JP2002213898A - 冷却塔の運転方法とこの冷却塔 - Google Patents

冷却塔の運転方法とこの冷却塔

Info

Publication number
JP2002213898A
JP2002213898A JP2001008735A JP2001008735A JP2002213898A JP 2002213898 A JP2002213898 A JP 2002213898A JP 2001008735 A JP2001008735 A JP 2001008735A JP 2001008735 A JP2001008735 A JP 2001008735A JP 2002213898 A JP2002213898 A JP 2002213898A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling tower
outside air
bulb temperature
blower
dry
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001008735A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002213898A5 (ja
Inventor
Kunioki Sasaki
国興 佐々木
Masami Sekimizu
政美 関水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Refrigeration Equipment and Systems Co Ltd
Original Assignee
Ebara Shinwa Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ebara Shinwa Ltd filed Critical Ebara Shinwa Ltd
Priority to JP2001008735A priority Critical patent/JP2002213898A/ja
Publication of JP2002213898A publication Critical patent/JP2002213898A/ja
Publication of JP2002213898A5 publication Critical patent/JP2002213898A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却塔の送風機を通常運転とは逆方向に回転
することにより、ルーバー板間などに結氷した氷柱を簡
易、短時間に解かして、ルーバー板から容易に除去可能
な冷却塔を市場に提供する。 【解決手段】 密閉型冷却塔Aのルーバー板11間を通
して、外気を冷却塔本体16内に取り込み、フィン付き
密閉型熱交換コイルCと外気流との接触で間接的に前記
フィン付き密閉型熱交換コイルC内を流れる循環冷却水
を冷却する。この冷却塔Aの設置されている乾球温度を
検出する温度計12と、その相対湿度を測定する乾式の
湿度計13が設けてある。計測された乾球温度と相対湿
度から求めた湿球温度が氷柱発生温度となったときに、
冷却塔Aの排気口14に設置された送風機15の回転方
向を正逆制御するタイムスケジュールが予め設定されて
いる送風機制御装置17が設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、冷却塔の運転方法と
その冷却塔に関する。
【0002】
【従来の技術】従来においては、冷却塔の冬期運転時
に、外気温が氷点下以下となると、冷却塔における外気
取り込み口部を形成する複数の隣接するルーバー板間に
氷柱が発生し、外気の取り込み量が少なくなり、冷却塔
の冷却能力が低下する傾向があり、最悪の場合には、氷
柱により前記外気取り込み口部が完全に閉塞され、外気
の取り込みが不能となり、冷却塔を緊急停止し、手動で
このルーバー板間に付着した氷柱を取り外しているのが
現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のように手作業で
氷柱を外すことは、容易なことではなく、外気温の低い
冬期においては、作業環境が悪く、迅速に前記氷柱を除
去出来ない。またこの氷柱除去作業で、ルーバーを破損
してしまうおそれもある。この発明の目的は、このよう
な従来の技術の欠点を改良し、冷却塔の送風機を通常運
転とは逆方向に回転し、外気の取り込みに工夫を凝らす
ことにより、前記ルーバー板間などに結氷した氷柱を簡
易、短時間に解かして、前記ルーバー板などから容易に
除去可能な冷却塔を市場に提供することである。この発
明の他の目的は、外気取り込み部及び熱交換器における
結氷を未然に防止することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に特定発明は、冬季において、外気気象条件のうち、少
なくとも冷却塔の設置場所での外気の乾球温度と相対湿
度を測定し、これら測定された乾球温度と相対湿度より
算出された質急温度が氷柱発生条件となったときに、予
め設定してあるタイムスケジュールに基づいて、冷却塔
の送風機の回転方向を正逆制御し、その逆回転時間内に
外気流を、冷却塔の排気口から外気取り込み口に向けて
熱交換器間を通して流し、散布水乃至循環水により外気
流を加温して、この昇温した空気流をこの冷却塔の外気
取り込み口部に向け吹き付け、この外気取り込み口部に
おける結氷の防止乃至結氷した氷柱の解凍を行うことを
特徴とする冷却塔の運転方法とする。
【0005】前記課題を解決するために、この冷却塔の
運転方法における前記算出される湿球温度を少なくとも
2段階に分け、前記タイムスケジュールは、前記湿球温
度の各段階に応じて少なくとも2種のタイムチャートを
含み、前記湿球温度が低いほど前記逆回転時間比を長く
することを特徴とする
【0006】前記課題を解決するために、この冷却塔の
運転方法における前記逆回転時間と正回転時間の比率を
少なくと1対3乃至1:1として、冬季における散布水
乃至循環水の冷却作用を確保することを特徴とする。
【0007】前記課題を解決するために、この冷却塔の
運転方法における前記冷却塔の排気口から取り込んだ外
気を、前記散布水乃至循環水による加温に加えて、他の
熱源により補助加熱することを特徴とする。
【0008】前記課題を解決するために、この冷却塔の
運転方法におけるこの冷却塔の設置場所における風速を
も測定することを特徴とする。
【0009】前記課題を解決するために、関連発明は、
送風機の正回転時に冷却塔の外気取り込み口部から外気
を取り込み、熱交換器と外気流との接触で散布水乃至循
環水を冷却し、排気口から気流を排出する冷却塔におい
て、外気気象条件のうち、少なくとも冷却塔の設置場所
での外気の乾球温度と相対湿度を測定する温度計及び湿
度計が設置してあり、前記計測された乾球温度と相対湿
度の関係が氷柱発生条件となったときに、この冷却塔の
送風機の回転方向を正逆制御するタイムスケジュールが
予め設定されている送風機制御装置が設けてあることを
特徴とする冷却塔とする。
【0010】前記課題を解決するために、この冷却塔に
おける前記氷柱発生気象条件となる外気乾球温度乃至湿
球温度は少なくとも2段階に分けられ、前記タイムスケ
ジュールは、前記計測された乾球温度乃至この乾球温度
に対応する湿球温度の各段階に応じて少なくとも2種の
タイムチャートを含み、外気乾球温度乃至湿球温度が低
いほど前記逆回転時間総和が長く設定されていることを
特徴とする。
【0011】前記課題を解決するために、この冷却塔に
おける前記送風機制御装置は、この送風機の回転数を前
記タイムスケジュールに基づいて変更可能とする制御部
を含むものであることを特徴とする。
【0012】前記課題を解決するために、この冷却塔に
おける前記冷却塔の排気口に取り込んだ外気を補助加熱
する加熱要素が、外気流の通路の一部に設置されている
ことを特徴とする。
【0013】前記課題を解決するために、この冷却塔に
外気取り込み口近傍には風速計が設置され、この風速計
の測定値は、前記送風機制御機器の入力値の一つとして
あることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】実施の形態1 この形態は請求項6、7、8記載の発明の代表的な実施
の形態である。図1において、Aは、密閉型冷却塔であ
り、この冷却塔Aの外気取り込み口部10は複数枚のル
ーバー板11からなる。この冷却塔Aは、隣接する前記
ルーバー板11間を通して、外気を冷却塔本体16内に
取り込み、熱交換器の一種であるフィン付き密閉型熱交
換コイルCと外気流との接触で間接的に前記フィン付き
密閉型熱交換コイルC内を流れる循環冷却水を冷却する
公知の冷却塔である。前記冷却塔Aの設置されている乾
球温度を検出する温度計12と、その相対湿度を測定す
る乾式の湿度計13が設けてある。この温度計12と、
前記湿度計13で計測された乾球温度と相対湿度より算
出される湿球温度が氷柱発生条件となったときに、冷却
塔Aの排気口14に設置された送風機15の回転方向を
正逆制御するタイムスケジュール(図4参照)が予め設
定されている送風機制御装置17が設けてある。前記氷
柱発生気象条件となる前記湿球温度は2段階乃至3段
階、図のものは2段階に分けられ、例えば0度C乃至−
10度C、−10度C以下に区分され、前記タイムスケ
ジュールは、前記外気乾球温度の各区分に応じて2種の
タイムチャートを含み、外気乾球温度が低いほど前記逆
回転時間比が長く設定されている。例えば、湿球温度が
0度C乃至−10度Cの範囲においては、正回転90分
間逆回転30分間を繰り返し、−10度C以下の場合は
30分間毎に逆回転するように、タイムスケジュールが
組んである。これらタイムスケジュールは例示であっ
て、限定的な意味はない。前記送風機15には、電動モ
ータの一種であるインバータモータ19が設けてあり、
このインバータモータ19の回転数を変更可能とする制
御部がこの制御装置17に設けてある。なお、風速計
(図示せず)を冷却塔Aのルーバー板11近傍に設置
し、この風速計の測定値を、前記送風機制御機器17の
入力値の一つとすることもある(請求項12記載の発明
の代表的な実施の形態に対応)。この風速に加えて、風
向きを測定することが好ましい。なお、前記外気乾球温
度のみにより、経験則に基づいた係数乃至函数式より近
似の湿球温度を算出し、この値によりタイムスケジュー
ルを選択する値とする方法及び装置も、この発明の態様
の一つである。
【0015】この実施の形態1の作用を、請求項1、
2、3記載の方法発明の代表的な実施の形態として説明
する。冬期を除く季節においては、前記送風機制御装置
17により、この冷却塔Aの排気口14に設置された送
風機15を正回転し、前記する前記ルーバー板11間を
通して、外気を冷却塔本体16内に取り込み、前記熱交
換コイル12と外気流との接触で間接的に前記熱交換コ
イル12内を流れる循環冷却水をを冷却する。
【0016】冬期において、前記温度計12と前記湿度
計13により、冷却塔Aの設置場所における乾球温度と
相対湿度を測定し、この乾球温度と相対湿度より算出さ
れた湿球温度係が前記ルーバー板11間に氷柱が発生す
る条件となると、前記送風機制御装置17に予め設定し
てあるタイムチャートが自動または手動で選択され、前
記送風機15の回転方向を正逆制御する。この送風機1
5が逆転している設定時間例えば20分から30分内に
おいては、前記冷却塔Aの前記外気取り込み口部10か
らの外気の取り込みは停止し、この冷却塔Aの排気口1
4からこの冷却塔Aの本体16内に外気を取り込み、前
記熱交換コイル12を通して外気取り込み口部10側へ
外気を流し、この熱交換コイル12との接触に伴い循環
冷却水を間接的に冷却し自身昇温した温風を前記ルーバ
ー板11の内面側からこれに吹き付ける。この温風によ
り、前記ルーバー板11間を塞いでいる氷柱を解凍し、
前記ルーバー板11から脱落させ、前記ルーバー板11
間を開放状態とする。前回の測定した乾球温度より次回
に測定された乾球温度が低い区分に属する場合には、前
回のものに代えて、送風機15の逆転設定時間比が長い
別のタイムチャートを選択する。前記逆回転時間と正回
転時間の比率を少なくと1対3乃至1:1以上として、
冬季における散布水乃至循環水の冷却作用を確保するこ
とが、冷却塔Aの冷却能上好ましい。
【0017】前記逆転運転後、前記送風機15を前記タ
イムチャートに従って正回転し、前記隣接する前記ルー
バー板11間を通して、外気を取り込み、前記熱交換コ
イル12と外気流との接触で間接的に前記熱交換コイル
12内を流れる循環冷却水を冷却する。前記モータ19
が設定時間正回転を継続した後、再び前記乾球温度及び
相対湿度を測定し、再び氷柱発生条件を満たしていれ
ば、再びモータ19は逆回転される。以下この作用が繰
り返される。前記風速計により、ルーバー板11間を流
れる外気流の風速を計測する場合には、より的確に結氷
発生時期を捕捉して前記送風機15の正逆回転制御を行
う。
【0018】実施の形態2 この形態は請求項9記載の発明の代表的な実施の形態で
ある。実施の形態1と異なる構成は、次の通りである。
前記冷却塔Aの排気口14に取り込んだ外気を排気口1
4の下側で補助加熱する加熱要素20が、排気口14の
下方で前記排気口14と熱交換コイル12間に配置され
た混合室14A内に設置されている。前記冷却塔Aの下
部水槽21内にも、散布水加熱用のヒーター21が設置
されている(図2参照)。前記過熱要素20はモータ1
9が逆転するときにだけオンとなるようにしてある。そ
の他、実施の形態1と同一の符号は、同一の構成を意味
する。
【0019】実施の形態1と異なる作用は次の通りであ
る。前記氷柱の解凍乃至結氷防止時期には、前記ヒータ
ー21をオンし、モータ逆転時に外気流を排気口14下
側に位置する前記混合室14A内で前記加熱要素20に
より加熱すると共に、熱交換コイル12上に散布される
散布水を前記ヒーター21により加熱し、前記氷柱の解
凍を促進すると共に、前記ルーバー板11及び熱交換コ
イル12における結氷の発生を防止する(請求項4記載
の発明の代表的な実施の形態に対応)。また、散布水が
混合室14A内及びエリミネーター部分で氷結するのを
防止する。なお、必要に応じて、前記散布水を冷却塔の
下部水槽22内で別のヒーター23により補助加熱し、
この下部水槽22から上部水槽24に汲み上げて、前記
熱交換コイル12上に散布市、前記氷柱の解凍を促進す
ることが望ましい。その他、実施の形態1と同一の符号
は、同様の作用を為す。
【0020】実施の形態3 実施の形態1と異なる構成は、冷却塔A1が気液直接接
触型即ち開放型冷却塔であり、この冷却塔A1は、隣接
するルーバー板11間を通して、外気を取り込み、熱交
換器の一種である開放型熱交換器である充填板C1と外
気流との直接接触で充填板C1表面を流れる散布水を冷
却するものである(図3参照)。その他、実施の形態1
と同一の符号は、同一の構成で、同一の作用を為す。
【0021】
【発明の効果】請求項1、2、3、4、5記載の各発明
においては、冬季において、外気気象条件のうち、少な
くとも冷却塔の設置場所での外気の乾球温度と相対湿度
を測定し、これら乾球温度と相対湿度から求めた湿球温
度が氷柱発生温度となったときに、予め設定してあるタ
イムスケジュールに基づいて、冷却塔の送風機の回転方
向を正逆制御し、その逆回転時間内に外気流を、冷却塔
の排気口から外気取り込み口に向けて熱交換器間を通し
て流素ことにより、散布水乃至循環水により外気流を加
温して、この昇温した空気流をこの冷却塔の外気取り込
み口部に向け吹き付けるが出来、この吹き付けにより、
短時間にルーバー板間に発生した氷柱を解凍し、前記外
気取り込み口部から容易に脱落でき、外気取り込み口部
を正常な状態に復帰でき、冷却塔本来の機能を早急に回
復することが出来る。更に、この外気取り込み口部での
結氷を未然に防止できる。また送風機の逆転中において
も気流方向が逆になるだけで、殊に密閉型熱交換器にお
ける熱交換作用は正逆切替時の送風機の停止期間のみ、
途切れるだけでその他逆転運転時も、熱交換作用は継続
する効果を奏する。
【0022】請求項2記載の発明においては、前記氷柱
発生気象条件となる算出される湿球温度を少なくとも2
段階に分け、前記タイムスケジュールは、前記外気乾球
温度乃至湿球温度の各段階に応じて少なくとも2種のタ
イムチャートを含み、外気乾球温度乃至湿球温度が低い
ほど前記逆回転時間を長くすることにより、きめ細かく
外気乾球温度乃至外気湿球温度に対応して、送風機の回
転方向、その回転時間を制御でき、前記効果を顕著に発
揮できる。請求項3記載の発明においては、前記逆回転
時間と正回転時間の比率を少なくと1対3乃至1:1と
して、冬季における散布水乃至循環水の冷却作用を確保
することにより、前記効果に加えて、冬季における冷却
塔の冷却能を充分に発揮できる。請求項4記載の発明に
おいては、前記効果に加えて、前記冷却塔の排気口に取
り込んだ外気を、前記散布水乃至循環水による加温に加
えて、他の熱源により補助加熱することにより、外気流
の昇温を積極的に行うことができ、前記外気取り込み口
部及び熱交換器における氷柱の解凍、結氷の防止をより
確実に行うことができる。請求項5記載の発明において
は、前記風速をも考慮して前記効果を発揮できる。
【0023】請求項6、7、8、9、10記載の発明に
おいては、請求項1記載の方法発明を実施でき、その効
果を発揮できる。殊に請求項7記載の発明においては、
請求項2記載の方法発明を実施でき、その効果を発揮で
きる。請求項8記載の発明においては、前記効果に加え
て、送風機の回転数を変更して、外気の排気口からの取
り込み量を変更できる。請求項9記載の発明において
は、請求項4記載の方法発明を実施でき、その効果を発
揮できる。請求項10記載の発明においては、前記外気
取り込み口部近傍における風速を考慮して前記効果を発
揮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の全体を示す概略正面図である。
【図2】実施の形態2の全体を示す概略図である。
【図3】実施の形態3の全体を示す概略図である。
【図4】実施の形態1におけるタイムチャートの一例を
示す線図である。
【符号の説明】
11 ルーバー板 15 送風機 17 送風機制御装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冬季において、外気気象条件のうち、少な
    くとも冷却塔の設置場所での外気の乾球温度と相対湿度
    を測定し、これら測定された乾球温度と相対湿度より算
    出した湿球温度が氷柱発生条件となったときに、予め設
    定してあるタイムスケジュールに基づいて、冷却塔の送
    風機の回転方向を正逆制御し、その逆回転時間内に外気
    流を、冷却塔の排気口から外気取り込み口に向けて熱交
    換器間を通して流し、散布水乃至循環水により外気流を
    加温して、この昇温した空気流をこの冷却塔の外気取り
    込み口部に向け吹き付け、この外気取り込み口部におけ
    る結氷の防止乃至結氷した氷柱の解凍を行うことを特徴
    とする冷却塔の運転方法。
  2. 【請求項2】前記算出される湿球温度を少なくとも2段
    階に分け、前記タイムスケジュールは、前記湿球温度の
    各段階に応じて少なくとも2種のタイムチャートを含
    み、前記湿球温度が低いほど前記逆回転時間比を長くす
    ることを特徴とする請求項1記載の冷却塔の運転方法。
  3. 【請求項3】前記逆回転時間と正回転時間の比率を少な
    くと1対3乃至1:1として、冬季における散布水乃至
    循環水の冷却作用を確保することを特徴とする請求項1
    または2記載の冷却塔の運転方法。
  4. 【請求項4】前記冷却塔の排気口から取り込んだ外気
    を、前記散布水乃至循環水による加温に加えて、他の熱
    源により補助加熱することを特徴とする請求項1、2ま
    たは3記載冷却塔の運転方法。
  5. 【請求項5】この冷却塔の設置場所における風速をも測
    定することを特徴とする請求項1、2、3または4記載
    冷却塔の運転方法。
  6. 【請求項6】送風機の正回転時に冷却塔の外気取り込み
    口部から外気を取り込み、熱交換器と外気流との接触で
    散布水乃至循環水を冷却し、排気口から気流を排出する
    冷却塔において、外気気象条件のうち、少なくとも冷却
    塔の設置場所での外気の乾球温度と相対湿度を測定する
    温度計及び湿度計が設置してあり、前記計測された乾球
    温度と相対湿度より算出された湿球温度が氷柱発生条件
    となったときに、この冷却塔の送風機の回転方向を正逆
    制御するタイムスケジュールが予め設定されている送風
    機制御装置が設けてあることを特徴とする冷却塔。
  7. 【請求項7】前記氷柱発生気象条件となる外気乾球温度
    乃至湿球温度は少なくとも2段階に分けられ、前記タイ
    ムスケジュールは、前記計測された乾球温度乃至この乾
    球温度に対応する湿球温度の各段階に応じて少なくとも
    2種のタイムチャートを含み、外気乾球温度乃至湿球温
    度が低いほど前記逆回転時間比が長く設定されているこ
    とを特徴とする請求項7記載の冷却塔
  8. 【請求項8】前記送風機制御装置は、この送風機の回転
    数を前記タイムスケジュールに基づいて変更可能とする
    制御部を含むものであることを特徴とする請求項6また
    は7記載の冷却塔。
  9. 【請求項9】前記冷却塔の排気口より取り込んだ外気を
    前記送風機の逆転時のみ加熱する加熱要素が、外気流の
    通路の一部に設置されていることを特徴とする請求項
    6、7または8記載の冷却塔。
  10. 【請求項10】外気取り込み口近傍には風速計が設置さ
    れ、この風速計の測定値は、前記送風機制御機器の入力
    値の一つとしてあることを特徴とする請求項6、7、8
    または9記載の冷却塔。
JP2001008735A 2001-01-17 2001-01-17 冷却塔の運転方法とこの冷却塔 Pending JP2002213898A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001008735A JP2002213898A (ja) 2001-01-17 2001-01-17 冷却塔の運転方法とこの冷却塔

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001008735A JP2002213898A (ja) 2001-01-17 2001-01-17 冷却塔の運転方法とこの冷却塔

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002213898A true JP2002213898A (ja) 2002-07-31
JP2002213898A5 JP2002213898A5 (ja) 2005-09-08

Family

ID=18876313

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001008735A Pending JP2002213898A (ja) 2001-01-17 2001-01-17 冷却塔の運転方法とこの冷却塔

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002213898A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008128558A (ja) * 2006-11-21 2008-06-05 Kawasaki Thermal Engineering Co Ltd 吸収冷温水機の省エネルギー制御運転方法及び装置
JP2008151481A (ja) * 2006-12-20 2008-07-03 Kawasaki Thermal Engineering Co Ltd 冷凍機の省エネルギー制御運転方法及び装置
CN103591814A (zh) * 2013-11-29 2014-02-19 大唐太原第二热电厂 一种间接空冷机组空冷塔系统的防冻装置
JP2015502513A (ja) * 2011-10-21 2015-01-22 プライム デイタム、インコーポレーテッド 可変処理制御を有する直結駆動ファンシステム
KR20190110734A (ko) * 2018-03-21 2019-10-01 한국전력공사 밀폐형 팽창탱크 및 자동 압력제어 방식 변압기 수냉각 시스템
CN110793378A (zh) * 2019-10-15 2020-02-14 东南大学 一种自然通风冷却塔防冻系统及冷却水温度控制方法
CN112284160A (zh) * 2020-10-29 2021-01-29 中金汇融(昆山)信息科技有限公司 一种预防冷却塔冬季结冰的防护装置
JP2021046959A (ja) * 2019-09-17 2021-03-25 株式会社前川製作所 冷却装置の運転方法および冷却装置

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008128558A (ja) * 2006-11-21 2008-06-05 Kawasaki Thermal Engineering Co Ltd 吸収冷温水機の省エネルギー制御運転方法及び装置
JP2008151481A (ja) * 2006-12-20 2008-07-03 Kawasaki Thermal Engineering Co Ltd 冷凍機の省エネルギー制御運転方法及び装置
JP2015502513A (ja) * 2011-10-21 2015-01-22 プライム デイタム、インコーポレーテッド 可変処理制御を有する直結駆動ファンシステム
JP2018084407A (ja) * 2011-10-21 2018-05-31 プライム デイタム、インコーポレーテッド 冷却塔システム用可変プロセス制御システム
CN103591814A (zh) * 2013-11-29 2014-02-19 大唐太原第二热电厂 一种间接空冷机组空冷塔系统的防冻装置
KR20230070184A (ko) * 2018-03-21 2023-05-22 한국전력공사 밀폐형 팽창탱크 및 자동 압력제어 방식 변압기 수냉각 시스템
KR102531478B1 (ko) 2018-03-21 2023-05-12 한국전력공사 밀폐형 팽창탱크 및 자동 압력제어 방식 변압기 수냉각 시스템
KR20230067594A (ko) * 2018-03-21 2023-05-16 한국전력공사 밀폐형 팽창탱크 및 자동 압력제어 방식 변압기 수냉각 시스템
KR20230069070A (ko) * 2018-03-21 2023-05-18 한국전력공사 밀폐형 팽창탱크 및 자동 압력제어 방식 변압기 수냉각 시스템
KR20190110734A (ko) * 2018-03-21 2019-10-01 한국전력공사 밀폐형 팽창탱크 및 자동 압력제어 방식 변압기 수냉각 시스템
KR20230070419A (ko) * 2018-03-21 2023-05-23 한국전력공사 밀폐형 팽창탱크 및 자동 압력제어 방식 변압기 수냉각 시스템
KR102535447B1 (ko) 2018-03-21 2023-05-26 한국전력공사 밀폐형 팽창탱크 및 자동 압력제어 방식 변압기 수냉각 시스템
KR102534986B1 (ko) 2018-03-21 2023-05-26 한국전력공사 밀폐형 팽창탱크 및 자동 압력제어 방식 변압기 수냉각 시스템
KR102537970B1 (ko) 2018-03-21 2023-05-31 한국전력공사 밀폐형 팽창탱크 및 자동 압력제어 방식 변압기 수냉각 시스템
KR102537971B1 (ko) 2018-03-21 2023-05-31 한국전력공사 밀폐형 팽창탱크 및 자동 압력제어 방식 변압기 수냉각 시스템
JP2021046959A (ja) * 2019-09-17 2021-03-25 株式会社前川製作所 冷却装置の運転方法および冷却装置
CN110793378A (zh) * 2019-10-15 2020-02-14 东南大学 一种自然通风冷却塔防冻系统及冷却水温度控制方法
CN112284160A (zh) * 2020-10-29 2021-01-29 中金汇融(昆山)信息科技有限公司 一种预防冷却塔冬季结冰的防护装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5493870A (en) Air conditioning apparatus for vehicle
JP2000274977A (ja) 熱交換装置及び熱抽出法
JP2004251554A (ja) ヒートポンプ用室外熱交換器
JP2002213898A (ja) 冷却塔の運転方法とこの冷却塔
JP5484937B2 (ja) 室外機および空気調和機
CN112672623A (zh) 通风装置及其控制方法和电子设备
JP5496015B2 (ja) 電子装置用冷却装置及び冷却装置の冷却液温度制御方法
JP3371239B2 (ja) 空気調和機の制御方法及び装置
JP2012117775A (ja) 冷凍・冷蔵機器の負荷側装置
JP3953305B2 (ja) フリークーリング用の密閉型冷却塔
JP3933426B2 (ja) 冷却塔の運転方法とこれに使用する冷却塔
JP2003194492A (ja) フリークーリングにおける氷結時の開放式冷却塔の運転方法とこれに使用される開放式冷却塔
JP6251884B2 (ja) 除湿装置
JP2003254693A (ja) 空調設備の冷却塔
CN213631670U (zh) 具有防冻功能的节水消雾冷却塔
JPH0334584Y2 (ja)
JP2002206874A (ja) 冷却塔の運転方法と、凍結防止機能を有する冷却塔及びこの冷却塔用のルーバー
JPH05302780A (ja) 冷凍装置
JPH0522730Y2 (ja)
JP6052494B2 (ja) 空気調和装置
JP3933401B2 (ja) 冷却塔の運転方法とその冷却塔及び冷却塔における送風量制御方法
JP2009281659A (ja) 冷凍サイクル装置
JP2788716B2 (ja) 冷却器における霜取り構造
JP6797029B2 (ja) パワーコンディショナ
JPH0673622U (ja) ヒートポンプ式エアコンの室外側熱交換装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050322

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050322

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070216

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070403

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070419

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20070806

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070904

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080108