JP2021046959A - 冷却装置の運転方法および冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業者が手動で氷をたたき割ることなく、安全かつ自動に運転することのできる冷却塔の運転方法を提供する。【解決手段】冷却装置の運転方法は、送風機62を運転して、外気を吸込口61Aから導入して、熱交換器63によって不凍液と熱交換された外気を吹出口61Bから排出する第1工程と、送風機を運転して、外気を吹出口から導入して、熱交換器によって不凍液と熱交換された外気を吸込口から排出する第2工程と、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、冷却装置の運転方法および冷却装置に関する。
冷凍サイクルの凝縮器において、冷媒(アンモニアやフロン)を冷却して液化する方法として、空冷式や水冷式が存在する。水冷式では、冷媒の冷却に冷却水または不凍液が用いられる。冷媒から凝縮熱を奪った冷却水または不凍液は、冷却塔で外気等を使い冷却され、再び凝縮器に供給し冷媒を冷却する。
一方、空冷式凝縮器では、冷媒が外気で直接冷却される。空冷式では構造的な複雑さを持たない点がメリットであるが、気体(冷媒)と気体(外気)との熱交換率の悪さによる装置の大型化というデメリットが存在するため、特別な理由が無ければ通常は用いられない。
水冷式凝縮器の熱交換率は空冷式凝縮器より高いが、冷却水または不凍液の凝縮熱を排熱する冷却塔が必要になり、冬期は凍結管理が必要になる。このため、本州以南では水冷式凝縮器が多く用いられてきた。一方、冬期の寒さの厳しい北海道地区(寒冷地区)では、空冷式凝縮器が多く使用されていた。
しかしながら、北海道地区においても冷凍装置のコンパクト化や高COPを目指して、水冷式凝縮器の導入が始まり、それに従い冷却塔(冷却装置に相当)も使用されてきている。
冷却塔としては、例えば下記の特許文献1に示すように、散布水を上部から散布するノズル、外気を導入する送風機、および水または不凍液が散布水および外気と熱交換する熱交換器を有する密閉式冷却塔が知られている。密閉式冷却塔では、水または不凍液は、散布水、および送風機が吸い込んだ外気により冷却される。
特開昭60−232491号公報
寒冷地区において、水冷式凝縮器を採用した場合、冷却塔において外気を吸い込む吸込口に氷が生成して吸込口が詰まってしまい、送風機の動力が増加し好ましくない。また寒冷地区において、水冷式凝縮器を採用した場合、生成した氷によって送風機の破損が生じた。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、冷却装置の内部に氷が生成または成長することを抑制して、送風機の動力が増加することなく、自動で連続運転することのできる冷却装置の運転方法および冷却装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明に係る冷却装置の運転方法は、吸込口から外気を導入して吹出口から前記外気を排気する送風機、および前記送風機によって導入した前記外気と熱交換して水または不凍液が冷却される熱交換器を有する冷却装置の運転方法である。冷却装置の運転方法は、前記送風機を運転して、前記外気を前記吸込口から導入して、前記熱交換器によって前記水または前記不凍液と熱交換された前記外気を前記吹出口から排出する第1工程と、前記送風機を運転して、前記外気を前記吹出口から導入して、前記熱交換器によって前記水または前記不凍液と熱交換された前記外気を前記吸込口から排出する第2工程と、を有する。
また、上記目的を達成する本発明に係る冷却装置は、吸込口から外気を導入して吹出口から前記外気を排気する送風機、前記送風機によって導入した前記外気と熱交換して水または不凍液が冷却される熱交換器、および前記送風機の回転を制御する制御部を有する冷却装置である。前記制御部は前記送風機を運転することによって、前記外気を前記吸込口から導入して、前記熱交換器によって前記水または前記不凍液と熱交換された前記外気を前記吹出口から排出する。また、前記制御部は前記送風機を運転することによって、前記外気を前記吹出口から導入して、前記熱交換器によって前記水または前記不凍液と熱交換された前記外気を前記吸込口から排出する。
上述の冷却装置の運転方法および冷却装置によれば、第2工程において、送風機を運転して、外気を前記吹出口から導入して、熱交換器によって水または不凍液と熱交換された外気を吸込口から排出する。このため、吹出口から導入された外気は、水または不凍液と熱交換されることによって、温められた状態で、吸込口から排出される。よって、吸込口に生成された氷を融解することができる。一方、第2工程を続けると、熱交換器の吸込口側と反対側(熱交換器の内側)に氷が生成する。そこで、第1工程を行うことによって、吸込口から導入された外気は、水または不凍液と熱交換されることによって、温められた状態で、熱交換器を通過して、吹出口から排出される。よって熱交換器の内側に生成された氷を融解することができる。したがって、第1工程および第2工程を所定の時間おきに、繰り返し行うことによって、冷却装置の内部に氷が生成または成長することを抑制して、送風機の動力が増加することなく、自動で連続運転することができる。
本実施形態に係る冷凍装置の全体構成図である。 本実施形態に係る冷却塔の概略図であって、正転工程における外気の流れを示す図である。 逆転工程における外気の流れを示す図である。 吸込口に氷が生成された様子を示す写真である。 逆転工程によって氷が融解する様子を示す写真である。 変形例に係る冷却塔の概略図であって、正転工程における外気の流れを示す図である。 変形例に係る冷却塔の、逆転工程における外気の流れを示す図である。
本発明の実施形態を、図1、図2を参照しつつ説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
図1は、本実施形態に係る冷凍装置1の全体構成図である。図2は、本実施形態に係る冷却塔60の概略図である。
まず、本実施形態に係る冷却塔60が用いられる冷凍装置1の構成について説明する。
冷凍装置1は、図1に示すように、冷凍庫10と、CO冷媒が循環する循環ライン20と、CO冷媒を貯留するためのCO受液器30と、アンモニア冷媒が循環する循環ライン46を備えるアンモニア冷凍サイクル40と、不凍液が循環する冷却回路50と、冷却回路50に接続される冷却塔60と、を有する。
冷凍庫10は、公知の冷凍庫であるため、詳細な説明は省略する。
循環ライン20は、CO冷媒が循環するように構成されている。循環ライン20は、図1に示すように、CO受液器30から、冷凍庫10に液状のCO冷媒を送るCO送りライン21と、冷凍庫10から出てくる気液混合のCO冷媒をCO受液器30に戻すCO戻りライン22と、ガス化したCO冷媒を再液化する再液化ライン23と、を有する。
CO送りライン21は、図1に示すように、CO受液器30の下方に接続されている。また、CO戻りライン22は、図1に示すように、CO受液器30の上方に接続されている。
また、CO送りライン21には第1ポンプP1が設けられ、第1ポンプP1によってCO受液器30内の液状のCO冷媒は、冷凍庫10に流れる。
再液化ライン23は、CO受液器30の上方に接続されている。CO受液器30内のガス状のCO冷媒は、再液化ライン23を通る際に、後述するアンモニア冷凍サイクル40の熱交換器41によって再液化される。そして、再液化された液状のCO冷媒は、CO受液器30に戻る。
アンモニア冷凍サイクル40は、アンモニア冷媒が循環する。アンモニア冷凍サイクル40は、ガス状のCO冷媒を冷却して液化する。アンモニア冷凍サイクル40は、図1に示すように、蒸発器としての熱交換器(カスケードコンデンサ)41と、圧縮機である冷凍機42と、凝縮器43と、アンモニア受液器44と、膨張弁45と、アンモニア冷媒が循環する循環ライン46と、を有する。
熱交換器41において、ガス状のCO冷媒の熱により蒸発したアンモニア冷媒ガスは冷凍機42によって圧縮され、高温高圧のアンモニア冷媒ガスは凝縮器43において冷却されて凝縮し、液化したアンモニア冷媒液はアンモニア受液器44に貯留され、アンモニア受液器44のアンモニア冷媒液は膨張弁45に送られて膨張され、低圧のアンモニア冷媒液は熱交換器41に送られてガス状のCO冷媒の冷却に用いられる。
凝縮器43には、冷却回路50が導設されている。冷却回路50を循環する液体としては、冷凍装置1の停止中に冷却回路50に滞留した液体の凍結事故を防ぐ観点から、不凍液を用いることが好ましい。冷却回路50を循環する不凍液は、凝縮器43でアンモニア冷媒によって加熱される。なお、冷却回路50を循環する液体としては、不凍液に限定されず、冷却水であってもよい。
冷却回路50は、冷却塔60に接続される。不凍液は、冷却水ポンプ51によって、冷却回路50を循環する。凝縮器43でアンモニア冷媒の排熱を吸収した不凍液は、冷却塔60で外気および散布水と接触し、散布水の蒸発潜熱によって冷却される。
次に、図2、図3を参照して、本実施形態に係る冷却塔(冷却装置に相当)60の構成について詳述する。図2は、正転工程における外気の流れを示す図である。図3は、逆転工程における外気の流れを示す図である。
本実施形態において、冷却塔60は、密閉式の冷却塔60である。密閉式の冷却塔60であれば、不凍液は直接外気と接触することがないため、不凍液が汚れにくく、冷却塔60のメンテナンスの頻度を抑えることができる。
冷却塔60は、図2に示すように、ケーシング61と、送風機62と、熱交換器63と、散水管64と、散水ポンプ65と、制御部(不図示)と、を有する。
ケーシング61は、図2に示すように、熱交換器63の外側に設けられる吸込口61Aと、送風機62の上方に設けられる吹出口61Bと、を有する。
送風機62は、ケーシング61の内部に配置される。送風機62は、不図示のモーターによって回転される。送風機62は例えば3枚のブレードによって構成される。送風機62が正転回転することによって、図2に示すように、外気を吸込口61Aから導入して、熱交換器63において不凍液と熱交換された外気を吹出口61Bから排出する。また、送風機62が逆転回転することによって、図3に示すように、外気を吹出口61Bから導入して、熱交換器63において不凍液と熱交換された外気を吸込口61Aから排出する。
熱交換器63は、ケーシング61の内部に配置される。熱交換器63は、銅管コイルによって形成される。熱交換器63の中を通過する不凍液は、散布水および外気と熱交換して、冷却される。
散水管64は、ケーシング61の内部に配置される。散水管64には、散布水が循環する。散水管64の先端に設けられるノズル64Aから吐出される散布水は、熱交換器63に向けて散布される。
散水ポンプ65は、ケーシング61の下方に貯蔵された散布水をノズル64Aに向けてくみ上げる。
以上のように構成された冷却塔60において、不凍液がケーシング61内に設けられた熱交換器63内を通過する。このとき、熱交換器63には、ノズル64Aから吐出された散布水がかかって、この散布水が蒸発するときの蒸発潜熱で熱交換器63を通過する不凍液が冷却される。
制御部は、送風機62を回転させるモーターの正転回転・逆転回転を制御する。制御部は、公知のCPUを用いることができる。
以上、冷凍装置1および冷却塔60の構成について説明した。次に、本実施形態に係る冷却塔60の運転方法を実施例として説明する。なお、本発明は下記の実施例のみに限定されるものではない。
送風機62を正転回転させたとき(正転工程、第1工程)、図2に示すように、吸込口61Aから導入された外気は、不凍液と熱交換されることによって、温められた状態で、熱交換器63を通過して、吹出口61Bから排出される。このとき、不凍液は、散布水の蒸発潜熱および外気によって冷却される。
例えば、北海道地区(寒冷地区)において正転工程を続けていると、ケーシング61の吸込口61Aに氷が生成した(図4参照)。また、凍結に伴って、冷却塔60の送風機62の3枚のブレードのうち2枚が欠損した。原因としては、ブレードに付着した氷の成長と、熱交換器63の氷の詰まりによる送風機62の静圧上昇によるベアリング劣化と考えられる。また、送風機62の動力が1割程度増加した。
なお正転工程においては、熱交換器63の内側63Aには氷は生成せず、氷は吸込口61Aに生成される傾向があった。これは、吸込口61Aから導入された外気は、不凍液と熱交換されることによって、温められた状態で、熱交換器63の内側63Aを通過するためであると考えられる。
そこで、送風機62を逆転回転したところ(逆転工程、第2工程)、吹出口61Bから導入された外気は、熱交換器63を通過する際に温められて、吸込口61Aから排出されて、吸込口61Aに生成された氷を融解した(図5参照)。また、送風機62の動力は元の動力に戻すことができた。
さらに、例えば、北海道地区(寒冷地区)において逆転工程を続けていると、熱交換器63の内側63Aに氷が生成した。
そこで、送風機62を正転運転したところ(正転工程)、吸込口61Aから導入された外気は、熱交換器63を通過する際に温められて、吹出口61Bから排出されて、熱交換器63の内側63Aに生成された氷を融解した。
上記の正転工程および逆転工程を、冬季の間、一日おきに繰り返し行うことによって、冷却塔60の内部に氷が生成または成長することを抑制して、送風機62の動力が増加することなく、自動で連続運転することができた。
以上説明したように、本実施形態に係る冷却塔60の運転方法は、吸込口61Aから外気を導入して吹出口61Bから外気を排気する送風機62、および送風機62によって導入した外気と熱交換して不凍液が冷却される熱交換器63を有する冷却塔60の運転方法である。冷却塔60の運転方法は、送風機62を運転して、外気を吸込口61Aから導入して、熱交換器63によって不凍液と熱交換された外気を吹出口61Bから排出する正転工程(第1工程)と、送風機62を運転して、外気を吹出口61Bから導入して、熱交換器63によって不凍液と熱交換された外気を吸込口61Aから排出する逆転工程(第2工程)と、を有する。この方法によれば、第2工程において、送風機62を運転して、外気を吹出口61Bから導入して、熱交換器63によって不凍液と熱交換された外気を吸込口61Aから排出する。このため、吹出口61Bから導入された外気は、不凍液と熱交換されることによって、温められた状態で、吸込口61Aから排出される。よって、吸込口61Aに生成された根氷を融解することができる。一方、第2工程を続けると、熱交換器63の内側63Aに氷が生成する。そこで、第1工程を行うことによって、吸込口61Aから導入された外気は、不凍液と熱交換されることによって、温められた状態で、熱交換器63を通過して、吹出口61Bから排出される。よって熱交換器63の内側63Aに生成された氷を融解することができる。したがって、第1工程および第2工程を所定の時間おきに、繰り返し行うことによって、冷却塔60の内部に氷が生成または成長することを抑制して、送風機62の動力が増加することなく、自動で連続運転することができる。
また、本実施形態に係る冷却塔60の運転方法は、密閉式冷却塔に用いられる。このため、不凍液は直接外気と接触することがないため、不凍液が汚れにくく、冷却塔60のメンテナンスの頻度を抑えることができる。
また、第1工程では、送風機62を正転運転して、第2工程では、送風機62を逆転運転する。このため、第1工程から第2工程に切り替える際に、送風機62の上下を反転するように付け替える必要がなく、作業性が向上する。
また、正転工程および逆転工程を順次繰り返す。この運転方法によれば、冷却塔60の内部に氷が生成することなく連続的に運転することができる。このため、送風機62のブレードの破損を確実に防止することができる。
また、以上説明したように、本実施形態における冷却塔60は、吸込口61Aから外気を導入して吹出口61Bから外気を排気する送風機62、送風機62によって導入した外気と熱交換して不凍液が冷却される熱交換器63、および送風機62の回転を制御する制御部を有する。制御部は送風機62を運転することによって、外気を吸込口61Aから導入して、熱交換器63によって不凍液と熱交換された外気を吹出口61Bから排出し、制御部は送風機62を運転することによって、外気を吹出口61Bから導入して、熱交換器63によって不凍液と熱交換された外気を吸込口61Aから排出する。この構成によれば、第2工程において、送風機62を運転して、外気を吹出口61Bから導入して、熱交換器63によって不凍液と熱交換された外気を吸込口61Aから排出する。このため、吹出口61Bから導入された外気は、不凍液と熱交換されることによって、温められた状態で、吸込口61Aから排出される。よって、吸込口61Aに生成された根氷を融解することができる。一方、第2工程を続けると、熱交換器63の内側63Aに氷が生成する。そこで、第1工程を行うことによって、吸込口61Aから導入された外気は、不凍液と熱交換されることによって、温められた状態で、熱交換器63を通過して、吹出口61Bから排出される。よって熱交換器63の内側63Aに生成された氷を融解することができる。したがって、第1工程および第2工程を所定の時間おきに、繰り返し行うことによって、冷却塔60の内部に氷が生成または成長することを抑制して、送風機62の動力が増加することなく、自動で連続運転することができる。
<変形例>
次に、図6、図7を参照して、変形例に係る冷却塔160の構成について説明する。図6は、変形例に係る冷却塔160の構成を示す概略図であって、正転工程における外気の流れを示す図である。図7は、変形例に係る冷却塔160の概略図であって、逆転工程における外気の流れを示す図である。
変形例に係る冷却塔160は、上述した実施形態に係る冷却塔60と比較して、開放式である点が異なる。なお、上記実施形態に係る冷却塔60と同一の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
変形例に係る冷却塔160は、開放式の冷却塔である。開放式の冷却塔160であれば、外気と冷却水を直接接触させるため、冷却効率がよく、冷却塔160自体をコンパクト化することができる。
冷却塔160は、図6に示すように、ケーシング61と、送風機62と、充填材(熱交換器)163と、散水管164と、制御部と、を有する。ケーシング61、送風機62、および制御部は、上述した実施形態に係る冷却塔60と同一の構成であるため、説明は省略する。
開放式の冷却塔160を用いる場合、冷却回路50を循環する液体としては粘性の高い不凍液を用いることは不適切で、冷却水が用いられる。
充填材163は、ケーシング61の内部に配置される。充填材163は、上部から散布された冷却水の冷却塔160内の滞留時間を長くするために用いられる。
散水管164は、ケーシング61の内部に配置される。散水管164には、冷却回路50を循環する冷却水が循環する。散水管164の先端に設けられるノズル164Aから吐出される冷却水は、充填材163に向けて散布される。
以上のように構成された冷却塔160において、冷却回路50からの冷却水は散水管164によって充填材163へ散水され、充填材163に沿って流下する間に空気と接触し、蒸発潜熱で冷却される。
変形例に係る冷却塔160の運転方法は、上述した実施形態に係る冷却塔60の運転方法と同様であるため、説明は省略する。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内で種々改変することができる。
例えば、上述した実施形態では、正転工程および逆転工程は、1日おきに繰り返していたが、正転工程および逆転工程を行う期間は、本発明の効果を奏する期間であれば、1日に限定されない。
また、上述した実施形態では、冷凍サイクルの冷媒としてアンモニアを用いたが、これに限らずフロンや他の自然冷媒を用いてもよい。
また、上述した実施形態では、送風機62の上下を反転することなく、第1工程(正転工程)から第2工程(逆転工程)に切り替えた。しかしながら、第1工程から第2工程に切り替える際に、送風機62の上下を反転するように付け替えてもよい。このとき、第1工程および第2工程では、送風機62を正転させることによって、上述した効果を奏することができる。
また、上述した実施形態では、冷却装置の一例として冷却塔60を例に挙げて説明した。しかしながら、本発明は他の公知の冷却装置にも適用することができる。
60、160 冷却塔、
61A 吸込口、
61B 吹出口、
62 送風機、
63 熱交換器、
163 充填材(熱交換器)。

Claims (5)

  1. 吸込口から外気を導入して吹出口から前記外気を排気する送風機、および前記送風機によって導入した前記外気と熱交換して水または不凍液が冷却される熱交換器を有する冷却装置の運転方法であって、
    前記送風機を運転して、前記外気を前記吸込口から導入して、前記熱交換器によって前記水または前記不凍液と熱交換された前記外気を前記吹出口から排出する第1工程と、
    前記送風機を運転して、前記外気を前記吹出口から導入して、前記熱交換器によって前記水または前記不凍液と熱交換された前記外気を前記吸込口から排出する第2工程と、を有する冷却装置の運転方法。
  2. 密閉式冷却塔に用いられる、請求項1に記載の冷却装置の運転方法。
  3. 前記第1工程では、前記送風機を正転運転して、
    前記第2工程では、前記送風機を逆転運転する、請求項1または2に記載の冷却装置の運転方法。
  4. 前記第1工程および前記第2工程を、順次繰り返す、請求項1〜3のいずれか1項に記載の冷却装置の運転方法。
  5. 吸込口から外気を導入して吹出口から前記外気を排気する送風機、前記送風機によって導入した前記外気と熱交換して水または不凍液が冷却される熱交換器、および前記送風機の回転を制御する制御部を有する冷却装置であって、
    前記制御部は前記送風機を運転することによって、前記外気を前記吸込口から導入して、前記熱交換器によって前記水または前記不凍液と熱交換された前記外気を前記吹出口から排出し、
    前記制御部は前記送風機を運転することによって、前記外気を前記吹出口から導入して、前記熱交換器によって前記水または前記不凍液と熱交換された前記外気を前記吸込口から排出する冷却装置。
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