JP2002213940A - 線状体寸法計測装置 - Google Patents

線状体寸法計測装置

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JP2002213940A
JP2002213940A JP2001014205A JP2001014205A JP2002213940A JP 2002213940 A JP2002213940 A JP 2002213940A JP 2001014205 A JP2001014205 A JP 2001014205A JP 2001014205 A JP2001014205 A JP 2001014205A JP 2002213940 A JP2002213940 A JP 2002213940A
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linear body
roller
linear
rollers
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JP2001014205A
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Naoki Hoshino
直規 星野
Masahiro Tsukabe
昌弘 塚辺
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Seibu Electric and Machinery Co Ltd
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Seibu Electric and Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 線状体を巻取る際に所定の測定部分を線状体
と接触させて線状体に対し相対運動させ、この測定部分
の変位から線状体の寸法を求めることで、能率よく線状
体寸法を測定できると共に、高い測定精度を得られる線
状体寸法計測装置を提供する。 【解決手段】 互いの間隔を調整可能な二つのローラ
2、3を回動自在に配設し、ばね4の付勢力でローラ
2、3間に挟んだ線状体50をローラ2外周面に確実に
接触させた状態として、各ローラ2、3を巻取りによる
線状体50の巻取り機8側へ進む動きに伴わせて回転さ
せ、このローラ2の回転量に基づいて演算制御手段6で
線状体50の長さ寸法を導くことから、線状体50の動
きに合わせて回転するローラ2を通じて線状体50の長
さ寸法を高い精度で得られると共に、測定作業が連続的
に行え、短時間で作業を完了させられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電線、ケーブル、
ワイヤロープ等の可撓性を有する線状体の巻取りに際し
て線状体寸法測定を正確に行える線状体寸法計測装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】電線、ケーブル、ワイヤロープ等の可撓
性を有する線状体に対し、長さ寸法の測定を行う場合、
従来は、線状体にスケールを当てて順次長さを測った
り、巻束に巻取る際に巻取りドラムの大きさと回転数か
ら計算で求めたりするのが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の線状体の長さ寸
法計測は以上のように行われていたことから、スケール
を用いる場合、線状体を直線状に延してスケールと並置
する手間がかかり、測定に時間がかかってしまうという
課題を有した。一方、巻取りの際に計算で求める場合
は、能率よく寸法が求められるものの、測定精度が低
く、誤差が大きくなって線状体の実際の使用時にトラブ
ルの発生を招く危険性があるという課題を有した。
【0004】本発明は前記課題を解消するためになされ
たもので、線状体を巻取る際に所定の測定部分を線状体
と接触させて線状体に対し相対運動させ、この測定部分
の変位から線状体の寸法を求めることで、能率よく線状
体寸法を測定できると共に、高い測定精度を得られる線
状体寸法計測装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る線状体寸法
計測装置は、外周面を互いに対向させて各々回動自在且
つ軸間距離を調整可能に並列配設される二つのローラ
と、当該ローラのいずれか一方を他方に近付ける向きに
付勢する所定の付勢手段と、前記ローラのいずれか一方
の回動量を検出し、回動量を電気信号に変換して出力す
る回動量検出手段と、当該回動量検出手段から出力され
た前記電気信号を基にローラ回動量に対応する所定値を
計算する演算制御手段と、当該演算制御手段で得られた
計算値を所定の形式で表示する表示手段と、前記ローラ
から離れた所定位置に配設され、前記演算制御手段によ
る制御に基づいて所定の可撓性を有する線状体を略ドー
ナツ状の束に巻取る巻取り機とを備え、前記演算制御手
段が、各ローラの回転を伴いつつローラ間を通過する前
記線状体のローラ間通過長さに一致するローラ外周面所
定位置の回転前位置からの絶対移動距離を前記計算値と
して導き、線状体の長さ寸法として表示手段に表示させ
るものである。
【0006】このように本発明においては、互いの間隔
を調整可能な二つのローラが回動自在に配設され、付勢
手段の付勢力でローラ間に挟んだ線状体をローラ外周面
に確実に接触させた状態で、線状体の巻取り機側へ進む
動きに伴って回転するローラの回転量に基づいて演算制
御手段でローラ間を通過した線状体の長さ寸法を導くこ
とにより、線状体の巻取りと同時に線状体の長さ寸法が
得られ、測定作業を短時間で済ませられると共に、線状
体との間に滑りを起さずに回転するローラから線状体の
通過量に極めて高い精度で対応したローラ回転量の情報
を検出でき、演算制御手段で導かれる線状体の長さ寸法
の精度を大幅に高められることとなり、線状体の長さ寸
法を使用者が正確に把握可能となり、寸法誤差によるト
ラブルを防止できる。
【0007】また、本発明に係る線状体寸法計測装置は
必要に応じて、前記ローラと巻取り機との間に配設さ
れ、前記演算制御手段による制御に基づいて前記線状体
を切断する切断機を備え、前記演算制御手段が、あらか
じめ設定された線状体長さ寸法値に前記計算値が一致し
たと判定した場合に、前記切断機に線状体の切断動作を
行わせるものである。このように本発明においては、ロ
ーラと巻取り機の間に切断機が配設され、演算制御手段
で得られる寸法値があらかじめ設定した所望の長さ寸法
に達すると線状体が切断されることにより、線状体の長
さ寸法を正しく測定しつつ線状体を求める寸法で確実に
切断できることとなり、所望の寸法の線状体を容易に得
られる。
【0008】また、本発明に係る線状体寸法計測装置は
必要に応じて、前記ローラ近傍に配設され、ローラ間隔
を広げると演算制御手段に取得された計算値及び表示手
段による表示を初期化する一方、ローラ間隔を狭めて線
状体をローラ間に挟んだ状態とすると演算制御手段によ
る計算値の取得及び表示手段による表示を新規に開始さ
せる所定の状態検出スイッチを備えるものである。この
ように本発明においては、二つのローラの間隔変化に応
じて演算制御手段及び表示手段の動作状態を切替える状
態検出スイッチが配設され、ローラ同士の間隔を広げて
ローラと線状体の確実な接触が保てなくなった場合には
状態検出スイッチで演算制御手段による計算値の取得を
一旦リセットし、ローラと線状体が確実に接触している
場合のみ演算制御手段による計算値の取得を行わせるこ
とにより、線状体をローラ間に正しくセットした状態と
した後の寸法測定が別途操作を経ずに開始させられ、容
易且つ確実に線状体寸法計測が行え、手間も省ける。
【0009】また、本発明に係る線状体寸法計測装置は
必要に応じて、前記巻取り機が、前記演算制御手段によ
る制御に基づいて回動駆動される所定の回動盤と、前記
回動盤中心から同じ所定寸法離れると共に周方向に等間
隔をなす回動盤表面の複数箇所に着脱自在に取付けられ
てそれぞれ回動盤に対し略直角方向に突設される略棒状
の複数の巻取り棒とを備え、回動盤の回動で各巻取り棒
の回動盤中心に対する外側に線状体を掛けて巻取る状態
とされてなり、前記演算制御手段が、あらかじめ設定さ
れた線状体長さ寸法値に前記計算値が一致したと判定し
た場合に、前記巻取り機の線状体巻取り動作を停止させ
るものである。このように本発明においては、演算制御
手段があらかじめ設定された線状体長さ寸法値と得られ
た計算値とを比較し、設定した所望の長さ寸法値に計算
値が達すると巻取り機を停止させることにより、設定し
た長さで巻取りが自動的に停止して所望の長さの線状体
が容易に得られることとなり、巻取られる線状体長さの
監視と巻取り停止の操作が不要となり、省力化が図れ
る。また、巻取り機で線状体を巻き掛けられる各巻取り
棒を回動盤に対し着脱自在として巻取り棒と回動盤中心
との距離を調整可能にすることにより、用途に応じて内
径の異なる巻束を容易に形成可能となり、使い勝手に優
れる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態に係
る線状体寸法計測装置を図1ないし図4に基づいて説明
する。図1は本実施の形態に係る線状体寸法計測装置の
概略構成図、図2は本実施の形態に係る線状体寸法計測
装置のブロック図、図3は本実施の形態に係る線状体寸
法計測装置の要部正面図及び要部左側面図、図4は本実
施の形態に係る線状体寸法計測装置における巻取り機の
平面図及び正面図である。
【0011】前記各図において本実施の形態に係る線状
体寸法計測装置1は、外周面を互いに対向させて各々回
動自在且つ軸間距離を調整可能に並列配設される二つの
ローラ2、3と、ローラ3をローラ2に近付ける向きに
付勢する付勢手段としてのばね4と、前記ローラ2の回
動量を検出し、回動量を電気信号に変換して出力する回
動量検出手段としてのロータリエンコーダ5と、このロ
ータリエンコーダ5から出力された電気信号を受信して
この電気信号を基にローラ回動量に対応する所定の計算
値を取得する演算制御手段6と、この演算制御手段で得
られた前記計算値を数値として表示する公知の表示手段
7と、前記ローラ2、3から離れた所定位置に配設さ
れ、前記演算制御手段6による制御に基づいて所定の可
撓性を有する線状体50を略ドーナツ状の束に巻取る巻
取り機8と、前記ローラ2、3と巻取り機8との中間に
配設され、前記演算制御手段6による制御に基づいて線
状体50を所定位置で切断する公知の切断機9と、前記
ローラ3近傍に配設され、ローラ2に対するローラ3の
位置変化に応じて演算制御手段6及び表示手段7の動作
状態を切替える状態検出スイッチ10とを備える構成で
ある。
【0012】前記ローラ2、3は、軸方向寸法が外径に
比べて小さい円柱状体で形成され、所定のフレーム11
にそれぞれ回動自在に軸支されると共に、ローラ3をフ
レーム11においてローラ2に対し上下方向に平行移動
可能に配設し、ローラ2とローラ3との間隔を調整可能
とされてなる構成である。このうち、ローラ3は上側の
ばね4でローラ2に近付く向きに付勢された状態となっ
ている。これらローラ2、3の間には巻取り機8で巻取
られる線状体50がローラ2、3の回動軸に対し略直角
となる向きで挟まれ、巻取られる線状体50の動きに合
わせてローラ2、3が回動し、線状体50のローラ間通
過寸法をローラ2の回動量として検出する仕組みとなっ
ている。
【0013】前記ロータリエンコーダ5は、ローラ2の
単位角度変位ごとに所定のパルスを発生する公知の回転
変位センサであり、ローラ2の回動変位を検出し、発生
したパルスを演算制御手段6に出力して線状体50の寸
法取得を可能にする仕組みである。前記演算制御手段6
は、ロータリエンコーダ5から出力されるパルスを受信
してカウントし、得られるカウント数を基にローラ2の
回動量、並びにローラ2の外周面所定位置の絶対移動距
離を算出し、線状体長さ寸法として取得して表示手段7
に出力する一方、得られた線状体長さ寸法値とあらかじ
め別途入力手段12から入力された設定値に基づいて巻
取り機8及び切断機9の駆動制御を行う構成である。
【0014】前記巻取り機8は、電動機80による駆動
で垂直向きの回動軸を中心に回動する略ホイール状の回
動体8aと、回動体8a上に着脱自在に突設され、回動
体8aの回転で線状体50を巻取っていく複数の巻取り
棒8bとを備える構成である。回動体8a上側には、回
動体8aの回動中心から同じ所定寸法離れ、且つ周方向
に所定間隔をなす複数の巻取り棒取付孔8cが、回動中
心との距離を異ならせた複数組でそれぞれ配設される。
各巻取り棒8bの回動体8a上における起立位置、すな
わち各巻取り棒8bを取付ける巻取り棒取付孔8cを変
えることで巻取り棒8bと回動体8a回転中心との間隔
を変更でき、線状体50が巻取られてできる巻束の内径
を複数通りに変えられ、用途に応じて内径の異なる巻束
を容易に形成可能となっている。
【0015】前記状態検出スイッチ10は、ローラ3の
近傍に配設されてローラ3の上下位置変化を感知する公
知のスイッチ機構であり、ローラ3がばね4の付勢力に
抗して持上げられ、ローラ2、3同士の間隔が広がる
と、演算制御手段6に取得された計算値及び表示手段7
による表示を初期化する一方、ばね4の付勢力がそのま
ま加わってローラ3が下がり、ローラ2、3同士の間隔
が狭まり、且つ線状体50がローラ2、3間に挟まれた
状態となると、演算制御手段6による計算値の取得及び
表示手段7による表示を新規に開始させる仕組みとなっ
ている。
【0016】次に、前記構成に基づく線状体寸法計測装
置の動作について説明する。まず、操作者がばね4の付
勢力に抗してローラ3を上昇させ、ローラ2、3同士の
間隔を広げた状態で線状体50をローラ2、3の間に通
す。この時、ローラ3の位置変化に対応して状態検出ス
イッチ10の状態が切り替り、演算制御手段6における
計算値及び表示手段7での表示がそれぞれ初期化され
る。
【0017】ローラ2、3間に線状体50を通したら、
ローラ3の保持を緩めてローラ3を下げ、線状体50を
ローラ2及びローラ3の両外周面に接触させると、状態
検出スイッチ10が前記と逆の状態に切り替り、演算制
御手段6が計算値を取得可能になると共に表示手段7が
表示可能となり、寸法測定開始状態となる。そして、ロ
ーラ2、3間に通された線状体50は、さらに切断機9
に通され、先端を巻取り機8に巻取り可能に取付けられ
る。この線状体50がローラ2、3に挟まれてローラ2
及びローラ3に密着している状態では、ばね4による付
勢でローラ3が線状体50をローラ2に押付けているこ
とから、線状体50の動きに対しローラ2が滑りなく連
動して回動可能となっている。
【0018】この後、電動機80で巻取り機8の回動体
8aを駆動し、線状体50を巻取ると、線状体50の動
きに伴うローラ2の回動がロータリエンコーダ5で検出
され、ロータリエンコーダ5からローラ2の回動変位分
のパルスが信号として演算制御手段6に向けて出力され
る。巻取られる線状体50のローラ2、3間を通過する
長さ寸法は、ローラ2及びローラ3の両外周面が線状体
50と滑りを伴わずに転がり接触することから、ローラ
2外周面所定位置の当初位置からの絶対移動距離と一致
する。このため演算制御手段6では、前記パルスを受信
してカウントし、得られたカウント数からローラ2の回
転量を求め、続いてこの回転量とローラ2の外径寸法を
用いてローラの外周面所定位置の絶対移動距離を算出
し、得られた計算値を線状体長さ寸法として取得してい
る。得られた長さ寸法値は表示手段7に出力され、数値
として表示されて線状体50の巻取られた寸法を操作者
も確認可能となる。また、演算制御手段6では、得られ
た線状体長さ寸法値をあらかじめ入力手段12から入力
されて設定された所定値と常に比較、対照しており、線
状体の寸法値が前記所定値に達したと判断すると、演算
制御手段6が電動機80による巻取り機8の駆動を停止
させ、さらに必要に応じて切断機9に線状体50の切断
動作を行わせる。切断を経て、線状体の所定長さの巻束
が得られる。
【0019】このように、本実施の形態に係る線状体寸
法計測装置は、互いの間隔を調整可能な二つのローラ
2、3を回動自在に配設し、ばね4の付勢力でローラ
2、3間に挟んだ線状体50をローラ2外周面に確実に
接触させた状態として、各ローラ2、3を巻取りによる
線状体50の巻取り機8側へ進む動きに伴わせて回転さ
せ、このローラ2の回転量に基づいて演算制御手段6で
線状体50の長さ寸法を導くことから、線状体50の動
きに合わせて回転するローラ2を通じて線状体50の長
さ寸法を高い精度で得られると共に、測定作業が連続的
に行え、短時間で作業を完了させられる。また、演算制
御手段6及び表示手段7の動作状態を切替える状態検出
スイッチ10が配設され、ローラ2と線状体50が確実
に接触している場合には演算制御手段6による計算値の
取得と表示手段7による表示を可能とすることから、線
状体50をローラ2、3間に正しくセットした後の寸法
測定が別途操作を経ずに開始させられ、手間を省ける。
さらに、演算制御手段6で得られる線状体長さ寸法値が
あらかじめ設定した所望の長さ寸法に達すると、演算制
御手段6が巻取り機8を停止させたり、切断機9に線状
体50の切断動作を行わせたりすることから、巻取られ
る線状体長さの監視と巻取り停止、及び切断の各操作が
不要となり、省力化が図れる。なお、前記実施の形態に
係る線状体寸法計測装置においては、ローラ2、3と巻
取り機8との間に切断機9を配設する構成としている
が、これに限らず、切断機9を配設せず、手作業で線状
体50を切断する構成とすることもできる。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、互いの間
隔を調整可能な二つのローラが回動自在に配設され、付
勢手段の付勢力でローラ間に挟んだ線状体をローラ外周
面に確実に接触させた状態で、線状体の巻取り機側へ進
む動きに伴って回転するローラの回転量に基づいて演算
制御手段でローラ間を通過した線状体の長さ寸法を導く
ことにより、線状体の巻取りと同時に線状体の長さ寸法
が得られ、測定作業を短時間で済ませられると共に、線
状体との間に滑りを起さずに回転するローラから線状体
の通過量に極めて高い精度で対応したローラ回転量の情
報を検出でき、演算制御手段で導かれる線状体の長さ寸
法の精度を大幅に高められることとなり、線状体の長さ
寸法を使用者が正確に把握可能となり、寸法誤差による
トラブルを防止できるという効果を奏する。
【0021】また、本発明によれば、ローラと巻取り機
の間に切断機が配設され、演算制御手段で得られる寸法
値があらかじめ設定した所望の長さ寸法に達すると線状
体が切断されることにより、線状体の長さ寸法を正しく
測定しつつ線状体を求める寸法で確実に切断できること
となり、所望の寸法の線状体を容易に得られるという効
果を有する。
【0022】また、本発明によれば、二つのローラの間
隔変化に応じて演算制御手段及び表示手段の動作状態を
切替える状態検出スイッチが配設され、ローラ同士の間
隔を広げてローラと線状体の確実な接触が保てなくなっ
た場合には状態検出スイッチで演算制御手段による計算
値の取得を一旦リセットし、ローラと線状体が確実に接
触している場合のみ演算制御手段による計算値の取得を
行わせることにより、線状体をローラ間に正しくセット
した状態とした後の寸法測定が別途操作を経ずに開始さ
せられ、容易且つ確実に線状体寸法計測が行え、手間も
省けるという効果を有する。
【0023】また、本発明によれば、演算制御手段があ
らかじめ設定された線状体長さ寸法値と得られた計算値
とを比較し、設定した所望の長さ寸法値に計算値が達す
ると巻取り機を停止させることにより、設定した長さで
巻取りが自動的に停止して所望の長さの線状体が容易に
得られることとなり、巻取られる線状体長さの監視と巻
取り停止の操作が不要となり、省力化が図れるという効
果を有する。さらに、巻取り機で線状体を巻き掛けられ
る各巻取り棒を回動盤に対し着脱自在として巻取り棒と
回動盤中心との距離を調整可能にすることにより、用途
に応じて内径の異なる巻束を容易に形成可能となり、使
い勝手に優れるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る線状体寸法計測装
置の概略構成図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る線状体寸法計測装
置のブロック図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る線状体寸法計測装
置の要部正面図及び要部左側面図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る線状体寸法計測装
置における巻取り機の平面図及び正面図である。
【符号の説明】
1 線状体寸法計測装置 2、3 ローラ 4 ばね 5 ロータリエンコーダ 6 演算制御手段 7 表示手段 8 巻取り機 8a 回動体 8b 巻取り棒 8c 巻取り棒取付孔 9 切断機 10 状態検出スイッチ 11 フレーム 12 入力手段 50 線状体 80 電動機

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面を互いに対向させて各々回動自在
    且つ軸間距離を調整可能に並列配設される二つのローラ
    と、 当該ローラのいずれか一方を他方に近付ける向きに付勢
    する所定の付勢手段と、 前記ローラのいずれか一方の回動量を検出し、回動量を
    電気信号に変換して出力する回動量検出手段と、 当該回動量検出手段から出力された前記電気信号を基に
    ローラ回動量に対応する所定値を計算する演算制御手段
    と、 当該演算制御手段で得られた計算値を所定の形式で表示
    する表示手段と、 前記ローラから離れた所定位置に配設され、前記演算制
    御手段による制御に基づいて所定の可撓性を有する線状
    体を略ドーナツ状の束に巻取る巻取り機とを備え、 前記演算制御手段が、各ローラの回転を伴いつつローラ
    間を通過する前記線状体のローラ間通過長さに一致する
    ローラ外周面所定位置の回転前位置からの絶対移動距離
    を前記計算値として導き、線状体の長さ寸法として表示
    手段に表示させることを、 特徴とする線状体寸法計測装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の線状体寸法計測装
    置において、 前記ローラと巻取り機との間に配設され、前記演算制御
    手段による制御に基づいて前記線状体を切断する切断機
    を備え、 前記演算制御手段が、あらかじめ設定された線状体長さ
    寸法値に前記計算値が一致したと判定した場合に、前記
    切断機に線状体の切断動作を行わせることを特徴とする
    線状体寸法計測装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項1又は2に記載の線状体寸法
    計測装置において、 前記ローラ近傍に配設され、ローラ間隔を広げると演算
    制御手段に取得された計算値及び表示手段による表示を
    初期化する一方、ローラ間隔を狭めて線状体をローラ間
    に挟んだ状態とすると演算制御手段による計算値の取得
    及び表示手段による表示を新規に開始させる所定の状態
    検出スイッチを備えることを、 特徴とする線状体寸法計測装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項1ないし3のいずれかに記載
    の線状体寸法計測装置において、 前記巻取り機が、前記演算制御手段による制御に基づい
    て回動駆動される所定の回動盤と、前記回動盤中心から
    同じ所定寸法離れると共に周方向に等間隔をなす回動盤
    表面の複数箇所に着脱自在に取付けられてそれぞれ回動
    盤に対し略直角方向に突設される略棒状の複数の巻取り
    棒とを備え、回動盤の回動で各巻取り棒の回動盤中心に
    対する外側に線状体を掛けて巻取る状態とされてなり、 前記演算制御手段が、あらかじめ設定された線状体長さ
    寸法値に前記計算値が一致したと判定した場合に、前記
    巻取り機の線状体巻取り動作を停止させることを、 特徴とする線状体寸法計測装置。
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Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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