JP2002213391A - 遠心送風羽根車 - Google Patents
遠心送風羽根車Info
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- JP2002213391A JP2002213391A JP2001006049A JP2001006049A JP2002213391A JP 2002213391 A JP2002213391 A JP 2002213391A JP 2001006049 A JP2001006049 A JP 2001006049A JP 2001006049 A JP2001006049 A JP 2001006049A JP 2002213391 A JP2002213391 A JP 2002213391A
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- JP
- Japan
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- impeller
- centrifugal
- concave portion
- blade
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な構成で強度を確保でき、高効率かつ低
騒音である遠心送風羽根車を得ることを目的とする。 【解決手段】 放射状に設けた凹部2bと、凹部2bと
隣合い放射状に設けた凸部2aとを周方向に連続して形
成した羽根板2を設け、上側の羽根板2の凹部2bと下
側の羽根板2の凸部2aとを合わせるようにして、羽根
板2を軸方向に積層して羽根板2間に複数の空気通路6
を形成し遠心送風羽根車1を構成したものであり、簡単
な構成で強度を確保でき、高効率かつ低騒音である遠心
送風羽根車が得られる。
騒音である遠心送風羽根車を得ることを目的とする。 【解決手段】 放射状に設けた凹部2bと、凹部2bと
隣合い放射状に設けた凸部2aとを周方向に連続して形
成した羽根板2を設け、上側の羽根板2の凹部2bと下
側の羽根板2の凸部2aとを合わせるようにして、羽根
板2を軸方向に積層して羽根板2間に複数の空気通路6
を形成し遠心送風羽根車1を構成したものであり、簡単
な構成で強度を確保でき、高効率かつ低騒音である遠心
送風羽根車が得られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として建物の換
気または空気調和のために使用される遠心送風羽根車お
よびそれを用いた遠心送風機に関する。
気または空気調和のために使用される遠心送風羽根車お
よびそれを用いた遠心送風機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、遠心送風羽根車には、短くて幅の
大きい前向き羽根を有し他の遠心送風機に比べて小形と
なり、設備費の経済的な多翼ファンがよく用いられてい
る。
大きい前向き羽根を有し他の遠心送風機に比べて小形と
なり、設備費の経済的な多翼ファンがよく用いられてい
る。
【0003】従来、この種の遠心送風羽根車の一例とし
て、図11に示すものが知られていた。以下、その構成
について図11を参照しながら説明する。
て、図11に示すものが知られていた。以下、その構成
について図11を参照しながら説明する。
【0004】図に示すように、翼片101は、短冊状の
短辺方向に湾曲し、長辺方向の両端に固定用の突起部1
02が設けられている。また、モータ(図示せず)が取
着される回転駆動側となる円盤状の主板103には、外
周寄りに突起部102が挿入される挿入孔104が所定
間隔で環状に配列されており、挿入孔104に翼片10
1は回転方向に前向きに直立するように揃えて嵌挿され
る。そして吸気側となる補助板105は主板103と同
一の外周寸法であり、主板103の挿入孔104に対向
する位置に挿入孔104を設けた環状円板であり、翼片
101は主板103と補助板105とで挟むように装着
され、挿入孔104に挿通して突出した固定片102の
先端部を折り曲げ固定することで羽根車106が形成さ
れていた。
短辺方向に湾曲し、長辺方向の両端に固定用の突起部1
02が設けられている。また、モータ(図示せず)が取
着される回転駆動側となる円盤状の主板103には、外
周寄りに突起部102が挿入される挿入孔104が所定
間隔で環状に配列されており、挿入孔104に翼片10
1は回転方向に前向きに直立するように揃えて嵌挿され
る。そして吸気側となる補助板105は主板103と同
一の外周寸法であり、主板103の挿入孔104に対向
する位置に挿入孔104を設けた環状円板であり、翼片
101は主板103と補助板105とで挟むように装着
され、挿入孔104に挿通して突出した固定片102の
先端部を折り曲げ固定することで羽根車106が形成さ
れていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような遠心送風羽
根車の構成では、翼片101を一枚ずつ組み立てるため
組立工数が多くかかり、固定は突起部102を折り曲げ
るだけであるため、固定強度が弱く運転中に振動が生じ
騒音を発生するという課題があった。また、合成樹脂の
一体成形によってこのような遠心送風羽根車を構成する
場合には、材質または製法の限界から比較的小形となる
ことから、構成の簡素化と強度の向上を図らねばならな
いという課題があった。
根車の構成では、翼片101を一枚ずつ組み立てるため
組立工数が多くかかり、固定は突起部102を折り曲げ
るだけであるため、固定強度が弱く運転中に振動が生じ
騒音を発生するという課題があった。また、合成樹脂の
一体成形によってこのような遠心送風羽根車を構成する
場合には、材質または製法の限界から比較的小形となる
ことから、構成の簡素化と強度の向上を図らねばならな
いという課題があった。
【0006】本発明は上記課題を解決するもので、振動
による騒音を抑え、簡単な構成で強度を確保でき、高効
率かつ低騒音である遠心送風羽根車を提供することを目
的とする。
による騒音を抑え、簡単な構成で強度を確保でき、高効
率かつ低騒音である遠心送風羽根車を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の遠心送風羽根車
は上記目的を達成するために、放射状に設けた凹部と、
この凹部と隣合い放射状に設けた凸部とを周方向に連続
して形成した羽根板を設け、前記羽根板を軸方向に積層
して前記羽根板間に複数の空気通路を形成し構成した構
成とする。
は上記目的を達成するために、放射状に設けた凹部と、
この凹部と隣合い放射状に設けた凸部とを周方向に連続
して形成した羽根板を設け、前記羽根板を軸方向に積層
して前記羽根板間に複数の空気通路を形成し構成した構
成とする。
【0008】本発明によれば、簡単な構成で強度を確保
でき、高効率かつ低騒音である遠心送風羽根車が得られ
る。
でき、高効率かつ低騒音である遠心送風羽根車が得られ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の遠心送風羽根車は、放射
状に設けた凹部と、この凹部と隣合い放射状に設けた凸
部とを周方向に連続して形成した羽根板を設け、前記羽
根板を軸方向に積層して前記羽根板間に複数の空気通路
を形成し構成したものであり、簡単な構成によって強度
を確保するとともに、羽根車の空気通路の断面形状を筒
状とし、多数の空気通路を形成することで気流の接触面
が大きくなるため、回転エネルギーが気流に効率良く付
与されるという作用を有する。
状に設けた凹部と、この凹部と隣合い放射状に設けた凸
部とを周方向に連続して形成した羽根板を設け、前記羽
根板を軸方向に積層して前記羽根板間に複数の空気通路
を形成し構成したものであり、簡単な構成によって強度
を確保するとともに、羽根車の空気通路の断面形状を筒
状とし、多数の空気通路を形成することで気流の接触面
が大きくなるため、回転エネルギーが気流に効率良く付
与されるという作用を有する。
【0010】以下、本発明の実施の形態について図1〜
図10を参照しながら説明する。
図10を参照しながら説明する。
【0011】(実施の形態1)図1〜図3に示すよう
に、本発明における遠心送風羽根車1は、所要数の羽根
板2を、電動機(図示せず)の駆動軸3と接続される円
盤状の主板4と、吸込み側となる環状の補助板5で両端
から挟み込むように積層して形成する。羽根板2を積層
するときは、上側にある羽根板2の凹部2bと下側にあ
る羽根板2の凸部2aとを上下で突き合わせて接着し、
筒状の空気通路6を形成する。接着には液体状のエポキ
シ樹脂系接着剤を一般的に用いる。また、主板4と補助
板5の材質は形状および強度の面から鋼板でも良く合成
樹脂に限られるものではない。
に、本発明における遠心送風羽根車1は、所要数の羽根
板2を、電動機(図示せず)の駆動軸3と接続される円
盤状の主板4と、吸込み側となる環状の補助板5で両端
から挟み込むように積層して形成する。羽根板2を積層
するときは、上側にある羽根板2の凹部2bと下側にあ
る羽根板2の凸部2aとを上下で突き合わせて接着し、
筒状の空気通路6を形成する。接着には液体状のエポキ
シ樹脂系接着剤を一般的に用いる。また、主板4と補助
板5の材質は形状および強度の面から鋼板でも良く合成
樹脂に限られるものではない。
【0012】羽根板2は合成樹脂製の環状円板で、それ
ぞれ放射状に形成された凸部2aと凹部2bが隣合って
周方向に連続的に設けられ、その外周縁部が滑らかな波
状を形成し構成されている。このとき凸部2aおよび凹
部2bが形成する波形の尾根2cおよび谷2dは、羽根
板2の内周側から外周側にかけて反回転方向を向くよう
に湾曲し、回転方向に対してθ度後向きに傾斜させる。
羽根板2は熱加塑性合成樹脂板を金型によって加熱圧縮
することで成形する。
ぞれ放射状に形成された凸部2aと凹部2bが隣合って
周方向に連続的に設けられ、その外周縁部が滑らかな波
状を形成し構成されている。このとき凸部2aおよび凹
部2bが形成する波形の尾根2cおよび谷2dは、羽根
板2の内周側から外周側にかけて反回転方向を向くよう
に湾曲し、回転方向に対してθ度後向きに傾斜させる。
羽根板2は熱加塑性合成樹脂板を金型によって加熱圧縮
することで成形する。
【0013】また、図4および図5に示すように、上下
に隣接して積層される羽根板2の間に環状の平板7を介
在させて接着するようにすると、平板7を挟んで下側の
羽根板2の尾根2cと上側の羽根板2の谷2dとを確実
に突き合わせなくても空気通路6Aを形成することがで
き、積層工程が容易となる。
に隣接して積層される羽根板2の間に環状の平板7を介
在させて接着するようにすると、平板7を挟んで下側の
羽根板2の尾根2cと上側の羽根板2の谷2dとを確実
に突き合わせなくても空気通路6Aを形成することがで
き、積層工程が容易となる。
【0014】上記構成において、この遠心送風羽根車1
の所要能力を送風量200m3/h、送風圧力で10m
mAqとした場合の主要各部の寸法は、回転方向に対し
てθ度後向きの傾斜角度は0度〜60度とする。空気通
路6を形成する凸部2aと凹部2b間の高さの差は最小
で5mm、最大でも10mmぐらいである。そして羽根
板2の積層厚は20mmから120mmぐらいが良い。
さらに図6に示すように、吸込口8aおよび吐出口8b
を備え、吐出口8b寄りの断面形状が長方形である渦巻
型ケーシング8の筐体に収納された遠心送風羽根車1に
電動機8aを固着して構成した遠心送風機を運転する
と、同能力の従来型に比べ3dBの低騒音化と同時に高
効率化が図れるものである。
の所要能力を送風量200m3/h、送風圧力で10m
mAqとした場合の主要各部の寸法は、回転方向に対し
てθ度後向きの傾斜角度は0度〜60度とする。空気通
路6を形成する凸部2aと凹部2b間の高さの差は最小
で5mm、最大でも10mmぐらいである。そして羽根
板2の積層厚は20mmから120mmぐらいが良い。
さらに図6に示すように、吸込口8aおよび吐出口8b
を備え、吐出口8b寄りの断面形状が長方形である渦巻
型ケーシング8の筐体に収納された遠心送風羽根車1に
電動機8aを固着して構成した遠心送風機を運転する
と、同能力の従来型に比べ3dBの低騒音化と同時に高
効率化が図れるものである。
【0015】なお、羽根板2は外径寸法や回転数の関係
上、強度の向上を要する場合は金属板をプレス金型で成
形加工する。金属材料の種類はアルミニウム、鉄が一般
的である。また、小形で強度が低くても良い場合は、紙
を複数枚重ね湿らせて、金型で加熱成形加工して製作す
る。また、紙の繊維を水に溶かす紙漉の方法で、漉網を
所要の形状寸法に形成し紙漉と同様の方法で成形する。
紙の場合の接着加工は水溶性エマルジョンタイプの接着
剤を使用する。このほかに光硬化性接着剤、ホットメル
ト系接着剤でも良く、材質に合わせて最適なものを適宜
選択する。
上、強度の向上を要する場合は金属板をプレス金型で成
形加工する。金属材料の種類はアルミニウム、鉄が一般
的である。また、小形で強度が低くても良い場合は、紙
を複数枚重ね湿らせて、金型で加熱成形加工して製作す
る。また、紙の繊維を水に溶かす紙漉の方法で、漉網を
所要の形状寸法に形成し紙漉と同様の方法で成形する。
紙の場合の接着加工は水溶性エマルジョンタイプの接着
剤を使用する。このほかに光硬化性接着剤、ホットメル
ト系接着剤でも良く、材質に合わせて最適なものを適宜
選択する。
【0016】このように本発明の実施の形態1の遠心送
風羽根車によれば、放射状に設けた凹部2bと、この凹
部2bと隣合い放射状に設けた凸部2aとを周方向に連
続して形成した羽根板2を設け、羽根板2を軸方向に所
要数積層して羽根板2間に複数の空気通路6を形成し構
成したので、構成部品の点数および種類が少なくなり簡
単な構成で強度を確保でき、高効率かつ低騒音の遠心送
風羽根車を得ることができる。
風羽根車によれば、放射状に設けた凹部2bと、この凹
部2bと隣合い放射状に設けた凸部2aとを周方向に連
続して形成した羽根板2を設け、羽根板2を軸方向に所
要数積層して羽根板2間に複数の空気通路6を形成し構
成したので、構成部品の点数および種類が少なくなり簡
単な構成で強度を確保でき、高効率かつ低騒音の遠心送
風羽根車を得ることができる。
【0017】また、凸部2aおよび凹部2bのそれぞれ
が形成する尾根2cおよび谷2dを、羽根板2の内周側
から外周側にかけて反回転方向を向くように湾曲させ回
転方向に対してθ度後向きに傾斜させて形成したので、
遠心送風ファンの理論に基づく高効率かつ低騒音の後向
き羽根の断面形状が筒状の空気通路であることにより気
流の接触面積が大きくなるため、回転エネルギーが気流
に効率よく付与されることになる。
が形成する尾根2cおよび谷2dを、羽根板2の内周側
から外周側にかけて反回転方向を向くように湾曲させ回
転方向に対してθ度後向きに傾斜させて形成したので、
遠心送風ファンの理論に基づく高効率かつ低騒音の後向
き羽根の断面形状が筒状の空気通路であることにより気
流の接触面積が大きくなるため、回転エネルギーが気流
に効率よく付与されることになる。
【0018】また、上下に隣接して積層される羽根板2
の間に環状の平板7を介在させたので、積層工程の簡易
化と遠心送風羽根車の強度を向上することができる。
の間に環状の平板7を介在させたので、積層工程の簡易
化と遠心送風羽根車の強度を向上することができる。
【0019】また、吸込口8aおよび吐出口8bを備
え、吐出口8b寄りの断面形状が長方形である渦巻型ケ
ーシング8の筐体に遠心送風羽根車1を収納し遠心送風
機を構成したので、簡単な構成で強度を確保でき、高効
率で高静圧である遠心送風機が得られる。
え、吐出口8b寄りの断面形状が長方形である渦巻型ケ
ーシング8の筐体に遠心送風羽根車1を収納し遠心送風
機を構成したので、簡単な構成で強度を確保でき、高効
率で高静圧である遠心送風機が得られる。
【0020】(実施の形態2)図7に示すように、羽根
板2Aの凸部2eおよび凹部2fのそれぞれが形成する
尾根2gおよび谷2hを、羽根板2Aの内周側から外周
側にかけて回転方向を向くように湾曲させ回転方向に対
してθ度前向きに傾斜させて形成する。この時のθは0
度から70度がよい。
板2Aの凸部2eおよび凹部2fのそれぞれが形成する
尾根2gおよび谷2hを、羽根板2Aの内周側から外周
側にかけて回転方向を向くように湾曲させ回転方向に対
してθ度前向きに傾斜させて形成する。この時のθは0
度から70度がよい。
【0021】なお、実施の形態2は、実施の形態1と異
なる構成は羽根板2Aに係る構成要素のみであり、その
他の構成要素は同様であり省略する。
なる構成は羽根板2Aに係る構成要素のみであり、その
他の構成要素は同様であり省略する。
【0022】上記構成において、凸部2eおよび凹部2
fのそれぞれが形成する尾根2gおよび谷2hを回転方
向に対して前向きに形成した羽根板2Aとしたことよ
り、さらに低騒音、高風量となり、同一風量における騒
音値は低下することとなる。
fのそれぞれが形成する尾根2gおよび谷2hを回転方
向に対して前向きに形成した羽根板2Aとしたことよ
り、さらに低騒音、高風量となり、同一風量における騒
音値は低下することとなる。
【0023】このように本発明の実施の形態2の遠心送
風羽根車によれば、羽根板2Aの凸部2eおよび凹部2
fのそれぞれが形成する尾根2gおよび谷2hを、羽根
板2Aの内周側から外周側にかけて回転方向を向くよう
に湾曲させ回転方向に対してθ度前向きに傾斜させて形
成したので、気流の接触面積を大きくして効率が向上す
るとともに、小形化が容易となる。
風羽根車によれば、羽根板2Aの凸部2eおよび凹部2
fのそれぞれが形成する尾根2gおよび谷2hを、羽根
板2Aの内周側から外周側にかけて回転方向を向くよう
に湾曲させ回転方向に対してθ度前向きに傾斜させて形
成したので、気流の接触面積を大きくして効率が向上す
るとともに、小形化が容易となる。
【0024】(実施の形態3)図8および図9に示すも
のは、内羽根車11を外羽根車14に内挿して2重羽根
車10を構成した遠心送風羽根車である。
のは、内羽根車11を外羽根車14に内挿して2重羽根
車10を構成した遠心送風羽根車である。
【0025】内羽根車11は、合成樹脂製で環状円板形
状の上下に隣接した第2の羽根板2C間に環状の平板7
Aを介在させて積層し形成する。第2の羽根板2Cは、
その凸部および凹部のそれぞれが形成する尾根および谷
を、第2の羽根板2Cの内周側から外周側にかけて反回
転方向を向くように湾曲させ、回転方向に対して後向き
に傾斜させるように形成されている。交互に積層された
第2の羽根板2Cと平板7Aの間には、内羽根車11の
内周側面から外周側面にかけて回転方向に対して後向き
に多数の内側空気通路6Cが形成される。
状の上下に隣接した第2の羽根板2C間に環状の平板7
Aを介在させて積層し形成する。第2の羽根板2Cは、
その凸部および凹部のそれぞれが形成する尾根および谷
を、第2の羽根板2Cの内周側から外周側にかけて反回
転方向を向くように湾曲させ、回転方向に対して後向き
に傾斜させるように形成されている。交互に積層された
第2の羽根板2Cと平板7Aの間には、内羽根車11の
内周側面から外周側面にかけて回転方向に対して後向き
に多数の内側空気通路6Cが形成される。
【0026】一方、外羽根車14は、内羽根車11の外
径寸法とほぼ等しい内径寸法である合成樹脂製で環状円
板形状の上下に隣接した第1の羽根板2D間に環状の平
板7Bを介在させて積層し形成する。第1の羽根板2D
は、その凸部および凹部のそれぞれが形成する尾根およ
び谷を、第1の羽根板2Dの内周側から外周側にかけて
回転方向を向くように湾曲させ、回転方向に対して前向
きに傾斜させるように形成されている。交互に積層され
た第1の羽根板2Dと平板7Bの間には、外羽根車14
の内周側面から外周側面にかけて回転方向に対して前向
きに多数の外側空気通路6Dが形成される。
径寸法とほぼ等しい内径寸法である合成樹脂製で環状円
板形状の上下に隣接した第1の羽根板2D間に環状の平
板7Bを介在させて積層し形成する。第1の羽根板2D
は、その凸部および凹部のそれぞれが形成する尾根およ
び谷を、第1の羽根板2Dの内周側から外周側にかけて
回転方向を向くように湾曲させ、回転方向に対して前向
きに傾斜させるように形成されている。交互に積層され
た第1の羽根板2Dと平板7Bの間には、外羽根車14
の内周側面から外周側面にかけて回転方向に対して前向
きに多数の外側空気通路6Dが形成される。
【0027】そして、外羽根車14と外羽根車14に内
挿された内羽根車11をともに、電動機(図示せず)の
駆動軸と接続される円盤状の主板15と吸込み側となる
環状の補助板16とで両端から挟み込んで固定する。こ
のように構成された2重羽根車10の内周側面から外周
側面にかけての全面に、内側空気通路6Cと外側空気通
路6Bによって連通された多数の空気通路が形成され
る。
挿された内羽根車11をともに、電動機(図示せず)の
駆動軸と接続される円盤状の主板15と吸込み側となる
環状の補助板16とで両端から挟み込んで固定する。こ
のように構成された2重羽根車10の内周側面から外周
側面にかけての全面に、内側空気通路6Cと外側空気通
路6Bによって連通された多数の空気通路が形成され
る。
【0028】上記構成において、この2重羽根車10に
より構成される遠心送風羽根車を渦巻型ケーシング(図
示せず)に収め運転すると、内羽根車11の内側空気通
路6Cおよび外羽根車14の外側空気通路6Bにより連
通される空気通路を通過して2重羽根車10の内周面か
ら外周面を流れる気流が形成される。そして、2重羽根
車10の内周側の吸込流れと内羽根車11の凸部および
凹部により形成された畝状部分の角度が一致し、吸込口
での乱気流がなくなり、2重羽根車10の外周側では、
出口部である外羽根車14の凸部および凹部により形成
された畝状部分の角度が前向きなので、高風量が得られ
ることとなる。
より構成される遠心送風羽根車を渦巻型ケーシング(図
示せず)に収め運転すると、内羽根車11の内側空気通
路6Cおよび外羽根車14の外側空気通路6Bにより連
通される空気通路を通過して2重羽根車10の内周面か
ら外周面を流れる気流が形成される。そして、2重羽根
車10の内周側の吸込流れと内羽根車11の凸部および
凹部により形成された畝状部分の角度が一致し、吸込口
での乱気流がなくなり、2重羽根車10の外周側では、
出口部である外羽根車14の凸部および凹部により形成
された畝状部分の角度が前向きなので、高風量が得られ
ることとなる。
【0029】このように本発明の実施の形態3の遠心送
風羽根車によれば、回転方向に対して後向きの角度の内
側空気通路6Cを設けた内羽根車11を、回転方向に対
して前向きの角度の外側空気通路6Bを設けた外羽根車
14に内挿し、内側空気通路6Cと外側空気通路6Bを
連通させて2重羽根車10の内周面から外周面へ通過す
る空気通路を形成したので、後向きの内羽根車11が吸
込口となることで吸気流の案内羽根となり、前向きの外
羽根車14が効率を向上させることとなる。
風羽根車によれば、回転方向に対して後向きの角度の内
側空気通路6Cを設けた内羽根車11を、回転方向に対
して前向きの角度の外側空気通路6Bを設けた外羽根車
14に内挿し、内側空気通路6Cと外側空気通路6Bを
連通させて2重羽根車10の内周面から外周面へ通過す
る空気通路を形成したので、後向きの内羽根車11が吸
込口となることで吸気流の案内羽根となり、前向きの外
羽根車14が効率を向上させることとなる。
【0030】(実施の形態4)図10に示すように、2
重羽根車10Aの内周側の吸込み側となる内羽根車11
Aの内径部に平面視で凹凸状の吸込部15を形成し構成
する。
重羽根車10Aの内周側の吸込み側となる内羽根車11
Aの内径部に平面視で凹凸状の吸込部15を形成し構成
する。
【0031】上記構成において、2重羽根車10Aを電
動機(図示せず)により回転させると、2重羽根車10
Aの内周部から吸い込まれる吸気流の流入位置に差がで
き、吸込口で発生する流入音の位相がずれて打消し合い
低騒音化することができる。
動機(図示せず)により回転させると、2重羽根車10
Aの内周部から吸い込まれる吸気流の流入位置に差がで
き、吸込口で発生する流入音の位相がずれて打消し合い
低騒音化することができる。
【0032】このように本発明の実施の形態4の遠心送
風羽根車によれば、2重羽根車10Aの内周側の吸込み
側となる内羽根車11Aの内径部に平面視で凹凸状の吸
込部15を形成し構成したので、吸気流の流入位置に差
ができ、吸込口で発生する流入音がずれて打消し合い、
低騒音の遠心送風羽根車が得られる。
風羽根車によれば、2重羽根車10Aの内周側の吸込み
側となる内羽根車11Aの内径部に平面視で凹凸状の吸
込部15を形成し構成したので、吸気流の流入位置に差
ができ、吸込口で発生する流入音がずれて打消し合い、
低騒音の遠心送風羽根車が得られる。
【0033】なお、本実施の形態は2重羽根車である
が、羽根車の空気通路が比較的長いものであれば通常の
羽根車の場合も同様の作用効果が得られるものである。
が、羽根車の空気通路が比較的長いものであれば通常の
羽根車の場合も同様の作用効果が得られるものである。
【0034】(実施の形態5)遠心送風羽根車を構成す
る羽根板を帯電繊維(エレクトレットファイバー)によ
り形成する。この帯電繊維(エレクトレットファイバ
ー)は、四弗化エチレン、FEP−四弗化エチレン、ポ
リプロピレン、ポリスチレンの誘導体やポリマー表面を
化学修飾したポリエチレン、または、ポリアミド、ポリ
ビニルハライド、ポリアルキルメタクレート樹脂や二成
分系のポリマーブレンドやブロック共重合体フィルム、
ポリ−iso−プロピルメタクリレート、ポリ−ter
−シャル・ブチルメタクレート、ポリプロピレンにマレ
イン酸をグラフト重合したもの、ポリプロピレンにマレ
イン酸をグラフト重合したものにポリカーボネートを混
合したもの、また、チタン酸マグネシウム塩やバリウム
塩を混合した樹脂の繊維である。そして帯電繊維は極細
繊維の不織布でつくられ、エレクトレット化した不織布
の一本一本の繊維が常に電気分極を保持しするため、周
囲に電界を形成し、空気中に浮遊している粉塵を捕集す
ることができる。
る羽根板を帯電繊維(エレクトレットファイバー)によ
り形成する。この帯電繊維(エレクトレットファイバ
ー)は、四弗化エチレン、FEP−四弗化エチレン、ポ
リプロピレン、ポリスチレンの誘導体やポリマー表面を
化学修飾したポリエチレン、または、ポリアミド、ポリ
ビニルハライド、ポリアルキルメタクレート樹脂や二成
分系のポリマーブレンドやブロック共重合体フィルム、
ポリ−iso−プロピルメタクリレート、ポリ−ter
−シャル・ブチルメタクレート、ポリプロピレンにマレ
イン酸をグラフト重合したもの、ポリプロピレンにマレ
イン酸をグラフト重合したものにポリカーボネートを混
合したもの、また、チタン酸マグネシウム塩やバリウム
塩を混合した樹脂の繊維である。そして帯電繊維は極細
繊維の不織布でつくられ、エレクトレット化した不織布
の一本一本の繊維が常に電気分極を保持しするため、周
囲に電界を形成し、空気中に浮遊している粉塵を捕集す
ることができる。
【0035】このように本発明の実施の形態5の遠心送
風羽根車によれば、別個に脱臭機能を有する部品を必要
とせず、空気中の塵埃を羽根車は捕集し、空気の清浄化
ができる遠心送風羽根車が得られる。
風羽根車によれば、別個に脱臭機能を有する部品を必要
とせず、空気中の塵埃を羽根車は捕集し、空気の清浄化
ができる遠心送風羽根車が得られる。
【0036】(実施の形態6)遠心送風羽根車を構成す
る羽根板に化学吸着剤を含浸または塗布する。タバコ煙
のにおい成分としてアンモニア、硫化水素があげられ、
アンモニアの除去にはFeCl↓3、硫化水素の除去に
はリンゴ酸が良く、具体的にはこれらの化学吸着剤を流
路を形成する羽根板に含浸あるいは塗布すると臭気成分
が分解される。
る羽根板に化学吸着剤を含浸または塗布する。タバコ煙
のにおい成分としてアンモニア、硫化水素があげられ、
アンモニアの除去にはFeCl↓3、硫化水素の除去に
はリンゴ酸が良く、具体的にはこれらの化学吸着剤を流
路を形成する羽根板に含浸あるいは塗布すると臭気成分
が分解される。
【0037】上記構成において、室内での一般的な悪臭
である喫煙臭がこの遠心送風羽根車を運転することによ
り解消される。
である喫煙臭がこの遠心送風羽根車を運転することによ
り解消される。
【0038】このように本発明の実施の形態6の遠心送
風羽根車によれば、別個に脱臭機能を有する部品を必要
としない遠心送風羽根車が得られる。
風羽根車によれば、別個に脱臭機能を有する部品を必要
としない遠心送風羽根車が得られる。
【0039】
【発明の効果】以上の実施の形態から明らかなように本
発明によれば、放射状に設けた凹部と、この凹部と隣合
い放射状に設けた凸部とを周方向に連続して形成した羽
根板を設け、前記羽根板を軸方向に積層して前記羽根板
間に複数の空気通路を形成し構成したので、簡単な構成
で強度を確保でき、高効率かつ低騒音である遠心送風羽
根車が得られる。
発明によれば、放射状に設けた凹部と、この凹部と隣合
い放射状に設けた凸部とを周方向に連続して形成した羽
根板を設け、前記羽根板を軸方向に積層して前記羽根板
間に複数の空気通路を形成し構成したので、簡単な構成
で強度を確保でき、高効率かつ低騒音である遠心送風羽
根車が得られる。
【0040】また、凹部および凸部を、羽根板の回転方
向に対して後向きに延びるように形成したので、高効率
かつ低騒音の遠心送風羽根車が得られる。
向に対して後向きに延びるように形成したので、高効率
かつ低騒音の遠心送風羽根車が得られる。
【0041】また、凹部および凸部を、羽根板の回転方
向に対して前向きに延びるように形成したので、気流の
接触面積を大きくして効率が向上するとともに、小形化
が容易な遠心送風羽根車が得られる。
向に対して前向きに延びるように形成したので、気流の
接触面積を大きくして効率が向上するとともに、小形化
が容易な遠心送風羽根車が得られる。
【0042】また、放射状に設けた凹部と、この凹部と
隣合い放射状に設けた凸部とを周方向に連続して形成す
るとともに、前記凹部および前記凸部を回転方向に対し
て前向きに延びるように形成した環状の第1の羽根板
と、前記第1の羽根板を軸方向に積層して前記第1の羽
根板間に複数の外側空気通路を形成した外羽根車とを設
け、放射状に設けた凹部と、この凹部と隣合い放射状に
設けた凸部とを周方向に連続して形成するとともに、前
記凹部および前記凸部を回転方向に対して後向きに延び
るように形成した環状の第2の羽根板と、前記第2の羽
根板を軸方向に積層して前記第2の羽根板間に複数の内
側空気通路を形成した内羽根車とを設け、前記内側空気
通路と前記外側空気通路を連通するように前記外羽根車
に前記内羽根車を内設し構成したので、羽根車の吸込口
に気流が案内され高風量かつ低騒音の遠心送風羽根車が
得られる。
隣合い放射状に設けた凸部とを周方向に連続して形成す
るとともに、前記凹部および前記凸部を回転方向に対し
て前向きに延びるように形成した環状の第1の羽根板
と、前記第1の羽根板を軸方向に積層して前記第1の羽
根板間に複数の外側空気通路を形成した外羽根車とを設
け、放射状に設けた凹部と、この凹部と隣合い放射状に
設けた凸部とを周方向に連続して形成するとともに、前
記凹部および前記凸部を回転方向に対して後向きに延び
るように形成した環状の第2の羽根板と、前記第2の羽
根板を軸方向に積層して前記第2の羽根板間に複数の内
側空気通路を形成した内羽根車とを設け、前記内側空気
通路と前記外側空気通路を連通するように前記外羽根車
に前記内羽根車を内設し構成したので、羽根車の吸込口
に気流が案内され高風量かつ低騒音の遠心送風羽根車が
得られる。
【0043】また、積層される羽根板間に平板を介在さ
せたので、積層工程の簡易化と強度が向上する遠心送風
羽根車が得られる。
せたので、積層工程の簡易化と強度が向上する遠心送風
羽根車が得られる。
【0044】また、遠心送風羽根車の吸込側の内側部
を、平面視で凹凸状に形成したので、吸込口で発生する
流入音がずれて打ち消され低騒音の遠心送風羽根車が得
られる。
を、平面視で凹凸状に形成したので、吸込口で発生する
流入音がずれて打ち消され低騒音の遠心送風羽根車が得
られる。
【0045】また、羽根板を帯電樹脂繊維で形成したの
で、空気清浄機能を有する遠心送風羽根車が得られる。
で、空気清浄機能を有する遠心送風羽根車が得られる。
【0046】また、羽根板に化学吸着剤を含浸または塗
布したので、脱臭機能を有する遠心送風羽根車が得られ
る。
布したので、脱臭機能を有する遠心送風羽根車が得られ
る。
【0047】また、放射状に形成された凹部と、この凹
部と隣合い放射状に形成された凸部とを周方向に連続し
て設けた羽根板と、この羽根板を軸方向に積層して前記
羽根板間に複数の空気通路を形成した遠心送風羽根車
と、この遠心送風羽根車を収納し吸込口と吐出口を有す
る渦状の筐体とを設け構成したので、簡単な構成で強度
を確保でき、高効率で高静圧である遠心送風機が得られ
る。
部と隣合い放射状に形成された凸部とを周方向に連続し
て設けた羽根板と、この羽根板を軸方向に積層して前記
羽根板間に複数の空気通路を形成した遠心送風羽根車
と、この遠心送風羽根車を収納し吸込口と吐出口を有す
る渦状の筐体とを設け構成したので、簡単な構成で強度
を確保でき、高効率で高静圧である遠心送風機が得られ
る。
【図1】本発明の実施の形態1の遠心送風羽根車の構成
を示す分解斜視図
を示す分解斜視図
【図2】同遠心送風羽根車の羽根板を示す斜視図
【図3】同遠心送風羽根車を示す概略斜視図
【図4】同遠心送風羽根車の他の構成を示す分解斜視図
【図5】同遠心送風羽根車を示す概略斜視図
【図6】同遠心送風羽根車を設けた遠心送風機の斜視図
【図7】本発明の実施の形態2の遠心送風羽根車の羽根
板を示す斜視図
板を示す斜視図
【図8】本発明の実施の形態3の遠心送風羽根車の分解
斜視図
斜視図
【図9】同遠心送風羽根車の平面断面図
【図10】本発明の実施の形態4の遠心送風羽根車の平
面断面図
面断面図
【図11】従来の遠心送風羽根車の構成を示す斜視図
1、1A 遠心送風羽根車 2 羽根板 2C 第2の羽根板 2D 第1の羽根板 2a、2e 凸部 2b、2f 凹部 6、6A 空気通路 6B 内側空気通路 6C 外側空気通路 7 平板 10 2重羽根車 11 内羽根車 12 外羽根車 15 凹凸状の吸込部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡山 豊治 大阪府大阪市城東区今福西6丁目2番61号 松下精工株式会社内 Fターム(参考) 3H022 AA02 BA04 CA54 DA11 DA13 3H033 AA02 BB02 BB06 CC01 DD03 EE06 EE11 EE19 3H035 CC01 CC06
Claims (9)
- 【請求項1】 放射状に設けた凹部と、この凹部と隣合
い放射状に設けた凸部とを周方向に連続して形成した羽
根板を設け、前記羽根板を軸方向に積層して前記羽根板
間に複数の空気通路を形成し構成した遠心送風羽根車。 - 【請求項2】 凹部および凸部を、羽根板の回転方向に
対して後向きに延びるように形成した請求項1記載の遠
心送風羽根車。 - 【請求項3】 凹部および凸部を、羽根板の回転方向に
対して前向きに延びるように形成した請求項1記載の遠
心送風羽根車。 - 【請求項4】 放射状に設けた凹部と、この凹部と隣合
い放射状に設けた凸部とを周方向に連続して形成すると
ともに、前記凹部および前記凸部を回転方向に対して前
向きに延びるように形成した環状の第1の羽根板と、前
記第1の羽根板を軸方向に積層して前記第1の羽根板間
に複数の外側空気通路を形成した外羽根車とを設け、放
射状に設けた凹部と、この凹部と隣合い放射状に設けた
凸部とを周方向に連続して形成するとともに、前記凹部
および前記凸部を回転方向に対して後向きに延びるよう
に形成した環状の第2の羽根板と、前記第2の羽根板を
軸方向に積層して前記第2の羽根板間に複数の内側空気
通路を形成した内羽根車とを設け、前記内側空気通路と
前記外側空気通路を連通するように前記外羽根車に前記
内羽根車を内設し構成した遠心送風羽根車。 - 【請求項5】 積層される羽根板間に平板を介在させた
請求項1から4のいずれかに記載の遠心送風羽根車。 - 【請求項6】 遠心送風羽根車の吸込側の内側部を、平
面視で凹凸状に形成した請求項1から5のいずれかに記
載の遠心送風羽根車。 - 【請求項7】 羽根板を帯電樹脂繊維で形成した請求項
1から6のいずれかに記載の遠心送風羽根車。 - 【請求項8】 羽根板に化学吸着剤を含浸または塗布し
た請求項1から6のいずれかに記載の遠心送風羽根車。 - 【請求項9】 放射状に形成された凹部と、この凹部と
隣合い放射状に形成された凸部とを周方向に連続して設
けた羽根板と、この羽根板を軸方向に積層して前記羽根
板間に複数の空気通路を形成した遠心送風羽根車と、こ
の遠心送風羽根車を収納し吸込口と吐出口を有する渦状
の筐体とを設け構成した遠心送風機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001006049A JP2002213391A (ja) | 2001-01-15 | 2001-01-15 | 遠心送風羽根車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001006049A JP2002213391A (ja) | 2001-01-15 | 2001-01-15 | 遠心送風羽根車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002213391A true JP2002213391A (ja) | 2002-07-31 |
Family
ID=18874006
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001006049A Pending JP2002213391A (ja) | 2001-01-15 | 2001-01-15 | 遠心送風羽根車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002213391A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1447568A2 (de) * | 2003-01-17 | 2004-08-18 | INSTITUT FÜR LUFT- UND KÄLTETECHNIK GEMEINNÜTZIGE GESELLSCHAFT mbH | Lauf- und Leiträder für Verdichter und Ventilatoren |
JP2007100637A (ja) * | 2005-10-06 | 2007-04-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 送風機 |
US20070177349A1 (en) * | 2005-11-23 | 2007-08-02 | Himanshu Pokharna | High efficiency fluid mover |
WO2017169859A1 (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | 株式会社デンソー | 送風機 |
EP3926173A1 (fr) * | 2020-06-19 | 2021-12-22 | Seb S.A. | Helice pour appareil soufflant comprenant des canaux radiaux de passage d'air |
-
2001
- 2001-01-15 JP JP2001006049A patent/JP2002213391A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1447568A2 (de) * | 2003-01-17 | 2004-08-18 | INSTITUT FÜR LUFT- UND KÄLTETECHNIK GEMEINNÜTZIGE GESELLSCHAFT mbH | Lauf- und Leiträder für Verdichter und Ventilatoren |
EP1447568A3 (de) * | 2003-01-17 | 2005-10-26 | INSTITUT FÜR LUFT- UND KÄLTETECHNIK GEMEINNÜTZIGE GESELLSCHAFT mbH | Lauf- und Leiträder für Verdichter und Ventilatoren |
JP2007100637A (ja) * | 2005-10-06 | 2007-04-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 送風機 |
US20070177349A1 (en) * | 2005-11-23 | 2007-08-02 | Himanshu Pokharna | High efficiency fluid mover |
WO2017169859A1 (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | 株式会社デンソー | 送風機 |
JPWO2017169859A1 (ja) * | 2016-03-31 | 2018-06-14 | 株式会社デンソー | 送風機 |
EP3926173A1 (fr) * | 2020-06-19 | 2021-12-22 | Seb S.A. | Helice pour appareil soufflant comprenant des canaux radiaux de passage d'air |
FR3111676A1 (fr) * | 2020-06-19 | 2021-12-24 | Seb S.A. | Hélice pour appareil soufflant comprenant des canaux radiaux de passage d’air |
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