JP2002214622A - 液晶表示装置および画像表示応用機器 - Google Patents

液晶表示装置および画像表示応用機器

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JP2002214622A
JP2002214622A JP2001012839A JP2001012839A JP2002214622A JP 2002214622 A JP2002214622 A JP 2002214622A JP 2001012839 A JP2001012839 A JP 2001012839A JP 2001012839 A JP2001012839 A JP 2001012839A JP 2002214622 A JP2002214622 A JP 2002214622A
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projections
projection
crystal display
substrate
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Hideki Matsukawa
秀樹 松川
Yoshinori Yamamoto
義則 山本
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶表示素子のスペーサの問題による表示品
位のコントラスト、ギャップ均一性を向上させ、ギラギ
ラ感を抑える。 【解決手段】 液晶3を介して対向する一対の基板2
a,2bのうちどちらか一方の基板上に、セルギャップ
を形成する特定の高さの突起12を同じ色の画素のブラ
ックマトリクス上に規則的に配置した液晶表示素子を有
する。これにより、突起12あるスペーサ分布の均一性
が向上し、突起の下地層の膜厚ばらつきによるギャップ
変動を抑えることができる。また、配向状態でも色画素
の違いにより、周辺段差によるギャップやラビングによ
る配向状態のばらつきも抑えることができる。このた
め、輝点不良となるスペーサ凝集、周囲が暗い時のギラ
ギラ感を抑えると同時に、スペーサの役割であるギャッ
プ均一性を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パーソナルコン
ピュータ、ワードプロセッサ、モニタディスプレイなど
のOA機器や携帯型の情報通信機器などに用いられる液
晶表示装置および画像表示応用機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の液晶表示素子1は図16で示すよ
うな断面構成図になる。内部に表示電極を有する2枚の
基板2a,2bの隙間に、液晶3を介在し、所定のギャ
ップを形成するようにスペーサ4を分散させ、周辺には
シール材6を設けている。ここで用いられるスペーサ4
はベンゾクアナミンなどの樹脂から成るものや、シリカ
などの無機系から成るものがある。また、スペーサ4の
移動を防ぐために、スペーサ周辺にホットメルトタイプ
の接着剤をハイブリダイゼーションなどで形成した固着
タイプのものも最近使われている。
【0003】一方、スペーサ4の散布方法には湿式と乾
式があり、湿式はエタノールやイソプロピルアルコール
にスペーサを混在した液をスプレー塗装の原理で散布
し、溶剤を揮発させ、基板上にスペーサだけを分布よく
撒くものである。一方、乾式散布はスペーサそのものを
帯電させてエアーなどで強制的に吹き付け、帯電したス
ペーサは互いに反発し合い、凝集を防ぎながら散布する
ものである。一般的に、液晶パネルにすると、スペーサ
周辺に光抜けが起こり、コントラストの低減やギラギラ
感が起こるために、スペーサ周りの液晶分子の配向状態
を安定させるためにスペーサ周りの塗れ性を向上させる
ような処理が施されている。
【0004】また、一般的に液晶パネルを構成するため
のカラーフィルタには図17で示すようなR(赤),G
(緑),B(青)の配列があり、図17(ア)のような
R,G,Bの各色のインラインタイプのものや、図17
(イ)のようなR,G,Bが斜めに配列したものがあ
る。一般的には、高精細なモニターやノートPCには図
17(ア)のような配列が標準である。一方、テレビ表
示にはデルタ配列の図177(ウ)が使われている。こ
こで、図17(ア)のようなインライン配列を形成する
ためのBM(ブラックマトリックス)とR,G,Bの構
成には、一般的に最初にBMを形成し、その上にストラ
イプ状のR,G,Bの各色を形成するものは図18
(ア)に示している。また、ストライプではなくアイラ
ンド状に各色を形成した図18(イ)がある。最近で
は、R,G,Bを先に形成し、後から背面露光によるB
Mを形成する方法もある。
【0005】そして、完成した液晶パネルの構成におい
て、2枚の基板2a,2bの両側には偏光板5a,5b
やその他の光学フィルムを最適化な箇所に設置する。偏
光板5a,5bは液晶パネルのモードの構成により、1
枚や2枚、または使用しない場合がある。このようにし
て成る液晶表示素子1は、透過型の場合は表示面の反対
側から3波長型冷陰極管などで照射して表示させたり、
反射型では表示面の反対側に反射板を設置して外光を利
用して明るく見ることができる。このような形態で液晶
表示素子1を電圧駆動しディスプレイとして扱うことが
できる。
【0006】次に、従来例の液晶パネルの製造方法を説
明する。まず、基板2a,2bを洗浄し、液状の配向膜
7をオフセット印刷などで塗布した後に仮焼成、本焼成
を経て配向膜7を形成し、ラビングなどによる配向処理
を行う。一般にラビングの後では表面の異物や汚れを落
とすために水洗浄を実施する。次に、どちらか一方の基
板2aにシール材6を描画装置やスクリーン印刷により
塗布してシール6を形成する。そして、もう一方の基板
2bにギャップを形成するために所定の大きさのスペー
サ4を散布し、大気中で両方の基板2a,2bを貼り合
わせる。さて、液晶表示素子1のギャップ制御を行うた
めには、2枚の基板全体2a,2bをエアープレスなど
で加圧し、最適なギャップが出たところでシール材6を
硬化する。その後、基板表示領域外のガラス部分を割断
して、注入方式ではこのようにしてできた空セルの注入
口部と液晶3をプールしたものを真空槽内に入れてお
き、0.2〜0.7Torr程度で注入口と液晶3が触れる
ようにし、槽内全体を大気に開放して空セル内に液晶3
を充填する。そして、封口部を樹脂などで閉じ液晶表示
素子1に付着した液晶3を洗浄し、液晶表示素子1全体
をアニールして液晶3の再配向処理を行う。
【0007】このような従来の製造方法で作られた液晶
表示素子1は、TNモード、STNモード、強誘電液
晶、VAモード、IPSモード、OCBモードなどのあ
らゆる液晶パネルに対応することができる。その際の液
晶材料、配向状態は各々の目的に合せて違い、液晶材料
とスペーサとの関係が重要であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
スペーサを用いて作られた液晶パネルでは、スペーサ材
そのものによる特性面への影響や、スペーサの散布方法
による課題があった。
【0009】上記で述べたように、スペーサを用いるこ
とによりスペーサ周りの配向異常が起こり、光り抜け現
象が起こる。特に、ノーマリーブラックでは大きくコン
トラスト低減を起こす。また、黒表示をさせた場合、ギ
ラギラ感が人間の眼に不快感を与え、周囲が暗い環境ほ
ど高級感が失われるほど品位を下げるものとなる。さら
に、スペーサが多い場合ほどそのギラギラ感は増し、コ
ントラストもさらに低下する。
【0010】また、スペーサの散布方法には乾式、湿式
で色々な方式が提案されたが、どうしてもスペーサをば
ら撒く領域から脱せない。そのスペーサの分散不良に
は、まずスペーサ分布の不均一性がある。これは、スペ
ーサ分布に応じたギャップの不均一性が起こり、周囲を
暗くした時の不均一性も起こる。他の不良には、スペー
サの凝集による眼に見える輝点不良、やギャップ不良が
ある。凝集の度合いも数個から数十個程度まであり、数
が多いほど不良の度合いが著しくなる。
【0011】一方、スペーサの役割はセルギャップを得
るために設けられており、単位面積当たりのスペーサ数
が少ない場合、パネルプロセスの外圧などによりギャッ
プを形成しているスペーサに集中荷重が起こり、スペー
サの破壊、カラーフィルタの膜面へのめり込みが凝り、
局部的なギャップ不良が発生し、液晶パネルの面内不均
一性となる。スペーサ数の多い場合は、上記で述べたよ
うなギラギラ感やコントラスト低下が増大する。
【0012】以上のように、スペーサに関係する問題は
表示品位のコントラスト、ギャップ均一性、ギラギラ感
などがあり、スペーサを用いるために起こり、それに変
わるギャップ形成方法が求められていた。
【0013】したがって、この発明の目的は、液晶表示
素子のスペーサの問題による表示品位のコントラスト、
ギャップ均一性を向上させ、ギラギラ感を抑えることが
できる液晶表示装置および画像表示応用機器を提供する
ことである。
【0014】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
にこの発明の請求項1記載の液晶表示装置は、液晶を介
して対向する一対の基板のうちどちらか一方の基板上
に、セルギャップを形成する特定の高さの突起を特定の
画素のブラックマトリクス上に規則的に配置した液晶表
示素子を有する。
【0015】このように、一対の基板のうちどちらか一
方の基板上に、セルギャップを形成する特定の高さの突
起を特定の画素のブラックマトリクス上に規則的に配置
したので、突起であるスペーサ分布の均一性が向上し、
突起の下地層の膜厚ばらつきによるギャップ変動を抑え
ることができる。また、配向状態でも色画素の違いによ
り、周辺段差によるギャップやラビングによる配向状態
のばらつきも抑えることができる。このため、スペーサ
特有の課題である輝点不良となるスペーサ凝集、周囲が
暗い時のギラギラ感を抑えると同時に、スペーサの役割
であるギャップ均一性を向上させることができる。
【0016】請求項2記載の液晶表示装置は、請求項1
記載の液晶表示装置において、セルギャップを形成する
特定の高さの突起を同じ色の画素に対応して配置した。
このように、セルギャップを形成する特定の高さの突起
を同じ色の画素に対応して配置したので、突起を規則的
な位置に形成することができる。
【0017】請求項3記載の液晶表示装置は、請求項2
記載の液晶表示装置において、突起を青色の画素のみに
対応して配置した。このように、突起を青色の画素のみ
に対応して配置したので、突起により生じる配向むらが
青色の画素のところは透過率が低く目立たない。このた
め、配向均一性を上げるために見えにくい青色の画素の
周りに突起を設けることにより著しい配向安定性を得る
ことができる。
【0018】請求項4記載の液晶表示装置は、請求項1
記載の液晶表示装置において、セルギャップを形成する
特定の高さの突起を配置した画素以外の画素に対応し
て、前記突起の基板上の高さより低くした高さのダミー
の突起を配置した。このように、セルギャップを形成す
る特定の高さの突起を配置した画素以外の画素に対応し
て、前記突起の基板上の高さより低くした高さのダミー
の突起を配置したので、突起により生じる配向むらを画
素全部で生じさせれば目立たないことに基づき、配向均
一性を上げるために本来突起を設ける箇所以外に、ダミ
ーの突起を設けることにより著しい配向安定性を得るこ
とができる。また、全ての画素に対応して特定の高さの
突起を形成すると、液晶パネルにしたときに低温気泡の
問題が生じるが、少し低いダミーの突起することで解消
できる。
【0019】請求項5記載の液晶表示装置は、請求項4
記載の液晶表示装置において、ダミーの突起およびこの
ダミーの突起の下地となる基板上のブラックマトリクス
およびその他の層膜厚の和が、特定の高さの突起および
この突起の下地となる基板上のブラックマトリクスおよ
びその他の層膜厚の和より小さくした。このように、ダ
ミーの突起およびこのダミーの突起の下地となる基板上
のブラックマトリクスおよびその他の層膜厚の和が、特
定の高さの突起およびこの突起の下地となる基板上のブ
ラックマトリクスおよびその他の層膜厚の和より小さく
したので、セルギャップを形成する突起の基板上の高さ
より低くした高さのダミーの突起を形成することができ
る。
【0020】請求項6記載の液晶表示装置は、請求項4
記載の液晶表示装置において、ダミーの突起の下地とな
る基板上のブラックマトリクスおよびその他の層数の和
が、特定の高さの突起の下地となる基板上のブラックマ
トリクスおよびその他の層数の和より少なくした。この
ように、ダミーの突起の下地となる基板上のブラックマ
トリクスおよびその他の層数の和が、特定の高さの突起
の下地となる基板上のブラックマトリクスおよびその他
の層数の和より少なくしたので、下地に層を形成して嵩
上げを行なう際に、その嵩上げとなる層の組み合わせに
より嵩上げコントロールすることで、セルギャップを形
成する突起の基板上の高さより低くした高さのダミーの
突起を形成することができる。
【0021】請求項7記載の液晶表示装置は、請求項6
記載の液晶表示装置において、ダミーの突起の下地とな
る基板上のブラックマトリクスおよびその他の層数の和
が、特定の高さの突起の下地となる基板上のブラックマ
トリクスおよびその他の層数の和より一層少なくした。
このように、ダミーの突起の下地となる基板上のブラッ
クマトリクスおよびその他の層数の和が、特定の高さの
突起の下地となる基板上のブラックマトリクスおよびそ
の他の層数の和より一層少なくしたので、嵩上げコント
ロールが容易となる。
【0022】請求項8記載の液晶表示装置は、請求項4
記載の液晶表示装置において、ダミーの突起の下地とな
る基板上のブラックマトリクス以外の層の膜厚が、特定
の高さの突起の下地となる基板上のブラックマトリクス
以外の層の膜厚より小さくした。このように、ダミーの
突起の下地となる基板上のブラックマトリクス以外の層
の膜厚が、特定の高さの突起の下地となる基板上のブラ
ックマトリクス以外の層の膜厚より小さくしたので、セ
ルギャップを形成する突起の基板上の高さより低くした
高さのダミーの突起を形成することができる。
【0023】請求項9記載の液晶表示装置は、請求項
1,2,3,4,5,6,7または8記載の液晶表示装
置において、セルギャップを形成する特定の高さの突起
は、感光性材料、カラーフィルタ層またはブラックマト
リクスからなる。このように、セルギャップを形成する
特定の高さの突起は、感光性材料、カラーフィルタ層ま
たはブラックマトリクスからなるので、ブラックマトリ
クス上にカラーフィルタ層の形成時に突起の下地となる
ランドを形成することができる。感光性材料はスピンコ
ートやロールコートなどでギャップ高さとなり得る最適
な膜厚まで塗布し、露光現像により特定の高さの突起を
パターニングすることができる。
【0024】請求項10記載の画像表示応用機器は、請
求項1,2,3,4,5,6,7,8または9記載の液
晶表示装置を備えた。このように、請求項1,2,3,
4,5,6,7,8または9記載の液晶表示装置を備え
たので、画像表示応用機器において上記の作用効果が得
られる。
【0025】
【発明の実施の形態】この発明の第1の実施の形態を図
1〜図3に基づいて説明する。図1はこの発明の第1の
実施の形態における液晶表示素子の断面図、図2はこの
発明の第1の実施の形態の突起パターンの説明図であ
る。
【0026】図1に示すように、この液晶表示装置は、
一対の基板2a,2bのうちどららか一方の基板上に、
セルギャップを形成する特定の高さの突起12を特定の
画素のブラックマトリクスBM上に規則的に配置した液
晶表示素子1を有する。この場合、内部に表示電極を有
する2枚の基板2a,2bの隙間に、液晶3を介在し、
所定のセルギャップを形成するように柱状の突起12が
規則性のある位置に形成される。図1ではカラーフィル
タ基板2a上に突起12を形成している。2枚の基板2
a,2bの両側には偏光板5a,5bやその他の光学フ
ィルムが最適化な箇所に設置される。上記の基板2a,
2bは、カラーフィルタ基板、アクティブ素子が配列し
たアレイ基板、透明電極を形成した基板などからなる。
液晶表示素子1の周辺にはシール材6を形成している。
シール材6にはエポキシ樹脂からなる熱硬化型、ラジカ
ルやカチオン型などの紫外線硬化型がある。
【0027】一般的に、突起12の形成にはフォトリソ
法や印刷法などがあり、この第1の実施の形態では、カ
ラーフィルタ基板の作製時に突起12を形成する。カラ
ーフィルタの画素に対して、形成された突起12のパタ
ーンについて述べる。この場合、R,G,B画素のいず
れかの色に固定し、突起12を同じ色の画素に対応して
形成する。図2(ア),(イ),(ウ)ではRに固定し
た場合を考えた。
【0028】まず、図2(ア)では、1画素に複数の突
起12を設けたものである。突起12の硬度にもよる
が、塑性変形量を軽減することにより、セルプロセスの
影響を抑えたり、外圧に強いパネルを作ることができ、
配向の安定性を得ることができる。
【0029】また、図2(イ),(ウ)ではRの画素の
すべてではなく、規則的に減らしており、かつRの画素
だけで、ともに突起12の総和は3の倍数になる。この
ように特定の色に固定することにより、突起12の下地
層の膜厚ばらつきによるギャップ変動を抑えることがで
きる。また、配向状態でも色画素の違いにより、周辺段
差によるギャップやラビングによる配向状態のばらつき
も抑えることができる。
【0030】例えば、図18(ア)で示したようなスト
ライプ状にR,G,B層を形成している場合は、突起1
2のBM(ブラックマトリクス)上に色層が重なるため
に、色層間の膜厚のばらつきによって基板2から突起1
2のトップまでの高さが変わり、それがギャップの差に
なる。ゆえに、この実施の形態では同じ色の画素に対応
して突起12を形成する方法を提供している。
【0031】また、製造上のラビング工程で起こる突起
12周辺の配向異常の問題がある。ラビング条件により
出方の差はあるが、ミクロで見ると、常に発生するもの
と考えられる。特に、Bは透過率が低いため、配向異常
が見えにくいので、配向の安定性を得ることができる。
このため、突起12を青色の画素のみに対応して配置す
ることは有効である。
【0032】一方、図2(エ)では、RだけでなくGに
も対応して突起を設けた時のものである。このように、
カラーフィルタの配列に合わせて、複数色の画素を選択
するので、幾通りものパターンが考えられ、複数色の画
素を対象にすることにより、さらに、ギャップや配向状
態のばらつきを抑えるものである。
【0033】次に、上記基板を用いた液晶表示素子1の
製造方法を図3に示したフローチャートに基づいて説明
する。なお、このフローチャートは従来例と同様であ
る。まず、基板2a、または2bのどちらか(図1では
基板2a)に上記で述べたような突起12を形成したも
のを用意する。洗浄後の基板2a,2bに液状の配向膜
7をオフセット印刷し、高温で乾燥して配向膜7を形成
する。そして、バフで基板上の配向膜7表面をラビング
処理して、表面に異物がある場合は洗浄工程を通す。基
板2a,2b上に突起12を設けているために、ラビン
グ条件は強くするとラビング筋不良が発生しやすく、弱
い場合もアンカリングが小さくて配向異常が起こり易
い。
【0034】こうしてできた基板の一方2aまたは2b
にシール材6を描画や印刷で塗布し、導電性樹脂をスポ
ット的にディスペンサで塗布する。そして、両基板2
a,2bを貼り合わせ、割断して空セルを作る。真空槽
内で空セルに液晶3を充填するように大気開放し、最後
に封口樹脂を塗布し硬化する。次に、できたパネルをア
ニールし、液晶3を再配向処理を行う。
【0035】最後に、カラーフィルタに形成した突起1
2の位置について、対向するアレイ基板2bのどの位置
に形成するかが重要であり、ゲート配線、トランジス
タ、蓄積容量などの上に置くことができる。特に、トラ
ンジスタの上ではそのものを破壊する可能性が高いの
で、注意を要する。
【0036】この発明の第2の実施の形態を図4に基づ
いて説明する。図4はこの発明の第2の実施の形態の液
晶表示素子の断面構成図を示す。第1の実施の形態と同
様に2枚の基板2a,2bの隙間に、液晶3を介在し、
所定のギャップを形成するように柱状の突起12が規則
性のある位置に形成される。図4ではアレイ基板2b上
に突起12を形成している。ただし、突起12はアレイ
基板2bのどの位置に形成するかが重要であり、ゲート
配線、トランジスタ、蓄積容量などの上に置くことがで
きる。特に、トランジスタの上ではそのものを破壊する
可能性が高いので、注意を要する。一般的には、ゲート
配線や蓄積容量の上に形成するのが適している。
【0037】一方、画素配列に対する突起12のパター
ンについては、上記第1の実施の形態で示したものと同
じで、アレイ基板2bとカラーフィルタ基板2aを貼り
合せた際に、画素の色と突起12の位置関係から考える
ことができる。この実施の形態でも、1画素に対応して
複数の突起12を形成したり、同色画素に固定して、画
素の周りのブラックマトリクスBM上に突起を形成した
り、複数色の画素に固定して突起を形成する場合があ
る。
【0038】この発明の第3の実施の形態を図5〜図7
に基づいて説明する。図5はこの発明の第3の実施の形
態の突起パターンの説明図である。
【0039】図5に示すように、この液晶表示装置は、
セルギャップを形成する特定の高さの突起12を配置し
た画素以外の画素に対応して、突起12の基板上の高さ
より低くした高さのダミーの突起13を配置した。第1
の実施の形態の図1と同様に、内部に表示電極を有する
2枚の基板2a,2bの隙間に、液晶3を介在し、所定
のギャップを形成するように柱状の突起12が規則性の
ある位置に形成される。図1ではカラーフィルタ基板2
a上に突起12を形成している。2枚の基板2a,2b
の両側には偏光板5a,5bやその他の光学フィルムが
最適化な箇所に設置される。上記の基板2a,2bは、
カラーフィルタ基板、アクティブ素子が配列したアレイ
基板、透明電極を形成した基板などからなる。液晶表示
素子1の周辺にはシール材6を形成している。シール材
6にはエポキシ樹脂からなる熱硬化型、ラジカルやカチ
オン型などの紫外線硬化型がある。
【0040】次に、ギャップを形成するために特定の高
さを有する突起12とギャップに寄与しないダミーの突
起13(図5)からなることについて述べる。まず、特
定の高さとはギャップを形成する高さを有する突起12
で、対向基板に常に接触するかどうかで、パネル表面に
外圧を加えるとギャップむらを生じる程度のものとな
る。また、ダミーの突起13とはギャップを形成するも
のではないが、ある程度の高さを有する。
【0041】また、ダミーの突起13の必要性はラビン
グ処理と関係する。一般に、基板2a上に高さのある突
起12を形成してラビング処理を行うと、突起12を起
点とするラビング影や筋不良が発生する。突起の形状や
大きさによって、筋不良となるほどではないが、条件に
よっては常に突起12周辺に影が発生する。そのため、
突起12のある画素だけ著しく感ぜられるため、すべて
の画素に対応して突起を形成することが相応しいのがこ
の実施の形態の主旨である。
【0042】しかし、すべての画素に対応して特定の高
さの突起12を形成すると、液晶パネルにした時に信頼
性上に低温気泡の問題が発生する。低温気泡とは周囲を
−20℃以下にした時に、液晶パネルに気泡が発生する
現象である。これを防ぐために、ギャップを形成する特
定の高さからなる突起12を減らすべきとなり、少し低
い突起をダミー13として形成することが適している。
【0043】まず、ダミーの突起13とギャップを形成
する特定の高さを有する突起12の関係について述べ
る。図5(ア)〜(エ)では、特定の突起12とダミー
の突起13のパターンについて、様々な条件に対して4
例を示した。特定の高さを有する突起12以外には、す
べての画素に対応してダミーの突起13を形成してい
る。これにより、配向の安定性を図ることができる。例
えば、突起の周りのラビングによる配向異常をマクロな
状態で見て均一に感じることができる。
【0044】一般的に、突起12の形成にはフォトリソ
法や印刷法などがあり、この第3の実施の形態では、カ
ラーフィルタ基板の作製時に突起12,13を形成す
る。
【0045】次に、突起およびダミー突起の断面構成に
ついて図6、図7を使って、その形成方法について説明
する。図6および図7に示すように、ダミーの突起13
およびこのダミーの突起13の下地となる基板2a上の
ブラックマトリクスBMおよびその他の層膜厚の和が、
特定の高さの突起12およびこの突起12の下地となる
基板2a上のブラックマトリクスBMおよびその他の層
膜厚の和より小さくした。この場合、従来の技術の図1
8(イ)で述べたカラーフィルタのようなR,G,Bを
アイランド状の場合について図6で説明する。図6に示
すように、ガラス基板2a上にBM(ブラックマトリク
ス)を形成したものを用意し、その上に突起12,13
を設けている。BMには2層、3層クロム金属をエッチ
ングしてパターニングしたものと、樹脂からなる顔料レ
ジストをパターニングしたものがある。その上に、R,
G,Bの色層を形成するが、やり方には顔料分散法、印
刷法、インクジェット方式、電着法などがあり、塗布し
た後に固めている。そして、ギャップを形成するための
特定の高さを有する突起12とダミーの突起13をフォ
トリソ法でパターニングする。
【0046】まず、特定の高さの突起12を予定した画
素に対応して形成するのに、感光性材料をスピンコート
やロールコートなどでギャップ高さとなり得る最適な膜
厚まで塗布し、露光現像により特定の突起12をパター
ニングする。次に、ダミーの突起13を形成するのに、
上記最適な膜厚より薄くなるように感光性材料を塗布
し、上記特定の突起以外の画素に対応する個所に突起を
形成するように、露光現像しパターニングを行う。
【0047】また、従来の技術の図18(ア)で述べた
カラーフィルタのようなR,G,Bをストライプ状の場
合について図7で説明する。図6と同様にBMには2
層、3層クロム金属や樹脂からなる顔料レジストでパタ
ーニングしたものを用意して、その上に、R,G,Bの
色層を形成する。図7で示すようにストライプ状のため
にBMの上に色層(カラーフィルタ11)が各色塗布し
た後に固めている。そして、その色層11の上にギャッ
プを形成するための特定の高さを有する突起12とダミ
ーの突起を13フォトリソ法でパターニングする。
【0048】このように、ダミーの突起13を形成する
基板2aを含まない下地の膜厚の和が、特定の高さを有
する突起12の下地のブラックマトリクスおよびその他
の層より1μm以上小さくした。そして、上記で述べた
突起そのものは一般的に樹脂からなるため、外圧により
塑性変形と弾性変形が起こることを考慮すると、セルプ
ロセスの配向膜印刷工程や貼り合せ工程で突起に圧力を
加えることが予想されるので、その塑性変形を予め加算
して最適なギャップとなる突起の高さを作らなければな
らない。
【0049】次に、上記基板を用いた液晶表示素子1の
製造方法を第1の実施の形態の図3に示したフローチャ
ートに基づいて説明する。まず、基板2a、または2b
のどちらか(図1では基板2a)に上記で述べたような
突起12およびダミー突起13を形成したものを用意す
る。洗浄後の基板2a,2bに液状の配向膜7をオフセ
ット印刷し、高温で乾燥して配向膜7を形成する。そし
て、バフで基板上の配向膜7表面をラビング処理して、
表面に異物がある場合は洗浄工程を通す。基板2a,2
b上に突起12およびダミー突起13を設けているため
に、ラビング条件は強くするとラビング筋不良が発生し
やすく、弱い場合もアンカリングが小さくて配向異常が
起こり易い。
【0050】こうしてできた基板の一方2aまたは2b
にシール材6を描画や印刷で塗布し、導電性樹脂をスポ
ット的にディスペンサで塗布する。そして、両基板2
a,2bを貼り合わせ、割断して空セルを作る。真空槽
内で空セルに液晶3を充填するように大気開放し、最後
に封口樹脂を塗布し硬化する。次に、できたパネルをア
ニールし、液晶3を再配向処理を行う。
【0051】また、カラーフィルタに形成した突起12
およびダミー突起13の位置について、対向するアレイ
基板2bのどの位置に形成するかが重要であり、ゲート
配線、トランジスタ、蓄積容量などの上に置くことがで
きる。特に、トランジスタの上ではそのものを破壊する
可能性が高いので、注意を要する。
【0052】この発明の第4の実施の形態を説明する。
第3の実施の形態と同様に2枚の基板2a,2bの隙間
に、液晶3を介在し、所定のギャップを形成するように
柱状の突起12が規則性のある位置に形成され、特定の
高さの突起12を配置した画素以外の画素に対応して、
突起12の基板上の高さより低くした高さのダミーの突
起13を配置した。この場合、第2実施の形態の図4と
同様に、アレイ基板2b上に突起12を形成している。
ただし、突起12はアレイ基板2bのどの位置に形成す
るかが重要であり、ゲート配線、トランジスタ、蓄積容
量などの上に置くことができる。特に、トランジスタの
上ではそのものを破壊する可能性が高いので、注意を要
する。一般的には、ゲート配線や蓄積容量の上に形成す
るのが適している。
【0053】一方、画素配列に対する突起12,13の
パターンについては、上記第3の実施の形態で示したも
のと同じで、ギャップを形成するために特定の高さを有
する突起12を規則的に形成し、その他の画素すべてに
対して、ギャップに寄与しないダミーの突起13を形成
してなる。
【0054】この発明の第5の実施の形態を図8〜図1
1に基づいて説明する。図8はこの発明の第5の実施の
形態における液晶表示素子の断面図、図9はこの発明の
第5の実施の形態の突起パターンの説明図である。
【0055】図8に示すように、内部に表示電極を有す
る2枚の基板2a,2bの隙間に、液晶3を介在し、所
定のギャップを形成するように柱状の突起12が規則性
のある位置に形成される。図8ではカラーフィルタ基板
2a上に突起12を形成している。2枚の基板2a,2
bの両側には偏光板5a,5bやその他の光学フィルム
を最適化な箇所に設置する。上記の基板2a,2bは、
カラーフィルタ基板、アクティブ素子が配列したアレイ
基板、透明電極を形成した基板などからなる。液晶表示
素子1の周辺にはシール材6を形成している。シール材
6にはエポキシ樹脂からなる熱硬化型、ラジカルやカチ
オン型などの紫外線硬化型がある。
【0056】次に、ギャップを形成するために特定の高
さを有する突起12とギャップに寄与しないダミーの突
起13(図9)からなることについて述べる。まず、特
定の高さとはギャップを形成する高さを有する突起12
で、対向基板に常に接触するかどうかで、パネル表面に
外圧を加えるとギャップむらを生じる程度のものとな
る。また、ダミーの突起13とはギャップを形成するも
のではないが、ある程度の高さを有する。
【0057】また、ダミーの突起13の必要性はラビン
グ処理と関係する。一般に、基板2a上に高さのある突
起12を形成してラビング処理を行うと、突起12を起
点とするラビング影や筋不良が発生する。突起の形状や
大きさによって、筋不良となるほどではないが、条件に
よっては常に突起12周辺に影が発生する。そのため、
突起12のある画素だけ著しく感ぜられるため、すべて
の画素に対応して突起を形成することが相応しいのがこ
の実施の形態の主旨である。
【0058】しかし、すべての画素に対応して特定の高
さの突起12を形成すると、液晶パネルにした時に信頼
性上に低温気泡の問題が発生する。低温気泡とは周囲を
−20℃以下にした時に、液晶パネルに気泡が発生する
現象である。これを防ぐために、ギャップを形成する特
定の高さからなる突起12を減らすべきとなり、少し低
い突起をダミー13として形成することが適している。
【0059】まず、ダミーの突起13とギャップを形成
する特定の高さを有する突起12の関係について述べ
る。図9(ア)〜(エ)では、特定の突起12とダミー
の突起13のパターンについて、様々な条件に対して4
例を示した。特定の高さを有する突起12以外には、す
べての画素に対応してダミーの突起13を形成してい
る。これにより、配向の安定性を図ることができる。例
えば、突起の周りのラビングによる配向異常をマクロな
状態で見て均一に感じることができる。
【0060】一般的に、突起12の形成にはフォトリソ
法や印刷法などがあり、この第5の実施の形態では、カ
ラーフィルタ基板の作製時に突起12,13を形成す
る。
【0061】次に、突起およびダミー突起の断面構成に
ついて図10および図11を使って、その形成方法につ
いて説明する。ダミーの突起13の下地となる基板2a
上のブラックマトリクスBMおよびその他の層数の和
が、特定の高さの突起12の下地となる基板2a上のブ
ラックマトリクスBMおよびその他の層数の和より一層
以上少なくした。また、一般の突起12付き基板につい
て図10を参照して述べる。ガラス基板2a上にBM
(ブラックマトリクス)を形成したものを用意し、その
上に突起12を設けている。この場合、従来の技術の図
18(イ)で述べたカラーフィルタのようなR,G,B
をアイランド状の場合について図10となる。
【0062】しかし、この実施の形態では特定の突起1
2以外ダミーの突起13を形成するのに、図11ような
基板の断面構成図になる。まず、基板2a上にBMを2
層、3層クロム金属でエッチングしてパターニングした
ものか、樹脂からなる顔料レジストをパターニングした
ものを用意する。そして、ギャップを形成するための高
さを有する突起12を形成する箇所に、カラーフィルタ
のR,G,Bの色層(CF)を形成する際に、いずれか
の色の形成時に、ギャップを形成するための特定の箇所
に突起12の下地となるランドを形成する。サイズはB
M上に、周りの画素に影響しない程度とする。カラーフ
ィルタの形成方法は問わない。
【0063】そして、すべての画素に対応して、突起1
2,13を形成する。これはギャップの高さを有する突
起12とダミーの突起13をフォトリソ法でパターニン
グするのが最も一般的である。感光性材料をスピンコー
トやロールコートなどでギャップ高さとなり得る最適な
膜厚まで塗布し、露光現像により特定の突起をパターニ
ングする。
【0064】このように、ギャップを形成するための突
起に対応して、下地に色層を形成して嵩上げを行う。そ
の嵩上げとなる色層はR,G,Bの組み合わせにより嵩
上げコントロールができ、画素をパターニングと同時に
行うので、マスク数など少なくしてプロセスの簡略化を
図ることができる。
【0065】また、上記基板2a,2bを用いた液晶表
示素子1の製造方法は従来の技術と同じであるが、次に
述べる。まず、基板2a,または2bのどちらかに上記
で述べたような突起12を形成したものを用意する。洗
浄後に配向膜7を印刷して硬化するが、突起12,13
の周りには膜厚むらが若干発生する。そして、バフで基
板上の配向膜表面7をラビング処理して、表面に異物が
ある場合は洗浄工程を通す。基板2a,2b上に突起1
2を設けているために、ラビング条件は強くするとラビ
ング筋不良が発生しやすく、弱い場合もアンカリングが
小さくて配向異常が起こり易い。その後の工程は従来と
同じようにする。
【0066】また、カラーフィルタに形成した突起12
の位置について、対向するアレイ基板2bのどの位置に
対応するかが重要であり、ゲート配線、トランジスタ、
蓄積容量などの上に置くことができる。特に、トランジ
スタの上ではそのものを破壊する可能性が高いので、注
意を要する。
【0067】この発明の第6の実施の形態を図12およ
び図13に基づいて説明する。この実施の形態の液晶表
示素子の構成は第5の実施の形態と同様であるが、突起
およびダミー突起の構成が異なる。
【0068】突起およびダミー突起の断面構成について
図12および図13を使って説明する。ダミーの突起1
3の下地となる基板2a上のブラックマトリクスBMお
よびその他の層数の和が、特定の高さの突起12の下地
となる基板2a上のブラックマトリクスBMおよびその
他の層数の和より一層以上少なくした。この場合、従来
の技術の図18(ア)で述べたカラーフィルタのような
R,G,Bをストライプ状の場合について図12で一般
的な例を説明する。
【0069】BMには2層、3層クロム金属や樹脂から
なる顔料レジストをパターニングしたものを用意して、
その上に、R,G,Bの色層(CF)を形成する。その
際にBM上にもR,G,Bを形成する。そのため、画素
とBMの段差が生じる。それはちょうどBM分の高さと
なる。この実施の形態では、図13のような基板の断面
構成図になる。そのやり方にはカラーフィルタの形成方
法として、顔料分散法、印刷法、インクジェット方式な
どがあるが、図12と同じようにストライプ状にBMの
上に色層が各色形成する際に、ギャップを形成するため
の特定の高さを有する突起12の箇所に、その突起12
の下地となるランドを形成する。サイズはBM上で、周
りの画素に影響しない程度とする。カラーフィルタの形
成方法は問わない。
【0070】そして、すべての画素に対応して、突起1
2,13を形成する。これはギャップの高さを有する突
起12とダミーの突起13をフォトリソ法でパターニン
グするのが最も一般的である。感光性材料をスピンコー
トやロールコートなどでギャップ高さとなり得る最適な
膜厚まで塗布し、露光現像により特定の突起をパターニ
ングする。
【0071】また、上記で述べた突起12,13そのも
のは一般的に樹脂からなるため、外圧により塑性変形と
弾性変形が起こることを考慮すると、セルプロセスの配
向膜印刷工程や貼り合せ工程で突起に圧力を加えること
が予め予想されるので、その塑性変形を予め加算して最
適なギャップとなる突起の高さを作らなければならな
い。
【0072】このように、ギャップを形成するための突
起に対応して、下地に色層を形成して嵩上げを行う。そ
の嵩上げとなる色層はR,G,Bの組み合わせにより嵩
上げコントロールができ、画素をパターニングと同時に
行うので、マスク数など少なくしてプロセスの簡略化を
図ることができる。
【0073】この発明の第7の実施の形態を図14に基
づいて説明する。この実施の形態の液晶表示素子の構成
は第5の実施の形態と同様であるが、突起およびダミー
突起の構成が異なる。
【0074】突起およびダミー突起の断面構成について
図14を使って説明する。ダミーの突起13の下地とな
る基板2a上のブラックマトリクスBM以外の層の膜厚
が、特定の高さの突起12の下地となる基板2a上のブ
ラックマトリクスBM以外の層の膜厚より小さくした。
この場合、従来の技術の図18(ア)で述べたカラーフ
ィルタのようなR,G,Bをストライプ状の場合につい
て図14で説明する。
【0075】BMには2層、3層クロム金属や樹脂から
なる顔料レジストをパターニングしたものを用意して、
その上に、R,G,Bの色層(CF)を形成する。その
際に、R,G,Bの膜厚を特有の高さの突起12とダミ
ーの突起13の差を得るように調整して形成する。
【0076】このように、R,G,Bの形成段階で画素
間段差が生じる。そのやり方にはカラーフィルタの形成
方法として、顔料分散法、印刷法、インクジェット方式
などがあるが、カラーフィルタの形成方法は問わなれな
い。
【0077】そして、すべての画素に対応して、突起1
2,13を形成する。これはギャップの高さを有する突
起12とダミーの突起13をフォトリソ法でパターニン
グするのが最も一般的である。感光性材料をスピンコー
トやロールコートなどでギャップ高さとなり得る最適な
膜厚まで塗布し、露光現像により特定の突起をパターニ
ングする。
【0078】また、上記で述べた突起12,13そのも
のは一般的に樹脂からなるため、外圧により塑性変形と
弾性変形が起こることを考慮すると、セルプロセスの配
向膜印刷工程や貼り合せ工程で突起に圧力を加えること
が予想されるので、その塑性変形を予め加算して最適な
ギャップとなる突起の高さを作らなければならない。
【0079】このように、ギャップを形成するための突
起に対応して、下地に色層を形成して嵩上げを行う。そ
の嵩上げとなる色層はR,G,Bでコントロールがで
き、画素のパターニングと同時に行うので、マスク数な
ど少なくしてプロセスの簡略化を図ることができる。
【0080】この発明の第8の実施の形態を図15に基
づいて説明する。図15は第8の実施の形態の液晶表示
素子の断面構成図を示す。第5の実施の形態と同様に2
枚の基板2a,2bの隙間に、液晶3を介在し、所定の
ギャップを形成するように柱状の突起12を規則性のあ
る位置に形成する。図15ではアレイ基板2b上に突起
12を形成している。ただし、突起12はアレイ基板2
bのどの位置に形成するかが重要であり、ゲート配線、
トランジスタ、蓄積容量などの上に置くことができる。
特に、トランジスタの上ではそのものを破壊する可能性
が高いので、注意を要する。一般的には、ゲート配線や
蓄積容量の上に形成するのが適している。
【0081】一方、画素配列に対する突起12のパター
ンについては、上記第5,6,7の実施の形態で示した
ものと同じで、アレイ基板2bとカラーフィルタ基板2
aを貼り合せた際に、画素の色と突起12の位置関係か
ら考えることができる。この方法でも、1画素に対応し
て複数の突起を形成したり、同色画素に固定して、画素
の周りのブラックマトリクス上に突起を形成したり、複
数色の画素に固定して突起を形成する場合がある。
【0082】また、第1〜8の実施の形態の液晶表示装
置を備えた画像表示応用機器としてもよい。
【0083】
【発明の効果】この発明の請求項1記載の液晶表示装置
によれば、一対の基板のうちどちらか一方の基板上に、
セルギャップを形成する特定の高さの突起を特定の画素
のブラックマトリクス上に規則的に配置したので、突起
であるスペーサ分布の均一性が向上し、突起の下地層の
膜厚ばらつきによるギャップ変動を抑えることができ
る。また、配向状態でも色画素の違いにより、周辺段差
によるギャップやラビングによる配向状態のばらつきも
抑えることができる。このため、スペーサ特有の課題で
ある輝点不良となるスペーサ凝集、周囲が暗い時のギラ
ギラ感を抑えると同時に、スペーサの役割であるギャッ
プ均一性を向上させることができる。
【0084】請求項2では、セルギャップを形成する特
定の高さの突起を同じ色の画素に対応して配置したの
で、突起を規則的な位置に形成することができる。
【0085】請求項3では、突起を青色の画素のみに対
応して配置したので、突起により生じる配向むらが青色
の画素のところは透過率が低く目立たない。このため、
配向均一性を上げるために見えにくい青色の画素の周り
に突起を設けることにより著しい配向安定性を得ること
ができる。
【0086】請求項4では、セルギャップを形成する特
定の高さの突起を配置した画素以外の画素に対応して、
前記突起の基板上の高さより低くした高さのダミーの突
起を配置したので、突起により生じる配向むらを画素全
部で生じさせれば目立たないことに基づき、配向均一性
を上げるために本来突起を設ける箇所以外に、ダミーの
突起を設けることにより著しい配向安定性を得ることが
できる。また、全ての画素に対応して特定の高さの突起
を形成すると、液晶パネルにしたときに低温気泡の問題
が生じるが、少し低いダミーの突起することで解消でき
る。
【0087】請求項5では、ダミーの突起およびこのダ
ミーの突起の下地となる基板上のブラックマトリクスお
よびその他の層膜厚の和が、特定の高さの突起およびこ
の突起の下地となる基板上のブラックマトリクスおよび
その他の層膜厚の和より小さくしたので、セルギャップ
を形成する突起の基板上の高さより低くした高さのダミ
ーの突起を形成することができる。
【0088】請求項6では、ダミーの突起の下地となる
基板上のブラックマトリクスおよびその他の層数の和
が、特定の高さの突起の下地となる基板上のブラックマ
トリクスおよびその他の層数の和より少なくしたので、
下地に層を形成して嵩上げを行なう際に、その嵩上げと
なる層の組み合わせにより嵩上げコントロールすること
で、セルギャップを形成する突起の基板上の高さより低
くした高さのダミーの突起を形成することができる。
【0089】請求項7では、ダミーの突起の下地となる
基板上のブラックマトリクスおよびその他の層数の和
が、特定の高さの突起の下地となる基板上のブラックマ
トリクスおよびその他の層数の和より一層少なくしたの
で、嵩上げコントロールが容易となる。
【0090】請求項8では、ダミーの突起の下地となる
基板上のブラックマトリクス以外の層の膜厚が、特定の
高さの突起の下地となる基板上のブラックマトリクス以
外の層の膜厚より小さくしたので、セルギャップを形成
する突起の基板上の高さより低くした高さのダミーの突
起を形成することができる。
【0091】請求項9では、セルギャップを形成する特
定の高さの突起は、感光性材料、カラーフィルタ層また
はブラックマトリクスからなるので、ブラックマトリク
ス上にカラーフィルタ層の形成時に突起の下地となるラ
ンドを形成することができる。感光性材料はスピンコー
トやロールコートなどでギャップ高さとなり得る最適な
膜厚まで塗布し、露光現像により特定の高さの突起をパ
ターニングすることができる。
【0092】この発明の請求項10記載の画像表示応用
機器によれば、請求項1,2,3,4,5,6,7,8
または9記載の液晶表示装置を備えたので、画像表示応
用機器において上記の作用効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態における液晶表示
素子の断面図
【図2】この発明の第1の実施の形態の突起パターンの
説明図
【図3】液晶表示素子の製造方法を示すフローチャート
【図4】この発明の第2の実施の形態の液晶表示素子の
断面構成図
【図5】この発明の第3の実施の形態の突起パターンの
説明図
【図6】第3の実施の形態における突起およびダミー突
起の断面図
【図7】第3の実施の形態における突起およびダミー突
起の他の例の断面図
【図8】この発明の第5の実施の形態における液晶表示
素子の断面図
【図9】この発明の第5の実施の形態の突起パターンの
説明図
【図10】一般的な突起の断面図
【図11】この発明の第5の実施の形態の突起の断面図
【図12】一般的な突起の断面図
【図13】この発明の第6の実施の形態の突起の断面図
【図14】この発明の第7の実施の形態の突起の断面図
【図15】この発明の第8の実施の形態における液晶表
示素子の断面図
【図16】従来の液晶表示素子の断面図
【図17】従来のカラーフィルタのパターン図
【図18】従来のカラーフィルタの構成図
【符号の説明】
1 液晶表示素子 2a,2b 基板 3 液晶 4 スペーサ 6 シール材 12 突起 13 ダミーの突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H089 LA09 LA10 LA11 LA12 LA16 LA20 QA14 TA02 TA12 TA13 2H091 FA02Y FA03Y FA35Y FB08 GA02 GA08 GA13 LA16

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶を介して対向する一対の基板のうち
    どちらか一方の基板上に、セルギャップを形成する特定
    の高さの突起を特定の画素のブラックマトリクス上に規
    則的に配置した液晶表示素子を有することを特徴とする
    液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 セルギャップを形成する特定の高さの突
    起を同じ色の画素に対応して配置した請求項1記載の液
    晶表示装置。
  3. 【請求項3】 突起を青色の画素のみに対応して配置し
    た請求項2記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 セルギャップを形成する特定の高さの突
    起を配置した画素以外の画素に対応して、前記突起の基
    板上の高さより低くした高さのダミーの突起を配置した
    請求項1記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 ダミーの突起およびこのダミーの突起の
    下地となる基板上のブラックマトリクスおよびその他の
    層膜厚の和が、特定の高さの突起およびこの突起の下地
    となる基板上のブラックマトリクスおよびその他の層膜
    厚の和より小さくした請求項4記載の液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 ダミーの突起の下地となる基板上のブラ
    ックマトリクスおよびその他の層数の和が、特定の高さ
    の突起の下地となる基板上のブラックマトリクスおよび
    その他の層数の和より少なくした請求項4記載の液晶表
    示装置。
  7. 【請求項7】 ダミーの突起の下地となる基板上のブラ
    ックマトリクスおよびその他の層数の和が、特定の高さ
    の突起の下地となる基板上のブラックマトリクスおよび
    その他の層数の和より一層少なくした請求項6記載の液
    晶表示装置。
  8. 【請求項8】 ダミーの突起の下地となる基板上のブラ
    ックマトリクス以外の層の膜厚が、特定の高さの突起の
    下地となる基板上のブラックマトリクス以外の層の膜厚
    より小さくした請求項4記載の液晶表示装置。
  9. 【請求項9】 セルギャップを形成する特定の高さの突
    起は、感光性材料、カラーフィルタ層またはブラックマ
    トリクスからなる請求項1,2,3,4,5,6,7ま
    たは8記載の液晶表示装置。
  10. 【請求項10】 請求項1,2,3,4,5,6,7,
    8または9記載の液晶表示装置を備えた画像表示応用機
    器。
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