JP2002211606A - 合成樹脂製キャップ - Google Patents

合成樹脂製キャップ

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JP2002211606A
JP2002211606A JP2001003560A JP2001003560A JP2002211606A JP 2002211606 A JP2002211606 A JP 2002211606A JP 2001003560 A JP2001003560 A JP 2001003560A JP 2001003560 A JP2001003560 A JP 2001003560A JP 2002211606 A JP2002211606 A JP 2002211606A
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JP
Japan
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cap
cylindrical portion
packing
synthetic resin
tubular
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JP2001003560A
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Hidetoshi Hayashi
秀敏 林
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Shibazaki Seisakusho Ltd
Original Assignee
Shibazaki Seisakusho Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 密封性に優れた合成樹脂製キャップを提供す
る。 【解決手段】 天板部2とその周縁から垂下した筒部3
とを有するキャップ本体4と、このキャップ本体4内に
設けられたパッキン5とを備え、このパッキン5が、底
板部12と、底板部12の周縁から上方に延出した筒状
部13と、筒状部13の上端部から外方に延出した鍔部
14とを有し、天板部2の内面に、パッキン5の筒状部
13の内面13aに当接する筒状部支持部15が形成さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器口部を閉止す
る合成樹脂製キャップに関し、詳しくは密封性に優れた
合成樹脂製キャップに関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来の合成樹脂製キャップの一
例を示すもので、ここに示す合成樹脂製キャップ31
は、天板部2とその周縁から垂下した筒部3とを有する
キャップ本体4と、このキャップ本体4内に設けられた
パッキン5とを備えている。筒部3は水平スコア6によ
って上部の主部8と多数の細いブリッジ7によって主部
8の下端に連結されたTEリング部9とに区画されてい
る。主部8の内壁面には、容器口部の雄ネジに螺合する
ネジ部10が形成されている。TEリング部9の内壁面
には、キャップ31を開栓する際に容器に係止するウィ
ング11が設けられている。パッキン5は、比較的軟質
の合成樹脂材料からなり、底板部12と、この底板部1
2の周縁から上方に円筒状に延出した筒状部13と、こ
の筒状部13の上端部から径方向外方に延出した鍔部1
4とを有する。鍔部14は、筒状部13の上端部から外
方に向けて水平に延出する内周部14aと、内周部14
aの外周縁から下方に傾斜した外周部14bとを備えて
いる。
【0003】キャップ31を容器21の口部21aに巻
締めると、パッキン5の底板部12および筒状部13が
容器口部21a内に嵌入される。鍔部14の内周部14
aは、容器口部21aの開口端21cと天板部2との間
に挟まれた状態で開口端21cに当接し、この部分をシ
ールする。鍔部14の外周部14bは、開口端21cの
外周縁21dと天板部2との間に挟まれた状態で外周縁
21dに当接し、この部分をシールする。筒状部13
は、容器口部21aの内壁面21bに当接し、この部分
をシールする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】例えば高温条件(通常
70℃以上)で内容液の充填を行う、いわゆるホットパ
ックを実施した場合には、キャップ装着後、内容液の冷
却に伴い容器21内の圧力が低下する。またキャップ装
着後、容器21内の温度が高まると、容器21の内圧が
上昇する。上記従来のキャップ31では、容器内圧が変
化した場合に、パッキン5が変形し、その結果、特に筒
状部13と内壁面21bとの間の密着性が低下し、密封
性が低くなることがあった。本発明は上記事情に鑑みて
なされたもので、密封性に優れた合成樹脂製キャップを
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の合成樹脂製キャ
ップは、天板部とその周縁から垂下した筒部とを有する
キャップ本体と、このキャップ本体内に設けられたパッ
キンとを備え、このパッキンが、底板部と、該底板部の
周縁から上方に延出した筒状部と、該筒状部の上端部か
ら外方に延出した鍔部とを有し、天板部内面に、パッキ
ンの筒状部の内面に当接する筒状部支持部が形成されて
いることを特徴とする。筒状部支持部は、筒状に形成す
るのが好ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の合成樹脂製キャ
ップの一実施形態を示すもので、ここに示す合成樹脂製
キャップ1は、天板部2とその周縁から垂下した筒部3
とを有するキャップ本体4と、このキャップ本体4内に
設けられたパッキン5とを備えている。天板部2内面の
最外周部には、下方に向けて拡径するように傾斜する傾
斜面2aが形成されている。筒部3は、水平スコア6に
よって上部の主部8と、多数の細いブリッジ7によって
主部8の下端に連結されたタンパーエビデンスリング部
(TEリング部)9とに区画されている。主部8の内周
壁面には、このキャップ1が装着される容器21の口部
21aに形成された雄ネジ22に螺合するネジ部10が
形成されている。TEリング部9の内壁面には、キャッ
プ1を開栓する際に容器21の膨出段部23に係止して
TEリング部9の移動を阻止する係止手段であるウィン
グ11が設けられている。ウィング11は、起伏可能な
板状に形成されている。キャップ本体4は、ポリエチレ
ン、ポリプロピレンなどの合成樹脂によって形成されて
いる。
【0007】パッキン5は、比較的軟質の合成樹脂材料
からなり、容器口部21a内に嵌入される外径を有する
底板部12と、この底板部12の周縁から上方に円筒状
に延出した筒状部13と、この筒状部13の上端部から
径方向外方に延出した鍔部14とを有する。底板部12
は、中央部12aと、その周縁から上方に向けて漸次拡
径する外周部12bとからなり、その厚さは、0.1〜
2mmの範囲とするのが好ましい。筒状部13の外径
は、キャップ1を装着するべき容器口部21aの内径に
ほぼ等しいか、またはやや大きくなるように設定するの
が好ましい。筒状部13の厚さは、0.5〜3mmの範
囲とするのが好ましい。鍔部14は、筒状部13の上端
部から径方向外方に水平に延出する内周部14aと、内
周部14aの外周縁から下方に向けて拡径するように傾
斜して延出する外周部14bとを備えている。これら内
周部14aおよび外周部14bの幅は、キャップ1を装
着するべき容器口部の開口端の寸法に応じて適宜設定さ
れる。鍔部14の厚さは0.5〜3mmとするのが好ま
しい。
【0008】本実施形態のキャップ1では、天板部2の
内面に、パッキン5の筒状部13の内面13aに当接す
る筒状部支持部15が突出形成されている。筒状部支持
部15は、筒状部13を支持し筒状部13が内方に変形
するのを防ぐためのもので、円筒状に形成され、その外
面15aが、全周にわたって筒状部内面13aに当接す
るようされている。
【0009】筒状部支持部15の突出長さは、1〜5m
m(好ましくは2〜4mm)とするのが好適である。こ
の突出長さが上記範囲未満であると密封性を高める効果
が低下する。またこの突出長さが上記範囲を越えると、
その分パッキン5の筒状部13を長く形成することにな
り、パッキン5を容器口部21a内に嵌入させる操作が
しにくくなる。筒状部支持部15の厚さは、0.5〜5
mm(好ましくは1〜3mm)とするのが好適である。
この厚さが上記範囲未満であると、筒状部支持部15の
強度が低下し変形しやすくなり、密封性を高める効果が
低下する。またこの厚さが上記範囲を越えると、樹脂使
用量が多くなり材料コストの点で不利となる。
【0010】このキャップ1は、キャップ本体4とパッ
キン5とを別々に圧縮成形などにより成形し、得られた
キャップ本体4内にパッキン5を押し込んで装着するこ
とによって作製することができる。
【0011】以下、キャップ1の閉栓時の動作について
図1を参照して説明する。キャップ1を容器口部21a
に巻締めると、パッキン5の底板部12および筒状部1
3が容器口部21a内に嵌入される。鍔部14の内周部
14aは、容器口部21aの開口端21cと天板部2と
の間に挟まれた状態で開口端21cに隙間なく当接し、
この部分をシールする。鍔部14の外周部14bは、開
口端21cの外周縁21dと、天板部2の傾斜面2aと
の間に挟まれた状態で外周縁21dに隙間なく当接し、
この部分をシールする。筒状部13は、容器口部21a
の内壁面21bと筒状部支持部15との間に挟まれた状
態で内壁面21bに隙間なく当接し、この部分をシール
する。
【0012】例えば、容器21に内容液を充填する方法
として、高温条件(通常70℃以上)で充填を行う、い
わゆるホットパックを実施した場合には、キャップ装着
後、内容液の冷却に伴い容器21内の圧力が低下する。
またキャップ装着後、容器21内の温度が高まると、容
器21の内圧が上昇する。このように、容器内圧が変化
した場合には、パッキン5、特に底板部12が上方また
は下方に膨出変形することがある。パッキン5が変形し
た場合には、筒状部13に対し、径方向内方に向けて力
が加えられることがある。例えば底板部12が膨出変形
した場合には、筒状部13下端に内方(底板部12の径
が小さくなる方向)への力が加えられる。
【0013】本実施形態のキャップ1では、天板部2の
内面に、パッキン5の筒状部13の内面13aに当接す
る筒状部支持部15が形成されているので、筒状部13
に対し径方向内方に向けて力が加えられた場合でも、筒
状部13が内方に変形するのを防ぐことができる。この
ため、筒状部13と内壁面21bとの密着性を高く維持
し、密封性の低下を防ぐことができる。
【0014】また筒状部支持部15を筒状に形成したの
で、キャップ装着時において、筒状部支持部15を、筒
状部13に全周にわたって当接させることができる。こ
のため、筒状部13の内方変形を全周にわたり確実に防
ぎ、優れた密封性を得ることができる。
【0015】上記実施形態のキャップ1では、筒状部支
持部15を円筒状としたが、本発明において、筒状部支
持部は、筒状部を支持し筒状部の内方変形を防ぐことが
できれば、その形状は例示したものに限定されない。例
えば筒状部支持部は、周方向に不連続的に形成されてい
てもよい。また複数の筒状部支持部を周方向に沿って間
隔をおいて形成してもよい。
【0016】なお、上述した実施形態においては、TE
リング部9の内面に多数のウイング11を設けたキャッ
プ1を例示したが、TEリング部9における係止手段は
ウイング11に限定されることなく、例えば特開平2−
296666号公報に記載されているタブ手段と干渉ビ
ードとを含むタイプの係止手段や、本出願人が既に特許
出願をしている特願平6−228514号、同6−24
6619号、同6−275415号、同6−30780
4号、同6−313837号、同7−84315号、同
7−109850号にそれぞれ記載された容器側の係止
爪と、TEリング部側の係止突起とを組み合わせた係止
手段を採用しても良い。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の合成樹脂
製キャップにあっては、天板部の内面に、パッキンの筒
状部の内面に当接する筒状部支持部が形成されているの
で、筒状部が径方向内方に変形するのを防ぐことができ
る。このため、筒状部と内壁面との密着性を高く維持
し、密封性の低下を防ぐことができる。また筒状部支持
部を筒状に形成することによって、キャップ装着時にお
いて、筒状部支持部を、筒状部に全周にわたって当接さ
せることができる。このため、筒状部の内方変形を確実
に防ぎ、優れた密封性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の合成樹脂製キャップの一実施形態
を示す断面図である。
【図2】 従来の合成樹脂製キャップの一例を示す断
面図である。
【符号の説明】
1・・・合成樹脂製キャップ、2・・・天板部、3・・・筒部、
4・・・キャップ本体、5・・・パッキン、12・・・底板部、
13・・・筒状部、14・・・鍔部、15・・・筒状部支持部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天板部(2)とその周縁から垂下した
    筒部(3)とを有するキャップ本体(4)と、このキャ
    ップ本体内に設けられたパッキン(5)とを備え、この
    パッキンが、底板部(12)と、該底板部の周縁から上
    方に延出した筒状部(13)と、該筒状部の上端部から
    外方に延出した鍔部(14)とを有する合成樹脂製キャ
    ップであって、 天板部内面に、パッキンの筒状部の内面(13a)に当
    接する筒状部支持部(15)が形成されていることを特
    徴とする合成樹脂製キャップ。
  2. 【請求項2】 筒状部支持部は、筒状に形成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の合成樹脂製キャッ
    プ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101251325B1 (ko) * 2010-03-10 2013-04-05 가부시키가이샤 마루이치 후지이 밀폐 보존용기의 캡

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