JP2002214017A - ガスメータ - Google Patents

ガスメータ

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JP2002214017A
JP2002214017A JP2001009774A JP2001009774A JP2002214017A JP 2002214017 A JP2002214017 A JP 2002214017A JP 2001009774 A JP2001009774 A JP 2001009774A JP 2001009774 A JP2001009774 A JP 2001009774A JP 2002214017 A JP2002214017 A JP 2002214017A
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gas meter
combustor
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Hidetaka Yabuuchi
秀隆 藪内
Hiroyuki Kayama
博之 香山
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の、一次電池だけで、ガスメータと保安
機器とのあいだの通信を無線で実行するようにした場合
には、電源の重量と大きさが大きくなる、また発電器を
利用する構成のものは、ガスの使用時間や日照状態など
の使用条件によって発電量が変化するため、電池との併
用が前提になるとともに電池の交換メンテナンス時期が
一定しないという課題が発生するものである。 【解決手段】 ガス配管6から分岐した分岐管13から
取り出したガスを燃料として発電する発電部11を電源
として使用し、電池を交換したりするメンテナンスの必
要のないガスメータとしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、都市ガスやLPガ
ス等のガス配管に接続されるガスメータに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】都市ガスやLPガスの使用量を計測する
ために用いているガスメータは、ガス配管内を通過する
ガスの流量を計測する機能を有するとともに、センサを
内蔵してガス漏れ等の異常が発生した場合にはガス遮断
弁を駆動してガスの供給を停止したり、その状態を表示
したりする機能も有している。この安全機能を動作させ
るための電子回路や遮断弁の電源は、ガスメータ内に内
蔵している一次電池を使用している。
【0003】また、近年ではガスメータにガス漏れ警報
器や不完全燃焼検知器などの保安機器を接続した構成の
ものもある。このタイプのガスメータは、警報信号に基
づいてガスを遮断したり、ガスの使用量を電話回線を介
してガス会社に送信して自動検針を行なうこともできる
ものである。このとき、この付加機能に必要な電源を確
保するために、例えば特開平2−47522号公報に示
されている技術では商用電源を利用しているものであ
る。あるいは特開平9−318413号公報には、ガス
を送給する時の機械エネルギーや太陽エネルギーを利用
した発電器を利用した技術が示されているものである。
【0004】最近では通信技術の発達によって、ガスメ
ータと保安機器との通信あるいは、ガスメータと電話回
線との通信は無線で行なうことが可能となっている。こ
の無線による通信は、配線工事が不要であり、設置性の
向上が見込まれている。しかしながら、これらの通信を
無線で行なうためには従来以上に大きい容量の電源が必
要となり、しかも無線のメリットを生かすためには外部
配線を極力なくしてこれを確保しなければならない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のガスメータに使
用されている一次電池だけで、ガスメータと保安機器と
のあいだの通信を無線で実行するようにした場合には、
電源の重量と大きさが大きくなるばかりか、コストが高
くなるという課題が発生するものである。また、従来例
で述べたような発電器を利用するものでは、ガスの使用
時間や日照状態などの使用条件によって発電量が変化す
るため、電池との併用が前提になるとともに電池の交換
メンテナンス時期が一定しないという課題が発生するも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ガス配管から
分岐した分岐管から取り出したガスを燃料として発電す
る発電部を電源として使用し、電池を交換したりするメ
ンテナンスの必要のないガスメータとしている。
【0007】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、ガス配
管から分岐した分岐管から取り出したガスを燃料として
発電する発電部を電源として使用し、電池を交換したり
するメンテナンスの必要のないガスメータとしている。
【0008】請求項2に記載した発明は、発電部は分岐
管から取り出したガスを燃焼する燃焼器と、前記燃焼器
の発熱によって加熱される熱電素子とを有して、可動部
のない単純な構造で必要な電力が得られ、小型で耐久性
にすぐれたガスメータとしている。
【0009】請求項3に記載した発明は、制御部は、発
電部の動作に異常が生じた場合に発電部に供給するガス
を停止するようにして、安全性を確保できるガスメータ
としている。
【0010】請求項4に記載した発明は、制御部は、熱
電素子の起電力が所定値より大きいときは発電部に供給
するガスを停止するようにして、安全性を確保できるガ
スメータとしている。
【0011】請求項5に記載した発明は、制御部は、熱
電素子の起電力が所定値より小さいときに発電部に供給
するガスを停止するようにして、安全性を確保できるガ
スメータとしている。
【0012】請求項6に記載した発明は、制御部は、発
電部またはガス開閉弁の動作状態を表示するようにし
て、使用者に現在の状況を報知でき、異常等の処置を促
すことができ、安全性を確保したガスメータとしてい
る。
【0013】請求項7に記載した発明は、燃焼器は、燃
焼用の触媒を有する触媒燃焼器として、無炎で燃焼がで
きる触媒燃焼によって低温域で燃焼熱を得ることがで
き、安全性の確保ができるガスメータとしている。
【0014】請求項8に記載した発明は、分岐管はガス
遮断弁より上流のガス配管に配置して、ガス遮断弁が閉
状態であっても発電部にガスを供給でき、ガス遮断弁の
作動状態に関係なく必要な電力が安定して得られ、信頼
性の高いガスメータとしている。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1は本実施例の全体構成を示すブロック図である。本実
施例のガスメータ1は、図示していないガスボンベと図
示していないガス使用機器との間のガス流通経路中に設
けている。すなわち、ガスメータ筐体2の外側に配置し
ているガス流入管3と、同じくガス流出管4との間に接
続しているものである。ガス流入管3は都市ガスやLP
ガス等の供給源と接続され、ガス流出管4は需要家に配
管され各ガス器具と接続されている。
【0016】需要家で消費されるガスは、ガス流入管3
から流入し、ガス遮断弁5、ガス配管6、流量計測部7
を介してガス流出管4から流出して需要家に供給され
る。消費されたガス量は流量計測部7で計量され表示部
8に表示される。制御回路9は例えばマイクロコンピュ
ータ等によって構成しており、流量計測部7の検知デー
タを受けて、前記表示部8へのガス使用量の表示と、異
常検知と、自動検針等のための通信を実行している。
【0017】すなわち、内蔵している制御プログラムに
よってガス漏れなどの異常を検知した場合にはガス遮断
弁5を閉じてガス使用機器に対するガスの供給を停止す
る。同時に、この情報を前記表示部7に表示して、使用
者にガス漏れなどの異常を報知する。また無線通信部1
0を使用してこの異常を例えばPHS通信網から一般電
話回線を経て、ガス会社などのセンタ端末に連絡する。
また、ガスの使用量の1ヶ月間の合計を計算して、同様
にガス会社などのセンタ端末に連絡する自動検針を行う
ものである。
【0018】前記ガス遮断弁5、表示部8、制御回路
9、無線通信部10が使用する電力は、発電部11から
供給するようにしている。発電部11は、分岐管13か
ら分岐して得たガスを燃料として使用する触媒燃焼器と
している。前記分岐管13は、ガス流入管3に接続して
いるガス配管6のガス遮断弁5の上流側に配置してい
る。また、分岐管13は、発電部11に至る経路の途中
にガス開閉弁14を配置している。ガス開閉弁14の開
閉は、前記制御回路9が行っており、発電部11の異常
状態の時は、ガス開閉弁14を閉止して発電部11への
ガスの供給を停止する。
【0019】図2は、本実施例で使用しているに発電部
11の構成を示す断面図である。発電部11は、熱電素
子20と、熱電素子20の吸熱面20aを加熱する燃焼
器21と熱電素子20の放熱面20bを冷却する熱伝導
板38の3つの要素で構成している。
【0020】熱電素子20は、金属あるいは半導体の両
端に温度差を設けると、この温度差に応じた電位差を高
温部と低温部との間に発生するというゼーベック効果を
利用したペルチェ素子を使用している。図3はこの熱電
素子20の電気接続を示すブロック図である。すなわ
ち、接続電極23および出力電極24を設けた絶縁板か
らなる吸熱側基板25と放熱側基板26の間にn型半導
体27およびp型半導体28をはさみ、これらを電気的
に直列に接続した構成となっている。ここで使用してい
る半導体は、Bi−Te系、Pb−Te系、Si−Ge
系、Fe−Si系、Co−Sb系などの材料に微量の不
純物をドーピングしてn型、p型としている。例えばB
i−Te系の半導体では1個当たり最大で約200μV
/Kの熱起電力が得られる。したがって、この半導体を
300ケ直列に接続して熱電素子20を構成し、吸熱面
20aの温度を80℃、放熱面20bの温度を30℃と
すると出力電極24に接続した出力線29には最大3V
の電圧が発生する。
【0021】図2に示している燃焼器21は、アルミダ
イキャスト等の金属やセラミックなどの耐熱材料で構成
している。燃焼器21は、図2に示しているように、そ
の外面を熱電素子20の吸熱面20aに密着して取り付
けている。換言すれば、燃焼器21は熱電素子20の高
温側である吸熱面20aと熱的に接続されている。
【0022】また、燃焼器21は、図1に示している分
岐管13に接続しているノズル30と、混合室32と、
触媒33を備えている燃焼室34を備えている。ノズル
30は、に分岐管13から供給されたガスを高速で噴出
する。この高速のガスのエゼクタ効果によって、吸気口
31から燃焼に必要な空気が吸引されて、混合室32で
ガスと空気とが混合されて可燃性の混合ガスとなる。こ
の混合ガスは、触媒33を収納した燃焼室34に入る。
このとき、前記制御回路9がスタータ36を駆動する
と、スタータ36に高電圧による火花が発生して混合ガ
スが着火されるものである。この混合ガスの燃焼によっ
て触媒33の一部が加熱されて触媒33の温度が急速に
昇温される。触媒33が触媒燃焼可能温度にまで昇温さ
れると、触媒33は供給された混合ガスを燃料として触
媒燃焼を開始する。この触媒燃焼による燃焼熱は、前記
した熱電素子20の吸熱面20aに供給される。また燃
焼後の排気ガスは、排気通路35を通って外部へ排出さ
れる。
【0023】触媒33は本実施例では、金属やセラミッ
ク等の耐熱材料をハニカム、ネット、繊維状等のガスが
通過できる形状に加工した触媒担体と、この触媒担体の
表面に担持させたPt、Pd、Rh等からなる金属触媒
によって構成している。これらの金属触媒は、200〜
300℃以上の温度に加熱されると活性化して、供給さ
れた燃料ガスを酸化反応させて、触媒燃焼するものであ
る。触媒燃焼では、温度が低いため火炎は発生しない。
通常、触媒温度を500〜600℃まで上げればこれら
のガスはほぼ100%燃焼させることができる。
【0024】図2に示しているように、発電部11を構
成している熱電素子20の放熱面20bには、これと熱
的に接続するように熱伝導板38が密着して取り付けら
れている。熱伝導板38は、熱伝導率の高いアルミニウ
ムや銅等の金属板が使用されている。熱伝導板38の熱
電素子20の放熱面20bとの反対面には、ガスメータ
筐体2の内面が接触している。すなわち、熱電素子20
の放熱面20bはガスメータ筐体2と熱的に接続され、
ガスメータ筐体2を介して外気と熱交換するようになっ
ている。
【0025】熱電素子20によって構成している発電部
11は、前記したように制御回路9への電源の供給をす
ると同時に、余剰の電力は二次電池やコンデンサなどか
らなる補助電源12にも供給している。補助電源12
は、こうして常時は蓄電されており、発電部11が異常
によって動作しないときに動作するようになっている。
【0026】図4は本実施例の制御回路9が有している
制御構成を示すブロック図である。本実施例では、制御
回路9は開閉弁制御手段40を有している。開閉弁制御
手段40は、熱電素子20が発生する起電圧を検知して
いる起電圧検知手段41と、ガスメータ内の温度を検知
する温度検知手段42の信号を受けて、この信号によっ
てガス開閉弁14の弁開閉と、表示部8への表示内容を
制御している。
【0027】図5は、同じく制御回路9が有している開
閉弁制御手段40の動作を示すフローチャートである。
図示していないスイッチをオンすると、開閉弁制御手段
40はステップS1以降を実行する。ステップS1で、
温度検知手段42からの温度信号を受ける。
【0028】開閉弁制御手段40は、燃焼器21に異常
が生じた場合の燃焼器21の温度を熱電素子20の起電
圧として算出できるデータが記憶されている。例えば、
何らかの異常によってガスの燃焼量が急増した場合に
は、燃焼器21が高温となって熱電素子20の起電力も
急増するものである。この異常過熱時の起電圧は熱電素
子20の周囲温度によって変わるものである。そこで本
実施例では、開閉弁制御手段40は、それぞれの雰囲気
温度毎の異常過熱時の起電圧の上限値を演算できるプロ
グラムを備えているものである。また逆にガスの燃焼量
が極端に減少した場合や、立消えが生じた場合には燃焼
器21の温度は急激に低下するものである。この結果、
熱電素子20の起電圧も急減する。この場合も雰囲気温
度毎に異常低温時の起電圧の下限値を演算できるプログ
ラムを備えている。
【0029】続いてステップS2で、ステップS1で受
けた温度データから、この雰囲気温度に相当する異常過
熱状態の起電圧の上限値VUを演算する。そしてステッ
プS3で、貴電圧検知手段41から受けた熱電素子20
の起電圧Vと前記上限値VUとを比較している。この比
較の結果、VがVUより小さければステップS4へ進
み、そうでない場合ばステップS6に進む。
【0030】ステップS4では、ステップS1で受けた
温度検知手段42の値から異常低温の判断基準となる起
電圧の下限値VLを演算する。またステップS5では、
起電圧検知手段41が検知した熱電素子20の起電圧V
と前記下限値VLとを比較している。この比較の結果、
VがVLより大きければステップS1へ戻り、再びステ
ップS1以降を実行する。この比較の結果、VがVLよ
り小さくなった場合は、ステップS6からステップS7
を実行する。
【0031】ステップS6は、ステップS3での比較の
結果、またはステップS5での比較の結果起電圧Vの値
から温度異常ありと判断された場合の処理である。すな
わち、ガス開閉弁14を閉止する。またステッSプ7で
は、表示部8に異常が生じたことを表示させる。
【0032】以下、本実施例の動作について説明する。
ガスメータ1が需要家に設置され、需要家がガスの使用
を開始するときは、まず流入管3の元栓を開き、ガス配
管6にガスを供給する。次に、外部操作をしてガス開閉
弁14を開くと、分岐管13から分岐したガスは燃焼器
21に送られる。また、このとき同時にガス遮断弁5を
開くとガスは流量計測部7を通ってガス流出管4に流れ
需要家でのガスの使用が可能となる。
【0033】ガス開閉弁14が開くと制御回路9はスタ
ータ36を制御し、燃焼器21の触媒燃焼を開始させ
る。触媒燃焼が開始されると、燃焼器21が発熱する。
燃焼器21の発熱は、熱電素子20の吸熱面20aに供
給されている。従って熱電素子20の吸熱面20aの温
度は上昇する。一方、熱電素子20の放熱面20bには
熱伝導板38が密着して取り付けられている。従って熱
電素子20の放熱面20bは、筐体2を介して外気に放
熱しているため常温付近の温度を保っているものであ
る。従って、熱電素子20の吸熱面20aと放熱面20
bとに温度差が生じ、出力線29には熱電素子20によ
る起電圧が発生する。
【0034】発明者らの実験によれば、定常的には吸熱
面20aと放熱面20bとの温度差は約50℃で安定す
るものである。したがって、熱電素子20で発生する起
電圧もほぼ一定となり、常に所定の発電力が得られるこ
ととなる。ここで得られる電力は、発電効率を2%と
し、分岐管13に約50cc/hの天然ガスを供給する
場合を想定すると、約10mWとなる。本実施例ではこ
の電力は、ガス遮断弁5、表示部8、制御回路9、無線
通信部10の電源として用いているものである。またこ
のときの前記各部の、定常の消費電力はこの発電電力よ
り小さいものであり、余剰電力は補助電源12に蓄電し
ているものである。したがって、故障などで熱電素子2
0の起電力が所定値以下になったときや、消費電力が増
加した場合でも、一定時間の電力供給が可能となる。
【0035】特に、補助電源12を二次電池で構成すれ
ば、小型で大容量の蓄電ができるから長期に亘って安定
した電力供給が可能となる。また、補助電源12をコン
デンサで構成すれば蓄電量は小さいが頻繁な充放電に対
しての耐久力があるから電力の消費変動が大きい駆動回
路を用いる場合に適する。
【0036】以上のように本実施例によれば、発電部2
1は、ガスの使用状態や日照状態などの使用条件に関係
なく安定した電力を発電することができるものである。
このため、従来の構成のもので必要であった電池の交換
が不要で、小型軽量で設置性に優れたガスメータ1が実
現する。
【0037】また本実施例では、燃焼器21はガスを触
媒33で触媒燃焼させる構成となっている。このため、
火炎を発生させず低温域で燃焼熱を得ることができる。
したがって、安全性の確保が容易となるとともに、小型
化が図れるものである。さらに、触媒燃焼により燃焼量
1W以下の微少燃焼であっても安定燃焼が可能となるか
ら、必要電力に適した小型の燃焼器21が実現できる。
【0038】また本実施例では、分岐管13を遮断弁5
の上流側で分岐させているものである。このため、流入
管3の元栓が開いていれば常に分岐管13にガスが供給
される。したがって発電部11は、遮断弁5の開閉に関
係なく常に運転が継続できるものである。このため、必
要な電力が安定して得られるとともに、スタータ36を
制御して始動動作を行なう頻度は最小で済む。
【0039】また本実施例によれば、発電部11の燃焼
器21に異常過熱や立ち消えなどの温度異常があった場
合には、制御回路9を構成する開閉弁制御手段40がガ
ス開閉弁14を閉止するものである。このため、異常時
には燃焼器21の動作が停止するものでり、安全性を確
保できるものである。またこのとき同時に、表示部8に
その異常内容が表示されるから、使用者は異常に対する
対処を迅速に実行できるものである。
【0040】なお本実施例では、発電部11および補助
電源12をガスメータ1に内蔵しているが、例えばこれ
らを別電源ユニットとしてガスメータ1の外面または近
傍に設けても良い。
【0041】また本実施例では、熱電素子20に半導体
材料を用いているが、例えばインコネル−コンスタンタ
ン等の金属材料を用いても良い。
【0042】
【発明の効果】請求項1に記載した発明は、ガスの使用
量を検出する流量計測部と、ガスを遮断するガス遮断弁
と、前記ガス遮断弁を制御する制御部と、前記制御部に
電源を供給する発電部とを備え、前記発電部はガス配管
から分岐した分岐管から取り出したガスを燃料として使
用する構成として、電池を交換したりするメンテナンス
の必要のないガスメータを実現するものである。
【0043】請求項2に記載した発明は、発電部は分岐
管から取り出したガスを燃焼する燃焼器と、前記燃焼器
の発熱によって加熱される熱電素子とを有する構成とし
て、可動部のない単純な構造で必要な電力が得られ、小
型で耐久性にすぐれたガスメータを実現するものであ
る。
【0044】請求項3に記載した発明は、制御部は、発
電部の動作に異常が生じた場合に発電部に供給するガス
を停止する構成として、安全性を確保できるガスメータ
を実現するものである。
【0045】請求項4に記載した発明は、制御部は、熱
電素子の起電力が所定値より大きいときは発電部に供給
するガスを停止する構成として、安全性を確保できるガ
スメータを実現するものである。
【0046】請求項5に記載した発明は、制御部は、熱
電素子の起電力が所定値より小さいときに発電部に供給
するガスを停止する構成として、安全性を確保できるガ
スメータを実現するものである。
【0047】請求項6に記載した発明は、制御部は、発
電部またはガス開閉弁の動作状態を表示する構成とし
て、使用者に現在の状況を報知でき、異常等の処置を促
すことができ、安全性を確保したガスメータを実現でき
るものである。
【0048】請求項7に記載した発明は、燃焼器は、燃
焼用の触媒を有する触媒燃焼器とした構成として、無炎
で燃焼ができる触媒燃焼によって低温域で燃焼熱を得る
ことができ、安全性の確保ができるガスメータを実現す
るものである。
【0049】請求項8に記載した発明は、分岐管はガス
遮断弁より上流のガス配管に配置した構成として、ガス
遮断弁が閉状態であっても発電部にガスを供給でき、ガ
ス遮断弁の作動状態に関係なく必要な電力が安定して得
られ、信頼性の高いガスメータを実現するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であるガスメータの構成を示す
ブロック図
【図2】同、発電部の構造を示す断面図
【図3】同、熱電素子の構造を示す断面図
【図4】同、制御回路の構成を示すブロック図
【図5】同、制御回路の動作プログラムを示すフローチ
ャート
【符号の説明】
1 ガスメータ 2 ガスメータ筐体 3 ガス流入管 4 ガス流出管 5 ガス遮断弁 6 ガス配管 7 流量計測部 8 表示部 9 制御回路 11 発電部 13 分岐管 14 ガス開閉弁 20 熱電素子 21 燃焼器 30 ノズル 31 吸気通路 33 触媒 34 燃焼室 35 排気通路 38 熱伝導板 40 開閉弁制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F030 CB01 CC13 CE06 CE09 CE27 CF05 CF11 2F031 AA01 AB01 AB13 AE07 AE09 AF10

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスの使用量を検出する流量計測部と、
    ガスを遮断するガス遮断弁と、前記ガス遮断弁を制御す
    る制御部と、前記制御部に電源を供給する発電部とを備
    え、前記発電部はガス配管から分岐した分岐管から取り
    出したガスを燃料として使用するガスメータ。
  2. 【請求項2】 発電部は分岐管から取り出したガスを燃
    焼する燃焼器と、前記燃焼器の発熱によって加熱される
    熱電素子とを有する請求項1に記載したガスメータ。
  3. 【請求項3】 制御部は、発電部の動作に異常が生じた
    場合に発電部に供給するガスを停止する請求項1または
    2に記載したガスメータ。
  4. 【請求項4】 制御部は、熱電素子の起電力が所定値よ
    り大きいときは発電部に供給するガスを停止する請求項
    1から3のいずれか1項に記載したガスメータ。
  5. 【請求項5】 制御部は、熱電素子の起電力が所定値よ
    り小さいときに発電部に供給するガスを停止する請求項
    1から4のいずれか1項に記載したガスメータ。
  6. 【請求項6】 制御部は、発電部またはガス開閉弁の動
    作状態を表示する請求項1から5のいずれか1項に記載
    したガスメータ。
  7. 【請求項7】 燃焼器は、燃焼用の触媒を有する触媒燃
    焼器とした請求項2から6のいずれか1項に記載したガ
    スメータ。
  8. 【請求項8】 分岐管はガス遮断弁より上流のガス配管
    に配置した請求項1から7のいずれか1項に記載したガ
    スメータ。
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