JP2002213148A - サッシ - Google Patents

サッシ

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JP2002213148A
JP2002213148A JP2001007150A JP2001007150A JP2002213148A JP 2002213148 A JP2002213148 A JP 2002213148A JP 2001007150 A JP2001007150 A JP 2001007150A JP 2001007150 A JP2001007150 A JP 2001007150A JP 2002213148 A JP2002213148 A JP 2002213148A
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JP
Japan
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cover material
frame
sash
lower frame
sill
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JP2001007150A
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Shinichiro Matsumoto
慎一郎 松本
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Tostem Corp
Original Assignee
Tostem Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カバー材と下枠との間の熱伝導が低減され、も
って防露性を向上させることができ、かつ化粧額縁に取
付けるカバー材を小型化、薄型化できる構造のサッシを
提供する。 【解決手段】アルミニウム合金製押出形材よりなる左右
の縦枠4と上枠3と下枠2とを組み合わせることにより
アングル無しサッシ枠体1を構成する。サッシ枠体1内
に障子5を開閉自在にまたは嵌め殺し状に設ける。下枠
2の室内側には上方に垂直に延出した突出片9を有す
る。下枠2の長手方向に長い合成樹脂製のカバー材6の
室外側下面を、突出片9の上端に一体的に結合する。カ
バー材6を化粧額縁10上に載置して固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、それぞれアルミニ
ウム合金製押出形材よりなる左右の縦枠と上枠と下枠と
を組み合わせることによりサッシ枠体を構成し、前記サ
ッシ枠体内に障子を開閉自在にまたは嵌め殺し状に設け
てなるサッシに係わり、特に下枠の結露防止構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】上下左右の枠材を組んで構成されるサッ
シには、全枠材をアルミニウム合金製押出形材(以下ア
ルミ形材と称す)で構成したものと、断熱のために室内
外のアルミ形材間を断熱性のブリッジにより結合したも
のと、やはり断熱のために室外側をアルミ形材で構成
し、これに室内側の合成樹脂製押出形材を一体的に結合
したものとがある。
【0003】上記サッシのうち、全体をアルミ形材によ
り構成し、下枠には、化粧額縁に載せるため、室内側に
一体に延出したカバー材と称される部分を有するカバー
材付きサッシにおいては、結露防止のために、前記カバ
ー材の表面を合成樹脂製のカバー材で覆う構造をとって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、アル
ミ形材でなる下枠の室内側延出部分の上面を樹脂製カバ
ー材で覆った従来構造においては、アルミ形材とカバー
材との接触面積が広く、防露性が悪い。
【0005】また、カバー材の上面における結露を防止
するためには、カバー材を厚くするか、あるいは中空構
造にする必要があり、いずれにしてもカバー材が厚くな
るので、化粧額縁上に載せる部材の厚みは、アルミ形材
の室内側延出部分と、厚みのあるカバー材とが重なった
厚いものとなり、このため、障子の室内側からの取付
け、取外しが困難になるという問題点もある。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑み、カバー材と
下枠との間の熱伝導が低減され、もって防露性を向上さ
せることができ、かつ化粧額縁に取付けるカバー材を小
型化、薄型化できる構造のサッシを提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1のサッシは、そ
れぞれアルミニウム合金製押出形材よりなる左右の縦枠
と上枠と下枠とを組み合わせることによりアングル無し
サッシ枠体を構成し、前記サッシ枠体内に障子を開閉自
在にまたは嵌め殺し状に設け、前記下枠の室内側には上
方に突出した突出片を有し、前記下枠の長手方向に長い
合成樹脂製のカバー材の室外側下面を、前記突出片の上
端に一体的に結合し、前記カバー材を化粧額縁上に載置
して固定してなることを特徴とする。
【0008】このように、合成樹脂製カバー材の室外側
下面を下枠の突出片の上端に一体的に結合した構造とす
れば、カバー材と突出片との間の伝熱面積が狭くなり、
断熱性が向上し、防露性が向上する。この構造は、カバ
ー材を断面L字形のアングルに形成してその垂直部を突
出片にリベットなどで結合する場合より接触面積がすく
なくなるので、断熱性の向上がより顕著となる。また、
カバー材をプレート状とすることにより、樹脂材料が少
なくなり、リベット付けや貼り付けの工数が不要となる
ので、安価となる。また、下枠とカバー材との接触面積
が狭くなることにより、カバー材の厚みを薄くすること
ができ、これにより、カバー材が障子の室内側からの取
付け、取外しの邪魔になることがない。
【0009】請求項2のサッシは、請求項1において、
前記下枠に前記カバー材を共押しまたはかしめにより固
着したことを特徴とする。
【0010】このように、下枠にカバー材を共押しまた
はかしめにより固着すれば、固定具を要することなくカ
バー材を下枠に取付けることができ、量産が容易とな
る。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明によるサッシの一実
施の形態を示す縦断面図、図2はその横断面図である。
図1、図2において、1はサッシ枠体であり、該サッシ
枠体1は、下枠2、上枠3、左右の縦枠4からなる。こ
れらの枠材2〜4はアルミ形材からなり、タッピングね
じ(図示せず)により互いに結合されて躯体に固定され
る。5は前記下枠サッシ枠体1内に装着される障子であ
る。本実施の形態では障子5が引き違い障子である場合
について示しているが、他のあらゆる開閉式障子が適用
可能であり、嵌め殺し状に障子が取付けられる場合もあ
る。6は下枠2に取付けられる合成樹脂製カバー材であ
る。本実施の形態においては、上枠3や縦枠4にも防露
性を得るための合成樹脂製カバー材7、8が取付けられ
る。なおこれらのカバー材6〜8は例えば塩化ビニル樹
脂やABS樹脂あるいは他の樹脂により製造される。
【0012】図3(A)は前記下枠2およびカバー材6
の取付け構造を示す縦断面図である。カバー材6は、下
枠2の長手方向に長いプレート状をなす。該カバー材6
の室内側下面には、カバー材6の長手方向に突条6aが
形成されている。図3(B)に示すように、該突条6a
の突出幅Hは例えば3mm程度に設定される。本例のも
のは、下枠2の室内側に上方に突出して設けられた突出
片9の上端にかしめによって固定されている。突出片9
は室内への雨水の浸入を防止する上である程度の高さが
必要である。
【0013】すなわち、突出片9の上端には2つの挟持
片9a、9bにより溝9cが形成され、カバー材6の突
条6aを前記溝9cにはめて両側からかしめることによ
り、挟持片9a、9bが二点鎖線の状態から実線の状態
に変形することにより、突条6aの根本が先端より狭幅
となるように圧縮変形されて抜け止めされ、強固に一体
的に固定される。
【0014】10は躯体(図示せず)に固定される化粧
額縁であり、前記カバー材6は前記化粧額縁10に固定
具11により固定される。
【0015】このように、合成樹脂製カバー材6の室外
側下面に設けた突条6aを下枠2の突出片9の上端にか
しめによって一体的に固定する構造とすれば、アルミ形
材でなる下枠2からカバー材6に直接接触する伝熱面積
が、カバー材を、下枠2の突出片より室内側へ延出させ
たアングル部分に被せた場合や、合成樹脂製アングルの
垂直部を下枠の突出片の室内側に当ててリベットや両面
テープ等によって固定した場合よりも狭くなり、断熱性
が向上する。このため、カバー材6における結露が防止
され、防露性が向上する。また、下枠2とカバー材6と
の接触面積が狭くなることにより、カバー材6を薄くす
ることができ、これにより、カバー材6が障子5の室内
側からの取付け、取外しの邪魔になることがない。
【0016】また、本実施の形態のように、カバー材6
に設けた突条6aはかしめにより根本部が狭くなるよう
にかしめ付けられるので、カバー材6が下枠2に一体化
され、化粧額縁10の変形などによるカバー材6の浮き
上がりを防止することができる。
【0017】また、カバー材6は樹脂材料が少なくてす
み、かつ貼り付けやリベットによる固定作業がいらず、
工数が減少するので、コスト低減に寄与する。
【0018】また、リベットによるカバー材の固定構造
では、アルミニウム合金と樹脂との熱膨張率の相違によ
り、リベット間でカバー材が膨らみ、波打ち状をなす場
合がある。一方、カバー材の貼り付け構造では、カバー
材の縮みにより、カバー材の両端と縦枠4との間に隙間
が生じたり、カバー材の伸びによりカバー材の両端が縦
枠に圧接してカバー材が変形したりするおそれがある
が、本実施の形態のように、かしめによりカバー材6を
固定すれば、このような現象の発生を防止することがで
きる。
【0019】下枠2に対するカバー材6の固定は、共押
し(成形されたアルミ形材に対して樹脂形材を押出すの
と同時に、そのアルミ形材を一体化する製法であり、同
時押出しとも称される)により固着しても同様の効果が
あげられる。
【0020】本実施の形態においては、下枠2に対する
カバー材6の固定構造のみならず、上枠3や縦枠4に対
する固定構造も、これらの見付け面方向への突出片1
2、13の先端に、カバー材7、8の室外側端部におい
てこれらの突出片12、13の先端に突条をかしめ付け
あるいは共押しによって固定することにより、上枠3や
縦枠4においても結露が発生しにくい構造としている。
空気の温度は位置の面で低いところが高いところより低
温となり、結露が発生しやすいので、特に下枠2に本発
明の構造を採用することが重要である。
【0021】本発明を実施する場合、下枠2、上枠3、
縦枠4、障子5、カバー材6、突出片9の具体的構造や
組み合わせについては、種々の変更、付加が可能であ
る。
【0022】
【発明の効果】請求項1によれば、合成樹脂製カバー材
の室外側下面を下枠の突出片の上端に一体的に結合した
ので、カバー材と突出片との間の伝熱面積が狭くなり、
断熱性が向上し、防露性が向上する。この断熱性の向上
は、カバー材を断面L字形のアングルに形成してその垂
直部を突出片にリベットなどで結合する場合より顕著と
なる。また、カバー材をプレート状とすることにより、
樹脂材料が少なくなり、また、一体構造にしているの
で、工数がすくなくなり、安価となる。また、下枠とカ
バー材との接触面積が狭くなることにより、カバー材の
厚みを薄くすることができ、これにより、カバー材が障
子の室内側からの取付け、取外しの邪魔になることがな
い。
【0023】請求項2によれば、請求項1において、前
記下枠に前記カバー材を共押しまたはかしめにより固着
したので、固定具を要することなくカバー材を下枠に取
付けることができ、量産が容易となり、コスト低減を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるサッシの一実施の形態を示す縦断
面図である。
【図2】図1の横断面図である。
【図3】(A)は図1、図2の本実施の形態における躯
体への下枠およびカバー材の取付け構造の一例を示す縦
断面図、(B)はその拡大図である。
【符号の説明】
1:サッシ枠体、2:下枠、3:上枠、4:縦枠、5:
障子、6〜8:カバー材、6a:突条、9:突出片、1
0:化粧額縁、11:固定具、12、13:突出片

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれアルミニウム合金製押出形材より
    なる左右の縦枠と上枠と下枠とを組み合わせることによ
    りアングル無しサッシ枠体を構成し、 前記サッシ枠体内に障子を開閉自在にまたは嵌め殺し状
    に設け、 前記下枠の室内側には上方に突出した突出片を有し、 前記下枠の長手方向に長い合成樹脂製のカバー材の室外
    側下面を、前記突出片の上端に一体的に結合し、 前記カバー材を化粧額縁上に載置して固定してなること
    を特徴とするサッシ。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記下枠に前記カバー材を共押しまたはかしめにより固
    着したことを特徴とするサッシ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007113289A (ja) * 2005-10-20 2007-05-10 Sankyo Tateyama Aluminium Inc サッシ枠
JP2019178535A (ja) * 2018-03-30 2019-10-17 株式会社Lixil 建具

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JPH11303509A (ja) * 1998-04-22 1999-11-02 Sankyo Alum Ind Co Ltd 断熱サッシ

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