌翼55がある。上段の撹
拌翼55は、下段に位置する撹拌翼54に対して回転方
向に先行した交差角α(図5に示す)をもって配設され
ている。本発明においては交差角αは90度(°)未満
であることが好ましい。この交差角の下限は特に限定さ
れるものでは無いが、5度程度以上、好ましくは10度
以上あれば特によい。これを上面断面図で示したのが図
5である。もし3段以上の場合は、それぞれ隣接してい
る撹拌翼間で交差角αが90度未満であればよいことに
なる。
【0089】この構成とすることで、上段に配設されて
いる攪拌翼によりまず媒体が攪拌され、下側への流れが
形成される。ついで、下段に配設された攪拌翼により、
上段の攪拌翼で形成された流れがさらに下方へ加速され
るとともにこの攪拌翼自体でも下方への流れが別途形成
され、全体として流れが加速されて進行するものと推定
される。この結果、乱流として形成された大きなズリ応
力を有する流域が形成されるために、トナーの形状を制
御できるものと推定される。
【0090】尚、図4、5中、矢印は回転方向を、57
は上部材料投入口を58は下部材料投入口を表す。又、
59は撹拌を有効にするための乱流形成部材である。
【0091】ここにおいて撹拌翼の形状については、特
に限定はないが、方形板状のもの、翼の一部に切り欠き
のあるもの、中央部に一つ以上の中孔部分、いわゆるス
リットがあるものなどを使用することができる。これら
の例を図6に記載する。図6中(a)は撹拌翼に中孔部
のないもの、(b)は中央に大きな中孔部56があるも
の、(c)は横長の中孔部56があるもの、(d)は縦
長の中孔部56があるものである。又、これらは上段と
下段で中孔部56が異なるものを用いても、同一のもの
を用いても良い。
【0092】また、この攪拌翼の構成として使用するこ
とができる好ましい構成の例を図7〜10に示す。図7
は攪拌翼の端部に突起54’及び又は端部に折り曲げ部
54”、更に、スリット56を有する構成、図8は下段
の攪拌翼の端部に折り曲げ54”と突起54’を有する
構成であり、図9は下段の攪拌翼の端部に突起と折り曲
げを有する構成、図10は上段の攪拌翼に空隙があり下
段の攪拌翼の端部に折り曲げと突起を有する構成、な
お、図9は攪拌翼の構成が3段である構成をそれぞれ示
したものである。なお、攪拌翼の端部に於ける折り曲げ
部の角度は5〜45°程度が好ましい。
【0093】これら折り曲げ部や上部あるいは下部への
突起を有する構成を持つ攪拌翼は、乱流を効果的に発生
するものである。
【0094】尚、上記の構成を有する上段と下段の攪拌
翼の間隙は特に限定されるものでは無いが、少なくとも
攪拌翼の間に間隙を有していることが好ましい。この理
由としては明確では無いが、その間隙を通じて媒体の流
れが形成されるため、攪拌効率が向上するものと考えら
れる。但し、間隙としては、静置状態での液面高さに対
して0.5〜50%の幅、好ましくは1〜30%の幅で
あることが好ましい。
【0095】さらに、攪拌翼の大きさは特に限定される
ものでは無いが、全攪拌翼の高さの総和が静置状態での
液面高さの50%〜100%、好ましくは60%〜95
%である。
【0096】又、懸濁重合法において層流を形成させる
場合に使用される攪拌翼および攪拌槽の一例を図11に
示す。攪拌槽内には乱流を形成させるような邪魔板等の
障害物を設けないことが特徴である。攪拌翼の構成につ
いては、前述の乱流を形成させる場合に使用される攪拌
翼と同様に、上段の攪拌翼が、下段の攪拌翼に対して回
転方向に先行した交差角αを持って配設された、多段の
構成とすることが好ましい。
【0097】この攪拌翼の形状については、乱流を形成
させないものであれば特に限定されないが、図6(a)
の方形板状のもの等、連続した面により形成されるもの
が好ましく、曲面を有していてもよい。
【0098】一方、樹脂粒子を水系媒体中で会合あるい
は融着させる造粒重合トナーでは、融着段階での反応容
器内の媒体の流れおよび温度分布を制御することで、さ
らには融着後の形状制御工程において加熱温度、攪拌回
転数、時間を制御することで、トナー全体の形状分布お
よび形状を任意に変化させることができる。
【0099】樹脂粒子を会合あるいは融着させる造粒重
合トナーでは、反応装置内の流れを層流とし、内部の温
度分布を均一化することができる攪拌翼および攪拌槽を
使用して、融着工程および形状制御工程での温度、回転
数、時間を制御することにより、本発明の形状係数およ
び均一な形状分布を有するトナーを形成することができ
る。この理由は、層流を形成させた場で融着させると、
凝集および融着が進行している粒子(会合あるいは凝集
粒子)に強いストレスが加わらず、かつ流れが加速され
た層流においては攪拌槽内の温度分布が均一である結
果、融着粒子の形状分布が均一になると推定される。さ
らに、その後の形状制御工程での加熱、攪拌により融着
粒子は徐々に球形化し、トナー粒子の形状を任意に制御
できる。
【0100】樹脂粒子を会合あるいは融着させる造粒重
合トナーに使用される攪拌翼および攪拌槽としては、前
述の懸濁重合法において層流を形成させる場合と同様の
ものが使用でき、例えば図11に示すものが使用でき
る。攪拌槽内には乱流を形成させるような邪魔板等の障
害物を設けないことが特徴である。攪拌翼の構成につい
ては、前述の懸濁重合法に使用される攪拌翼と同様に、
上段の攪拌翼が、下段の攪拌翼に対して回転方向に先行
した交差角αを持って配設された、多段の構成とするこ
とが好ましい。
【0101】この攪拌翼の形状についても、前述の懸濁
重合法において層流を形成させる場合と同様のものが使
用でき、乱流を形成させないものであれば特に限定され
ないが、図6(a)の方形板状のもの等、連続した面に
より形成されるものが好ましく、曲面を有していてもよ
い。
【0102】又、本実施の形態のトナーでは、外添剤と
して無機微粒子や有機微粒子などの微粒子を添加して使
用することでより効果を発揮することができる。この理
由としては、外添剤の埋没や脱離を効果的に抑制するこ
とができるため、その効果が顕著にでるものと推定され
る。
【0103】この無機微粒子としては、シリカ、チタニ
ア、アルミナ等の無機酸化物粒子の使用が好ましく、さ
らに、これら無機微粒子はシランカップリング剤やチタ
ンカップリング剤等によって疎水化処理されていること
が好ましい。疎水化処理の程度としては特に限定される
ものでは無いが、メタノールウェッタビリティーとして
40〜95のものが好ましい。メタノールウェッタビリ
ティーとは、メタノールに対する濡れ性を評価するもの
である。この方法は、内容量200mlのビーカー中に
入れた蒸留水50mlに、測定対象の無機微粒子を0.
2g秤量し添加する。メタノールを先端が液体中に浸せ
きされているビュレットから、ゆっくり撹拌した状態で
無機微粒子の全体が濡れるまでゆっくり滴下する。この
無機微粒子を完全に濡らすために必要なメタノールの量
をa(ml)とした場合に、下記式により疎水化度が算
出される。
【0104】疎水化度=(a/(a+50))×100 この外添剤の添加量としては、トナー中に0.1〜5.
0質量%、好ましくは0.5〜4.0質量%である。ま
た、外添剤としては種々のものを組み合わせて使用して
もよい。
【0105】(トナー製造例1:乳化重合会合法の例)
n−ドデシル硫酸ナトリウム0.90kgと純水10.
0Lを入れ攪拌溶解する。この溶液に、リーガル330
R(キャボット社製カーボンブラック)1.20kgを
徐々に加え、1時間よく攪拌した後に、サンドグライン
ダー(媒体型分散機)を用いて、20時間連続分散し
た。このものを「着色剤分散液1」とする。また、ドデ
シルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.055kgとイ
オン交換水4.0Lからなる溶液を「アニオン界面活性
剤溶液A」とする。
【0106】ノニルフェノールポリエチレンオキサイド
10モル付加物0.014kgとイオン交換水4.0L
からなる溶液を「ノニオン界面活性剤溶液B」とする。
過硫酸カリウム223.8gをイオン交換水12.0L
に溶解した溶液を「開始剤溶液C」とする。
【0107】温度センサ、冷却管、窒素導入装置を付け
た100LのGL(グラスライニング)反応釜に、WA
Xエマルジョン(数平均分子量3000のポリプロピレ
ンエマルジョン:数平均一次粒子径=120nm/固形
分濃度=29.9%)3.41kgと「アニオン界面活
性剤溶液A」全量と「ノニオン界面活性剤溶液B」全量
とを入れ、攪拌を開始する。攪拌翼の構成は図11の構
成とした。次いで、イオン交換水44.0Lを加える。
【0108】加熱を開始し、液温度が75℃になったと
ころで、「開始剤溶液C」全量を滴下して加えた。その
後、液温度を75℃±1℃に制御しながら、スチレン1
2.1kgとアクリル酸n−ブチル2.88kgとメタ
クリル酸1.04kgとt−ドデシルメルカプタン54
8gとを滴下しながら投入する。滴下終了後、液温度を
80℃±1℃に上げて、6時間加熱攪拌を行った。つい
で、液温度を40℃以下に冷却し攪拌を停止し、ポール
フィルターで濾過し、これを「ラテックス−A」とす
る。
【0109】なお、ラテックス−A中の樹脂粒子のガ
ラス転移温度は57℃、軟化点は121℃、分子量分布
は、重量平均分子量=1.27万、重量平均粒径は12
0nmであった。
【0110】また、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリ
ウム0.055kgをイオン交換純水4.0Lに溶解し
た溶液を「アニオン界面活性剤溶液D」とする。また、
ノニルフェノールポリエチレンオキサイド10モル付加
物0.014kgをイオン交換水4.0Lに溶解した溶
液を「ノニオン界面活性剤溶液E」とする。
【0111】過硫酸カリウム(関東化学社製)200.
7gをイオン交換水12.0Lに溶解した溶液を「開始
剤溶液F」とする。
【0112】温度センサ、冷却管、窒素導入装置、櫛形
バッフルを付けた100LのGL反応釜(攪拌翼の構成
は図6(a))に、WAXエマルジョン(数平均分子量
3000のポリプロピレンエマルジョン:数平均一次粒
子径=120nm/固形分濃度 29.9%)3.41
kgと「アニオン界面活性剤溶液D」全量と「ノニオン
界面活性剤溶液E」全量とを入れ、攪拌を開始する。次
いで、イオン交換水44.0Lを投入する。加熱を開始
し、液温度が70℃になったところで、「開始剤溶液
F」を添加する。ついで、スチレン11.0kgとアク
リル酸n−ブチル4.00kgとメタクリル酸1.04
kgとt−ドデシルメルカプタン9.02gとをあらか
じめ混合した溶液を滴下する。滴下終了後、液温度を7
2℃±2℃に制御して、6時間加熱攪拌を行った。さら
に、液温度を80℃±2℃に上げて、12時間加熱攪拌
を行った。液温度を40℃以下に冷却し攪拌を停止す
る。ポールフィルターで濾過し、この濾液を「ラテック
ス−B」とした。
【0113】なお、ラテックス−B中の樹脂粒子のガ
ラス転移温度は58℃、軟化点は132℃、分子量分布
は、重量平均分子量=24.5万、質量平均粒径は11
0nmであった。
【0114】塩析剤としての塩化ナトリウム5.36k
gをイオン交換水20.0Lに溶解した溶液を「塩化ナ
トリウム溶液G」とする。
【0115】フッ素系ノニオン界面活性剤1.00gを
イオン交換水1.00Lに溶解した溶液を「ノニオン界
面活性剤溶液H」とする。
【0116】温度センサ、冷却管、窒素導入装置、粒径
および形状のモニタリング装置を付けた100LのSU
S反応釜(攪拌翼の構成は図4(a))に、上記で作製
したラテックス−A=20.0kgとラテックス−
B=5.2kgと着色剤分散液1=0.4kgとイオン
交換水20.0kgとを入れ攪拌する。ついで、40℃
に加温し、塩化ナトリウム溶液G、イソプロパノール
(関東化学社製)6.00kg、ノニオン界面活性剤溶
液Hをこの順に添加する。その後、10分間放置した後
に、昇温を開始し、液温度85℃まで60分で昇温し、
85±2℃にて0.5〜3時間加熱攪拌して塩析/融着
させながら粒径成長させる。次に純水2.1Lを添加し
て粒径成長を停止する。
【0117】温度センサ、冷却管、粒径および形状のモ
ニタリング装置を付けた5Lの反応容器(攪拌翼の構成
は図11)に、上記で作製した融着粒子分散液(以下分
散液Qと言う)5.0kgを入れ、液温度85℃±2℃
にて、0.5〜15時間加熱攪拌して形状制御した。そ
の後、40℃以下に冷却し攪拌を停止する。次に遠心分
離機を用いて、遠心沈降法により液中にて分級を行い、
目開き45μmの篩いで濾過し、この濾液を会合液と
する。ついで、ヌッチェを用いて、会合液よりウェッ
トケーキ状の非球形状粒子を濾取した。その後、イオン
交換水により洗浄した。
【0118】この非球形状粒子をフラッシュジェットド
ライヤーを用いて吸気温度60℃にて乾燥させ、ついで
流動層乾燥機を用いて60℃の温度で乾燥させた。得ら
れた着色粒子の100質量部に、シリカ微粒子1質量部
をヘンシェルミキサーにて外添混合して乳化重合会合法
によるトナーを得た。
【0119】(トナー製造例2:懸濁重合法の例)スチ
レン165g、n−ブチルアクリレート35g、カーボ
ンブラック10g、ジ−t−ブチルサリチル酸金属化合
物2g、スチレン−メタクリル酸共重合体8g、パラフ
ィンワックス(mp=70℃)20gを60℃に加温
し、TKホモミキサー(特殊機化工業社製)にて120
00rpmで均一に溶解、分散した、これに重合開始剤
として2,2′−アゾビス(2,4−バレロニトリル)
を10gを加えて溶解させ、重合性単量体組成物を調製
した。ついで、イオン交換水710gに0.1M燐酸ナ
トリウム水溶液450gを加え、TKホモミキサーにて
13000rpmで攪拌しながら1.0M塩化カルシウ
ム68gを徐々に加え、燐酸三カルシウムを分散させた
懸濁液を調製した。この懸濁液に上記重合性単量体組成
物を添加し、TKホモミキサーにて10000rpmで
20分間攪拌し、重合性単量体組成物を造粒した。その
後、攪拌翼の構成を図4とした反応装置を使用し、75
〜95℃にて5〜15時間反応させた。塩酸により燐酸
三カルシウムを溶解除去し、次に遠心分離機を用いて、
遠心沈降法により液中にて分級を行い、ついで濾過、洗
浄、乾燥させた。得られた着色粒子の100質量部に、
シリカ微粒子1質量部をヘンシェルミキサーにて外添混
合して懸濁重合法によるトナーを得た。
【0120】(2)実施の形態2 図12は本実施の形態2に係る画像形成装置の正面断面
図、図13は該画像形成装置の平面断面図である。
【0121】図1の画像形成装置と同一の構成部につい
ては同一の符号を付しその説明を省略する。
【0122】感光体1、帯電手段2、現像手段4及びク
リーニング手段8が配置された画像形成部ASと定着手
段7が配置された定着部BSとの間には冷却部CSが配
置される。
【0123】冷却部CSは、ダクト10と排気用のファ
ン11とにより構成される。更に、排気用のファン11
はダクト12により感光体1の内側の冷却部DSに接続
される。
【0124】図13の下側が操作上の手間側であり、定
着部BSからの熱による画像形成部ASの過熱を防止す
る冷却風はファン11により図13の下方から冷却部C
S、DSに導入され、上側、即ち、操作上の奥側でフィ
ルタ11Aを通して排気される。
【0125】図12、13に示す構成により、定着部B
Sからの熱により、クリーニング手段8等の画像形成部
ASの過熱が防止される。画像形成部ASが過熱した場
合に、現像剤の劣化、クリーニングブレード81のめく
れ、感光体1上のトナーフィルミング、トナーの固化等
が発生するが、冷却部CSを設けることによりこれらの
望ましくない現象が防止される。
【0126】画像形成装置内の温度上昇の原因は、定着
部BSからの輻射熱や伝導熱の他に、両面画像形成にお
いて、定着手段7を通過することにより加熱された記録
材Pが反転給紙手段15から転写位置に再給紙されるこ
とにある。感光体1の内側に冷却部DSを設けることに
より、加熱された記録材Pにより感光体1が過熱するこ
とが防止される。従って、感光体1の過熱による前記の
望ましくない現象、即ち、現像剤の劣化、クリーニング
ブレード81のめくれ、トナーフィルミング、トナーの
固化等が防止される。
【0127】図14は本実施の形態における他の例を示
す。本例は、1個の吸気用のファン11によりダクト1
0、12からそれぞれ冷却部CS、DSに冷却風を導入
し、ダクト10、感光体1からそれぞれ排気する構成と
なっている。図14の構成では、空気の取り入れ口に共
通のフィルタ11Aを設けることにより、フィルタ11
Aの交換がしやすくなる。
【0128】(3)実施の形態3 図15は本発明の実施の形態3にかかる画像形成装置の
正面断面図である。
【0129】図1の画像形成装置と同一の構成部につい
ては同一の符号を付しその説明を省略する。
【0130】分離手段6と定着手段7との間には、記録
材Pを搬送する搬送ユニット20及び吸気用のファン2
1が設けられる。搬送ユニット20は2個のローラ20
1、201と該ローラに張架されたベルト203で構成
される。ベルト203は孔あきベルトであり、ファン2
1により吸気しつつベルト203を循環移動させること
により、記録材Pは感光体1から確実に分離され定着手
段7へ搬送される。このように、搬送ユニット20とフ
ァン21とは、感光体1から分離された記録材Pを確実
に定着手段7に搬送する搬送手段を構成する。
【0131】ファン21は前記のように、記録材Pの搬
送手段としての機能とともに、機内を冷却する冷却手段
として機能する。
【0132】即ち、ファン21は、画像形成装置のメイ
ンスイッチ(図示せず)のオンにより作動し、画像形成
装置に電力が供給されている間常時回転し、機内を冷却
している。
【0133】マイクロコンピュータで構成される制御手
段24は、ファン21を次に説明するように制御して、
ファン21の搬送機能と冷却機能を使い分ける。
【0134】図16は制御手段24の制御のタイムチャ
ートである。図16においてt0は画像形成装置のメイ
ンスイッチのオン時点を、tzはメインスイッチのオフ
時点をそれぞれ示す。
【0135】図16(a)の例では、メインスイッチオ
ンにより、制御手段24はファン21を低風量M1のモ
ードで作動させる。画像形成の開始で記録材Pが搬送さ
れると、レジストローラ22の直ぐ上流に配置された記
録材検知手段としてのセンサ25の記録材Pの先端検知
信号に基づいて制御手段24はファン21の風量を時間
t1sにおいてM2に上げる。そして、所定時間後t1
eにおいて再び吸気ファンの風量をM1に下げる。連続
画像形成においては、この制御を繰り返す制御が行われ
画像形成終了後、即ち、時間tneの後は、ファン21
は風量M1のモードの作動を継続し、メインスイッチの
オフ時点で停止する。このような、制御手段24による
ファン21の制御によって、機内の冷却と記録材Pの円
滑な搬送が遂行される。
【0136】記録材Pを搬送する風量M2のモードでの
吸気ファンの作動は、センサ25の検知信号に基づいた
制御の代わりに、画像形成プロセスのシーケンスに従っ
た制御とすることができる。例えば、レジストローラ2
2の作動開始信号に基づいて、該開始信号と同時に、或
いは、該開始信号から所定時間後に、ファン21のモー
ドを風量M2に上げるモードに切り換える制御を制御手
段24が行うようにすることもできる。センサ25の検
知信号によらず、画像形成シーケンスプログラムに基づ
いてファン21を制御する方法としては、前記のレジス
トローラの作動情報の他に、感光体1の回転情報、帯電
手段2の作動情報、露光手段3の書込情報、現像手段4
の現像スリーブ41の作動情報、転写手段5の作動情
報、分離手段6の作動情報等に基づいてファン21を起
動する方法がある。
【0137】図16(b)の例は、記録材Pを搬送する
高い風量M2のモードを画像形成の実行中継続する例で
ある。この例では、コピー釦の操作又は外部からの画像
形成開始指令に基づいて、時間t1sにおいて画像形成
装置が作動を開始すると同時に風量M2のモードでファ
ン21が作動し、画像形成の終了時、即ち、tneにお
いて、風量M1のモードに復帰する。
【0138】図16(c)の例は、記録材Pの特性に対
応するモード、例えば、厚紙モードを備えた画像形成装
置におけるファン21の作動の例である。この例では、
ファン21は記録材Pを搬送する際に、図16(a)、
(b)の風量M2よりも更に高い風量M3のモードで作
動して厚紙の記録材Pを確実に搬送する。図16(c)
はセンサ25の検知信号に基づいた制御の例であるが、
図16(b)のように画像形成の実行中風量M3のモー
ドで作動するようにすることも勿論可能である。
【0139】画像形成装置はその操作部(図示せず)に
普通紙モードと厚紙モードを指定する操作釦を有し、オ
ペレータの該操作釦の操作により、普通紙か又は厚紙か
の指定が行われ、図16(a)又は図16(b)と図1
6(c)とが使い分けられる。
【0140】画像形成装置の機内温度を適正に維持する
ために、必要に応じて、ファン21の他に冷却手段を設
けることも勿論可能である。
【0141】
【実施例】(1)実施例1(実施の形態1の実施例) 表2に示す画像形成条件で、且つ表3に示す造粒重合ト
ナーのサンプルを用いて、A4サイズの画像を3000
00枚形成する画像形成(コピー)実験を行った。
【0142】
【表2】
【0143】
【表3】
【0144】なお、表3におけるサンプルSPAとSP
Bは本実施の形態に係るトナーであり、サンプルSPC
とSPDは比較例である。
【0145】サンプルSPAは前記トナー製造例1によ
り製造したもので、分散液Qを、液温度85±2℃で1
0時間加熱撹拌する形状制御工程を経て製造したサンプ
ルである。サンプルSPBは前記トナー製造例1により
製造してもので、分散液Qを、液温度85±2℃で2時
間加熱撹拌する形状制御工程を経て製造したサンプルで
ある。
【0146】図17に現像器内のトナーの平均帯電量
(μC/g)を示す。また、表4に反射濃度の計測によ
り得られたカブリ濃度のレベルを示す。
【0147】
【表4】
【0148】表4において、○印はカブリ濃度0.00
6以下を表し、目視によるカブリが認識されないレベル
を表す。△印はカブリ濃度0.007〜0.01を表
し、目視によるカブリが僅かに認識されるレベルで、や
や画像不良のレベルを表す。×印はカブリ濃度0.01
以上を表し、目視による顕著なカブリ観察されるレベ
ル、即ち、画像不良のレベルを表す。
【0149】図17は各サンプルの平均帯電量を示す。
図17の目標平均帯電量は、満足できる画質の画像を形
成するトナーの平均帯電量である。
【0150】図17及び表4から明らかなように、従来
の粉砕トナーでは、トナーのリサイクルを伴った画像形
成において、連続画像形成時にカブリの発生による画質
の劣化が現れたが、本実施の形態に係る造粒重合トナー
では、トナーのリサイクルを伴った連続画像形成におい
て、300000枚の画像形成を通じてカブリの発生が
なく、良好な画像が形成された。
【0151】(2)実施例2(実施の形態2の実施例) 表5に示す画像形成条件、且つ、環境温度20℃でA4
サイズの両面画像形成を2時間実施し、画像形成終了時
点における機内温度を、図12における点U、V及びW
において測定した。
【0152】
【表5】
【0153】測定結果を表6に示す。
【0154】
【表6】
【0155】表6の結果は、冷却部ASとBSに冷却風
を流通させることにより、機内の過熱を効果的に防止す
ることができたことを示す。即ち、冷却風を流通させる
ことにより、各部の温度を5℃以上低下させることがで
き、特に、冷却部AS及びBSに冷却風を流通させるこ
とにより、10℃以上の冷却効果が得られた。
【0156】
【発明の効果】請求項1又は3の発明により、トナーリ
サイクルを伴った画像形成を行う画像形成装置におい
て、その発生の防止が困難であった、カブリ、画像汚
れ、転写抜け、トナー飛散等の望ましくない現象を効果
的に防止することが可能になり、高画質の画像を形成す
る画像形成装置が実現される。
【0157】請求項2又は4の発明により、トナーリサ
イクルを伴った画像形成を行う画像形成装置において、
カブリ、画像汚れ、転写抜け、トナー飛散等の望ましく
ない現象が極めて良好に防止され、非常に高い画質の画
像を形成することが出来る画像形成装置が実現される。
【0158】請求項5の発明により、トナーリサイクル
を伴った画像形成に用いた場合でも、カブリ、転写抜
け、トナー飛散等の発生を良好に防止し、高画質の画像
を形成することができるトナーが実現される。
【0159】請求項6の発明により、トナーリサイクル
を伴った画像形成に用いた場合でも、カブリ、転写抜
け、トナー飛散等の発生を極めて良好に防止し、非常に
高い画質の画像を形成することができるトナーが実現さ
れる。
【0160】請求項7の発明により、定着手段からの熱
により、機内が過熱し、現像剤の劣化、現像剤の融着、
クリーニングブレードのめくれ、感光体のフィルミン
グ、トナーの固化等の望ましくない現象が良好に防止さ
れ、鮮明な画像を安定して形成する画像形成装置が実現
される。
【0161】請求項8、9、10又は11の発明によ
り、両面画像形成時における感光体の過熱が良好に防止
されるので、両面画像形成により発生しやすい感光体の
フィルミングが良好に防止され、高画質の画像を安定し
て形成する画像形成装置が実現される。
【0162】請求項12の発明により、複数の冷却手段
を設けた構成でもフィルタを共通に用いることにより、
コストの上昇を抑制し、また、フィルタ交換等の保守コ
ストを抑制することができる。
【0163】請求項13〜16又は請求項19の発明に
より、機内冷却用のファンと記録材搬送用のファンとを
共通化しているのでコストの低減が可能であるととも
に、機内の冷却を十分に行うことが可能になる。
【0164】請求項17又は請求項18の発明により、
種々の記録材の特性、特に厚さの異なる記録材に画像を
形成する場合にも、記録材の安定した搬送と機内の確実
な冷却とを行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置を示
す図である。
【図2】トナーの粒度分布を示すグラフである。
【図3】従来の撹拌翼を備えた撹拌槽の一例の斜視図。
【図4】本発明の撹拌翼を備えた撹拌槽の一例の斜視
図。
【図5】図4の上面断面図。
【図6】撹拌翼の形状の概要図。
【図7】本発明の撹拌翼を備えた撹拌槽の一例の斜視
図。
【図8】本発明の撹拌翼を備えた撹拌槽の一例の斜視
図。
【図9】本発明の撹拌翼を備えた撹拌槽の一例の斜視
図。
【図10】本発明の撹拌翼を備えた撹拌槽の一例の斜視
図。
【図11】本発明の撹拌翼を備えた撹拌槽の一例の斜視
図。
【図12】本発明の実施の形態2に係る画像形成装置の
正面断面図である。
【図13】本発明の実施の形態2に係る画像形成装置の
平面断面図である。
【図14】本発明の実施の形態2に係る画像形成装置の
他の例の平面断面図である。
【図15】本発明の実施の形態3に係る画像形成装置を
示す図である。
【図16】制御手段の制御のタイムチャートである。
【図17】連続画像形成におけるトナーの帯電量の変化
を示すグラフである。
【符号の説明】
1 感光体 2 帯電手段 3 露光手段 4 現像手段 5 転写手段 6 分離手段 7 定着手段 8 クリーニング手段 10 ダクト 11、21 ファン 24 制御手段 25 センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/10 G03G 9/08 384 2H077 21/00 350 15/08 507D 2H134 21/20 21/00 326 534 Fターム(参考) 2H005 AA15 AB06 2H027 DC02 DC04 EE07 EF10 EF12 EF16 FA35 JA11 JB01 JB13 JB15 JB16 JB23 JB24 JC01 JC06 JC07 JC08 2H028 BA06 BA09 2H035 CB01 CB06 CZ03 2H071 DA05 DA12 DA15 EA04 2H077 AA37 AC16 EA01 GA03 2H134 GA01 GB02 HD05 JA01 JA11 KD08 KG03 KH01 KH17

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像形成体、 該像形成体上に静電潜像を形成する潜像形成手段、 静電潜像を現像して前記像形成体上にトナー像を形成す
    る現像手段、 前記像形成体上のトナー像を記録材に転写する転写手
    段、 トナー像を記録材に定着する定着手段、 転写後の前記像形成体をクリーニングするクリーニング
    手段及び、 該クリーニング手段により回収されたトナーを前記現像
    手段に供給するリサイクル手段、 を有する画像形成装置において、 前記現像手段が、造粒重合トナーを用いて静電潜像を現
    像することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記現像手段は、 絶対最大長をL、最大投影面積をA、最大周長をPとす
    るときに、 SF1=(L2/A)×(π/4)×100で表される
    形状係数SF1と、SF2=(P2/A)×(1/4
    π)×100で表される形状係数SF2とが、 式、100≦SF1≦140及び100≦SF2≦12
    0 で表される条件を満足する造粒重合トナーを用いて現像
    を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 像形成体上に静電潜像を形成する潜像形
    成工程、 該像形成体上の静電潜像を現像してトナー像を形成する
    現像工程、 前記像形成体上のトナー像を記録材に転写する転写工
    程、 トナー像を記録材に定着する定着工程及び、 転写後の前記像形成体をクリーニングするクリーニング
    工程 を有する画像形成方法であって、 前記クリーニング工程で回収されたトナーを前記現像工
    程において再使用する画像形成方法において、 前記現像工程において造粒重合トナーが使用されること
    を特徴とする画像形成方法。
  4. 【請求項4】 絶対最大長をL、最大投影面積をA、最
    大周長をPとするときに、 SF1=(L2/A)×(π/4)×100で表される
    形状係数SF1と、SF2=(P2/A)×(1/4
    π)×100で表される形状係数SF2とが、 式、100≦SF1≦140及び100≦SF2≦12
    0 で表される条件を満足する未使用の造粒重合トナーを前
    記現像工程に供給して現像が行われることを特徴とする
    請求項3に記載の画像形成方法。
  5. 【請求項5】 クリーニング工程において回収されたト
    ナーを現像工程において再使用する画像形成方法に使用
    されるトナーにおいて、 造粒重合法により製造されたことを特徴とするトナー。
  6. 【請求項6】 絶対最大長をL、最大投影面積をA、最
    大周長をPとするときに、 SF1=(L2/A)×(π/4)×100で表される
    形状係数SF1と、SF2=(P2/A)×(1/4
    π)×100で表される形状係数SF2とが、 式、100≦SF1≦140及び100≦SF2≦12
    0 で表される条件を満たすことを特徴とする請求項5に記
    載のトナー。
  7. 【請求項7】 無端状の像形成体、 該像形成体上に静電潜像を形成する潜像形成手段、 静電潜像を現像して前記像形成体上にトナー像を形成す
    る現像手段、 前記像形成体上のトナー像を記録材に転写する転写手段
    及び、 転写後の前記像形成体をクリーニングするクリーニング
    手段が設けられたトナー像形成部と、 トナー像を記録材に定着する定着手段が設けられた定着
    部と、 を備えた画像形成装置において、 前記トナー像形成部と前記定着部との間に空気を流通さ
    せる冷却部及び該冷却部に空気を送る第1送風手段を設
    けたことを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 無端状の像形成体並びに、 該像形成体の周囲に配置された帯電手段、現像手段、転
    写手段、定着手段、クリーニング手段及び片面に画像が
    形成され、前記定着手段により定着処理が行われた記録
    材を表裏反転して再給紙する反転給紙手段を有する画像
    形成装置において、前記像形成体の内側に空気を流通さ
    せる第2送風手段を有することを特徴とする画像形成装
    置。
  9. 【請求項9】 前記像形成体はドラム状であることを特
    徴とする請求項7又は請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記像形成体はベルト状であることを
    特徴とする請求項7又は請求項8に記載の画像形成装
    置。
  11. 【請求項11】 空気の取り入れ口を操作上の手前側に
    設け、空気の排出口を操作上の奥側に設けたことを特徴
    とする請求項7〜10のいずれか1項に記載の画像形成
    装置。
  12. 【請求項12】 前記像形成体の内側に空気を流通させ
    る第2送風手段を有するとともに、前記第1送風手段と
    前記第2送風手段とに共通の空気の取り入れ口から空気
    が導入されることを特徴とする請求項7に記載の画像形
    成装置。
  13. 【請求項13】 像形成体、 該像形成体上に静電潜像を形成する潜像形成手段、 静電潜像を現像して前記像形成体上にトナー像を形成す
    る現像手段、 前記像形成体上のトナー像を記録材に転写する転写手
    段、 記録材を吸引する吸引手段を有し、転写後の記録材を搬
    送する搬送手段、 該搬送手段により搬送された記録材にトナー像を定着す
    る定着手段及び、 空気を装置外に排出する排気手段を有する画像形成装置
    において、 前記吸引手段と前記排気手段とに共有されるファン及び
    該ファンの送風量を画像形成工程の実行段階に応じて変
    える制御を行う制御手段を有することを特徴とする画像
    形成装置。
  14. 【請求項14】 記録材の走行を検知する記録材検知手
    段を有すること及び、 前記制御手段は、少なくとも画像形成装置の待機時に前
    記ファンを第1送風量で作動させること及び、 前記制御手段は、前記記録材検知手段による記録材の走
    行検知に応じて前記第1送風量よりも高い第2送風量で
    前記ファンを作動させること、 を特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記制御手段は、少なくとも待機時に
    前記ファンを第1送風量で作動させること及び、 前記制御手段は、画像形成シーケンスに基づいて前記第
    1送風量よりも高い第2送風量で前記ファンを作動させ
    る時間を設定すること、 を特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記制御手段は、少なくとも待機時に
    前記ファンを第1送風量で作動させること及び、 前記制御手段は、画像形成中に前記ファンを前記第1送
    風量よりも高い第2送風量で作動させることを特徴とす
    る請求項13に記載の画像形成装置。
  17. 【請求項17】 前記制御手段は搬送される記録材の厚
    さを含む記録材の性質に応じて前記ファンの送風量を変
    える制御を行うことを特徴とする請求項13〜16のい
    ずれか1項に記載の画像形成装置。
  18. 【請求項18】 記録材の厚さの情報を含む記録材の性
    質の情報を設定する設定手段を有することを特徴とする
    請求項17に記載の画像形成装置。
  19. 【請求項19】 前記制御手段は、省電モードにおい
    て、前記ファンを停止させる制御を行うことを特徴とす
    る請求項13〜18のいずれか1項に記載の画像形成装
    置。
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JP2008040212A (ja) * 2006-08-08 2008-02-21 Konica Minolta Business Technologies Inc 両面画像形成方法

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JP2008040212A (ja) * 2006-08-08 2008-02-21 Konica Minolta Business Technologies Inc 両面画像形成方法
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