JP2002213971A - ナビゲーション装置 - Google Patents

ナビゲーション装置

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JP2002213971A
JP2002213971A JP2001009218A JP2001009218A JP2002213971A JP 2002213971 A JP2002213971 A JP 2002213971A JP 2001009218 A JP2001009218 A JP 2001009218A JP 2001009218 A JP2001009218 A JP 2001009218A JP 2002213971 A JP2002213971 A JP 2002213971A
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JP2001009218A
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English (en)
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Koichi Sato
幸一 佐藤
Hajime Aizawa
一 会沢
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Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 最寄り施設に対する案内を簡単な操作で行う
ことができるナビゲーション装置を提供すること。 【解決手段】 音声認識部14は、利用者の音声に対応
する文字列を特定し、施設名称等を示す施設特定情報を
抽出する。看板検索部20は、施設特定情報により特定
される検索対象施設に関連付けられた看板画像データを
看板情報格納部18から読み出す。画像認識部22は、
カメラ4により撮影される車両前方の画像から、看板画
像データに一致する看板を検出し、この看板とカメラ4
の撮影位置の間の距離(すなわち、車両から検索対象施
設までの距離)を算出する。案内作成部26は、車両前
方の画像を含む案内画像をディスプレイ装置6に表示す
るための画像データと、検索対象施設と車両の間の距離
を含む案内音声をオーディオ部7から出力するための音
声データを作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両走行中に所定
の施設案内を行うナビゲーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車載用のナビゲーション装置
は、車両位置の周辺の地図を画面上に表示する地図表示
機能や、利用者により指定される目的地や経由地までの
経路を探索する経路探索機能、経路探索によって求めら
れた経路に沿って車両の走行を誘導する経路誘導機能な
どを備えている。
【0003】また最近のナビゲーション装置のほとんど
では、所望の施設や個人宅などを検索し、その施設等の
所在地周辺の地図や関連する情報を表示するなどの処理
を行う施設案内機能が搭載されている。この施設案内機
能では、施設等の名称や電話番号、あるいは住所等を入
力したり、施設のジャンル(コンビニエンスストアやガ
ソリンスタンド等)を指定して該当する施設のリストを
表示させ、リスト中から所望の施設を選択することによ
り、所望の施設の所在地が検索され、周辺の地図が表示
される。所望の施設の所在地が特定された後には、その
施設等に関する詳細情報(例えば、営業時間など)を表
示させたり、その施設等の所在地を経由地や目的地に設
定して経路探索処理などを行うこともできる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のナビ
ゲーション装置では、所在地が特定されない施設の案内
を希望する場合に、操作が煩雑になるという問題があっ
た。例えば、経路誘導中に近くのコンビニエンスストア
等に寄りたい場合には、最寄りのコンビニエンスストア
等を検索して経由地として追加しなければ、経路誘導中
に新たにコンビニエンス等の案内を行わせることはでき
ないため、上述したような最寄り施設の検索や経由地の
追加等の操作が必要になる。特に、これらの操作は、運
転者自身が行おうとした場合には、走行中の車両を一旦
停車させて行う必要があるため、かなり煩雑なものとな
る。
【0005】また、単に地図表示を行いながら車両を走
行させており、近くのコンビニエンスストア等に寄りた
い場合には、新たにコンビニエンスストア等を検索して
目的地に設定した経路探索処理を行った後に、経路誘導
機能を使ってそのコンビニエンスストア等に対する案内
を行わせる必要があり、しかもこれらの操作を運転者自
身が行おうとすると停車中に行う必要があるため、同じ
ように操作が煩雑になる。
【0006】本発明は、このような点に鑑みて創作され
たものであり、その目的は、最寄り施設に対する案内を
簡単な操作で行うことができるナビゲーション装置を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明のナビゲーション装置は、施設入力手段
により施設特定情報を入力し、この施設特定情報によっ
て特定される検索対象施設を施設検出手段により走行道
路に沿って検出し、検出された検索対象施設の案内を案
内手段により行っている。検索対象施設を特定するため
に必要な施設特定情報を入力するだけでこの施設に関す
る案内を行わせることができるため、経由地や目的地の
設定や変更が不要になり、操作を簡略化することができ
る。
【0008】上述した施設入力手段は、音声を集音する
マイクロホンと、このマイクロホンによって集音された
音声に基づいて、検索対象施設の名称を施設特定情報と
して抽出する音声認識手段とを有することが望ましい。
これにより、検索対象施設の名称を発声するだけで施設
特定情報を入力することが可能となるため、操作部等を
用いた手動による操作が不要になり、さらに操作の簡略
化が可能になる。
【0009】上述した施設検出手段は、車両の前方が撮
影可能な位置に設置されたカメラと、このカメラによっ
て撮影された画像に基づいて、撮影範囲に含まれる検索
対象施設の有無を判定する画像認識手段とを有してお
り、画像認識手段による判定結果に基づいて、案内手段
による案内を行うことが望ましい。車両の前方を撮影し
て得られた画像に基づいて検索対象施設の有無を判定す
ることにより、実際に運転者等の視界に入った検索対象
施設の案内を行うことができるため、実情に即した案内
を煩雑な操作を行うことなく行うことができる。
【0010】また、画像認識手段により、撮影範囲に含
まれる検索対象施設に対応する画像に基づいて撮影位置
からこの検索対象施設までの距離を算出し、この距離の
算出結果を用いて案内手段による案内を行うことが望ま
しい。検索対象施設までの距離を案内することができる
ため、より詳細な案内を行うことができる。
【0011】上述した施設検出手段は、各種施設の詳細
情報を含む地図情報を格納する地図情報格納手段と、車
両の現在位置を取得する位置取得手段と、地図情報に基
づいて、現在位置から所定範囲内であって進行方向前方
に位置する検索対象施設を抽出する施設抽出手段とを用
いて構成してもよい。一般的なナビゲーション装置には
地図情報格納手段や位置取得手段が備わっているので、
これらを用いて検索対象施設の検索を行うことにより、
特別なハードウエアの追加等を行うことなく検索対象施
設の案内を行うことができるため、コストの上昇を最小
限に抑えることができる。
【0012】また、上述したカメラ、画像認識手段、地
図情報格納手段、位置取得手段、施設抽出手段の全てを
用いて施設検出手段を構成し、画像認識手段による認識
結果と、地図情報を用いた施設抽出手段による抽出結果
とを組み合わせて、検索対象施設の有無および所在地の
検出を行うようにしてもよい。画像認識による認識結果
と地図情報を用いた施設抽出結果とを組み合わせること
により、検索対象施設を精度よく検出することができる
ため、より正確な案内を行うことが可能になる。
【0013】また、画像認識手段は、撮影範囲に含まれ
る看板の内容を識別することにより、検索対象施設の有
無を判定することが望ましい。コンビニエンスストア等
の特定の施設は、各施設毎に独自の形状や文字、色から
なる看板を用いている場合が多いため、撮影された画像
に含まれる看板の内容を識別することにより、対応する
施設を比較的簡単な比較処理によって検出することがで
きる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した一実施形
態のナビゲーション装置について、図面を参照しながら
説明する。図1は、本実施形態のナビゲーション装置の
構成を示す図である。図1に示すナビゲーション装置
は、ナビゲーションコントローラ1、DVD読取装置
2、車両位置検出部3、カメラ4、マイクロホン5、デ
ィスプレイ装置6、オーディオ部7、操作部8を含んで
構成されている。
【0015】ナビゲーションコントローラ1は、自車位
置周辺の地図表示、経路探索、経路誘導、施設案内など
の各種処理を行うためにナビゲーション装置全体の動作
を制御するものである。なお一般には、このナビゲーシ
ョンコントローラ1は、CPU、ROM、RAM等を用
いて所定の動作プログラムを実行することにより実現さ
れる。ナビゲーションコントローラ1の詳細構成につい
ては後述する。
【0016】DVD読取装置2は、1枚または複数枚の
DVDが装填されており、ナビゲーションコントローラ
1の制御によっていずれかのDVDから、地図表示や経
路探索等に必要な地図情報の読み出しを行う。なお、装
填されるディスクは、DVDに限定されるものではな
く、他のディスク型記憶媒体(例えば、CD等)であっ
てもよい。
【0017】車両位置検出部3は、GPS受信機、方位
センサ、距離センサ等を備えており、車両位置(緯度、
経度)を検出して検出結果をナビゲーションコントロー
ラ1に出力する。カメラ4は、車両の所定位置に設置さ
れており、車両前方の風景を撮影する。
【0018】マイクロホン5は、例えば運転席周辺の所
定位置に設置されており、運転者が発声する音声を集音
する。ディスプレイ装置6は、例えば、8インチ程度の
画面サイズを有する液晶表示パネルを用いて構成されて
おり、ナビゲーションコントローラ1から出力される画
像データに基づいて、地図画像や施設案内画像(詳細は
後述する)などの表示を行う。
【0019】オーディオ部7は、ナビゲーションコント
ローラ1から出力される音声データに基づいて、施設案
内音声(詳細は後述する)などを出力する。操作部8
は、上下左右のカーソルキーやテンキーなど各種の操作
キーを備えており、操作内容に応じた信号をナビゲーシ
ョンコントローラ1に出力する。
【0020】次に、ナビゲーションコントローラ1の詳
細構成について説明する。図1に示すナビゲーションコ
ントローラ1は、地図情報格納部10、ナビゲーション
処理部12、音声認識部14、音声認識辞書格納部1
6、看板情報格納部18、看板検索部20、画像認識部
22、施設抽出部24、案内作成部26、画像合成部2
8を含んで構成されている。
【0021】地図情報格納部10は、DVD読取装置2
によって読み出された地図情報を格納する。この地図情
報には、(1)各種施設に関する詳細情報と、(2)地
図表示や経路探索等の処理に必要な情報などが含まれて
いる。ナビゲーション処理部12は、地図情報格納部1
0に格納された地図情報を用いて、地図表示を行うため
の画像データの生成や経路探索などのナビゲーション処
理を行う。
【0022】音声認識部14は、マイクロホン5から出
力される音声信号を解析して所定の音声認識処理を行う
ことにより、利用者により発声された音声に対応する文
字列を特定し、施設等の名称を示す施設特定情報を抽出
する。抽出された施設特定情報は、看板検索部20およ
び施設抽出部24に出力される。
【0023】音声認識辞書格納部16は、標準的な音声
に対応した信号波形からなる音声認識辞書を格納してい
る。看板情報格納部18は、各種の施設について、それ
ぞれの施設に対応する看板をあらかじめ撮影して得られ
た画像データ(以下、「看板画像データ」と称する)が
施設名称等の情報と関連付けられている所定の看板情報
を格納している。
【0024】図2は、看板情報格納部18に格納される
看板情報の概略的な内容を示す図である。図2に示すよ
うに、看板情報格納部18には、各施設毎に(1)各施
設の属するジャンル(コンビニエンスストアやガソリン
スタンド等)と、(2)“Aストア”等の施設名称、
(3)看板画像データ、(4)看板の大きさが一定であ
るか否かを示す大きさ情報のそれぞれが格納されてい
る。
【0025】看板検索部20は、音声認識部14から出
力される施設特定情報に基づいて看板情報格納部18に
格納された看板情報を検索し、施設特定情報により特定
される施設(検索対象施設)に関連付けられた看板画像
データを抽出する。画像認識部22は、カメラ4から出
力される画像を取り込み、この画像データ(以下、「撮
影画像データ」と称する)と看板検索部20から出力さ
れる看板画像データに基づいて所定の画像認識処理を行
い、検索対象施設に対応する看板と一致する看板の有無
を判定する。これにより、カメラ4の撮影範囲内に検索
対象施設が含まれているか否かを判定することができ
る。なお、本実施形態の画像認識部22は、主に車両が
走行中の道路に対して左側に存在する施設を対象として
看板の検出を行っている。これにより、左折して容易に
進入することができる施設を優先的に案内することがで
きる。
【0026】また画像認識部22は、撮影範囲内に検索
対象施設の看板が含まれている場合には、この看板とカ
メラ4の撮影位置との間の距離、すなわち、検索対象施
設と車両との間の距離を算出し、施設特定情報および撮
影画像データとともに案内作成部26に出力する。上述
したように、コンビニエンスストア等の施設に用いられ
る看板は、各施設毎に独自の形状や文字、色を有してい
る場合が多く、しかもこれらの看板はその大きさが一定
に設定されている場合が多い。したがって、カメラ4に
より撮影された画像に含まれる看板を検出し、その大き
さ(面積)を求めることにより、カメラ4の撮影位置か
ら看板までの距離を算出することができる。
【0027】施設抽出部24は、車両位置検出部3によ
る車両位置の検出結果と音声認識部14から出力される
施設特定情報に基づいて、地図情報格納部10に格納さ
れた地図情報(各種施設に関する詳細情報)を検索し、
車両の現在位置から所定範囲内であって進行方向前方に
存在する検索対象施設を抽出する。
【0028】また施設抽出部24は、抽出した検索対象
施設と車両の現在位置との間の距離を計算する。この距
離は、施設の絶対位置(緯度・経度)と車両の現在位置
(緯度・経度)に基づいて計算される。案内作成部26
は、画像認識部22による施設検出結果と施設抽出部2
4による施設抽出結果を組み合わせて、検索対象施設の
案内を行う。具体的には、案内作成部26は、カメラ4
によって撮影された画像(検索対象施設を含む画像)を
含んで構成される施設案内画像を表示するための画像デ
ータを作成し、画像合成部28に出力する。また、案内
作成部26は、所定の施設案内音声(例えば、「前方、
およそ200メートル先に“Aストア”が見えてきまし
た」等)を出力するための音声データを作成し、オーデ
ィオ部7に出力する。
【0029】画像合成部28は、ナビゲーション処理部
12から出力される画像データと案内作成部26から出
力される画像データを合成し、合成画像データをディス
プレイ装置6に出力する。上述したマイクロホン5、音
声認識部14、音声認識辞書格納部16が施設入力手段
に、車両位置検出部3、地図情報格納部10、看板情報
格納部18、看板検索部20、画像認識部22、施設抽
出部24が施設検出手段に、案内作成部26、画像合成
部28、ディスプレイ装置6、オーディオ部7が案内手
段にそれぞれ対応している。また、音声認識部14、音
声認識辞書格納部16が音声認識手段に、看板情報格納
部18、看板検索部20、画像認識部22が画像認識手
段に、地図情報格納部10が地図情報格納手段に、車両
位置検出部3が位置取得手段に、施設抽出部24が施設
抽出手段にそれぞれ対応している。
【0030】本実施形態のナビゲーション装置はこのよ
うな構成を有しており、次にその動作について説明す
る。図3は、施設案内を行う際のナビゲーション装置の
動作手順を示す流れ図である。
【0031】音声認識部14は、利用者によって音声入
力が行われたか否かを判定し(ステップ100)、音声
入力が行われた場合には肯定判断を行い、所定の音声認
識処理を行って入力音声に対応する文字列を特定し、施
設名称等の施設特定情報を抽出する(ステップ10
1)。
【0032】施設特定情報が抽出されると、看板検索部
20は、看板情報格納部18に格納された看板情報を検
索し、施設特定情報により特定される検索対象施設に関
連付けられた看板画像データを抽出する(ステップ10
2)。また、上述した処理と並行して、車両前方の風景
がカメラ4によって撮影される(ステップ103)。
【0033】看板検索部20から看板画像データが出力
されると、画像認識部22は、この看板画像データとカ
メラ4から取り込んだ撮影画像データを用いて所定の画
像認識処理を行い、検索対象施設に対応する看板が存在
するか否かを判定する(ステップ104)。
【0034】検索対象施設に対応する看板が存在する場
合には、ステップ104で肯定判断が行われ、次に画像
認識部22は、この看板とカメラ4の撮影位置との間の
距離、すなわち、車両から検索対象施設までの間の距離
を算出可能か否かを判定する(ステップ105)。
【0035】上述したように、施設によっては看板の大
きさが任意に設定されており、撮影画像データに基づい
て距離の算出を行うことが困難な場合もあり得る。具体
的には、上述した図2に示した看板情報において、看板
の大きさに関する情報が「不定」となっている施設は、
看板の大きさが任意に設定されるものであり、この施設
については距離の算出が不可能と判定される。
【0036】距離が算出可能である場合には、ステップ
105で肯定判断が行われ、次に画像認識部22は、撮
影画像データと看板画像データに基づいて、撮影位置か
ら看板までの距離、すなわち、車両から検索対象施設ま
での距離を算出する(ステップ106)。
【0037】検索対象施設までの距離を算出すると、次
に画像認識部22は、施設特定情報、距離の算出結果、
車両前方を撮影して得られた撮影画像データのそれぞれ
を案内作成部26に出力する。案内作成部26は、画像
認識部22から出力される各データを用いて所定の施設
案内データ(画像データおよび音声データ)を作成し、
画像データを画像合成部28に、音声データをオーディ
オ部7にそれぞれ出力する(ステップ107)。
【0038】案内作成部26から施設案内データが出力
されると、画像データに基づいた施設案内画像がディス
プレイ装置6に表示され、音声データに基づいた施設案
内音声がオーディオ部7から出力されることにより検索
対象施設に関する施設案内が行われ(ステップ10
8)、一連の処理が終了する。
【0039】また、検索対象施設に対応する看板が存在
しない場合には、上述したステップ104で否定判断が
行われ、次に施設抽出部24は、地図情報格納部10に
格納されている地図情報を用いて、車両の現在位置から
所定範囲内に存在する施設(最寄り施設)を検索し(ス
テップ109)、施設特定情報により特定される検索対
象施設が存在するか否かを判定する(ステップ11
0)。例えば、車両が走行中の道路に沿って前方200
〜300mの範囲内において、検索対象施設の有無が判
定される。
【0040】検索対象施設が存在しない場合には、ステ
ップ110で否定判断が行われ、この場合には上述した
ステップ104に戻り、以降の処理が繰り返される。ま
た検索対象施設が存在する場合には、ステップ110で
肯定判断が行われ、次に施設抽出部24は、抽出された
検索対象施設の絶対位置と車両の現在位置をそれぞれ取
得する(ステップ111)。具体的には、施設抽出部2
4は、検索対象施設の絶対位置については地図情報格納
部10に格納された地図情報から取得し、車両の現在位
置については車両位置検出部3から取得する。
【0041】次に施設抽出部24は、検索対象施設の絶
対位置と車両の現在位置に基づいて、車両から検索対象
施設までの距離を算出し(ステップ112)、距離の算
出結果を施設特定情報とともに案内作成部26に出力す
る。その後、上述したステップ107に進み、以降の処
理が行われることにより所定の施設案内が行われる。
【0042】また、撮影画像データ等に基づいて車両か
ら検索対象施設までの距離を算出することが不可能な場
合には、上述したステップ105で否定判断が行われ、
画像認識部22は、距離の算出を施設抽出部24に依頼
する。この場合に施設抽出部24は、上述したステップ
111およびステップ112と同様の処理を行うことに
より、車両の現在位置から検索対象施設までの距離を算
出する。距離が算出された後には、上述したステップ1
07以降の処理が行われ、施設案内が行われる。
【0043】図4は、ディスプレイ装置6に表示される
施設案内画像を模式的に示す図である。同図に示すよう
に、画面の左半分には自車位置Gの周辺の地図が表示さ
れており、画面右半分にはカメラ4によって撮影された
画像を用いた施設案内画像が表示されている。また、施
設案内画像に含まれる施設200が検索対象施設を示
し、看板210がこの検索対象施設に対応した看板を示
している。また、このような施設案内画像とともに、オ
ーディオ部7から「前方、およそ200メートル先に
“Aストア”(施設の名称)が見えてきました」といっ
た施設案内音声が出力される。
【0044】なお、検索対象施設に対応する看板が物陰
に隠れて存在しているような場合であり、上述したステ
ップ104で否定判断が行われた後にステップ110で
肯定判断が行われ、地図情報を用いた抽出処理によって
検索対象施設が抽出された場合には、カメラ4によって
撮影された画像を用いた施設案内画像を表示しなくても
よい。また、この場合には運転者の視界に検索対象施設
が入っていないので、これを考慮して施設案内音声を
「前方、およそ200メートル先に“Aストア”があり
ます」というような内容に変更するすることが好まし
い。
【0045】このように、本実施形態のナビゲーション
装置では、施設名称等の施設特定情報を音声により入力
するだけで、この施設特定情報によって特定される検索
対象施設が車両の走行道路に沿って検出され、施設に関
する案内が行われるので、経由地や目的地の設定や変更
が不要になり、操作を簡略化することができる。特に、
カメラ4によって車両の前方を撮影して得られた画像に
基づいて、検索対象施設の有無を判定しているので、実
際に運転者等の視界に入る検索対象施設を検出すること
ができ、実情に即した案内を煩雑な操作を行うことなく
行うことができるという利点がある。
【0046】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変
形実施が可能である。例えば、上述した実施形態では、
施設特定情報として“Aストア”などの施設名称等を入
力していたが、施設のジャンルを入力して、該当する施
設を検索することもできる。この場合には、看板情報格
納部18に格納された看板情報に含まれているジャンル
に関する情報を用いて、利用者により入力されるジャン
ルに該当する全ての施設に対応する看板画像データを読
み出して、これらのいずれかに一致する看板を検出すれ
ばよい。なお、複数の看板が検出された場合には、例え
ば、看板とカメラ4の撮影位置との距離が一番近い看板
に対応する施設に関する案内を行うようにすればよい。
【0047】また上述した実施形態では、車両前方を撮
影して得られる画像に基づいて検索対象施設を検索する
処理と、地図情報格納部10に格納された地図情報を用
いた施設抽出処理とを併用することにより案内の精度を
向上させていたが、これらのいずれか一方の処理だけを
行うようにしてもよい。車両前方を撮影して得られる画
像に基づいた処理のみを行う場合には、運転者等の視界
に入る施設のみを対象とした施設案内を行うことができ
る。また、地図情報を用いた検索処理のみを行う場合に
は、画像認識処理に必要な構成を省略することができる
ので、本発明を適用したナビゲーション装置を低コスト
に実現することができる。
【0048】上述した実施形態では、音声によって施設
名称等の施設特定情報を入力していたが、操作部8を用
いて施設特定情報の入力を行ってもよい。この場合に
は、音声認識処理を行う必要がないためにナビゲーショ
ン装置の構成を簡略化することができる。
【0049】また上述した実施形態では、施設案内画像
の表示と施設案内音声の出力を組み合わせて施設案内が
行われていたが、画像と音声のいずれか一方のみを用い
て案内を行うようにしてもよい。また上述した実施形態
では、主に車両が走行中の道路に対して左側に存在する
施設を対象として案内が行われる旨の説明を行ったが、
走行道路の右側に存在する施設も案内の対象としてもよ
い。なお、この場合には、案内される施設が走行道路に
対して左右のどちらにあるかを示す情報を含んだ施設案
内音声(例えば、「前方、およそ200メートル先の右
側(また左側)に“Aストア”が見えてきました」等)
を出力することが好ましい。
【0050】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、検索
対象施設を特定するために必要な施設特定情報を入力す
るだけで、検索対象施設が走行道路に沿って検出され、
検出された施設の案内が行われるので、経由地や目的地
の設定や変更が不要になり、操作を簡略化することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態のナビゲーション装置の構成を示す
図である。
【図2】看板情報格納部に格納される看板情報の概略的
な内容を示す図である。
【図3】施設案内を行う際のナビゲーション装置の動作
手順を示す流れ図である。
【図4】ディスプレイ装置に表示される施設案内画像を
模式的に示す図である。
【符号の説明】
1 ナビゲーションコントローラ 2 DVD読取装置 3 車両位置検出部 4 カメラ 5 マイクロホン 6 ディスプレイ装置 7 オーディオ部 8 操作部 10 地図情報格納部 12 ナビゲーション処理部 14 音声認識部 16 音声認識辞書格納部 18 看板情報格納部 20 看板検索部 22 画像認識部 24 施設抽出部 26 案内作成部 28 画像合成部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G10L 15/28 Fターム(参考) 2F029 AA02 AB01 AB07 AC02 AC09 AC14 AC18 AC19 5B057 AA13 AA16 BA02 CA08 CA12 CA16 CE08 CE09 DA08 DB02 DB09 DC32 5D015 KK02 5H180 AA01 CC04 CC12 FF04 FF05 FF22 FF25 FF27 FF33

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 施設特定情報を入力する施設入力手段
    と、 前記施設特定情報によって特定される検索対象施設を、
    走行中に走行道路に沿って検出する施設検出手段と、 前記施設検出手段によって検出された前記検索対象施設
    の案内を行う案内手段と、 を備えることを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記施設入力手段は、 音声を集音するマイクロホンと、 前記マイクロホンによって集音された音声に基づいて、
    前記検索対象施設の名称を前記施設特定情報として抽出
    する音声認識手段と、 を有することを特徴とするナビゲーション装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記施設検出手段は、 車両の前方が撮影可能な位置に設置されたカメラと、 前記カメラによって撮影された画像に基づいて、撮影範
    囲に含まれる前記検索対象施設の有無を判定する画像認
    識手段と、 を有しており、前記案内手段は、前記画像認識手段によ
    る判定結果に基づいて前記案内を行うことを特徴とする
    ナビゲーション装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記画像認識手段は、撮影範囲に含まれる前記検索対象
    施設に対応する画像に基づいて撮影位置からこの検索対
    象施設までの距離を算出し、 前記案内手段は、前記画像認識手段による前記距離の算
    出結果を用いて前記案内を行うことを特徴とするナビゲ
    ーション装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または2において、 前記施設検出手段は、 各種施設の詳細情報を含む地図情報を格納する地図情報
    格納手段と、 車両の現在位置を取得する位置取得手段と、 前記地図情報に基づいて、前記現在位置から所定範囲内
    であって進行方向前方に位置する前記検索対象施設を抽
    出する施設抽出手段と、 を有することを特徴とするナビゲーション装置。
  6. 【請求項6】 請求項3または4において、 前記施設検出手段は、 各種施設の詳細情報を含む地図情報を格納する地図情報
    格納手段と、 車両の現在位置を取得する位置取得手段と、 前記地図情報に基づいて、前記現在位置から所定範囲内
    であって進行方向前方に位置する前記検索対象施設を抽
    出する施設抽出手段と、 を有しており、前記画像認識手段による認識結果と、前
    記地図情報を用いた前記施設抽出手段による抽出結果と
    を組み合わせることにより、前記検索対象施設の有無お
    よび所在地の検出を行うことを特徴とするナビゲーショ
    ン装置。
  7. 【請求項7】 請求項3、4、6のいずれかにおいて、 前記画像認識手段は、撮影範囲に含まれる看板の内容を
    識別することにより、前記検索対象施設の有無を判定す
    ることを特徴とするナビゲーション装置。
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